JP2009150521A - 車両用自動変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ラビニヨ式の変速用プラネタリギヤユニットを廃止し、かつ各変速段の確立時に締結する摩擦係合要素の数を増加させることで、レシオの設定自由度の向上およびフリクションの低減を図る。
【解決手段】 前進6段、後進2段の自動変速機Tは、減速用プラネタリギヤユニットPUrと、第1プラネタリギヤユニットPU1および第2プラネタリギヤユニットPU2の組み合わせで構成されて4個の差動回転要素を備える変速用プラネタリギヤユニットPUsと、湿式多板型あるいはバンドブレーキ型の5個の摩擦係合要素Ca,Cb,C1,C2,B1とを備える。前記5個の摩擦係合要素のうちの3個を選択的に締結して前進6段および後進2段の変速段を確立する。ラビニヨ式のプラネタリギヤユニットを用いていないためにレシオの設定自由度が高く、しかも3個の摩擦係合要素が締結するのでオイルのフリクションによる損失を低減することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、3個の差動回転要素を備える減速用プラネタリギヤユニットと、第1プラネタリギヤユニットおよび第2プラネタリギヤユニットの組み合わせで構成されて4個の差動回転要素を備える変速用プラネタリギヤユニットと、湿式多板型のクラッチあるいはブレーキよりなる少なくとも5個の摩擦係合要素とを入力軸の軸線まわりに配置した車両用自動変速機に関する。
減速用プラネタリギヤユニットと、ラビニヨ式の変速用プラネタリギヤユニットと、湿式多板型のクラッチあるいはブレーキよりなる5個の摩擦係合要素とを組み合わせることにより、前進1速〜前進6速および後進1速の変速段を確立可能にした自動変速機が下記特許文献1により公知である。
特開2000−220703号公報
ところで上記特許文献1で用いられているラビニヨ式の変速用プラネタリギヤユニットは、シングルピニオン型の第1プラネタリギヤユニットとダブルピニオン型の第2プラネタリギヤユニットとを組み合わせたものであって、ダブルピニオン型の第2プラネタリギヤユニットの一方のピニオンと、シングルピニオン型の第1プラネタリギヤユニットのピニオンとが共通部材で構成されているか、あるいは一体に回転し得るように結合されて構成されているため、レシオの設定自由度が低いという問題があった。
また湿式多板型のクラッチあるいはブレーキは、その締結状態ではオイルの引きずりによるフリクションが殆ど発生しないが、その開放状態ではオイルの引きずりによるフリクションが発生するため、各変速段の確立時に締結する摩擦係合要素の数は多いほどフリクションを低減する上で望ましい。
しかしながら、上記特許文献1に記載された自動変速機は、各変速段の確立時に2個の摩擦係合要素しか締結しないため、フリクションを低減する上で更に多くの摩擦係合要素を締結することが望ましい。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ラビニヨ式の変速用プラネタリギヤユニットを廃止し、かつ各変速段の確立時に締結する摩擦係合要素の数を増加させることで、自動変速機のレシオの設定自由度の向上およびフリクションの低減を図ることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、3個の差動回転要素を備える減速用プラネタリギヤユニットと、第1プラネタリギヤユニットおよび第2プラネタリギヤユニットの組み合わせで構成されて4個の差動回転要素を備える変速用プラネタリギヤユニットと、湿式多板型のクラッチあるいはブレーキよりなる少なくとも5個の摩擦係合要素とを入力軸の軸線まわりに配置した車両用自動変速機であって、前記第1プラネタリギヤユニットの第2差動回転要素と前記第2プラネタリギヤユニットの第3差動回転要素とを連結し、前記第1プラネタリギヤユニットの第1差動回転要素と、前記第2プラネタリギヤユニットの第1差動回転要素および第2差動回転要素との間にそれぞれ第1、第2クラッチを配置し、前記入力軸を前記減速用プラネタリギヤユニットの入力要素に接続するとともに、前記出力軸を前記第1プラネタリギヤユニットの第3差動回転要素に接続し、前記減速用プラネタリギヤユニットの出力要素と、前記第2プラネタリギヤユニットの第1差動回転要素との間に第3クラッチを配置するとともに、前記入力軸と前記第1プラネタリギヤユニットの第2差動回転要素との間に第4クラッチを配置し、前記第2プラネタリギヤユニットの第2差動回転要素とハウジングとの間に第1ブレーキを配置したことを特徴とする車両用自動変速機が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、3個の差動回転要素を備える減速用プラネタリギヤユニットと、第1プラネタリギヤユニットおよび第2プラネタリギヤユニットの組み合わせで構成されて4個の差動回転要素を備える変速用プラネタリギヤユニットと、湿式多板型のクラッチあるいはブレーキよりなる少なくとも5個の摩擦係合要素とを入力軸の軸線まわりに配置した車両用自動変速機であって、前記第1プラネタリギヤユニットの第2差動回転要素と前記第2プラネタリギヤユニットの第3差動回転要素とを連結し、前記第1プラネタリギヤユニットの第1差動回転要素と、前記第2プラネタリギヤユニットの第1差動回転要素および第2差動回転要素との間にそれぞれ第1、第2クラッチを配置し、前記入力軸を前記減速用プラネタリギヤユニットの入力要素に接続するとともに、前記出力軸を前記第1プラネタリギヤユニットの第3差動回転要素に接続し、前記入力軸と前記第1プラネタリギヤユニットの第2差動回転要素との間に第3クラッチを配置し、前記減速用プラネタリギヤユニットの出力要素と前記第2プラネタリギヤユニットの第1差動回転要素とを連結し、前記第2プラネタリギヤユニットの第2差動回転要素とハウジングとの間に第1ブレーキを配置するとともに、前記減速用プラネタリギヤユニットの固定要素とハウジングとの間に第2ブレーキを配置した特徴とする車両用自動変速機が提案される。
請求項1または請求項2の構成によれば、変速用プラネタリギヤユニットを、構造が複雑でレシオの設定自由度が低いラビニヨ式のプラネタリギヤユニットで構成する必要がないため、ラビニヨ式のプラネタリギヤユニットを用いる場合に比べてレシオの設定自由度を高めることができる。また第1、第2クラッチの選択的な締結によって変速用プラネタリギヤユニットの4個の差動回転要素の結合関係を2種類に変化させ、各変速段のレシオの設定自由度を高めることができる。しかも各変速段の確立時に3個の摩擦係合要素が締結するので、前記特許文献1に記載された2個の摩擦係合要素が締結するものに比べて、オイルの引きずり抵抗が発生する開放した摩擦係合要素の数を減らし、オイルのフリクションによる損失を低減することができる。
特に請求項2の構成によれば、減速用プラネタリギヤユニットの出力要素の回転を第2プラネタリギヤユニットの第1差動回転要素に伝達するクラッチを、減速用プラネタリギヤユニットの軸方向片側に隣接して配置する必要がなくなるため、自動変速機の軸方向寸法の小型化に寄与することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1および図2は本発明の第1の実施の形態を示すもので、図1は車両用自動変速機のスケルトン図、図2は車両用自動変速機の速度線図である。
図1に示すように、自動車用の前進1速〜前進6速および後進1速、2速の自動変速機Tは、シングルピニオン型プラネタリギヤユニットで構成された減速用プラネタリギヤユニットPUrと、シングルピニオン型プラネタリギヤユニットよりなる第1プラネタリギヤユニットPU1およびダブルピニオン型プラネタリギヤユニットよりなる第2プラネタリギヤユニットPU2で構成された変速用プラネタリギヤユニットPUsとを備える。
減速用プラネタリギヤユニットPUrは、サンギヤSfと、キャリヤCfと、リングギヤRfと、キャリヤCfに支持されてサンギヤSfおよびリングギヤRfに同時に噛合する複数のピニオンPfとを備える。第1プラネタリギヤユニットPU1は、サンギヤSmと、キャリヤCmと、リングギヤRmと、キャリヤCmに支持されてサンギヤSmおよびリングギヤRmに同時に噛合する複数のピニオンPmとを備える。第2プラネタリギヤユニットPU2は、サンギヤSrと、キャリヤCrと、リングギヤRrと、キャリヤCrに支持されて相互に噛合する複数のアウターピニオンProおよび複数のインナーピニオンPriとを備え、アウターピニオンProはリングギヤRrに噛合してインナーピニオンPriはサンギヤSrに噛合する。
図示せぬ動力源、例えばエンジンにより駆動される入力軸ISは、減速用プラネタリギヤユニットPUrのサンギヤSfに常時接続され、図示せぬ車輪を駆動する出力軸OSは、第1プラネタリギヤユニットPU1のリングギヤRmに常時接続される。
第1プラネタリギヤユニットPU1のサンギヤSmは、第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrおよびキャリヤCrにそれぞれ第1、第2クラッチCa,Cbを介して結合可能である。リングギヤRfをハウジングHに拘束された減速用プラネタリギヤユニットPUrのキャリヤCfは、第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrに第3クラッチC1を介して結合可能である。第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmは、第4クラッチC2を介して入力軸ISに結合可能であり、かつ第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrは第1ブレーキB1を介してハウジングHに結合可能である。
前記第1〜第4クラッチCa,Cb,C1,C2はいずれも湿式多板型のもので構成され、前記第1ブレーキB1は湿式多板型あるいはバンドブレーキ型のもので構成される。
図2は自動変速機Tの速度線図を示しており、上段の速度線図は変速用プラネタリギヤユニットPUsの第1プラネタリギヤユニットPU1のものであり、中段の速度線図は変速用プラネタリギヤユニットPUsの第2プラネタリギヤユニットPU2のものであり、下段の速度線図は減速用プラネタリギヤユニットPUrのものである。
図1において、変速用プラネタリギヤユニットPUsの第1プラネタリギヤユニットPU1はサンギヤSm、キャリヤCmおよびリングギヤRmの3個の差動回転要素を備え、第2プラネタリギヤユニットPU2はサンギヤSr、キャリヤCrおよびリングギヤRrの3個の差動回転要素を備えているが、第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmと第2プラネタリギヤユニットPU2のリングギヤRrとは常時結合されている。
また第1クラッチCaを締結すると、第1プラネタリギヤユニットPU1のサンギヤSmと第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrとが一体化され、第2クラッチCbを締結すると、第1プラネタリギヤユニットPU1のサンギヤSmと第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrとが一体化される。このように、第1プラネタリギヤユニットPU1の3個の差動回転要素および第2プラネタリギヤユニットPU2の3個の差動回転要素の合計6個の差動回転要素のうち、その二つを常時一体化し、かつ他の二つを選択的に一体化することにより、変速用プラネタリギヤユニットPUsは4個の差動回転要素を持つことになる。
図2において、「締結状態a」は第1クラッチCaを締結した状態、「締結状態b」は第2クラッチCbを締結した状態を示しており、第1、第2クラッチCa,Cbの締結状態により、変速用プラネタリギヤユニットPUsの速度線図の形状を2種類に変化させることができる。
Figure 2009150521
表1は第1の実施の形態の自動変速機Tの作動表であり、左欄の1〜6は前進1速変速段〜前進6速変速段を表し、R1,R2は後進1速、後進2速変速段を表す。また○印は摩擦係合要素が締結状態にあることを表している。
次に、表1に示す自動変速機Tの作動表を参照しながら、各変速段の確立について説明する。
表1から明らかなように、前進1速変速段〜前進6速変速段および後進1速、後進2速変速段のうち、前進1速変速段〜前進3速変速段、前進5速変速段および後進1速変速段では、第3クラッチC1が締結する。減速用プラネタリギヤユニットPUrのリングギヤRfがハウジングHに常時拘束されているため、入力軸ISの回転が減速用プラネタリギヤユニットPUrのサンギヤSfに入力されると、減速用プラネタリギヤユニットPUrのキャリヤCfの回転が、締結した第3クラッチC1を介して第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrに伝達される。
このときの減速用プラネタリギヤユニットPUrのキャリヤCfの回転数は、入力軸ISの回転数(以下、全速回転数N1という)に対して減速された所定の回転数(以下、減速回転数N2という)となる。
また前進3速変速段〜前進6速変速段および後進2速変速段では、第4クラッチC2が締結するため、入力軸ISの回転が締結した第4クラッチC2を介して第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmに直接伝達され、第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmは全速回転数N1で回転する。
前進1速変速段、前進6速変速段および後進1速、後進2速変速段では第1ブレーキB1が締結し、第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrがハウジングHに拘束される。
前進1速変速段の確立時には、第2クラッチCb、第3クラッチC1および第1ブレーキB1が締結する。
第2クラッチCbの締結により、第1プラネタリギヤユニットPU1のサンギヤSmと第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrとが一体化され、変速用プラネタリギヤユニットPUsは図2の締結状態bとなる。また第3クラッチC1の締結により第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrが減速回転数N2で回転するとともに、第1ブレーキB1の締結により第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrがハウジングHに拘束されて回転を停止する。よって速度線図において、第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrの回転数が減速回転数N2になり、第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrの回転数が0になることで、前進1速変速段が確立する。
前進2速変速段の確立時には、第1クラッチCa、第2クラッチCbおよび第3クラッチC1が締結する。
第1クラッチCaおよび第2クラッチCbの締結により、第1プラネタリギヤユニットPU1のサンギヤSmと、第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrと、第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrとが一体化される。第2プラネタリギヤユニットPU2はサンギヤSrおよびキャリヤCrが一体化されることで差動回転が不能なロック状態となり、リングギヤRrも一体化される。そして、このリングギヤRrは第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmと常時一体化されているため、第1プラネタリギヤユニットPU1のサンギヤSmおよびキャリヤCmが一体化されることで差動回転が不能なロック状態となり、リングギヤRmも一体化される。つまり前進2速変速段では第1、第2プラネタリギヤユニットPU1,PU2が共にロック状態になる。その結果、減速回転数N2で回転する第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrの回転がそのまま出力軸OSに出力され、前進2速変速段が確立する。
前進3速変速段の確立時には、第2クラッチCb、第3クラッチC1および第4クラッチC2が締結する。
第2クラッチCbの締結により、第1プラネタリギヤユニットPU1のサンギヤSmと第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrとが一体化され、変速用プラネタリギヤユニットPUsは図2の締結状態bとなる。また第3クラッチC1の締結により第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrが減速回転数N2で回転するとともに、第4クラッチC2の締結により第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmが全速回転数N1で回転する。よって速度線図において、第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrの回転数が減速回転数N2になり、第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmの回転数が全速回転数N1になることで、前進3速変速段が確立する。
前進4速変速段の確立時には、第1クラッチCa、第2クラッチCbおよび第4クラッチC2が締結する。
第1クラッチCaおよび第2クラッチCbの締結により、第1プラネタリギヤユニットPU1のサンギヤSmと、第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrと、第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrとが一体化される。第2プラネタリギヤユニットPU2はサンギヤSrおよびキャリヤCrが一体化されることで差動回転が不能なロック状態となり、リングギヤRrも一体化される。そして、このリングギヤRrは第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmと常時一体化されているため、第1プラネタリギヤユニットPU1のサンギヤSmおよびキャリヤCmが一体化されることで差動回転が不能なロック状態となり、リングギヤRmも一体化される。つまり前進4速変速段では第1、第2プラネタリギヤユニットPU1,PU2が共にロック状態になる。その結果、全速回転数N1で回転する第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmの回転がそのまま出力軸OSに出力され、前進4速変速段が確立する。
前進5速変速段の確立時には、第1クラッチCa、第3クラッチC1および第4クラッチC2が締結する。
第1クラッチCaの締結により、第1プラネタリギヤユニットPU1のサンギヤSmと第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrとが一体化され、変速用プラネタリギヤユニットPUsは図2の締結状態aとなる。また第3クラッチC1の締結により第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrが減速回転数N2で回転するとともに、第4クラッチC2の締結により第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmが入力軸ISと同じ全速回転数N1で回転する。よって速度線図において、第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrの回転数が減速回転数N2になり、第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmの回転数が全速回転数N1になることで、前進5速変速段が確立する。
前進6速変速段の確立時には、第2クラッチCb、第4クラッチC2および第1ブレーキB1が締結する。
第2クラッチCbの締結により、第1プラネタリギヤユニットPU1のサンギヤSmと第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrとが一体化され、変速用プラネタリギヤユニットPUsは図2の締結状態bとなる。また第4クラッチC2の締結により第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmが全速回転数N1で回転するとともに、第1ブレーキB1の締結により第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrがハウジングHに拘束されて回転を停止する。よって速度線図において、第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmの回転数が全速回転数N1になり、第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrの回転数0になることで、前進6速変速段が確立する。
後進1速変速段の確立時には、第1クラッチCa、第3クラッチC1および第1ブレーキB1が締結する。
第1クラッチCaの締結により、第1プラネタリギヤユニットPU1のサンギヤSmと第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrとが一体化され、変速用プラネタリギヤユニットPUsは図2の締結状態aとなる。また第3クラッチC1の締結により第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrが減速回転数N2で回転するとともに、第1ブレーキB1の締結により第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrがハウジングHに拘束されて回転を停止する。よって速度線図において、第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrの回転数が減速回転数N2になり、第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrの回転数が0になることで、後進1速速変速段が確立する。
後進2速変速段の確立時には、第1クラッチCa、第4クラッチC2および第1ブレーキB1が締結する。
第1クラッチCaの締結により、第1プラネタリギヤユニットPU1のサンギヤSmと第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrとが一体化され、変速用プラネタリギヤユニットPUsは図2の締結状態aとなる。また第4クラッチC2の締結により第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmが全速回転数N1で回転するとともに、第1ブレーキB1の締結により第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrがハウジングHに拘束されて回転を停止する。よって速度線図において、第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmの回転数が全速回転数N1になり、第2プラネタリギヤユニットPU2のキャリヤCrの回転数が0になることで、後進2速速変速段が確立する。
以上のように、本実施の形態によれば、第1、第2プラネタリギヤユニットPU1,PU2よりなる変速用プラネタリギヤユニットPUsにラビニヨ式の変速用プラネタリギヤユニットを用いていないので、第1、第2プラネタリギヤユニットPU1,PU2の歯数比を独立して設定することで、レシオの設定自由度を高めることができる。
しかも、第1、第2クラッチCa,Cbを選択的に締結することで、変速用プラネタリギヤユニットPUsの速度線図の形状を2種類に変化させ、各変速段のレシオの設定自由度を高めることができる。通常、そのためには変速用プラネタリギヤユニットPUsを3個のプラネタリギヤユニットで構成する必要があるが、本実施の形態によれば、それを第1プラネタリギヤユニットPU1および第2プラネタリギヤユニットPU2の2個のプラネタリギヤユニットで達成することができるため、自動変速機Tの小型化に寄与することができる。
更に、前進1速変速段〜前進6速変速段および後進1速、後進2速変速段の確立時に、合計5個の摩擦係合要素のうちの3個の摩擦係合要素が必ず締結するため、開放状態にあってオイルによるフリクションが大きくなる摩擦係合要素の数を、前記特許文献1に記載されたものに比べて1個減らし、その分だけフリクションを低減してエンジンの燃料消費量を節減することができる。
次に、図3および図4に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態は、減速用プラネタリギヤユニットPUrの構造だけが、第1の実施の形態と異なっている。即ち、第1の実施の形態では、減速用プラネタリギヤユニットPUrのサンギヤSfが入力要素となり、リングギヤRfが固定要素となり、キャリヤCfが出力要素となっていたが、第2の実施の形態では、減速用プラネタリギヤユニットPUrのリングギヤRfが入力要素となり、サンギヤSfが固定要素となり、キャリヤCfが出力要素となっている。
第1の実施の形態では、減速回転数N2が全速回転数N1の2分の1未満になるが、第2の実施の形態では、減速回転数N2を全速回転数N1の2分の1よりも大きく設定することができる。
第2の実施の形態の作動表は、第1の実施の形態のもの(表1参照)と同じである。
次に、図5および図6に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態は、減速用プラネタリギヤユニットPUrの構造だけが、第1の実施の形態と異なっている。第1の実施の形態では、減速用プラネタリギヤユニットPUrがシングルピニオン型のもので構成されていたが、第3の実施の形態ではダブルピニオン型のもので構成されている。即ち、キャリヤCfには相互に噛合するアウターピニオンPfoおよびインナーピニオンPfiが支持されており、アウターピニオンPfoはリングギヤRfに噛合し、インナーピニオンPfiはサンギヤSfに噛合する。
また第1の実施の形態では、減速用プラネタリギヤユニットPUrのサンギヤSfが入力要素となり、リングギヤRfが固定要素となり、キャリヤCfが出力要素となっていたが、第3の実施の形態では、減速用プラネタリギヤユニットPUrのサンギヤSfが入力要素となり、キャリヤCfが固定要素となり、リングギヤRfが出力要素となっている。
第1、第2の実施の形態の構造では、全速回転数N1に対して減速回転数N2を2分の1に設定することができないが、第3の実施の形態の構造では、全速回転数N1に対して減速回転数N2を2分の1を含む領域に設定することができる。その結果、各変速段のレシオおよび公比の設定自由度を高めることができる。
第3の実施の形態の作動表は、第1の実施の形態のもの(表1参照)と同じである。
次に、図7および図8に基づいて本発明の第4の実施の形態を説明する。
第4の実施の形態は、減速用プラネタリギヤユニットPUrの構造だけが、第3の実施の形態と異なっている。即ち、第3の実施の形態では、減速用プラネタリギヤユニットPUrのサンギヤSfが入力要素となり、キャリヤCfが固定要素となり、リングギヤRfが出力要素となっていたが、第4の実施の形態では、減速用プラネタリギヤユニットPUrのキャリヤCfが入力要素となり、サンギヤSfが固定要素となり、リングギヤRfが出力要素になっている。
第4の実施の形態の作動表は、第1の実施の形態のもの(表1参照)と同じである。
上述した第1〜第4の実施の形態では、第1〜第4クラッチCa,Cb,C1,C2、および第1ブレーキB1を用いて前進1速〜前進6速および後進1速、2速の自動変速機Tを構成しているが、以下に述べる第5〜第8の実施の形態では、第1〜第3クラッチCa,Cb,C1および第1、第2ブレーキB1,B2を用いて前進1速〜前進6速および後進1速、2速の自動変速機Tを構成している。
図9および図10は本発明の第5の実施の形態を示すもので、図1に示す第1の実施の形態と、図9に示す第5の実施の形態とを比較すると明らかなように、第1の実施の形態では、減速用プラネタリギヤユニットPUrのキャリヤCfが第3クラッチC1を介して第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrに結合可能であるが、第5の実施の形態では、減速用プラネタリギヤユニットPUrのキャリヤCfが第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrに常時結合されている。また第1の実施の形態では、減速用プラネタリギヤユニットPUrのリングギヤRfがハウジングHに常時拘束されているが、第5の実施の形態では、減速用プラネタリギヤユニットPUrのリングギヤRfが第2ブレーキB2を介してハウジングHに拘束可能である。
尚、入力軸ISを第1プラネタリギヤユニットPU1のキャリヤCmに結合するクラッチの名称は、第1の実施の形態では第4クラッチC2であったが、第5の実施の形態では第3クラッチC1に変更されている。
前記第1〜第3クラッチCa,Cb,C1は、いずれも湿式多板型のもので構成される。また前記第1、第2ブレーキB1,B2は、湿式多板型あるいはバンド型のもので構成される。
図1に示す第1の実施の形態では、第3クラッチC1が締結することで、減速用プラネタリギヤユニットPUrのキャリヤCfが減速回転数N2を第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrに出力するが、図9に示す第5の実施の形態では、前記第3クラッチC1が廃止されているため、第2ブレーキB2でキャリヤRfをハウジングHに拘束することで、減速用プラネタリギヤユニットPUrのキャリヤCfが減速回転数N2を第2プラネタリギヤユニットPU2のサンギヤSrに出力する。
Figure 2009150521
表1(第1の実施の形態の作動表)では、第3クラッチC1が前進1速変速段〜前進3速変速段、前進5速変速段および後進1速変速段で締結しているが、表2(第5の実施の形態の作動表)では、第3クラッチC1の代わりに、第2ブレーキB2が同じ前進1速変速段〜前進3速変速段、前進5速変速段および後進1速変速段で締結している。つまり、第1の実施の形態の第3クラッチC1の機能を、第5の実施の形態の第2ブレーキB2がそのまま肩代わりしている。
この第5の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態の作用効果に加えて、4個のクラッチCa,Cb,C1,C2および1個のブレーキB1を備える第1の実施の形態に比べて、減速用プラネタリギヤユニットPUrおよび第2プラネタリギヤユニットPU2間に配置される第3クラッチC1を廃止することで、自動変速機Tの軸方向寸法を小型化することができる。
図11および図12は本発明の第6の実施の形態を示すもので、第6の実施の形態は第2の実施の形態の第3クラッチC1を第2ブレーキB2に置き換えたものである。
図13および図14は本発明の第7の実施の形態を示すもので、第7の実施の形態は第3の実施の形態の第3クラッチC1を第2ブレーキB2に置き換えたものである。
図15および図16は本発明の第8の実施の形態を示すもので、第8の実施の形態は第4の実施の形態の第3クラッチC1を第2ブレーキB2に置き換えたものである。
上記第6〜第8の実施の形態作動表は、第5の実施の形態のもの(表2参照)と同じである。
これらの第6〜第8の実施の形態によれば、第5の実施の形態と同様に、減速用プラネタリギヤユニットPUrおよび第2プラネタリギヤユニットPU2間に配置される第3クラッチC1を廃止することで、自動変速機Tの軸方向寸法を小型化することができる。
上述した第1〜第8の実施の形態は、入力軸ISが自動変速機Tの軸方向一端部に配置され、出力軸OSが自動変速機Tの軸方向中間部に配置されているため、エンジンを横置きするフロントエンジン・フロントドライブの車両に搭載するのに適している。以下に説明する第9〜第16の実施の形態は、入力軸ISおよび出力軸OSがそれぞれ自動変速機Tの軸方向両端部に同軸上に配置されているため、エンジンを縦置きするフロントエンジン・リヤドライブの車両に搭載するのに適している。
図1(第1の実施の形態)および図17(第9の実施の形態)を比較すると明らかなように、第1の実施の形態では、入力軸IS側から、第1プラネタリギヤユニットPU1、第2プラネタリギヤユニットPU2および減速用プラネタリギヤユニットPUrが順番に配置されているのに対し、第9の実施の形態では、入力軸IS側から、減速用プラネタリギヤユニットPUr、第2プラネタリギヤユニットPU2および第1プラネタリギヤユニットPU1が順番に配置されている。つまり、第9の実施の形態では、出力軸OSが接続される第1プラネタリギヤユニットPU1を入力軸ISから遠い位置に配置することで、入力軸ISおよび出力軸OSをそれぞれ自動変速機Tの軸方向両端部に同軸上に配置することを可能にしている。
第9の実施の形態の速度線図および作動表は第1の実施の形態のもの(図2および表1参照)と同じである。
また図18に示す第10の実施の形態〜図20に示す第12の実施の形態は、それぞれ図3に示す第2の実施の形態〜図7に示す第4の実施の形態に対応するもので、その速度線図および作動表は、第2〜第4の実施の形態のものと同じである。
また図21に示す第13の実施の形態〜図24に示す第16の実施の形態は、それぞれ図9に示す第5の実施の形態〜図15に示す第8の実施の形態に対応するもので、その速度線図および作動表は、第5〜第8の実施の形態のものと同じである。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
第1の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第1の実施の形態に係る車両用自動変速機の速度線図 第2の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第2の実施の形態に係る車両用自動変速機の速度線図 第3の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第3の実施の形態に係る車両用自動変速機の速度線図 第4の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第4の実施の形態に係る車両用自動変速機の速度線図 第5の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第5の実施の形態に係る車両用自動変速機の速度線図 第6の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第6の実施の形態に係る車両用自動変速機の速度線図 第7の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第7の実施の形態に係る車両用自動変速機の速度線図 第8の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第8の実施の形態に係る車両用自動変速機の速度線図 第9の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第10の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第11の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第12の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第13の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第14の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第15の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図 第16の実施の形態に係る車両用自動変速機のスケルトン図
符号の説明
PUr 減速用プラネタリギヤユニット
PUs 変速用プラネタリギヤユニット
PU1 第1プラネタリギヤユニット
PU2 第2プラネタリギヤユニット
Sf サンギヤ(減速用プラネタリギヤユニットの第1差動回転要素)
Cf キャリヤ(減速用プラネタリギヤユニットの第2差動回転要素)
Rf リングギヤ(減速用プラネタリギヤユニットの第3差動回転要素)
Sm サンギヤ(第1プラネタリギヤユニットの第1差動回転要素)
Cm キャリヤ(第1プラネタリギヤユニットの第2差動回転要素)
Rm リングギヤ(第1プラネタリギヤユニットの第3差動回転要素)
Sr サンギヤ(第2プラネタリギヤユニットの第1差動回転要素)
Cr キャリヤ(第2プラネタリギヤユニットの第2差動回転要素)
Rr リングギヤ(第2プラネタリギヤユニットの第3差動回転要素)
Ca 第1クラッチ
Cb 第2クラッチ
C1 第3クラッチ
C2 第4クラッチ
B1 第1ブレーキ
B2 第2ブレーキ
IS 入力軸
OS 出力軸
H ハウジング

Claims (2)

  1. 3個の差動回転要素を備える減速用プラネタリギヤユニット(PUr)と、
    第1プラネタリギヤユニット(PU1)および第2プラネタリギヤユニット(PU2)の組み合わせで構成されて4個の差動回転要素を備える変速用プラネタリギヤユニット(PUs)と、
    湿式多板型のクラッチあるいはブレーキよりなる少なくとも5個の摩擦係合要素(Ca,Cb,C1,C2,B1)と、
    を入力軸(IS)の軸線まわりに配置した車両用自動変速機であって、
    前記第1プラネタリギヤユニット(PU1)の第2差動回転要素(Cm)と前記第2プラネタリギヤユニット(PU2)の第3差動回転要素(Rr)とを連結し、
    前記第1プラネタリギヤユニット(PU1)の第1差動回転要素(Sm)と、前記第2プラネタリギヤユニット(PU2)の第1差動回転要素(Sr)および第2差動回転要素(Cr)との間にそれぞれ第1、第2クラッチ(Ca,Cb)を配置し、
    前記入力軸(IS)を前記減速用プラネタリギヤユニット(PUr)の入力要素に接続するとともに、前記出力軸(OS)を前記第1プラネタリギヤユニット(PU1)の第3差動回転要素(Rm)に接続し、
    前記減速用プラネタリギヤユニット(PUr)の出力要素と、前記第2プラネタリギヤユニット(PU2)の第1差動回転要素(Sr)との間に第3クラッチ(C1)を配置するとともに、前記入力軸(IS)と前記第1プラネタリギヤユニット(PU1)の第2差動回転要素(Cm)との間に第4クラッチ(C2)を配置し、
    前記第2プラネタリギヤユニット(PU2)の第2差動回転要素(Cr)とハウジング(H)との間に第1ブレーキ(B1)を配置したことを特徴とする車両用自動変速機。
  2. 3個の差動回転要素を備える減速用プラネタリギヤユニット(PUr)と、
    第1プラネタリギヤユニット(PU1)および第2プラネタリギヤユニット(PU2)の組み合わせで構成されて4個の差動回転要素を備える変速用プラネタリギヤユニット(PUs)と、
    湿式多板型のクラッチあるいはブレーキよりなる少なくとも5個の摩擦係合要素(Ca,Cb,C1,B1,B2)と、
    を入力軸(IS)の軸線まわりに配置した車両用自動変速機であって、
    前記第1プラネタリギヤユニット(PU1)の第2差動回転要素(Cm)と前記第2プラネタリギヤユニット(PU2)の第3差動回転要素(Rr)とを連結し、
    前記第1プラネタリギヤユニット(PU1)の第1差動回転要素(Sm)と、前記第2プラネタリギヤユニット(PU2)の第1差動回転要素(Sr)および第2差動回転要素(Cr)との間にそれぞれ第1、第2クラッチ(Ca,Cb)を配置し、
    前記入力軸(IS)を前記減速用プラネタリギヤユニット(PUr)の入力要素に接続するとともに、前記出力軸(OS)を前記第1プラネタリギヤユニット(PU1)の第3差動回転要素(Rm)に接続し、
    前記入力軸(IS)と前記第1プラネタリギヤユニット(PU1)の第2差動回転要素(Cm)との間に第3クラッチ(C1)を配置し、
    前記減速用プラネタリギヤユニット(PUr)の出力要素と前記第2プラネタリギヤユニット(PU2)の第1差動回転要素(Sr)とを連結し、前記第2プラネタリギヤユニット(PU2)の第2差動回転要素(Cr)とハウジング(H)との間に第1ブレーキ(B1)を配置するとともに、前記減速用プラネタリギヤユニット(PUr)の固定要素とハウジング(H)との間に第2ブレーキ(B2)を配置した特徴とする車両用自動変速機。
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