JPH0631153Y2 - 内燃機関の吸気圧検出装置 - Google Patents

内燃機関の吸気圧検出装置

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JPH0631153Y2
JPH0631153Y2 JP1987080065U JP8006587U JPH0631153Y2 JP H0631153 Y2 JPH0631153 Y2 JP H0631153Y2 JP 1987080065 U JP1987080065 U JP 1987080065U JP 8006587 U JP8006587 U JP 8006587U JP H0631153 Y2 JPH0631153 Y2 JP H0631153Y2
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JP
Japan
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intake
pressure
chamber
pressure detection
surge tank
Prior art date
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JP1987080065U
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JPS63190539U (ja
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敏弘 林
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、主として、マイクロコンピュータシステムを
備えた内燃機関の吸気圧検出装置に関するものである。
[従来の技術] マイクロコンピュータシステムを備えた自動車用エンジ
ンには、吸気圧とエンジン回転数により吸入空気量を算
出し、算出された吸入空気量をもとに、シリンダ内に供
給する燃料噴射量を決定するようにしているものも少な
くない。
吸入空気量のこのような算出方式を採用するものでは、
例えば、本考案の選考技術として、特開昭60-13936号公
報に示されるように、吸気経路の壁面(主に、吸気経路
に介設されたサージタンクの壁面)に、吸気圧を検出す
る圧力センサを取付け、この圧力センサの圧力検出口を
吸気経路内に臨設させている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、吸気経路内に導入される吸気には、断続的な
脈動や流速の急激な変化等により、不要な圧力変動が伴
う。そのため、上記先行技術に示されるように、吸気経
路内に圧力センサの圧力検出口を単に臨ませただけのも
のでは、圧力センサが吸気脈動や吸気流速の影響をも直
接に受けることになる。また、圧力検出口を吸気経路の
上流(サージタンクの吸気導入口等)に対向させて開設
した場合には、流入する吸気の慣性力等の変化を受け易
くなる。
しかしながら、一般的に利用されている圧力センサは、
吸気経路内の不規則的な圧力変動をも全て検出する機能
を有しているのが普通である。そのようなこともあり、
従来は、第3図に概略的に示すように、圧力センサによ
り検出された変動成分等を含む全ての検出値aは、その
まま利用せずに前記マイクロコンピュータシステムによ
り、各行程毎に、一旦、平均値bをとるようにしてい
る。そして、平均化された圧力値bを燃料噴射の演算の
ための圧力データとして実際に利用するようにしてい
る。そのため、燃料噴射量を算出するマイクロコンピュ
ータシステム内での演算過程が複雑化し、誤判定の一因
ともなる虞れがある。
本考案は、このような問題点を解消することを目的とし
ている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、吸気経路を形成
するサージタンク内に、該サージタンクの内面に開口す
る吸気圧検出用圧力センサの圧力検出口を包囲するよう
に、絞り通路を介して前記吸気経路内と連通するチャン
バーを設けたことを特徴としている。
[作用] このような構成からなる吸気圧検出装置によると、チャ
ンバー内へは、絞り通路を介して間接的に吸気経路内の
吸気圧が作用することになる。そのため、チャンバー内
へは、吸気経路内の吸気脈動や吸気流の急激な変化が直
接的に影響し難く、これらの変動は緩和されることにな
る。そして、圧力検出口がチャンバーにより包囲されて
いるので、圧力センサは、チャンバー内の調整された吸
気圧を圧力検出口から検出することになる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図と第2図を参照して説
明する。
第1図は、燃料噴射方式を採用する自動車用エンジンの
吸気系の一部を概略的に示している。
図面に示す吸気系のスロットルボディ1と吸気管2との
間には、これらと共に、内部に吸気経路3の一部を構成
するサージタンク4を介設してあり、そのサージタンク
4に関連して本考案にかかる吸気圧検出装置5を設けて
ある。
前記吸気管2には、吸気ポート近傍に燃料を噴射するイ
ンジェクタ6を装着してあり、このインジェクタ6は、
マイクロコンピュータシステム7により作動が制御され
るようになっている。マイクロコンピュータシステム7
は、前記サージタンク4に設けた圧力センサ8からの吸
気圧と、クランク角センサ(図示せず)等からのエンジ
ン回転数とにより、吸入空気量を算出するように設定さ
れている。そして、算出された吸入空気量に応じて、前
記インジェクタ6から噴射される燃料供給量を演算する
役割等を担っている。
前記サージタンク4は、所要の容積を有してなり、その
内部にはチャンバー9を設けてある。チャンバー9の周
縁9a〜9dは、第1図及び第2図に示すように、サー
ジタンク4の一端壁4aの内面4bに接合してあるとと
もに、対向する側の周縁9a、9bには絞り通路をなす
小径の連通孔9e、9fを設け、これら連通孔9e、9
fを介してチャンバー9内をサージタンク4内に連通さ
せている。そして、このチャンバー9内に吸気経路3内
の吸気圧を検出する前記圧力センサ8の圧力検出口8a
を臨ませている。換言すれば、サージタンク4の内面4
bに開口させた圧力検出口8aを包囲するようにして、
チャンバー9を設け、このチャンバー9と圧力センサ8
とを備えて、前記吸気圧検出装置5を構成している。
このような構成によると、サージタンク4内に導入され
た吸気の脈動や不規則的な吸気流の変化による不必要な
圧力変動は、連通孔9e、9fの絞り作用により抑制さ
れ、適正な吸気圧がチャンバー9内に導入されることに
なる。すなわち、上記連通孔9e、9fが吸気脈動や吸
気流の急激な変化を減衰させるため、チャンバー9内へ
は吸気脈動や吸気流の急激な変化が直接に作用すること
が困難となる。
したがって、このような構成によると、圧力センサ8
は、チャンバー9内に開口する圧力検出口8aを通じ
て、該チャンバー9内の調整された吸気圧を検出するこ
とになる。その結果、圧力センサ8から導入した吸気圧
をもとに、インジェクタ6からの燃料噴射量を演算処理
するマイクロコンピュータシステム7では、その演算過
程が簡略化できる。
しかも、上記チャンバー9内には、吸気流が直接に影響
を与えることがないので、サージタンク4の吸気導入口
からの吸気流に影響されず、適正な吸気圧を検出するこ
とができる。
以上、本考案の一実施例について述べたが、本考案は前
記実施例に限定されないのは勿論である。例えば、チャ
ンバー内に燃料蒸気を吸着するガスフィルタを設けるよ
うにしてもよい。詳述すると、エンジン停止時等に吸気
経路内を燃料蒸気が逆流しても、これらの燃料蒸気が圧
力センサにかかるのを防止するために、圧力センサの圧
力検出部と吸気経路との間には、ガスフィルタを介在さ
せることがある。しかして、この場合には、前記チャン
バー内にガスフィルタを設けるようにすれば、吸気経路
の外側が簡素化できる。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案では、吸気経路内に設けた
チャンバー内から吸気圧を検出するようにしているの
で、吸気脈動等に左右されずに的確な吸気圧を検出する
ことができるとともに、検出された吸気圧を利用するマ
イクロコンピュータシステムの処理過程を簡略化するこ
との可能な内燃機関の吸気圧検出装置を提供できる。す
なわち、チャンバーを圧力検出口を包囲してサージタン
ク内に設けるという簡単な構成であるので、かさばるこ
とがなく、いわゆる「おわん」をかぶせる状態で絞り構
造も形成でき、製作性が非常によいものとなる。さらに
上記したように、簡単な構成であるにもかかわらず、サ
ージタンクに流れ込む吸気流の影響を受けることがなく
なり、圧力センサにはチャンバー内で不必要な圧力変動
が調整された吸気圧が導入されることになるので、マイ
クロコンピュータシステムにおける演算処理過程が簡略
化できるとともに、適正な吸気圧を検出することがで
き、検出圧力の精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す概略的な部分断面図、
第2図は第1図のII-II線における拡大断面図である。
第3図は従来の吸気圧検出装置により検出された吸気圧
の変動状態を示す波形図である。 3……吸気経路 4……サージタンク 5……吸気圧検出装置 8……圧力センサ 8a……圧力検出口 9……チャンバー 9e、9f……絞り通路(連通孔)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気経路を形成するサージタンク内に、該
    サージタンクの内面に開口する吸気圧検出用圧力センサ
    の圧力検出口を包囲するように、絞り通路を介して前記
    吸気経路内と連通するチャンバーを設けたことを特徴と
    する内燃機関の吸気圧検出装置。
JP1987080065U 1987-05-26 1987-05-26 内燃機関の吸気圧検出装置 Expired - Lifetime JPH0631153Y2 (ja)

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JPS63190539U JPS63190539U (ja) 1988-12-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008040463A1 (de) * 2008-07-16 2010-01-21 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zur Eindosierung von Kraftstoff

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927234A (ja) * 1982-08-06 1984-02-13 Suzuki Motor Co Ltd 吸気管圧力検出装置
JPS61101632A (ja) * 1984-10-22 1986-05-20 Fujitsu Ten Ltd 内燃機関に流入する空気の動圧検出装置

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JPS63190539U (ja) 1988-12-08

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