JP2006046390A - 遊星歯車式自動変速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 前進5速の変速装置を基本構造とし大きさを変えることなく変速段数を増やして自動変速装置の多段化を達成することにある。
【解決手段】
トランスミッションケース2の主変速機室34内には、第1〜第3の3つの遊星歯車機構G1〜G3と、3つのクラッチCL1〜CL3と、2つのブレーキB1,B2が組み込まれており、副変速機室35内には、第4の遊星歯車機構G4と、第3と第4のブレーキB3,B4と、第4のクラッチCL4とが組み込まれている。エンジントルクは第1の遊星歯車機構G1のリングギヤR1に連結される入力軸11に入力され、第4の遊星歯車機構G4のリングギヤR4に連結される出力軸12に出力されて駆動輪にエンジントルクが伝達される。
【選択図】 図4

Description

本発明は前進5速の自動変速装置の主要寸法を維持しつつ変速段数を増加し得るようにした遊星歯車式自動変速装置に関する。
車両用の遊星歯車式自動変速装置は、通常、前進4速あるいは5速程度の変速段を有している。前進4速用の変速装置と前進5速用の変速装置のように変速段数の異なる変速装置におけるトランスミッションケースやこのケース内部に組み込まれる部品を共通化することができれば、それぞれの変速装置を低コストで製造することができる。ケースやその内部に組み込まれる部品を共通化して、前進4速用の変速装置と前進5速用の変速装置とに適用することができるようにした変速装置としては、特許文献1、2に記載されるものがある。
特開平7−239000号公報 特開平10−30688号公報
従来の技術では、変速段数の異なる変速装置におけるトランスミッションケースやこのケース内部に組み込まれる部品を共用化する場合には、変速段数の多い方の変速装置を基本構造として少ない変速段数の変速装置との部品の共用化を図るようにしており、変速段数の多い方の変速装置から部品を取り除くことにより、変速段数の少ない変速装置を構成するようにしているので、ケースのサイズを変更しなければ、変速段数の少ない方の変速装置には無駄なデッドスペースが生じることになる。
一方、変速段数を増加させて変速装置を多段化する場合には、構成部品が増加するので、部品が組み込まれるケースのサイズも追加部品に合わせて大型化しなければならず、変速段数の多段化には変速装置の大型化が避けられなかった。
本発明の目的は、前進5速の変速装置を基本構造とし大きさを変えることなく変速段数を増やして多段化した遊星歯車式自動変速装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前進5速の変速装置の主要な構成を変更することなく、6速化では不要となる部品の空スペースに6速用の専用部品を収容することにより変速装置の主要寸法諸元を変えることなく前進6速の遊星歯車式自動変速装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、変速段数の異なる異種の変速装置の部品を共用化し低コストで製造し得る遊星歯車式自動変速装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、変速段数の異なる異種の変速装置のいずれをも同種の車体に搭載し得る遊星歯車式自動変速装置を提供することにある。
本発明の遊星歯車式自動変速装置は、仕切り壁を介して前端部側の主変速機室と後端部側の副変速機室とが形成されたトランスミッションケースと、前記主変速機室内に同心上に配置され、それぞれシンプル型である第1〜第3の3つの遊星歯車機構と、前記第1の遊星歯車機構のリングギヤと前記第2の遊星歯車機構のリングギヤとを締結状態と開放状態とに切り換える第1のクラッチと、前記第3の遊星歯車機構のサンギヤとキャリアとを締結状態と開放状態とに切り換える第2のクラッチと、前記第2の遊星歯車機構のサンギヤと前記第3の遊星歯車機構のサンギヤとを締結状態と開放状態とに切り換える第3のクラッチと、前記第3の遊星歯車機構のキャリアを固定状態と開放状態とに切り換える第1のブレーキと、前記第1の遊星歯車機構のサンギヤを固定状態と開放状態とに切り換える第2のブレーキと、前記副変速機室内に配置され、前記第2の遊星歯車機構のキャリアに中間軸を介して連結されるキャリアを備える第4の遊星歯車機構と、前記第4の遊星歯車機構の外側に設けられ、前記第2の遊星歯車機構のサンギヤを固定状態と開放状態とに切り換える第3のブレーキと、前記第3のブレーキに隣り合って前記副変速機室内に配置され、前記第4の遊星歯車機構のサンギヤを固定状態と開放状態とに切り換える第4のブレーキと、前記第4のブレーキの径方向内側に配置され、前記第4の遊星歯車機構のリングギヤとサンギヤとを締結状態と開放状態とに切り換える第4のクラッチと、エンジンのクランク軸に連結されると共に前記第1の遊星歯車機構のリングギヤに連結される入力軸と、駆動輪に連結されると共に前記第4の遊星歯車機構のリングギヤに連結される出力軸とを有することを特徴とする。
本発明の遊星歯車式自動変速装置は、前記第4の遊星歯車機構と前記第4のブレーキと前記第4のクラッチとにより前記中間軸の回転を増速または直結して前記出力軸に伝達する副変速機を構成することを特徴とする。
本発明の遊星歯車式自動変速装置は、前記第4の遊星歯車機構のサンギヤに連結される回転体の円筒部を、前記第4のブレーキのブレーキハブと前記第4のクラッチのクラッチドラムとに共用することを特徴とする。
本発明の遊星歯車式自動変速装置は、前記第3のブレーキのブレーキドラムを前記トランスミッションケースに設け、前記第4のブレーキのブレーキドラムは外周に前記第3のブレーキを作動する油圧ピストン収容部を備え、前記トランスミッションケースに固設されることを特徴とする。
本発明の遊星歯車式自動変速装置は、前記第4のブレーキを作動する油圧ピストンを不作動位置に戻すリターンスプリングを前記トランスミッションケースの内面で案内することを特徴とする。
本発明によれば、3つの遊星歯車機構を有する自動変速装置における締結要素を配置するスペースに増速用の第4の遊星歯車機構を組み込むことにより、トランスミッションケースの寸法を変更することなく、自動変速機の多段化を達成することができる。3つの遊星歯車機構を有する前進5速の自動変速装置を前進6速または前進7速にする際に不要となる空スペースに増速用の第4の遊星歯車機構を組み込むことにより、5速用のトランスミッションケースの主要寸法を変えることなく、6速用または7速用の自動変速装置とすることができる。
また、本発明によれば、変速段数の異なる異種の変速装置の部品を共用化し、異種の変速装置を共通の製造ラインで混流させて製造することができ、低コストで自動変速装置を製造することができる。変速段数が相違する複数の変速装置のトランスミッションケースの主要寸法を共通とすることができるので、異種の変速装置を共通の車両に搭載することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1はエンジン動力を駆動輪に伝達するための動力伝達系の外観を示す概略図であり、図2は図1に示されたトルクコンバータケース内の構造を示す概略図であり、図3は図1に示されたエクステンションケース内の構造を示す概略図である。
図1に示す動力伝達系は、トルクコンバータケース1とトランスミッションケース2とエクステンションケース3とを有しており、この動力伝達系はエンジンのクランク軸4が車両の進行方向を向くように車体に縦向きに配置されてエンジン動力を前輪と後輪とに伝達する縦置き式の全輪駆動(AWD)の車両に搭載される。図2に示すように、トルクコンバータケース1内に組み込まれるトルクコンバータ5のポンプ側シェル6はクランク軸4に連結され、タービンランナー7に連結されるコンバータ出力軸はトランスミッションケース2内に入り込んで変速装置の入力軸11となっている。トルクコンバータケース1の下部には、アクスル軸8が組み込まれたフロントデファレンシャル機構9が設けられており、アクスル軸8は図示しない前輪に連結されている。
トランスミッションケース2内には入力軸11と同心状に変速装置の出力軸12が配置されており、この出力軸12はエクステンションケース3に向けて突出し、図3に示すセンタデファレンシャル機構13を介して前輪駆動軸14と後輪駆動軸15とに連結されるようになっている。図2に示すように前輪駆動軸14に取り付けられた終減速小歯車16は、フロントデファレンシャル機構9の終減速大歯車17に噛み合っており、エンジン動力は前輪駆動軸14を介して前輪に伝達される。一方、後輪駆動軸15には継手を介してプロペラシャフト18が連結され、このプロペラシャフト18は図示しないリアデファレンシャル機構を介して後輪に連結されるようになっている。
センタデファレンシャル機構13は、複合遊星歯車式であり、図3に示すように、出力軸12に固定されるサンギヤ19aと、後輪駆動軸15に固定されるサンギヤ19bとを有し、これらのサンギヤ19a,19bに噛み合う一体型のピニオンギヤ20がキャリア21に回転自在に装着され、キャリア21の一端部には前輪駆動軸14に固定された従動歯車22aに噛み合う駆動歯車22bが固定されている。キャリア21の他端部にはクラッチドラム23が固定され、後輪駆動軸に固定されたクラッチハブ24とクラッチドラム23との間には差動制限クラッチ25が設けられている。このような構成のセンタデファレンシャル機構13により、出力軸12の駆動力がサンギヤ19aに出力されると、一体型のピニオンギヤ20を介してサンギヤ19bとキャリア21とに動力が分配され、前輪および後輪を駆動することができ、一体型のピニオンギヤ20の回転により前輪と後輪との回転差は差動吸収される。さらに差動制限クラッチ25により前輪または後輪がスリップして大きな差動回転が生じたときには、差動制限クラッチ25が締結して差動回転が抑制される。
図4は図1に示されたトランスミッションケース内の構造を示す概略図であり、図5は図4の一部を拡大して示す断面図であり、図6は図4の変速装置を示すスケルトン図である。
図4に示すように、トランスミッションケース2内には入力軸11と同軸上に中間軸31とこれに対して回転自在の中空軸32とが組み込まれている。トランスミッションケース2のエンジン側の前端部は開口されており、トランスミッションケース2はその前端でケース片26を介してトルクコンバータケース1に固定される。トランスミッションケース2の内部には仕切り壁33が取り付けられるようになっており、仕切り壁33を中間軸31と中空軸32とが貫通している。この仕切り壁33によりトランスミッションケース2の内部は前側の主変速機室34と後側の副変速機室35とに区画されている。トランスミッションケース2の後端部には隔壁36が設けられており、この隔壁36には出力軸12用と前輪駆動軸14用の貫通孔が形成されている。トランスミッションケース2の後端にはケース片27を介してエクステンションケース3が取り付けられ、ケース片27とエクステンションケース3とにより形成されるスペース内には図3に示した駆動歯車22bと従動歯車22aとが収容されるようになっている。
主変速機室34内には3つの遊星歯車機構G1〜G3が同心上に組み込まれており、前端部側から後端部側に向けて第1〜第3の順に配置されて、3つの遊星歯車機構G1〜G3により遊星歯車機構組立体が形成されている。第1の遊星歯車機構G1は、サンギヤS1と、これと同心上のリングギヤR1と、サンギヤS1およびリングギヤR1に同時に噛み合うピニオンP1を回転自在に支持するキャリアC1とを有しており、シンプル型であり、他の遊星歯車機構G2,G3も同様にシンプル型であり、それぞれリングギヤR2,R3と、サンギヤS2,S3と、これらにそれぞれ噛み合うピニオンP2,P3を回転自在に支持するキャリアC2,C3とを有している。
入力軸11には入力部材37が固定されており、この入力部材37には遊星歯車機構G1のリングギヤR1が取り付けられるとともに、遊星歯車機構G2の外側に配置されるクラッチドラム38が取り付けられており、遊星歯車機構G2のリングギヤR2に固定されたクラッチハブ39とクラッチドラム38との間に組み込まれる複数枚の摩擦プレートにより入力クラッチとしての多板式のクラッチ(第1のクラッチ)CL1が形成されている。このクラッチCL1はリングギヤR1とリングギヤR2とを締結状態と締結を解除する開放状態とに切り換える。
遊星歯車機構G2のサンギヤS2は中空軸32に固定され、遊星歯車機構G3のサンギヤS3はワンウエイクラッチF1を介して中空軸32に装着されており、中空軸32にはクラッチハブ41が固定されている。このクラッチハブ41の外側には小径筒体42と大径筒体43が配置されており、小径筒体42は中空軸32に固定され、大径筒体43は遊星歯車機構G3のキャリアC3に固定されている。大径筒体43と小径筒体42との間に組み込まれる複数枚の摩擦プレートによりキャリアC3とサンギヤS3とを締結状態と締結を解除する開放状態とに切り換えるダイレクトクラッチとしての多板式のクラッチ(第2のクラッチ)CL2が形成されている。小径筒体42とクラッチハブ41との間に組み込まれる複数枚の摩擦プレートによりサンギヤS2,S3を締結状態と締結を解除する開放状態とに切り換えるハイ&ローリバースクラッチとしての多板式のクラッチ(第3のクラッチ)CL3が形成されている。このクラッチCL3に並列にサンギヤS2とサンギヤS3との間にはワンウエイクラッチF1が設けられている。
また、大径筒体43とトランスミッションケース2との間に組み込まれる複数枚の摩擦プレートにより、大径筒体43をブレーキハブとしてトランスミッションケース2をブレーキドラムとし、キャリアC3をケースに締結する固定状態と固定状態を解除する開放状態とに切り換えるリバースブレーキとしての多板式のブレーキ(第1のブレーキ)B1が形成されている。
一方、トルクコンバータケース1とトランスミッションケース2との間のケース片26に固定される筒体44と遊星歯車機構G1のサンギヤS1に固定される筒体45との間に組み込まれる複数枚の摩擦プレートにより、筒体44をブレーキドラムとし筒体45をブレーキハブとしてサンギヤS1をトランスミッションケース2側に締結する固定状態と固定状態を解除する開放状態とに切り換えるフロントブレーキとしての多板式のブレーキ(第2のブレーキ)B2が形成されている。このブレーキB2に並列となってサンギヤS1とトランスミッションケース2側との間にはワンウエイクラッチF2が設けられている。
このように、主変速機室34内には3組のシンプル遊星歯車機構G1〜G3が設けられるとともに、これらの締結要素としての2組のブレーキB1,B2と、3組の多板クラッチCL1〜CL3と、2組のワンウエイクラッチF1,F2とが組み込まれており、これらの部材により主変速機が構成されている。
副変速機室35内には中空軸32に固定されたブレーキハブ46が配置され、このブレーキハブ46とトランスミッションケース2との間に組み込まれる複数の摩擦プレートにより、トランスミッションケース2をブレーキドラムとしサンギヤS2を固定状態と固定状態を解除する開放状態とに切り換えるローコーストブレーキとしてのブレーキ(第3のブレーキ)B3が形成されている。ブレーキハブ46の径方向内側には第4の遊星歯車機構G4が配置されている。この遊星歯車機構G4はサンギヤS4と、これと同心上のリングギヤR4と、サンギヤS4およびリングギヤR4に同時に噛み合うピニオンP4を回転自在に支持するキャリアC4とを有しており、上述した他の遊星歯車機構G1〜G3と同様にシンプル型である。
この遊星歯車機構G4のキャリアC4には中間軸31が固定され、遊星歯車機構G4はキャリア入力となっており、リングギヤR4は出力軸12に固定されている。サンギヤS4に固定された回転体51は遊星歯車機構G4を覆う円筒部51aとこれと一体となった円筒部51bとを有し、トランスミッションケース2に固定され、ブレーキB3のピストン収容部56を備えるブレーキドラム52と、ブレーキハブとしての円筒部51bとの間に組み込まれる複数の摩擦プレートによりサンギヤS4を固定状態と固定状態を解除する開放状態とに切り換える6速用のブレーキ(第4のブレーキ)B4が形成されている。また、円筒部51bをクラッチドラムとしリングギヤR4に固定されたクラッチハブ53との間に組み込まれる複数の摩擦プレートにより、リングギヤR4とサンギヤS4とを締結状態と締結を解除する開放状態とに切り換えるクラッチ(第4のクラッチ)CL4が形成されている。
このように、副変速機室35内に組み込まれる遊星歯車機構G4とブレーキB4とクラッチCL4とにより、中間軸31の回転を出力軸12に増速して伝達する副変速機が構成されており、サンギヤS4に連結される円筒部51bをブレーキB4のブレーキハブとするとともにクラッチCL4のクラッチドラムとして共用することにより、ブレーキB4とクラッチCL4とが同心的となって径方向に重なるようにして遊星歯車機構G4に隣接させて配置されている。これにより、軸方向の長さを長くすることなく、ブレーキB4とクラッチCL4とを限られたスペース内に配置することができる。
図5に示すように、ブレーキB4を締結状態と開放状態とに切り換える油圧ピストン54が隔壁36の内方の径方向外側に設けられ、径方向内側にはクラッチCL4を締結状態と開放状態とに切り換える油圧ピストン55が設けられ、ブレーキドラム52の外側にはブレーキB3を締結状態と開放状態とに切り換える油圧ピストン58が設けられている。副変速機室35内に配置されてサンギヤS2を固定状態と開放状態とに切り換えるブレーキB3のブレーキドラムは、トランスミッションケース2の内側に設けられており、トランスミッションケース2の加工によりブレーキドラムを直接形成することができる。また、サンギヤS4を固定状態と開放状態とに切り換えるブレーキB4のブレーキドラムは断面が略コ字状であり、外周部はトランスミッションケース2の内側に回転不能に固設されている。
摩擦プレートを駆動してブレーキB4を作動させるための油圧ピストン54は、油室54aに油圧を供給すると図5において左方向に駆動されてブレーキB4を作動させてサンギヤS4が固定状態となる。一方、油圧の供給を停止すると摩擦プレートの締結が解除されることになり、ブレーキB4が開放状態に切り換えられるが、確実に開放状態となるように、ブレーキドラム52の径方向端面と油圧ピストン54との間にはリターンスプリング57が組み込まれており、このリターンスプリング57はトランスミッションケースの内面で案内されて軸方向に弾性変形し、油圧ピストン54を不作動位置に戻す。なお、主変速機室34内にもそれぞれのクラッチCL1,CL2およびブレーキB1,B2を締結状態と開放状態とに切り換える油圧ピストン(図示省略)が設けられている。
図8は上述した自動変速装置における4つのクラッチCL1〜CL4と、4つのブレーキB1〜B4と、2つのワンウエイクラッチF1,F2の締結作動表であり、これらの締結要素の作動によって変速装置は第1速から第6速に切り換えられる。図8においては、白丸はクラッチ、ブレーキが締結している状態を示し、黒丸はエンジンブレーキ時に作動している状態を示す。
上記のように構成された6速自動変速装置の遊星歯車機構G1〜G4は、図8の締結作動表に示すように次のように変速作用する。先ず第1速は、入力軸11からの動力が第1,第3,第2の各遊星歯車機構G1,G3,G2へ順次伝達され、第1の遊星歯車機構G1ではサンギヤS1がワンウエイクラッチF2の作動で固定されて減速し、第3,第2の遊星歯車機構G3,G2は第3のブレーキB3とワンウエイクラッチF1が作動して両サンギヤS3,S2が共に固定されて、それぞれ減速作動となる。また、第4の遊星歯車機構G4は第4のクラッチCL4の作動により遊星歯車は一体化されて変速は行われない。従って、遊星歯車機構G1〜G3の各減速作動により、変速比は最も低速段の第1速が得られる。
第1速から第2速では、第3の遊星歯車機構G3のサンギヤS3とキャリアC3とを一体締結させるクラッチCL2が作動し、第1速でのワンウエイクラッチF1は非作動となる。このため、遊星歯車機構G1とG2とによる減速となり、第2速が得られる。
第2速から第3速では、遊星歯車機構G2とG3のサンギヤS2,S3を締結するクラッチCL3が作動し、第2速での第3のブレーキB3は解放される。これにより、遊星歯車機構G2,G3はともに一体回転するため第1の遊星歯車機構G1のみの減速作動となり、第3速が得られる。
第3速から第4速では、クラッチCL1が作動し、第3速でのワンウエイクラッチF2は非作動となる。これにより入力回転は第2の遊星歯車機構G2に入力されるが、サンギヤS3,S2は一体に締結されているため入力回転数はそのまま出力されて変速比1.0の第4速が得られる。
第5速では、主変速機室側の上記第4速の変速比1.0を受けて副変速機室側の遊星歯車機構G4ではクラッチCL4を開放すると共にブレーキB4を締結作動させてサンギヤS4を固定させる。これにより、第4の遊星歯車機構G4は増速作動し、変速比は1.0より小さいオーバドライブの第5速が得られる。
第6速では、第1の遊星歯車機構G1のサンギヤS1を固定するブレーキB2が締結作動しクラッチCL2は開放される。これにより、第2の遊星歯車機構G2ではリングギヤR2の入力回転に対し、サンギヤS2には入力回転が増速されて伝達されるので、キャリアC2には入力回転より増速された回転が出力される。この増速回転を第4の遊星歯車機構G4で更に増速することで第5速よりオーバドライブの第6速が得られる。
図9は1速から5速のいずれかの変速段で走行しているときに他のいずれかの変速段に変速操作がなされるときの変速要素つまり締結要素の作動数を示す変速要素表である。図9に示すように、1段毎に変速操作が行われるときには、それぞれ締結要素は2つであり、第1速から第3速に飛び変速操作が行われるときにも締結要素は2つである。
図10は第1速から第2速などのように変速操作がなされたときの各変速段のステップ比を示す表であり、図8に示したギヤ比から算出される。
図11は図6に示した変速装置を前進7段の変速装置に適用した場合の締結要素の作動表を示し、図12は変速操作がなされたときの変速要素数を示す表であり、図13は1速から2速などのように変速操作がなされたときの各変速段のステップ比を示す表である。
第1速から第4速までは図8に示した場合と同様であり、第4速から第5速に切り換えるときには、ブレーキB2が締結されてサンギヤS1が固定されるとともにクラッチCL2が開放される。これにより、入力軸11からの回転は、リングギヤR2を介してキャリアC3に伝達されるとともに、キャリアC1がサンギヤS1の回りを公転してリングギヤR3に伝達され、第3の遊星歯車機構G3により入力回転が増速されて、変速比が1.0よりも小さいオーバードライブの第5速が得られる。この場合の変速比およびステップ比は、前述した場合がそれぞれ0.694、1.441であるのに対し、それぞれ0.834,1.20となり、前述した場合よりも小さい。
第5速から第6速では、クラッチCL2を締結してキャリアC3とサンギヤS3とを締結し、クラッチCL4を開放するとともにブレーキB4を締結してサンギヤS4を固定させる。クラッチCL4を開放するとともにブレーキB4を締結することにより、第4の遊星歯車機構G4は増速することになるが、キャリアC3とサンギヤS3との締結により第2の遊星歯車機構G2は変速されない。これにより、遊星歯車機構G4のみによって、第6速の変速比は第5速よりも小さくなる。
第6速から第7速では、前述した場合の第6速と同様に、クラッチCL2を開放させる。これにより、第5速と同様に第2の遊星歯車機構G2により入力回転は増速され、遊星歯車機構G2とG4とにより増速されて第6速よりもオーバードライブの第7速が得られる。
このように、図6に示す変速装置は基本構造を変えることなく、前進6速または前進7速の変速装置として適用することが可能である。
図7は本発明の比較例として示す従来の前進5速の自動変速装置におけるトランスミッションケース2の内部構造を示す概略図であり、図7においては図4と共通する部材には同一の符号が付されている。図7に示すうように、トランスミッションケース2内は仕切り壁33により前部収容室34aと後部収容室35aとに区画されており、前部収容室34a内の構造は、図4に示した本発明の自動変速装置の主変速機室34内の構造と同様であり、前部収容室34a内には3つの遊星歯車機構G1〜G3が設けられている。出力軸12は本発明と相違して遊星歯車機構G2のキャリアC2に固定されており、出力軸12の外側に回転自在に遊挿された中空軸32は、トランスミッションケース2の後部収容室35a内に配置されたブレーキハブ61にフォワードクラッチとしてのワンウエイクラッチF3を介して連結されており、ブレーキハブ61とトランスミッションケースとの間にはフォワードブレーキFBが組み込まれている。これらのワンウエイクラッチF3とフォワードブレーキFBは、変速ショックを防止するとともにエンジンブレーキ作用を開放するためのものである。さらに、中空軸32にはブレーキハブ62が固定されており、このブレーキハブ62とトランスミッションケース2との間にはローコーストブレーキLBが組み込まれている。
本発明の自動変速装置においては、図7に示すワンウエイクラッチF3とフォワードブレーキFBのスペースに、図4に示すようにローコーストブレーキとして機能するブレーキB3を配置するとともに、このブレーキB3の内側に増速機能を有する遊星歯車機構G4を配置し、ブレーキB3の後方に6速用のブレーキB4とクラッチCL4とを同心的に径方向に重ねて配置している。このように、3つの遊星歯車機構を有する前進5速の自動変速装置を前進6速にする際に不要となる空スペースに増速用の第4の遊星歯車機構を組み込むことにより、5速用のトランスミッションケースの主要寸法を変えることなく、6速用の自動変速装置とすることができる。また、6速用のトランスミッションケース2の長手方向寸法は、5速用のトランスミッションケース2の長手方向寸法と共通にすることができる。5速用と6速用の自動変速装置の主要部品を共用化することができるので、異種の変速装置を共通の製造ラインで混流させて製造することができ、低コストで自動変速装置を製造することができる。さらに、変速段数の異なる2つの仕様の変速装置を同種の車両に対して自在に搭載することが可能となる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
エンジン動力を駆動輪に伝達するための動力伝達系の外観を示す概略図である。 図1に示されたトルクコンバータケース内の構造を示す概略図である。 図1に示されたエクステンションケース内の構造を示す概略図である。 図1に示されたトランスミッションケース内の構造を示す概略図である。 図4の一部を拡大して示す断面図である。 図4の変速装置を示すスケルトン図である。 本発明の比較例として示す従来の前進5速の自動変速装置を示す概略図である。 本発明の自動変速装置の締結要素の作動表である。 変速操作がなされたときの変速要素数を示す表である。 第1速から第2速などのように変速操作がなされたときの各変速段のステップ比を示す表である。 図6に示した変速装置を前進7段の変速装置に適用した場合の締結要素の作動表である。 変速操作がなされたときの変速要素数を示す表である。 第1速から2速などのように変速操作がなされたときの各変速段のステップ比を示す表である。
符号の説明
2 トランスミッションケース
11 入力軸
12 出力軸
31 中間軸
32 中空軸
33 仕切り壁
34 主変速機室
35 副変速機室
B1 第1のブレーキ
B2 第2のブレーキ
B3 第3のブレーキ
B4 第4のブレーキ
C1〜C4 キャリア
F1 第1のワンウエイクラッチ
F2 第2のワンウエイクラッチ
G1 第1の遊星歯車機構
G2 第2の遊星歯車機構
G3 第3の遊星歯車機構
G4 第4の遊星歯車機構
P1〜P4 ピニオンギヤ
R1〜R4 リングギヤ
S1〜S4 サンギヤ

Claims (5)

  1. 仕切り壁を介して前端部側の主変速機室と後端部側の副変速機室とが形成されたトランスミッションケースと、
    前記主変速機室内に同心上に配置され、それぞれシンプル型である第1〜第3の3つの遊星歯車機構と、
    前記第1の遊星歯車機構のリングギヤと前記第2の遊星歯車機構のリングギヤとを締結状態と開放状態とに切り換える第1のクラッチと、
    前記第3の遊星歯車機構のサンギヤとキャリアとを締結状態と開放状態とに切り換える第2のクラッチと、
    前記第2の遊星歯車機構のサンギヤと前記第3の遊星歯車機構のサンギヤとを締結状態と開放状態とに切り換える第3のクラッチと、
    前記第3の遊星歯車機構のキャリアを固定状態と開放状態とに切り換える第1のブレーキと、
    前記第1の遊星歯車機構のサンギヤを固定状態と開放状態とに切り換える第2のブレーキと、
    前記副変速機室内に配置され、前記第2の遊星歯車機構のキャリアに中間軸を介して連結されるキャリアを備える第4の遊星歯車機構と、
    前記第4の遊星歯車機構の外側に設けられ、前記第2の遊星歯車機構のサンギヤを固定状態と開放状態とに切り換える第3のブレーキと、
    前記第3のブレーキに隣り合って前記副変速機室内に配置され、前記第4の遊星歯車機構のサンギヤを固定状態と開放状態とに切り換える第4のブレーキと、
    前記第4のブレーキの径方向内側に配置され、前記第4の遊星歯車機構のリングギヤとサンギヤとを締結状態と開放状態とに切り換える第4のクラッチと、
    エンジンのクランク軸に連結されると共に前記第1の遊星歯車機構のリングギヤに連結される入力軸と、
    駆動輪に連結されると共に前記第4の遊星歯車機構のリングギヤに連結される出力軸とを有することを特徴とする遊星歯車式自動変速装置。
  2. 請求項1記載の遊星歯車式自動変速装置において、前記第4の遊星歯車機構と前記第4のブレーキと前記第4のクラッチとにより前記中間軸の回転を増速または直結して前記出力軸に伝達する副変速機を構成することを特徴とする遊星歯車式自動変速装置。
  3. 請求項1または2記載の遊星歯車式自動変速装置において、前記第4の遊星歯車機構のサンギヤに連結される回転体の円筒部を、前記第4のブレーキのブレーキハブと前記第4のクラッチのクラッチドラムとに共用することを特徴とする遊星歯車式自動変速装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊星歯車式自動変速装置において、前記第3のブレーキのブレーキドラムを前記トランスミッションケースに設け、前記第4のブレーキのブレーキドラムは外周に前記第3のブレーキを作動する油圧ピストン収容部を備え、前記トランスミッションケースに固設されることを特徴とする遊星歯車式自動変速装置。
  5. 請求項4記載の遊星歯車式自動変速装置において、前記第4のブレーキを作動する油圧ピストンを不作動位置に戻すリターンスプリングを前記トランスミッションケースの内面で案内することを特徴とする遊星歯車式自動変速装置。

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