JP2006059723A - 発光用エレメント、これを備えた発光装置および表示装置 - Google Patents

発光用エレメント、これを備えた発光装置および表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発光効率が高く、発光部の各部の発光強度を均一にすることも容易に行なうことが可能な発光用エレメントを提供する。
【解決手段】励起光を入射させるための入射面31を有し、かつこの入射面31から内部に進入した励起光を一定方向に進行させる導光体3を備えている、発光用エレメントE1であって、導光体3の全体または一部は、上記励起光を受けることによって蛍光する蛍光物質を含有した発光部4として構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蛍光物質の蛍光作用を利用した発光用エレメント、この発光用エレメントを備えた発光装置、および表示装置に関する。
従来、蛍光色素を利用した発光装置の一例としては、特許文献1に記載ものがある。同文献に記載された発光装置は、ブラックライトと、このブラックライトから発せられた紫外線を一端面から受けて内部に進行させる平板状の導光板とを備えている。この導光板の片面上には、紫外線蛍光色素を含有する樹脂製の発光部が設けられている。
このような構成によれば、上記ブラックライトから上記導光板内に進入した紫外線をこの導光板の内部において一定方向に進行させつつ、上記発光部に順次進入させることができる。その結果、上記発光部内の蛍光色素が励起されて蛍光し、いわゆる面発光が実現される。
しかしながら、上記従来技術においては、次に述べるように改善すべき余地があった。
第1に、上記発光部は、上記導光板の片面上に設けられているために、上記発光部に紫外線が進入するためには、上記導光板内の紫外線が上記片面を通過して上記導光板の外部に出射しなければならない。ところが、上記導光板の内部に入射した紫外線のうち、上記導光板の片面を通過する紫外線の割合はさほど多くはなく、上記発光部に進入する紫外線の量は少ないものとなっていた。とくに、上記発光部が上記導光板の片面上の一部分のみに設けられている場合は、上記片面の他の部分を通過する紫外線は上記発光部の発光に全く寄与しないこととなる。したがって、上記従来技術においては、紫外線のロスが多く、発光効率が低いものとなっていた。
第2に、上記導光板の片面から外部に出射する紫外線の量は、上記導光板の一端面に近い部分では多く、上記一端面から遠去かるに連れて少なくなる。したがって、上記発光部に進入する紫外線の量も、上記一端面に近い部分と遠い部分とでは大きく相違することとなる。これでは、発光部の発光強度を各所均一にすることが困難である。たとえば、液晶表示装置のバックライトとしては、液晶表示画像の質を高めるための要件として、面発光部分の発光強度(輝度)のむらが少ないことが要請されるところ、上記従来のものでは、そのような要請に的確に応えることも難しい。
特開平11−133238号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、発光効率が高く、発光部の各部の発光強度を均一にすることも容易に行なうことが可能な発光用エレメント、これを備えた発光装置、および表示装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供される発光用エレメントは、励起光を入射させるための入射面を有し、かつこの入射面から内部に進入した励起光を一定方向に進行させる導光体を備えている、発光用エレメントであって、上記導光体の全体または一部は、上記励起光を受けることによって蛍光する蛍光物質を含有した発光部として構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、導光体内に進入した励起光は、導光体内を進行している過程において発光部内にそのまま進入し、蛍光物質を励起することとなる。したがって、導光体の内部を進行していた励起光を導光体の外部に出射させることによって発光部内に進入させていた従来技術と比較すると、発光部内に進入する励起光の量を多くし、発光効率を高めることができる。また、本発明によれば、導光体内を進行する励起光によって発光部を発光させるために、発光部の全域にわたって十分な光量の励起光を進行させることができる。上記従来技術においては、導光体の片面から発光部に向けて出射する励起光の量が光源に近い部分と遠い部分とで大きく相違していたが、本発明における発光部の発光強度は、そのような導光体の外部への励起光の出射量とは無関係であり、導光体内を進行する励起光の量に大きな偏りを生じないようにして、発光部の各所に進行する励起光の光量差を小さくすることが可能である。このため、本発明では、発光部の略全域の蛍光色素をその蛍光色素に固有のピーク強度で発光させることが簡単に行なえることとなって、発光部の略全域にわたって各部の発光強度を均一にすることができる。蛍光色素に励起光を照射させて蛍光させる場合、励起光の照射量が一定以下の場合には照射量が多くなるほど蛍光色素の発光強度が高くなるものの、励起光の照射量が所定量に達すると、蛍光色素の発光量は一定のピークに達し、それ以上励起光量を増やしても蛍光色素の発光量は増加せず一定のままである。発光部の各所において、このようなピーク強度にすれば、発光強度の均一化が図られることとなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導光体は、板状であり、上記導光体の側面の全部または一部が上記入射面とされ、上記入射面から上記導光体の内部に進行した励起光は、上記導光体の厚み方向と交差する方向に進行し、上記発光部は面状に発光可能な構成とされている。このような構成によれば、面状領域に対する照明用途に用いたり、あるいは面状発光を利用して所望の情報表示などを行なうのに好適となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導光体は、バー状であり、上記導光体の長手方向端部の端面の全部または一部が上記入射面とされ、上記入射面から上記導光体の内部に進行した励起光は、上記導光部材の長手方向に進行し、上記発光部はライン状に発光可能な構成とされている。このような構成によれば、ライン状領域に対する照明用途に好適となり、たとえばラインイメージセンサ用の照明装置として用いることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導光体の裏面には、上記励起光および可視光を反射する光反射手段が設けられ、上記導光体の表面側から光が出射する構成とされている。このような構成によれば、発光部から発せられた可視光が導光体の裏面から外部に漏出しないようにして、導光体の表面から可視光が出射する量を多くすることができる。したがって、導光体正面方向における発光部の輝度を高くするのに好適となる。また、導光体内を進行する励起光が導光体の裏面から外部に漏出することも防止されるために、このことによっても発光効率が高められる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導光体の表面は、粗面とされている。このような構成によれば、発光部から発せられた可視光が導光体の表面を通過して外部に出射し易くなる。したがって、発光部の輝度をより高めることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導光体の表面に対向する位置には、可視光を透過させる一方、励起光を遮断する励起光遮断手段が設けられている。このような構成によれば、励起光が導光体の表面側正面に放出されることも抑制される。たとえば、励起光として紫外線が用いられ、かつこの紫外線の放出が好ましくない環境で用いられるような場合に好適である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記励起光遮断手段は、上記導光体の表面に接触しており、かつこの励起光遮断手段の表面は、粗面とされている。このような構成によれば、発光部から発せられた可視光が励起光遮断手段の表面を通過して外部に出射し易くなり、発光部の輝度を高めるのにより好適となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導光体をその両側から挟み、かつ上記導光体よりも屈折率が小さい複数の補助部材をさらに備えていることにより、上記導光体は、上記複数の補助部材との界面において励起光を全反射させながら進行させることが可能な構成とされており、上記複数の補助部材の少なくとも一部は、上記導光体の発光部から発せられる可視光を外部に出射可能とするように透光性を有している。このような構成によれば、導光体内において励起光を全反射により進行させていくことができるために、励起光の減衰を抑制し、発光部の各所に対してより効率良く励起光を進行させることができる。その結果、発光効率がより高められる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記発光部は、非励起時には透明であるとともに、励起時には所望の模様で発光するように上記導光体の一部に設けられ、かつ上記導光体の他の残余部分は、上記発光部と屈折率が略同一に揃えられた透明部として構成されている。このような構成によれば、発光部を発光させていないときに、この発光部と導光体の他の残余部分とを目視によっては区別し難くし、導光体全体を透明度の高い単なる透明板に見えるようにすることが可能となる。したがって、高い透明性が要求される仕切りガラスなどの代替品などとして使用しつつ、発光部の発光による情報表示あるいは装飾を行なわせるといったことが可能となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記発光部としては、非励起時において透明な第1および第2の発光部が設けられており、かつこれら第1および第2の発光部は、励起時において互いに異なる色彩に発光するように構成されている。このような構成によれば、複数の色彩での発光表示または照明が可能となり、装飾性を高めることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導光体としては、上記複数の補助部材によってそれぞれが挟まれ、かつ互いに間隔を隔てて対向する第1および第2の導光体が設けられているとともに、上記第1および第2の導光体のそれぞれの発光部は、励起時の発光色または発光模様が互いに相違するように構成されている。このような構成によれば、1つの発光用エレメントによって、発光色または発光模様が相違する2種類の発光表示、あるいは照明が可能となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記発光部内には、光拡散用の粒子が分散混入されている。このような構成によれば、発光部から発せられた可視光が上記粒子に当たって拡散する作用により、発光部の発光輝度が高められる。また、発光輝度の均一化も促進される。さらに、導光体内を進行する励起光も拡散されるために、たとえば導光体が複雑な形状である場合に、この導光体の全域にわたって励起光が進行する作用も促進される。
本発明の第2の側面により提供される発光装置は、本発明の第1の側面により提供される発光用エレメントと、この発光用エレメントの導光体の入射面に励起光を入射可能とする光源と、を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供される発光用エレメントについて述べたのと同様な効果が得られる。
本発明の第3の側面により提供される発光装置は、励起光を入射させるための入射面を有し、かつこの入射面から内部に進入した励起光を一定方向に進行させる導光体を備え、上記導光体の全体または一部は、上記励起光を受けることによって蛍光する蛍光物質を含有した発光部として構成されているとともに、上記導光体をその両側から挟み、かつ上記導光体よりも屈折率が小さい複数の補助部材をさらに備えていることにより、上記導光体は、上記複数の補助部材との界面において励起光を全反射させながら進行させることが可能な構成とされており、上記複数の補助部材の少なくとも一部は、上記導光体の発光部から発せられる可視光を外部に出射可能とするように透光性を有しており、上記導光体としては、上記複数の補助部材によってそれぞれが挟まれ、かつ互いに間隔を隔てて対向する第1および第2の導光体が設けられているとともに、上記第1および第2の導光体のそれぞれの発光部は、励起時の発光色または発光模様が互いに相違するように構成されている発光用エレメントと、励起光を発する光源と、この光源から発せられた励起光を上記発光用エレメントの第1および第2の導光体のそれぞれの入射面の一方に選択的に入射可能とする切り替え手段と、を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供される発光用エレメントについて述べたのと同様な効果が得られることに加え、上記第1および第2の導光体のそれぞれの発光部を適宜切り替え発光させることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記光源が点灯駆動して、上記発光用エレメントの発光部が発光するときには、この発光部の全領域において上記蛍光物質がピーク強度で発光するように構成されている。このような構成によれば、上記発光部の全領域の発光強度を均一とし、照度むらの少ない照明が必要とされる用途に最適となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記発光用エレメントとしては、複数の発光用エレメントがあり、これら複数の発光用エレメントのそれぞれの導光体の入射面に励起光を入射可能に構成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の発光用エレメントは、支持部材により支持されて同一平面上に並べられたパネル状に配されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の発光用エレメントのそれぞれの導光体に対して励起光を選択的に入射可能とする励起光入射切り替え手段をさらに備えている。
本発明の第4の側面により提供される表示装置は、本発明の第2または第3の側面により提供される発光装置を備えている。
このような構成によれば、本発明の第1ないし第3の側面により提供される発光用エレメントおよび発光装置について述べたのと同様な効果が得られる。
本発明の第5の側面により提供される液晶表示装置は、励起光を入射させるための入射面を有し、かつこの入射面から内部に進入した励起光を一定方向に進行させる導光体を備えており、上記導光体の全体または一部は、上記励起光を受けることによって蛍光する蛍光物質を含有した発光部として構成されており、上記導光体は、板状であり、上記導光体の側面の全部または一部が上記入射面とされ、上記入射面から上記導光体の内部に進行した励起光は、上記導光体の厚み方向と交差する方向に進行し、上記発光部は面状に発光可能な構成とされている発光用エレメントと、この発光用エレメントの導光体の入射面に励起光を入射可能とする光源と、上記発光用エレメントから発せられる可視光を受ける液晶パネルと、を備えており、上記光源が点灯駆動したときには、上記発光用エレメントの発光部のうち、少なくとも上記液晶パネルの画像表示領域に対向する領域の蛍光物質がピーク強度で発光する構成とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、上記発光部のうち、液晶パネルの画像表示領域に対向する領域については、発光強度を均一に揃えるように発光させることができるために、液晶パネルの画像表示領域への入射光量も均一化される。したがって、液晶パネルにおいては、照度むらの無い、または少ない高画質の画像表示が可能となる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明が適用された液晶表示装置の一例を示している。同図に示す液晶表示装置A1は、透過型の液晶パネル10と、この液晶パネル10のバックライトとしての発光装置B1とを具備している。発光装置B1は、紫外線を発する1または複数の光源2と、発光用エレメントE1とを具備している。液晶パネル10は、従来既知のものであり、その詳細な説明は省略する。
発光用エレメントE1は、液晶パネル10の背後に配されている。この発光用エレメントE1は、図2に示すように、平面視矩形の平板状の導光体3を具備している。この導光体3は、たとえばアクリル系樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、あるいはその他の樹脂製であり、可視光および紫外線に対する透光性を備えた樹脂製である。ただし、この導光体3内の全域には、紫外線照射により励起される蛍光色素が分散混入されており、この導光体3の全体が発光部4となっている。上記蛍光色素としては、たとえば特開2003−81986号公報に記載されている希土類錯体を用いることが可能である。同公報に記載されている希土類錯体としては、赤、青、緑のそれぞれの色彩を発光可能なものがあり、これらを所定の比率で配合させることにより蛍光色を白色にすることができる。本実施形態において、発光部4は、蛍光時に白色光を発するように構成されている。また、導光体3内への蛍光色素の混入は、導光体3の成形工程において成形用樹脂に蛍光色素を混合し、樹脂成形を行なうことにより可能である。
また、導光体3内の全域には、光拡散用の粒子が分散混入されている。この粒子は、たとえばITO(Indium Tin Oxide:酸化錫添加酸化インジウム)、酸化チタン、酸化亜鉛、あるいは金(Au)などの金属粒子、あるいはアルミナなどの粒子である。上記粒子の粒径(平均粒径)は、10nm〜2000nm、好ましくは50nm〜1000nm、より好ましくは200nm〜800nmである。発光用エレメントE1は、バックライトとして利用されているため、透明性は必要でないが、後述するように透明性が要求される場合においても、上記した粒子径であれば、発光用エレメントE1の透明性を損なわないようにすることができ、とくにITO粒子を用いた場合には透明性に優れたものにできる。
導光体3の一側面の全体または一部は、光源2から紫外線を入射させるための入射面31とされている。導光体3の他の側面および裏面には、紫外線および可視光を反射する反射層32が設けられている。この反射層32は、たとえばアルミニウムの蒸着膜である。ただし、反射層32は、そのような金属蒸着膜に限らず、他の材質の塗装膜としたり、あるいは遮光シートを導光体3の裏面に貼付するなどして構成してもよい。
導光体3の表面30aには、可視光を透過させることが可能な紫外線遮断層33が積層して形成されている。この紫外線遮断層33は、たとえば紫外線吸収機能をもつ酸化セリウムを含有する樹脂シートを接着することにより、あるいは酸化セリウムを分散混入された樹脂を塗布することにより形成されている。図1のI部拡大図に示すように、導光体3の表面30aは、多数の微小な凹凸を有する粗面(非鏡面)として形成されている。その粗面化処理はたとえばレーザ加工により行なうことができる。
光源2としては、たとえば紫外線LEDが用いられている。ただし、本発明はこれに限定されず、たとえば水銀ランプを利用したブラックライトを用いることも可能であり、紫外線の発光手段としては種々のものを採用することができる。また、図面においては、2つの光源2が示されているが、これに限定されるものではなく、光源2の発光量や導光体3の体積などを考慮して、十分な量の紫外線を導光体3内に供給できるようにその数を決定すればよい。これらの点については、後述する他の実施形態についても同様である。本実施形態において、光源2から導光体3内に入射する紫外線の量は、発光部4の全領域において上記蛍光色素がこの蛍光色素に固有のピーク強度で蛍光させ得る量とされている。図1に仮想線で示すように、好ましくは、光源2の周辺部には、光源2から発せられた紫外線を入射面31に向けて反射するリフレクタ34が設けられており、この構成も他の後述する実施形態において同様である。なお、光源2は、リフレクタ34やその他の支持部材に支持させてもよいし、導光体3の入射面31に実装してもよく、その固定手段も限定されない。
次に、上記した発光装置B1およびこれを備えた液晶表示装置A1の作用について説明する。
まず、光源2を点灯駆動させると、この光源2から発せられた紫外線は、入射面31から導光体3内に入射し、導光体3の内部をこの導光体3の厚み方向と交差する方向に進行していく。この紫外線の進行により、導光体3内の全域に分散混入されている蛍光色素のそれぞれが励起され、導光体3の全体が白色に発光することとなる。すると、この白色光は、導光体3の表面30aおよび紫外線遮断層33を通過して液晶パネル10に向けて進行し、この発光装置B1はバックライトとして適切に機能する。導光体3内に進行した紫外線の一部は、表面30aに到達するが、紫外線遮断層33によって遮断される。液晶パネル10の各部の品質を長期にわたって維持するためには、紫外線が内部に照射されないようにすることが好ましいが、このような要望に的確に応えることができる。
上記したように、この発光装置B1においては、紫外線が導光体3の内部を進行する過程において導光体3内に混入された蛍光色素が励起される。このため、蛍光色素の励起を効率良く行なうことができ、発光効率が高められる。とくに、導光体3の裏面および入射面31以外の側面は、反射層32によって覆われているために、導光体3内に入射した紫外線が外部に漏れることが抑制されて導光体3に入射した紫外線の殆どが蛍光色素の励起に有効に活用される。また、これに加えて、蛍光色素の蛍光により発せられる白色光が導光体3の裏面や側面を介して外部に漏出することも防止され、導光体3の表面30aから出射する白色光の量を多くするのに好適となる。
導光体3の表面30aは、粗面にされているために、導光体3の内部の白色光は、表面30aによって全反射され難くなる。この作用により、白色光が導光体3内から表面30aを通過して液晶パネル10に向けて出射すること作用が促進され、液晶パネル10への照射光量を多くするのにより好適となる。紫外線遮断層33の表面を粗面にすれば、導光体3の表面30aを粗面にした場合と同様な原理により、この紫外線遮断層33内に進行してきた白色光を外部に出射させ易くなる効果が期待でき、そのような構成にすることもできる。なお、導光体3と紫外線遮断層33との屈折率が同一の場合には、それらの界面において光が反射されることはないために、この場合には、たとえば図3に示すように、紫外線遮断層33の表面33aのみを粗面とすれば、白色光の出射が促進される。本発明は、このような構成にしてもかまわない。
この発光装置B1においては、発光部4の全領域において蛍光色素がこの蛍光色素に固有のピーク強度で蛍光するように構成されているために、発光部4の各部の発光強度が均一に揃えられる。発光部4は、液晶パネル10の画像表示領域よりもやや大きめのサイズに形成されており、この画像表示領域に対向している。したがって、この画像表示領域に向けて発光部4から進行する白色光は、その光量のばらつきが非常に少ないものとなり、液晶パネル10で表示される画像の質を良好なものにすることができる。一方、この発光装置B1においては、既述したとおり、導光体3内に入射した紫外線が導光体3内の蛍光色素を効率良く励起するようになっており、紫外線の無駄が少ない。したがって、発光部4の全領域において蛍光色素をピーク強度に蛍光させるのに必要な光源2の発光量は比較的少なくて済み、消費電力量を少なくすることも可能である。導光体3内に混入されている光拡散用の粒子は、導光体3内において発生した光を種々の方向に散乱反射して、表面30aからの白色光の出射光量を多くする作用を生じさせるとともに、表面30aの各所における出射光量のばらつきを一層少なくする作用をも生じさせる。
図4〜図22は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図4に示す発光装置B2においては、発光用エレメントE2を構成する導光体3の裏面に、透明な紫外線遮断層33Aが積層して設けられている。発光用エレメントE2は、先に述べた発光用エレメントE1とは異なり、導光体3の裏面に反射層32は設けられておらず、導光体3および一対の紫外線遮断層33,33Aのそれぞれが透明であることにより、発光用エレメントE2の全体が可視光を十分に透過させることが可能な透明となっている。なお、発光用エレメントE2を半透明にした構成とすることもできる。
この発光装置B2によれば、光源2を点灯駆動させた際には、上記実施形態と同様に、導光体3の略全体を発光させた面発光型の照明装置として利用することが可能である。ただし、光源2の点灯駆動が行なわれていないときには、発光用エレメントE2の全体が透明であるため、たとえば次に述べるような用途に利用することができる。
図5は、上記した発光装置B2を利用して、家屋の採光用の窓A2を構成した例を示している。窓A2は、図6に示すように、家屋の壁に取り付け固定される矩形の枠体60に発光用エレメントE2および光源2が装着された構成を有している。この窓A2によれば、昼間においては、屋外の光が発光用エレメントE2を透過して屋内に入るようにし、採光が可能である。これに対し、夜間においては、光源2を点灯駆動させて発光用エレメントE2を発光させることにより、屋内用の照明装置として利用することができる。窓A2の広い領域にわたって面発光がなされるために、趣向性に富む照明がなされる。導光体3に混入される蛍光色素として、励起時に有色光を発するものを採用すれば、より趣向性を高めることができる。また、発光用エレメントE2は、優れた紫外線遮断機能をもつため、日差しの強い昼間に太陽光の紫外線が屋内に進入することを防止する効果も得られる。
図7においては、窓の枠体61が縦横に延びた仕切部材(桟)61aを備えており、複数(たとえば4つ)の発光用エレメントE2はそれら仕切部材61aによって仕切られるようにして枠体61に装着されている。それら複数の発光用エレメントE2にそれぞれ対応して複数の光源2も枠体61に装着されている。このような構成によれば、複数の発光用エレメントE2の個々のサイズをさほど大きくすることなく、窓全体のサイズを大きくすることができる利点がある。また、複数の発光用エレメントE2のそれぞれの蛍光色素の蛍光色を相違させると、複数の発光用エレメントE2を発光させたときに、複数の色彩光を用いた照明が可能となり、趣向性が一層増すこととなる。
図8は、複数の発光装置B2を利用してテーブルA3を構成した例を示している。テーブルA3は、天板62が透光性を有するものであり、この天板62の下面側に複数の発光装置B2を構成する複数の発光用エレメントE2や光源2を設けている。このような構成によれば、各発光用エレメントE2を発光させることによって、天板62上を各発光用エレメントE2の蛍光色の色彩光で照明することができる。また、天板62の下方をも照明することができる。したがって、やはり照明の態様に趣があり、レストランなどの店舗用のテーブルとして好適である。
好ましくは、テーブルA3における複数の発光装置B2は、それぞれ独立して光源2のオン・オフが可能な構成とされ、そのためのスイッチなどを備えている。このような構成によれば、たとえばテーブルA3の周囲に4人が着席したときには4つの発光用エレメントE2を発光させる一方、2人が着席したときにはこれに対応する2つの発光用エレメントE2のみを発光させるといったことが可能となり、より面白いものとなる。
図7および図8に示した実施形態から理解されるように、本発明においては、複数の発光用エレメントE2を並べ、かつそれらを一斉にまたは一部分ずつ切り替えて発光させた構成とすることもできる。もちろん、先に述べた実施形態の発光用エレメントE1や、後述する他の発光用エレメントについても、同様である。
図9に示す構成においては、1つの光源2と複数の発光用エレメントE2とが光ファイバ63a,63bおよび光クロスクネクトスイッチなどのスイッチング装置64を介して光学的に接続されている。スイッチング装置64の入力ポートには、光源2から紫外線を受ける光ファイバ63aが接続され、かつ複数の出力ポートには、複数の発光用エレメントE2のそれぞれに紫外線を入射させるための複数本の光ファイバ63bが接続されている。このような構成によれば、スイッチング装置64の切り替えにより、光源2から発せられた紫外線を複数の発光用エレメントE2のいずれか1つのみに選択的に入射させること、および複数の発光用エレメントE2の全てに対して紫外線を一斉に入射させることが可能となる。したがって、光源2の総数を少なくできることに加え、複数の発光用エレメントE2を選択して発光させるための構成を簡素にすることがきる利点が得られる。
図9に示す実施形態から理解されるように、本発明においては、発光用エレメントの導光体に紫外線を入射させる場合、光源は必ずしも導光体の入射面の近傍に設けられていなくてもよい。光ファイバ以外にも、ミラーやプリズムなどの導光手段を利用して紫外線を導光体の入射面に入射させる構成とすることができる。
図10に示す発光装置B3においては、発光用エレメントE3を構成する導光体3が一定方向に延びたバー状に形成されている。導光体3は、その断面形状が矩形であり、この導光体3の長手方向に一様である。この導光体3の長手方向一端部の端面は、光源2から紫外線を入射させる入射面31となっている。導光体3の全体が蛍光色素を含有した発光部4とされている点や、導光体3に反射層32や紫外線遮断層33が設けられている点については、先に述べた発光装置B1の発光用エレメントE1と同様である。
この発光装置B3においては、光源2を点灯駆動させて紫外線を導光体3内に入射させると、この紫外線は導光体3の長手方向に向けて進行していく。そして、その進行過程において、導光体3内の蛍光色素が励起され、この励起により生じた可視光は導光体3の表面30aから紫外線遮断層33を通過して外部に出射する。導光体3の表面30aは、細長な矩形領域であるため、この発光装置B3によれば、ライン状領域に対する照明が可能となる。
図11は、発光装置B3を用いて画像読み取り装置A4を構成した例を示している。この画像読み取り装置A4は、発光用エレメントE3の光出射を行なう導光体3の表面30aおよび紫外線遮断層33が原稿65に向けられ、かつこの原稿65に照射されてから反射される光の進行経路上に、結像用のレンズアレイ66および撮像用の受光素子67が設けられた構成を有している。この画像読み取り装置A4では、原稿65を副走査方向に搬送させながら、発光用エレメントE3から光を原稿65に対してライン状に照射させ、かつその反射光を受光素子67で1ライン分ずつ順次読み取ることにより、面状領域の画像読み取りが可能であり、ファクシミリ装置や各種のスキャナ装置に適用することができる。このような画像読み取り処理において、高画質の読み取り画像を得るには、原稿65のライン状読み取り領域全体の照度を均一にすることが要請される。これに対し、発光装置B3においては、発光装置B1において述べたのと同様に、発光部4の各部における蛍光色素を所定のピーク強度で蛍光させることによって、導光体3の表面30aの各所からの可視光の出射光量を均一にすることができる。したがって、発光部4の全長を、画像読み取り装置A4の最大読み取り幅(原稿65の最大幅)以上の寸法としておけば、上記要請に的確に応えることが可能である。
図12に示す構成においては、発光用エレメントE3の導光体3の表面30aおよび紫外線遮断層33の幅を、導光体3の裏面の幅よりも狭くしている。このような構成によれば、表面30aおよび紫外線遮断層33から原稿65に向けて進行する可視光線の幅を狭くし、原稿45の画像読み取り対象領域の照度を高めるのに好適となる。本実施形態から理解されるように、導光体をバー状に形成する場合、その断面形状は長矩形以外の形状にすることができる。
図13に示す発光装置B4は、発光用エレメントE4が、平板状の導光体3Aと、この導光体3Aをその厚み方向において両側から挟む2枚の平板状の補助部材5A,5Bとを備えた構成とされている。補助部材5A,5Bは、いずれも透明であり、かつその屈折率は導光体3Aの屈折率よりも小さくされ、かつ導光体3Aの表面および裏面に対する面は鏡面であり、それら表面および裏面に対して密接している。このことにより、導光体3Aと2枚の補助部材5A,5Bのそれぞれとの界面は、導光体3A内を進行する紫外線が全反射臨海角よりも大きな角度で入射したときにこの紫外線を全反射可能な面となっている。好ましくは、補助部材5A,5Bの外側面には、紫外線遮断層33が設けられている。図1に示した実施形態においては、導光体3の表面30aに紫外線遮断層33を積層した場合に、導光体3内の光を外部に出射し易くする手段として、表面30aや紫外線遮断層33の表面に粗面化処理を施す手段を説明したが、補助部材5A,5Bに紫外線遮断層33を積層する場合にもこれと同様な手段を採用することが可能である。
導光体3Aは、先に述べた導光体3とは異なり、その一部分が透明な蛍光色素を含有した発光部4A(図13の網点模様が付された部分)とされており、それ以外の部分は、蛍光色素を含まない非発光部49となっている。発光部4Aは、たとえば図15(a)に示すように、「ABC」の文字などの模様を表示する形態に形成されている。発光部4Aおよび非発光部49は、ともに透明であるとともに、それらの主要成分として同一種類の樹脂が用いられており、それらの屈折率は実質的に同一に揃えられている。また、それらの境界部分においては、互いに密接している。
発光用エレメントE4を製造するには、たとえば図14に示すように、補助部材5B上に発光部4Aを印刷の手法により形成する。この印刷は、溶剤に溶かされた所望の樹脂に蛍光色素を顔料として混合した塗料を用いて行なえばよい。また、補助部材5B上の残余部分には、上記塗料に用いられている樹脂と同一種類の樹脂であって、蛍光色素が混合されていないものを塗布し、非発光部49を形成する。この塗布は、印刷でもよいが、スピンコートなどであってもよい。スピンコートの場合には、非発光部49が発光部4A上に積層形成される虞れがあるが、このような構成であってもよい。この場合であっても、発光部4Aに対して紫外線を適切に通過させることができるからである。発光部4および非発光部49の形成後は、それらの上に補助部材5Aを積層させればよい。補助部材5Bがある程度の機械的強度を有しており、このことによって発光用エレメントE4全体に必要な強度が確保されている場合には、補助部材5Aの機械的強度を大きくする必要はないため、このような場合には、補助部材5Aを印刷の手法で形成してもよい。補助部材5A,5Bの厚みを同一に揃える必要はない。
本実施形態の発光装置B4においては、光源2から発せられた紫外線が導光体3A内に入射すると、この紫外線は導光体3Aと補助部材5A,5Bとの界面において全反射されながら導光体3A内を進行していく。したがって、紫外線の減衰が少なく、多くの紫外線を発光部4Aに効率良く導くことができるために、光源2の出力を小さくしつつ、発光部4Aを適切に発光させることが可能となる。発光部4A内において蛍光により生じた可視光は、補助部材5A,5Bを通過して外部に出射し、たとえば図15(b)のように明確に認識される。これに対し、光源2を駆動させていないときには、発光部4Aおよび非発光部49が、ともに屈折率が実質的に同一の透明な材質からなるため、それらの境界部分において光が大きく屈折するようなことはなく、それらの境界部分を目視によって確認することが困難となる。したがって、発光用エレメントE4を無模様の透明板として認識させることができる。その結果、発光部4Aを発光させた際には、その発光部4Aによって表示される文字などの模様が、何も存在しない透明な領域からいきなり出現する感覚を看者に与えることとなる。
図16は、上記した発光装置B4を利用して博物館などに多用されている展示窓A5を構成した例を示している。この展示窓A5は、同図(b)に示すように、展示窓A5の周縁部に配される枠体68に発光用エレメントE4および光源2が装着され、発光用エレメントE4が仕切りガラスの役割を果たしている。この展示窓A5によれば、発光用エレメントE4を発光させない通常時においては、この発光用エレメントE4の全体を透明度の高い状態にしておくことができるために、展示品69の見学に支障を生じないようにすることができる。その一方、発光用エレメントE4の発光部4Aを発光させると、図17に示すように、この発光部4Aによって、たとえば展示品69に関する情報を見学者に表示し、認識させることができる。
図18は、発光装置B4を利用して店舗用の看板装置A6を構成した例を示している。この看板装置A6は、表面に店名などがペイントされた看板本体プレート70の正面に、発光用エレメントE4を重ねて配置している。発光用エレメントE4の支持は、枠体71などの適当な支持部材を用いてなされ、また光源2の支持も同様とされている。この看板装置A6においては、たとえば昼間は発光用エレメントE4の発光部4Aを発光させていない状態としておく。この状態では、発光用エレメントE4を介して看板本体プレート70の表面に表示されている店名などの文字やその他の模様を明瞭に透視可能である。一方、夜間になると、発光用エレメントE4の発光部A4を発光させる。すると、看板本体プレート70とは異なるデザインの模様が発光表示され、趣のある広告効果が得られることとなる。
図19に示す発光装置B5は、発光用エレメントE5の導光体3Aに2種類の発光部4A,4Bが設けられた構成を有している。これらの発光部4A,4Bは、屈折率が実質的に同一であり、かつ透明な蛍光色素を含有しているが、それらの蛍光色素は、励起時の蛍光色が相違するものとされている。この発光装置B5は、図14を参照して説明した発光装置B4の製造方法において、補助部材5B上に蛍光色素を含有しない樹脂を塗布して非発光部49を形成する工程に代えて、蛍光色素を含有する樹脂を塗布することにより製造することができる。
この発光装置B5においては、光源2を点灯駆動しないときには、発光部4A,4Bおよびそれらの境界を目視によって認識することが困難な状態としておき、発光用エレメントE5を単なる透明板として認識させることができる。一方、光源2を点灯させて発光部4A,4Bを発光させた場合には、たとえば図19(b)に示すように、発光部4Aによって所定の文字を発光表示させるとともに、その背景部分を発光部4Bの発光によって発光部4Aとは異なる色彩で光らせるといったことが可能となる。
本実施形態から理解されるように、本発明においては、発光時の色彩が異なる複数種類の発光部を設けた構成とすることができる。このようにすれば、色彩に富む表示が可能となる他、文字などの情報を発光表示しつつ、その背景部分をも発光させることによって、発光量の多い照明装置として利用することもできる。発光装置B5を、図16〜図18に示したような用途に利用することができることは言うまでもない。
図20に示す発光装置B6は、発光用エレメントE6の補助部材5B'が不透明とされている。このような構成によれば、発光部4からの可視光は補助部材5B'を透過して外部に出射することはなく、補助部材5Aを透過してその正面(図面では上方)に出射する。したがって、正面方向における発光部4Aの輝度を高くすることができる。このような発光装置B6は、所望の表示を発光用エレメントE6の正面方向のみに行なわせれば足りる用途に好適となる。また、補助部材5B'に文字や図柄などの模様を付し、この模様が補助部材5Aの正面側から補助部材5Aや導光体3Aを介して透視できるようにすることもできる。
図21に示す発光装置B7は、発光用エレメントE7が、3枚の板状の補助部材5A〜5Cと、それらに挟まれた2つの導光体3C,3Dとを備えた構成とされている。導光体3C,3Dの全体または一部は、非励起時において透明な発光部4C,4Dとして形成されている。これらの発光部4C,4Dは、励起時の発光色または模様が相違するものである。補助部材5A〜5Cは、いずれも導光体3C,3Dよりも屈折率が小さく、導光体3C,3Dとの接触面は導光体3C,3D内を進行する紫外線の全反射が可能な界面となっている。補助部材5A,5Bは、少なくとも透明である。図19に示した実施形態から理解されるように、補助部材5Cについては、透明または不透明のいずれであってもよい。発光用エレメントE7の背面側(補助部材5C側)にも発光表示を行なわせる場合には、補助部材5Cを透明とすればよく、そうでない場合には補助部材5Cを不透明にすればよい。複数の光源2C,2Dは、2つの導光体3C,3Dのそれぞれに個別に紫外線を入射させることができるように設けられている。
この発光装置B7によれば、2つの導光体3C,3D内に入射した紫外線を全反射させながら発光部4C,4Dに進行させて、それら発光部4C,4Dを効率良く発光させることができる。光源2C,2Dのオン・オフを制御し、光源2Cのみを点灯駆動させたときには、発光部4Cをたとえば図22(a)に示すような態様で発光させることができる。これに対し、光源2Cに代えて、光源2Dを点灯駆動させたときには、発光部4Cをたとえば同図(b)に示すような態様で発光させることができる。このように、この発光装置B7においては、光源2C,2Dのオン・オフにより、模様または色彩が異なる2種類の発光表示を切り替え表示することができる。
発光装置B7においては、2つの導光体3C,3Dに対応させて複数の光源2C,2Dを設けているが、これに限定されない。たとえば、図9に示した実施形態のように、1または複数の光源から発せられる紫外線を光ファイバやスイッチング装置を用いて2つの導光体3C,3Dに導き、スイッチング装置の制御によって、導光体3C,3Dへの紫外線の入射を切り替えることができるようにしてよい。また、導光体および補助部材をさらに追加して積層し、導光体を3層、あるいはそれ以上の多層構造とすることによって、より多くの発光部を切り替え表示させるようにしてもよい。さらに、本発明においては、発光装置B7のように3枚の補助部材5A〜5Cによって2つの導光体3C,3Dを挟む構成に代えて、たとえば図13や図19に示したような発光用エレメントE4,E5を複数枚重ねて配置し、それら複数枚の発光用エレメントのそれぞれの発光部を切り替え発光させるようにしても、上記した発光装置B7と同様な作用が得られる。ただし、補助部材の枚数を少なくし、全体の薄型化を図る観点からすると、発光装置B7のように、1枚の補助部材5Bの両側に2つの導光体3C,3Dが積層された構造にすることが好ましい。
本発明は、上述した実施形態に限定されない。本発明に係る発光用エレメント、発光装置、および表示装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
上述の実施形態では、発光用エレメントを矩形の平板状またはバー状に形成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、発光用エレメントの全体形状あるいは導光体の全体形状を、円形、楕円、三角形、台形、星型、ハート型などの板状に形成することもできる。また、本発明でいう板状とは、厚みの大小をとくに問うものではない。したがって、厚みが小さいシート状のものも板状の概念に含まれる。
本発明においては、蛍光色素の具体的な種類、成分もとくに限定されない。また、励起光としては、たとえば近紫外領域の可視光を用いるなど、紫外線領域以外の光を用いることも可能である。励起光を発生する光源については、既述したとおり、やはりその具体的な種類や数などは限定されない。導光体は、合成樹脂製のものに代えて、ガラスやその他の材質にすることもできる。
本発明に係る発光用エレメントや発光装置は、既述した液晶表示装置、窓、看板装置などの具体的に例示した用途以外にも、種々の照明装置や表示装置として、あるいはその構成部品として利用することができ、その具体的な用途も限定されない。標識、インテリア、アクセサリ、置物、あるいはそれらの構成部品などとしても利用することができる。
本発明に係る発光装置およびこれを備えた液晶表示装置の一例を示す断面図である。 図1に示す発光装置の発光用エレメントの一部破断斜視図である。 図1に示す発光装置の発光用エレメントを示す要部拡大図である。 本発明に係る発光装置の他の例を示す断面図である。 図4に示す発光装置を利用して構成された窓の一例を示す要部斜視図である。 (a)は、図5に示す窓の構成部品を示す正面図であり、(b)は、(a)のVI−VI断面図である。 (a)は、図4に示す発光装置を複数用いて構成された窓の構成部品の一例を示す正面図であり、(b)は、(a)のVII−VII断面図である。 (a)は、図4に示す発光装置を複数利用して構成されたテーブルの一例を示す斜視図であり、(b)は、(a)のVIII−VIII断面図である。 複数の導光体に紫外線を入射させる場合の一例を模式的に示す説明図である。 (a)は、本発明に係る発光装置の他の例を示す断面図であり、(b)は、その一部破断斜視図である。 図10に示す発光装置を利用して構成された画像読み取り装置の一例を示す説明図である。 図10に示す発光装置を利用して構成された画像読み取り装置の他の例を示す説明図である。 本発明に係る発光装置の他の例を示す断面図である。 図13に示す発光装置の発光用エレメントの製造工程の一例を示す断面図である。 (a),(b)は、図13に示す発光装置の発光部の非発光状態と発光状態との一例を示す説明図である。 (a)は、図13に示す発光装置を利用して構成された展示窓の一例を示す要部斜視図であり、(b)は、(a)のXVI−XVI断面図である。 図16に示す展示窓の発光部を発光させた場合の一例を示す要部斜視図である。 (a)は、図13に示す発光装置を利用して構成された看板装置の一例を示す要部斜視図であり、(b)は、(a)のXVIII−XVIII断面図である。 (a)は、本発明に係る発光装置の他の例を示す断面図であり、(b)は、その発光時の状態の一例を示す説明図である。 本発明に係る発光装置の他の例を示す断面図である。 本発明に係る発光装置の他の例を示す断面図である。 (a),(b)は、図21に示す発光装置の2つの発光部を切り替え発光させた状態の一例を示す説明図である。
符号の説明
A1 液晶表示装置
A2 窓
A3 テーブル
A4 画像読み取り装置
A5 展示窓
A6 看板装置
B1〜B7 発光装置
E1〜E7 発光用エレメント
2,2C,2D 光源
3,3A,3C,3D 導光体
4,4A〜4D 発光部
5A〜5C 補助部材
10 液晶パネル
31 入射面
32 反射層
33 紫外線遮断層

Claims (20)

  1. 励起光を入射させるための入射面を有し、かつこの入射面から内部に進入した励起光を一定方向に進行させる導光体を備えている、発光用エレメントであって、
    上記導光体の全体または一部は、上記励起光を受けることによって蛍光する蛍光物質を含有した発光部として構成されていることを特徴とする、発光用エレメント。
  2. 上記導光体は、板状であり、
    上記導光体の側面の全部または一部が上記入射面とされ、上記入射面から上記導光体の内部に進行した励起光は、上記導光体の厚み方向と交差する方向に進行し、上記発光部は面状に発光可能な構成とされている、請求項1に記載の発光用エレメント。
  3. 上記導光体は、バー状であり、
    上記導光体の長手方向端部の端面の全部または一部が上記入射面とされ、上記入射面から上記導光体の内部に進行した励起光は、上記導光部材の長手方向に進行し、上記発光部はライン状に発光可能な構成とされている、請求項1に記載の発光用エレメント。
  4. 上記導光体の裏面には、上記励起光および可視光を反射する光反射手段が設けられ、上記導光体の表面側から光が出射する構成とされている、請求項2または3に記載の発光用エレメント。
  5. 上記導光体の表面は、粗面とされている、請求項2ないし4のいずれかに記載の発光用エレメント。
  6. 上記導光体の表面に対向する位置には、可視光を透過させる一方、励起光を遮断する励起光遮断手段が設けられている、請求項2ないし5のいずれかに記載の発光用エレメント。
  7. 上記励起光遮断手段は、上記導光体の表面に接触しており、かつこの励起光遮断手段の表面は、粗面とされている、請求項6に記載の発光用エレメント。
  8. 上記導光体をその両側から挟み、かつ上記導光体よりも屈折率が小さい複数の補助部材をさらに備えていることにより、上記導光体は、上記複数の補助部材との界面において励起光を全反射させながら進行させることが可能な構成とされており、
    上記複数の補助部材の少なくとも一部は、上記導光体の発光部から発せられる可視光を外部に出射可能とするように透光性を有している、請求項1ないし3のいずれかに記載の発光用エレメント。
  9. 上記発光部は、非励起時には透明であるとともに、励起時には所望の模様で発光するように上記導光体の一部に設けられ、かつ上記導光体の他の残余部分は、上記発光部と屈折率が略同一に揃えられた透明部として構成されている、請求項8に記載の発光用エレメント。
  10. 上記発光部としては、非励起時において透明な第1および第2の発光部が設けられており、かつこれら第1および第2の発光部は、励起時において互いに異なる色彩に発光するように構成されている、請求項8または9に記載の発光用エレメント。
  11. 上記導光体としては、上記複数の補助部材によってそれぞれが挟まれ、かつ互いに間隔を隔てて対向する第1および第2の導光体が設けられているとともに、
    上記第1および第2の導光体のそれぞれの発光部は、励起時の発光色または発光模様が互いに相違するように構成されている、請求項8ないし10のいずれかに記載の発光用エレメント。
  12. 上記発光部内には、光拡散用の粒子が分散混入されている、請求項1ないし11のいずれかに記載の発光用エレメント。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の発光用エレメントと、この発光用エレメントの導光体の入射面に励起光を入射可能とする光源と、を備えていることを特徴とする、発光装置。
  14. 請求項11に記載の発光用エレメントと、励起光を発する光源と、この光源から発せられた励起光を上記発光用エレメントの第1および第2の導光体のそれぞれの入射面の一方に選択的に入射可能とする切り替え手段と、を備えていることを特徴とする、発光装置。
  15. 上記光源が点灯駆動して、上記発光用エレメントの発光部が発光するときには、この発光部の全領域において上記蛍光物質がピーク強度で発光するように構成されている、請求項13または14に記載の発光装置。
  16. 上記発光用エレメントとしては、複数の発光用エレメントがあり、これら複数の発光用エレメントのそれぞれの導光体の入射面に励起光を入射可能に構成されている、請求項13ないし15のいずれかに記載の発光装置。
  17. 上記複数の発光用エレメントは、支持部材により支持されて同一平面上に並べられたパネル状に配されている、請求項16に記載の発光装置。
  18. 上記複数の発光用エレメントのそれぞれの導光体に対して励起光を選択的に入射可能とする励起光入射切り替え手段をさらに備えている、請求項16または17に記載の発光装置。
  19. 請求項13ないし18のいずれかに記載の発光装置を備えていることを特徴とする、表示装置。
  20. 請求項2に記載の発光用エレメントと、この発光用エレメントの導光体の入射面に励起光を入射可能とする光源と、上記発光用エレメントから発せられる可視光を受ける液晶パネルと、を備えており、
    上記光源が点灯駆動したときには、上記発光用エレメントの発光部のうち、少なくとも上記液晶パネルの画像表示領域に対向する領域の蛍光物質がピーク強度で発光する構成とされていることを特徴とする、液晶表示装置。
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