JP2002098906A - 顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡

Info

Publication number
JP2002098906A
JP2002098906A JP2000288539A JP2000288539A JP2002098906A JP 2002098906 A JP2002098906 A JP 2002098906A JP 2000288539 A JP2000288539 A JP 2000288539A JP 2000288539 A JP2000288539 A JP 2000288539A JP 2002098906 A JP2002098906 A JP 2002098906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
illumination
light
light source
optical
optical path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000288539A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Kitahara
友博 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000288539A priority Critical patent/JP2002098906A/ja
Publication of JP2002098906A publication Critical patent/JP2002098906A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】検鏡法の切り換えの操作性を向上できると共
に、検鏡時間を短縮し、コストダウンを図ること。 【解決手段】ライトガイド光源装置8の光出射口8aに
光路切換光学系20を接続し、この光路切換光学系20
内のミラー24を設けた切換回転体22を回転させてラ
イトガイド光源装置8から出射された照明光の光路を各
ライトガイド7、17のうちいずれか1つのライトガイ
ドに切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡の各種検鏡
法に応じて落射照明や透過照明などの最適な照明方式に
切換え可能にした顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の顕微鏡として、顕微鏡本体に照
明光源を取付け、この照明光源からの照明光束をコレク
ターレンズで集光し、明視野系投光管を通して観察光路
に分離するハーフミラーで反射させ対物レンズに導く落
射明視野照明と、対物レンズの周辺にリング状照明出射
部を装着し、このリング状照明出射部と前記照明光源と
の間をライトガイドで連結したリング照明を備え、照明
光源の近傍に落射明視野照明光路とリング照明光路を切
換えるミラーを配置したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た顕微鏡では、照明光源が顕微鏡本体に取付けられてい
る為に、光源からの熱による顕微鏡本体の歪による影響
やファンの回転による振動の影響が生じる。特に、工業
系顕微鏡のように微小パターンの計測やウエハ等の基板
表面の欠陥観察においては、歪による光軸ズレや内部振
動による観察像の揺れが発生すると確実な測定や検査が
できなくなる。
【0004】また、クリーンルームで使用される顕微
鏡、特に微細化が進んでいる半導体ウエハの検査分野で
使用される顕微鏡では、照明光源が顕微鏡本体に取付け
られていることにより、光源のモータやファンから発生
する塵埃により半導体ウエハが汚染される問題が生じ
る。また照明光路を切換えるために、ミラーを回転駆動
する際にも塵埃が発生する。
【0005】そこで本発明は、検鏡法の切換え操作性を
向上させ、かつ照明光源からの熱や振動の影響を受けに
くい精度の高い観察が行える顕微鏡を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載に係る本発
明は、各種検鏡照明方式が可能な顕微鏡本体と、この顕
微鏡本体から離間して設けられ、前記検鏡照明方式に適
した照明光を出射する照明光源と、前記各種検鏡照明方
式を実現する照明光路を構成し、前記照明光源と光学的
に連結された複数の照明用光ファイバと、前記照明光源
から出射された照明光を前記各照明用光ファイバーのう
ちのいずれか1つに導く光路切換手段とを具備したこと
を特徴とする顕微鏡である。
【0007】請求項2記載に係る本発明は、請求項1記
載の顕微鏡において、前記照明光路は、落射照明、リン
グ照明、偏射照明又は透過照明の各検鏡照明方式のうち
少なくとも2つの照明方式を構成することを特徴とす
る。
【0008】請求項3記載に係る本発明は、請求項1記
載の顕微鏡において、前記光路切換手段は、前記複数の
光ファイバーの入射口と前記照明光源の出射口との間に
設けられ、この照明光源からの出射光を所定の角度の偏
向して前記光ファイバのいずれか1つに選択的に導くこ
とを特徴とする。
【0009】請求項4記載に係る本発明は、請求項1記
載の顕微鏡において、前記光路切換手段は、前記複数の
光ファイバの入射口と前記照明光源の出射口との間に設
けられ、この照明光源の出射光軸に対して前記複数の光
ファイバーのいずれか1つの入射光軸が選択的に一致す
るように複数の光ファイバーを切換移動させることを特
徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】(1) 以下、本発明の第1の実施の
形態について図面を参照して説明する。
【0011】図1は照明装置を備えた顕微鏡の構成図で
ある。この顕微鏡は、照明方式として落射照明とリング
照明とを備えたもので、落射照明用の光入射口6にライ
トガイド7が接続されると共に、図2に示すリング状の
照明出射部15の光入射口16にライトガイド17が接
続されている。これらライトガイド7、17の各光入射
口7a、17aは、共に光路切換光学系20に接続され
ている。
【0012】この光路切換光学系20は、ライトガイド
光源装置8から出射された照明光の光路を各ライトガイ
ド7、17のうちいすれか1つのライトガイドに切り換
えるものである。この光路切換光学系20は、ライトガ
イド光源装置8の光出射口を構成する光ファイバー8a
に接続され、ライトガイド光源装置8と一体化されてい
る。
【0013】図3(a)(b)は光路切換光学系20の具体的
な構成図である。この光路切換光学系20の内部には、
ライトガイド光源装置8から出射される照明光を導く光
ファイバー21と各ライトガイド7、17とが配置され
ている。このうち各ライトガイド7、17は、光ファイ
バー8aからの照明光の出射方向に対して垂直方向でか
つ互いに対向する向きに配置されている。これら光ファ
イバー8aと各ライトガイド7、17との各光軸の交わ
るところには、切換回転体22が設けられている。
【0014】この切換回転体22は、光ファイバー8a
と各ライトガイド7、17との各光軸の交点Pを中心と
して左右方向に90度回転自在に設けられている。又、
この切換回転体22には、ミラー24が設けられ、照明
光路が角度90度に反射されたL字形状の光路23が形
成される。なお、このミラー24は、上記交点Pを通る
平面上に配置されている。
【0015】次に、上記の如く構成された顕微鏡の作用
について説明する。
【0016】落射照明で標本を観察するときには、ライ
トガイド光源装置8を点灯すると共に、光路切換光学系
20の切換回転体22を回転させて光路23が図3(a)
に示すように光ファイバー8aとライトガイド7との間
でつながるようにセットする。
【0017】ライトガイド光源装置8から出射された照
明光は、光ファイバー8aを通って光路切換光学系20
に入射し、切換回転体22内のミラー24で反射してラ
イトガイド7に入射する。この照明光は、ライトガイド
7を通して観察光軸4に導き、標本を落射照明する。
【0018】リング照明で標本を観察するときには、ラ
イトガイド光源装置8を点灯すると共に、光路切換光学
系20の切換回転体22を角度90度回転させて光路2
3が図3(b)に示すように光ファイバー8aとライトガ
イド17との間でつながるようにセットする。なお、落
射照明からリング照明へ切り換える場合には、切換回転
体22を角度90度回転させるだけでよい。
【0019】ライトガイド光源装置8から出射された照
明光は、光ファイバー8aを通って光路切換光学系20
に入射し、切換回転体22内のミラー24で反射してラ
イトガイド17に入射する。この照明光は、ライトガイ
ド17を通してリング状の照明出射部15に導き、標本
をリング照明する。
【0020】リング照明は、上記図2に示すように対物
レンズ3の外周側にリング状の照明出射部15を設けた
もので、リング照明用の光入射口16にライトガイド1
7を接続し、このライトガイド17の他端を光路切換光
学系20に接続している。リング状の照明出射部15
は、例えば複数の光ファイバーを環状に配列したものと
なっている。このライトガイド光源装置8から出射され
た照明光は、ライトガイド17内を通ってリング状の照
明出射部15から標本に照明を行うものとなっている。
【0021】このように上記第1の実施の形態において
は、ライトガイド光源装置8の光出射口8aに光路切換
光学系20を接続し、この光路切換光学系20内のミラ
ー24を設けた切換回転体22を回転させてライトガイ
ド光源装置8から出射された照明光の光路を各ライトガ
イド7、17、のうちいずれか1つのライトガイドに切
換えるようにしたので、切換回転体22を回転させるだ
けの容易な操作で落射照明とリング照明との各検鏡法の
切り換えができ、その操作性を向上できると共に検鏡時
間を短縮できる。また1台のライトガイド光源装置8で
落射照明とリング照明との各検鏡法に用いることがで
き、コストダウンが図れる。
【0022】又、光路切換光学系20内のミラー24で
照明光をいずれか1つのライトガイド7又は17に切り
換えるので、ライトガイド光源装置8から出射された照
明光の光量の100%をいずれか1つのライトガイド7
又は17に入射させることができ、光量の使用効率を高
くできる。
【0023】(2) 次に、本発明の第2の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分に
は同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0024】図4は照明光源装置を備えた顕微鏡の構成
図である。この顕微鏡は、第1の実施の形態の顕微鏡に
照明方式として更に透過照明と偏射照明とを備えたもの
で、透過照明用の光入射口30にライトガイド17が接
続されると共に、偏射照明用の光入射口31にライトガ
イド7が接続されている。これらライトガイド7、17
の各光入射口7a、17aは、共に光路切換光学系20
に接続されている。
【0025】透過照明は、ライトガイド17を通して導
かれたベース1内に導かれた照明光をミラー32で反射
して、標本を下方から照明し、この標本を透過した光を
対物レンズ3に入射させるものとなっている。
【0026】偏射照明は、顕微鏡本体2の上部に左右2
本のライドガイド33、34を設け、これらライドガイ
ト33、34からそれぞれ照明光を出射して標本に対し
て斜め方向から照明を行うものとなっている。各ライド
ガイド33、34は、それぞれ可とう性のチューブ内に
光ファイバーを挿入した構成となっており、標本に対す
る照射角度を任意に変更可能になっている。なお、ここ
では左右2本のライドガイド33、34を設けている
が、左右のいずれか1本のライドガイド33又は34に
してもよい。顕微鏡本体2の内部において上記ライドガ
イド7により導かれた照明光は、ミラー35で反射して
ビームスプリッタ36に入射し、このビームスプリッタ
36で2方向に分岐されて各ライドガイド33、34に
入射するものとなっている。
【0027】次に、上記の如く構成された顕微鏡の作用
について説明する。
【0028】透過照明で標本を観察するときには、ライ
トガイド光源装置8を点灯すると共に、光路切換光学系
20の切換回転体22を回転させて光路23が図3(b)
に示すように光ファイバー8aとライトガイド17との
間でつながるようにセットする。
【0029】ライトガイド光源装置8から出射された照
明光は、光ファイバー8aを通って光路切換光学系20
に入射し、切換回転体22内のミラー24で反射してラ
イトガイド17に入射する。この照明光は、ライトガイ
ド17を通してベース1内に導かれれ、ミラー32で反
射して、標本を下方から照明する。そして、標本を透過
した光は、対物レンズ3に入射する。
【0030】偏射照明で標本を観察するときには、ライ
トガイド光源装置8を点灯すると共に、光路切換光学系
20の切換回転体22を角度90度回転させて光路23
が図3(a)に示すように光ファイバー8aとライトガイ
ド7との間でつながるようにセットする。なお、透過照
明から偏射照明へ切り換える場合には、切換回転体22
を角度90度回転させるだけでよい。
【0031】ライトガイド光源装置8から出射された照
明光は、光ファイバー8aを通って光路切換光学系20
に入射し、切換回転体22内のミラー24で反射してラ
イトガイド7に入射する。この照明光は、ライトガイド
7を通して顕微鏡本体2内部のミラー35で反射してビ
ームスプリッタ36に入射し、このビームスプリッタ3
6で2方向に分岐されて各ライドガイド33、34に入
射する。これらライドガイト33、34を通った照明光
は、その各先端から出射して標本に対して斜め方向から
照明する。
【0032】このように上記第2の実施の形態によれ
ば、光路切換光学系20内の切換回転体22を回転させ
るだけの容易な操作で透過照明と偏射照明との各検鏡法
の切り換えができ、その操作性を向上できると共に検鏡
時間を短縮できる。又、1台のライトガイド光源装置8
で透過照明と偏射照明との各検鏡法に用いることがで
き、コストダウンが図れる。
【0033】又、上記第1の実施の形態と同様に、光路
切換光学系20内のミラー24で照明光をいすれか1つ
のライトガイド7又は17に切り換えるので、ライトガ
イド光源装置8から出射された照明光の光量の100%
をいずれか1つのライトガイド7又は17に入射させる
ことができ、光量の使用効率を高くできる。
【0034】(3) 次に、本発明装置における光路切換光
学系20の他の実施例について図面を参照して説明す
る。なお、図3と同一部分には同一符号を付してその詳
しい説明は省略する。
【0035】図5(a)(b)に示す光路切換光学系20は、
光ファイバー8aと各ライトガイド7、17との各光軸
の交わるところにプリズム40が設けられている。この
プリズム40は、光ファイバー21と各ライトガイド
7、17との各光軸の交点Pを中心として左右方向に9
0度回転自在に設けられている。このプリズム40は、
その反射平面が上記交点Pを通る平面上に配置されてい
る。
【0036】このような構成であれば、プリズム40を
90度回転させることにより、光ファイバー8aから出
射された照明光を図5(a)に示すように一方のライトガ
イド7に導くか、又同図(b)に示すように他方のライト
ガイド17に導くかのいずれか一方に切り換えることが
できる。
【0037】図6(a)に示す光路切換光学系20は、水
平スライド部材41に各ライトガイド7、17を設けた
ものとなっている。この水平スライド部材41は、水平
方向にスライド移動して各ライトガイド7、17のうち
いずれか一方のライトガイドを光ファイバー8aに対し
て光軸を合わせて位置決めするものとなっている。
【0038】このような構成であれば、水平スライド部
材41を水平移動させることにより、光ファイバー8a
から出射された照明光を一方のライトガイド17に導く
か、又は他方のライトガイド7に導くかのいずれか一方
に切り換えることができる。
【0039】図6(b)に示す光路切換光学系20は、水
平スライド部材41に代えて垂直スライド部材42に各
ライトガイド7、17を設けたものとなっている。この
垂直スライド部材42は、垂直方向にスライド移動して
各ライトガイド7、17のうちいずれか一方のライトガ
イドを光ファイバー8aに対して光軸を合わせて位置決
めするものとなっている。
【0040】図7に示す光路切換光学系20は、円板4
3の一円周方向に各ライトガイド7、17、44a、4
4bを設けたものである。この円板43は、中心軸45
を中心として回転自在に設けられ、いずれか1つのライ
トガイド7、17、44a又は44bを光ファイバー8
aに対して光軸を合わせて位置決めするものとなってい
る。各ライトガイド7、17、44a、44bは、例え
ば図4に示す顕微鏡の落射照明、リング照明、透過照
明、偏射照明の各光入射口6、16、30、31にそれ
ぞれ接続し、円板43を回転させるだけで各検鏡照明に
容易に切換えることができる。
【0041】このような構成であれば、円板43を回転
させることにより、光ファイバー8aから出射された照
明光を選択されたライトガイド7、17、44a又は4
4bに導くことができる。なお、円板43に設けるライ
トガイドの本数は任意でよい。
【0042】図8(a)(b)に示す光路切換光学系20は、
光ファイバー8aと各ライトガイド7、17との各光軸
の交わるところにミラーボックス45が設けられてい
る。このミラーボックス45は、各ライトガイド7、1
7の間でスライド移動自在に設けられている。このミラ
ーボックス45内には、2枚のミラー46、47をそれ
ぞれ各ライトガイド7、17の間の光軸方向に対して角
度45度で設けられている。
【0043】このような構成であれば、ミラーボックス
45をスライド移動させることにより、光ファイバー8
aから出射された照明光を図8(a)に示すように一方の
ライトガイド17に導くか、又同図(b)に示すように他
方のライトガイド7に導くかのいずれか一方に切り換え
ることができる。
【0044】図9(a)(b)に示す光路切換光学系20は、
光ファイバー8aと各ライトガイド7、17との各光軸
の交わるところにプリズム48が設けられている。この
プリズム48は、各ライトガイド7、17の間でスライ
ド移動自在に設けられている。
【0045】このような構成であれば、プリズム48を
スライド移動させることにより、光ファイバー8aから
出射された照明光を図9(a)に示すように一方のライト
ガイド17に導くか、又同図(b)に示すように他方のラ
イトガイド7に導くかのいずれか一方に切り換えること
ができる。
【0046】図10に示す光路切換光学系20は、光フ
ァイバー8aと各ライトガイド7、17との各光軸の交
わるところにプリズム49を設け、かつ各ライトガイド
7、17とプリズム49との各間にそれぞれ各シャッタ
50、51を設けたものとなっている。
【0047】このような構成であれば、光ファイバー8
aから出射された照明光はプリズム49で分岐されてそ
れぞれ各ライトガイド7、17に導かれるが、各シャッ
タ50、51が閉じていれば遮蔽される。これらシャッ
タ50、51のうちいずれか一方のシャッタ50が開く
と、照明光はライトガイド7に導かれ、他方のシャッタ
51が開くと、照明光はライトガイド17に導かれる。
又、両シャッタ50、51が開くと、照明光は両ライト
ガイド7、17に導かれる。
【0048】図11に示す光路切換光学系20は、光フ
ァイバー8aと各ライトガイド7、17との各光軸の交
わるところにプリズムボックス52が設けられている。
このプリズムボックス52は、各ライトガイド7、17
の間で、これらライトガイド7、17の対向する方向に
対して略垂直方向にスライド移動自在に設けられてい
る。このプリズムボックス52内には、2つのプリズム
53、54が設けられている。
【0049】このような構成であれば、プリズムボック
ス52をスライド移動させることにより、光ファイバー
8aから出射された照明光を一方のライトガイド17に
導くか、又は他方のライトガイド7に導くかのいずれか
一方に切り換えることができる。
【0050】図12に示す光路切換光学系20は、光フ
ァイバー8aから出射される照明光の光路上に回転ミラ
ー55を設け、この回転ミラー55による照明光の反射
光路上に複数のライトガイド7、17、…、nを配置し
たものとなっている。
【0051】このような構成であれば、回転ミラー55
を回転することにより、光ファイバー8aから出射され
た照明光を、複数のライトガイド7、17、…、nのう
ちいずれか1つのライトガイドに導くことができる。各
ライトガイド7、17、44a、44b、は、例えば図
4に示す顕微鏡の落射照明、リング照明、透過照明、偏
射照明の各光入射口6、16、30、31にそれぞれ接
続し、円板43を回転させるだけで各検鏡照明に容易に
切換えることができる。
【0052】なお、本発明は、上記第1及び第2の実施
の形態に限定されるものでなく次の通りに変形してもよ
い。
【0053】例えば、上記第1及び第2の実施の形態で
は、落射照明とリング照明と、これに加え、透過照明と
偏射照明との各検鏡法を備えた顕微鏡について説明した
が、落射照明と透過照明とを備えた顕微鏡、又はリング
照明と偏射照明とを備えた顕微鏡にも適用できることは
言うまでもない。又、これら検鏡法のうち2つの検鏡法
の組み合わせ限らず、複数の検鏡法を組み合わせた備え
た顕微鏡にも適用できることは言うまでもない。
【0054】このような本発明の実施の形態によれば、
光路切換え手段により、各種検鏡照明を容易に切換える
ことができるとともに、光源を顕微鏡本体から離間させ
て装置の下やクリーンルーム外に配置できることから、
照明光源からの熱や振動の影響を受けず信頼性の高い観
察が可能になる。特に、クリーンルーム内で使用される
欠陥やパターンなどの検査装置などに搭載される顕微鏡
においては、高いクリーン化が要求されているが、塵埃
を発生する根源となる照明光源を本体から離して設置す
ることができるために、クリーン化が要望される装置で
は光ファイバー(ライトガイド)による照明伝送は極め
て有用な手段となる。
【0055】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、検
鏡法の切り換えの操作性を向上できると共に、検鏡時間
を短縮し、コストダウンを図れる顕微鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる顕微鏡の第1の実施の形態を示
す構成図。
【図2】本発明に係わる顕微鏡の第1の実施の形態にお
けるリング照明を示す構成図。
【図3】本発明に係わる顕微鏡の第1の実施の形態にお
ける光路切換光学系の具体的な構成図。
【図4】本発明に係わる顕微鏡の第2の実施の形態を示
す構成図。
【図5】本発明に係わる顕微鏡における光路切換光学系
の他の実施の形態を示す構成図。
【図6】本発明に係わる顕微鏡における光路切換光学系
の他の実施の形態を示す構成図。
【図7】本発明に係わる顕微鏡における光路切換光学系
の他の実施の形態を示す構成図。
【図8】本発明に係わる顕微鏡における光路切換光学系
の他の実施の形態を示す構成図。
【図9】本発明に係わる顕微鏡における光路切換光学系
の他の実施の形態を示す構成図。
【図10】本発明に係わる顕微鏡における光路切換光学
系の他の実施の形態を示す構成図。
【図11】本発明に係わる顕微鏡における光路切換光学
系の他の実施の形態を示す構成図。
【図12】本発明に係わる顕微鏡における光路切換光学
系の他の実施の形態を示す構成図。
【符号の説明】
1:ベース 2:顕微鏡本体 3:対物レンズ 5:接眼レンズ 6:落射照明用の光入射口 7:光ファイバー(ライトガイド) 8:ライドガイド光源装置 9:光出射口 15:リング状の照明出射部 16:リング照明用の光入射口 17:ライトガイド 20:光路切換光学系 21:光ファイバー 22:切換回転体 23:光路 24:ミラー 30:透過照明用の光入射口 31:ライトガイド 32,35:ミラー 33,34:ライドガイド 36:ビームスプリッタ 40:プリズム 41:水平スライド部材 42:垂直スライド部材 43:円板 45:ミラーボックス 46,47:ミラー 48,49:プリズム 50,51:シャッタ 52:プリズムボックス 53,54:プリズム 54:回転ミラー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種検鏡照明方式が可能な顕微鏡本体
    と、 この顕微鏡本体から離間して設けられ、前記検鏡照明方
    式に適した照明光を出射する照明光源と、 前記各種検鏡照明方式を実現する照明光路を構成し、前
    記照明光源と光学的に連結された複数の照明用光ファイ
    バーと、 前記照明光源から出射された照明光を前記各照明用光フ
    ァイバのうちいずれか1つに導く光路切換手段と、を具
    備したことを特徴とする顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記照明光路は、落射照明、リング照
    明、偏射照明又は透過照明の各検鏡照明方式のうち少な
    くとも2つの照明方式を構成することを特徴とする請求
    項1記載の顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記光路切換手段は、前記複数の光ファ
    イバーの入射口と前記照明光源の出射口との間に設けら
    れ、この照明光源からの出射光を所定の角度の偏向して
    前記光ファイバーのいずれか1つに選択的に導くことを
    特徴とする請求項1記載の顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記光路切換手段は、前記複数の光ファ
    イバーの入射口と前記照明光源の出射口との間に設けら
    れ、この照明光源の出射光軸に対して前記複数の光ファ
    イバーのいずれか1つの入射光軸が選択的に一致するよ
    うに複数の光ファイバーを切換移動させることを特徴と
    する請求項1記載の顕微鏡。
JP2000288539A 2000-09-22 2000-09-22 顕微鏡 Withdrawn JP2002098906A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000288539A JP2002098906A (ja) 2000-09-22 2000-09-22 顕微鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000288539A JP2002098906A (ja) 2000-09-22 2000-09-22 顕微鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002098906A true JP2002098906A (ja) 2002-04-05

Family

ID=18772114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000288539A Withdrawn JP2002098906A (ja) 2000-09-22 2000-09-22 顕微鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002098906A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009139479A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Hitachi Kokusai Electric Inc 画像処理装置
JP2011071225A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Bondtech Inc アライメント装置
JP2011128247A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Railway Technical Research Institute 内部状態を観察可能な極低温機器
JP2019056624A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 東レエンジニアリング株式会社 ライトガイド照明装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009139479A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Hitachi Kokusai Electric Inc 画像処理装置
JP2011071225A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Bondtech Inc アライメント装置
JP2011128247A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Railway Technical Research Institute 内部状態を観察可能な極低温機器
JP2019056624A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 東レエンジニアリング株式会社 ライトガイド照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107526156B (zh) 光片显微镜以及用于运行光片显微镜的方法
US7304281B2 (en) Confocal laser scanning microscope
JP2006064975A (ja) 顕微鏡および薄板エッジ検査装置
JPH09325279A (ja) タンデム走査型コンフォーカル顕微鏡
US20160054552A1 (en) Confocal laser scanning microscope
US20100277794A1 (en) Microscope
TW202020436A (zh) 用於樣本的多模式檢查的系統和方法
JP2002048978A (ja) 対物レンズユニット、対物レンズユニットを有する光学装置及びその光学装置を用いた観察方法
JP2002098906A (ja) 顕微鏡
JP5825476B2 (ja) 顕微鏡装置
JP3854665B2 (ja) 顕微鏡
JP2010257585A (ja) 照明装置及びこの照明装置を備えた光学装置
JP4112257B2 (ja) 共焦点顕微鏡
JP2023544485A (ja) 顕微鏡
JP2016537674A (ja) エバネッセント照明及び点状ラスタスキャン照明のための顕微鏡
US6473230B2 (en) Microscope
JP4563699B2 (ja) 照明切換装置
JPH0530823U (ja) システム顕微鏡
JPH0486614A (ja) 顕微鏡用照明装置
JP3857934B2 (ja) 半導体測定装置
JPH05173078A (ja) システム顕微鏡
JP2013190760A (ja) 顕微鏡用照明装置
JP2010262070A (ja) 光学顕微鏡
JPH11271637A (ja) 顕微鏡
JP2004029575A (ja) 実体顕微鏡用同軸落射照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204