JP2006060236A - 磁気メモリ素子、その動作方法及びその製造方法 - Google Patents

磁気メモリ素子、その動作方法及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 均一なスイッチング特性を有し、低電流スイッチングの可能な磁気メモリ素子、その動作方法及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 磁気トンネル接合層Cを備える磁気メモリ素子において、磁気トンネル接合層Cは、構成要素が同心に備えられた円筒形である。磁気トンネル接合層Cは、書き込み電流が印加される導電層60と、導電層60の周りに導電層60と同心に備えられた絶縁膜62と、絶縁膜62の周りに導電層60と同心に、順次に積層されたバッファ膜64a、ピンニング膜64bと、ピンド膜64c、トンネリング膜64dと、フリー磁性膜64eと、を備える。
【選択図】 図11

Description

本発明は、半導体メモリ素子、その動作方法及びその製造方法に係り、より詳細には、均一なスイッチング特性を有し、低電流でのスイッチングの可能な磁気メモリ素子、その動作方法及び製造方法に関する。
磁気RAMは、スイッチング素子として電界効果トランジスタを備え、データ保存媒体として磁気トンネル接合(Magnetic Tunnelling Junction:MTJ)層を備える半導体メモリ素子である。
MTJ層は、トンネリング膜とこのトンネリング膜の上下部に積層された磁性膜とを備えている。この積層された磁性膜の磁化方向によってMTJ層の抵抗は異なる。磁気RAMは、このようなMTJ層の特性を利用して、MTJ層にデータを記録するメモリ素子である。
図1は、従来技術による磁気RAMの構成の一例を示す図面である。
図1に示すように、磁気RAMは、半導体基板10上にゲート電極を備えたゲート積層物12を備えている。ゲート積層物12の両側の半導体基板10にソース領域14及びドレイン領域16が形成されている。
ゲート積層物12、ソース領域14及びドレイン領域16は、トランジスタTを構成する。符号11は、フィールド酸化膜を示す。半導体基板10上に、トランジスタTを覆う層間絶縁膜18が形成されている。層間絶縁膜18が形成される過程で、ゲート積層物12の上側に層間絶縁膜18で覆われるディジットライン20が形成される。
層間絶縁膜18には、ドレイン領域16が露出されるコンタクトホール22が形成されている。コンタクトホール22は、導電性プラグ24が満たされており、層間絶縁膜18上に導電性プラグ24の上面と接触する導電性パッド26が形成されている。
導電性パッド26は、ディジットライン20の上方に形成されている。導電性パッド26のディジットライン20に対応する領域の上にMTJ層Sが形成されている。層間絶縁膜18上にMTJ層Sと導電性パッド26とを覆う第2層間絶縁膜28が形成されている。
第2層間絶縁膜28に、MTJ層Sの上部が露出されるビアホール30が形成されている。第2層間絶縁膜28上に、ビアホール30を満たすビットライン32が形成されている。ビットライン32は、ゲート電極及びディジットライン20に対し、垂直に形成されている。
図2は、MTJ層の細部構成を示す図面である。
図2に示すように、MTJ層Sは、導電性パッド26上に形成されたシード層40と、シード層40上に順次に積層されたピンニング膜42、ピンド膜44、トンネリング酸化膜48、フリー磁性膜50及びキャッピング膜52から構成される。
このような磁気RAMからデータを正確に読み取るために、磁気RAMのセンシングマージン(sensing margin)は、なるべく大きいものが良い。磁気RAMのセンシングマージンは、MTJ層の磁気抵抗比、すなわち、MR(Magnetic Resistance)比により決定される。したがって、磁気RAMのMTJ層の最小抵抗値と最大抵抗値との差は、なるべく大きい方が良い。
MTJ層のMR比を大きくするためには、MTJ層の安定性、MTJ層を構成する部材などの均一性、特に、トンネリング膜の厚さの均一性が確保されなければならない。そのためには、MTJ層のトンネリング膜の製造工程上の安定性がまず確立される必要がある。
このように、磁気メモリ素子においてMTJ層を選択する過程で、選択するMTJ層に隣接するMTJ層に、影響を与えないことが必要である。
しかし、前記の従来技術による磁気RAMの場合、MTJ層にデータを記録する過程や、データを読み取る過程で、フリー磁性膜(free magnetic layer)に図3に示すようなボルテックスピンニング(vortex pinning)や、図4に示すようなドメインウォールピンニング(domain wall pinning)のような異常現象が発生する。ここで、図3は、図2に示すMTJ層に対するデータ書き込み過程とデータ読み取り過程とにおいて、フリー磁性膜に表れるボルテックスピンニングを示す図面である。図4は、図2に示すMTJ層に対するデータ書き込み過程とデータ読み取り過程とにおいて、フリー磁性膜に表れるドメインウォールピンニングを示す図面である。
ドメインウォールピンニングとボルテックスピンニングは、MTJ層のフリー磁性膜の正常スイッチングを妨害する。すなわち、ドメインウォールピンニングまたはボルテックスピンニングは、フリー磁性膜をスイッチングするための磁場を大きく増加させる。それにより、磁場を発生させるための電流も増加する。
ボルテックスピンニングやドメインウォールピンニングが発生する場合、正常な電流でフリー磁性膜をスイッチングするときには、全体のMTJ層のうち、一部のMTJ層は、フリー磁性膜がスイッチングされないこともある。このように、フリー磁性膜がスイッチングされていないMTJ層は、フェイルビット(fail bits)となる。
図5は、図2のMTJ層を備える従来の磁気RAMに対する前記データ記録過程で表れるフェイルビット比率を示す図面である。
図5に示すように、正常なスイッチングフィールドでスイッチングされていないMTJ層を、C1、C2、C3、C4で表す。このうち、MTJ層C1、C2、C4は、正常なスイッチングフィールドの範囲をはるかに超えるスイッチングフィールドでスイッチングされる。そして、MTJ層C3は、正常なスイッチングフィールドよりはるかに小さなスイッチングフィールドでスイッチングされる。
このような問題を解決するため、従来の磁気RAMでフリー磁性膜の厚さを更に薄く形成することにより、フリー磁性膜に表れるボルテックスピンニングをある程度減らすことができる。しかし、フリー磁性膜が薄くなれば、フリー磁性膜の磁気モーメントの熱的安定性が著しく低下して、MTJ層の熱的不安定性が高まるおそれがある。
本発明が達成しようとする技術的課題は、前記の従来技術の問題点を改善するためのものであって、MTJ層のフリー磁性膜の均一なスイッチングの特性と熱的安定性とを確保でき、動作電流を小さくする磁気メモリ素子を提供するところにある。
本発明が達成しようとする他の技術的課題は、このような磁気メモリ素子の動作方法を提供するところにある。
前記技術的課題を達成するために、本発明に係る磁気メモリ素子は、磁気トンネル接合層を備える磁気メモリ素子において、前記磁気トンネル接合層は、構成要素が同心に備えられた円筒形であることを特徴とする。
前記磁気トンネル接合層は、書き込み電流が印加される導電層と、前記導電層の周りに前記導電層と同心に備えられた絶縁膜と、前記絶縁膜の周りに前記導電層と同心に備えられた複数の磁性膜を備える物質層と、を備えていることが好ましい。
前記複数の磁性膜は、前記導電層に沿って順次に積層された少なくとも下部磁性膜、トンネリング膜及び上部磁性膜を備えていることが好ましい。
前記下部磁性膜は、順次に積層されたピンニング膜及びピンド膜を備えていることが好ましい。
前記ピンド膜は、ハード磁性膜であり、SmCo膜またはNdFeB膜であることが好ましい。
前記下部磁性膜は、ハード磁性体から形成されたピンド膜を備えることが好ましい。
前記上部磁性膜は、ソフト磁性膜であり、NiFe膜または順次に積層されたCoFe膜及びNiFe膜であることが好ましい。
前記磁気トンネル接合層上に前記物質層と連結された第1導電性ラインと、前記導電層と連結された第2導電性ラインとを更に備えることが好ましい。
前記第2導電層ラインは、前記第1導電性ライン上に備えられており、前記第1導電性ラインと前記導電層とは絶縁されていることが好ましい。
前記導電層は、上方に突出して、前記第2導電性ラインに連結されていることが好ましい。
前記磁気トンネル接合層の下に前記導電層と前記物質層とに共通に連結されたスイッチング素子を備えるが好ましい。
前記スイッチング素子と前記物質層との間に、電流の流れを断続する第1スイッチング手段を備えた第1連結手段と、前記スイッチング素子と前記導電層との間に電流の流れを断続する第2スイッチング手段を備えた第2連結手段と、を備えることが好ましい。
前記磁気トンネル接合層の下に前記物質層に連結された第1トランジスタと、前記導電層に連結された第2トランジスタと、を備えるが好ましい。
前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタは、同一基板に形成されており、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの間に共通電極が連結されていることが好ましい。
また本発明は、全体が円筒形であり、中心に形成された導電層と、前記導電層の周りに形成された前記導電層と同心をなす絶縁膜と、前記絶縁膜の周りに前記導電層と同心をなす複数の磁性膜が形成された物質層と、を備える磁気トンネル接合層と、前記物質層に連結された第1導電性ラインと、前記導電層に連結された第2導電性ラインと、前記磁気トンネル接合層の導電層及び物質層に連結されたスイッチング素子と、を備える磁気メモリ素子の動作方法において、前記第1導電性ラインをフローティングさせた状態で前記導電層に所定の書き込み電流を印加して、前記物質層にデータを記録することを特徴とする。
前記スイッチング素子は、前記物質層に連結された第1トランジスタと、前記導電層に連結された第2トランジスタと、を備えるが好ましい。
前記物質層は、前記導電層に沿って順次に積層されたピンニング膜、ピンド膜、トンネリング膜及びフリー磁性膜を備えることが好ましい。
前記物質層は、前記導電層に沿って順次に積層されたピンド膜、トンネリング膜及びフリー磁性膜を備え、前記ピンド膜は、ハード磁性膜であることが好ましい。
また本発明は、全体が円筒形であり、中心に形成された導電層と、前記導電層の周りに形成された前記導電層と同心をなす絶縁膜と、前記絶縁膜の周りに、前記導電層と同心をなす複数の磁性膜が備えられた物質層と、を備える磁気トンネル接合層と、前記物質層に連結された第1導電性ラインと、前記導電層に連結された第2導電性ラインと、前記磁気トンネル接合層の前記導電層及び物質層に連結されたスイッチング素子と、を備える磁気メモリ素子の動作方法において、前記第2導電性ラインをフローティングさせた状態で、前記物質層に所定の読み取り電流を印加するステップと、前記物質層を通過した電流を測定するステップと、前記測定した電流を基準電流と比較するステップと、を経て、前記物質層に記録されたデータを読み取ることを特徴とする。
前記スイッチング素子は、前記物質層に連結された第1トランジスタと、前記導電層に連結された第2トランジスタと、を備えることが好ましい。
前記物質層は、前記導電層に沿って順次に積層されたピンニング膜、ピンド膜、トンネリング膜及びフリー磁性膜を備えることが好ましい。
前記物質層は、前記導電層に沿って順次に積層されたピンド膜、トンネリング膜及びフリー磁性膜を備え、前記ピンド膜は、ハード磁性膜であることが好ましい。
前記電流を印加する段階は、前記第1導電性ラインをフローティングさせた状態で前記第2導電性ラインに書込み電流を印加する段階を含むことが好ましい。
前記電流を印加する段階は、前記第2導電性ラインをフローティングさせた状態で前記第1導電性ラインに読出し電流を印加する段階と、前記物質層を通過した電流を測定する段階と、前記測定した電流を基準電流と比較する段階を経て前記物質層に記録されたデータを読み取ることが好ましい。
また本発明は、スイッチング素子とこれに連結された磁気トンネル接合層を含む磁気メモリ素子の製造方法において、複数の順次に積層される磁性膜を形成する第1段階と、前記複数の磁性膜にホールを形成する第2段階と、前記ホールの側壁に絶縁層を形成する第3段階と、前記絶縁層を有する前記ホールに導電層を形成する第4段階と、含むことを特徴とする。
前記第1段階は、下部磁性膜を形成する段階と、トンネリング膜を形成する段階と、上部磁性膜を形成する段階を含み、前記下部磁性膜、前記トンネリング膜及び前記上部磁性膜を順次に積層することが好ましい。
前記下部磁性膜を形成する段階は、ピンニング膜を形成する段階と、ピンド膜を形成する段階を含み、前記ピンニング膜と前記ピンド膜は順次に形成されるが好ましい。
なお、前記物質層は、前記導電層に沿って順次に積層されたピンニング膜、ピンド膜、トンネリング膜及びフリー磁性膜を備えるが、前記ピンド膜がハード磁性膜である場合に、前記ピンニング膜を省略できる。
このような本発明を利用すれば、磁気RAMの動作時にフリー磁性膜に表れる異常ピンニング現象を防止して、フリー磁性膜の均一なスイッチングが可能であり、動作電流を大きく減らすことが可能である。
本発明は、実施形態による円筒形MTJ層を備える。この円筒形MTJ層の中心に導電層が備えられており、その周りに絶縁膜と物質層とが存在する。前記物質層は、複数の磁性膜を備えるものであって、前記導電層に沿って垂直に積層されている。すなわち、前記物質層に含まれた物質膜、例えばピンニング膜、ピンド膜、トンネリング膜、フリー磁性膜、キャッピング膜などは、ドーナッツ状に前記導電層の周りに備えられている。したがって、前記導電層に電流が流れるとき、前記導電層の周りに円形の閉じられた磁場が形成され、この磁場は、前記物質層にも形成される。これにより、フリー磁性膜に、前記フリー磁性膜を貫通しない閉じられた磁場が形成される。したがって、前記フリー磁性膜に従来の異常ピンニング現象が発生せずに、フリー磁性膜の全体を均一にスイッチングできる。これは、与えられた強度の磁場でMTJ層を均一にスイッチングできるということを意味するが、与えられた強度の磁場でスイッチングされないMTJ層の数を最小化できるということを意味する。また、前記したように、MTJ層の導電層の周りに形成される磁場は、円形の閉じられた形態であるため、低電流でも高磁場を得ることができる。
以下、本発明の実施例による均一なスイッチング特性を有し、低電流スイッチングの可能な磁気メモリ素子及びその動作方法を、添付された図面を参照して詳細に説明する。この過程で、図面に示す層や領域の厚さは、明細書の明確性のために誇張して示した。
まず、本実施形態に係る磁気RAMについて説明する。
図6は、本実施形態に係る磁気RAMに備えられたMTJ層を上から見た状態を示す平面図である。そして、図7は、図6に示すMTJ層の7−7’縦断面図である。
図6及び図7に示すように、MTJ層Cは、円筒形である。MTJ層Cの中心に円柱状の導電層60が形成されている。円柱状の導電層60は、所定の伝導性金属、例えば、アルミニウム(Al)及び銅(Cu)から形成される。導電層60の外周面には、所定厚さの絶縁膜62が形成されている。絶縁膜62は、酸化膜、例えば、シリコン酸化膜(SiO2)であるが、非酸化膜、例えば、窒化膜であってもよい。絶縁膜62の外周面には、複数の磁性膜を備える物質層64が形成されている。符号D1及びD2は、それぞれ物質層64の内径及び外径を示す。
図7に示すように、物質層64は、複数の磁性膜を備える物質膜が、導電層60に沿って垂直に積層されたものであることが分かる。すなわち、物質層64は、順次に積層されたバッファ膜64a、ピンニング膜64b、ピンド膜64c、トンネリング膜64d、フリー磁性膜64e及びキャッピング膜64fを備える。
バッファ膜64aは、その上に積層される物質膜の良好な結晶成長と良好な表面形態とを得るためのものであって、ルテニウム(Ru)、タンタル(Ta)、CZN(ColZrWb)等より形成される。ピンニング膜64bは、ピンド膜64cの磁化方向を与えられた方向に固定させるためのものであって、単層または多層である。ピンニング膜64bが多層である場合、例えば、ピンニング膜64bは、順次に積層された下部磁性膜、中間膜及び上部磁性膜を備えるSAF(Synthetic Antiferro−Magnetic)膜(図示せず)である。このとき、下部磁性膜及び上部磁性膜は、強磁性膜、例えば、コバルト鉄(CoFe)膜であり、中間膜は、金属膜、例えば、ルテニウム膜である。
ピンド膜64cは、ハード磁性膜、例えば、サマリウムコバルト(SmCo)膜またはネオジム鉄ホウ素(NdFeB)膜である。ピンド膜64cが保磁力の大きい磁性層であるとき、ピンニング膜64bを省略することも可能である。トンネリング膜64dは、所定厚さの酸化膜、例えば、アルミニウム酸化膜(AlOx)であってもよく、他の絶縁膜であってもよい。
フリー磁性膜64eは、所定の厚さで所定の磁気モーメントを有するソフト磁性膜であるが、例えば、ニッケル鉄(NiFe)膜、または順次に積層されたコバルト鉄(CoFe)膜及びニッケル鉄膜である。キャッピング膜64fは、ルテニウム膜またはタンタル膜などである。
MTJ層Cで、ピンニング膜64b、ピンド膜64c、トンネリング膜64d、フリー磁性膜64e、キャッピング膜64fは、前記のように、導電層60の周りに、導電層60に沿って垂直に順次に積層されて、何れも導電層60と同心をなすが、図8に示すように、導電層60に電流Iが流れつつ、導電層60の周りに誘導される円形の閉じられた磁場Hがフリー磁性膜64eにも誘導される。ここで、参照する図8は、図6に示す磁気RAMのMTJ層に磁場が誘導された場合を示す平面図である。
このように、フリー磁性膜64eに加えられる磁場Hがフリー磁性膜64eを貫通せずに、フリー磁性膜64e内で同心円の閉鎖ループを形成するため、フリー磁性膜64eに含まれたあらゆる磁気モーメントは、円形の閉じられた磁場Hに沿って配列する。これにより、フリー磁性膜64eには、ドメインウォールピンニング及びボルテックスピンニングのような従来の異常ピンニング現象が表れない。
導電層60に電流が流れるとき、導電層60の周りに形成される円形の閉じられた磁場Hは、次の式(1)で求めることができる。
H=(2I)/(10R)・・・(1)
式(1)で、Iは、導電層60に流れる電流を表し、Rは、導電層60の外周面を取り囲む絶縁膜62の厚さを表す。
式(1)を利用して、導電層60に流れる電流Iが0.1mAであり、絶縁膜62の厚さRが0.1μmである場合に、導電層60の周りに誘導される磁場Hを計算すれば、磁場Hは、約200エルステッド(Oe)であることがわかる。
従来のMTJ層の場合、4〜5mAの電流で約20エルステッドの磁場が誘導されることに鑑みれば、本実施の形態に係るMTJ層Cを利用する場合、導電層60の周りに同じ強さの磁場を誘導するために印加する電流は、従来のMTJ層の場合よりはるかに小さくなり、同じ電流を導電層に流すときには、従来のMTJ層よりはるかに強い磁場を誘導できる。
図9は、フリー磁性膜の磁化状態とピンド膜の磁化状態とが同じ場合を示す図面である。図10は、フリー磁性膜の磁化状態とピンド膜の磁化状態とが異なる場合を示す図面である。図9の場合、トンネリング膜64dの抵抗は低く、図10の場合、トンネリング膜64dの抵抗は高い。
図6及び図7に示すMTJ層Cは、次のように製造する。
まず、ベース基板上にバッファ膜64a、ピンニング膜64b、ピンド膜64c、トンネリング膜64d、フリー磁性膜64e及びキャッピング膜64fを順次に積層する。キャッピング膜64f上に、導電層60と絶縁膜62とが形成される領域を露出させるマスク(図示せず)、例えば、感光膜パターンを形成する。感光膜パターンをエッチングマスクとして、キャッピング膜64fをはじめとして、その下に積層されたフリー磁性膜64e、トンネリング膜64d、ピンド膜64c、ピンニング膜64b及びバッファ膜64aをエッチングする。前記エッチングは、前記ベース基板が露出されるまで実施する。この結果、MTJ層Cにコンタクトホールhcが形成される。感光膜パターンを除去し、コンタクトホールhcの側壁に絶縁膜62を形成する。コンタクトホールhcの絶縁膜62の内側部分に導電層60を形成し、キャッピング膜64f上まで導電層60を形成する。キャッピング膜64f上に形成された導電層60を、キャッピング膜64fが露出するまでエッチングする。この結果、図7に示すような断面を有するMTJ層Cが形成される。
以下では、前記本発明がMTJ層を備える磁気RAMについて説明する。
ここで参照する図11は、本実施形態に係るMTJ層を備える磁気RAMの断面図である。
図11に示すように、本実施形態に係る磁気RAM(以下、第1磁気RAM)は、半導体基板80と、半導体基板80に形成されたトランジスタTrと、トランジスタTr上に形成されたMTJ層Cと、を備える。
トランジスタTrとMTJ層Cは、導電性プラグ84と導電性パッド86とを介して互いに連結されている。導電性プラグ84は、導電性不純物が注入されたトランジスタTrの第1不純物領域82上に形成されている。導電性パッド86は、導電性プラグ84とMTJ層Cとを連結する。
導電性パッド86は、MTJ層Cの2箇所と接触しているが、そのうち1箇所は、導電層60であり、他の1箇所は、物質層64である。図示していないが、導電性パッド86とMTJ層Cの導電層60との間に第1スイッチング手段が備えられ、導電性パッド86と物質層64との間に第2スイッチング手段が備えられている。
第1磁気RAMの動作時、このようなスイッチング手段を利用して、導電層60から導電性パッド86に流入される電流を選択的に制御できる。半導体基板80に形成された第1不純物領域82、第2不純物領域83及び第1不純物領域82と第2不純物領域83の間の半導体基板80上に形成されたゲート積層物Gとは、トランジスタTrを形成する。
トランジスタTrの第2不純物領域83には、導電性プラグ87を介して共通電極90が連結されている。導電性パッド86と半導体基板80との間は、トランジスタTrを覆い、導電性プラグ84、87を取り囲む第1層間絶縁層92が形成されている。
そして、第1層間絶縁層92上に第2層間絶縁層94が形成されている。第2層間絶縁層94は、共通電極90と導電性パッド86とを覆うが、第2層間絶縁層94に導電性パッド86の2箇所が露出される第1コンタクトホールh1及び第2コンタクトホールh2が形成されている。
第1コンタクトホールh1は、導電性パッド86とMTJ層Cの物質層64とを電気的に連結する第1連結手段96aで満たされている。第1連結手段96aは、物質層64と導電性パッド86との間の電流の流れを断続するスイッチング手段、例えば、トランジスタである。
第2コンタクトホールh2は、第2連結手段96bで満たされている。第2連結手段96bは、導電層60と導電性パッド86との間の電流の流れを断続するスイッチング手段である。第2層間絶縁層94上に、MTJ層Cを取り囲む第3層間絶縁層96が形成されている。
第3層間絶縁層96上には第1導電性ラインL1が形成されている。また、後記する第4層間絶縁層98上には第2導電性ラインL2が形成されている。第1導電性ラインL1及び第2導電性ラインL2は、ゲート積層物Gに対し垂直に形成されている。第1導電性ラインL1は、MTJ層Cの物質層64のみに接触するように形成されている。
このために、絶縁膜62が第1導電性ラインL1と導電層60との間にも形成されている。第2導電性ラインL2は、第1導電性ラインL1の真上に備えられていることが好ましいが、真上から多少外れた位置に備えられてもよい。第2導電性ラインL2は、第1導電性ラインL1の上側に拡張した導電層60と接触している。
これにより、MTJ層Cの導電層60と物質層64とに選択的に電流を印加できる。第1導電性ラインL1は、読み取り用のビットラインとして使用され、第2導電性ラインL2は、書き込み用のビットラインとして使用される。第3層間絶縁層96上に第1導電性ラインL1を覆い、導電層60の上方に拡張して、第2導電性ラインL2に連結された部分を取り囲む第4層間絶縁層98が形成されている。
図12は、第1磁気RAMの等価回路を示す図面である。
次に、他の実施形態に係る他の実施形態に係るMTJ層を備える磁気RAMについて説明する。
ここで参照する図13は、他の実施形態に係るMTJ層を備える磁気RAM(以下、第2磁気RAM)の断面図である。
図13に示すように、第2磁気RAMは、半導体基板100に第1トランジスタT1及び第2トランジスタT2を備える。第1トランジスタT1及び第2トランジスタT2は、スイッチング手段の一例であり、他のスイッチング手段であってもよい。
第1トランジスタT1は、第1不純物領域102、第2不純物領域104及び第1不純物領域102と第2不純物領域104の間の半導体基板100上に形成された第1ゲート積層物G1を備える。第2トランジスタT2は、第2不純物領域104、第3不純物領域106及び第2不純物領域104と第3不純物領域106との間の半導体基板100上に形成された第2ゲート積層物G2を備える。
第2不純物領域104は、第1トランジスタT1及び第2トランジスタT2の共通のドレイン領域として使用される。第2不純物領域104上に共通電極108が連結されている。第1トランジスタT1、第2トランジスタT2及び共通電極108は、表面が平坦化した第1層間絶縁層110で覆われている。
第1層間絶縁層110に、第1不純物領域102及び第3不純物領域106がそれぞれ露出される第1コンタクトホールh11及び第2コンタクトホールh12が形成されている。第1コンタクトホールh11及び第2コンタクトホールh12は、それぞれ第1導電性プラグ112及び第2導電性プラグ114で満たされている。
第1層間絶縁層110上に、第1導電性プラグ112に連結された第1導電性パッド116と、第2導電性プラグ114に連結された第2導電性パッド118とが形成されている。第1導電性パッド116と第2導電性パッド118とは、一定の間隔をおいて形成されている。
第1層間絶縁層110上に、第1導電性パッド116及び第2導電性パッド118を覆う第2層間絶縁層119が形成されている。第2層間絶縁層119に、第1導電性パッド116が露出される第3コンタクトホールh21と、第2導電性パッド118が露出される第4コンタクトホールh22とが形成されている。
第3コンタクトホールh21及び第4コンタクトホールh22は、それぞれ第3導電性プラグP1及び第4導電性プラグP2で満たされている。MTJ層Cの導電層60は、第4導電性プラグP2を介して第2導電性パッド118に連結され、物質層64は、第3導電性プラグP1を介して第1導電性パッド116に連結される。
したがって、MTJ層Cの順次に積層された複数の磁性膜を備える物質層64を流れる電流は、第1導電性パッド116と第1導電性プラグ112とを経て第1トランジスタT1に流れる。このとき、第1トランジスタT1は、オン状態に維持し、第2トランジスタT2は、オフ状態に維持する。
また、MTJ層Cの導電層60を流れる電流は、第2導電性パッド118と第2導電性プラグ114とを経て第2トランジスタT2に流れるため、このとき、第1トランジスタT1は、オフ状態に維持し、第2トランジスタT2は、オン状態に維持する。
次いで、第2層間絶縁層119上にMTJ層Cを取り囲む第3層間絶縁層120が形成されている。第3層間絶縁層120は、第1層間絶縁層110及び第2層間絶縁層119と同じ絶縁層であることが好ましいが、他の絶縁層であってもよい。第3層間絶縁層120上にMTJ層Cの物質層64の上部面、すなわち、キャッピング膜64fの上面と接触する第1導電性ラインL1が形成されている。
第1導電性ラインL1とMTJ層Cの導電層60との間には、両者の接触を防止するための絶縁膜62が形成されている。導電層60は、第1導電性ラインL1より高く形成され、上方にいくほど拡張している。第3層間絶縁層120上に、第1導電性ラインL1を覆い、導電層60の拡張した部分を取り囲む第4層間絶縁層122が存在する。
第4層間絶縁層122は、第1層間絶縁層110、第2層間絶縁層119及び第3層間絶縁層120と同じ絶縁層であることが好ましいが、異なる絶縁層であってもよい。第4層間絶縁層122上に、導電層60の拡張した部分と接触する第2導電性ラインL2が形成されている。
次いで、本実施形態に係る磁気RAMの動作を、第1磁気RAMを例に挙げて説明する。以下の説明では、第1磁気RAMのMTJ層Cのピンド膜64cの磁化方向は、電流がトランジスタTrから導電層60に流れるとき、導電層60の周りに形成される磁場の方向と同じであるとみなす。
<書き込み>
図14に示すように、まず、第1連結手段96aをオフ状態に維持する。これを表すために、図14では、第1連結手段96aを点線で図示した。次いで、第1導電性ラインL1をフローティング(floating)させた状態で、第2導電性ラインL2に第1電流I1を印加する。第2導電性ラインL2に印加された第1電流I1は、導電層60、導電性パッド86及び導電性プラグ84を経て、トランジスタTrに流れる。ここで参照する図14は、第1磁気RAMの書き込み動作で、磁気RAMに流れる電流と、フリー磁性膜の磁化状態とを示す断面図である。
このように、導電層60からトランジスタTr方向に第1電流I1が流れる場合、導電層60の周りに形成される磁場H’は、ピンド膜64cの磁化方向と逆になる。フリー磁性膜64eの磁化方向は、導電層60の周りに形成される磁場H’の方向と同じであるため、フリー磁性膜64eの磁化方向と、ピンド膜64cの磁化方向とは、逆になる。この結果、MTJ層Cの抵抗は大きくなる。MTJ層Cの抵抗が大きくなっている状態を、MTJ層Cにデータ0が記録されたこととみなす。
一方、MTJ層Cに流れる電流の方向が逆である場合、すなわち、トランジスタTrから導電層60に第2電流I2が流れる場合、導電層60の周りに形成される磁場H”の方向は、ピンド膜64cの磁化方向と同じようになる。したがって、フリー磁性膜64eとピンド膜64cの磁化方向が同じであるため、MTJ層Cの抵抗は低くなる。このように、MTJ層Cの抵抗が低くなっている状態を、MTJ層Cにデータ1が記録されたこととみなす。
図15は、データ書き込み過程で、第1磁気RAMに流れる第1電流及び第2電流を示す等価回路を示す図面である。
<読み取り>
図16に示すように、第1磁気RAMに記録されたデータを読み取るために、まず、導電層60と導電性パッド86とを連結する第2連結手段96bをオフ状態にして、導電層60と導電性パッド86とを経て、トランジスタTrに電流を流さない。ここで参照する図16は、第1磁気RAMの読み取り動作で、磁気RAMに流れる電流と、フリー磁性膜の磁化状態とを示す断面図である。図16において、第2連結手段96bがオフ状態であることを図示するために、第2連結手段96bを点線で図示した。
この状態で、第1磁気RAMに電圧を印加して、第1導電性ラインL1、MTJ層Cの物質層64及び導電性パッド86を経て、トランジスタTrに電流Iを流す。このとき、MTJ層Cのフリー磁性膜64eの磁化方向によってMTJ層Cの抵抗が変わるため、フリー磁性膜64eの磁化状態によって、MTJ層Cを通過する電流値が変わる。これにより、MTJ層Cに記録されたデータを読み取る。
例えば、フリー磁性膜64eの磁化方向がピンド膜64cの磁化方向と同じであり、MTJ層Cの抵抗が低い場合、MTJ層Cを介して流れる電流は、基準電流より多く、フリー磁性膜64eとピンド膜64cとの磁化方向が逆であるときには、MTJ層Cの抵抗が増加して、MTJ層Cを介して流れる電流は、基準電流より少なくなる。したがって、前記のように、第1磁気RAMに電圧を印加して測定した電流が基準電流より多いときには、第1磁気RAMからデータ1を読み取ったとみなし、測定した電流が基準電流より少ないときには、前記第1磁気RAMからデータ0を読み取ったとみなす。
図17は、データ読み取り過程で、第1磁気RAMに流れる電流の経路を示す等価回路を示す図面である。
一方、図13に示す第2磁気RAMの場合、MTJ層Cにデータを書き込もうとするとき、第1導電性ラインL1をフローティングさせ、第1トランジスタT1をオフ状態に維持する。そして、前記第2磁気RAMからデータを読み取ろうとするときは、逆に第2導電性ラインL2をフローティングさせ、第2トランジスタT2をオフ状態に維持する。
前記説明で多くの事項が具体的に記載されているが、それらは、発明の範囲を限定するものであるより、好ましい実施形態の例示として解釈しなければならない。例えば、当業者ならば、第1連結手段96aが物質層64の下部の前面と接触するように備え、第1磁気RAMで、半導体基板80に形成されたトランジスタTrを除去することもできるであろう。また、第1導電性ラインL1及び第2導電性ラインL2を同一垂直線上に備えずに、水平にたがえて備えることもできるであろう。従って、本発明の範囲は、説明された実施形態によって決まらずに、特許請求の範囲に記載された技術的思想により決まらねばならない。
本発明は、磁気メモリ素子に関連した技術分野に好適に適用することができる。
従来技術による磁気RAMの構成の一例を示す図面である。 MTJ層の細部構成を示す図面である。 図2に示すMTJ層に対するデータ書き込み過程とデータ読み取り過程とにおいて、フリー磁性膜に表れるボルテックスピンニングを示す図面である。 図2に示すMTJ層に対するデータ書き込み過程とデータ読み取り過程とにおいて、フリー磁性膜に表れるドメインウォールピンニングを示す図面である。 図2のMTJ層を備える従来の磁気RAMに対する前記データ記録過程で表れるフェイルビット比率を示す図面である。 本実施形態に係る磁気RAMに備えられたMTJ層を上から見た状態を示す平面図である。 図6に示すMTJ層の7−7’縦断面図である。 図6に示す磁気RAMのMTJ層に磁場が誘導された場合を示す平面図である。 フリー磁性膜の磁化状態とピンド膜の磁化状態とが同じ場合を示す図面である。 フリー磁性膜の磁化状態とピンド膜の磁化状態とが異なる場合を示す図面である。 本実施形態に係るMTJ層を備える磁気RAMの断面図である。 第1磁気RAMの等価回路を示す図面である。 図13は、他の実施形態に係るMTJ層を備える磁気RAM(以下、第2磁気RAM)の断面図である。 第1磁気RAMの書き込み動作で、磁気RAMに流れる電流と、フリー磁性膜の磁化状態とを示す断面図である。 データ書き込み過程で、第1磁気RAMに流れる第1電流及び第2電流を示す等価回路を示す図面である。 第1磁気RAMの読み取り動作で、磁気RAMに流れる電流と、フリー磁性膜の磁化状態とを示す断面図である。 データ読み取り過程で、第1磁気RAMに流れる電流の経路を示す等価回路を示す図面である。
符号の説明
60 導電層
62 絶縁膜
64 物質層
64a バッファ膜
64b ピンニング膜
64c ピンド膜
64d トンネリング膜
64e フリー磁性膜
64f キャッピング膜
80 半導体基板
82 第1不純物領域
83 第2不純物領域
84 導電性プラグ
86 導電性パッド
87 導電性プラグ
90 共通電極
92 第1層間絶縁層
94 第2層間絶縁層
96 第3層間絶縁層
96a 第1連結手段
96b 第2連結手段
98 第4層間絶縁層
h1 第1コンタクトホール
h2 第2コンタクトホール
L1 第1導電性ライン
L2 第2導電性ライン
C MTJ層
G ゲート積層物
Tr トランジスタ

Claims (20)

  1. 磁気トンネル接合層を備える磁気メモリ素子において、
    前記磁気トンネル接合層は、構成要素が同心に備えられた円筒形であることを特徴とする磁気メモリ素子。
  2. 前記磁気トンネル接合層は、
    書き込み電流が印加される導電層と、
    前記導電層の周りに前記導電層と同心に備えられた絶縁膜と、
    前記絶縁膜の周りに前記導電層と同心に備えられた複数の磁性膜を備える物質層と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ素子。
  3. 前記複数の磁性膜は、前記導電層に沿って順次に積層された少なくとも下部磁性膜、トンネリング膜及び上部磁性膜のいずれかを備えることを特徴とする請求項2に記載の磁気メモリ素子。
  4. 前記下部磁性膜は、順次に積層されたピンニング膜及びピンド膜を備えることを特徴とする請求項3に記載の磁気メモリ素子。
  5. 前記ピンド膜は、ハード磁性膜であり、SmCo膜またはNdFeB膜であることを特徴とする請求項4に記載の磁気メモリ素子。
  6. 前記下部磁性膜は、ハード磁性体から形成されたピンド膜を備えることを特徴とする請求項3に記載の磁気メモリ素子。
  7. 前記上部磁性膜は、ソフト磁性膜であり、NiFe膜あるいは順次に積層されたCoFe膜及びNiFe膜であることを特徴とする請求項3に記載の磁気メモリ素子。
  8. 前記磁気トンネル接合層上に前記物質層と連結された第1導電性ラインと、前記導電層と連結された第2導電性ラインとを更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の磁気メモリ素子。
  9. 前記第2導電層ラインは、前記第1導電性ライン上に備えられており、前記第1導電性ラインと前記導電層とは絶縁されていることを特徴とする請求項8に記載の磁気メモリ素子。
  10. 前記導電層は、上方に突出して、前記第2導電性ラインに連結されていることを特徴とする請求項8に記載の磁気メモリ素子。
  11. 前記磁気トンネル接合層の下に前記導電層と前記物質層とに共通に連結されたスイッチング素子を備えたことを特徴とする請求項2に記載の磁気メモリ素子。
  12. 前記スイッチング素子と前記物質層との間に、電流を断続する第1スイッチング手段を備えた第1連結手段と、前記スイッチング素子と前記導電層との間に電流の流れを断続する第2スイッチング手段を備えた第2連結手段と、を備えたことを特徴とする請求項11に記載の磁気メモリ素子。
  13. 前記磁気トンネル接合層の下に前記物質層に連結された第1トランジスタと、前記導電層に連結された第2トランジスタと、を備えたことを特徴とする請求項2に記載の磁気メモリ素子。
  14. 前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタは、同一基板上に形成されており、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの間に共通電極が連結されていることを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリ素子。
  15. 全体が円筒形であり、中心に形成された導電層と、前記導電層の周りに形成された前記導電層と同心をなす絶縁膜と、前記絶縁膜の周りに前記導電層と同心をなす複数の磁性膜が形成された物質層と、を備える磁気トンネル接合層と、
    前記物質層に連結された第1導電性ラインと、前記導電層に連結された第2導電性ラインと、前記磁気トンネル接合層の導電層及び物質層に連結されたスイッチング素子と、
    を備える磁気メモリ素子の動作方法において、
    前記第1導電性ラインまたは前記第2導電性ラインをフローティングさせた状態で前記第1導電性ラインまたは前記第2導電性ラインに電流を印加することを特徴とする磁気メモリ素子の動作方法。
  16. 前記電流を印加する段階は、
    前記第1導電性ラインをフローティングさせた状態で前記第2導電性ラインに書込み電流を印加する段階を含むことを特徴とする請求項15に記載の磁気メモリ素子の動作方法。
  17. 前記電流を印加する段階は、
    前記第2導電性ラインをフローティングさせた状態で前記第1導電性ラインに読出し電流を印加する段階と、
    前記物質層を通過した電流を測定する段階と、
    前記測定した電流を基準電流と比較する段階を経て前記物質層に記録されたデータを読み取ることを特徴とする請求項15に記載の磁気メモリ素子の動作方法。
  18. スイッチング素子とこれに連結された磁気トンネル接合層を含む磁気メモリ素子の製造方法において、
    複数の順次に積層される磁性膜を形成する第1段階と、
    前記複数の磁性膜にホールを形成する第2段階と、
    前記ホールの側壁に絶縁層を形成する第3段階と、
    前記絶縁層を有する前記ホールに導電層を形成する第4段階と、
    を含むことを特徴とする磁気メモリ素子の製造方法。
  19. 前記第1段階は、
    下部磁性膜を形成する段階と、
    トンネリング膜を形成する段階と、
    上部磁性膜を形成する段階を含み、
    前記下部磁性膜、前記トンネリング膜及び前記上部磁性膜を順次に積層することを特徴とする請求項18に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
  20. 前記下部磁性膜を形成する段階は、
    ピンニング膜を形成する段階と、
    ピンド膜を形成する段階を含み、
    前記ピンニング膜と前記ピンド膜は順次に形成されることを特徴とする請求項19に記載の磁気メモリ素子の製造方法。
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