JP2006066492A - 薄膜トランジスタパネル及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 アモルファスシリコンからなる半導体薄膜41を有する光電気変換型の薄膜トランジスタ3は、ポリシリコンからなる半導体薄膜25、26を有する駆動回路用のCMOS薄膜トランジスタ21、22よりも上層側に設けられている。この場合、薄膜トランジスタ3のボトムゲート電極9、ソース・ドレイン電極10及びトップゲート電極8と薄膜トランジスタ21、22のソース・ドレイン電極に接続される導電体層35、36とを接続するための上層接続配線48、51、54は、ボトムゲート電極9、ソース・ドレイン電極10及びトップゲート電極8の各電極と同一の層に、同一の導電材料により形成され、下層接続配線50、53、56は、導電体層35、36と同一の層に、同一の導電材料により形成される。
【選択図】 図2
Description
図1はこの発明の第1実施形態としての、例えば画像読取装置を構成する薄膜トランジスタパネルの要部の等価回路的平面図を示す。この薄膜トランジスタパネルはガラス基板1を備えている。ガラス基板1上のほぼ中央部の画像読取領域2には、フォトセンサとしての複数の光電変換型の薄膜トランジスタ3がマトリクス状に配置されている。
図15はこの発明の第2実施形態としての薄膜トランジスタパネルの、図2同様の断面図を示す。この薄膜トランジスタパネルにおいて、図2に示す場合と異なる点は、第3の上層接続配線51を、ボトムゲート絶縁膜38に設けられたコンタクトホール52を介して、第2の層間絶縁膜37の上面に設けられたクロムからなる第3の下層接続配線53の接続パッド部に接続させ、また第4の上層接続配線54を、トップゲート絶縁膜39及びボトムゲート絶縁膜38に設けられたコンタクトホール55を介して、第2の層間絶縁膜37の上面に設けられたクロムからなる第4の下層接続配線56の接続パッド部に接続させた点である。
図16はこの発明の第3実施形態としての薄膜トランジスタパネルの、図15同様の断面図を示す。この薄膜トランジスタパネルにおいて、図15に示す場合と異なる点は、第4の上層接続配線54を、トップゲート絶縁膜39に設けられたコンタクトホール55を介して、ボトムゲート絶縁膜38の上面に設けられたクロムからなる第4の下層接続配線56の接続パッド部に接続させた点である。
図17はこの発明の第4実施形態としての薄膜トランジスタパネルの、図2同様の断面図を示す。この薄膜トランジスタパネルにおいて、図2に示す場合と大きく異なる点は、図2に示す駆動回路用の薄膜トランジスタ21、22がトップゲート構造であるのに対し、ボトムゲート構造とした点である。この場合、ガラス基板1の上面には、下地絶縁膜として、窒化シリコンからなる下地絶縁膜23のみが設けられている。
上記各実施形態では、駆動回路部をポリシリコン薄膜トランジスタからなるCMOS薄膜トランジスタによって構成した場合について説明したが、これに限らず、NMOS薄膜トランジスタのみによって構成するようにしてもよく、またポリシリコン薄膜トランジスタとアモルファスシリコン薄膜トランジスタとの組み合わせによって構成するようにしてもよい。
2 画像読取領域
3 光電変換型の薄膜トランジスタ
4〜6 駆動回路部
7 外部接続端子
8 トップゲート電極
9 ボトムゲート電極
10 ソース・ドレイン電極
11 トップゲートライン
12 ボトムゲートライン
13 ドレインライン
21、22 駆動回路部用の薄膜トランジスタ
25、26 半導体薄膜
28、29 ゲート電極
33、34 コンタクトホール
35、36 ソース・ドレイン電極を含む導電体層
41 半導体薄膜
42 チャネル保護膜
43 オーミックコンタクト層
44 開口部
45、48、51、54 第1〜第4の上層接続配線
46、49、52、55 コンタクトホール
47、50、53、56 第1〜第4の下層接続配線
Claims (14)
- 基板上に、ポリシリコンからなる半導体薄膜及び複数の電極を有するポリシリコン薄膜トランジスタと、アモルファスシリコンからなる半導体薄膜及び複数の電極を有するアモルファスシリコン薄膜トランジスタと、が設けられた薄膜トランジスタパネルにおいて、
前記ポリシリコン薄膜トランジスタの前記複数の電極のいずれかに接続されて、当該電極と同一の導電材料で同一の層に設けられ、接続パッドを有する第1の配線と、
前記第1の配線の上部に絶縁膜を介して設けられた前記アモルファスシリコンからなる半導体薄膜と、
前記第1の配線に絶縁膜を介して対向し、前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタの前記複数の電極のいずれかと同一の導電材料で、同一の層に設けられ、該絶縁膜の前記第1の配線の前記接続パッドに対応する箇所に設けられるコンタクトホールを介して、前記第1の配線に電気的に接続される第2の配線と、
を備えることを特徴とする薄膜トランジスタパネル。 - 請求項1に記載の発明において、
前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタは、その半導体薄膜の上方及び下方にそれぞれ絶縁膜を介して設けられたトップゲート電極及びボトムゲート電極を備えたダブルゲート型の薄膜トランジスタであることを特徴とする薄膜トランジスタパネル。 - 請求項2に記載の発明において、
前記第2の配線は、前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタのボトムゲート電極、ソース・ドレイン電極及びトップゲート電極のいずれかの電極と同一の導電材料で同一の層に設けられていることを特徴とする薄膜トランジスタパネル。 - 請求項1に記載の発明において、
前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタの前記複数の電極のいずれかに接続されて、当該電極と同一の導電材料で同一の層に設けられ、接続パッドを有する第3の配線と、
前記第3の配線の上部に絶縁膜を介して、前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタの前記複数の電極のいずれかと同一の導電材料で、同一の層に設けられ、該絶縁膜の前記第3の配線の前記接続パッドに対応する箇所に設けられるコンタクトホールを介して、前記第3の配線に電気的に接続される第4の配線を備えることを特徴とする薄膜トランジスタパネル。 - 請求項4に記載の発明において、
前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタは、その半導体薄膜の上方及び下方にそれぞれ絶縁膜を介して設けられたトップゲート電極及びボトムゲート電極を備えたダブルゲート型の薄膜トランジスタであり、
前記第2の配線、第3の配線及び第4の配線は、前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタのボトムゲート電極、ソース・ドレイン電極及びトップゲート電極のいずれかの電極と同一の導電材料で同一の層に設けられていることを特徴とする薄膜トランジスタパネル。 - 請求項1に記載の発明において、
前記ポリシリコン薄膜トランジスタはトップゲート型であることを特徴とする薄膜トランジスタパネル。 - 請求項1に記載の発明において、
前記ポリシリコン薄膜トランジスタはボトムゲート型であることを特徴とする薄膜トランジスタパネル。 - 請求項1に記載の発明において、
前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタは前記基板上の所定の領域にマトリクス状に配置され、
前記ポリシリコン薄膜トランジスタは前記基板上の前記所定の領域に隣接する周辺領域に配置されて前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタを駆動する駆動回路部を構成していることを特徴とする薄膜トランジスタパネル。 - 基板上に、ポリシリコンからなる半導体薄膜及び複数の電極を有するポリシリコン薄膜トランジスタと、アモルファスシリコンからなる半導体薄膜及び複数の電極を有するアモルファスシリコン薄膜トランジスタと、が設けられた薄膜トランジスタパネルの製造方法において、
前記基板上に、前記ポリシリコンからなる半導体薄膜を形成する工程と、
前記ポリシリコンからなる半導体薄膜を用いて前記ポリシリコン薄膜トランジスタを形成する工程と、
前記ポリシリコン薄膜トランジスタの前記複数の電極のいずれかに接続されて当該電極と同一の導電材料からなり、接続パッドを有する第1の配線を、当該電極と同時に形成する工程と、
前記第1の配線の上部に、絶縁膜を介して前記アモルファスシリコンからなる半導体薄膜を形成する工程と、
前記アモルファスシリコンからなる半導体薄膜を用いて前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタを形成する工程と、
前記第1の配線の上部に絶縁膜を形成し、該絶縁膜の前記第1の前記接続パッドに対応する箇所にコンタクトホールを形成する工程と、
前記第1の配線の上部に絶縁膜を形成し、該絶縁膜の前記第1の配線の接続パッドに対応する箇所に設けられるコンタクトホールを形成する工程と、
前記コンタクトホールに対応する前記絶縁膜上に、前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタの前記複数の電極のいずれかと同一の導電材料からなる第2の配線を、当該電極と同時に形成し、前記コンタクトホールを介して前記第2の配線と前記第1の配線とを電気的に接続する工程と、
を含むことを特徴とする薄膜トランジスタパネルの製造方法。 - 請求項9に記載の発明において、
前記ポリシリコンからなる半導体薄膜を形成する工程は、第1の温度条件下で行なわれ、
前記アモルファスシリコンからなる半導体薄膜を形成する工程は、最高温度が前記第1の温度条件よりも低い第2の温度条件下で行なわれることを特徴とする薄膜トランジスタパネルの製造方法。 - 請求項9に記載の発明において、
前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタは、その半導体薄膜の上方及び下方にそれぞれ絶縁膜を介して設けられたトップゲート電極及びボトムゲート電極を備えたダブルゲート型の薄膜トランジスタからなることを特徴とする薄膜トランジスタパネルの製造方法。 - 請求項11に記載の発明において、
前記第2の配線を、前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタのボトムゲート電極、ソース・ドレイン電極及びトップゲート電極のいずれかと同一の導電材料で、当該電極と同時に形成することを特徴とする薄膜トランジスタパネルの製造方法。 - 請求項12に記載の発明において、
前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタの前記複数の電極のいずれかに接続されて当該電極と同一の導電材料からなり、接続パッドを有する第3の配線を、当該電極と同時に形成する工程と、
前記第3の配線の上部に絶縁膜を形成し、該絶縁膜の前記第3の配線の接続パッドに対応する箇所に設けられるコンタクトホールを形成する工程と、
前記コンタクトホールに対応する前記絶縁膜上に、前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタの前記複数の電極のいずれかと同一の導電材料からなる第4の配線を、当該電極と同時に形成し、前記コンタクトホールを介して前記第4の配線と前記第3の配線とを電気的に接続する工程と、
を含むことを特徴とする薄膜トランジスタパネルの製造方法。 - 請求項13に記載の発明において、
前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタは、その半導体薄膜の上方及び下方にそれぞれ絶縁膜を介して設けられたトップゲート電極及びボトムゲート電極を備えたダブルゲート型の薄膜トランジスタであり、
前記第2の配線、第3の配線及び第4の配線を、前記アモルファスシリコン薄膜トランジスタのボトムゲート電極、ソース・ドレイン電極及びトップゲート電極のいずれかの電極と同一の導電材料で、当該電極と同時に形成することを特徴とする薄膜トランジスタパネルの製造方法。
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