JP2006052505A - 高密度織物及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量で引裂強力及び防風性に優れ、さらにソフトな風合いと張り・腰感とをも併せ持つ高密度織物を提供することを課題とする。
【解決手段】ポリエチレンテレフタレート系ポリマーからなり、単糸繊度が0.5〜3.0dtex、引張強力が5.0〜9.0cN/dtexのポリエステル糸条により主として構成され、JIS L1096.8.15.5D法(ペンジュラム法)に準拠した経糸引裂強力が8.0〜30.0N、緯糸引裂強力が8.0〜30.0N、目付けが20〜40g/m、かつカバーファクターが1500〜2500であることを特徴とする高密度織物。

Description

本発明は、アウトドア分野及びスポーツ分野などに広く使用することができる高密度織物に関するものである。
従来から高密度織物は、ウインドブレーカー、マウンテンウエア、又はスキーウエアなどのスポーツウエアに好適に使用されている。
高密度織物では、実用上問題ないレベルの引裂強力と優れた防風性とを実現するため、織物の構成糸として、例えば、単糸繊度が0.7dtex以下、トータル繊度が66〜140dtexであるポリエステルマルチフィラメント糸条が用いられている(例えば特許文献1参照。)。
また、近年では、アウトドアブームの高まりにより、寝袋、テント又はパラグライダーなどのアウトドア用品にも高密度織物が適用されるようになってきており、このような場合ではさらに高い引裂強力が要求される。そこで、織物の構成糸として、トータル繊度が60dtex以下、10%伸長時の強度が2.0〜3.0N/dtex、破断伸度が35〜50%であるナイロン6マルチフィラメント糸条を用い、織物組織としてリップストップ組織など引張強力を向上させる組織を採用した織物が提案されている(例えば特許文献2参照。)。
特開平10−245741号公報 特開2003−328250号公報
しかしながら、最近ではスポーツウエアの着用感向上並びにアウトドア用品の軽量化及びコンパクト収納性向上のため、用いられる高密度織物の一層の薄地化が要望されているが、上記の高密度織物はこのような要望に十分対応しうるものとはいい難い。
本発明は、このような現状に鑑みて行われたものであり、軽量で引裂強力及び防風性に優れ、さらにソフトな風合いと張り・腰感とをも併せ持つ高密度織物を提供することを課題とするものである。
本発明者らは、このような課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、ポリエチレンテレフタレート系ポリマーからなり、単糸繊度が0.5〜3.0dtex、引張強力が5.0〜9.0cN/dtexのポリエステル糸条により主として構成され、JIS L1096.8.15.5D法(ペンジュラム法)に準拠した経糸引裂強力が8.0〜30.0N、緯糸引裂強力が8.0〜30.0N、目付けが20〜40g/m、かつカバーファクターが1500〜2500であることを特徴とする高密度織物を要旨とするものである。そして、本発明は、ポリブチレンテレフタレート系ポリマーからなり、単糸繊度が0.5〜3.0dtexのポリエステル糸条により主として構成され、JIS L1096.8.15.5D法(ペンジュラム法)に準拠した経糸引裂強力が8.0〜30.0N、緯糸引裂強力が8.0〜30.0N、目付けが20〜40g/m、かつカバーファクターが1500〜2500であることを特徴とする高密度織物を要旨とするものである。さらに、本発明は、JIS L1096.8.27.1A法(フラジール法)に準拠した通気度が0.05〜1.00cc/cm・秒であること特徴とする高密度織物を好ましい態様として含むものである。そして、本発明は、高密度織物の製造方法として、分割型複合繊維を用いて製織後、割繊処理を施して前記複合繊維中の繊維成分を顕在化させることを特徴とする高密度織物の製造方法を要旨とするものである。
本発明の高密度織物は、軽量で引裂強力及び防風性に優れ、ソフトな風合いと張り・腰感とを併せ持つものである。したがって、本発明の高密度織物は、スポーツウエア又はアウトドア用品などに好適に用いることができる。
また、本発明の高密度織物の製造方法によれば、分割型複合繊維(モノフィラメント)を用いて製織するため製織が容易であり、高品位の高密度織物を簡単に得ることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明では、ポリエチレンテレフタレート系ポリマーからなるポリエステル糸条(以下、PET糸と略記する)、もしくはポリブチレンテレフタレート系ポリマーからなるポリエステル糸条(以下、PBT糸と略記する)を用いる。
まず、本発明にいうポリエチレンテレフタレート系ポリマー(以下、PET系ポリマーと略記する)とは、テレフタル酸を主とする酸成分と、エチレングリコールを主とするグリコール成分とがエステル結合(−CO・O−)によって結合した長鎖状合成ポリマーを指し、ポリマー中には本発明の効果を損なわない範囲で共重合成分が含まれていてもよい。共重合成分としては、イソフタル酸、無水フタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ペンタエリスリトール、4−ヒドロキシ安息香酸、ε−カプロラクタム、アジピン酸、セバシン酸、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール又はポリエチレングリコールなどがあげられる。
また、ポリブチレンテレフタレート系ポリマー(以下、PBT系ポリマーと略記する)とは、テレフタル酸を主とする酸成分と、ブチレングリコールを主とするグリコール成分とがエステル結合(−CO・O−)によって結合した長鎖状合成ポリマーを指す。PBT系ポリマー中には、PET糸ポリマーと同様に共重合成分が含まれていてもよい。
本発明に用いられるポリエステル糸条(PET糸及びPBT糸)は、単糸繊度が0.5〜3.0dtexであることが必要で、1.0〜2.0dtexであることが好ましい。これは、単糸繊度が0.5dtex未満であると、織物の風合いにおいて張り・腰感が乏しくなると共に、使用するにつれて織物表面に単糸切れによる毛羽が発生する。一方、3.0dtexを超えると、織物の緻密性が低下するため織物の防風性が低下すると共に、織物の風合いが硬くなりスポーツウエアの着用感及びアウトドア用品のコンパクト収納性が低下する。
また、本発明に用いられるPET糸は、引張強力が5.0〜9.0cN/dtexであることが必要である。これは、PET糸の引張強力が5.0cN/dtex未満であると、織物の引裂強力が低くなる。一方、9.0cN/dtexを超えると、織物の引裂強力を向上させるという点からは好ましいものの、高強力なものとするにはPET系ポリマーの極限粘度を高くしなければならず、それに伴い紡糸・延伸が困難となる。
なお、PET系ポリマーの極限粘度としては0.66〜0.71が好ましく、極限粘度をこのような範囲とすれば上記のような引張強力を有するPET糸を得ることができる。PET系ポリマーの極限粘度を上記範囲とするには、例えば、公知法に準じて重合反応を行ない、その際反応時間を通常より長く設定するのが好ましい。一般に反応時間が長くなれば、ポリマーの数平均分子量は上がり、それに伴いポリマーの極限粘度も高くなる。したがって、予めPET系ポリマーの数平均分子量と極限粘度との相関関係を測定しておき、これに基づき所定の数平均分子量となった時点で反応を終了させればよい。PET系ポリマーの数平均分子量としては、概ね22000〜25000程度が好ましい。
他方、本発明に用いるPBT糸の引張強力としては、上記のPET糸ほど高くなくともよい。これは、PBT糸は、一般にPET糸よりも伸度が1.5〜2.0倍程度高いため、PET糸と比べ織物の引裂強力を向上させる効果が高いためである。したがって、本発明に用いるPBT糸の引張強力は、3.0cN/dtex以上あれば十分である。
なお、本発明に用いるポリエステル糸条(PET糸及びPBT糸)には、耐熱剤、光安定剤、蛍光剤、酸化防止剤、艶消剤、静電防止剤、顔料、可塑剤、潤滑剤、着色剤、難燃剤、強化剤、消臭剤、耐光剤又は熱安定剤などの各種添加剤が含有されてもよい。
また、本発明の高密度織物には、上記ポリエステル糸条以外の糸条が含まれていてもよいが、本発明の効果を十分に発揮する点で、織物を構成する糸条の60質量%以上が上記ポリエステル糸条であることが好ましい。上記ポリエステル糸条以外の糸条としては、特に限定されるものでなく、それらの糸との複合手段についても引き揃え、混繊、複合仮撚、あるいは交織、配列など適宜選択すればよい。
なお、上記で述べたポリエステル糸条の単糸繊度及び引張強力の値は、最終的に得られた高密度織物から糸条を抜き取って測定されるものである。
次に、本発明の高密度織物の物性について説明する。
本発明の高密度織物においては、JIS L1096.8.15.5D法(ペンジュラム法)に準拠した経糸引裂強力が8.0〜30.0Nであることが必要で、10.0〜20.0Nであることが好ましい。さらに、同法に準拠した緯糸引裂強力が8.0〜30.0Nであることが必要で、10.0〜20.0Nであることが好ましい。
経糸引裂強力が8.0N未満であると、織物が破れ易く、スポーツウエア又はアウトドア用品へ適用し難い。一方、30.0Nを超えると、織物の厚みが増すために、アウトドア用品のコンパクト収納性が低下する。
また、緯糸引裂強力も経糸引裂強力の場合と同じく、8.0N未満であると、織物が破れ易く、30.0Nを超えると、織物の厚みが増す。
さらに、本発明の高密度織物においては、目付けが20〜40g/mであることが必要で、25〜35g/mであることが好ましい。目付けが20g/m未満であると、織物の透け感が増すため、特にスポーツウエアには適用し難い。一方、40g/mを超えると、スポーツウエアの着用感向上とアウトドア用品の軽量化とを図ることが困難となる。
なお、織物の目付けを軽くするには、例えば、織物の構成糸としてトータル繊度の細いものを使用するか、織物密度を下げればよい。ただし、トータル繊度が細くなると糸条の引張強力も低下し、それに伴い織物の引裂強力も低下する。したがって、本発明では、引裂強力を考慮して15〜33dtexの糸条を用いるのが好ましい。また、逆に織物の目付けを重くするには、例えば、トータル繊度の太い糸条を使用するか、織物密度を上げればよい。
また、本発明の高密度織物においては、下記式に示されるカバーファクターが1500〜2500であることが必要で、1700〜2200であることが好ましい。
CF=X・D11/2+Y・D21/2
ただし、CF:カバーファクター
X:織物の経糸密度(本/2.54cm)
Y:織物の緯糸本数(本/2.54cm)
D1:経糸の繊度(dtex)
D2:緯糸の繊度(dtex)
ここで、カバーファクターとは、織物を構成する糸条の太さと織物密度とによって定められる織物構造の粗密を表す係数であり、数値が大きいほど織物が密に詰まっている。
カバーファクターが1500未満であると、織物の風合いにおいて張り・腰感が乏しくなる。さらに、織物の空隙が多くなり防風性が低下することに加え、特に織物をスキーウエア、スノーボードウェア又はダウンジャケットなど中綿を有する製品に用いる場合において、中綿が漏れ出し易くなる。一方、2500を超えると、織物の風合いが硬くなりスポーツウエアの着用感及びアウトドア用品のコンパクト収納性が低下する。
なお、傾向として、カバーファクターが上がると織物は密に詰まるため、織物の滑脱抵抗が増加する。すると、織物は、引き裂かれる力を分散し難くなくなるため、織物の引裂強力は低下する方向に向う。
さらに、本発明の高密度織物においては、JIS L1096.8.27.1A法(フラジール法)に準拠した通気度が0.05〜1.00cc/cm・秒であることが好ましい。通気度が0.05cc/cm・秒未満であると、織物の通気性が乏しく、織物をスポーツウエアに用いるとムレ感などを感じる傾向にあり好ましくない。一方、1.00cc/cm・秒を超えると、織物の防風性が低下することに加え、中綿を有する製品に織物を用いると中綿が漏れ出し易くなる傾向にあり好ましくない。
本発明の高密度織物は以上の構成を有するものであるが、織物組織の種類としては特に限定されない。ただし、織物をスキーウエア、スノーボードウェア又はダウンジャケットなど中綿を有する製品に用いる場合は、中綿の漏れ出し防止の点から平組織が好ましく、パラグライダー、パラシュートなどに用いる場合は、織物に特に高い引裂強力が求められるのでリップストップ組織が好ましい。
次に、本発明の高密度織物の製造方法について説明する。
本発明の高密度織物は、例えば、直紡型極細繊維糸条(マルチフィラメント糸)を用いて製織後、得られた生機を後加工するか、あるいは、複合繊維(モノフィラメント糸)又は複合繊維糸条(マルチフィラメント糸)を用いて製織後、得られた生機に割繊処理を含む後加工を施して前記複合繊維中の繊維成分を顕在化することで得ることができる。
ここで、本発明にいう直紡型極細繊維とは、紡糸・延伸を経て直接的に作製された極細繊維を指す。
また、本発明にいう複合繊維とは、繊維成分と接着成分とが単繊維内において単繊維の長手方向に連続的に相互接着している単繊維を指し、割繊処理されることで繊維成分が顕在化する。複合繊維としては、例えば、多芯状の繊維成分を有するもの(いわゆる海島型)、繊維成分と接着成分とが層状に接合したもの(いわゆる多重並列型)、あるいは、繊維断面において中心から放射状に伸びる接着成分と、該接着成分で閉じられた部分に配されたくさび状断面の繊維成分とを有するもの(いわゆる分割型)などがあげられる。
なお、複合繊維における繊維成分と接着成分との複合質量比は、割繊処理後の織物の緻密性を維持する点から、(繊維成分/接着成分)=90/10〜10/90が好ましい。
また、割繊処理としては、繊維中の繊維成分と接着成分との接合部分を外力によって物理的に引き離すことで繊維成分を顕在化させる方法(以下、物理的手段と略記する)と、接着成分を化学処理により溶出させて繊維成分を顕在化させる方法(以下、化学的手段と略記する)とがある。
前者の物理的手段に係る複合繊維としては、例えば、繊維成分と接着成分とを形成するポリマーとの組み合わせとして、互いに非相溶性のポリマーを採用した繊維などがあげられる。この組み合わせとしては、ポリエステルとナイロン、ポリエステルとポリエチレン、ポリエステルとポリプロピレン、ナイロンとポリエチレン又はナイロンとポリプロピレンなどがあげられる。
一方、後者の化学的手段に係る複合繊維としては、例えば、接着成分をアルカリ易溶性ポリエステルから形成した繊維などがあげられる。アルカリ易溶性ポリエステルとしては、例えば、テレフタル酸を主たる酸成分とし、エチレングリコールを主たるグリコール成分とし、これらにイソフタル酸、ポリアルキレングリコール又はスルホイソフタル酸アルカリ金属塩などを共重合させた共重合ポリエチレンテレフタレート(以下、共重合PETと略記する)などがあげられる。
次に、本発明の高密度織物の製造方法における具体的な工程を説明する。
本発明では、まず経糸を準備する。この場合、直紡型極細繊維糸条又は複合繊維糸条(マルチフィラメント糸)を用いる場合は、ワーピングサイザーでサイジングを実施するのが好ましい。複合繊維(モノフィラメント糸)を用いる場合は、部分整経機を用いるのが好ましい。
経糸を準備した後は、レピア織機などを用いて生機を製織する。
本発明の高密度織物の製造方法においては、製織性の点から、複合繊維を用いて生機を製織するのが好ましい。
ここで、製織について簡単に述べると、従来から、本発明の高密度織物が対象とするアウトドア分野及びスポーツ分野に供される織物の製造においては、モノフィラメント糸を用いて製織するという手法は行われていなかった。なぜなら、モノフィラメント糸は、マルチフィラメント糸と比べ剛性が高いため、経糸準備において部分整経機又は荒巻整経機を用いる整径工程で、解舒撚りの影響を受け易く、経糸ビーム内で給糸された糸が交錯し易いからである。さらに、モノフィラメント糸は、張力管理が難しく、給糸中の糸が一旦緩むと張力を上げても容易には修復せず、経糸ビーム内に緩んだ状態の糸が巻き込まれてしまうからである。
しかしながら、本発明者らは鋭意研究の結果、本発明に用いられる複合繊維は、マルチフィラメント糸に似たしなやかさを有するため、上記のような問題が発生し難いという事実を見出し、さらに、織機稼動についても特段問題がないという事実も確認した。
なお、製織後は、得られた生機を後加工へ投入する。
後加工としては、まず、経糸に付着している糊剤及び油剤、並びに製織時に生機へ付着した汚れなどを落とすためにジェットスチームソーパー機などを用いて生機を精練するのが好ましい。
精練後は、織物を構成する繊維を十分に収縮させて所望のカバーファクターもしくは通気度を得る目的で、織物にリラックス収縮処理を行うことが好ましい。リラックス収縮処理の方法としては、例えば、一般的に用いられているボイルオフ機、スーパークラッシャー機又はジェットスチームソーパー機などの連続リラクサー機で90〜100℃の熱水で、あるいは液流染色機などを用いて110〜130℃の熱水で織物を処理する。
リラックス収縮処理後は、シュリンクサーファー型乾燥機などを用いて織物を乾燥するのが好ましく、乾燥後は、寸法安定性を向上させる目的で織物にピンテンターなどを用いてプレセットを施すのが好ましい。プレセット後は商品価値を高める目的で染色やファイナルセットなどを施すのが好ましい。
なお、複合繊維を用いる場合は、上記した精練とリラックス収縮処理との間において、繊維中の繊維成分を顕在化させるために織物に割繊処理を施す。
割繊処理としては、物理的手段として、例えば、液流染色機、ロータリーワッシャー機又は高圧水流機などを用いて織物を揉んだり叩いたりすることで、繊維中の繊維成分と接着成分との接合部分を引き離す。また、化学的手段として、例えば、織物をアルカリ処理することで繊維中の接着成分を溶出する。
なお、織物をアルカリ処理するためのアルカリ剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムもしくは炭酸ナトリウム(ソーダ灰)などのアルカリ剤、又はそれからなる複合アルカリ剤、例えば、オリナックスAM−85(明成化学工業(株)製)、もしくはセンカバッファー85(センカ)のような複合アルカリ剤などがあげられる。アルカリ処理に当っては、このようなアルカリ剤を含むアルカリ水溶液を用いて、処理温度80〜110℃で織物を処理するのが好ましい。なお、処理温度が80℃未満であると、接着成分の溶出速度が遅いため、溶出に長い時間を要する傾向にあり好ましくない。一方、110℃を超えると、繊維中の繊維成分が加水分解され易い傾向にあり好ましくない。
また、本発明の高密度織物には、目的に応じ染色加工、帯電防止加工、柔軟加工、撥水加工、防汚加工、吸水加工、抗菌加工、消臭加工又は防水加工などが施されてもよい。中でも本発明の高密度織物に防水加工が施されていると、スポーツウエア及びアウトドア用品の商品価値が高まるので好ましい。防水加工としては、撥水加工を施した後、ヒートセットを行って熱ローラーによる加圧処理、いわゆるカレンダー加工を施すなどの手段が例示できる。なお、この場合の撥水加工としては、パーフルオロアルキル基を含有するアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルのようなフルオロアルキル基を含有するフッ素系撥水剤などを含んだ処理液に織物を含浸し、マングルなどで絞った後乾燥する方法や、前記処理液を噴射した後乾燥する方法などが例示できる。
(実施例)
以下、実施例によって本発明を詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものでない。
なお、実施例及び比較例における測定、評価は以下の方法で行った。
(1)極限粘度
フェノールと四塩化エタンとの等質量混合物を溶媒として、温度20℃で測定した値から求めた。
(2)トータル繊度
織物から糸条を抜き取り、JIS L1096.8.6.1に準じて測定した。
(3)単繊維の本数
織物から糸条を抜き取り、JIS L1030−1.5.4に準じて光学顕微鏡を用いて糸条断面を写真撮影し、単繊維の本数を数えた。
(4)単糸繊度
単糸繊度を下記式に基づき算出した。
単糸繊度(dtex)=トータル繊度(dtex)/単繊維の本数(本)
(5)引張強力
織物から糸条を抜き取り、オリエンテック(株)社製テンシロンUTM−4−100型を用い、JIS L1013.8.5.1準じ、試料長50mm、引張速度20mm/分で測定した。
(6)経緯密度
織物の密度をJIS L1096.8.6.1に準じて測定した。
(7)目付け
織物の1m当りの質量(目付け)をJIS L1096.8.4.2に準じて測定した。
(8)カバーファクター
織物のカバーファクターを下記式に基づき算出した。
CF=X・D11/2+Y・D21/2
ただし、CF:カバーファクター
X:織物の経糸密度(本/2.54cm)
Y:織物の緯糸密度(本/2.54cm)
D1:経糸の繊度(dtex)
D2:緯糸の繊度(dtex)
(9)引裂強力
織物の経緯糸引裂強力をJIS L1096.8.15.5D法(ペンジュラム法)に準じて測定した。
(10)通気度
織物の通気度をJIS L1096.8.27.1A法(フラジール法)に準じて測定した。
(11)風合い評価
官能試験を実施し、織物の風合いを3段階で評価した。
○:軽量感、ソフト感、張り・腰感のいずれもが優れている。
△:軽量感、ソフト感、張り・腰感のいずれか1つが劣っている。
×:軽量感、ソフト感、張り・腰感のいずれか2つ以上が劣っている。
まず、接着成分として、全繰り返し単位に対し2.0モル%の5−ナトリウムスルホイソフタル酸と、13.3質量%のエチレングリコール(数平均分子量6000)とを共重合したアルカリ易溶性共重合PETを用いた。また、繊維成分としてホモPBTを用いた。ここで、両者を用いて290℃で溶融紡糸して、冷却、油剤付与を行いつつ3250m/分の速度で巻き取り、複合質量比(アルカリ易溶性共重合PET/ホモPBT)=20/80である8分割型の分割型複合繊維の高配向未延伸糸40dtex1fを得た。
次に、この高配向未延伸糸を95℃の加熱ローラを介して1.8倍に延伸し、さらに150℃のヒートプレート上で熱処理を行い、23dtex1fの分割型複合繊維を得た。
続いて、この分割型複合繊維を経緯に用い、レピア織機にて、経糸密度240本/2.54cm、緯糸密度210本/2.54cmのリップストップ組織の生機を製織した。
そして、ジェットスチームソーパー機(内外特殊染工(株)製)を用いて上記生機に95℃で精練を施した後、液流染色機を用いて水酸化ナトリウム10g/Lを含むアルカリ水溶液で95℃×30分の条件でアルカリ処理を施し、その後、ノニオン系活性剤水溶液中にて110℃×30分のリラックス収縮処理を行った。そして、シュリンクサーファー型乾燥機にて織物を130℃で乾燥し、さらに180℃×1分のプレセットを施した。その後、液流染色機を用いて下記処方1にて織物を120℃×30分染色した。染色後、シュリンクサーファー型乾燥機にて織物を130℃で乾燥し、170℃×1分のファイナルセットを行った後、160℃でカレンダー処理を施し、本発明の高密度織物を得た。
(処方1)
分散染料(ダイスタージャパン(株)製「Dianix Red AC−E 01(商品名)」 1%omf
分散剤(日華化学(株)製「ニッカサンソルトSN−130(商品名)」 0.5g/L
酢酸(48%) 0.2cc/L
(比較例1)
実施例1において、生機の密度を、経糸密度160本/2.54cm、緯糸密度135本/2.54cmとする以外は、実施例1と同様にして比較用の織物を得た。
(比較例2)
実施例1において、生機の密度を、経糸密度295本/2.54cm、緯糸密度260本/2.54cmとする以外は、実施例1と同様にして比較用の織物を得た。
(比較例3)
実施例1において、56dtex1fの高配向未延伸糸を得た後、これを1.6倍に延伸し、33dtex1fの分割型複合繊維とし、この繊維を用いて密度が経糸密度165/2.54cm、緯糸密度140本/2.54cmの生機を製織する以外は、実施例1と同様にして比較用の織物を得た。
(比較例4)
実施例1において、20分割型の分割型複合繊維の高配向未延伸糸20dtex1fを得た後、これを2.0倍に延伸し、10dtex1fの分割型複合繊維とし、この繊維を用いて密度が経糸密度300/2.54cm、緯糸密度270本/2.54cmの生機を製織する以外は、実施例1と同様にして比較用の織物を得た。
(比較例5)
実施例1において、66dtex1fの高配向未延伸糸を得た後、これを1.5倍に延伸し、44dtex1fの分割型複合繊維とし、この繊維を用いて密度が経糸密度140/2.54cm、緯糸密度120本/2.54cmの生機を製織する以外は、実施例1と同様にして比較用の織物を得た。
(比較例6)
実施例1において、8分割型の分割型複合繊維の高配向未延伸糸13dtex1fを得た後、これを1.8倍に延伸し、10dtex1fの分割型複合繊維とし、この繊維を用いて密度が経糸密度280/2.54cm、緯糸密度250本/2.54cmの生機を製織する以外は、実施例1と同様にして比較用の織物を得た。
まず、接着成分として、全繰り返し単位に対し2.0モル%の5−ナトリウムスルホイソフタル酸と、13.3質量%のエチレングリコール(数平均分子量6000)とを共重合したアルカリ易溶性共重合PETを用いた。また、繊維成分として極限粘度0.68のホモPETを用いた。なお、ホモPETの製造方法としては、まず、テレフタル酸100質量部及びエチレングリコール52質量部をエステル化反応槽へ仕込み、0.3MPaの加圧下260℃にてエステル化反応を行ない、得られたポリエステル低ポリマーを重合反応槽へ供給した。次に、50分で重合反応槽の内温を260℃に上昇させ、70分で内圧を133Paまで減圧すると共に内温を280℃まで上昇させて、重合反応を実施した。そして、数平均分子量が23000となった時点で反応を終了させ、極限粘度0.68のホモPETを得た。
ここで、上記のアルカリ易溶性共重合PETとホモPETとを用いて295℃で溶融紡糸して、冷却、油剤付与を行いつつ3400m/分の速度で巻き取り、複合質量比(アルカリ易溶性共重合PET/ホモPET)=20/80である8分割型の分割型複合繊維の高配向未延伸糸40dtex1fを得た。
次に、この高配向未延伸糸を95℃の加熱ローラを介して1.8倍に延伸し、さらに150℃のヒートプレート上で熱処理を行い、23dtex1fの分割型複合繊維を得た。
続いて、この分割型複合繊維を経緯に用いレピア織機にて、経糸密度240本/2.54cm、緯糸密度210本/2.54cmのリップストップ組織の生機を製織した。
そして、ジェットスチームソーパー機(内外特殊染工(株)製)を用いて上記生機に95℃で精練を行った後、液流染色機を用いて水酸化ナトリウム10g/Lを含むアルカリ水溶液で120℃×30分の条件でアルカリ処理を施し、その後、ノニオン系活性剤水溶液中にて110℃×30分のリラックス収縮処理を行った。そして、シュリンクサーファー型乾燥機にて織物を150℃で乾燥し、さらに190℃×1分のプレセットを施した。さらに、液流染色機を用いて下記処方2にて織物を130℃×30分染色した。染色後、シュリンクサーファー型乾燥機にて織物を150℃で乾燥し、180℃×1分のファイナルセットを行った後、160℃でカレンダー処理を施し、本発明の高密度織物を得た。
(処方2)
分散染料(ダイスタージャパン(株)製「Dianix Blue UN−SE(商品名)」 1%omf
分散剤(日華化学(株)製「ニッカサンソルトSN−130(商品名)」 0.5g/L
酢酸(48%) 0.2cc/L
(比較例7)
実施例2において、ホモPETの極限粘度を0.64とする以外は実施例2と同様にして比較用の織物を得た。
上記の実施例の高密度織物及び比較例で得られた織物、及び該織物を構成する糸条の評価を、下記表1に示す。
表1から明らかなように、本発明の高密度織物は、引裂強力及び防風性に優れ、さらに軽量感、ソフト感、張り・腰感のいずれにも優れるものであった。
これに対して、比較例1の織物は、カバーファクターが低すぎるため張り・腰感に欠け、防風性も乏しいものであった。
比較例2の織物は、カバーファクターが高すぎるため織物の風合いの硬いものであった。なお、比較例2の織物は、実施例1の高密度織物と比べてカバーファクターが高いため、実施例1の高密度織物より引裂強力が低く、目付けの重い織物であった。
比較例3の織物は、糸条の単糸繊度が太すぎるため防風性に乏しく、風合いも固いものであった。
比較例4の織物は、糸条の単糸繊度が細すぎるため張り・腰感に欠け、さらに、トータル繊度が細いため引裂強力に乏しく実用に耐えかねるものであった。
比較例5の織物は、糸条の単糸繊度が太すぎるため風合いの硬いものであった。また、トータル繊度が太いため目付けが重く、軽量感に欠けるものであった。さらに、単糸繊度が太いため、実施例1の高密度織物と比べ防風性に劣るものとなった。
比較例6の織物は、引裂強力に乏しく、目付けも軽いため透け感の強いものであった。
さらに、比較例7の織物は、糸条の引張強力が低すぎるため、引裂強力に乏しく実用に耐えかねるものであった。

Claims (4)

  1. ポリエチレンテレフタレート系ポリマーからなり、単糸繊度が0.5〜3.0dtex、引張強力が5.0〜9.0cN/dtexのポリエステル糸条により主として構成され、JIS L1096.8.15.5D法(ペンジュラム法)に準拠した経糸引裂強力が8.0〜30.0N、緯糸引裂強力が8.0〜30.0N、目付けが20〜40g/m、かつ下記式に示されるカバーファクターが1500〜2500であることを特徴とする高密度織物。
    CF=X・D11/2+Y・D21/2
    ただし、CF:カバーファクター
    X:織物の経糸密度(本/2.54cm)
    Y:織物の緯糸本数(本/2.54cm)
    D1:経糸の繊度(dtex)
    D2:緯糸の繊度(dtex)
  2. ポリブチレンテレフタレート系ポリマーからなり、単糸繊度が0.5〜3.0dtexのポリエステル糸条により主として構成され、JIS L1096.8.15.5D法(ペンジュラム法)に準拠した経糸引裂強力が8.0〜30.0N、緯糸引裂強力が8.0〜30.0N、目付けが20〜40g/m、かつ下記式に示されるカバーファクターが1500〜2500であることを特徴とする高密度織物。
    CF=X・D11/2+Y・D21/2
    ただし、CF:カバーファクター
    X:織物の経糸密度(本/2.54cm)
    Y:織物の緯糸本数(本/2.54cm)
    D1:経糸の繊度(dtex)
    D2:緯糸の繊度(dtex)
  3. JIS L1096.8.27.1A法(フラジール法)に準拠した通気度が0.05〜1.00cc/cm・秒であること特徴とする請求項1又は2記載の高密度織物。
  4. 分割型複合繊維を用いて製織後、割繊処理を施して前記複合繊維中の繊維成分を顕在化させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の高密度織物の製造方法。
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