JP2006066623A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 温度変化により回路基板が面方向において変形する力が加わった際にも回路基板での電子部品の接合部に無理な応力が加わるのを抑制して寿命向上を図ることができる電子制御装置を提供する。
【解決手段】 電子部品10を実装した回路基板11が、筐体1内に収容されている。筐体1内に弾性部材(柱状のゴム材)20が配置されている。弾性部材20は、下面が摺動可能な状態で配置された回路基板11における上面において、立設し、かつ、圧縮した状態で配置されている。弾性部材20により、回路基板11の表面に直交する方向から、回路基板11の上面に、回路基板11を面方向に変形可能な状態で、付勢力Fを付与することによって回路基板11が支持されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子制御装置に関するものである。
図11に示すように、電子部品100を実装した回路基板101を筐体102へ固定する方法として、ネジ103により固定する技術がある(特許文献1等)。また、図12に示すように、筐体102の一部部材110を曲げ加工して固定する(かしめ固定する)、あるいは、図13に示すように、接着剤120により固定する技術も知られている。
米国特許第6084776号公報
しかし、筐体102に対し、電子部品100を実装した回路基板101を強固に固定するため、温度変化により基板寸法が変化した際、図14に示すように、回路基板101を反らしてしまうこととなる。回路基板101の反りに伴う変形応力によって電子部品100の半田付け部に応力が集中し、半田付け部に亀裂が発生する問題がある。
本発明はこのような背景の下になされたものであり、その目的は、温度変化により回路基板が面方向において変形する力が加わった際にも回路基板での電子部品の接合部に無理な応力が加わるのを抑制して寿命向上を図ることができる電子制御装置を提供することにある。
請求項1に記載の電子制御装置は、筐体内に配した付勢力付与部材により、回路基板の表面に直交する方向から、回路基板の少なくとも一方の面に、回路基板を面方向に変形可能な状態で、付勢力を付与することによって回路基板を支持してなることを特徴としている。
これにより、温度変化により回路基板が面方向において変形する力が加わった際にも回路基板は面方向に変形しやすく、回路基板の反りが緩和され、回路基板での電子部品の接合部に無理な応力が加わるのを抑制して寿命向上を図ることができる。
ここで、請求項2に記載のように、請求項1に記載の電子制御装置において、付勢力付与部材は、柱状のゴム材よりなり、下面が摺動可能な状態で配置された回路基板における上面に、立設し、かつ、圧縮した状態で配置されていると、実用上好ましいものとなる。
請求項3に記載のように、請求項2に記載の電子制御装置において、回路基板は、筐体に設けた位置決め用突起に、回路基板に設けた位置決め用貫通孔を挿入した状態で配置され、柱状のゴム材よりなる付勢力付与部材は、位置決め用突起に対向する位置に配置されていると、回路基板における付勢力付与部材を配置することによるデッドスペースを極力減らすことができ、回路基板において電子部品の実装面積を確保する上で好ましいものとなる。
請求項4に記載のように、請求項1に記載の電子制御装置において、付勢力付与部材はバネであってもよく、特に、請求項5に記載のようにバネは板バネであると、実用上好ましいものとなる。
請求項6に記載のように、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子制御装置において、回路基板の一方の面が摺動する面であるとともに回路基板の他方の面に付勢力を付与する構造であって、筐体における回路基板が摺動する面に、当該面よりも摩擦係数が小さい面を有する膜を形成すると、回路基板が摺動する際に摩擦係数が低減されており、回路基板の面方向での変形が容易になる。
請求項7に記載のように、請求項2または3に記載の電子制御装置において、柱状のゴム材よりなる付勢力付与部材は、その断面積が回路基板との接触部に向けて漸減していると、柱状のゴム材よりなる付勢力付与部材の横方向の剛性が緩和されるため、回路基板の面方向での変形に追従した変形が容易になる。
請求項8に記載のように、請求項2または3に記載の電子制御装置において、柱状のゴム材よりなる付勢力付与部材は、回路基板との接触面において凹部が形成されていると、柱状のゴム材よりなる付勢力付与部材の肉厚が薄くなり、横方向の剛性が緩和されるため、回路基板の面方向での変形に追従した変形が容易になる。
請求項9に記載のように、請求項1に記載の電子制御装置において、付勢力付与部材を、回路基板の両方の面に、回路基板を挟むように設けると、回路基板の面方向への変形が容易になる。
特に、請求項10に記載のように、請求項9に記載の電子制御装置において、付勢力付与部材は、ゴム材よりなり、回路基板の端部を挿入する凹部を有すると、一体部品とすることができ、部品点数が削減でき、コストダウンを図ることができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1に、本実施形態における電子制御装置の縦断面図を示す。図2に、図1のA−A線での断面図を示す。図3には回路基板の支持部の拡大図を示す。本実施形態における電子制御装置は車載用電子制御装置であって、車載エンジンを制御するための装置である。
図1に示すように、筐体(ケース)1は、ベースプレートとしての下ケース2とカバーとしての上ケース3よりなる。筐体1(下ケース2および上ケース3)の材料として金属(鉄、アルミ等)や樹脂が用いられる。下ケース2と上ケース3とはネジ4により連結支持されている。この下ケース2と上ケース3からなる筐体1の内部に、電子部品10を実装した回路基板11が収容されている。図1においては回路基板11の上面に電子部品10が半田付けにより実装された状態を示している(図1において符号12にて半田付け部を示す)。回路基板11はその母材として樹脂材料等が使われている。以下、筐体1の熱膨張係数よりも回路基板11の熱膨張係数の方が大きいものとして説明する。
下ケース2について詳しく説明する。筐体1の底板を構成する四角板状部5の上面外周部には突部6が全周にわたり形成され、この突部6の上面が上ケース3の当接面となっている。また、突部6の内方における四角板状部5の上面には、図2に示すように、四隅に回路基板載置用の突部(台座部)7a,7b,7c,7dが形成されている。突部(台座部)7a,7b,7c,7dの上に回路基板11が水平状態で(横にして)載置されている。図1に示すごとく、各突部(台座部)7a,7b,7c,7dの上面には基板位置決め用突起8がそれぞれ設けられている。また、回路基板11には基板位置決め用突起8に対応する位置に位置決め用貫通孔13が形成されている。そして、下ケース2側の基板位置決め用突起8に、回路基板11の位置決め用貫通孔13が、ガタがある状態で挿入され、回路基板11が位置決めされている。ガタがあるので、回路基板11は面方向(水平方向)に変形可能である。また、位置決め用突起8と位置決め用貫通孔13を設けたことにより、回路基板11の筐体1への組み付け性に優れたものとなっている。
上ケース3に関して、上ケース3は概略構成として下面が開口した四角箱状をなしており、この開口部が下ケース2により塞がれている。筐体1内における回路基板11での各位置決め用貫通孔13の配置箇所(回路基板11の四隅に対応する部位)において、上ケース3の天井面と回路基板11の間には、柱状の弾性部材20が、立設し、かつ、圧縮した状態で配置されている。詳しくは、付勢力付与部材としての弾性部材20は、下面が摺動可能な状態で配置された回路基板11における上面に、立設し、かつ、圧縮した状態で配置されている。特に本実施形態においては弾性部材20の長さを短くする目的で、弾性部材20の配置箇所における上ケース3の天井面の高さをその他の部位よりも低くしている。
弾性部材20は、図2,3に示すように、円柱状のゴム材よりなり、弾性部材20における中心線上に突起挿入孔20aが設けられている。一方、上ケース3の天井面には所定長さの突起(ピン)21が形成され、弾性部材20は突起挿入孔20aに突起21を挿入することにより支持されている。ここで、下ケース2における基板位置決め用突起8の中心位置と、突起21の中心位置が上下方向において一致している(基板位置決め用突起8の中心軸上に突起21の中心位置がある)。これにより、下ケース2における基板位置決め用突起8の中心位置と、弾性部材20の中心位置が上下方向において一致している(基板位置決め用突起8の中心と弾性部材20の中心とが同軸上になるように配置されている)。このようにして、弾性部材20は位置決め用突起8に対向する位置に配置されている。さらに、弾性部材20においてほぼ上半分まで突起21が挿入され、下半分は突起21が無い状態となっている。
弾性部材20の上面は上ケース3の天井面に当接するとともに弾性部材20の下面は回路基板11の上面に当接している。また、弾性部材20は上下方向に圧縮された状態で筐体1内に配置されていることにより、弾性部材20にて回路基板11の上面に対し下方に付勢する力Fが付与されている。つまり、上ケース3に取り付けた弾性部材20により回路基板11と上ケース3との間で必要な反発力が発生する。換言すると、このような反発力が発生するように弾性部材20の長さ(全長)が決められている。このように回路基板11を面方向(水平方向)に変形可能な状態で付勢力Fを付与することにより回路基板11を支持している。
また、図示しないコネクタを介して筐体1の外部においてワイヤを通して当該電子制御装置(回路基板11)に対しバッテリー、各種センサ、エンジン制御用アクチュエータが接続される。そして、電子制御装置はセンサ信号にてエンジンの運転状態を検知し各種の演算を実行してインジェクタやイグナイタといったアクチュエータを駆動してエンジンを最適な状態で運転させる。
次に、本電子制御装置の作用を説明する。
雰囲気温度が高くなると、その温度変化に伴って筐体1よりも回路基板11の方が熱膨張係数が大きいので筐体1に対して回路基板11が面方向(水平方向)に伸長しようとする。特に、電子制御装置をエンジンルームに配置する場合にはその温度変化が大きい。回路基板11が温度変化(熱変化)に対応して水平方向に変形しようとする際、図3に示すように、弾性部材20の下半分が回路基板11に追従して変形する。このようにして回路基板11が水平方向に拡がることにより回路基板11を反らせる応力が緩和される。その結果、回路基板11に実装した電子部品10の半田付け部12への応力集中が緩和され、電子部品10の半田付け部12には無理な応力が加わらず寿命を向上させることができる。
つまり、回路基板11の筐体1への取付構造として、回路基板11の取り付け面での水平方向への変形を許容させた状態において弾性部材20の反発力を利用して、温度変化に起因する回路基板11の変形応力(反る方向への応力)を緩和し、回路基板11に実装した電子部品10の半田付け寿命を向上させることができる。
なお、筐体1の熱膨張係数よりも回路基板11の熱膨張係数の方が小さい場合には温度が低下する際に回路基板11に反らせる力が発生しようとする。この場合においても本構成により回路基板11の反りを緩和して電子部品10の半田付け部12に応力が加わりにくくすることができる。
以上のように本実施形態は下記の特徴を有する。
筐体1内に配した付勢力付与部材としての弾性部材20により、回路基板11の表面に直交する方向から、回路基板11の一方の面に、回路基板11を面方向に変形可能な状態で、付勢力Fを付与することによって回路基板11を支持した。これにより、温度変化により回路基板11が面方向において変形する力が加わった際にも回路基板11は面方向に変形しやすく、回路基板11の反りが緩和され、回路基板11での電子部品10の接合部に無理な応力が加わるのを抑制して寿命向上を図ることができる。また、ねじ締め工程が不要でコストダウンを図ることができる。
また、回路基板11は、筐体1に設けた位置決め用突起8に、回路基板11に設けた位置決め用貫通孔13を挿入した状態で配置され、柱状のゴム材よりなる弾性部材20は、位置決め用突起8に対向する位置に配置されている。よって、回路基板11における弾性部材20を配置することによるデッドスペースを極力減らすことができ、回路基板11において電子部品の実装面積を確保する上で好ましいものとなる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図4に、図1に代わる第2の実施形態における電子制御装置の縦断面を示す。
図1では付勢力付与部材として弾性部材(ゴム材)20を使用したが、本実施形態においては、バネ30を用いている。バネ30は板バネであって、上ケース3の内側面から延び、回路基板11の上面に接触し、かつ、下方に付勢力Fを付与している。この板バネ30の製作は、筐体1(上ケース3)が鉄板よりなる場合には、プレス成型により形成する。また、筐体1(上ケース3)が樹脂製の場合には、樹脂成型時に一体で成型することにより形成する。あるいは、別部品として筐体1(上ケース3)へ取り付けてもよい。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図5に、図3に代わる第3の実施形態における電子制御装置の縦断面を示す。
回路基板11と下ケース2の上面2aとの境界面に、滑りを良くするための膜40が形成されている。詳しくは、下ケース2の上面2aにおける回路基板11と接する領域においてフッ素樹脂の膜40を形成している。フッ素樹脂としてポリテトラフルオロエチレンを挙げることができる。この膜40の表面は、下ケース2における回路基板11が摺動する面2aよりも摩擦係数が小さい。
これにより、回路基板11と筐体1間の摩擦係数が低減されるため、回路基板11の水平方向での変形が更に容易になり、第1の実施形態の効果が更に向上する。
以上のように、回路基板11の一方の面が摺動する面であるとともに回路基板11の他方の面に付勢力Fを付与する構造であって、筐体1における回路基板11が摺動する面2aに、当該面2aよりも摩擦係数が小さい面を有する膜40を形成した。これにより、回路基板11が摺動する際に摩擦係数が低減されており、回路基板11の面方向での変形が容易になる。なお、位置決め用の突起8と貫通孔13はあってもなくてもよい。
この構成は第2の実施形態に適用してもよい。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図6に、図3に代わる第4の実施形態における電子制御装置の縦断面を示す。
図3においては、弾性部材20として円柱状のゴム材を使用していた。これに対し、図6では、弾性部材50としての円柱状のゴム材はその上側は円柱をなしているが、下側50aは半球状をなしており、断面積を回路基板11との接触部に向けて漸減させている(先端側を半球状にしている)。
これにより、弾性部材50の横方向における剛性が緩和される。その結果、回路基板11の面方向での変形に追従した弾性部材50の変形が容易になり、第1の実施形態の効果が更に向上する。なお、位置決め用の突起8と貫通孔13はあってもなくてもよい。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図7に、図3に代わる第5の実施形態における電子制御装置の縦断面を示す。
図7においても、下ケース2の上面に設けた位置決め用突起8に対し回路基板11の位置決め用貫通孔13がガタがある状態で挿入され、かつ、位置決め用突起8の中心と弾性部材(ゴム材)60の中心が一致している(突起8の中心と弾性部材60の中心とが同軸上になるように配置されている)。
ここで、弾性部材60としてのゴム材は円柱状をなすとともに、下面(回路基板11との接触面側)の中央部において凹部61が形成されている。この凹部61は円柱状に座繰ったものである。凹部61により、突起8が回路基板11の上面よりも突出していても、突起8が弾性部材60と干渉するのが防止される。また、弾性部材60における回路基板11側の面に設けた凹部(座繰り部)61により、弾性部材60の肉厚t1が薄くなり、弾性部材60の横方向の剛性が緩和される。これによって、回路基板11の面方向での変形に追従した弾性部材60の変形が容易になり、第1の実施形態の効果が更に向上する。
なお、位置決め用の突起8と貫通孔13がない場合において凹部61を形成してもよい。
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図8に、本実施形態における電子制御装置の縦断面図を示す。図9に、図8のA−A線での断面図を示す。図10には回路基板の支持部の拡大図を示す。
四角板状をなす回路基板11の四隅において弾性部材(ゴム材)70がそれぞれ配置されている。弾性部材70は、回路基板11の端部を挿入する凹部71を有する(弾性部材70は断面がコの字状をなしている)。凹部71における奥には隙間Sがあるように装着されている。上ケース3と下ケース2との間に弾性部材70を押圧した状態で挟み込むことにより、図10に示すように、回路基板11の上面には下向きの付勢力F1が付与されるとともに、回路基板11の下面には上向きの付勢力F2が付与される(基板支持に必要な反発力F1,F2が発生する)。
そして、回路基板11が温度変化に対応して水平方向に変形しようとする際に、弾性部材70が回路基板11に追従して変形して隙間Sに回路基板11が入り込む。これにより、回路基板11を反らせる応力が緩和でき、回路基板11に実装した電子部品10の半田付け部寿命を向上させることができる。さらに、回路基板11の両面から付勢力F1,F2を付与するための弾性部材70を一体部品とすることができ、部品点数が削減できる。
以上のように、本実施形態においては、付勢力付与部材としての弾性部材(ゴム材)70を、回路基板11の両方の面に、回路基板11を挟むように設けたので、回路基板11の面方向への変形が容易になる。また、弾性部材(ゴム材)70は、回路基板11の端部を挿入する凹部71を有しているので、一体部品とすることができ(部品点数が削減でき)、コストダウンを図ることができる。
第1の実施形態における電子制御装置の縦断面図。 図1のA−A線での断面図。 回路基板の支持部の拡大図。 第2の実施形態における電子制御装置の縦断面図。 第3の実施形態における回路基板の支持部の拡大図。 第4の実施形態における回路基板の支持部の拡大図。 第5の実施形態における回路基板の支持部の拡大図。 第6の実施形態における電子制御装置の縦断面図。 図8のA−A線での断面図。 回路基板の支持部の拡大図。 背景技術を説明するための電子制御装置の縦断面図。 背景技術を説明するための電子制御装置の縦断面図。 背景技術を説明するための電子制御装置の縦断面図。 背景技術を説明するための電子制御装置の縦断面図。
符号の説明
1…筐体、2…下ケース、3…上ケース、8…位置決め用突起、10…電子部品、11…回路基板、13…位置決め用貫通孔、20…弾性部材、30…板バネ、40…膜、50…弾性部材、60…弾性部材、61…凹部、70…弾性部材、71…凹部、F…付勢力、F1…付勢力、F2…付勢力。

Claims (10)

  1. 電子部品(10)を実装した回路基板(11)が、筐体(1)内に収容された電子制御装置であって、
    前記筐体(1)内に配した付勢力付与部材(20,30,50,60,70)により、回路基板(11)の表面に直交する方向から、回路基板(11)の少なくとも一方の面に、回路基板(11)を面方向に変形可能な状態で、付勢力(F,F1,F2)を付与することによって回路基板(11)を支持してなることを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記付勢力付与部材(20)は、柱状のゴム材よりなり、下面が摺動可能な状態で配置された回路基板(11)における上面に、立設し、かつ、圧縮した状態で配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記回路基板(11)は、筐体(1)に設けた位置決め用突起(8)に、回路基板(11)に設けた位置決め用貫通孔(13)を挿入した状態で配置され、前記柱状のゴム材よりなる付勢力付与部材(20)は、位置決め用突起(8)に対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記付勢力付与部材(30)はバネであることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  5. 前記バネ(30)は板バネであることを特徴とする請求項4に記載の電子制御装置。
  6. 回路基板(11)の一方の面が摺動する面であるとともに回路基板(11)の他方の面に付勢力(F)を付与する構造であって、
    筐体(1)における回路基板(11)が摺動する面(2a)に、当該面(2a)よりも摩擦係数が小さい面を有する膜(40)を形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子制御装置。
  7. 前記柱状のゴム材よりなる付勢力付与部材(50)は、その断面積が回路基板(11)との接触部に向けて漸減していることを特徴とする請求項2または3に記載の電子制御装置。
  8. 前記柱状のゴム材よりなる付勢力付与部材(60)は、回路基板(11)との接触面において凹部(61)が形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の電子制御装置。
  9. 付勢力付与部材(70)を、回路基板(11)の両方の面に、回路基板(11)を挟むように設けたことを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  10. 付勢力付与部材(70)は、ゴム材よりなり、回路基板(11)の端部を挿入する凹部(71)を有することを特徴とする請求項9に記載の電子制御装置。
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