JP2002221096A - 気化器のエアベント装置 - Google Patents

気化器のエアベント装置

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JP2002221096A
JP2002221096A JP2001018638A JP2001018638A JP2002221096A JP 2002221096 A JP2002221096 A JP 2002221096A JP 2001018638 A JP2001018638 A JP 2001018638A JP 2001018638 A JP2001018638 A JP 2001018638A JP 2002221096 A JP2002221096 A JP 2002221096A
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carburetor
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air
vent passage
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Hiroshige Akiyama
秋山裕茂
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Keihin Corp
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Keihin Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輌の走行時において、走行風によって生起
する負圧が浮子室の液面上室に作用することがなく、安
定した燃料制御を行なうことのできる気化器のエアベン
ト装置を提供する。 【構成】 液面上室6Aと大気を連絡するエアベント通
路Aの大気側開口端A1は、燃料液面X−Xに略直交す
る下方向に開口する。大気側開口端A1の車輌進行方向
前側に、大気側開口端A1に作用する走行風を遮断する
防風壁9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関へ供給する混合
気の量及び濃度を、調整、制御する気化器に関し、その
うち浮子室内に形成される一定燃料液面の液面上室と大
気とを連通するエアベント通路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の気化器のエアベント装置の第1例
は、実開昭57−171163号に開示される。これに
よると、浮子室内に形成される一定燃料液面の液面上室
と大気とを連通するエアベント通路の大気側開口端は一
定燃料液面に直交する下方向に向って開口する。又、従
来の気化器のエアベント装置の第2例は、実公平1−8
683号に開示される。これによると、エアベント通路
の大気側開口端は一定燃料液面に沿う水平方向に向かっ
て開口し、前記大気側開口端の上方及び両側方を下向き
開放の断面略U字状に形成した遮蔽部にて覆った技術が
開示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の第1例の
気化器のエアベント装置によると、エアベント通路の大
気側開口端が下方向に向かって開口することから、気化
器を車輌(例えばオートバイ)に搭載した際において、
水あるいは異物がエアベント通路内へ侵入しにくいもの
で好ましいエアベント効果を奏するものであるが、車輌
の走行時において好ましいものでない。すなわち、車輌
が走行することによると、走行風が大気側開口端を通過
するもので、これによると開口端部に負圧が生じ、この
負圧がエアベント通路を介して浮子室の液面上室に達す
る。このように液面上室が負圧状態となることは、吸気
路に開口する主燃料ノズルあるいは低速噴孔等の燃料噴
孔に作用する負圧と液面上室との差圧が変化するもの
で、前記燃料噴孔から吸出される燃料にバラツキを生ず
ることになり、ドライバビリテーの悪化あるいは排気ガ
ス中に含まれる有害物質の増加につながる恐れがある。
又、第2の従来技術によると、エアベント通路の大気側
開口端は水平方向に向かって開口するもので、遮蔽部に
よって囲繞されたとしても水の進入に対して効果的に抑
止できない。又、前記遮蔽部は気化器本体とは別部材で
ある冷却空気案内板に形成されるもので、別部材を格別
に設けるか他の部材を利用する必要がある。
【0004】本発明の前記不具合に鑑み成されたもの
で、水、異物等が進入することなく、しかも車輌の走行
時において走行風による影響を受けることがなく、更に
部品点数、組みつけ工数を増加することなく安価に実施
できる気化器のエアベント装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を達成する為の手段】本発明になる気化器のエア
ベント装置は、前記目的達成の為に、気化器本体を貫通
する吸気路の下方に浮子室を形成し、浮子室内に形成さ
れる一定燃料液面の液面上室と大気とがエアベント通路
によって連絡される気化器のエアベント装置において、
エアベント通路の大気側開口端は、一定燃料液面X−X
に略直交する下方向に向って開口されるとともに、前記
大気側開口端の車輌、進行方向前側に、大気側開口端に
作用する走行風を遮断する防風壁を気化器本体と一体に
設けたことを第1の特徴とする。
【0006】又本発明は、前記第1の特徴に加え、前記
防風壁を、気化器本体に一体に形成され、他の部材を取
付ける取付けボスとしたことを第2の特徴とする。
【0007】
【作用】第1の特徴によると、車輌が走行中に発生する
走行風は、防風壁によって遮断されるのでエアベント通
路の大気側開口端に負圧が生起することがなく、浮子室
内の液面上室を安定した大気圧状態に保持することがで
き、これによって燃料噴孔から正確な燃料供給を行なう
ことができる。
【0008】又、本発明の第2の特徴によると、防風壁
が気化器本体に一側形成される取付けボスを利用したこ
とにより格別新たな壁部を設ける必要がない。
【0009】
【実施例】以下、本発明になる気化器のエアベント装置
の一実施例について図により説明する。図1は気化器の
縦断面図、図2はその側面図である。1は内部を吸気路
2が貫通する気化器本体であり、吸気路2は絞り弁軸3
に取着された絞り弁4によって開閉制御される。気化器
本体1の下方には浮子室本体5が配置され、気化器本体
1の下方凹部と浮子室本体5とによって浮子室6が形成
される。浮子室6内にはフロート7及び図示せぬ燃料流
入路に連なるバルブシート、バルブシートを開閉するフ
ロートバルブ、よりなる定液面制御機構によって一定な
る燃料液面X−Xが形成される。又、浮子室6内の一定
なる燃料液面X−Xより上方位置には、液面上室6Aが
形成されるもので、この液面上室6Aはエアベント通路
Aによって大気と連通される。本例におけるエアベント
通路Aは液面上室6Aの左方上部から上方に向かって延
び、次いで右方へ水平方向に曲がり、その大気側開口端
A1は、一定燃料液面X−Xに略直交する下方向Bに向
かって開口する。尚、8は水平方向にのびるエアベント
通路Aの水平方向の開口を閉塞するプラグである。
【0010】そしてエアベント通路Aの大気側開口端A
1には以下の防風壁9が気化器本体1と一体的に設けら
れる。まず、気化器が図示せぬオートバイ等の車輌の機
関に搭載された状態で、車輌の進行方向Yが図2におい
て左方と仮定すると、大気側開口端A1の左方に防風壁
9が気化器本体1と一体的に形成される。この防風壁9
は大気側開口端A1の進行方向側の開口A2に臨んで連
続して立設される。いいかえると大気側開口端Aの進行
方向側の開口A2はその進行方向がわら防風壁9が配置
されることになる。
【0011】ここで機関が運転されて車輌が走行状態に
入ると、走行風は図2において左から右に向かって流れ
るものでエアベント通路Aの上方部分にあってはエアベ
ント通路A(具体的にはエアベント通路ボス)に沿って
走行風の流れUが発生し、エアベント通路Aの下方部分
にあっては走行風の流れDが発生する。ここで下方部分
における走行風の流れDについて着目すると、走行風は
一度防風壁9に衝突し、エアベント通路Aの大気側開口
端A1より離れる方向に向きを変えて流れる。以上によ
ると、走行風の流れDによってエアベント通路Aの大気
側開口端A1近傍における走行風の影響が大きく減少さ
れ、大気側開口端A1近傍の負圧の発生を大きく抑止で
きたものである。従って、走行風によって生ずる負圧が
大気側開口端A1、エアベント通路Aを介して液面上室
6Aに作用することがなく、液面上室6Aを常に安定し
た大気圧状態に保持することができたもので、これによ
って主ノズル、低速噴孔等の燃料噴孔と液面上室6Aと
の差圧を常に安定して維持することができ、燃料を正確
に吸気路2内へ吸出することができたものである。
【0012】又、前記防風壁は、気化器本体1と一体的
に例えば鋳造によって形成することができ、これによる
と格別な部材を用いる必要がないもので、部品点数、組
付け工数、等が増加することがなく、従来のものに比し
て製造コストが上昇することもなく、更に従来のものに
対し容易に実施できる。
【0013】又、気化器には、図3に示す如く絞り弁4
の開度を電気的に検出して出力する開度センサ20が配
置されることがあり、この開度センサ20を取着する為
の取付けボス11が気化器本体1と一体的に設けられる
もので、この取付けボス11を前記防風壁9として利用
できる。これによると格別新たな防風壁を設けることな
く、防風壁9の役割を取付けボス11が行なうことがで
きる。尚、気化器本体には前記開度センサを取着する為
の取付けボス以外にもスタータの通路ボス等が一体的に
設けられるもので、これらのボスを利用してもよい。
又、エアベント通路Aの大気側開口端A1は、一定燃料
液面X−Xに対して実質的に略直交する下方向に向かっ
て開口すればよいものである。
【0014】
【発明の効果】以上の如く、本発明になる気化器のエア
ベント装置によると、エアベント通路の大気側開口端を
一定燃料液面に略直交する下方向に向かって開口し、大
気側開口端の車輌進行方向前側に、大気側開口端に作用
する走行風を遮断する防風壁を設けたので、車輌の走行
時にあって浮子室内の液面上室を常に安定した大気圧状
態に保持することができ、これによって安定した正確な
燃料を機関に向けて供給できたものである。従って、
水、異物等がエアベント通路を介して浮子室内に進入す
ることがなく、ドライバビリテーが優れ、排気ガス中に
含まれる有害物質を低減することのできる気化器のエア
ベント装置を提供できたものである。又、前記防風壁が
気化器本体と一体に形成されたことは部品点数、組付け
工数を増加させるものでなく製造コストの上昇をもたら
すものでない。特に従来のものに対する実施を容易にで
きる。更に、前記防風壁が、気化器本体に一体に形成さ
れる他の部材の取付けボスを用いることによると、防風
壁の設計的自由度が高められ、その実施が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる気化器のエアベント装置の1実施
例を示す要部縦断面図。(図2のP−P線における断面
図に相当)
【図2】図1の右側面図。
【図3】本発明になる気化器のエアベント装置の他の実
施例を示す側面図。
【符号の説明】
1 気化器本体 9 防風壁 A エアベント通路 A1 大気側開口端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気化器本体を貫通する吸気路の下方に浮
    子室を形成し、浮子室内に形成される一定燃料液面の液
    面上室と大気とがエアベント通路によって連絡される気
    化器のエアベント装置において、エアベント通路Aの大
    気側開口端A1は、一定燃料液面X−Xに略直交する下
    方向に向って開口されるとともに、前記大気側開口端の
    車輌、進行方向前側に、大気側開口端A1に作用する走
    行風を遮断する防風壁9を気化器本体1と一体に設けた
    ことを特徴とする気化器のエアベント装置。
  2. 【請求項2】 前記防風壁を、気化器本体1に一体に形
    成され、他の部材を取付ける取付けボス11としたこと
    を特徴とする請求項1記載の気化器のエアベント装置。
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