JP2008235473A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増やすことなく、回路基板とコネクタとの保持強度を向上させることができる電子装置を提供すること。
【解決手段】カバー10とベース20とがネジ60a〜60dにて互いに固定され、カバー10とベース20とによって構成される内部空間にプリント基板にコネクタ40が実装された回路基板30を収納してなる電子装置であって、コネクタ40は、ハウジング41に複数の端子42が配設され回路基板30に対する固定部材50を有し、固定部材50と回路基板30は、固定部材側貫通孔51と基板側貫通孔31にネジ60a〜60dが挿通され、カバー10とベース20とによって挟持される。
【選択図】図4

Description

本発明は、ベースとカバーとによって構成される内部空間にプリント基板にコネクタなどの電子部品が実装された回路基板を収納してなる電子装置に関するものである。
従来、回路基板と回路基板に実装されたコネクタとの保持強度を向上する電子装置の一例として、特許文献1に示すものがあった。
特許文献1は、コネクタ、回路基板、ロアハウジング、保護カバーなどを備える計器の電気的接続構造に関するものである。コネクタは、コネクタハウジングと、コネクタハウジングに配列固定される端子とを備える。そして、コネクタハウジングには、相手コネクタハウジングを嵌合するコネクタ嵌合凹部と、ネジが挿通される貫通孔が設けられた左右一対の鍔部が形成されている。回路基板は、コネクタの端子が挿通されるスルーホール(端子挿通孔)、回路パターンや回路素子などの回路部材が設けられている。そして、コネクタハウジングを回路基板の回路パターン形成面に取付け、コネクタ固定用のネジによって回路基板とコネクタハウジングをロアハウジングに共締めし、ロアハウジングの裏側に回路基板を挟んで保護カバーが取り付けるものである。
特開2000−55699号公報
しかしながら、特許文献1においては、回路基板とコネクタとの保持強度を向上させるために、ネジが必要となり部品点数が増えることとなる。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、部品点数を増やすことなく、回路基板とコネクタとの保持強度を向上させることができる電子装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の電子装置は、ベースとカバーとが固定機構にて互いに固定され、ベースとカバーとによって構成される内部空間にプリント基板に電子部品が実装された回路基板を収納してなる電子装置であって、電子部品は、ハウジングに複数の端子が配設され、回路基板に対する固定部を有するコネクタを含み、固定部と回路基板は、固定機構の少なくとも一部が挿通される貫通孔を有し、ベースとカバーとが固定された状態において、貫通孔に固定機構の少なくとも一部が挿通され、固定機構にて互いに固定されるベースとカバーとによって挟持されることを特徴とするものである。
このようにすることによって、コネクタの固定部と回路基板とは、貫通孔に挿通される固定機構によって平面方向への移動が低減されると共に、固定機構にて互いに固定されるベースとカバーとから挟持される力によって保持強度が向上する。
また、通常、プリント基板に電子部品が実装された回路基板は、プリント基板や電子部品を保護するために、固定機構によって互いに固定されたベースとカバーとによって構成される内部空間に配置されるものである。したがって、請求項1に示すようにベースとカバーとを固定する固定機構を用いてコネクタと回路基板との保持強度を向上させることによって、別途、コネクタ固定用のネジを用いる必要がない。
また、請求項2に示すように、固定機構は、ネジとベース又はカバーに設けられるネジに対応するネジ穴とを含み、ベースとカバーとは、ネジとネジ穴によるネジ止めによって互いに固定されるものであり、固定部と回路基板は、貫通孔にネジが挿通され、ネジとネジ穴によるネジ止めによってベースとカバーとに共締めされることによって挟持されるようにしてもよい。
このようにすることによって、ベースとカバーとをネジ止めするだけで、ネジによってコネクタの固定部と回路基板の平面方向への移動が低減されると共に、コネクタの固定部と回路基板とをベースとカバーとによって挟持することができ、簡単な構成でコネクタと回路基板との保持強度を向上させることができるので好ましい。
また、請求項3に示すように、固定機構は、ネジとネジに対応するナットとを含み、ベースとカバーとは、ネジとナットによるネジ止めによって互いに固定されるものであり、固定部と回路基板は、貫通孔にネジが挿通され、ネジとナットによるネジ止めによってベースとカバーとに共締めされることによって挟持されるようにしてもよい。
このようにすることによっても、ベースとカバーとをネジ止めするだけで、ネジによってコネクタの固定部と回路基板の平面方向への移動が低減されると共に、コネクタの固定部と回路基板とをベースとカバーとによって挟持することができ、簡単な構成でコネクタと回路基板との保持強度を向上させることができるので好ましい。
また、請求項4に示すように、固定機構は、ベースとカバーのいずれか一方に設けられる突部と、ベースとカバーの突部が設けられていない方に設けられる突部と嵌合する嵌合部とを含み、ベースとカバーとは、突部と嵌合部による嵌合によって互いに固定されるものであり、固定部と回路基板は、貫通孔に突部が挿通され、突部と嵌合部による嵌合によってベースとカバーとに共締めされることによって挟持されるようにしてもよい。
ベースとカバーとは、突部と嵌合部とを設け、それら(突部と嵌合部)の嵌合によっても互いに固定することができる。したがって、請求項4に示すようにすることによって、貫通孔に挿通される突部によってコネクタの固定部と回路基板の平面方向への移動が低減されると共に、コネクタの固定部と回路基板とをベースとカバーとによって挟持することができ、ネジなどを用いることなくコネクタと回路基板との保持強度を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態における電子装置の概略構成を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態における電子装置の概略構成を示す分解斜視図である。図3は、本発明の実施の形態における回路基板とコネクタの概略構成を示す斜視図である。図4は、図1のIV−IV断面図である。
図1及び図2に示すように、電子装置100は、カバー10とベース20とがネジ60a〜60dにて互いに固定され、カバー10とベース20とによって構成される内部空間にプリント基板にコネクタ40などの電子部品が実装された回路基板30を収納してなるものである。なお、このような電子装置100は、例えば車両のエンジンECU(Electric Control Unit)などを構成する制御装置として採用される。
カバー10とベース20は、例えばアルミニウム、鉄等の金属材料や合成樹脂材料からなる。そして、カバー10とベース20とを組み付ける(固定する)ことで、すなわち、ネジ60a〜60dによってネジ止めすることで、回路基板30を収容する内部空間を有した筐体を構成する。
カバー10は、一方が開放された箱状部材であり、側壁の一部にコネクタ40用の開口部13が設けられる。また、カバー10は、四隅にベース20と組み付けられた状態でコネクタ40(固定部材50)と接触する部位であり、回路基板30と略平行なカバー側固定部11が設けられる。そして、このカバー側固定部11には、ネジ60a〜60dが挿通されるカバー側貫通孔12が設けられる。
ベース20は、回路基板30が搭載されるものであり、カバー10の開放面を閉塞する略矩形状を有するものである。ベース20は、四隅(カバー側固定部11に対応する位置)にカバー10と組み付けられた状態で回路基板30と接触する部位であり、回路基板10と略平行なベース側固定部21を有する。そして、このベース側固定部21には、ネジ60a〜60dに対応するネジ穴22が設けられる。また、ベース20は、搭載される回路基板30を位置決めするための位置決め突部23が設けられる。
回路基板30は、配線パターン(図示省略)や配線パターン間を接続するビアホール(図示省略)等を形成してなるプリント基板に、マイコン(図示省略)、抵抗(図示省略)、コンデンサ(図示省略)、コネクタ40等の電子部品を実装してなる回路基板である。また、回路基板30は、四隅にネジ60a〜60dが挿通される基板側貫通孔31が設けられる。更に、回路基板30は、ベース20に設けられた位置決め突部23に対応する位置決め凹部32が設けられる。この位置決め凹部32とベース20に設けられた位置決め突部23によって、回路基板30とベース20とが位置決めされ、回路基板30とベース20との位置ズレを抑制することができる。
なお、プリント基板を構成する基材の材料は、特に限定されるものではない。例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、セラミック、ガラス(例えばガラス布)と樹脂との複合体等の公知材料を採用することができる。
コネクタ40は、図3などに示すように、導電性材料(本実施形態においては黄銅を金メッキ)からなり、一端が回路基板30との接続に供せられ、他端が相手コネクタとの接続に供せられる端子42を、絶縁材料(本実施形態においては合成樹脂)からなるハウジング41に複数配設してなる表面実装型のコネクタである。具体的には、コネクタ40は、回路基板30を収容するようにカバー10とベース20とをネジ止めした状態で、コネクタ40の一部(相手コネクタとの接続に供せられる部位)がカバー10に設けられた開口部13から外に露出される。
複数の端子42は、互いに干渉しないように、ハウジング41に一部が固定されている。端子42のうち、回路基板30に実装される側の端部は、ハウジング41の一側面から延びてその先端部位が回路基板30と略平行となるように折曲されており、折曲された先端部位が、回路基板30に設けられたランド33との接続部43として構成されている。
ハウジング41は、相手コネクタが挿入されて嵌合される凹部である相手コネクタ嵌合部44を有する。つまり、コネクタ40は、相手コネクタ嵌合部44内に溝などを設け、この溝と相手コネクタに設けられた嵌合突起とが嵌合することで、相手コネクタが固定される。また、相手コネクタ嵌合部44内には、複数の端子42における相手コネクタとの接続に供せられる側が配置されるものである(図示省略)。
また、ハウジング41には、長手方向の端部に回路基板30との固定部である固定部材50(本発明の請求項における固定部に相当する)が設けられる。この固定部材50は、ハウジング41の側面に対して略平行な部位と、その部位からのびる回路基板30に対して略平行な部位とからなる。換言すると、固定部材50は、略L字状の部材である。また、固定部材50は、ネジ60a〜60dが挿通される固定部材側貫通孔51が設けられる。
なお、上述したカバー側貫通孔12、基板側貫通孔31、固定部材側貫通孔51、及びネジ穴22は、互いに対応する位置に設けられるものである。すなわち、コネクタ40が設けられる側においては、カバー側貫通孔12、基板側貫通孔31、固定部材側貫通孔51、及びネジ穴22が互いに対応する位置に設けられ、コネクタ40が設けられない側においては、カバー側貫通孔12、基板側貫通孔31、及びネジ穴22が互いに対応する位置に設けられる。
ここで、これらのカバー10、ベース20、回路基板30、コネクタ40(固定部材50)、ネジ60a〜60dを備える電子装置100の製造方法に関して説明する。
まず、回路基板30には、固定部材50が取り付けられたコネクタ40が実装される。ランド33及び固定部材50に対応する位置に半田が形成された回路基板30にコネクタ40を搭載した状態でリフロー工程を実施する。これにより、ランド33上及び固定部材50に対応する位置の半田が溶融される。そして冷却・固化を経て、端子42(接続部43)とランド33とが半田を介して電気的に接続されると共に、固定部材50における回路基板30に対して略平行な部位の半田接続部52と回路基板30とが半田を介して機械的に接続される。これにより、回路基板30にコネクタ40が実装される。なお、固定部材50は、ハウジング41の側面に対して略平行な部位を半田付け、ネジ止め、嵌合などによってハウジング41に固定される。
次に、コネクタ40が実装された回路基板30をベース20に搭載する。このとき、回路基板30は、位置決め凹部32とベース20の位置決め突部23とによって位置決めされた状態でベース20に搭載される。そして、ベース20に搭載された回路基板30を覆うように、ベース20に対してカバー10を被せる。これによって、回路基板30と固定部材50とは、カバー10のカバー側固定部11とベース20のベース側固定部21とによって挟まれた状態となる。このとき、各領域(四隅)におけるカバー10のカバー側貫通孔12、ベース20のネジ穴22、回路基板30の基板側貫通孔31、及び、カバー10のカバー側貫通孔12、ベース20のネジ穴22、回路基板30の基板側貫通孔31、固定部材50の固定部材側貫通孔51は、ネジ穴22を底とする穴となる。
そして、回路基板30を収納した状態のカバー10とベース20とを互いに固定する。つまり、ネジ60a〜60dを各領域(四隅)におけるカバー側貫通孔12から基板側貫通孔31と固定部材側貫通孔51、または基板側貫通孔31に挿通して、ネジ穴22に螺合する。このようにして、カバー10とベース20とは、カバー10とベース20とによって構成される内部空間にプリント基板にコネクタ40などの電子部品が実装された回路基板30を収納した状態でネジ止めによって互いに固定される。
このときコネクタ40(固定部材50)と回路基板30は、図4に示すように、カバー10とベース20とが固定された状態において、基板側貫通孔31(貫通孔)、固定部材側貫通孔51(貫通孔)にネジ60b(60a)が挿通される。なお、図4においては、ネジ60bで固定される固定部位のみを図示しているが、ネジ60aで固定される固定部位に関しても同様である。
そして、コネクタ40(固定部材50)と回路基板30は、ネジ60b(60b)とネジ穴22によるネジ止めによって、カバー10とベース20とに共締めされることによってカバー10とベース20に挟持される。より具体的には、コネクタ40の固定部材50と回路基板30とは、カバー10とベース20とが固定された状態において、カバー10のカバー側固定部11とベース20のベース側固定部21によって押圧された状態となる。
すなわち、コネクタ40(固定部材50)と回路基板30とは、固定部材50と回路基板30とを半田付けすることによって固定されると共に、カバー10とベース20に挟持されることによってより一層強固に固定(補強)されている。
このようにすることによって、コネクタ40の固定部材50と回路基板30とは、基板側貫通孔31(貫通孔)、固定部材側貫通孔51(貫通孔)に挿通されるネジ60b(60a)によって平面方向への移動が低減されると共に、ネジ止めにて互いに固定されるカバー10とベース20とから挟持される力によって保持強度が向上する。
また、通常、プリント基板にコネクタ40などの電子部品が実装された回路基板30は、プリント基板や電子部品を保護するために、ネジ止めなどによって互いに固定されたカバー10とベース20とによって構成される内部空間に配置されるものである。本実施の形態におけるコネクタ40(固定部材50)と回路基板30とは、このカバー10とベース20とを固定するためのネジ止め(ネジ60a、60bとネジ穴22)を利用して保持強度を向上させているため、別途、コネクタ固定用のネジ(コネクタと回路基板とを固定するためだけのネジ)を用いる必要がない。
また、本実施の形態においては、上述ように、カバー10とベース20とをネジ止めするだけで、挿通されたネジ60によってコネクタ40の固定部材50と回路基板30の平面方向への移動を低減できると共に、コネクタ40の固定部材50と回路基板30とをカバー10とベース20とによって挟持することができ、簡単な構成でコネクタ40と回路基板30との保持強度を向上させることができるので好ましい。
なお、本実の施形態においては、ハウジング41に対し、その長手方向に沿って端子42が1列配置され、回路基板30に実装される側の端部と相手コネクタと接続される側の端部が、ハウジング41の対向する側面からそれぞれ延出された態様の表面実装型のコネクタ40を採用している。しかしながら、コネクタ40の態様は上記例に限定されるものではない。ハウジング41に複数の端子42が配列されていれば良い。
例えば、ハウジング41に対し、その長手方向に沿って端子42が複数列配置されるコネクタを用いてもよい。また、回路基板にスルーホールを設け、そのスルーホールにコネクタの端子を挿入した状態で半田付けする挿入型のコネクタを用いてもよい。しかしながら、本実施の形態に示すような表面実装型のコネクタは、挿入型のコネクタに比べて回路基板との保持強度が低いため本発明を適用すると好ましい。
また、本実施の形態においては、カバー10側にネジ60a〜60dを挿通する貫通孔を設け、ベース20にネジ60a〜60dに対応するネジ穴22を設ける例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カバー10側にネジ60a〜60dに
対応したネジ穴を設け、ベース20にネジ60a〜60dを挿通する貫通孔を設けるようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、コネクタ40の回路基板30に対する固定部としてハウジング41とは別部材からなる固定部材50を採用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ハウジング41に一体に設けられたものであってもよい。例えば、ハウジング41の端部から回路基板30の平面方向にのびる鍔部のようなものであってもよい。
(変形例1)
次に、変形例1に関して説明する。図5は、本発明の変形例1における電子装置の固定部位の概略構成を示す拡大断面図である。この図5は、上述の実施の形態における図4に対応する図面である。
電子装置は、図5に示すように、カバー10とベース20aとをネジ61bとナット70によって固定するようにしてもよい。この場合、ベース20aには、カバー10のカバー側貫通孔12などに対応する位置(四隅)にベース側貫通穴22aが設けられる。そして、コネクタ40の固定部材50と回路基板30は、固定部材側貫通孔51と基板側貫通孔31にネジ61bが挿通され、ネジ61bとナット70によるネジ止めによってカバー10とベース20aとに共締めされることによって挟持される。
このようにすることによっても、カバー10とベース20aとをネジ止めするだけで、挿通されたネジ61bによってコネクタ40の固定部材50と回路基板30の平面方向への移動を低減できると共に、コネクタ40の固定部材50と回路基板30とをカバー10とベース20aとによって挟持することができ、簡単な構成でコネクタ40と回路基板30との保持強度を向上させることができる。
(変形例2)
次に、変形例2に関して説明する。図6は、本発明の変形例2における電子装置の固定部位の概略構成を示す拡大断面図である。この図6は、上述の実施の形態における図4に対応する図面である。
電子装置は、図6に示すように、カバー10bとベース20bとを嵌合によって固定するようにしてもよい。この場合、ベース20bには、基板側貫通孔31、固定部材側貫通孔51に対応する位置(四隅)に突部24bが設けられる。そして、カバー10bには、突部24bと対応する位置(四隅)に、突部24bと嵌合する嵌合凹部12bが設けられる。そして、コネクタ40の固定部材50と回路基板30は、固定部材側貫通孔51と基板側貫通孔31に突部24bが挿通され、突部24bと嵌合凹部12bによる嵌合によってカバー10bとベース20bとに共締めされることによって挟持される。なお、カバーに突部を設け、ベースに嵌合凹部を設けるようにしてもよい。
このように、突部24bを固定部材側貫通孔51と基板側貫通孔31に挿通することによってコネクタ40の固定部材50と回路基板30の平面方向への移動を低減できると共に、突部24bと嵌合凹部12bとの嵌合によってコネクタ40の固定部材50と回路基板30とをカバー10bとベース20bとによって挟持することができる。したがって、ネジなどを用いることなくコネクタ40と回路基板30との保持強度を向上させることができる。
本発明の実施の形態における電子装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における電子装置の概略構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態における回路基板とコネクタの概略構成を示す斜視図である。 図1のIV−IV断面図である。 本発明の変形例1における電子装置の固定部位の概略構成を示す拡大断面図である。 本発明の変形例2における電子装置の固定部位の概略構成を示す拡大断面図である。
符号の説明
10 カバー、11 カバー側固定部、12 カバー側貫通孔、13 開口部、20 ベース、21 ベース側固定部、22 ネジ穴、23 位置決め突部、30 回路基板、31 基板側貫通孔、32 位置決め凹部、33 ランド、40 コネクタ、41 ハウジング、42 端子、50 固定部材、51 固定部材側貫通孔、52 半田接続部、60a〜60d ネジ

Claims (4)

  1. ベースとカバーとが固定機構にて互いに固定され、当該ベースと当該カバーとによって構成される内部空間にプリント基板に電子部品が実装された回路基板を収納してなる電子装置であって、
    前記電子部品は、ハウジングに複数の端子が配設され、前記回路基板に対する固定部を有するコネクタを含み、
    前記固定部と前記回路基板は、前記固定機構の少なくとも一部が挿通される貫通孔を有し、前記ベースと前記カバーとが固定された状態において、前記貫通孔に前記固定機構の少なくとも一部が挿通され、前記固定機構にて互いに固定される前記ベースと前記カバーとによって挟持されることを特徴とする電子装置。
  2. 前記固定機構は、ネジと前記ベース又は前記カバーに設けられる前記ネジに対応するネジ穴とを含み、
    前記ベースと前記カバーとは、前記ネジと前記ネジ穴によるネジ止めによって互いに固定されるものであり、
    前記固定部と前記回路基板は、前記貫通孔に前記ネジが挿通され、前記ネジと前記ネジ穴によるネジ止めによって前記ベースと前記カバーとに共締めされることによって挟持されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記固定機構は、ネジと前記ネジに対応するナットとを含み、
    前記ベースと前記カバーとは、前記ネジと前記ナットによるネジ止めによって互いに固定されるものであり、
    前記固定部と前記回路基板は、前記貫通孔に前記ネジが挿通され、前記ネジと前記ナットによるネジ止めによって前記ベースと前記カバーとに共締めされることによって挟持されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記固定機構は、前記ベースと前記カバーのいずれか一方に設けられる突部と、前記ベースと前記カバーの前記突部が設けられていない方に設けられる前記突部と嵌合する嵌合部とを含み、
    前記ベースと前記カバーとは、前記突部と前記嵌合部による嵌合によって互いに固定されるものであり、
    前記固定部と前記回路基板は、前記貫通孔に前記突部が挿通され、前記突部と前記嵌合部による嵌合によって前記ベースと前記カバーとに共締めされることによって挟持されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
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