JPH06117314A - 燃料噴射装置 - Google Patents
燃料噴射装置Info
- Publication number
- JPH06117314A JPH06117314A JP3125289A JP12528991A JPH06117314A JP H06117314 A JPH06117314 A JP H06117314A JP 3125289 A JP3125289 A JP 3125289A JP 12528991 A JP12528991 A JP 12528991A JP H06117314 A JPH06117314 A JP H06117314A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injector
- throttle valve
- fuel
- air
- combustion chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 スロットル弁３寄りに配設されスロットル弁
３がほぼ全開の状態で燃料を噴射する第１インジェクタ
４と、この第１インジェクタ４の下流側に配設され少な
くともスロットル弁３の開度が小さい状態で燃料を噴射
する第２インジェクタ５とからなる燃料噴射装置１。 【効果】 小容量の第２インジェクタ５をスロットル弁
３から十分に離し、且つ燃焼室Ｆに近づけて設けたこと
で、低回転域の応答性が良好となり、又、大容量の第１
インジェクタ４をスロットル弁３の近くに燃焼室Ｆから
十分に離して設けたことで、空気と燃料の混合が良好と
なり高出力が得られ、もって、低回転域から高回転域ま
でエンジンの良好な性能を引き出すことが出来る。
３がほぼ全開の状態で燃料を噴射する第１インジェクタ
４と、この第１インジェクタ４の下流側に配設され少な
くともスロットル弁３の開度が小さい状態で燃料を噴射
する第２インジェクタ５とからなる燃料噴射装置１。 【効果】 小容量の第２インジェクタ５をスロットル弁
３から十分に離し、且つ燃焼室Ｆに近づけて設けたこと
で、低回転域の応答性が良好となり、又、大容量の第１
インジェクタ４をスロットル弁３の近くに燃焼室Ｆから
十分に離して設けたことで、空気と燃料の混合が良好と
なり高出力が得られ、もって、低回転域から高回転域ま
でエンジンの良好な性能を引き出すことが出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの燃焼室へ適量
の燃料を噴射せしめる燃料噴射装置に関する。
の燃料を噴射せしめる燃料噴射装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】車両等のエンジンにおいて、低回転域か
ら高回転域まで応答性の良いものが求められ、燃焼室へ
連なる吸気通路に２本のインジェクタを備えたものが提
案されている。
ら高回転域まで応答性の良いものが求められ、燃焼室へ
連なる吸気通路に２本のインジェクタを備えたものが提
案されている。
【０００３】例えば特開平２−２２１６５９号公報の第
５図や第２２図には、吸気通路に段違いに又は対向して
大容量のメインインジェクタ５１と小容量のサブインジ
ェクタ５２が設けられている。
５図や第２２図には、吸気通路に段違いに又は対向して
大容量のメインインジェクタ５１と小容量のサブインジ
ェクタ５２が設けられている。
【０００４】高速回転時にメインインジェクタ５１が作
動し、低速回転時にサブインジェクタ５２が作動するの
で、低速から高速まで応答性が良いとされている。
動し、低速回転時にサブインジェクタ５２が作動するの
で、低速から高速まで応答性が良いとされている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記第５図及び第２２
図でスロットル弁５８がほぼ全開の場合は、スロットル
弁５８の流路抵抗は小さく、吸気通路の空気流れは均一
であり噴射された燃料は良好に空気と混合する。
図でスロットル弁５８がほぼ全開の場合は、スロットル
弁５８の流路抵抗は小さく、吸気通路の空気流れは均一
であり噴射された燃料は良好に空気と混合する。
【０００６】しかし、スロットル弁５８が絞られた場合
は、空気通路の吸気流れは不均一になり、噴射された燃
料は乱れの影響をそのまま受け、燃焼上好ましいとはい
えない状態になる場合がある。特に、上記第５図の如
く、スロットル弁５８の直下にサブインジェクタ５２が
ある場合には乱れの影響が大きく、低回転域での安定性
を保つことが難しい場合がある。
は、空気通路の吸気流れは不均一になり、噴射された燃
料は乱れの影響をそのまま受け、燃焼上好ましいとはい
えない状態になる場合がある。特に、上記第５図の如
く、スロットル弁５８の直下にサブインジェクタ５２が
ある場合には乱れの影響が大きく、低回転域での安定性
を保つことが難しい場合がある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記した従来の欠点を解
消しつつ、更なる改良を図るべく本発明は、燃焼室へ連
なる吸気通路に、スロットル弁を介設し且つこのスロッ
トル弁の下流側に複数のインジェクタを設けた燃料噴射
装置において、前記インジェクタは、スロットル弁寄り
に配設されスロットル弁がほぼ全開の状態で燃料を噴射
する第１インジェクタと、この第１インジェクタの下流
側に配設され少なくともスロットル弁の開度が小さい状
態で燃料を噴射する第２インジェクタとからなることを
特徴とする。
消しつつ、更なる改良を図るべく本発明は、燃焼室へ連
なる吸気通路に、スロットル弁を介設し且つこのスロッ
トル弁の下流側に複数のインジェクタを設けた燃料噴射
装置において、前記インジェクタは、スロットル弁寄り
に配設されスロットル弁がほぼ全開の状態で燃料を噴射
する第１インジェクタと、この第１インジェクタの下流
側に配設され少なくともスロットル弁の開度が小さい状
態で燃料を噴射する第２インジェクタとからなることを
特徴とする。
【０００８】
【作用】低速回転時、スロットル弁が絞られた状態では
第２インジェクタから燃料を噴射し、高速回転時、スロ
ットル弁がほぼ全開の状態では第１インジェクタのみ又
は第１・第２インジェクタから燃料を噴射する。
第２インジェクタから燃料を噴射し、高速回転時、スロ
ットル弁がほぼ全開の状態では第１インジェクタのみ又
は第１・第２インジェクタから燃料を噴射する。
【０００９】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。
説明する。
【００１０】図１は本発明にかかる燃料噴射装置図であ
り、燃料噴射装置１は、燃焼室Ｆに連なる吸気通路２に
介設されたスロットル弁３の下流側に流れに沿って段違
いに配置された第１インジェクタ４と第２インジェクタ
５とからなる。６はシリンダヘッド７に摺動自在に係止
されている吸気弁、８は排気弁、９は排気通路である。
り、燃料噴射装置１は、燃焼室Ｆに連なる吸気通路２に
介設されたスロットル弁３の下流側に流れに沿って段違
いに配置された第１インジェクタ４と第２インジェクタ
５とからなる。６はシリンダヘッド７に摺動自在に係止
されている吸気弁、８は排気弁、９は排気通路である。
【００１１】前記第１インジェクタ４は燃料の噴射容量
が大きく且つ噴射角が大きい。一方、第２インジェクタ
５は燃料の噴射容量が小さく且つ噴射角が小さく、スロ
ットル弁３から一定距離離れた位置に取付けられてい
る。
が大きく且つ噴射角が大きい。一方、第２インジェクタ
５は燃料の噴射容量が小さく且つ噴射角が小さく、スロ
ットル弁３から一定距離離れた位置に取付けられてい
る。
【００１２】以上の構成からなる燃料噴射装置の作用を
次に述べる。図２（ａ）〜（ｃ）は本発明の燃料噴射装
置の作用図であり、図２（ａ）はエンジンが低速回転域
でスロットル弁３が絞られた状態を示す。
次に述べる。図２（ａ）〜（ｃ）は本発明の燃料噴射装
置の作用図であり、図２（ａ）はエンジンが低速回転域
でスロットル弁３が絞られた状態を示す。
【００１３】図２（ａ）において、空気Ａ１はスロット
ル弁３で絞られるために、弁３の直後では大いに乱れ、
且つ吸気通路２の断面方向では不均一な流れとなる。
ル弁３で絞られるために、弁３の直後では大いに乱れ、
且つ吸気通路２の断面方向では不均一な流れとなる。
【００１４】その後、空気Ａ１は流下に伴なって拡散
し、徐々に均一化され、そこに第２インジェクタ５から
の燃料が混入される。
し、徐々に均一化され、そこに第２インジェクタ５から
の燃料が混入される。
【００１５】更に、第２インジェクタ５は狭い噴射角θ
2で燃焼室Ｆに近い吸気通路壁２ａを狙って燃料を噴射
するので噴射された燃料は乱れた空気Ａ１の影響を受け
ずに混合し、この後に燃焼室Ｆに導入されるので、図２
（ａ）において、低回転域における応答性（レスポン
ス）は良好である。
2で燃焼室Ｆに近い吸気通路壁２ａを狙って燃料を噴射
するので噴射された燃料は乱れた空気Ａ１の影響を受け
ずに混合し、この後に燃焼室Ｆに導入されるので、図２
（ａ）において、低回転域における応答性（レスポン
ス）は良好である。
【００１６】図２（ｂ）はエンジンが高速回転域でスロ
ットル弁３がほぼ全開の状態を示す。吸気通路２を通る
空気Ａ２はスロットル弁３の流路抵抗が零に近いので、
乱れぬまま均一に流下する。この空気Ａ２に第１インジ
ェクタ４は、広い噴射角θ1で燃料を噴射する。空気Ａ
２は大流量でかつ均一な流れなので、燃料と良好に混合
し、そのまま燃焼室Ｆに導かれる。よって、高速回転域
の高出力が得られる。
ットル弁３がほぼ全開の状態を示す。吸気通路２を通る
空気Ａ２はスロットル弁３の流路抵抗が零に近いので、
乱れぬまま均一に流下する。この空気Ａ２に第１インジ
ェクタ４は、広い噴射角θ1で燃料を噴射する。空気Ａ
２は大流量でかつ均一な流れなので、燃料と良好に混合
し、そのまま燃焼室Ｆに導かれる。よって、高速回転域
の高出力が得られる。
【００１７】図２（ｃ）はエンジンが高速回転域にある
場合に、第１・第２インジェクタ４，５の双方を作動さ
せた場合を示し、均一に流下する空気Ａ３に両方のイン
ジェクタ４，５から燃料を噴射し混入するものである。
場合に、第１・第２インジェクタ４，５の双方を作動さ
せた場合を示し、均一に流下する空気Ａ３に両方のイン
ジェクタ４，５から燃料を噴射し混入するものである。
【００１８】次に、図１のエンジンをベンチ試験した結
果を述べる。図２（ａ）の状態、すなわちスロットル弁
３を絞った状態で、燃料をカットしたままでエンジンを
回転し、次に燃料を噴射してから排気系に取付けたセン
サが反応するまでの時間を計測したところ、応答時間は
従来のものより、良くなったことが確認された。これ
は、噴射された燃料が空気流れの乱れの影響を受けてい
ないためである。
果を述べる。図２（ａ）の状態、すなわちスロットル弁
３を絞った状態で、燃料をカットしたままでエンジンを
回転し、次に燃料を噴射してから排気系に取付けたセン
サが反応するまでの時間を計測したところ、応答時間は
従来のものより、良くなったことが確認された。これ
は、噴射された燃料が空気流れの乱れの影響を受けてい
ないためである。
【００１９】また、図２（ｂ），（ｃ）の状態、即ちス
ロットル弁３が全開の状態では、従来の技術の項で述べ
た第５図や第２２図のものとほぼ同等であった。これ
は、第１インジェクタ４がスロットル弁３の直下にある
にもかかわらず、スロットル弁の流路抵抗が零に近く空
気流れに乱れがないために、燃料との混合が良好である
ことによる。
ロットル弁３が全開の状態では、従来の技術の項で述べ
た第５図や第２２図のものとほぼ同等であった。これ
は、第１インジェクタ４がスロットル弁３の直下にある
にもかかわらず、スロットル弁の流路抵抗が零に近く空
気流れに乱れがないために、燃料との混合が良好である
ことによる。
【００２０】
【発明の効果】以上に述べた通り本発明は、小容量の第
２インジェクタをスロットル弁から十分に離し、且つ燃
焼室に近づけて設けたことで、低回転域の応答性が良好
となり、又、大容量の第１インジェクタをスロットル弁
の近くに燃焼室から十分に離して設けたことで、空気と
燃料の混合が良好となり高出力が得られ、もって、本発
明によれば低回転域から高回転域までエンジンの良好な
性能を引き出すことが出きる。
２インジェクタをスロットル弁から十分に離し、且つ燃
焼室に近づけて設けたことで、低回転域の応答性が良好
となり、又、大容量の第１インジェクタをスロットル弁
の近くに燃焼室から十分に離して設けたことで、空気と
燃料の混合が良好となり高出力が得られ、もって、本発
明によれば低回転域から高回転域までエンジンの良好な
性能を引き出すことが出きる。
【図１】本発明に係る燃料噴射装置の図
【図２】本発明の燃料噴射装置の作用図
１…燃料噴射装置、２…吸気通路、３…スロットル弁、
４…第１インジェクタ、５…第２インジェクタ、Ｆ…燃
焼室。
４…第１インジェクタ、５…第２インジェクタ、Ｆ…燃
焼室。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年６月１日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る燃料噴射装置の図
【図２】本発明の燃料噴射装置の作用図
【図３】本発明の燃料噴射装置の作用図
【符号の説明】 １…燃料噴射装置、２…吸気通路、３…スロットル弁、
４…第１インジェクタ、５…第２インジェクタ、Ｆ…燃
焼室。
４…第１インジェクタ、５…第２インジェクタ、Ｆ…燃
焼室。
Claims (1)
- 【請求項１】 燃焼室へ連なる吸気通路に、スロットル
弁を介設し且つこのスロットル弁の下流側に複数のイン
ジェクタを設けた燃料噴射装置において、前記インジェ
クタは、スロットル弁寄りに配設されスロットル弁がほ
ぼ全開の状態で燃料を噴射する第１インジェクタと、こ
の第１インジェクタの下流側に配設され少なくともスロ
ットル弁の開度が小さい状態で燃料を噴射する第２イン
ジェクタとからなることを特徴とした燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3125289A JPH06117314A (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3125289A JPH06117314A (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 燃料噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06117314A true JPH06117314A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=14906397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3125289A Pending JPH06117314A (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06117314A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003262175A (ja) * | 2002-03-07 | 2003-09-19 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関 |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP3125289A patent/JPH06117314A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003262175A (ja) * | 2002-03-07 | 2003-09-19 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990330 |