JPH07310599A - 気化器 - Google Patents

気化器

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JPH07310599A
JPH07310599A JP12703294A JP12703294A JPH07310599A JP H07310599 A JPH07310599 A JP H07310599A JP 12703294 A JP12703294 A JP 12703294A JP 12703294 A JP12703294 A JP 12703294A JP H07310599 A JPH07310599 A JP H07310599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slow
passage
fuel
pressure
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12703294A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Okada
圭市 岡田
Tokihiko Aoshiro
時彦 青代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEIKEI KIKAKI KK
TK Carburetor Co Ltd
Original Assignee
TEIKEI KIKAKI KK
TK Carburetor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TEIKEI KIKAKI KK, TK Carburetor Co Ltd filed Critical TEIKEI KIKAKI KK
Priority to JP12703294A priority Critical patent/JPH07310599A/ja
Publication of JPH07310599A publication Critical patent/JPH07310599A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定したエンジンのアイドリング運転を確保
しつつ良好な加速運転と良好なエミッションが得られる
ようにした気化器を提供する。 【構成】 スロージェット23を介して供給される燃料を
スローエア通路27から供給される空気と混合して泡状化
し、アイドルポート20およびバイパスポート21から吸気
通路3に噴出させるスロー燃料系統を備える気化器にお
いて、スロットルバルブが所定の開度以下のときはエン
ジンの吸気負圧を受けず、スロットルバルブが所定の開
度以上になったときにはエンジンの吸気負圧を受ける位
置の吸気通路内壁面に圧力ポート30を設け、この圧力ポ
ートを圧力通路31を介して前記スローエア通路に連通さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として車両用エンジ
ンに搭載される気化器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種気化器はメイン燃料系統の
他にスロー燃料系統を有しており、エンジンの低速およ
び中速運転時にはスロー燃料系統から燃料を供給してい
る。そして、このスロー燃料系統は、主としてアイドリ
ング時に吸気通路に燃料を供給するアイドルポートと、
アイドル運転からメイン燃料系統の燃料が出始めるまで
の間、燃料のつながり特性を良くするため、アイドル開
度の時のスロットルバルブ周縁からやや上流にかけて吸
気通路壁面に開口したバイパスポートとを備えている。
【0003】
【従来技術の問題点】上記気化器においては、加速すべ
くスロットルバルブが急激に開弁せしめられるとアイド
ルポートに加わる負圧が急激に小さくなるためにスロー
燃料通路内の負圧も急激に小さくなり、斯くしてスロー
燃料通路から燃料を吸い出すことができなくなる。その
結果、スロー燃料系統から供給される燃料が減少するた
めにエンジンに供給される混合気が薄くなり、斯くして
良好な加速運転が得られないばかりでなく排気エミッシ
ョンが悪化するという問題を生じる。
【0004】本発明は安定したエンジンのアイドリング
運転を確保しつつ良好な加速運転と良好なエミッション
が得られるようにした気化器を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための技術手段】本発明は、スロー
ジェットを介して供給される燃料をスローエア通路から
供給される空気と混合して泡状化し、アイドルポートお
よびバイパスポートから吸気通路に噴出させるスロー燃
料系統を備える気化器において、スロットルバルブが所
定の開度以下のときはエンジンの吸気負圧を受けず、ス
ロットルバルブが所定の開度以上になったときにはエン
ジンの吸気負圧を受ける位置の吸気通路内壁面に圧力ポ
ートを設け、この圧力ポートを前記スローエア通路に連
通させることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、スロー燃料系統内を流れ
る燃料はまず始めにスロージェットにより計量されてス
ロー燃料通路内に流入し、このときこのスロー燃料通路
内へはスローエア通路から空気が供給される。次いで、
気泡を含んだ燃料はアイドルポートおよびバイパスポー
トを介して吸気通路内に供給される。
【0007】スロットルバルブが所定開度以下のとき
は、圧力ポートに加わる圧力はほぼ大気圧となり、この
圧力ポートとスローエア通路から流入する空気がブリー
ド孔を介してスロー燃料通路内に流入し、通常濃度の混
合気が生成される。
【0008】次いで、スロットルバルブが所定の開度以
上に開かれたときは、圧力ポートには吸気負圧が加わ
り、この負圧によりスローエア通路内の圧力が小さくな
る。その結果、スローエア通路内の圧力とスロージェッ
ト下流のスロー燃料通路内の圧力との圧力差が小さくな
り、ブリード孔内を流れてスロー燃料通路内に流入する
空気量が減少する。従ってその分スロージェット内を流
れてスロー燃料通路内に流入する燃料が増量され、空燃
比が濃くなるように補正される。
【0009】従って、加速すべくスロットルバルブが急
激に開弁されても、混合気が希薄になることがなく、斯
くして良好な加速運転が得られると共に排気エミッショ
ンが悪化するのを阻止することができる。
【0010】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例を説明す
る。図1にはバタフライ型のスロットルバルブを具える
気化器が示されている。
【0011】気化器ボデー1には、吸気通路3が貫通し
て設けられ、この吸気通路3の上流側は図示しないエア
クリーナに接続され、下流側は図示しない吸気マニホー
ルドを経てエンジンの吸気ポートに接続されている。ま
た、この吸気通路3の中央部にはベンチュリ5が設けら
れ、このベンチュリ5の上流側にチョークバルブ6、下
流側にスロットルバルブ7が配置されている。
【0012】前記吸気通路3の下側にはフロート室10
が設けられる。また前記気化器ボデー1には該フロート
室10へ突出するメインノズルボス11が設けられ、こ
のボス11内にはメインノズル12が収容されるととも
に、ボス11の下端にはメインジェット13が設けら
れ、また前記メインノズル12とメインジェット13の
間にはメインウェル14が設けられている。前記メイン
ノズル12の上端は吸気通路3のベンチュリ5に臨んで
おり、フロート室10からメインジェット13を通って
メインウェル14に流入した燃料は、メインノズル12
を通って吸気通路3に供給される。前記メインノズル1
2の周囲にはエアブリード室15が設けられ、該エアブ
リード室15はメインノズル12周壁に設けられる複数
のブリード孔16によって、メインノズルの内孔17と
連通される。一方、前記エアブリード室15には、他端
を大気あるいはベンチュリ5上流の吸気通路3または図
示しないエアクリーナに連通するメインエア通路18が
接続される。従って、メインノズル12を通過する燃料
に、前記ブリード孔16を通ってエアブリード室15内
からエアが混入し、気泡を含んだ燃料が吸気通路3に供
給される。19はメインエア通路18に設けられるメイ
ンエアジェットである。
【0013】また、スロットルバルブ7下流の吸気通路
の内壁面上にはアイドルポート20が設けられ、前記ス
ロットルバルブ7がアイドリング開度のとき、該スロッ
トルバルブ7周縁よりやや上流側にはバイパスポート2
1が設けられる。これらのポート20、21はスロー燃
料通路22を介してスロージェット23に連結される。
該スロージェット23の流入口24は前記メインウェル
14に連通され、また、該スロージェット23の外周に
はスローエアブリード室24が設けられる。該スローエ
アブリード室24は、スロージェット23の外周に設け
られる複数のブリード孔25によって、スロージェット
の内孔26と連通される。該スローエアブリード室24
には、他端を大気あるいはベンチュリ5上流の吸気通路
3または図示しないエアクリーナに連通するスローエア
通路27が接続される。また、スローエア通路27には
スローエアジェット28が設けられる。従って、スロー
ジェット23を通過する燃料にブリード孔25を通って
スローエアブリード室24からエアが混入し、気泡を含
んだ燃料がスロー燃料通路22を介してアイドルポート
20およびバイバスポート21から供給される。
【0014】また、吸気通路3の内壁面上には、スロッ
トルバルブ7が所定の開度以下のとき該スロットルバル
ブ7より上流になり、スロットルバルブ7が所定の開度
以上のとき、該スロットルバルブ7より下流になる位置
に圧力ポート30が設けられ、この圧力ポート30は圧
力通路31を介して、前記スローエアジェット28下流
のスローエア通路27に接続されている。従って、スロ
ットルバルブ7が所定の開度以上になると、前記圧力ポ
ート30がスロットルバルブ7より吸気下流側になりス
ロットルバルブ7下流の吸気負圧が前記圧力ポート30
にかかり、圧力通路31を介してスローエア通路27内
へ作用し、該通路27内の圧力が弱められ、スロージェ
ット23内を通過する燃料に混入される空気量が減少
し、アイドルポート20およびバイパスポート21から
供給される混合気が濃くなる。
【0015】次に上記実施例の作用を説明する。上記の
構成によれば、スロー燃料通路22内を流れる燃料はま
ず始めにスロージェット23により計量されてスロー燃
料通路22内に流入し、このときこの燃料通路22内へ
スロージェット23の外周に設けられるブリード孔25
を介してスローエア通路27から空気が混入される。次
いで、気泡を含んだ燃料はアイドルポート20およびバ
イパスポート21を介して吸気通路3内に供給される。
【0016】スロットルバルブ7が所定開度以下のとき
は、圧力ポート30に加わる圧力はほぼ大気圧となり、
この圧力ポート30とスローエアジェット28を介して
スローエア通路27へ流入された空気がブリード孔25
を介してスロージェット23を通過する燃料に混入され
る。
【0017】次いで、スロットルバルブ7が所定の開度
以上に開かれたときは、圧力ポート30には吸気負圧が
加わり、この負圧によりスローエア通路27内の圧力が
小さくなる。その結果、スローエアブリード室24内の
圧力とスロージェット23下流のスロー燃料通路22内
の圧力との圧力差が小さくなり、ブリード孔25内を通
ってスロー燃料通路22内に流入する空気が減少する。
従ってその分スロージェット23内を流れてスロー燃料
通路22内に流入する燃料が増し、空燃比が濃くなるよ
うに補正される。
【0018】従って、加速すべくスロットルバルブ7が
急激に開弁されても、混合気が希薄になることがなく、
斯くして良好な加速運転が得られると共に排気エミッシ
ョンが悪化するのを阻止することができる。
【0019】また、図2および図3に本発明をピストン
バルブ型気化器に採用した例を示す。図2は圧力ポート
30をピストンバルブ35上流で、かつ該ピストンバル
ブ35が所定開度以上になったときに吸気負圧を受ける
ように吸気通路3内壁面の適当位置に開口させている。
図3は前記圧力ポート30がピストンバルブ35の周壁
で開閉制御されるようになした例を示すもので、ピスト
ンルバルブ35が所定開度以下では前記圧力ポート30
の吸気通路3側開口がスピストンバルブ35周壁面で塞
がれるため、スローエア通路27に導入される吸気負圧
の制御をより安定させることができる。また、上記ピス
トンバルブ型気化器ではスロージェット23は直接フロ
ート室10へ連通されている。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ス
ロットルバルブが所定の開度以下のときはエンジンの吸
気負圧を受けず、スロットルバルブが所定の開度以上に
なったときにはエンジンの吸気負圧を受ける位置の吸気
通路内壁面に圧力ポートを設け、この圧力ポートを前記
スローエア通路に連通させたので、スロットルバルブが
所定開度以上に開かれるときは、圧力ポートには吸気負
圧が加わり、この負圧によりスローエア通路内の圧力が
小さくなる。その結果、スローエア通路内の圧力とスロ
ージェット下流の燃料通路内の圧力との圧力差が小さく
なり、ブリード孔内を流れて燃料通路内に流入する空気
が減少する。従ってその分スロージェット内を流れて燃
料通路内に流入する燃料が増え、空燃比が濃くなるよう
に補正される。従って、加速すべくスロットルバルブが
急激に開弁されても、混合気が希薄になることがなく、
斯くして良好な加速運転が得られると共に排気エミッシ
ョンが悪化するのを阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気化器の一実施例を示す縦断面図あ
る。
【図2】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す要部説明図である。
【符号の説明】
3 吸気通路 10 フロート室 20 アイドルポート 21 バイパスポート 22 スロー燃料通路 23 スロージェット 24 スローエアブリード室 27 スローエア通路 30 圧力ポート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロージェットを介して供給される燃料
    をスローエア通路から供給される空気と混合して泡状化
    し、アイドルポートおよびバイパスポートから吸気通路
    に噴出させるスロー燃料系統を備える気化器において、
    スロットルバルブが所定の開度以下のときはエンジンの
    吸気負圧を受けず、スロットルバルブが所定の開度以上
    になったときにはエンジンの吸気負圧を受ける位置の吸
    気通路内壁面に圧力ポートを設け、この圧力ポートを前
    記スローエア通路に連通させることを特徴とする気化
    器。
JP12703294A 1994-05-16 1994-05-16 気化器 Pending JPH07310599A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12703294A JPH07310599A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 気化器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12703294A JPH07310599A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 気化器

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Publication Number Publication Date
JPH07310599A true JPH07310599A (ja) 1995-11-28

Family

ID=14949982

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12703294A Pending JPH07310599A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 気化器

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JP (1) JPH07310599A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6354284B1 (en) 1999-11-16 2002-03-12 Kubota Corporation Intake device for multi-cylinder engine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6354284B1 (en) 1999-11-16 2002-03-12 Kubota Corporation Intake device for multi-cylinder engine

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