JP2005142215A - 筐体の蓋の変形防止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 構造が簡素で、基板がケースに安定した状態で保持され、しかも、蓋の厚さが増大しない筐体の蓋の変形防止構造を提供する。
【解決手段】 筐体は、ケース1と、ケースを被覆する蓋2とを有し、ケースは、プリント基板4を保持する。ケースには、多数のコンタクト3が保持され、プリント基板の蓋側には、電子部品5aが実装され、ケース側には、電子部品5bが実装される。ケースの内面に、ケースと蓋とが組み立てられた際、蓋の内面との間に隙間が生じるように突起1aが形成される。突起に対応するプリント基板の位置に、突起が挿入されるスルーホール4bが形成される。蓋の外面に下向きの荷重が加わると、蓋の内面が突起の一端面に当接するので、蓋の所定以上の変形が防止される。
【選択図】 図2
【解決手段】 筐体は、ケース1と、ケースを被覆する蓋2とを有し、ケースは、プリント基板4を保持する。ケースには、多数のコンタクト3が保持され、プリント基板の蓋側には、電子部品5aが実装され、ケース側には、電子部品5bが実装される。ケースの内面に、ケースと蓋とが組み立てられた際、蓋の内面との間に隙間が生じるように突起1aが形成される。突起に対応するプリント基板の位置に、突起が挿入されるスルーホール4bが形成される。蓋の外面に下向きの荷重が加わると、蓋の内面が突起の一端面に当接するので、蓋の所定以上の変形が防止される。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ケースと蓋とから構成され、基板がケースに収納される筐体において、蓋の変形を防止する構造に関する。
第1の従来の技術の筐体における蓋の変形防止構造について図5〜図7を参照して説明する。図5は蓋が薄い場合で蓋に荷重が加わった状態の筐体の断面図、図6は厚い蓋の断面図、図7は蓋が厚い場合の筐体の断面図を、それぞれ示す。
筐体は、図5に示されるように、略長方形枠状のケース11と、ケース11を被覆する蓋12と、ケース11に保持される多数のコンタクト13と、ケース11に収納されるプリント基板14と、プリント基板14のケース11側に実装された電子部品15とから構成される。
ケース11と蓋12は、合成樹脂から製造される。ケース11の前面には、コネクタ用嵌合部11aが形成される。
各コンタクト13は、L字状に折曲され、一定のピッチで4列にケース11に保持され、各コンタクト13の一端は、コネクタ用嵌合部11a内に突出し、各コンタクト13の他端は、プリント基板14のスルーホールに挿入されて電気的に接続される。
蓋12に荷重が矢印方向に加わると、蓋12は変形し、蓋12の中央付近はプリント基板14に接触するので、支障が生じる。
そこで、図6に示されるように、蓋12の厚さTを厚く構成し、図7に示されるように、筐体に厚い蓋12を採用すると、荷重が加わっても、蓋12は変形しない。
しかし、ケース11の外側下面と蓋12の外側上面の間の寸法Bは、図5におけるそれよりも大きくなる。
第2の従来の技術の筐体における蓋の変形防止構造について説明する(例えば、特許文献1参照。)。
図8の筐体の断面図に示されるように、筐体は、ケース21と、蓋22と、ケース21に収納される基板23とから構成される。
ケース21の内側下面に複数本の突起21aが一体に形成され、また、各突起21aの周囲に3角形状の数本の補強リブ21bが一体に形成される。
蓋22の内側上面に複数本の突起22aが一体に形成され、また、各突起22aの周囲に3角形状の数本の補強リブ22bが一体に形成される。
基板23は、各突起21aと各突起22aの間に挟持されている。
蓋22に荷重が矢印方向に加わると、荷重は各突起22a、各補強リブ22b、基板23、各突起21a及び各補強リブ21bを介してケース21の下部に伝達される。したがって、蓋22は、変形を防止される。
特開平8−335785号公報(第3頁第3欄第47行−第4頁第6欄第1行、図4)
第1の従来の技術の筐体では、荷重が加わったときの蓋の変形を防止するために、蓋を厚く構成せざるを得ない。この結果、筐体の厚さは、増大する。
第2の従来の技術の筐体では、蓋の各突起が基板に当接するため、荷重が蓋に加わっても、蓋は変形し難い。しかし、ケースの各突起と蓋の各突起が基板を挟持するので、筐体の構造は複雑になり、また、基板はケースに安定した状態で保持されない。更に、ケースの突起と補強リブが蓋に隙間なく突き当たっているため、筐体が例えば自動車内部に搭載された場合、振動時にケースに加わる力が蓋に直接伝わるので、蓋の変形又は破損が起きる可能性が十分考えられる。
そこで、本発明は、前記両従来の技術の筐体の欠点を改良し、構造が簡素で、基板がケースに安定した状態で保持され、しかも、蓋の厚さが増大しない筐体の蓋の変形防止構造を提供しようとするものである。
本発明は、前記課題を解決するため、次の手段を採用する。
1.ケースと、前記ケースを被覆する蓋とを有する筐体において、前記ケースは、基板を保持し、前記ケース又は前記蓋の少なくとも一方の内面に、前記ケースと前記蓋とが組み立てられた際、他方の内面との間に隙間が生じるように突起が形成され、前記突起に対応する前記基板の位置に、前記突起が挿入されるスルーホールが形成され、前記蓋又は前記ケースの一方に他方に向かう荷重が加わると、前記突起の一端面が前記他方の内面と当接することによって、前記蓋又は前記ケースの所定以上の変形を防止する筐体の蓋の変形防止構造。
2.前記突起は、少なくとも2個形成され、前記ケースに対する前記基板の位置決めを行う前記1記載の筐体の蓋の変形防止構造。
明細書の説明から明らかなように、本発明は、次の効果を奏する。
1.突起が基板のスルーホールを貫通して、突起の一端面が蓋又はケースに当接するので、筐体の蓋の厚さを増大することなく、蓋の変形を防止することができる。
2.ケース又は蓋に形成された突起が基板のスルーホールを貫通するという構成によって、所期の目的を達成するので、構造が簡素である。
3.突起とケース又は蓋の間には、振動時に互いに当接しない程度の隙間を設けることによって、筐体の自動車等への搭載時にケースに加わる力が蓋に直接伝わることを防止できる。
4.基板は、突起によって位置決めされ、しかも、ケースに安定した状態で保持される。
本発明の一実施例の筐体における蓋の変形防止構造について説明する。
本発明の実施例1について図1〜図4を参照して説明する。図1は筐体の分解斜視図、図2は図1における線X−Xによる分解断面図、図3は蓋に荷重が加わっていない状態の筐体の断面図、図4は蓋に荷重が加わった状態の筐体の断面図を、それぞれ示す。
筐体は、略長方形枠状のケース1と、ケース1を被覆する蓋2と、ケース1に保持される多数のコンタクト3と、ケース1に収納されるプリント基板4と、プリント基板4の蓋2側に実装された電子部品5aと、プリント基板4のケース1側に実装された電子部品5bとから構成される。
ケース1は、合成樹脂から製造され、ケース1の内部の中央付近には、蓋2の変形を防止するために2本の突起1aが形成される。また、ケース1の前面には、コネクタ用嵌合部1bが形成され、更に、ケース1の両側面の各2箇所には、蓋2を係合するために係合部1cが形成される。
蓋2は、合成樹脂から製造され、蓋2の両側面の各2箇所には、ケース1の各係合部1cとそれぞれ係合する被係合部2aが形成される。
各コンタクト3は、L字状に折曲され、一定のピッチで4列にケース1に保持され、各コンタクト3の一端は、コネクタ用嵌合部1b内に突出し、各コンタクト3の他端は、プリント基板4の各スルーホール4aに挿入されて電気的に接続される。
プリント基板4には、2本の突起1aに対応する位置にそれぞれスルーホール4bが開けられる。プリント基板4は、その4隅付近を4本のねじ6によってケース1に固定される。
図3に示される蓋2に荷重が加わっていない状態においては、蓋2の内面と各突起1aの上端面の間には、若干の隙間Cが存在する。この状態において、図4に示されるように、荷重が蓋2に矢印方向に加わると、蓋2は矢印方向に変形するので、蓋2の中央付近は各突起1aに当接する。したがって、蓋2がそれ以上変形しないので、蓋2がプリント基板4と電子部品5aに接触する支障の発生は防止される。
実施例1におけるケース1の外側下面と蓋2の外側上面の間の寸法A(図3参照)は、第1の従来の技術の筐体における蓋の変形防止構造の寸法B(図7参照)よりも小さい。したがって、実施例1の筐体は、第1の従来の技術の筐体よりも薄型に構成される。
実施例1では、各突起1aをケース1に形成したが、蓋2に形成するように設計変更することができる。
また、実施例1では、2本の突起1aをケース1に形成したが、突起1aの本数が多い程、筐体の構造の強度が向上する。
更に、実施例1では、各突起1aは、ケース1に対するプリント基板4の位置決めを行う。
1 ケース
1a 突起
1b コネクタ用嵌合部
1c 係合部
2 蓋
2a 被係合部
3 コンタクト
4 プリント基板
4a スルーホール
4b スルーホール
5a 電子部品
5b 電子部品
6 ねじ
C 隙間
1a 突起
1b コネクタ用嵌合部
1c 係合部
2 蓋
2a 被係合部
3 コンタクト
4 プリント基板
4a スルーホール
4b スルーホール
5a 電子部品
5b 電子部品
6 ねじ
C 隙間
Claims (2)
- ケースと、前記ケースを被覆する蓋とを有する筐体において、
前記ケースは、基板を保持し、
前記ケース又は前記蓋の少なくとも一方の内面に、前記ケースと前記蓋とが組み立てられた際、他方の内面との間に隙間が生じるように突起が形成され、
前記突起に対応する前記基板の位置に、前記突起が挿入されるスルーホールが形成され、
前記蓋又は前記ケースの一方に他方に向かう荷重が加わると、前記突起の一端面が前記他方の内面と当接することによって、前記蓋又は前記ケースの所定以上の変形を防止することを特徴とする筐体の蓋の変形防止構造。 - 前記突起は、少なくとも2個形成され、前記ケースに対する前記基板の位置決めを行うことを特徴とする請求項1記載の筐体の蓋の変形防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003374545A JP2005142215A (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | 筐体の蓋の変形防止構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003374545A JP2005142215A (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | 筐体の蓋の変形防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005142215A true JP2005142215A (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=34686231
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---|---|---|---|---|
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-
2003
- 2003-11-04 JP JP2003374545A patent/JP2005142215A/ja not_active Withdrawn
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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