JP7293881B2 - 電子制御装置 - Google Patents
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Description
この種の電子制御装置では、筐体の内部に、回路基板を保持するゴム部材を設けて、回路基板のがたつきの発生を抑制するようにしたものがある。このゴム部材は、例えば一方の筐体部材と他方の筐体部材との間にて、回路基板とともに挟持されるようにして組付けられることで、組付け公差をも吸収することができる。
第1実施形態について図1~図6を参照しながら説明する。図1、図2に示す電子制御装置1は、例えば車両に搭載される電子装置である。電子制御装置1において外郭をなす筐体2は、全体として薄型の矩形箱状をなしており、その内部に回路基板3を収容している(図3、図4参照)。
即ち、本体ケース10の周壁13のうちの一辺部には、コネクタ4の外形に合わせて枠状に拡開した前記開口部2aが形成されている。本体ケース10の上壁12は、開口部2aの上端と連なる高背部12aと、その余の低背部12bとで段付き状をなしている。上壁12の高背部12aは、回路基板3上の前記電子部品のうち背の高い部品(例えば前記コンデンサ等)が収まる高さ寸法に設定されている。上壁12の低背部12bには、Y方向に延びX方向へ並ぶ複数の放熱フィン14が形成されるとともに、呼吸フィルタ15が配設されている。
なお、上記した挿通部19等の寸法は、これに限定するものではなく、挿通部19における段差19cを無くして、径寸法Da,Dbを一定としてもよい(Da=Db)。
この点、図6(a)の弾性部材20´にあっては、電子制御装置1使用時の温度環境変化により、回路基板3をZ方向に押圧する力、つまり当該押圧する力に抗して回路基板3にて当該弾性部材20´との接触部分に発生する反力Faが減殺される。具体的には、図6(b)に符号21a´で示す、弾性部材20´内部の空間は、同図の上側の開放端がカバー11で閉塞され、且つ下側の開放端が回路基板3で閉塞されていることから、高温時には、係る温度上昇により弾性部材20´内部21a´の空気が膨張することに伴い、当該弾性部材20´全体(特には軸方向中央部分)が径方向外側へ膨らむようにして変形する。このため、同図(b)に示す高温時の反力Fbは、図6(a)の常温時乃至通常時の反力Faよりも小さくなり(Fb<Fa)、弾性部材20´で回路基板3を保持する機能が損なわれる虞がある。
これによれば、挿通部19を、回路基板3の取付孔5と弾性部材20の中空部21とに挿通することにより、両者3,20のずれを防止することができ、又、両者3,20の取付け構造の簡単化を図りうる。
図7~図11は、本発明の第2~第6実施形態を示している。以下では、既述した実施形態と実質的に異なる点について述べることとする。
なお、以下では複数の中空部21,26を区別するために、中空部21を「第1中空部21」、中空部26を「第2中空部26」とも称する。
これによれば、例えば弾性部材50における第1中空部21の側から、挿通部19に挿通させるとき、その第1中空部21と挿通部19との間の空気を各貫通孔31a,31bを通して排気することができる。なお、図10では、係る空気の排出方向を矢印53で表しており、弾性部材50の組付け後に被せられるカバー11の図示を省略している。また、弾性部材50における第2中空部26の側からも、挿通部19に挿通させることができ、この場合も、第2中空部26と挿通部19との間の空気を各貫通孔31b,31aを通して排気することができる。
挿通部60は、図5等で示した挿通部19と同様、弾性部材20の中空部21に嵌合する円柱状をなしているが、先端側と基端側とで径寸法を同じくしている(図5の段差19cが無いものとしている)。なお、挿通部60は、弾性部材20の中空部21に収容可能な寸法形状であればよく、中空部21である円筒状部分21b内周面と、当該挿通部60外周面との間に間隙を設けるようにしてもよい(図示略)。
これによれば、弾性部材20の中空部21にカバー11の挿通部60が挿通されるため、カバー11に対する弾性部材20のずれ、ひいては回路基板3に対する弾性部材20のずれを防止することができる。また、中実部22により、弾性部材20の変形を抑制することができる等、第1実施形態と同様の効果を奏する。
図11に示した第6実施形態のカバー11の挿通部60に対して、弾性部材20に代えて、他の弾性部材25,30,40,50の何れかを配置するようにしてもよい。例えば、図7の弾性部材25を用いた場合、カバー11の挿通部60に対して、両中空部21,26の何れの側からでも、その両側の向きを識別することなく挿通させることができる等、上記した実施形態と同様の効果を奏する。
Claims (4)
- 電子部品が実装された回路基板(3)と、
内部に前記回路基板を収容する筐体(2)として相互に組み合わされる一対の筐体部材であって、前記回路基板が配置される第1筐体部材(10)、及び前記回路基板を覆うようにして前記第1筺体部材と組み合わされる第2筐体部材(11)と、
前記回路基板と前記第2筺体部材との間に配置され、前記第1筺体部材と前記第2筺体部材とで前記回路基板とともに挟持されることにより、前記回路基板を前記第1筺体部材側へ押圧する弾性部材(20,25,40)と、を備え、
前記第1筐体部材に、前記弾性部材側へ突起するとともに前記回路基板に形成された取付孔(5)へ挿通される挿通部(19)が設けられ、
前記弾性部材は柱状をなすとともに、中実状の中実部(22,27,27a,27b)及び中空状の中空部(21,26,41)を有し、
前記中空部は、当該弾性部材の軸方向における一端側にて、前記取付孔に挿通された前記挿通部を収容して嵌合させるように開放され当該嵌合により前記回路基板ごと保持する取付用の第1中空部(21)として形成され、前記中実部は、前記軸方向において前記中空部と隣り合うように形成されている電子制御装置。 - 電子部品が実装された回路基板(3)と、
内部に前記回路基板を収容する筐体(2)として相互に組み合わされる一対の筐体部材であって、前記回路基板が配置される第1筐体部材(10)、及び前記回路基板を覆うようにして前記第1筺体部材と組み合わされる第2筐体部材(11)と、
前記回路基板と前記第2筺体部材との間に配置され、前記第1筺体部材と前記第2筺体部材とで前記回路基板とともに挟持されることにより、前記回路基板を前記第1筺体部材側へ押圧する弾性部材(20)と、を備え、
前記第2筺体部材に、前記弾性部材側へ突起する挿通部(60)が設けられ、
前記弾性部材は柱状をなすとともに、中実状の中実部(22)及び中空状の中空部(21)を有し、
前記中空部は、当該弾性部材の軸方向における一端側にて、前記挿通部を収容可能に開放された取付用の第1中空部(21)として形成され、前記中実部は、前記軸方向において前記中空部と隣り合い且つ他端側の面まで柱状に形成されて前記回路基板と面接触する電子制御装置。 - 前記弾性部材における軸方向の他端側に、前記挿通部を収容して嵌合させることが可能に開放され、前記第1中空部と同じ大きさの取付用の第2中空部(26)を有する請求項1記載の電子制御装置。
- 電子部品が実装された回路基板(3)と、
内部に前記回路基板を収容する筐体(2)として相互に組み合わされる一対の筐体部材であって、前記回路基板が配置される第1筐体部材(10)、及び前記回路基板を覆うようにして前記第1筺体部材と組み合わされる第2筐体部材(11)と、
前記回路基板と前記第2筺体部材との間に配置され、前記第1筺体部材と前記第2筺体部材とで前記回路基板とともに挟持されることにより、前記回路基板を前記第1筺体部材側へ押圧する弾性部材(20,25,40)と、を備え、
前記第1筐体部材と前記第2筺体部材との何れか一方に、前記弾性部材側へ突起する挿通部(19,60)が設けられ、
前記弾性部材は柱状をなすとともに、中実状の中実部(22,27,27a,27b)及び中空状の中空部(21,26,41)を有し、
前記中空部は、当該弾性部材の軸方向における一端側にて、前記挿通部を収容可能に開放された取付用の第1中空部(21)として形成され、前記中実部は、前記軸方向において前記中空部と隣り合うように形成されており、
前記弾性部材における軸方向の他端側に、前記挿通部を収容可能に開放された取付用の第2中空部(26)を有し、前記一端側の前記1中空部と前記他端側の前記第2中空部との間に位置させて、第3中空部(41)を有する電子制御装置。
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JP2019104468A JP7293881B2 (ja) | 2019-06-04 | 2019-06-04 | 電子制御装置 |
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