JP2006064975A - 顕微鏡および薄板エッジ検査装置 - Google Patents

顕微鏡および薄板エッジ検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 薄板のエッジ部分の複数の面を同時に観察でき、欠陥などを効率的にに検出できる顕微鏡および薄板エッジ検査装置を提供する。
【解決手段】 第1の結像光学系の光軸に対し、第2および第3の結像光学系の光軸が対称に配置された3つの結像光学系を有し、第2および第3の結像光学系のそれぞれの光軸をミラー5b、5cとミラー8b、8cで偏向して、これら3つの結像光学系の光軸が基準物体点と基準像点で互いに交わるように構成し、このうち、基準像点側に像合成プリズム9を配置し、それぞれの結像光学系からのウェハ6の像を合成し、リレーレンズ10を有する観察光学系200を介してCCD12で撮像する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薄板のエッジ部の複数の面の像を同時に観察可能にした顕微鏡および薄板エッジ検査装置に関するものである。
例えば、IC製造装置では、カセットに収納された半導体ウェハを搬送アームにより取り出し、搬送アームを移動させて、例えばステッパと呼ばれるパターン焼き付け機、ウェハの外観を顕微鏡検査する装置のステージあるいはマクロ検査機と呼ばれウェハ表面に光を当てて表面の異常を観察する装置のテーブルなどに供給するようになっている。
ところで、最近のIC製造装置で用いられるウェハ径は、300mmまでに大きくなっている。このため、熱処理による温度ストレスや裏面研削によるメカニカルなストレスなどによりウェハエッジの欠けやクラック、周辺に残ったレジストの残渣等の欠陥の発生することが多々あり、これらのウェハの破損が製造工程中の問題になっている。
その理由は、1枚の完成品ウェハは、高価なものであり、例え1枚でも破損を被ることは経済的に不利であるばかりか、自動化の進んだ製造工程では、ウェハの破損がラインを停止し、再稼動までの時間を長引かせたり、破片が周囲に飛散してクリーンルームのクリーン度を低下させたりするからである。
このため、近年になって、ウェハのエッジ部分を簡単に検査できる装置の開発が望まれており、例えば、特許文献1に開示された検査機が知られている。
しかし、かかる検査機は、ウェハ周縁部より光学手段を介して取り込んだ信号をデータ処理し、この処理の結果から欠陥部を特定して表示装置に表示するようにしたものであり、画像として欠陥を検出するまでに時間がかかり効率の悪いものになってしまう。
一方、従来、2つの位置にある物体像を同時に観察する光学系を用いた検査機として、例えば、特許文献2や特許文献3に開示されたものがある。
特許文献2は、2つの位置にある物体像を1つの視野に半分ずつ結像させ、これら2つの物体像の相違点を比較観察可能にしたもので、これら2つの像を正確に比較したいとの要求から、分割プリズムによる光路の切換え時に光路長の変化が発生した場合は、観察光学系側を移動させ、光路長の変化が発生しないようにして常に分像視野のほぼ中心で像を観察できるようにするなどの工夫がなされている。
また、特許文献3は、IC製造に用いられる2つの同一パターンマスクの同一部分を重ね合わせて比較観察するもので、1つの光軸に相対向して対物レンズを配置し、これらの間に2つのマスクをおき、これら上下のマスクの同一パターンの相違(エッチング状態やパターンのわずかな大きさの相違)を検査するようにしている。
特開平9−269298号公報 特公昭56−21130号公報 特開昭57−26835号公報
ところが、特許文献2は、同一平面上の2つの位置にある物体像の相違を検査するため、これら2つの像を正確に比較したいとの要求から各種の工夫がなされたもので、これらの要求と関係なく、ウェハのエッジ部分の欠陥を複数の方向から目視観察などにより簡単に検出したいものとは異なっている。
また、特許文献3は、2つの像を1つの視野に重ね合わせてその違いを検査するためのもので、観察するものは、2つの平行平面の同一軸上の物体のみとしており、従って、このものについても、ウェハのエッジ部分の欠陥を複数の方向から目視観察などにより簡単に検出したい要求のものとは異なっている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、薄板のエッジ部分の複数の面を同時に観察でき、欠陥などを効率よく検出できる顕微鏡および薄板エッジ検査装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、それぞれの光軸が基準物体点と基準像点で互いに交わるように配置された複数の結像光学系と、これら結像光学系の基準像点側に配置され、それぞれの結像光学系からの被検体の像を合成する像合成手段と、前記像合成手段で合成された前記被検体の像を観察する観察手段とを具備したことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記複数の結像光学系は、第1の結像光学系の光軸に対し、第2および第3の結像光学系の光軸が対称に配置された3つの結像光学系からなり、前記第2および第3の結像光学系は、それぞれの光軸を基準物体点および基準像点側に偏向する偏向手段を有することを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記結像光学系は、基準物体点および基準像点側にテレセントリックな構成となっていることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項2又は3記載の発明において、前記被検体は薄板であり、前記第1の結像光学系の光軸上に前記薄板の周端面が配置され、前記第2および第3の結像光学系の光軸上に前記薄板の上下周縁面がそれぞれ配置されることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項2乃至4のいずれかに記載の発明において、前記偏向手段は、光軸に対する角度を可変可能としたことを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項2乃至5のいずれかに記載の発明において、前記偏向手段は、光軸に沿った方向に移動可能としたことを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明において、前記像合成手段は、前記結像光学系による前記基準像点側の像を同一結像面に並べて結像させることを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明において、前記像合成手段は、前記複数の結像光学系からの像のうち少なくとも1つの結像光学系からの像を前記結像面に結像させる複数の光学素子を選択的に光路中に着脱可能としたことを特徴としている。
請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の発明において、前記観察手段は、前記像合成手段で合成された被検体の像をリレーするリレーレンズと、該リレーレンズでリレーされた像を撮像する撮像手段を有することを特徴としている。
請求項10の発明は、請求項9記載の発明において、リレーレンズは、レンズ倍率が変化しても基準物体点又は基準像点から該リレーレンズの取付位置までの距離が一定になるように設計され、レンズ交換可能にしたことを特徴としている。
請求項11の発明は、請求項10記載の発明において、前記観察手段は、XYステージに載置され、光軸と直角な平面中で移動可能としたことを特徴としている。
請求項12の発明は、請求項1乃至11のいずれかに記載の発明において、前記結像光学系は、同軸落射照明手段が設けられることを特徴としている。
請求項13記載の発明は、請求項1乃至12のいずれかに記載の顕微鏡を適用した薄板エッジ検査装置である。
本発明によれば、例えばウェハのような薄板のエッジ部分の複数の面を同時に観察できるので、エッジ部分での欠陥を効率よく検出できる顕微鏡および薄板エッジ検査装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に適用される顕微鏡の概略構成を示すものである。
図1において、1はハーフミラープリズム群で、このハーフミラープリズム群1は、並設された3個のハーフミラープリズム1a、1b、1cから構成されている。これらハーフミラープリズム1a、1b、1cの入射光路には、それぞれ集光レンズ2a、2b、2c(図面では集光レンズ2bのみ示している。)を介して同軸落射照明を構成するためのLED光源3a、3b、3c(図面ではLED光源3bのみ示している。)が配置されている。これらLED光源3a、3b、3cから発せられる照明光は、集光レンズ2a、2b、2cを介してハーフミラープリズム1a、1b、1cに入射し、反射光路RF1、RF2、RF3側に反射する。これらの反射光路RF1、RF2、RF3は、反射光路RF1を中心にして、該反射光路RF1に対し対称に反射光路RF2、RF3が平行に同一平面上に配置されている。また、これら反射光路RF1、RF2、RF3は、後述するウェハ6の半径方向に沿って配置されている。
これら反射光路RF1、RF2、RF3には、それぞれ対物レンズ4a、4b、4cが配置されている。これら対物レンズ4a、4b、4cは、それぞれ独立にピント調整のため光軸方向に移動可能になっている。また、対物レンズ4aを透過する光の光軸(中心光軸a)に対し、他の対物レンズ4b、4cを透過する光の光軸が偏向手段としてのミラー5b、5cを介して垂直に偏向され、対物レンズ4aを透過する光の光軸に対し交差するようになっている。ここで、ミラー5b、5cは、光軸に対する傾き角度を調整できるように回動可能になっている。また、これらミラー5b、5cは、中心光軸aに沿った方向に移動にもなっている。
これら3つの光軸の交差する点を基準物体点Fと称し、この基準物体点F位置の近傍に被検体の薄板としてウェハ6のエッジ部が配置されている。図示例では、対物レンズ4aを透過する光の光軸上にウェハ6の周端面が配置され、対物レンズ4b、4cを透過する光の光軸上にウェハ6の上下(表裏)周縁面がそれぞれ配置されている。
この場合、基準物体点Fを「基準」と敢えて断っているのは、対物レンズ4a、4b、4cの移動とミラー5b、5cの回動により物体点を移動させることが可能であるからである。
ウェハ6のエッジ部で反射した光は、対物レンズ4a、4b、4cを介してハーフミラープリズム1a、1b、1cに入射し、透過光路TF1、TF2、TF3側に透過する。これら透過光路TF1、TF2、TF3も、透過光路TF1を中心にして、該透過光路TF1に対し対称に透過光路TF2、TF3が平行に同一平面上に配置されている。
透過光路TF1、TF2、TF3には、それぞれ結像レンズ7a、7b、7cが配置されている。結像レンズ7a、7b、7cは、不図示の本体側に固定されたもので、これら結像レンズ7a、7b、7cのうち、結像レンズ7aを透過する光の光軸(中心光軸a)に対し、他の結像レンズ7b、7cを透過する光の光軸をミラー8b、8cを介して垂直に偏向し、結像レンズ7aを透過する光の光軸に対し交差させるようにしている。これら3つの光軸の交差する点を基準像点Bと称し、この基準像点Bに像合成手段として像合成プリズム9が配置されている。
この場合、対物レンズ4aと結像レンズ7a、対物レンズ4bと結像レンズ7b、対物レンズ4cと結像レンズ7cのそれぞれの組は、中心光学系(第1の結像光学系)、下側光学系および上側光学系(第2および第3の結像光学系)を称する3つの結像光学系100を構成するものである。また、これらの結像光学系100は、図には模式図として、それぞれ1枚のレンズで構成されているが、複数枚のレンズとすることが望ましく、物体側にも像側にもテレセントリックな無限遠設計の光学系に構成されている。
像合成プリズム9は、図2(a)(b)に示すように90度の交差角を有する2つの斜面9aと9bを有するとともに、互いに平行な相対向する上面9cと下面9dを有するもので、2つの斜面9aと9bは、ミラーコートが施され、互いに平行な上面9cと下面9dは、透過面になっている。
そして、中心光学系を構成する対物レンズ4aからの光は、中心光軸aに沿って結像レンズ7aを透過し、絞り14aを介して像合成プリズム9に入射し、下面9dから上面9cを透過して、上面9c近傍の結像面T上の点I1に結像される。
また、上側光学系を構成する対物レンズ4cからの光(上側光軸a’)は、結像レンズ7cを透過し、絞り14cを介して像合成プリズム9に入射し、斜面9aで中心光軸aと平行な方向に偏向され、結像面T上の点I2に結像される。この場合、結像面T上での像は、ミラー8cで反射された光のみが作る像で、像合成プリズム9の上面9cと斜面9aの稜線9fより上方に形成される。さらに、下側光学系を構成する対物レンズ4bからの光(下側光軸a’’)は、結像レンズ7bを透過し、絞り14bを介して像合成プリズム9に入射し、斜面9bで中心光軸aと平行な方向に偏向され、結像面T上の点I3に結像される。この場合、結像面T上での像は、ミラー8bで反射された光のみが作る像で、像合成プリズム9の上面9cと斜面9bの稜線9eより下方に形成される。
結像面T上の点I1、I2、I3で結像された像は、ほぼテレセントリックな構成のリレーレンズ10と結像レンズ11の組(観察光学系200)によって、結像位置I4で結像され、この結像位置I4に配置された撮像手段としてのCCD12によって撮像され、画像データに変換され不図示のモニタに表示される。この場合、CCD12に代えて、不図示の接眼レンズを配置することにより目視観察を行なうようにしてもよい。
また、観察光学系200を構成するリレーレンズ10と結像レンズ11は、XYステージ13に載置され、光軸と直角な平面中で移動できるようになっている。
次に、このように構成した実施の形態の作用を説明する。
いま、LED光源3a、3b、3cより落射照明光が発せられると、これらの光は、集光レンズ2a、2b、2cを介してハーフミラープリズム1a、1b、1cに入射し、反射光路RF1、RF2、RF3側に反射する。
これらハーフミラープリズム1a、1b、1cで反射した光は、対物レンズ4a、4b、4cを透過し、このうち対物レンズ4bを透過した光は、ミラー5bで反射し、また、対物レンズ4cを透過した光は、ミラー5cで反射し、基準物体点F位置に配置されるウェハ6のエッジ部に照射される。この場合、対物レンズ4aを透過した光は、ウェハ6の周端面に照射され、対物レンズ4b、4cを透過した光は、ウェハ6の上下(表裏)周縁面に照射される。
ウェハ6のエッジ部各所で反射した光は、対物レンズ4a、4b、4cを透過してハーフミラープリズム1a、1b、1cに入射し、透過光路TF1、TF2、TF3側に透過する。
これらハーフミラープリズム1a、1b、1cを透過した光は、結像レンズ7a、7b、7cを透過する。このうち結像レンズ7bを透過した光は、ミラー8bで反射し、また、結像レンズ7cを透過した光は、ミラー8cで反射し、基準像点Bに配置された像合成プリズム9に入射される。
結像レンズ7aからの光(中心光軸a)は、像合成プリズム9の下面9dから上面9cを透過して、上面9c近傍の結像面T上の点I1に結像される。また、結像レンズ7cからの光(上側光軸a’)は、像合成プリズム9の斜面9aで中心光軸aと平行な方向に偏向されて結像面T上の点I2に結像され、さらに、結像レンズ7bからの光(下側光軸a’’)は、像合成プリズム9の斜面9bで中心光軸aと平行な方向に偏向されて結像面T上の点I3に結像される。
この場合、結像面T上の点I1に結像された像に対し、点I2に結像される像は、像合成プリズム9の上面9cと斜面9aの稜線9fより上方に位置され、点I3に結像される像は、像合成プリズム9の上面9cと斜面9bの稜線9eより下方に位置される。
図3(a)は、結像面T上の点I1、I2、I3に結像される各像M1、M2、M3を示している。この場合、像M1は、結像レンズ7aを透過した光(中心光軸a)による中心光軸視野像、像M2は、結像レンズ7cを透過した光(上側光軸a’)による上側光軸視野像、像M3は、結像レンズ7bを透過した光(下側光軸a’’)による下側光軸視野像である。ここで、これらの像M1、M2、M3のそれぞれの境界線が最も明瞭に表れるのは、結像レンズ7c、7bからの光の光軸がそれぞれ稜線9f、9eと一致し、且つそれぞれの結像位置が稜線9f、9e上にある場合である。しかし、本発明では、このことに余りこだわる必要はなく、むしろ、像合成プリズム9の上面9cに付着したごみなどが見え易くなってしまうことから、結像面T上の各点I1、I2、I3を像合成プリズム9の上面9cから0.5〜1mm程度離すようにしている。
図2(b)は、結像レンズ7a、7b、7cがテレセントリックに像を作る場合の各点I1、I2、I3付近での光線図を示している。この場合、例えば、結像レンズ7aが作る像の主光線は、結像レンズ7aの中心光軸aに平行であり、このため図示破線のように主光線が稜線9e(像のつなぎ目)に近づくと、結像しない光束(図示斜線部分)、いわゆるNAのケラレにより光量が不足することがあるが、具体的に結像NAが0.1程度であれば、稜線のわずかな範囲で像が暗くなるだけで何ら問題とならない。このように、NAのケラレは対物レンズ4a(〜4c)と結像レンズ7a(〜7c)の間で生じることがあるため、像側と物体側ともテレセントリックになっている。また、この場合、各結像光学系100は、後述する図4に示すように、対物レンズ4a(〜4c)の焦点位置mを結像レンズ7a(〜7c)の焦点と一致するようにもしているが、正確に一致させる必要はない。要は、NAのケラレが著しくない程度でよい。
さらに、結像レンズ7a、7b、7cがテレセントリックに像を作ることによる利点は、テレセントリックでない場合、例えば、図2(c)に示すように像合成プリズム9に入射する外側に開くような光線束R1、R2が像を作るような場合、それぞれの光線束R1、R2の結像点Ia1、Ia2が稜線9f(像のつなぎ目)を跨いで形成され、この像のつなぎ目で2重像ができることがある。しかし、テレセントリックに像を作る場合は、図2(b)に示すように結像面T上の各点I1、I2、I3が稜線9e、9f(像のつなぎ目)を跨いで形成されることがないので、このような不都合が生じない。また、結像レンズ7a、7b、7cがテレセントリックに像を作ることにより、像の中心が移動することがなく、見かけの焦点深度を深くすることができるので、仮に、結像レンズ7a、7b、7cとリレーレンズ10のピントがずれることがあっても、像の大きさが変わって観察者に像が流れるような印象を与えるようなことも解消できる。
このようにして結像面T上の点I1、I2、I3に結像された像M1、M2、M3は、ほぼテレセントリックな構成のリレーレンズ10と結像レンズ11の組(観察光学系200)によって、結像位置I4で結像され、この結像位置I4に配置されたCCD12により撮像され、不図示のモニタに表示される。この場合、ウェハ6の周端面と上下(表面、裏面)周縁面の3視野の観察像がモニタの同一画面上に表示されることになり、それぞれの面の状態が同時に観察される。この場合、CCDに代えて不図示の接眼レンズを配置することにより目視観察を行なうようにしてもよい。また、ウェハ6は、回転可能なステージに、ステージ中心とウェハ6の中心を一致させて載置されていることが望ましく、ウェハ6を回転させることにより、エッジ部すべてを表示観察することができる。 次に、このようなウェハ6の3視野観察をさらに具体的に説明する。
図4は、一般的な顕微鏡で使用される対物レンズと結像レンズを用いて、本発明の結像光学系100と観察光学系200を構成した例を示している。この場合、結像光学系100の結像レンズ7a(〜7c)と観察光学系200のリレーレンズ10には、顕微鏡の対物レンズが用いられる。これら結像レンズ7a(〜7c)とリレーレンズ10は、レンズ倍率が変化しても基準物体点F又は基準像点Bから結像レンズ7a(〜7c)およびリレーレンズ10の夫々の鏡体への取付け位置(胴付位置)までの距離が一定になるように設計されており、これら結像レンズ7a(〜7c)およびリレーレンズ10を異なる倍率のものに簡単に交換できるようになっている。また、結像光学系100の対物レンズ4a(〜4c)と観察光学系200の結像レンズ11には、顕微鏡の結像レンズが用いられる。
そして、これらのレンズの焦点距離は、対物レンズ4a(〜4c)と結像レンズ11を約90mmとすると、結像レンズ7a(〜7c)は、4倍顕微鏡レンズの場合で45mm、リレーレンズ10は、2倍顕微鏡対物レンズの場合で90mmが用いられている。さらに、対物レンズ4a(〜4c)の後側焦点と結像レンズ7a(〜7c)の前側焦点をm、結像レンズ7a(〜7c)の後側焦点とリレーレンズ10の前側焦点をI1(I2、I3)、リレーレンズ10の後側焦点をn、結像レンズ11の後側焦点をI4としている。
この場合、焦点I1(I2、I3)は、結像レンズ7a(〜7c)とリレーレンズ10に接近している。これは顕微鏡対物レンズに特有な、異なる倍率のレンズに互換性を持たすための工夫で、リアフォーカスやレトロフォーカスを組み合わせた設計になっているからである。
なお、観察光学系200の結像レンズ11には、2倍顕微鏡対物レンズ(焦点距離90mm)を用いてもよい。このようにすると、結像性能は劣るが、光学系全体の長さをさらに短くすることができる。
このように構成した光学系は、レンズの総合倍率を結像光学系100で0.5倍、観察光学系200で1倍になっており、全体で0.5倍となっている。これにより、物体側の視野像に対して1/2インチのCCD12を用いると、図3(a)に示した結像面T上の点I1、I2、I3に結像される像M1、M2、M3とCCD12の撮像面の関係は、図3(b)に示すようになる。
一般に、観察したいウェハ6の上下(表裏)周縁面は、4mm幅程度である。よって、光学系全体で0.5倍の光学系では2mm幅となるので、1/2インチのCCD12の撮像面(約6m×4.5mm)に対し、上部1/3の2×4.5mmの領域12aを結像面T上の点I2に結像される像M2(ウェハ6の表面周縁)の撮像に用い、中央部1/3の2×4.5mmの領域12bを結像面T上の点I1に結像される像M1(ウェハ6の周端面)の撮像に用い、下部1/3の2×4.5mmの領域12cを結像面T上の点I3に結像される像M3(ウェハ6の裏面周縁)の撮像に用いる。
ここで、光学系のレンズの総合倍率を0.5から1倍または2.5倍とするときは、リレーレンズ10を4倍または10倍の顕微鏡対物レンズに交換するようにすればよい。この場合、これら4倍または10倍の顕微鏡対物レンズは、不図示のスライダーやターレットに載置し、手動又は電動で光路上に切換えるようになる。ただし、結像レンズ7a(〜7c)のNAは、0.1程度で、10倍のリレーレンズ10を用いると、NAが0.3程度となるため、いわゆるバカ倍の光学系となる。つまり、解像度が変化しないで、像だけが大きくなるが、観察上の効果は得られる。勿論、結像レンズ7a(〜7c)にNAの大きいレンズを用いれば、さらに好ましい。また、結像光学系100の倍率を0.5倍としたのは、欠陥の発見を低倍で広範囲を観察したいとの理由と、像合成プリズム9を加工上あまり小さくしたくない理由からで、さらにCCD12の撮像面の大きさを考慮して決定してある。
次に、物体側焦点深度について説明する。
この場合、観察光学系200の倍率は1倍で、リレーレンズ10のNAが0.05程度で、結像レンズ11のNAも0.05であることから、焦点深度DOFは下式から求めることができる。
DOF(焦点深度)=0.6λ/(NA)2
ここで、λ=0.6μmとすると、上式からDOF(焦点深度)=145μmとなる。この場合、結像光学系側の倍率は、像側(観察光学系)から見ると2倍であることから、物点側の焦点深度は
ΔL=DOF*(倍率)2=145*4=580μm
となる。ウェハ6のエッジ部の検査は、ウェハ6を回転させて行うことから、ウェハ6の反りや偏心などから、焦点深度は深いことが好ましいが、上述の値が確保できれば、観察に十分である。
次に、ウェハ6のエッジ部に欠陥を発見し、この欠陥部分を拡大観察する場合を説明する。
この場合、観察光学系200を構成するリレーレンズ10と結像レンズ11は、2軸ステージであるXYステージ13に載置され、中心光軸aと直角な平面中で移動できるようになっている。この状態で、ウェハ6のエッジ部に欠陥が発見され、この部分を拡大観察したい場合は、XYステージ13を移動し、ウェハ6の欠陥部を観察光学系200の視野中心に移動する。その後、顕微鏡の対物レンズが用いられるリレーレンズ10を高倍のものに切換えて欠陥部を拡大観察するようになる。
一般に、このような観察作業は、標本側を動かしたり.結像光学系を有する装置側を動かすことによって行なうが、このようにすると、観察光学系の視野中心に欠陥部を移動させるのに、XYZの3軸ステージが必要になる。つまり、水平に置かれたウェハの観察を例に説明すると、まず、ウェハ端面に欠陥があると、装置全体を垂直(上下)方向とウェハの接線(前後)方向に動かすことが必要となり、また、ウェハ表面に欠陥があると、装置全体をウェハの直径(左右)方向と接線(前後)方向に動かすことが必要となり、結局、XYZの3軸方向の動きが必要となってくる。また、XYZの3軸ステージを用いると、ウェハ表面の上下方向にある欠陥を視野中心に移動すると、ウェハ端面の像のピントがずれ、また、ウェハ端面の上下方向にある欠陥を視野中心に移動すると、ウェハ表面の像のピントがずれるという不具合も生じる。
本発明では、対物レンズ4a、4b、4cおよび結像レンズ7a、7b、7cを有する結像光学系100側を固定し、リレーレンズ10および結像レンズ11を有する観察光学系200側のみをXYステージ13により移動可能として、このXYステージ13によりウェハ6の欠陥部を観察光学系200の視野中心に移動するようにしているので、観察像のピントずれが発生することなく、安定した3視野観察を行なうことができる。
次に、ウェハ6のエッジ部の面取り部分の観察を行なう場合を図5に従い説明する。
一般にウェハ6は上下(表裏)面6a、6bと周端面6cとの間に面取り部6d、6eが形成されている。この面取り部6d、6eを観察するには、ミラー5b、5cの傾き角度を調整し、対物レンズ4b、4cを透過した光の光軸を面取り部6d、6eに一致させる。ここでは、ミラー5b、5cによって偏向した光軸の角度を中心光軸aに対して約45度に調整してある。また、ミラー5b、5cを傾けることで、ミラー5b、5cと物点(面取り部6d、6e)までの距離が変化するが、対物レンズ4b、4cを光軸に沿って移動させてピントを合わせを行なうようにすればよい。
このようにすれば、ウェハ6の周端面6cと、この周端面6cを挟んだ上下の面取り部6d、6eの3視野の観察像がモニタの同一画面上に表示することができる。
次に、ウェハ6上の観察位置を上下光学系で異なるように設定する場合を図6に従い説明する。
この場合、ミラー5b、5cを中心光軸a方向(ウェハ6の半径方向)に移動し、ウェハ6の上下(表裏)面6a、6b上の所望する位置に設定する。また、これと同時に、対物レンズ4b、4cを光軸に沿って移動させてピントを合わせを行なう。
このようにすれば、ウェハ6の周端面6cとともに、ウェハ6の上下(表裏)面6a、6b上の所望する位置の3視野の観察像をモニタの同一画面上に表示することができる。
なお、上述では、像合成プリズム9として、図2(a)(b)に示すように90度の交差角を有する2つの斜面9aと9bを有するとともに、互いに平行な相対向する上面9cと下面9dを有し、2つの斜面9aと9bは、ミラーコートが施され、互いに平行な上面9cと下面9dは、透過面になっているようなものを用いたが、これに代えて、例えば、図7に示すように90度の交差角を挟む2つの面21a、21bと底面21cを有し、面21a、21bを透過面、底面21cにミラーコートを施した屋根型のプリズム21を2個用いるようにしてもよい、
この場合、これらプリズム21は、所定の間隔をおいて並べて配置される。そして、中心光学系の対物レンズ4aからの光(中心光軸a)は、プリズム21の間をそのまま通過させる。また、上側光学系の対物レンズ4cからの光(上側光軸a’)は、一方のプリズム21の面21aより入射して底面21cで反射し、中心光軸aと平行な方向に出射させ、下側光学系の対物レンズ4bからの光(下側光軸a’’)は、他方のプリズム21の面21aより入射して底面21cで反射し、中心光軸aと平行な方向に出射させるようにする。
このようにして像合成プリズム9に代えて、2個のプリズム21を用いても、像合成プリズム9を用いたのと同様な効果を得ることができる。
また、図2(a)(b)に示す像合成プリズム9とともに、例えば、図8に示すような各種のプリズムを用意し、これら各種のプリズムを不図示のスライダーやターレットに載置し、手動又は電動で光路上に切換えるようにすれば、3視野から1視野までの切換えを簡単に行なうことができる。
図8(a)は、片斜面の台形状をしたプリズム22の場合で、傾斜面22aは、ミラーコートが施され、上面22bと下面22cは透過面となっている。
このようなプリズム22によると、中心光学系からの光(中心光軸a)は、プリズム22の下面22cから上面22bを透過して結像面Tで結像され、上側光学系からの光(上側光軸a’)は、傾斜面22aに入射し、中心光軸aと平行な方向に偏向され、結像面Tで結像される。これにより、CCD12は、傾斜面22aと上面22bの稜線22dに対応する観察光軸121を境にして上側視野像と中心視野像を撮像し、不図示のモニタ上に2視野の観察像を表示させる。
この場合、CCD12の観察光軸121は、XYステージ13を移動して、プリズム22の稜線22dに一致させるようにしている。また、プリズム22は、中心光学系からの光(中心光軸a)の結像位置が、常に結像面T上の同一位置となるように形状が考慮されるので、基本的に光軸方向にピント合わせの必要はない。
図8(b)も、片斜面の台形状をしたプリズム23の場合で、上述したプリズム22を180度回転させて配置されている。この場合も、傾斜面23aは、ミラーコートが施され、上面23bと下面23cは透過面となっている。
このようなプリズム23によると、中心光学系からの光(中心光軸a)は、プリズム23の下面23cから上面23bを透過して結像面Tで結像され、下側光学系からの光(上側光軸a’’)は、傾斜面23aに入射し、中心光軸aと平行な方向に偏向され、結像面Tで結像される。これにより、CCD12は、傾斜面23aと上面23bの稜線23dに対応する観察光軸121を境にして下側視野像と中心視野像を撮像し、不図示のモニタ上に2視野の観察像を表示させる。
図8(c)は、交差角90度を有する山形プリズム24の場合で、交差する2つの傾斜面24a、24bにミラーコートが施されている。
このようなプリズム24によると、上側光学系からの光(上側光軸a’)は、傾斜面24aに入射し、中心光軸aと平行な方向に偏向され、結像面Tで結像され、また、下側光学系からの光(上側光軸a’’)は、傾斜面24bに入射し、中心光軸aと平行な方向に偏向され、結像面Tで結像される。これにより、CCD12は、傾斜面24a、24bの稜線24cに対応する観察光軸121を境にして上側視野像と下側視野像を撮像し、不図示のモニタ上に2視野の観察像を表示させる。
図8(d)は、平行板ガラス25の場合で、上下面25a、25bを透過面とし、両側面25c、25dを墨など塗った面としている。
このような平行板ガラス25によると、中心光学系からの光(中心光軸a)のみがプリズム25の上面25aから下面25bを透過して結像面Tで結像される。これにより、CCD12は、中心視野像のみを撮像し、不図示のモニタ上に1視野の観察像を表示させる。
この場合、CCD12の撮像領域を複数に等分する必要はなく、観察対象物の大きさなどを考慮してXYステージの位置を調整すればよい。
図8(e)は、交差角90度を有する山形プリズム26の場合で、傾斜面26aにミラーコートが施され、交差する2つの平面26b、26cを墨など塗った面としている。
このようなプリズム26によると、上側光学系からの光(上側光軸a’)のみが傾斜面26aに入射し、中心光軸aと平行な方向に偏向され、結像面Tで結像される。これにより、CCD12は、上側視野像のみを撮像し、不図示のモニタ上に1視野の観察像を表示させる。
この場合も、CCD12の撮像領域を複数に等分する必要はなく、観察対象物の大きさなどを考慮してXYステージの位置を調整すればよい。
図8(f)も、交差角90度を有する山形プリズム27の場合で、上述したプリズム26を180度回転させて配置されている。この場合も、傾斜面27aにミラーコートが施され、交差する2つの平面27b、27cを墨など塗った面としている。
このようなプリズム27によると、下側光学系からの光(下側光軸a’’)のみが傾斜面27aに入射し、中心光軸aと平行な方向に偏向され、結像面Tで結像される。これにより、CCD12は、下側視野像のみを撮像し、不図示のモニタ上に1視野の観察像を表示させる。
この場合も、CCD12の撮像領域を複数に等分する必要はなく、観察対象物の大きさなどを考慮してXYステージの位置を調整すればよい。
従って、このような第1の実施の形態によれば、中心光軸と、この中心光軸に対して対称に配置された一対の光軸を有する無限遠設計の3つの結像光学系100を同一平面上に配置し、これら結像光学系100からの像、例えば、ウェハ6の周端面、上下(表面、裏面)周縁面の3面の像を像合成プリズム9により合成し、1つの視野内に形成することができるので、これら3面の像をCCD12などの撮像手段や接眼レンズを介して同時に観察することにより、ウェハ6のエッジ部分の各所の欠陥検査を効率的に行なうことができる。
また、像合成プリズム9とともに、図8に示す各種形状のプリズムを用意し、これら各種のプリズムを不図示のスライダーやターレットに載置し、手動又は電動で光路上に切換えることにより、3視野分割、2視野分割、1視野による観察を簡単に切換えることができる。このことは、ウェハ6のエッジ部の要求される部位に応じてプリズムを切換えるだけで、観察に最適な3視野分割、2視野分割、1視野を選択して観察することができる。
さらに、結像光学系の物体側に配置したミラー5b、5cは、傾き角度を可変できるようになっているので、ウェハ6の上下(表裏)面6a、6bと周端面6cとの間に形成される面取り部6d、6eのように角度の異なる平面の観察も可能になる。この場合、ミラー5b、5cと物点(面取り部6d、6e)までの距離が変化するが、対物レンズ4b、4cを光軸に沿って移動させピントを合わせをすることで解決できる。
さらに、結像光学系の物体側に配置したミラー5b、5cを対物レンズ4b、4cの光軸に沿って移動できるようにしているので、これらミラー5b、5cを移動させた後、対物レンズ4b、4cを動かしピント合わせをすることにより、例えば、上側光学系では、ウェハ6表面のエッジ近くの位置を、下側光学系ではウェハ裏面のエッジから離れた位置というようにウェハ6の上下(表裏)面6a、6b上の所望する位置を簡単に観察することができる。、
さらに、観察光学系100全体がXYステージ13に載置され、中心光軸aと直角な平面中で観察光学系100を移動できるようにしているので、ウェハ6上で欠陥部が発見され、この欠陥部を拡大観察する場合、XYステージ13を移動し、ウェハ6の欠陥部を観察光学系100の視野中心に移動し、リレーレンズ10を高倍のものに切換えるだけで欠陥部を拡大して観察することもできる。
さらに、結像光学系100の結像レンズ7a〜7cと観察光学系200のリレーレンズ10は、顕微鏡の対物レンズが用いられ、これら結像レンズ7a〜7cとリレーレンズ10を倍率の異なるレンズに交換することができので、観察光学系200では、低倍でウェハ表面を観察した結果、欠陥があった場合、リレーレンズ10を交換するだけで、高倍による観察に切換えることができる。また、結像光学系100では、例えば、ウェハ端面のみ高倍で観察したいような場合に、中央光学系の結像レンズ7aのみ低倍レンズに交換することで対応することができる。ここで、結像レンズ7aが低倍である理由は、結像光学系100が、一般の顕微鏡とは逆の縮少光学系になっているからである。
さらに、結像光学系は、物体側にも像側にもテレセントリックな構成としているので、結像光学系の対物レンズ4a〜4cから結像レンズ7a〜7cに像をリレーするとき周辺像のケラレをなくすことができる。また、テレセントリック特有のピントがずれても、見かけ上の焦点深度を大きくできることから、分割像のつなぎ目などを明瞭にできる。
さらに、3つの結像光学系には、それぞれ同軸落射照明系が設けら、外部の照明系からの照明をもちいることがないので、シンプルな構成を実現できる。
なお、第1の実施の形態では、同軸落射照明系としたが、必要により光ファイバ等により斜照明系の追加や同軸落射照明系を省略することも適宜可能である。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態で述べた顕微鏡は、光軸がウェハ6の半径方向に沿って配置されるものであるが、この第2の実施の形態の顕微鏡は、ウェハ6の外周接線方向に沿って配置されるもので、このような顕微鏡は、実際に適用する装置の周囲の状態などによって第1の実施の形態のものに代わって用いられる。
図9は、第2の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部分には同符号を付している。この場合、LED光源3a、3b、3cから発せられる落射照明光は、集光レンズ2a、2b、2cを介してハーフミラープリズム1a、1b、1cに入射し、反射光路RF1、RF2、RF3側に反射する。これら反射光路RF1、RF2、RF3は、ウェハ6の外周接線方向に沿って配置されている。また、反射光路RF1、RF2、RF3は、反射光路RF1を中心にして、該反射光路RF1に対し対称に反射光路RF2、RF3が平行に配置されている。
これら反射光路RF1、RF2、RF3には、それぞれ対物レンズ4a、4b、4cが配置されている。これら対物レンズ4a、4b、4cは、それぞれ光軸方向に移動可能になっている。そして、対物レンズ4a、4b、4cを透過するLED光源3a、3b、3cからの光の光軸をミラー5a、5b、5cにより垂直に偏向し、基準物体点Fで交差させる。この場合も、対物レンズ4a、4b、4cは、それぞれ光軸方向に移動可能になっており、また、ミラー5a、5b、5cも光軸に対する傾き角度を調整できるように回動可能になっている。
この基準物体点F位置の近傍に被検査体であるウェハ6のエッジ部が配置される。図示例では、ミラー5aで偏向された光の光軸上にウェハ6の周端面が配置され、ミラー5b、5cで偏向された光の光軸上にウェハ6の上下(表裏)周縁面がそれぞれ配置されている。
ウェハ6のエッジ部で反射した光は、対物レンズ4a、4b、4cを介してハーフミラープリズム1a、1b、1cに入射し、透過光路TF1、TF2、TF3側に透過する。
この場合、ハーフミラープリズム1aの透過光路TF1については、ミラー31、32により垂直方向に2回偏向することで平行移動させる。これにより、透過光路TF1、TF2、TF3は、透過光路TF1を中心にして、該透過光路TF1に対し対称に透過光路TF2、TF3が平行に同一平面上に配置される。
透過光路TF1、TF2、TF3には、それぞれ結像レンズ7a、7b、7cが配置されている。そして、これら結像レンズ7a、7b、7cのうち、結像レンズ7aを透過する光の光軸(中心光軸a)に対し、他の結像レンズ7b、7cを透過する光の光軸をミラー8b、8cを介して垂直に偏向し、結像レンズ7aを透過する光の光軸に対し基準像点Bで交差させる。この基準像点Bに像合成プリズム9が配置されている。
この場合も、対物レンズ4aと結像レンズ7a、対物レンズ4bと結像レンズ7b、対物レンズ4cと結像レンズ7cのそれぞれの組は、結像光学系を構成するもので、これら結像光学系は、物体側にも像側にもテレセントリックな無限遠設計の光学系に構成されている。
そして、像合成プリズム9を介して結像面上に結像されるウェハ6の各所の像は、ほぼテレセントリックな構成のリレーレンズ10と結像レンズ11の組(観察光学系)によって、結像位置I4で結像され、この結像位置I4に配置されたCCD12によって撮像され、画像データに変換され不図示のモニタに表示される。
従って、このような構成によれば、結像光学系および観察光学系のそれぞれの光軸がウェハ6の外周接線方向に沿って配置されるので、設置スペースを有効に利用でき、装置全体のコンパクト化を実現できる。また、第1の実施の形態で述べた同様な効果を得られることは勿論、第1の実施の形態で各種述べた変形例も適用できる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。例えば、上述では、顕微鏡単体について述べているが、このような顕微鏡は、CCD12で撮像した画像を電子画像ファイルとして保存することができ、画像信号の強度等の変化により欠陥を検出する薄板エッジ検査装置に適用できる。特に、結像面T付近にミラーを配置するなどして光路を垂直方向に偏向すれば、観察光学系200に市販の顕微鏡を用いることができる。また、スペースが必要であれば、リレー光学系を追加してもよい。また、揺動機構をもち目視で検査を行なうマクロ検査部や顕微鏡が行なうミクロ検査部を有する基板検査装置に搭載することもできる。顕微鏡や回転ステージを共用でき、また、画像処理による欠陥分類機能を共用することができる。さらに、エッジカット量の測定にも適用することができる。また、CCD12は、観察光学系200を介して配置しているが、理論的には、像合成プリズム9を介して各像が結像される結像面Tの位置であってもよい。さらに、上述では、中心光学系、下側光学系および上側光学系と称する3つの結像光学系100を用いた例を述べたが、中心光学系、下側光学系および上側光学系の少なくとも2つを組み合わせた結像光学系100についても同様に実施できる。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
本発明の第1の実施の形態に適用される顕微鏡の概略構成を示す図。 第1の実施の形態に用いられる像分割プリズムの概略構成を示す図。 第1の実施の形態の結像面に結像される像と、これら像を撮像するCCDカメラの関係を説明する図。 第1の実施の形態をさらに具体的に説明するための結像光学系と観察光学系の概略構成を示す図。 第1の実施の形態のウェハエッジ部の面取り部分の観察を行なう例を説明する図。 第1の実施の形態のウェハの上下面の異なる位置の観察を行なう例を説明する図。 第1の実施の形態に用いられる像分割プリズムの他の例の概略構成を示す図。 第1の実施の形態に用いられる各種の像分割プリズムの概略構成を示す図。 本発明の第2の実施の形態に適用される顕微鏡の概略構成を示す図。
符号の説明
100…結像光学系、1…ハーフミラープリズム群
1a.1b、1c…ハーフミラープリズム
2a.2b、2c…集光レンズ、3a、3b、3c…LED光源
4a.4b、4c…対物レンズ、5a、5b.5c…ミラー
6…ウェハ、6a.6b…上下(表裏)面
6c…周端面、6d.6e…面取り部
7a.7b、7c…結像レンズ、8b.8c…ミラー
9…像合成プリズム、9a、9b…斜面
9c…上面、9d…下面
9e.9f…稜線、200…観察光学系
10…リレーレンズ、11…結像レンズ
12…CCD、12a〜12c…領域
13…XYステージ、21…プリズム
21a.21b…面、22…プリズム
22a…傾斜面、22b…上面、22c…下面
22d…稜線、23…プリズム、23a…傾斜面
23b…上面、23c…下面、23d…稜線
24…山形プリズム、24a.24b…傾斜面
24c…稜線、25…平行板ガラス、25a.25b…上下面
25c.25d…両側面、26…山形プリズム
26a…傾斜面、26b.26c…平面
27…山形プリズム、27a…傾斜面
27b.27c…平面、121…観察光軸
31.32…ミラー

Claims (13)

  1. それぞれの光軸が基準物体点と基準像点で互いに交わるように配置された複数の結像光学系と、
    これら結像光学系の基準像点側に配置され、それぞれの結像光学系からの被検体の像を合成する像合成手段と、
    前記像合成手段で合成された前記被検体の像を観察する観察手段と
    を具備したことを特徴とする顕微鏡。
  2. 前記複数の結像光学系は、第1の結像光学系の光軸に対し、第2および第3の結像光学系の光軸が対称に配置された3つの結像光学系からなり、
    前記第2および第3の結像光学系は、それぞれの光軸を基準物体点および基準像点側に偏向する偏向手段を有することを特徴とする請求項1記載の顕微鏡。
  3. 前記結像光学系は、基準物体点および基準像点側にテレセントリックな構成となっていることを特徴とする請求項1又は2記載の顕微鏡。
  4. 前記被検体は薄板であり、前記第1の結像光学系の光軸上に前記薄板の周端面が配置され、前記第2および第3の結像光学系の光軸上に前記薄板の上下周縁面がそれぞれ配置されることを特徴とする請求項2又は3記載の顕微鏡。
  5. 前記偏向手段は、光軸に対する角度を可変可能としたことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の顕微鏡。
  6. 前記偏向手段は、光軸に沿った方向に移動可能としたことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の顕微鏡。
  7. 前記像合成手段は、前記結像光学系による前記基準像点側の像を同一結像面に並べて結像させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の顕微鏡。
  8. 前記像合成手段は、前記複数の結像光学系からの像のうち少なくとも1つの結像光学系からの像を前記結像面に結像させる複数の光学素子を選択的に光路中に着脱可能としたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の顕微鏡。
  9. 前記観察手段は、前記像合成手段で合成された被検体の像をリレーするリレーレンズと、該リレーレンズでリレーされた像を撮像する撮像手段を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の顕微鏡。
  10. リレーレンズは、レンズ倍率が変化しても基準物体点又は基準像点から該リレーレンズの取付位置までの距離が一定になるように設計され、レンズ交換可能にしたことを特徴とする請求項9記載の顕微鏡。
  11. 前記観察手段は、XYステージに載置され、光軸と直角な平面中で移動可能としたことを特徴とする請求項10記載の顕微鏡。
  12. 前記結像光学系は、同軸落射照明手段が設けられることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の顕微鏡。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載の顕微鏡を適用した薄板エッジ検査装置。
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