JP2006059880A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 SRAMセルの動作マージンを広く確保することができる半導体装置及びその製造方法を提供し、また、ソフトエラー耐性を向上することができる半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 p型のSi基板1に素子分離絶縁膜2を形成した後、SRAMセル領域のN−LV領域内にn型の埋め込み層20を形成する。その後、pウェル及びnウェルを形成する。そして、チャネルドープ層の形成の際には、論理回路領域のN−LVへのイオン注入と並行して、SRAMセル領域のN−LV領域内にもイオン注入を行い、更に、I/O領域のN−MVへのイオン注入と並行して、SRAMセル領域のN−LV領域内にもイオン注入を行う。
【選択図】 図49

Description

本発明は、SRAMに好適な半導体装置及びその製造方法に関する。
近時、半導体装置の高集積化及び高性能化を目的として、トランジスタの微細化が進められている。しかし、SRAM(Static Random Access Memory)においては、各メモリセル(SRAMセル)を構成するトランジスタのチャネル幅が狭められると、逆狭チャネル効果によりその閾値電圧が低下してしまう。この結果、SRAMセルの動作マージンが小さくなってしまっている。
そこで、特許文献1(特開2000−58675号公報)には、SRAMセルを構成するトランジスタの閾値電圧を高めるために、論理回路及び入出力回路(I/O回路)等の形成と並行して行う不純物の導入の他に、そのトランジスタにのみ不純物を導入する工程を追加する方法が開示されている。
更に、非特許文献1に記載されているようにトランジスタの高集積化が進められるほど、SRAMセルのソフトエラー率が増化するため、より高いソフトエラー耐性が要求される。
特開2000−58675号公報 特開平11−74378号公報 "The Impact of Technology Scaling on Soft Error Rate Performance and Limits Efficacy of Error Correction", IEDM 2002
本発明の第1の目的は、SRAMセルの動作マージンを広く確保することができる半導体装置及びその製造方法を提供することにある。本発明の第2の目的は、ソフトエラー耐性を向上することができる半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
本願発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
本発明の第1の観点に係る半導体装置には、半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第1導電型の第1のメモリ用トランジスタと、前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第1導電型の第1の周辺回路用トランジスタと、前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第1導電型の第2の周辺回路用トランジスタと、が設けられている。そして、前記第1のメモリ用トランジスタのチャネルの不純物プロファイルは、前記第1の周辺回路用トランジスタのそれと前記第2の周辺回路用トランジスタのそれとの和となっている。
また、本発明の第2の観点に係る半導体装置には、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成された第1導電型の第1のウェルと、前記半導体基板の表面に形成された第2導電型の第2のウェルと、前記第1のウェルの直下に形成された第2導電型の埋め込みウェルと、が設けられている。そして、前記第1のウェルに、チャネルが第1導電型の第1のメモリ用トランジスタが形成され、前記第2のウェルに、チャネルが第2導電型の第2のメモリ用トランジスタが形成されている。
本発明の第1の観点によれば、第1のメモリ用トランジスタのチャネルの不純物濃度が、第1の周辺回路用トランジスタ及び第2の周辺回路用トランジスタのものよりも高くなっており、高い閾値電圧を得ることができ、広い動作マージンを確保することができる。また、第1のメモリ用トランジスタのチャネルへの不純物の導入は、第1の周辺回路用トランジスタ及び第2の周辺回路用トランジスタのチャネルに対して行う不純物の導入と並行して行えばよいため、工程数の増加及びそれに伴うコストの上昇を回避することができる。
本発明の第2の観点によれば、第1のウェルの直下に第2導電型の埋め込みウェルが形成されているため、第1のメモリ用トランジスタにα線が入射しても空乏層の変化が抑制され、ソフトエラーを抑制することができる。
SRAMセルの動作マージンに関し、特許文献1に記載の方法を採用した場合には、工程数が増加し、コストが上昇してしまう。さらに、1個のチップに、SRAMを搭載した高速論理回路に加え、不揮発メモリを混載する場合、不揮発性メモリの高耐圧CMOSトランジスタを形成するために、STI(Shallow Trench Isolation)により素子分離絶縁膜を形成し、その丸め酸化量をある一定量以上に大きくすることが望ましく、このような酸化を行った場合、高速論理回路内のSRAMセルのチャネル幅がより狭くなり、SRAMセルの動作マージンを著しく低下させることを本発明者は見出した。
不揮発メモリを混載する場合、通常のSRAMを搭載した高速論理回路と比較して、不揮発メモリを形成するための工程分だけ工程数が増加し、製造コストは増加してしまうので、工程数の増化をいかに少なくして、SRAMセルの動作マージンを確保するかが課題となる。
同様に、ソフトエラー対策に関しても、工程数の増加をいかに少なくして、高集積化が進んでもソフトエラー率の増加を抑えるかが課題となる。
(本発明の骨子)
本発明の骨子について説明する。図1は、SRAMセルの構成を示す等価回路図である。このSRAMセルには、ビット線BLに接続された2個のトランスファトランジスタTr、並びに1個のフリップフロップ回路を構成する2個のドライバトランジスタDr及び2個のロードトランジスタLoが設けられている。2個のトランスファトランジスタTrのゲートは、同一のワード線WLに接続されている。
このような回路構成のSRAMセルに対して、本願発明者が閾値電圧と正常に動作するものの数との関係を調査したところ、図2及び図3に示す結果が得られた。この調査では、電源電圧(Vcc)を1.2Vとしたときに正常に動作するメモリセルの個数を基準(Pass rate:1)とし、電源電圧を0.8Vとしたときに正常に動作するメモリセルの個数の割合を求めた。図2には、ドライバトランジスタDrの閾値電圧と正常に動作するメモリセルの割合との関係を示し、図3には、トランスファトランジスタTrの閾値電圧と正常に動作するSRAMセルの割合との関係を示してある。図2及び図3に示すように、閾値電圧が低くなるほど、低い電源電圧でも正常に動作するSRAMセルの割合が減少してしまう。逆の観点からすると、低い電源電圧でも正常に動作させるためには、閾値電圧を高めることが有効であるといえる。但し、特許文献1に記載されているような専用の工程を追加したのでは、工程数が増加し、コストが上昇してしまう。
そこで、本発明の第1の観点では、SRAMセルを構成するトランジスタと並行して、同一のチップ内に低電圧動作のトランジスタ及びそれよりも高い電圧で動作する中電圧動作のトランジスタを形成するに当たり、低電圧動作のトランジスタのチャネルドープ層の形成と並行してSRAMセルを構成するトランジスタにイオン注入を行うと共に、中電圧動作のトランジスタのチャネルドープ層の形成と並行してSRAMセルを構成するトランジスタにイオン注入を行うこととする。
従来の製造方法では、図4に示すように、一のチップ内にSRAMセル用の低電圧動作nMOSトランジスタ(N−LV)と、論理回路用の低電圧動作nMOSトランジスタ(N−LV)と、I/O回路用の中電圧動作nMOSトランジスタ(N−MV)とを並行して形成している。即ち、図4(a)に示すように、素子分離絶縁膜302が形成されたp型のSi基板301に対し、SRAMセル領域及び論理回路領域内にイオン注入を行うことにより、チャネルドープ層303を形成した後、図4(b)に示すように、論理回路領域内にイオン注入を行うことにより、チャネルドープ層304を形成している。
これに対し、本発明の第1の観点では、図5(a)に示すように、素子分離絶縁膜202が形成されたp型のSi基板201に対し、SRAMセル領域及び論理回路領域内にイオン注入を行うことにより、チャネルドープ層203を形成した後、図5(b)に示すように、論理回路領域だけでなくSRAMセル領域内にもイオン注入を行うことにより、チャネルドープ層204を形成する。この結果、nMOSトランジスタについては、SRAMセル領域内の不純物プロファイルは、I/O回路領域内の不純物プロファイルと論理回路領域内の不純物プロファイルとを足し合わせたものと一致する。
このような方法によれば、論理回路及びI/O回路等の周辺回路の特性を変動させることなく、また、新たな工程を追加することなく、SRAMセルを構成するトランジスタの閾値電圧を高めることができ、ひいては低電圧での正常に動作させ、動作マージンを広く確保することができる。
また、前述のように、ソフトエラー耐性をより向上させることも望まれている。ここで、ソフトエラーの発生機構について説明する。図6(a)に示すように、p型のSi基板301にpウェル314及びnウェル317が形成され、夫々にn+拡散層318、p+拡散層319が形成されているとする。このような構造の半導体装置では、n型の領域とp型の領域との境界近傍に空乏層320が存在する。このような状態に対して、α線が入射すると、図6(a)に示すように、正及び負の電荷が誘発される。この結果、図6(b)に示すように、電荷が移動すると共に、空乏層320が変化する。この際、n+拡散層318への電子の移動量が多くなり、ソフトエラーが発生する。一方、p+拡散層319への正孔の移動量は電子の移動量ほどは多くなく、この移動によるソフトエラーは生じにくい。
そこで、図7(a)に示すように、Si基板301と各ウェル314及び317の間にn+ウェル321を形成することも考えられる。n+ウェル321を形成することにより、図7(a)に示すように、α線の照射によって電荷が誘発されても、nMOSトランジスタでは、図7(b)に示すように、空乏層320の変化が少なくなる。従って、nMOSトランジスタについては、ソフトエラー耐性が向上する。しかし、pMOSトランジスタにおける空乏層320の変化量が多くなり、全体としてみれば、ソフトエラー耐性が向上するとはいい難い。
そこで、本願発明者は、図8(a)に示すように、nMOSトランジスタに対してのみ、Si基板301とpウェル314との間にn+ウェル321を形成し、pMOSトランジスタにおいては、Si基板301とnウェル317とを互いに接するようにすることにより、図8(b)に示すように、空乏層320の変化量が小さくなり、nMOSトランジスタ及びpMOSトランジスタの双方に対して、ソフトエラー耐性を向上させることができることを見出した。
従来の製造方法では、ウェルの形成までについては、図9(a)に示すように、p型のSi基板301の表面に素子分離絶縁膜302を形成した後、図9(b)に示すように、SRAMセル領域、論理回路領域及びI/O回路領域内のnMOSトランジスタを形成する素子活性領域にpウェル312を形成する。次いで、pウェル312内により高い不純物濃度のpウェル313を形成する。その後、図9(c)に示すように、RAMセル領域、論理回路領域及びI/O回路領域内のpMOSトランジスタを形成する素子活性領域にnウェル315を形成した後、nウェル315内により高い不純物濃度のnウェル316を形成する。
これに対し、本発明の第2の観点では、図10(a)に示すように、p型のSi基板201の表面に素子分離絶縁膜202を形成した後、n型の埋め込み層211を、例えばイオン注入により形成する。次に、図10(b)に示すように、RAMセル領域、論理回路領域及びI/O回路領域内のnMOSトランジスタを形成する素子活性領域にpウェル212を形成する。次いで、pウェル212内により高い不純物濃度のpウェル213を形成する。その後、図10(c)に示すように、RAMセル領域、論理回路領域及びI/O回路領域内のpMOSトランジスタを形成する素子活性領域にnウェル215を形成した後、nウェル215内により高い不純物濃度のnウェル216を形成する。
このような方法により製造された半導体装置では、α線が照射したとしても、SRAMセル内での空乏層の変化が抑制され、ソフトエラーが発生しにくくなる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。但し、便宜上、半導体装置の断面構造については、その製造方法と共に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図11乃至図29は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。本実施形態では、一のチップ内に、夫々nMOSトランジスタ及びpMOSトランジスタを備えたI/O回路、論理回路及びSRAMセルを形成する。また、論理回路領域及びSRAMセル領域内には、低電圧で動作するトランジスタを形成し、I/O回路領域内には、より高い電圧(中電圧)で動作するトランジスタを形成する。以下、低電圧で動作するnMOSトランジスタを形成する領域をN−LV領域、低電圧で動作するpMOSトランジスタを形成する領域をP−LV領域、中電圧で動作するnMOSトランジスタを形成する領域をN−MV領域、中電圧で動作するpMOSトランジスタを形成する領域をP−MV領域ということとする。
第1の実施形態では、先ず、図11に示すように、Si基板1の表面にSTIにより素子分離絶縁膜29を形成する。次に、Si基板1の表面を熱酸化(犠牲酸化)することにより、厚さが10nm程度のSi酸化膜(図示せず)を形成する。
次いで、図12に示すように、フォトリソグラフィ技術により、N−MV領域及びN−LV領域を露出するフォトレジストマスク100を形成する。その後、フォトレジストマスク100をマスクとして、イオン注入を行うことにより、pウェル2及び3を形成する。pウェル2の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:400keV、ドーズ量:1.5×1013cm-2の条件でイオン注入する。また、pウェル3の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:100keV、ドーズ量8×1012cm-2の条件でイオン注入する。この結果、より不純物濃度が高いpウェル3がpウェル2内に形成される。
続いて、図13に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク100を除去する。次に、フォトリソグラフィ技術により、P−MV領域及びP−LV領域を露出するフォトレジストマスク101を形成する。次に、フォトレジストマスク101をマスクとして、イオン注入を行うことにより、nウェル4及び5を形成する。nウェル4の形成に当たっては、例えばリンイオンを、加速エネルギー:600keV、ドーズ量:1.5×1013cm-2の条件でイオン注入する。また、nウェル5の形成に当たっては、例えばリンイオンを、加速エネルギー:240keV、ドーズ量:5×1012cm-2の条件でイオン注入する。この結果、より不純物濃度が高いnウェル5がnウェル4内に形成される。
次いで、図14に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク101を除去する。その後、フォトリソグラフィ技術により、N−LV領域を露出するフォトレジストマスク102を形成する。その後、フォトレジストマスク102をマスクとして、イオン注入を行うことにより、p型の閾値電圧制御用不純物層としてチャネルドープ層6を形成する。チャネルドープ層6の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:15keV、ドーズ量:8×1012cm-2の条件でイオン注入する。
続いて、図15に示すように、例えばアッシングによりフォトレジストマスク102を除去する。次に、フォトリソグラフィ技術により、P−LV領域を露出するフォトレジストマスク103を形成する。次いで、フォトレジストマスク103をマスクとして、イオン注入を行うことにより、n型の閾値電圧制御用不純物層としてチャネルドープ層7を形成する。チャネルドープ層7の形成に当たっては、例えば砒素イオンを、加速エネルギー:150keV、ドーズ量:3×1012cm-2の条件でイオン注入する。
その後、図16に示すように、例えばアッシングによりフォトレジストマスク103を除去する。続いて、フォトリソグラフィ技術により、N−MV領域及びSRAMセル領域のN−LV領域を露出するフォトレジストマスク104を形成する。次に、フォトレジストマスク104をマスクとして、イオン注入を行うことにより、閾値電圧制御用不純物層としてチャネルドープ層8を形成する。従って、SRAMセル領域のN−LV領域には、チャネルドープ層6及び8が形成される。つまり、図5(b)に示す状態と同様の状態になる。チャネルドープ層8の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:35keV、ドーズ量:4.5×1012cm-2の条件でイオン注入する。
次いで、図17に示すように、例えばアッシングによりフォトレジストマスク104を除去する。その後、フォトリソグラフィ技術により、P−MV領域を露出するフォトレジストマスク105を形成する。続いて、フォトレジストマスク105をマスクとして、イオン注入を行うことにより、n型の閾値電圧制御用不純物層としてチャネルドープ層9を形成する。チャネルドープ層9の形成に当たっては、例えば砒素イオンを、加速エネルギー:150keV、ドーズ量:2×1012cm-2の条件でイオン注入する。
次に、図18に示すように、例えばアッシングによりフォトレジストマスク105を除去する。次いで、例えば850℃の温度で熱酸化を行うことにより、N−MV領域、P−MV領域、N−LV領域及びP−LV領域の活性領域上に、膜厚が7nm程度のシリコン酸化膜をゲート絶縁膜30として形成する。
次いで、図19に示すように、フォトリソグラフィ技術により、N−MV領域及びP−MV領域を覆い、低電圧トランジスタを形成する領域(N−LV領域及びP−LV領域)を露出するフォトレジストマスク106を形成する。その後、例えば弗酸水溶液を用いたウェットエッチングにより、フォトレジストマスク106をマスクとしてゲート絶縁膜30をエッチングする。この結果、N−LV領域及びP−LV領域内のゲート絶縁膜30が除去される。
続いて、図20に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク106を除去する。次に、例えば850℃の温度で熱酸化を行うことにより、N−LV領域及びP−LV形成領域の活性領域上に、膜厚が1.8nm程度のシリコン酸化膜をゲート絶縁膜31として形成する。なお、この熱酸化により、ゲート絶縁膜30の膜厚は8.8nm程度まで増加する。
次いで、図21に示すように、CVD法により、例えば膜厚180nmのポリシリコン膜32を形成し、更に、プラズマCVD法により、ポリシリコン膜108上に、反射防止膜兼エッチングマスクとして、例えば膜厚が30nm程度のシリコン窒化膜33を形成する。
その後、図22に示すように、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術により、ポリシリコン膜32をパターニングすることにより、N−MV領域、P−MV領域、N−LV領域及びP−LV領域内に、ゲート電極34を形成する。このとき、N−MV領域及びP−MV領域内のゲート電極34の幅は、N−LV領域及びP−LV領域内のゲート電極34の幅よりも大きくする。
続いて、図23に示すように、フォトリソグラフィ技術により、N−MV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク107を形成する。次に、フォトレジストマスク107をマスクとして、イオン注入を行うことにより、N−MV領域のソース/ドレインを構成するエクステンション層21を形成する。エクステンション層21の形成に当たっては、例えばリンイオンを、加速エネルギー:35keV、ドーズ量:4×1013cm-2の条件でイオン注入する。
次いで、図24に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク107を除去する。その後、フォトリソグラフィ技術により、P−MV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク108を形成する。続いて、フォトレジストマスク108をマスクとして、イオン注入を行うことにより、P−MV領域のソース/ドレインを構成するエクステンション層22を形成する。エクステンション層22の形成に当たっては、例えば弗化ボロンイオンを、加速エネルギー:10keV、ドーズ量:4×1013cm-2の条件でイオン注入する。
次に、図25に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク108を除去する。次いで、フォトリソグラフィ技術により、N−LV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク109を形成する。その後、フォトレジストマスク109をマスクとして、イオン注入を行うことにより、N−LV領域のソース/ドレインを構成するエクステンション層23を形成する。エクステンション層23の形成に当たっては、例えば砒素イオンを、加速エネルギー:3keV、ドーズ量:1×1015cm-2の条件でイオン注入を行った後、更に、Si基板1の法線から28度傾いた4方向から、弗化ボロンイオンを、加速エネルギー:80keV、ドーズ量:各4×1012cm-2の条件でイオン注入する。この結果、エクステンション層23は、ポケット層(図示せず)を備えたエクステンション層となる。
続いて、図26に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク109を除去する。次に、フォトリソグラフィ技術により、P−LV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク110を形成する。次いで、フォトレジストマスク110をマスクとして、イオン注入を行うことにより、P−LV領域のソース/ドレインを構成するエクステンション層24を形成する。エクステンション層24の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:0.5keV、ドーズ量:6×1014cm-2の条件でイオン注入した後、更に、Si基板1の法線から28度傾いた4方向から、砒素イオンを、加速エネルギー:120keV、ドーズ量:各5×1012cm-2の条件でイオン注入する。この結果、エクステンション層24も、ポケット層(図示せず)を備えたエクステンション層となる。
その後、図27に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク110を除去する。続いて、例えば熱CVD法によりシリコン酸化膜を堆積した後、このシリコン酸化膜をエッチバックすることにより、ゲート電極34の側壁部分にシリコン酸化膜よりなるサイドウォール(側壁絶縁膜)35を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術により、P−MV領域及びP−LV領域を露出するフォトレジストマスク111を形成する。次いで、フォトレジストマスク111をマスクとして、イオン注入を行うことにより、pMOSトランジスタ(P−MV領域及びP−LV領域内のトランジスタ)のソース/ドレインを構成するソース/ドレイン拡散層(SD拡散層)25を形成する。SD拡散層25の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:5keV、ドーズ量:4×1015cm-2の条件でイオン注入する。なお、このイオン注入により、pMOSトランジスタのゲート電極34の導電型がp型となる。
その後、図28に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク111を除去する。次に、フォトリソグラフィ技術により、N−MV領域及びN−LV領域を露出するフォトレジストマスク112を形成する。次いで、フォトレジストマスク112をマスクとして、イオン注入を行うことにより、nMOSトランジスタ(N−MV領域及びN−LV領域内のトランジスタ)のソース/ドレインを構成するSD拡散層26を形成する。SD拡散層26の形成に当たっては、例えばリンイオンを、加速エネルギー:10keV、ドーズ量:6×1015cm-2の条件でイオン注入する。なお、このイオン注入により、nMOSトランジスタのゲート電極34の導電型がn型となる。
その後、図29に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク112を除去する。続いて、周知のサリサイドプロセスにより、ゲート電極34上並びにSD拡散層25及び26上にシリサイド層36を形成する。続いて、全面に層間絶縁膜37を形成した後、コンタクトホールを形成する。そして、コンタクトホール内に電極プラグ38を形成した後、層間絶縁膜37上に配線39を形成する。このようにして、第1層目の金属配線層までを完成する。層間絶縁膜37としては、例えばHDP法で、厚さが600nm程度のSi酸化膜を成膜する。
その後、更に上層の配線層及び層間絶縁膜等を形成し、SRAMを搭載した論理回路素子(半導体装置)を完成させる。
このような方法により製造された半導体装置では、SRAMセル領域のN−LV領域におけるチャネルの不純物プロファイルが、論理回路領域のN−LV領域におけるチャネルの不純物プロファイルとI/O回路領域のN−MV領域におけるチャネルの不純物プロファイルとの和となっている。このため、閾値電圧がより高くなり、広い動作マージンを得ることができる。また、製造に当たっても、RAMセル領域のN−LV領域のチャネルのみへの不純物の導入は必要とされないため、工程数の増加及びそれに伴うコストの上昇を回避することが可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図30乃至図49は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、一のチップ内に、夫々nMOSトランジスタ及びpMOSトランジスタを備えたI/O回路、論理回路及びSRAMセルを形成する。
第2の実施形態では、先ず、図30に示すように、Si基板1の表面にSTIにより素子分離絶縁膜29を形成する。次に、Si基板1の表面を熱酸化(犠牲酸化)することにより、厚さが10nm程度のSi酸化膜(図示せず)を形成する。
次いで、図31に示すように、フォトリソグラフィ技術により、SRAMセル領域のN−LV領域を露出するフォトレジストマスク120を形成する。その後、フォトレジストマスク120をマスクとして、イオン注入を行うことにより、n型の埋め込み層20を形成する。n型の埋め込み層20の形成に当たっては、例えばリンイオンを、加速エネルギー:2MeV、ドーズ量:2×1013cm-2の条件でイオン注入する。埋め込み層20の基板表面からの深さは、例えば2μm程度である。
続いて、図32に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク120を除去する。次いで、フォトリソグラフィ技術により、N−MV領域及びN−LV領域を露出するフォトレジストマスク100を形成する。その後、フォトレジストマスク100をマスクとして、イオン注入を行うことにより、pウェル2及び3を形成する。pウェル2の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:400keV、ドーズ量:1.5×1013cm-2の条件でイオン注入する。また、pウェル3の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:100keV、ドーズ量2×1012cm-2の条件でイオン注入する。この結果、より不純物濃度が高いpウェル3がpウェル2内に形成される。
続いて、図33に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク100を除去する。次に、フォトリソグラフィ技術により、P−MV領域及びP−LV領域を露出するフォトレジストマスク101を形成する。次に、フォトレジストマスク101をマスクとして、イオン注入を行うことにより、nウェル4及び5を形成する。nウェル4の形成に当たっては、例えばリンイオンを、加速エネルギー:600keV、ドーズ量:1.5×1013cm-2の条件でイオン注入する。また、nウェル5の形成に当たっては、例えばリンイオンを、加速エネルギー:240keV、ドーズ量:5×1012cm-2の条件でイオン注入する。この結果、より不純物濃度が高いnウェル5がnウェル4内に形成される。
次いで、図34に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク101を除去する。その後、フォトリソグラフィ技術により、N−LV領域を露出するフォトレジストマスク102を形成する。その後、フォトレジストマスク102をマスクとして、イオン注入を行うことにより、p型の閾値電圧制御用不純物層としてチャネルドープ層6を形成する。チャネルドープ層6の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:15keV、ドーズ量:8×1012cm-2の条件でイオン注入する。
続いて、図35に示すように、例えばアッシングによりフォトレジストマスク102を除去する。次に、フォトリソグラフィ技術により、P−LV領域を露出するフォトレジストマスク103を形成する。次いで、フォトレジストマスク103をマスクとして、イオン注入を行うことにより、n型の閾値電圧制御用不純物層としてチャネルドープ層7を形成する。チャネルドープ層7の形成に当たっては、例えば砒素イオンを、加速エネルギー:150keV、ドーズ量:3×1012cm-2の条件でイオン注入する。
その後、図36に示すように、例えばアッシングによりフォトレジストマスク103を除去する。続いて、フォトリソグラフィ技術により、N−MV領域及びSRAMセル領域のN−LV領域を露出するフォトレジストマスク104を形成する。次に、フォトレジストマスク104をマスクとして、イオン注入を行うことにより、p型の閾値電圧制御用不純物層としてチャネルドープ層8を形成する。従って、SRAMセル領域のN−LV領域には、チャネルドープ層6及び8が形成される。つまり、図5(b)に示す状態と同様の状態になる。チャネルドープ層8の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:35keV、ドーズ量:4.5×1012cm-2の条件でイオン注入する。
次いで、図37に示すように、例えばアッシングによりフォトレジストマスク104を除去する。その後、フォトリソグラフィ技術により、P−MV領域を露出するフォトレジストマスク105を形成する。続いて、フォトレジストマスク105をマスクとして、イオン注入を行うことにより、n型の閾値電圧制御用不純物層としてチャネルドープ層9を形成する。チャネルドープ層9の形成に当たっては、例えば砒素イオンを、加速エネルギー:150keV、ドーズ量:2×1012cm-2の条件でイオン注入する。
次に、図38に示すように、例えばアッシングによりフォトレジストマスク105を除去する。次いで、例えば850℃の温度で熱酸化を行うことにより、N−MV領域、P−MV領域、N−LV領域及びP−LV領域の活性領域上に、膜厚が7nm程度のシリコン酸化膜をゲート絶縁膜30として形成する。
次いで、図39に示すように、フォトリソグラフィ技術により、N−MV領域及びP−MV領域を覆い、低電圧トランジスタを形成する領域(N−LV領域及びP−LV領域)を露出するフォトレジストマスク106を形成する。その後、例えば弗酸水溶液を用いたウェットエッチングにより、フォトレジストマスク106をマスクとしてゲート絶縁膜30をエッチングする。この結果、N−LV領域及びP−LV領域内のゲート絶縁膜30が除去される。
続いて、図40に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク106を除去する。次に、例えば850℃の温度で熱酸化を行うことにより、N−LV領域及びP−LV形成領域の活性領域上に、膜厚が1.8nm程度のシリコン酸化膜をゲート絶縁膜31として形成する。なお、この熱酸化により、ゲート絶縁膜30の膜厚は8.8nm程度まで増加する。
次いで、図41に示すように、CVD法により、例えば膜厚180nmのポリシリコン膜32を形成し、更に、プラズマCVD法により、ポリシリコン膜32上に、反射防止膜兼エッチングマスクとして、例えば膜厚が30nm程度のシリコン窒化膜33を形成する。
その後、図42に示すように、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術により、ポリシリコン膜32をパターニングすることにより、N−MV領域、P−MV領域、N−LV領域及びP−LV領域内に、ゲート電極34を形成する。このとき、N−MV領域及びP−MV領域内のゲート電極34の幅は、N−LV領域及びP−LV領域内のゲート電極34の幅よりも大きくする。
続いて、図43に示すように、フォトリソグラフィ技術により、N−MV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク107を形成する。次に、フォトレジストマスク107をマスクとして、イオン注入を行うことにより、N−MV領域のソース/ドレインを構成するエクステンション層21を形成する。エクステンション層21の形成に当たっては、例えばリンイオンを、加速エネルギー:35keV、ドーズ量:4×1013cm-2の条件でイオン注入する。
次いで、図44に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク107を除去する。その後、フォトリソグラフィ技術により、P−MV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク108を形成する。続いて、フォトレジストマスク108をマスクとして、イオン注入を行うことにより、P−MV領域のソース/ドレインを構成するエクステンション層22を形成する。エクステンション層22の形成に当たっては、例えば弗化ボロンイオンを、加速エネルギー:10keV、ドーズ量:4×1013cm-2の条件でイオン注入する。
次に、図45に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク108を除去する。次いで、フォトリソグラフィ技術により、N−LV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク109を形成する。その後、フォトレジストマスク109をマスクとして、イオン注入を行うことにより、N−LV領域のソース/ドレインを構成するエクステンション層23を形成する。エクステンション層23の形成に当たっては、例えば砒素イオンを、加速エネルギー:3keV、ドーズ量:1×1015cm-2の条件でイオン注入を行った後、更に、Si基板1の法線から28度傾いた4方向から、弗化ボロンイオンを、加速エネルギー:80keV、ドーズ量:各4×1012cm-2の条件でイオン注入する。この結果、エクステンション層23は、ポケット層(図示せず)を備えたエクステンション層となる。
続いて、図46に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク109を除去する。次に、フォトリソグラフィ技術により、P−LV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク110を形成する。次いで、フォトレジストマスク110をマスクとして、イオン注入を行うことにより、P−LV領域のソース/ドレインを構成するエクステンション層24を形成する。エクステンション層24の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:0.5keV、ドーズ量:6×1014cm-2の条件でイオン注入した後、更に、Si基板1の法線から28度傾いた4方向から、砒素イオンを、加速エネルギー:120keV、ドーズ量:各5×1012cm-2の条件でイオン注入する。この結果、エクステンション層24も、ポケット層(図示せず)を備えたエクステンション層となる。
その後、図47に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク110を除去する。続いて、例えば熱CVD法によりシリコン酸化膜を堆積した後、このシリコン酸化膜をエッチバックすることにより、ゲート電極34の側壁部分にシリコン酸化膜よりなるサイドウォール(側壁絶縁膜)35を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術により、P−MV領域及びP−LV領域を露出するフォトレジストマスク111を形成する。次いで、フォトレジストマスク111をマスクとして、イオン注入を行うことにより、pMOSトランジスタ(P−MV領域及びP−LV領域内のトランジスタ)のソース/ドレインを構成するソース/ドレイン拡散層(SD拡散層)25を形成する。SD拡散層25の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:5keV、ドーズ量:4×1015cm-2の条件でイオン注入する。なお、このイオン注入により、pMOSトランジスタのゲート電極34の導電型がp型となる。
その後、図48に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク111を除去する。次に、フォトリソグラフィ技術により、N−MV領域及びN−LV領域を露出するフォトレジストマスク112を形成する。次いで、フォトレジストマスク112をマスクとして、イオン注入を行うことにより、nMOSトランジスタ(N−MV領域及びN−LV領域内のトランジスタ)のソース/ドレインを構成するSD拡散層26を形成する。SD拡散層26の形成に当たっては、例えばリンイオンを、加速エネルギー:10keV、ドーズ量:6×1015cm-2の条件でイオン注入する。なお、このイオン注入により、nMOSトランジスタのゲート電極34の導電型がn型となる。
その後、図49に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク112を除去する。続いて、周知のサリサイドプロセスにより、ゲート電極34上並びにSD拡散層25及び26上にシリサイド層36を形成する。続いて、全面に層間絶縁膜37を形成した後、コンタクトホールを形成する。そして、コンタクトホール内に電極プラグ38を形成した後、層間絶縁膜37上に配線39を形成する。このようにして、第1層目の金属配線層までを完成する。層間絶縁膜37としては、例えばHDP法で、厚さが600nm程度のSi酸化膜を成膜する。
その後、更に上層の配線層及び層間絶縁膜等を形成し、SRAMを搭載した論理回路素子(半導体装置)を完成させる。
このような方法により製造された半導体装置では、pウェル2の直下にn型の埋め込み層20が形成されているため、α線が入射してもnMOSトランジスタにおける空乏層の変化が抑制され、ソフトエラー耐性が向上する。また、nウェル4の下には埋め込み層20が形成されていないため、pMOSトランジスタにおけるソフトエラー耐性を不必要に低下させることもない。
なお、第2の実施形態においては、SRAMセル領域のN−LV領域内のチャネルドープ層を2重構造にしなくてもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図50乃至図75は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。本実施形態では、一のチップ内に、夫々nMOSトランジスタ及びpMOSトランジスタを備えたI/O回路、論理回路及びSRAMセルだけでなく、フラッシュメモリセルも形成する。また、本実施形態では、論理回路領域内に、低電圧で動作するトランジスタだけでなく、I/O回路を構成するトランジスタよりも高い高電圧で動作するnMOSトランジスタ及びpMOSトランジスタも形成する。以下、高電圧で動作するnMOSトランジスタを形成する領域をN−MV領域、高電圧で動作するpMOSトランジスタを形成する領域をP−MV領域ということとする。
第3の実施形態では、先ず、図50に示すように、Si基板1の表面にSTIにより素子分離絶縁膜29を形成する。次に、Si基板1の表面を熱酸化(犠牲酸化)することにより、厚さが10nm程度のSi酸化膜(図示せず)を形成する。
次いで、図51に示すように、フォトリソグラフィ技術により、フラッシュメモリセル領域、N−HV領域及びSRAMセル領域のN−LV領域を露出するフォトレジストマスク130を形成する。その後、フォトレジストマスク130をマスクとして、イオン注入を行うことにより、n型の埋め込み層50を形成する。n型の埋め込み層50の形成に当たっては、例えばリンイオンを、加速エネルギー:2MeV、ドーズ量:2×1013cm-2の条件でイオン注入する。埋め込み層50の基板表面からの深さは、例えば2μm程度である。
続いて、図52に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク130を除去する。次いで、フォトリソグラフィ技術により、フラッシュメモリセル形成領域、N−HV領域、N−MV領域及びN−LV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク131を形成する。その後、フォトレジストマスク131をマスクとして、イオン注入を行うことにより、pウェル51及び52を形成する。pウェル51の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:400keV、ドーズ量:1.4×1013cm-2の条件でイオン注入する。また、pウェル3の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:100keV、ドーズ量3×1012cm-2の条件でイオン注入する。この結果、より不純物濃度が高いpウェル52がpウェル51内に形成される。
続いて、図53に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク131を除去する。次に、フォトリソグラフィ技術により、P−HV領域、P−MV領域及びP−LV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク132を形成する。次に、フォトレジストマスク132をマスクとして、イオン注入を行うことにより、nウェル53及び54を形成する。nウェル53の形成に当たっては、例えばリンイオンを、加速エネルギー:600keV、ドーズ量:3×1013cm-2の条件でイオン注入する。また、nウェル54の形成に当たっては、例えばリンイオンを、加速エネルギー:240keV、ドーズ量:9×1012cm-2の条件でイオン注入する。この結果、より不純物濃度が高いnウェル54がnウェル53内に形成される。
次いで、図54に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク132を除去する。その後、フォトリソグラフィ技術により、フラッシュメモリ領域を露出するフォトレジストマスク133を形成する。その後、フォトレジストマスク133をマスクとして、イオン注入を行うことにより、p型の閾値電圧制御用不純物層としてチャネルドープ層55を形成する。チャネルドープ層55の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:40keV、ドーズ量:6×1013cm-2の条件でイオン注入する。
続いて、図55に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク133を除去する。例えば900〜1050℃の温度で30分間の熱酸化を行うことにより、活性領域上に、膜厚が10nm程度のトンネル酸化膜70を形成する。
次に、図56に示すように、例えばCVD法により、トンネル酸化膜70上に、膜厚が90nm程度のポリシリコン膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術によりポリシリコン膜をパターニングすることにより、フラッシュメモリセル領域内に、フローティングゲート71を形成する。次いで、全面に、順次積層されたシリコン酸化膜、シリコン窒化膜及びシリコン酸化膜からなるONO膜72を形成する。ONO膜72の形成に当たっては、例えばCVD法により、膜厚が5nm程度のシリコン酸化膜と膜厚が10nm程度のシリコン窒化膜を形成した後、シリコン窒化膜の表面を、例えば950℃にて90分間熱酸化することにより、膜厚が30nm程度のシリコン酸化膜を形成する。
次いで、図57に示すように、フォトリソグラフィ技術により、N−LV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜134を形成する。その後、フォトレジストマスク134をマスクとして、イオン注入を行うことにより、p型の閾値電圧制御用不純物層としてチャネルドープ層56を形成する。チャネルドープ層56の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:15keV、ドーズ量:8×1012cm-2の条件でイオン注入する。
続いて、図58に示すように、例えばアッシングによりフォトレジストマスク134を除去する。次に、フォトリソグラフィ技術により、P−LV領域を露出するフォトレジストマスク135を形成する。次いで、フォトレジストマスク135をマスクとして、イオン注入を行うことにより、n型の閾値電圧制御用不純物層としてチャネルドープ層57を形成する。チャネルドープ層57の形成に当たっては、例えば砒素イオンを、加速エネルギー:150keV、ドーズ量:3×1012cm-2の条件でイオン注入する。
その後、図59に示すように、例えばアッシングによりフォトレジストマスク135を除去する。続いて、フォトリソグラフィ技術により、N−MV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク136を形成する。次に、フォトレジストマスク136をマスクとして、イオン注入を行うことにより、p型の閾値電圧制御用不純物層としてチャネルドープ層58を形成する。チャネルドープ層58の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:35keV、ドーズ量:5×1012cm-2の条件でイオン注入する。なお、第1及び第2の実施形態と同様に、フォトレジストマスク136をSRAMセル領域のN−LV領域を露出する形状とし、チャネルドープ層58をSRAMセル領域のN−LV領域にも形成してもよい。この場合には、SRAMセル領域のN−LV領域には、チャネルドープ層56及び58が形成され、図5(b)に示す状態と同様の状態になる。
次いで、図60に示すように、例えばアッシングによりフォトレジストマスク136を除去する。その後、フォトリソグラフィ技術により、P−MV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク137を形成する。続いて、フォトレジストマスク137をマスクとして、イオン注入を行うことにより、n型の閾値電圧制御用不純物層としてチャネルドープ層59を形成する。チャネルドープ層59の形成に当たっては、例えば砒素イオンを、加速エネルギー:150keV、ドーズ量:2×1012cm-2の条件でイオン注入する。
次に、図61に示すように、例えばアッシングによりフォトレジストマスク137を除去する。次いで、フォトリソグラフィ技術により、フラッシュメモリセル領域を覆い、他の領域を露出するフォトレジストマスク138を形成する。その後、例えばドライエッチングにより、フォトレジストマスク138をマスクとしてONO膜72をエッチングする。この結果、フラッシュメモリセル領域以外のONO膜72が除去される。更に、例えば弗酸水溶液を用いたウェットエッチングにより、フォトレジストマスク138をマスクとしてトンネル酸化膜70をエッチングする。この結果、フラッシュメモリセル領域以外のトンネル酸化膜70が除去される。
次に、図62に示すように、例えばアッシングによりフォトレジストマスク138を除去する。次いで、例えば800℃の温度で熱酸化を行うことにより、活性領域上に、膜厚が11nm程度のシリコン酸化膜をゲート絶縁膜73として形成する。その後、フォトリソグラフィにより、フラッシュメモリセル領域、N−HV領域及びP−HV領域を覆い、他の領域を露出するフォトレジスト膜139を形成する。続いて、例えば弗酸水溶液を用いたウェットエッチングにより、フォトレジストマスク139をマスクとしてゲート絶縁膜73をエッチングする。この結果、N−MV領域、P−MV領域、N−LV領域及びP−LV領域のゲート絶縁膜73が除去される。
次に、図63に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜139を除去する。次いで、例えば800℃の温度で熱酸化を行うことにより、N−MV領域、P−MV領域、N−LV領域及びP−LV領域の活性領域上に、膜厚が7nm程度のシリコン酸化膜をゲート絶縁膜74として形成する。なお、この熱酸化により、ゲート絶縁膜73の膜厚が増加する。その後、フォトリソグラフィにより、フラッシュメモリセル領域、N−HV領域、P−HV領域、N−MV領域及びP−MV領域を覆い、N−LV領域及びP−LV領域を露出するフォトレジストマスク140を形成する。続いて、例えば弗酸水溶液を用いたウェットエッチングにより、フォトレジストマスク140をマスクとしてゲート絶縁膜74をエッチングする。この結果、N−LV領域及びP−LV領域のゲート絶縁膜74が除去される。
次に、図64に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク140を除去する。次いで、例えば850℃の温度で熱酸化を行うことにより、N−LV領域及びP−LV領域の活性領域上に、膜厚が1.8nm程度のシリコン酸化膜をゲート絶縁膜75として形成する。なお、この熱酸化により、ゲート絶縁膜73及び74の膜厚が増加する。
次いで、図65に示すように、CVD法により、例えば膜厚180nmのポリシリコン膜76を形成し、更に、プラズマCVD法により、ポリシリコン膜76上に、反射防止膜兼エッチングマスクとして、例えば膜厚が30nm程度のシリコン窒化膜77を形成する。なお、シリコン窒化膜77は、後述するフラッシュメモリセルのゲート電極の側面を酸化する際に、論理回路、I/O回路及びSRAMセル内のゲート電極を保護する機能をも発揮する。その後、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、フラッシュメモリセル領域のシリコン窒化膜77、ポリシリコン膜76、ONO膜72及びフローティングゲート71をパターニングすることにより、ポリシリコン膜76よりなるフラッシュメモリセルのゲート電極90等を形成する。
次いで、図66に示すように、ゲート電極90の側面を10nm程度熱酸化する。その後、ソース/ドレインを構成するSD拡散層69をイオン注入により形成する。続いて、再度、ゲート電極90の側面を10nm程度熱酸化する。次に、例えば熱CVD法によりシリコン窒化膜を堆積した後、このシリコン窒化膜をエッチバックすることにより、ゲート電極90の側壁部分にシリコン窒化膜よりなるサイドウォール(側壁絶縁膜)78を形成する。次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、N−HV領域、P−HV領域、N−MV領域、P−MV領域、N−LV領域及びP−LV領域のポリシリコン膜76をパターニングすることにより、ポリシリコン膜76よりなるゲート電極91を形成する。このとき、N−MV領域及びP−MV領域内のゲート電極91の幅は、N−LV領域及びP−LV領域内のゲート電極91の幅よりも大きくし、また、N−HV領域及びP−HV領域内のゲート電極91の幅は、N−MV領域及びP−MV領域内のゲート電極91の幅よりも大きくする。
続いて、図67に示すように、フォトリソグラフィにより、N−MV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク141を形成する。次に、フォトレジストマスク141をマスクとして、イオン注入を行うことにより、N−MV領域のソース/ドレインを構成するエクステンション層60を形成する。エクステンション層60の形成に当たっては、例えばリンイオンを、加速エネルギー:35keV、ドーズ量:4×1013cm-2の条件でイオン注入する。
次いで、図68に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク141を除去する。その後、フォトリソグラフィにより、P−MV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク142を形成する。続いて、フォトレジストマスク142をマスクとして、イオン注入を行うことにより、P−MV領域のソース/ドレインを構成するエクステンション層61を形成する。エクステンション層61の形成に当たっては、例えば弗化ボロンイオンを、加速エネルギー:10keV、ドーズ量:4×1013cm-2の条件でイオン注入する。
次に、図69に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク142を除去する。次いで、フォトリソグラフィにより、N−LV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク143を形成する。その後、フォトレジストマスク143をマスクとして、イオン注入を行うことにより、N−LV領域のソース/ドレインを構成するエクステンション層62を形成する。エクステンション層62の形成に当たっては、例えば砒素イオンを、加速エネルギー:3keV、ドーズ量:1×1015cm-2の条件でイオン注入を行った後、更に、Si基板1の法線から28度傾いた4方向から、弗化ボロンイオンを、加速エネルギー:80keV、ドーズ量:各4×1012cm-2の条件でイオン注入する。この結果、エクステンション層23は、ポケット層(図示せず)を備えたエクステンション層となる。
続いて、図70に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク143を除去する。次に、フォトリソグラフィにより、P−LV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク144を形成する。次いで、フォトレジストマスク144をマスクとして、イオン注入を行うことにより、P−LV領域のソース/ドレインを構成するエクステンション層63を形成する。エクステンション層63の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:0.5keV、ドーズ量:6×1014cm-2の条件でイオン注入した後、更に、Si基板1の法線から28度傾いた4方向から、砒素イオンを、加速エネルギー:120keV、ドーズ量:各5×1012cm-2の条件でイオン注入する。この結果、エクステンション層24も、ポケット層(図示せず)を備えたエクステンション層となる。
その後、図71に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク144を除去する。続いて、フォトリソグラフィにより、N−HV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク145を形成する。次に、フォトレジストマスク145をマスクとしてイオン注入を行うことにより、N−HV領域のソース/ドレインを構成するエクステンション層64を形成する。エクステンション層64の形成に当たっては、例えば砒素イオンを、加速エネルギー:120keV、ドーズ量:2×1013cm-2の条件でイオン注入する。
次いで、図72に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク145を除去する。その後、フォトリソグラフィにより、P−HV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク146を形成する。続いて、フォトレジストマスク146をマスクとしてイオン注入を行い、P−HV領域のソース/ドレインを構成するエクステンション層65を形成する。エクステンション層65の形成に当たっては、例えば弗化ボロンイオンを、加速エネルギー:80keV、ドーズ量:2×1013cm-2の条件でイオン注入する。
次に、図73に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク146を除去する。次いで、例えば熱CVD法によりシリコン酸化膜を堆積した後、このシリコン酸化膜をエッチバックすることにより、ゲート電極90及び91の側壁部分にシリコン酸化膜よりなるサイドウォール(側壁絶縁膜)79を形成する。その後、フォトリソグラフィにより、P−HV領域、P−MV領域及びP−LV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク147を形成する。続いて、フォトレジストマスク147をマスクとしてイオン注入を行うことにより、P−HV領域、P−MV領域、P−LV領域のソース/ドレインを構成するソース/ドレイン拡散層(SD拡散層)66を形成する。SD拡散層66の形成に当たっては、例えばボロンイオンを、加速エネルギー:5keV、ドーズ量:4×1015cm-2の条件でイオン注入する。なお、このイオン注入により、P−HV領域、P−MV領域及びP−LV領域のゲート電極91の導電型がp型となる。
その後、図74に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク147を除去する。次に、フォトリソグラフィにより、フラッシュメモリセル領域、N−HV領域、N−MV領域及びN−LV領域を露出し、他の領域を覆うフォトレジストマスク148を形成する。次いで、フォトレジストマスク148をマスクとして、イオン注入を行うことにより、フラッシュメモリセル領域、N−HV領域、N−MV領域及びN−LV領域のソース/ドレインを構成するSD拡散層67を形成する。SD拡散層67の形成に当たっては、例えばリンイオンを、加速エネルギー:10keV、ドーズ量:6×1015cm-2の条件でイオン注入する。なお、このイオン注入により、フラッシュメモリセルのゲート電極90並びにN−HV領域、N−MV領域及びN−LV領域のゲート電極91の導電型がn型となる。
その後、図75に示すように、例えばアッシングにより、フォトレジストマスク148を除去する。続いて、周知のサリサイドプロセスにより、ゲート電極90及び91上並びにSD拡散層66及び67上にシリサイド層68を形成する。続いて、全面に層間絶縁膜80を形成した後、コンタクトホールを形成する。そして、コンタクトホール内に電極プラグ81を形成した後、層間絶縁膜80上に配線82を形成する。このようにして、第1層目の金属配線層までを完成する。層間絶縁膜80としては、例えばHDP法で、厚さが600nm程度のSi酸化膜を成膜する。
その後、更に上層の配線層及び層間絶縁膜等を形成し、SRAMを搭載した論理回路素子とフラッシュメモリとが混載された半導体装置を完成させる。
このような第3の実施形態によっても、第2の実施形態と同様の効果が得られる。また、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)セルの形成と並行してSRAMセルを形成しても、工程数の増加及びそれに伴うコストの上昇を回避することが可能である。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
半導体基板と、
前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第1導電型の第1のメモリ用トランジスタと、
前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第1導電型の第1の周辺回路用トランジスタと、
前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第1導電型の第2の周辺回路用トランジスタと、
を有し、
前記第1のメモリ用トランジスタのチャネルの不純物プロファイルは、前記第1の周辺回路用トランジスタのそれと前記第2の周辺回路用トランジスタのそれとの和となっていることを特徴とする半導体装置。
(付記2)
前記第1のメモリ用トランジスタの動作電圧と、前記第1の周辺回路用トランジスタのそれとは、互いに等しく、
前記第1のメモリ用トランジスタの動作電圧と、前記第2の周辺回路用トランジスタのそれとは、互いに異なっていることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
前記半導体基板の導電型は第1導電型であり、
前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第2導電型の第2のメモリ用トランジスタと、
前記半導体基板の表面の前記第1のメモリ用トランジスタが形成された領域に形成された第1導電型の第1のウェルと、
前記半導体基板の表面の前記第2のメモリ用トランジスタが形成された領域に形成された第2導電型の第2のウェルと、
前記第1のウェルの直下に形成された第2導電型の埋め込みウェルと、
を有することを特徴とする付記1又は2に記載の半導体装置。
(付記4)
第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板の表面に形成された第1導電型の第1のウェルと、
前記半導体基板の表面に形成された第2導電型の第2のウェルと、
前記第1のウェルに形成され、チャネルが第1導電型の第1のメモリ用トランジスタと、
前記第2のウェルに形成され、チャネルが第2導電型の第2のメモリ用トランジスタと、
前記第1のウェルの直下に形成された第2導電型の埋め込みウェルと、
を有することを特徴とする半導体装置。
(付記5)
前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第1導電型の第1の周辺回路用トランジスタと、
前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第1導電型の第2の周辺回路用トランジスタと、
を有し、
前記第1のメモリ用トランジスタの動作電圧と、前記第1の周辺回路用トランジスタのそれとは、互いに等しく、
前記第1のメモリ用トランジスタの動作電圧と、前記第2の周辺回路用トランジスタのそれとは、互いに異なっていることを特徴とする付記4に記載の半導体装置。
(付記6)
前記メモリは、スタティック・ランダム・アクセス・メモリであることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記7)
チャネルが第1導電型の不揮発性メモリセルを有することを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記8)
前記第1及び第2のウェルの構造は、トリプルウェル構造となっていることを特徴とする付記3乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記9)
第1導電型はp型であり、第2導電型はn型であることを特徴とする付記1乃至8のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記10)
半導体基板の表面に、チャネルが第1導電型の第1のメモリ用トランジスタ、チャネルが第1導電型の第1の周辺回路用トランジスタ及びチャネルが第1導電型の第2の周辺回路用トランジスタを形成する工程を有する半導体装置の製造方法であって、
前記第1のメモリ用トランジスタのチャネルの不純物プロファイルを、前記第1の周辺回路用トランジスタのそれと前記第2の周辺回路用トランジスタのそれとの和とすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記11)
前記第1のメモリ用トランジスタ、前記第1の周辺回路用トランジスタ及び前記第2の周辺回路用トランジスタを形成する工程は、
前記第1のメモリ用トランジスタの領域及び前記第1の周辺回路用トランジスタの領域に、第1導電型の不純物を導入する工程と、
前記第1のメモリ用トランジスタの領域及び前記第2の周辺回路用トランジスタの領域に、第1導電型の不純物を導入する工程と、
を有することを特徴とする付記10に記載の半導体装置の製造方法。
(付記12)
前記第1のメモリ用トランジスタの動作電圧を、前記第1の周辺回路用トランジスタのそれと等しくし、前記第2の周辺回路用トランジスタのそれとは異ならせることを特徴とする付記10又は11に記載の半導体装置の製造方法。
(付記13)
前記半導体基板の導電型を第1導電型とし、
前記第1のメモリ用トランジスタ、前記第1の周辺回路用トランジスタ及び前記第2の周辺回路用トランジスタを形成する工程は、
前記半導体基板の内部に、第2導電型の埋め込みウェルを形成する工程と、
前記半導体基板の表面で前記埋め込みウェルの上に、第1導電型の第1のウェルを形成する工程と、
前記半導体基板の表面で前記第1のウェルから離間した位置に、第2導電型の第2のウェルを形成する工程と、
前記第1のウェルに、前記第1のメモリ用トランジスタを形成し、前記第2のウェルに、チャネルが第2導電型の第2のメモリ用トランジスタを形成する工程と、
を有することを特徴とする付記10乃至12のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記14)
第1導電型の半導体基板の内部に、第2導電型の埋め込みウェルを形成する工程と、
前記半導体基板の表面で前記埋め込みウェルの上に、第1導電型の第1のウェルを形成する工程と、
前記半導体基板の表面で前記第1のウェルから離間した位置に、第2導電型の第2のウェルを形成する工程と、
前記第1のウェルに、チャネルが第1導電型の第1のメモリ用トランジスタを形成し、前記第2のウェルに、チャネルが第2導電型の第2のメモリ用トランジスタを形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記15)
前記第1のメモリ用トランジスタ及び前記第2のメモリ用トランジスタを形成する工程は、前記半導体基板の表面に、チャネルが第1導電型の第1及び第2の周辺回路用トランジスタを形成する工程を有し、
前記第1のメモリ用トランジスタの動作電圧を、前記第1の周辺回路用トランジスタのそれと等しくし、
前記第2の周辺回路用トランジスタのそれと異ならせることを特徴とする付記14に記載の半導体装置の製造方法。
(付記16)
前記メモリとして、スタティック・ランダム・アクセス・メモリを形成することを特徴とする付記10乃至15のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記17)
前記第1のメモリ用トランジスタ、前記第1の周辺回路用トランジスタ及び前記第2の周辺回路用トランジスタを形成する工程は、前記半導体基板の表面に、チャネルが第1導電型の不揮発性メモリセルを形成する工程を有することを特徴とする付記10乃至16のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記18)
前記第1及び第2のウェルの構造を、トリプルウェル構造とすることを特徴とする付記13乃至17のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記19)
第1導電型はp型であり、第2導電型はn型であることを特徴とする付記10乃至18のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
SRAMセルの構成を示す等価回路図である。 ドライバトランジスタDrの閾値電圧と正常に動作するメモリセルの割合との関係を示すグラフである。 トランスファトランジスタTrの閾値電圧と正常に動作するSRAMセルの割合との関係を示すグラフである。 チャネルの形成に関し、従来の半導体装置の製造方法を示す断面図である。 チャネルの形成に関し、本発明の第1の観点に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。 ソフトエラーの発生器鋼を示す断面図である。 ソフトエラーの対策例を示す断面図である。 本発明の第2の観点に係るソフトエラーの対策例を示す断面図である。 ウェルの形成に関し、従来の半導体装置の製造方法を示す断面図である。 ウェルの形成に関し、本発明の第2の観点に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図11に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図12に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図13に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図14に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図15に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図16に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図17に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図18に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図19に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図20に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図21に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図22に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図23に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図24に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図25に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図26に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図27に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図28に引き続き、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図30に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図31に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図32に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図33に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図34に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図35に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図36に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図37に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図38に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図39に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図40に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図41に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図42に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図43に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図44に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図45に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図46に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図47に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図48に引き続き、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図50に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図51に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図52に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図53に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図54に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図55に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図56に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図57に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図58に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図59に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図60に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図61に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図62に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図63に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図64に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図65に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図66に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図67に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図68に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図69に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図70に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図71に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図72に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図73に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図74に引き続き、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
符号の説明
1:Si基板
2、3:nウェル
4、5:pウェル
6〜9:チャネルドープ層
20、50:埋め込み層
Tr:トランスファトランジスタ
Dr:ドライバトランジスタ
Lo:ロードトランジスタ
BL:ビット線
WL:ワード線

Claims (10)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第1導電型の第1のメモリ用トランジスタと、
    前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第1導電型の第1の周辺回路用トランジスタと、
    前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第1導電型の第2の周辺回路用トランジスタと、
    を有し、
    前記第1のメモリ用トランジスタのチャネルの不純物プロファイルは、前記第1の周辺回路用トランジスタのそれと前記第2の周辺回路用トランジスタのそれとの和となっていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1のメモリ用トランジスタの動作電圧と、前記第1の周辺回路用トランジスタのそれとは、互いに等しく、
    前記第1のメモリ用トランジスタの動作電圧と、前記第2の周辺回路用トランジスタのそれとは、互いに異なっていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体基板の導電型は第1導電型であり、
    前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第2導電型の第2のメモリ用トランジスタと、
    前記半導体基板の表面の前記第1のメモリ用トランジスタが形成された領域に形成された第1導電型の第1のウェルと、
    前記半導体基板の表面の前記第2のメモリ用トランジスタが形成された領域に形成された第2導電型の第2のウェルと、
    前記第1のウェルの直下に形成された第2導電型の埋め込みウェルと、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に形成された第1導電型の第1のウェルと、
    前記半導体基板の表面に形成された第2導電型の第2のウェルと、
    前記第1のウェルに形成され、チャネルが第1導電型の第1のメモリ用トランジスタと、
    前記第2のウェルに形成され、チャネルが第2導電型の第2のメモリ用トランジスタと、
    前記第1のウェルの直下に形成された第2導電型の埋め込みウェルと、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  5. 前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第1導電型の第1の周辺回路用トランジスタと、
    前記半導体基板の表面に形成され、チャネルが第1導電型の第2の周辺回路用トランジスタと、
    を有し、
    前記第1のメモリ用トランジスタの動作電圧と、前記第1の周辺回路用トランジスタのそれとは、互いに等しく、
    前記第1のメモリ用トランジスタの動作電圧と、前記第2の周辺回路用トランジスタのそれとは、互いに異なっていることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 半導体基板の表面に、チャネルが第1導電型の第1のメモリ用トランジスタ、チャネルが第1導電型の第1の周辺回路用トランジスタ及びチャネルが第1導電型の第2の周辺回路用トランジスタを形成する工程を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記第1のメモリ用トランジスタのチャネルの不純物プロファイルを、前記第1の周辺回路用トランジスタのそれと前記第2の周辺回路用トランジスタのそれとの和とすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1のメモリ用トランジスタの動作電圧を、前記第1の周辺回路用トランジスタのそれと等しくし、前記第2の周辺回路用トランジスタのそれとは異ならせることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記半導体基板の導電型を第1導電型とし、
    前記第1のメモリ用トランジスタ、前記第1の周辺回路用トランジスタ及び前記第2の周辺回路用トランジスタを形成する工程は、
    前記半導体基板の内部に、第2導電型の埋め込みウェルを形成する工程と、
    前記半導体基板の表面で前記埋め込みウェルの上に、第1導電型の第1のウェルを形成する工程と、
    前記半導体基板の表面で前記第1のウェルから離間した位置に、第2導電型の第2のウェルを形成する工程と、
    前記第1のウェルに、前記第1のメモリ用トランジスタを形成し、前記第2のウェルに、チャネルが第2導電型の第2のメモリ用トランジスタを形成する工程と、
    を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 第1導電型の半導体基板の内部に、第2導電型の埋め込みウェルを形成する工程と、
    前記半導体基板の表面で前記埋め込みウェルの上に、第1導電型の第1のウェルを形成する工程と、
    前記半導体基板の表面で前記第1のウェルから離間した位置に、第2導電型の第2のウェルを形成する工程と、
    前記第1のウェルに、チャネルが第1導電型の第1のメモリ用トランジスタを形成し、前記第2のウェルに、チャネルが第2導電型の第2のメモリ用トランジスタを形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1のメモリ用トランジスタ及び前記第2のメモリ用トランジスタを形成する工程は、前記半導体基板の表面に、チャネルが第1導電型の第1及び第2の周辺回路用トランジスタを形成する工程を有し、
    前記第1のメモリ用トランジスタの動作電圧を、前記第1の周辺回路用トランジスタのそれと等しくし、
    前記第2の周辺回路用トランジスタのそれと異ならせることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
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