JPH05256206A - 気化器のバイパスホール加工方法および可変ベンチュリ型気化器 - Google Patents

気化器のバイパスホール加工方法および可変ベンチュリ型気化器

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JPH05256206A
JPH05256206A JP8821592A JP8821592A JPH05256206A JP H05256206 A JPH05256206 A JP H05256206A JP 8821592 A JP8821592 A JP 8821592A JP 8821592 A JP8821592 A JP 8821592A JP H05256206 A JPH05256206 A JP H05256206A
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JP
Japan
Prior art keywords
carburetor
throttle valve
intake passage
bypass hole
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP8821592A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Okazawa
宏 岡澤
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Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mikuni Corp filed Critical Mikuni Corp
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットルバルブに対するバイパスホールの
位置精度を高め、これにより低速燃料系の燃料流量精度
を高める。 【構成】 気化器本体20にはボディ30が嵌合され、
このボディ30内方の通路31が気化器本体20内方の
通路21と連通して吸気通路を形成する。低速燃料系の
バイパスホール25は、気化器本体20にボディ30を
嵌合させる前で、かつスロットルバルブ23の組付け後
に、スロットルバルブ23の全閉位置またはアイドル開
度を基準として、通路21の内側から気化器本体20の
外方に向けて(矢印A方向)穿設される。これにより、
スロットルバルブ23に対するバイパスホール25の位
置精度は大幅に高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二輪車等の気化器のバ
イパスホール加工方法およびその加工方法に適した構造
を有する可変ベンチュリ型気化器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来可変ベンチュリ型気化器において
は、スロットルボアの内壁に低速燃料系のバイパスホー
ルを設ける場合、気化器本体に形成されたスロットルシ
ャフトの支持孔のセンターを基準として、気化器本体の
フロート室側に設けたバイパスホールのすて穴側より吸
気通路内に向かって加工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしスロットルシャ
フトの支持孔のセンターを基準としてバイパスホールを
加工すると、その加工精度が公差内であってもスロット
ルシャフトおよびスロットルバルブの部品精度・組付け
精度によってはバイパスホールとスロットルバルブとの
相対位置に誤差が生じる。すなわち、スロットルバルブ
に対するバイパスホールの位置精度を確保することが非
常に困難であり、ひいては気化器の低速燃料系の燃料流
量精度の低下を招くおそれがある。これは、排出ガス規
制が年々厳しくなってきている状況下では大きな問題で
ある。本発明は、スロットルバルブに対するバイパスホ
ールの位置精度を高めることができ、これにより低速燃
料系の燃料流量精度を高めることができるバイパスホー
ルの加工方法およびその加工方法に適した構造の可変ベ
ンチュリ型気化器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る気化器のバ
イパスホール加工方法は、気化器に低速燃料系のバイパ
スホールを設けるバイパスホール加工方法であって、所
定の開度にあるスロットルバルブの位置を基準として、
吸気通路の内から外に向けて加工することを特徴として
いる。本発明に係る可変ベンチュリ型気化器は、第1の
吸気通路およびバイパスホールを有する気化器本体と、
第1の吸気通路内に設けられたスロットルバルブと、気
化器本体におけるスロットルバルブの近傍に嵌合可能
で、かつ、第1の吸気通路と連通する第2の吸気通路お
よびこの第2の吸気通路と所定の角度を以て連通するガ
イド孔を有する嵌合部材と、嵌合部材にガイド孔に沿っ
て摺動可能に支持され、ガイド孔から吸気通路内に突出
可能なバルブとを備え、バイパスホールは、嵌合部材を
気化器本体に嵌合しない状態で、気化器本体のスロット
ルバルブの近傍に第1の吸気通路の内面側から加工され
ることを特徴としている。
【0005】
【実施例】以下図示実施例により、本発明を説明する。
図1および図2は、本発明の一実施例である可変ベンチ
ュリ型気化器の構成を示す図である。これらの図におい
て、気化器本体20にはダイヤフラム機構(図示しな
い)のボディ30が嵌合され、このボディ30内方の通
路31が気化器本体20内方の通路21と連通して吸気
通路が形成される。吸気通路内には、ダイヤフラム機構
により上下動されるピストンバルブ40が突出し、縦断
面積の可変なベンチュリ部41が形成される。吸気通路
内におけるベンチュリ部41の下流側には、バタフライ
式のスロットルバルブ23が設けられており、このスロ
ットルバルブ23により空気量が制御される。
【0006】気化器本体20の上面には、ボディ30を
嵌合可能な開口部24が通路21に開口して設けられ
る。気化器本体20の通路21には、開口部24と対向
する位置にメータリングジェット嵌合孔22が設けられ
る。メータリングジェット嵌合孔22には、図示しない
メータリングジェットが嵌合される。メータリングジェ
ットは、図示しない主燃料系に連通する。気化器本体2
0におけるメータリングジェット嵌合孔22の図2中上
下側には、ボディ位置決め孔26が設けられる。ボディ
位置決め孔26はそれぞれ、メータリングジェット嵌合
孔22(図1)の中心を通るY軸がその中心を通るよう
に配置され、開口部24に嵌合されたボディ30を位置
決めする。気化器本体20とボディ30との間には、気
密性保持のためのシール材33が介在される。
【0007】通路21におけるスロットルバルブ23近
傍の所定位置には、バイパスホール25が設けられる。
バイパスホール25は、スロージェット(図示しない)
およびスロットルバルブ23の下流側に開口されたアイ
ドルポート(図示しない)とともに低速燃料系を構成す
る。すなわち、スロットルバルブ23が全閉状態よりも
わずかに開いたアイドル運転時の開度である場合、アイ
ドルポートがスロージェットを介して供給される燃料を
吸気通路内に導入する。この際、バイパスホール25は
吸気をスロットルバルブ23上流側からアイドルポート
へ導入する。バイパスホール25からアイドルポートへ
導入される吸気の量は、スロットルバルブ23の開度、
すなわちバイパスホール25とスロットルバルブ23と
の相対位置に微妙に影響される。スロットルバルブ23
がアイドル開度から所定の位置まで開かれると、バイパ
スホール25の役割は吸気を導入することからアイドル
ポートとともに燃料を流出させることに変わる。
【0008】このバイパスホール25は、気化器本体2
0にボディ30を嵌合させる前で、かつスロットルバル
ブ23の組付け後に、スロットルバルブ23の全閉位置
またはアイドル開度を基準として、通路21の内側から
気化器本体20の外方に向けて(矢印A方向)穿設され
る。これにより、スロットルシャフト27の支持孔(図
示しない)のセンターを基準として、気化器本体20の
外側から通路21の内方に向けて加工する場合に比較し
て、スロットルバルブ23に対するバイパスホール25
の位置精度を大幅に高めることができ、低速燃料系から
通路21内に供給される燃料の流量精度向上を図ること
ができる。また、寸法測定時の測定者のノゾキ方向を加
工する方向と同じ矢印A方向とし、読み取り誤差をなく
して測定の信頼性を確保できる。
【0009】ボディ30には、通路31とほぼ直交する
ように通路31の上側に貫通してガイド孔35が設けら
れる。ガイド孔35は、ボディ30が気化器本体20に
嵌合された際、その下端部が気化器本体20のメータリ
ングジェット嵌合孔22の位置にほぼ一致するように配
置される。ガイド孔35にはピストンバルブ40が嵌挿
可能であり、内面にてピストンバルブ40の摺動面が形
成される。ガイド孔35の内面には、ボディ30を気化
器本体20に嵌合させる前に、予めブローチ加工が施さ
れる。これにより、ガイド孔35にピストンバルブ40
を嵌挿させた際、ガイド孔35の内面とピストンバルブ
40とのクリアランスを全周に渡ってほぼ一定の値とす
ることができ、ピストンバルブ40周りからの混合気、
また吸気のリーク量を減少させることができる。また、
ブローチ加工は、ボディ30を気化器本体20に嵌合す
る前に行われるので、気化器本体20側に加工のための
構造上の変更を必要とすることなく、ガイド孔35をピ
ストンバルブ40の形状に応じた種々の形状(図3〜図
5参照)に容易に変更可能であり、大幅なコスト低減を
図ることができる。なお、図3〜図5中の矢印は、吸気
の流れる方向を示している。
【0010】ピストンバルブ40は、上流側の側面を平
面状に形成され、かつ、下流側の側面を横断面にて円弧
状に形成される。ピストンバルブ40の上流側の側面
は、他の部位よりも幅方向両側(図2中上下側)に突出
するように形成される。ピストンバルブ40の上面に
は、ダイヤフラム機構をOリングを介して取り付けるた
めのOリング用溝42が設けられる。このピストンバル
ブ40は、Oリング用溝42にOリング(図示せず)を
介して取り付けられたダイヤフラム機構によりボディ3
0に支持され、ガイド孔35に摺動可能に嵌挿されて吸
気通路内に突出可能である。すなわちピストンバルブ4
0は、スロットルバルブ23が閉方向に動かされると、
ガイド孔35内を摺動しながら吸気通路内に突出してベ
ンチュリ面積を減少させ、メータリングジェット付近の
空気の流速の低下を防止する。ピストンバルブ40の先
端部には、吸気通路内に突出して貫通するメータリング
ニードル(図示しない)が着脱自在に支持される。この
メータリングニードルは、メータリングジェットに挿入
された先端部がピストンバルブ40の上下動とともに移
動されることにより、メータリングジェットの燃料通路
横断面積を制御する。
【0011】以上のように上記実施例によれば、低速燃
料系のバイパスホール25を、気化器本体20にボディ
30を嵌合させる前で、かつスロットルバルブ23の組
付け後に穿設するので、スロットルバルブ23の全閉位
置またはアイドル開度を基準として矢印A方向に向けて
加工することができる。これにより、スロットルシャフ
ト27を支持させる孔のセンターを基準として矢印A方
向と逆方向に向けて加工する場合に比較して、スロット
ルバルブ23に対するバイパスホール25の位置精度を
大幅に高めることができ、低速燃料系から通路21内に
供給される燃料の流量精度向上を図ることができる。
【0012】また、異形のピストンバルブ40を用いる
ことにより、通常用いられる円柱状のピストンバルブを
用いる場合に比較して、吸入効率、トランジェント特
性、セッティング性等の向上を図ることができる。さら
に、ピストンバルブ40のバルブ摺動面を形成するガイ
ド孔35がボディ30に形成されるので、ガイド孔35
の上流側バルブ摺動面を気化器本体20に形成し、かつ
下流側バルブ摺動面を気化器本体20に嵌合した別体の
ブロックに形成する場合に比較して、部品点数および組
付け工数を削減でき、高い寸法精度とコスト低減を達成
することができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スロット
ルバルブに対するバイパスホールの位置精度を高めるこ
とができ、これにより低速燃料系の燃料流量精度を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る可変ベンチュリ型気化
器を示す縦断面図である。
【図2】図1の可変ベンチュリ型気化器の上面図であ
る。
【図3】ボディのガイド孔およびピストンバルブの形状
の一例を示す上面図である。
【図4】ボディのガイド孔およびピストンバルブの形状
の他の例を示す上面図である。
【図5】ボディのガイド孔およびピストンバルブの形状
のさらに他の例を示す上面図である。
【符号の説明】
20 気化器本体 21 第1の吸気通路 23 スロットルバルブ 25 バイパスホール 30 ボディ(嵌合部材) 31 第2の吸気通路 35 ガイド孔 40 ピストンバルブ(バルブ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気化器に低速燃料系のバイパスホールを
    設けるバイパスホール加工方法であって、所定の開度に
    あるスロットルバルブの位置を基準として、吸気通路の
    内から外に向けて加工することを特徴とする気化器のバ
    イパスホール加工方法。
  2. 【請求項2】 第1の吸気通路およびバイパスホールを
    有する気化器本体と、第1の吸気通路内に設けられたス
    ロットルバルブと、気化器本体におけるスロットルバル
    ブの近傍に嵌合可能で、かつ、第1の吸気通路と連通す
    る第2の吸気通路およびこの第2の吸気通路と所定の角
    度を以て連通するガイド孔を有する嵌合部材と、嵌合部
    材にガイド孔に沿って摺動可能に支持され、ガイド孔か
    ら吸気通路内に突出可能なバルブとを備え、バイパスホ
    ールは、嵌合部材を気化器本体に嵌合しない状態で、気
    化器本体のスロットルバルブの近傍に第1の吸気通路の
    内面側から加工されることを特徴とする可変ベンチュリ
    型気化器。
JP8821592A 1992-03-13 1992-03-13 気化器のバイパスホール加工方法および可変ベンチュリ型気化器 Pending JPH05256206A (ja)

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