JP4380572B2 - 多段変速機 - Google Patents

多段変速機 Download PDF

Info

Publication number
JP4380572B2
JP4380572B2 JP2005089787A JP2005089787A JP4380572B2 JP 4380572 B2 JP4380572 B2 JP 4380572B2 JP 2005089787 A JP2005089787 A JP 2005089787A JP 2005089787 A JP2005089787 A JP 2005089787A JP 4380572 B2 JP4380572 B2 JP 4380572B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
planetary gear
gear device
rear planetary
rotating
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005089787A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006266481A (ja
Inventor
淳史 鎌田
敦 本多
晶治 安倍
淳 田端
和俊 野崎
雄二 井上
博文 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005089787A priority Critical patent/JP4380572B2/ja
Publication of JP2006266481A publication Critical patent/JP2006266481A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4380572B2 publication Critical patent/JP4380572B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

本発明は、自動車などの車両において、原動機と駆動輪との間に設けられる多段変速機に関し、特にその変速機の多段化に関するものである。
9速の多段変速が可能な多段変速機として、切換不能とされた2つの前置遊星歯車装置を備えたものが提案されている。なお、切換不能とは、2つの遊星歯車装置の各要素であるサンギヤ、キャリヤおよびリングギヤが互いに連結されることにより構成される複数の回転要素のうち、1つの回転要素は、入力回転部材に連結されて入力回転部材に対する相対回転速度比が常に1とされ、他の1つの回転要素は、常時回転停止させられて入力回転部材に対する回転速度比が常に0とされ、それにより、残りの回転要素の入力回転部材に対する相対回転速度比も常に一定とされていることをいう。
たとえば、特許文献1の図8に記載の多段変速機がそれであり、その図8に記載された多段変速機では、2つの切換不能な前置遊星歯車装置を備えている第1変速部において、ダブルピニオン型の遊星歯車装置のリングギヤが入力回転部材の回転を減速して伝達する第1中間部材(第1回転要素)として機能する一方、シングルピニオン型の遊星歯車装置のリングギヤが入力回転部材の回転を逆転して伝達する第2中間部材(第2回転要素)として機能している。そして、上記第1変速部から出力される回転は、2つの後置遊星歯車装置を有し、それらのサンギヤ、キャリヤおよびリングギヤの一部が互いに連結されることにより4つの回転要素が構成されている第2変速部へ伝達されるようになっている。この第1、2変速部からなる多段変速機によって9速の変速段が達成されるようになっている。
特表2003−514195号公報
上記特許文献1の図8に記載された多段変速機は、第1変速部の2つの前置遊星歯車装置のサンギヤのうち、シングルピニオン型の遊星歯車装置のサンギヤは入力回転部材に連結されているが、ダブルピニオン型の遊星歯車装置のサンギヤが入力回転部材に連結されていない構造のため、第1変速部が十分にシンプルな構造とはいえなかった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、9速の変速段を可能としつつ、シンプルな構造の多段変速機を提供することにある。
かかる目的を達成する第1発明は、(a)第1、第2前置遊星歯車装置を有し、その第1、第2前置遊星歯車装置のサンギヤ、キャリヤおよびリングギヤの一部が互いに連結されることにより入力回転部材の回転を減速して伝達する第1回転要素およびその入力回転部材の回転を逆転して伝達する第2回転要素を構成する第1変速部と、(b)第1、第2後置遊星歯車装置を有し、その第1、第2後置遊星歯車装置のサンギヤ、キャリヤおよびリングギヤの一部が互いに連結されることにより4つの回転要素を構成する第2変速部とを備え、(c)その第2変速部の4つの回転要素の回転速度を直線で表すことができる共線図上においてその4つの回転要素を一端から他端に向かって順番に第3回転要素、第4回転要素、第5回転要素、第6回転要素としたとき、前記入力回転部材とその第6回転要素とを選択的に連結する第1クラッチ要素と、前記入力回転部材とその第4回転要素とを選択的に連結する第2クラッチ要素と、その第1回転要素とその第3回転要素とを選択的に連結する第3クラッチ要素と、その第2回転要素とその第3回転要素とを選択的に連結する第4クラッチ要素と、その第3回転要素を選択的に非回転部材に連結する第1ブレーキ要素と、その第4回転要素を選択的に非回転部材に連結する第2ブレーキ要素と、を有する多段変速機であって、(d)前記第1前置遊星歯車装置は、前記入力回転部材にサンギヤが連結されたシングルピニオン型とされる一方、前記第2前置遊星歯車装置は、前記入力回転部材にサンギヤが連結されたダブルピニオン型とされ、(e)その第2前置遊星歯車装置のリングギヤが前記第1回転要素とされていることを特徴とする。
また、第2発明は、第1発明の多段変速機において、前記第1変速部は、前記第1、第2前置遊星歯車装置のサンギヤ、キャリヤおよびリングギヤの一部が互いに連結されることにより構成される回転要素のうち、前記第1回転要素および前記第2回転要素の以外の1つの回転要素が前記入力回転部材に連結されており、他の回転要素が常時回転停止させられていることを特徴とする。
また、第3発明は、第1発明または第2発明の多段変速機において、前記第1前置遊星歯車装置のキャリヤおよび前記第2前置遊星歯車装置のキャリヤが常に非回転部材に連結されており、前記第1前置遊星歯車装置のリングギヤが前記第2回転要素とされていることを特徴とする。
また、第4発明は、第1発明または第2発明の多段変速機において、前記第1前置遊星歯車装置のキャリヤが常に非回転部材に連結されており、前記第1前置遊星歯車装置のリングギヤおよび前記第2前置遊星歯車装置のキャリヤが互いに連結されて前記第2回転要素とされていることを特徴とする。
また、第5発明は、第1発明乃至第4発明のいずれかの多段変速機において、(a)前記第2変速部は、シングルピニオン型の第1後置遊星歯車装置およびシングルピニオン型の第2後置遊星歯車装置を備え、(b)その第1後置遊星歯車装置のサンギヤによって前記第3回転要素が構成され、(c)互いに連結されたその第1後置遊星歯車装置のキャリヤおよびその第2後置遊星歯車装置のリングギヤによって前記第4回転要素が構成され、(d)互いに連結されたその第1後置遊星歯車装置のリングギヤおよびその第2後置遊星歯車装置のキャリヤによって前記第5回転要素が構成され、(e)その第2後置遊星歯車装置のサンギヤによって前記第6回転要素が構成されていることを特徴とする。
また、第6発明は、第1発明乃至第4発明のいずれかの多段変速機において、(a)前記第2変速部は、ダブルピニオン型の第1後置遊星歯車装置およびシングルピニオン型の第2後置遊星歯車装置を備え、(b)互いに連結されたその第1後置遊星歯車装置のキャリヤおよびその第2後置遊星歯車装置のサンギヤによって前記第3回転要素が構成され、(c)互いに連結されたその第1後置遊星歯車装置のリングギヤおよびその第2後置遊星歯車装置のキャリヤによって前記第4回転要素が構成され、(d)その第2後置遊星歯車装置のリングギヤによって前記第5回転要素が構成され、(e)その第1後置遊星歯車装置のサンギヤによって前記第6回転要素が構成されていることを特徴とする。
また、第7発明は、第1発明乃至第4発明のいずれかの多段変速機において、(a)前記第2変速部は、シングルピニオン型の第1後置遊星歯車装置およびダブルピニオン型の第2後置遊星歯車装置を備え、(b)その第1後置遊星歯車装置のサンギヤによって前記第3回転要素が構成され、(c)互いに連結されたその第1後置遊星歯車装置のキャリヤおよびその第2後置遊星歯車装置のキャリヤによって前記第4回転要素が構成され、(d)互いに連結されたその第1後置遊星歯車装置のリングギヤおよびその第2後置遊星歯車装置のリングギヤによって前記第5回転要素が構成され、(e)その第2後置遊星歯車装置のサンギヤによって前記第6回転要素が構成されていることを特徴とする。
また、第8発明は、第7発明の多段変速機において、前記第1後置遊星歯車装置および前記第2後置遊星歯車装置は、サンギヤがそれぞれ他方のサンギヤに対して相対的に大径および小径とされるとともに、キャリヤおよびリングギヤが共通とされたラビニヨ式遊星歯車列とされていることを特徴とする。
上記第1発明によれば、2つの前置遊星歯車装置のサンギヤがいずれも入力回転部材に連結されて、それら2つのサンギヤおよび入力回転部材が一軸構成となっているので、多段変速機の構造がシンプルとなる。
また、第8発明によれば、第2変速部をコンパクト化することができる。
本発明の多段変速機(以下、変速機という)の車両に対する搭載姿勢は、変速機の軸線が車両の幅方向となるFF(フロントエンジン・フロントドライブ)車両などの横置き型でも、変速機の軸線が車両の前後方向となるFR(フロントエンジン・リヤドライブ)車両などの縦置き型でも良い。
変速機は、アクセル操作量や車速などの運転状態に応じて自動的に変速段を切り換えるものでも良いが、運転者のスイッチ操作(アップダウン操作など)に従って変速段を切り換えるものでも良い。
第1クラッチ要素〜第4クラッチ要素、第1、第2ブレーキ要素としては、油圧シリンダによって摩擦係合させられる多板式や単板式、ベルト式などの油圧式摩擦係合装置が好適に用いられるが、電磁式等の他の形式の係合装置を採用することもできる。変速制御を容易にするため、それ等のブレーキやクラッチと並列または直列に一方向クラッチを設けることもできる。
第1変速部と第2変速部とは、同軸上に配置されてもよいが、第1変速部が第1軸上に配置されるとともに、第2変速部が第1軸と平行な第2軸上に配置され、第1軸と第2軸とがカウンタギヤ対により連結されてもよい。
駆動力源としては、エンジンが好適に用いられるが、エンジンに代えて、あるいは、エンジンに加えて電動モータ等の他の駆動力源を用いてもよい。また、好ましくは、エンジンなどの駆動力源の出力は、流体伝動装置を介して前記入力回転部材に入力される。このようにすれば、コンパクトな変速機の設計が可能となる。流体転動装置としては、トルクコンバータが好適に用いられるが、トルクコンバータに代えてフルードカップリングを用いてもよい。なお、流体伝動装置にはロックアップクラッチが備えられることが好ましいが、ロックアップクラッチが備えられていなくても良いし、また、流体伝動装置に代えて、磁粉式電磁クラッチ、多板或いは単板式の油圧クラッチが設けられていてもよい。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された変速機10の構成を説明する骨子図である。図1において、変速機10は車体に取り付けられるトランスミッションケース(以下、単にケースという)12内において共通の軸心上に、流体伝動装置としてのロックアップクラッチ13付のトルクコンバータ14、このトルクコンバータ14に連結された入力軸16、第1遊星歯車装置18と第2遊星歯車装置20とを主体として構成されている第1変速部28、第3遊星歯車装置22と第4遊星歯車装置24とを主体として構成されている第2変速部30、および出力軸26が順次配設されている。この変速機10は、車両において縦置きされるFR用自動変速機として好適に用いられるものであり、エンジン8と図示しない駆動輪との間に設けられ、エンジン8の出力を駆動輪に伝達する。上記入力軸16はトルクコンバータ14のタービン軸であり、入力軸16は入力回転部材に相当する。また、出力軸26は出力回転部材に相当し、たとえば図示しない差動歯車装置等を介して左右の駆動輪を回転駆動する。また、トランスミッションケース12は非回転部材に相当し、トルクコンバータ14はエンジン8のクランク軸9に連結されている。なお、変速機10はその軸心に対して対称的に構成されているため、図1の骨子図においてはその下側が省略されている。
上記第1変速部28を構成している第1遊星歯車装置18および第2遊星歯車装置20はそれぞれシングルピニオン型およびダブルピニオン型であり、第1遊星歯車装置18は第1前置遊星歯車装置に相当し、第2遊星歯車装置20は第2前置遊星歯車装置に相当する。第1遊星歯車装置18は、第1サンギヤS1、第1ピニオンギヤP1、その第1ピニオンギヤP1を自転および公転可能に支持する第1キャリヤCA1、第1ピニオンギヤP1を介して第1サンギヤS1と噛み合う第1リングギヤR1を備えており、第2遊星歯車装置20は、第2サンギヤS2、互いに噛み合う複数対の第2ピニオンギヤP2、その第2ピニオンギヤP2を自転および公転可能に支持する第2キャリヤCA2、第2ピニオンギヤP2を介して第2サンギヤS2と噛み合う第2リングギヤR2を備えている。
上記第1変速部28においては、第1サンギヤS1および第2サンギヤS2はともに入力軸16に連結されて回転駆動されており、第1サンギヤS1、第2サンギヤS2および入力軸16が一軸構成となっていることから、第1変速部28の構成がシンプルとなっている。また、第1キャリヤCA1と第2キャリヤCA2は、互いに連結されるとともにケース12に一体的に固定されて回転不能とされている。この構成により、第2リングギヤR2は、入力軸16に対して減速回転させられるので第1回転要素RE1に相当し、また、第1リングギヤR1は、入力軸16の回転に対して逆回転させられるので第2回転要素RE2に相当する。
第2変速部30を構成している第3遊星歯車装置22および第4遊星歯車装置24はともにシングルピニオン型であり、第3遊星歯車装置22は第1後置遊星歯車装置に相当し、第4遊星歯車装置24は第2後置遊星歯車装置に相当する。第3遊星歯車装置22は、第3サンギヤS3、第3ピニオンギヤP3、その第3ピニオンギヤP3を自転および公転可能に支持する第3キャリヤCA3、第3ピニオンギヤP3を介して第3サンギヤS3と噛み合う第3リングギヤR3を備えており、第4遊星歯車装置24は、第4サンギヤS4、第4ピニオンギヤP4、その第4ピニオンギヤP4を自転および公転可能に支持する第4キャリヤCA4、第4ピニオンギヤP4を介して第4サンギヤS4と噛み合う第4リングギヤR4を備えている。
上記第2変速部30においては、第3サンギヤS3によって第3回転要素RE3が構成され、第3キャリヤCA3と第4リングギヤR4とが互いに連結されて第4回転要素RE4が構成され、第3リングギヤR3と第4キャリヤCA4とが互いに連結されて第5回転要素RE5が構成され、第4サンギヤS4によって第6回転要素RE6が構成されている。
また、第2変速部30は、第1乃至第4クラッチC1〜C4(すなわち第1クラッチ要素乃至第4クラッチ要素)、および第1、第2ブレーキB1、B2(すなわち第1、第2ブレーキ要素)を備えている。第1クラッチC1は、入力軸16と第6回転要素RE6(S4)とを選択的に連結し、第2クラッチC2は入力軸16と第4回転要素RE4(CA3、R4)とを選択的に連結し、第3クラッチC3は第1回転要素RE1(R2)と第3回転要素RE3(S3)とを選択的に連結し、第4クラッチC4は第2回転要素RE2(R1)と第3回転要素RE3(S3)とを選択的に連結している。また、第1ブレーキB1は第3回転要素RE3(S3)を選択的にケース12に連結して回転停止させ、第2ブレーキB2は第4回転要素RE4(CA3、R4)を選択的にケース12に連結して回転停止させる。なお、第1クラッチC1乃至第4クラッチC4、および第1、第2ブレーキB1、B2は、何れも油圧シリンダによって摩擦係合させられる多板式等の油圧式摩擦係合装置である。
図2は、上記第1変速部28および第2変速部30の各回転要素の回転速度を直線で表すことができる共線図であり、下の横線X1が回転速度「0」で、上の横線X2が回転速度「1.0」すなわち入力軸16と同じ回転速度である。また、第1変速部28の各縦線は、左側から順番に一体的に連結された第1サンギヤS1および第2サンギヤS2、第1回転要素RE1(R2)、一体的に連結された第1キャリヤCA1および第2キャリヤCA2、第2回転要素RE2(R1)を表しており、それらの間隔は、サンギヤとキャリヤとの間を「1」とするとキャリヤとリングギヤとの間がρとなるように、第1遊星歯車装置18および第2遊星歯車装置20のギヤ比(=サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)ρ1、ρ2に応じて定められる。また、第2変速部30の4本の縦線は、左側から順番に第3回転要素RE3(S3)、第4回転要素RE4(CA3、R4)、第5回転要素RE5(R3、CA4)、第6回転要素RE6(S4)を表しており、それ等の間隔は第3遊星歯車装置22のギヤ比ρ3および第4遊星歯車装置24のギヤ比ρ4に応じて定められる。
そして、この共線図から明らかなように、第4クラッチC4が係合させられることにより、第3回転要素RE3が入力軸16に対して逆回転させられている第2回転要素RE2と連結されるとともに、第2ブレーキB2が係合させられることにより第4回転要素RE4が回転停止させられると、出力軸26に連結された第5回転要素RE5は「1st」で示す回転速度で回転し、最も大きい変速比(=入力軸16の回転速度/出力軸26の回転速度)の第1変速段「1st」が成立する。
また、第1クラッチC1が係合させられることにより第6回転要素RE6が入力軸16に連結されるとともに、第2ブレーキB2が係合させられることにより第4回転要素RE4が回転停止させられると、第5回転要素RE5は「2nd」で示す回転速度で回転させられ、第1変速段「1st」よりも変速比が小さい第2変速段「2nd」が成立する。
また、第1クラッチC1が係合させられることにより第6回転要素RE6が入力軸16に連結されるとともに、第4クラッチC4が係合させられることにより第3回転要素RE3が入力軸16に対して逆回転させられると、第5回転要素RE5は「3rd」で示す回転速度で回転させられ、第2変速段「2nd」よりも変速比が小さい第3変速段「3rd」が成立する。
また、第1クラッチC1が係合させられることにより第6回転要素RE6が入力軸16に連結されるとともに、第1ブレーキB1が係合させられることにより第3回転要素RE3が回転停止させられると、第5回転要素RE5は「4th」で示す回転速度で回転させられ、第3変速段「3rd」よりも変速比が小さい第4変速段「4th」が成立する。
また、第1クラッチC1が係合させられることにより第6回転要素RE6が入力軸16に連結されるとともに、第3クラッチC3が係合させられることにより第3回転要素RE3が入力軸16に対して減速回転させられると、第5回転要素RE5は「5th」で示す回転速度で回転させられ、第4変速段「4th」よりも変速比が小さい第5変速段「5th」が成立する。
また、第1クラッチC1および第2クラッチC2が係合させられることにより、第6回転要素RE6および第4回転要素RE4がともに入力軸16に連結されると、第2変速部30は入力軸16と同じ回転速度で一体回転するので、第5回転要素RE5は「6th」で示す回転速度で回転させられ、第5変速段「5th」よりも変速比が小さい第6変速段「6th」が成立する。
また、第2クラッチC2が係合させられることにより第4回転要素RE4が入力軸16に連結されるとともに、第3クラッチC3が係合させられることにより第3回転要素RE3が入力軸16に対して減速回転させられると、第5回転要素RE5は「7th」で示す回転速度で回転させられ、第6変速段「6th」よりも変速比が小さい第7変速段「7th」が成立する。
また、第2クラッチC2が係合させられることにより第4回転要素RE4が入力軸16に連結されるとともに、第1ブレーキB1が係合させられることにより第3回転要素RE3が回転停止させられると、第5回転要素RE5は「8th」で示す回転速度で回転させられ、第7変速段「7th」よりも変速比が小さい第8変速段「8th」が成立する。
また、第2クラッチC2が係合させられることにより第4回転要素RE4が入力軸16に連結されるとともに、第4クラッチC4が係合させられることにより第3回転要素RE3が入力軸16に対して逆回転させられると、第5回転要素RE5は「9th」で示す回転速度で回転させられ、第8変速段「8th」よりも変速比が小さい第9変速段「9th」が成立する。
さらに、第2ブレーキB2が係合させられることにより第4回転要素RE4が回転停止させられるとともに、第3クラッチC3が係合させられることにより第3回転要素RE3が第1回転要素RE1に連結されると、第5回転要素RE5は「Rev」で示す回転速度で逆回転させられ、後進変速段「Rev」が成立する。
図3は、上記各変速段を成立させる際の係合要素および変速比を説明する作動表であり、「○」は係合を表しており、空欄は解放である。第1遊星歯車装置18、第2遊星歯車装置20、第3遊星歯車装置22、第4遊星歯車装置24の各ギヤ比ρ1〜ρ4を適宜定めることにより、図3に示す各変速段の変速比が得られる。この図3に示すものにあっては、変速比およびギヤ比ステップ(各変速段間の変速比の比)の値が略適切であるとともにトータルの変速比幅(=4.822/0.597)も8.075程度と大きく、後進変速段「Rev」の変速比も適当で、全体として適切な変速比特性となっており、特に、オーバードライブ変速段間(すなわち第7変速段と第8変速段との間、および第8変速段と第9変速段との間)のギヤ比ステップが比較的小さくなっている。しかも、クラッチC1〜C4およびブレーキB1、B2の何れか2つを掴み替えるだけで各変速段の変速を行うことができるため、変速制御が容易で変速ショックの発生が抑制される。また、飛び変速の場合にも、クラッチC1〜C4およびブレーキB1、B2の何れか2つを掴み替えることにより変速が達成できるので、飛び変速も容易となる。
このように本実施例によれば、前置遊星歯車装置である第1、第2遊星歯車装置18、20のサンギヤS1、S2がいずれも入力軸16に連結されて、それら2つのサンギヤS1、S2および入力軸16が一軸構成となっているので、変速機10の構造がシンプルとなる。
次に、本発明の第2実施例を説明する。なお、以下の説明において前述の実施例と実質的に共通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図4は本発明の第2実施例の変速機40の構成を説明する骨子図である。この変速機40を第1実施例の変速機10と比較すると、第1変速部42の構成が相違しているのみであり、第1実施例の変速機10と同一の第2変速部30を備えている。
第1変速部42は、シングルピニオン型の第1遊星歯車装置44およびダブルピニオン型の第2遊星歯車装置46を主体として構成されており、第1遊星歯車装置44が第1前置遊星歯車装置に相当し、第2遊星歯車装置46が第2前置遊星歯車装置に相当する。第1遊星歯車装置44は、第1サンギヤS1、第1ピニオンギヤP1、その第1ピニオンギヤP1を自転および公転可能に支持する第1キャリヤCA1、第1ピニオンギヤP1を介して第1サンギヤS1と噛み合う第1リングギヤR1を備えており、第2遊星歯車装置46は、第2サンギヤS2、互いに噛み合う複数対の第2ピニオンギヤP2、その第2ピニオンギヤP2を自転および公転可能に支持する第2キャリヤCA2、第2ピニオンギヤP2を介して第2サンギヤS2と噛み合う第2リングギヤR2を備えている。
本実施例の第1変速部42も、第1サンギヤS1および第2サンギヤS2は、ともに入力軸16に連結されて回転駆動されており、第1サンギヤS1、第2サンギヤS2および入力軸16が一軸構成となっていることから、第1変速部42の構成がシンプルとなっている。また、第1キャリヤCA1はケース12に一体的に固定されて回転不能とされており、第1リングギヤR1と第2キャリヤCA2は互いに連結されている。この構成により、第2リングギヤR2は、入力軸16に対して減速回転させられるので第1回転要素RE1に相当し、互いに連結された第1リングギヤR1および第2キャリヤCA2は、入力軸16の回転に対して逆回転させられるので第2回転要素RE2に相当する。
このように第1変速部42は、第1遊星歯車装置44および第2遊星歯車装置46の要素の一部が互いに連結されることにより、入力軸16に連結されている回転要素(S1、S2)、第1回転要素RE1(R2)、常時回転停止させられている回転要素(CA1)、第2回転要素RE2(R1、CA2)の4つの回転要素が構成されており、回転要素を基準とすれば第1実施例の第1変速部28と同一である。また、前述のように第2変速部30は第1実施例と同一である。従って、共線図は回転要素に基づけば図2と同一となる。また、共線図が第1実施例と同一となることから、各変速段を成立させる際の係合要素および変速比を説明する作動表は、前述の図3に示すものとなる。
上述のように、第2実施例の変速機40も、前置遊星歯車装置である第1、第2遊星歯車装置44、46のサンギヤS1、S2がいずれも入力軸16に連結されて、それら2つのサンギヤS1、S2および入力軸16が一軸構成となっているので、変速機40の構造がシンプルとなる。
次に、本発明の第3実施例を説明する。図5は本発明の第3実施例の変速機50の構成を説明する骨子図である。この変速機50を第1実施例の変速機10と比較すると、第2変速部52の構成が相違しているのみであり、第1実施例の変速機10と同一の第1変速部28を備えている。従って、第3実施例の変速機50も、前置遊星歯車装置である第1、第2遊星歯車装置18、20のサンギヤS1、S2がいずれも入力軸16に連結されて、それら2つのサンギヤS1、S2および入力軸16が一軸構成となっているので、変速機50の構造がシンプルとなる。
第2変速部52は、ダブルピニオン型の第3遊星歯車装置54およびシングルピニオン型の第4遊星歯車装置56を主体として構成されており、第3遊星歯車装置54が第1後置遊星歯車装置に相当し、第4遊星歯車装置56が第2後置遊星歯車装置に相当する。第3遊星歯車装置54は、第3サンギヤS3、互いに噛み合う複数対の第3ピニオンギヤP3、その第3ピニオンギヤP3を自転および公転可能に支持する第3キャリヤCA3、第3ピニオンギヤP3を介して第3サンギヤS3と噛み合う第3リングギヤR3を備えており、第2遊星歯車装置56は、第4サンギヤS4、第4ピニオンギヤP4、その第4ピニオンギヤP4を自転および公転可能に支持する第4キャリヤCA4、第4ピニオンギヤP4を介して第4サンギヤS4と噛み合う第4リングギヤR4を備えている。
上記第2変速部52においては、第3キャリヤCA3と第4サンギヤS4とが互いに連結されて第3回転要素RE3が構成され、第3リングギヤR3と第4キャリヤCA4とが互いに連結されて第4回転要素RE4が構成され、第4リングギヤR4によって第5回転要素RE5が構成され、第3サンギヤS3によって第6回転要素RE6が構成されている。また、第2変速部52は、第1乃至第4クラッチC1〜C4、および第1、第2ブレーキB1、B2を備えている。
第3乃至第6回転要素RE3〜RE6を構成する具体的な部材は第1、2実施例と異なるが、第3乃至第6回転要素RE3〜RE6に対する上記クラッチCおよびブレーキBの連結関係は第1実施例と同じである。従って、第2変速部52の構成は、回転要素REに基づけば第1実施例と同じとなる。また、前述のように、第1変速部28は第1実施例と同一である。従って、共線図は回転要素に基づけば図2と同一となる。また、共線図が第1実施例と同一となることから、各変速段を成立させる際の係合要素および変速比を説明する作動表は、前述の図3に示すものとなる。
次に、本発明の第4実施例を説明する。図6は本発明の第4実施例の変速機60の構成を説明する骨子図である。この変速機60は、入力軸16と共通の軸心上において、トルクコンバータ14と出力軸26との間に、第2実施例と同様の第1変速部42および第3実施例と同様の第2変速部52を備えている。従って、共線図は回転要素に基づけば図2と同一となるとともに、各変速段を成立させる際の係合要素および変速比を説明する作動表は、前述の図3に示すものとなる。
また、第4実施例の変速機60も、前置遊星歯車装置である第1、第2遊星歯車装置44、46のサンギヤS1、S2がいずれも入力軸16に連結されて、それら2つのサンギヤS1、S2および入力軸16が一軸構成となっているので、変速機60の構造がシンプルとなる。
次に、本発明の第5実施例を説明する。図7は本発明の第5実施例の変速機70の構成を説明する骨子図である。この変速機70を第1実施例の変速機10と比較すると、第2変速部72の構成が相違しているのみであり、第1実施例の変速機10と同一の第1変速部28を備えている。従って、第5実施例の変速機70も、前置遊星歯車装置である第1、第2遊星歯車装置18、20のサンギヤS1、S2がいずれも入力軸16に連結されて、それら2つのサンギヤS1、S2および入力軸16が一軸構成となっているので、変速機50の構造がシンプルとなる。
第2変速部72は、シングルピニオン型の第3遊星歯車装置74およびダブルピニオン型の第4遊星歯車装置76を主体として構成されており、第3遊星歯車装置74が第1後置遊星歯車装置に相当し、第4遊星歯車装置76が第2後置遊星歯車装置に相当する。また、第3遊星歯車装置74と第4遊星歯車装置76とは、キャリヤ同士、リングギヤ同士が互いに連結されて共用化されている所謂ラビニヨ型となっている。すなわち、第4遊星歯車装置76は、第4サンギヤS4、互いに噛み合う複数対の第4ピニオンギヤP4、その第4ピニオンギヤP4を自転および公転可能に支持する第4キャリヤCA4、第4ピニオンギヤP4を介して第4サンギヤS4と噛み合う第4リングギヤR4を備えており、第3遊星歯車装置74は、上記第4サンギヤS4よりも大径の第3サンギヤS3、第4遊星歯車P4のいずれか一つと共通の第3遊星歯車P3、第4キャリヤCA4と共通の第3キャリヤCA3、第4遊星歯車P4を介して第3サンギヤS3と噛み合う第4リングギヤR4と共通の第3リングギヤR3を備えている。このように、第3遊星歯車装置74および第4遊星歯車装置76がラビニヨ式遊星歯車列とされていることから、第2変速部72がコンパクトになる。
上記第2変速部72においては、第3サンギヤS3によって第3回転要素E3が構成され、共用化された第3キャリヤCA3および第4サンギヤS4によって第4回転要素RE4が構成され、共用化された第3リングギヤR3および第4リングギヤR4によって第5回転要素RE5が構成され、第4サンギヤS4によって第6回転要素RE6が構成されている。また、第2変速部72は、第1乃至第4クラッチC1〜C4、および第1、第2ブレーキB1、B2を備えている。
第3乃至第6回転要素RE3〜RE6を構成する具体的な部材は第1実施例と異なるが、第3乃至第6回転要素RE3〜RE6に対する上記クラッチCおよびブレーキBの連結関係は第1実施例と同じである。従って、第2変速部72の構成は、回転要素REに基づけば第1実施例と同じとなる。また、前述のように、第1変速部28は第1実施例と同一である。従って、共線図は回転要素に基づけば図2と同一となる。また、共線図が第1実施例と同一となることから、各変速段を成立させる際の係合要素および変速比を説明する作動表は、前述の図3に示すものとなる。
次に、本発明の第6実施例を説明する。図8は本発明の第6実施例の変速機80の構成を説明する骨子図である。この変速機80は、入力軸16と共通の軸心上において、トルクコンバータ14と出力軸26との間に、第2実施例と同様の第1変速部42および第5実施例と同様の第2変速部72を備えている。従って、共線図は回転要素に基づけば図2と同一となるとともに、各変速段を成立させる際の係合要素および変速比を説明する作動表は、前述の図3に示すものとなる。
また、第6実施例の変速機80も、前置遊星歯車装置である第1、第2遊星歯車装置44、46のサンギヤS1、S2がいずれも入力軸16に連結されて、それら2つのサンギヤS1、S2および入力軸16が一軸構成となっているので、変速機80の構造がシンプルとなる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明の一実施例である多段変速機の要部構成を説明する骨子図である。 図1の変速機の作動を説明する共線図である。 図1の変速機の変速段とそれを成立させるために必要な油圧式摩擦係合装置の作動との関係を示す作動表である。 本発明の第2実施例における多段変速機の要部構成を説明する骨子図である。 本発明の第3実施例における多段変速機の要部構成を説明する骨子図である。 本発明の第4実施例における多段変速機の要部構成を説明する骨子図である。 本発明の第5実施例における多段変速機の要部構成を説明する骨子図である。 本発明の第6実施例における多段変速機の要部構成を説明する骨子図である。
符号の説明
10、40、50、60、70、80:多段変速機
16:入力軸(入力回転部材)
18、44:第1遊星歯車装置(第1前置遊星歯車装置)
20、46:第2遊星歯車装置(第2前置遊星歯車装置)
22、54、74:第3遊星歯車装置(第1後置遊星歯車装置)
24、56、76:第4遊星歯車装置(第2後置遊星歯車装置)
28、42:第1変速部
30、52、72:第2変速部
RE1:第1回転要素
RE2:第2回転要素
RE3:第3回転要素
RE4:第4回転要素
C1:第1クラッチ
C2:第2クラッチ
C3:第3クラッチ
C4:第4クラッチ
B1:第1ブレーキ
B2:第2ブレーキ

Claims (8)

  1. 第1、第2前置遊星歯車装置を有し、該第1、第2前置遊星歯車装置のサンギヤ、キャリヤおよびリングギヤの一部が互いに連結されることにより入力回転部材の回転を減速して伝達する第1回転要素および該入力回転部材の回転を逆転して伝達する第2回転要素を構成する第1変速部と、
    第1、第2後置遊星歯車装置を有し、該第1、第2後置遊星歯車装置のサンギヤ、キャリヤおよびリングギヤの一部が互いに連結されることにより4つの回転要素を構成する第2変速部とを備え、
    該第2変速部の4つの回転要素の回転速度を直線で表すことができる共線図上において該4つの回転要素を一端から他端に向かって順番に第3回転要素、第4回転要素、第5回転要素、第6回転要素としたとき、前記入力回転部材と該第6回転要素とを選択的に連結する第1クラッチ要素と、前記入力回転部材と該第4回転要素とを選択的に連結する第2クラッチ要素と、該第1回転要素と該第3回転要素とを選択的に連結する第3クラッチ要素と、該第2回転要素と該第3回転要素とを選択的に連結する第4クラッチ要素と、該第3回転要素を選択的に非回転部材に連結する第1ブレーキ要素と、該第4回転要素を選択的に非回転部材に連結する第2ブレーキ要素と、を有する多段変速機であって、
    前記第1前置遊星歯車装置は、前記入力回転部材にサンギヤが連結されたシングルピニオン型とされる一方、前記第2前置遊星歯車装置は、前記入力回転部材にサンギヤが連結されたダブルピニオン型とされ、
    該第2前置遊星歯車装置のリングギヤが前記第1回転要素とされていることを特徴とする多段変速機。
  2. 前記第1変速部は、前記第1、第2前置遊星歯車装置のサンギヤ、キャリヤおよびリングギヤの一部が互いに連結されることにより構成される回転要素のうち、前記第1回転要素および前記第2回転要素の以外の1つの回転要素が前記入力回転部材に連結されており、他の回転要素が常時回転停止させられていることを特徴とする請求項1に記載の多段変速機。
  3. 前記第1前置遊星歯車装置のキャリヤおよび前記第2前置遊星歯車装置のキャリヤが常に非回転部材に連結されており、前記第1前置遊星歯車装置のリングギヤが前記第2回転要素とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多段変速機。
  4. 前記第1前置遊星歯車装置のキャリヤが常に非回転部材に連結されており、前記第1前置遊星歯車装置のリングギヤおよび前記第2前置遊星歯車装置のキャリヤが互いに連結されて前記第2回転要素とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多段変速機。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の多段変速機であって、
    前記第2変速部は、シングルピニオン型の第1後置遊星歯車装置およびシングルピニオン型の第2後置遊星歯車装置を備え、
    該第1後置遊星歯車装置のサンギヤによって前記第3回転要素が構成され、
    互いに連結された該第1後置遊星歯車装置のキャリヤおよび該第2後置遊星歯車装置のリングギヤによって前記第4回転要素が構成され、
    互いに連結された該第1後置遊星歯車装置のリングギヤおよび該第2後置遊星歯車装置のキャリヤによって前記第5回転要素が構成され、
    該第2後置遊星歯車装置のサンギヤによって前記第6回転要素が構成されている
    ことを特徴とする多段変速機。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の多段変速機であって、
    前記第2変速部は、ダブルピニオン型の第1後置遊星歯車装置およびシングルピニオン型の第2後置遊星歯車装置を備え、
    互いに連結された該第1後置遊星歯車装置のキャリヤおよび該第2後置遊星歯車装置のサンギヤによって前記第3回転要素が構成され、
    互いに連結された該第1後置遊星歯車装置のリングギヤおよび該第2後置遊星歯車装置のキャリヤによって前記第4回転要素が構成され、
    該第2後置遊星歯車装置のリングギヤによって前記第5回転要素が構成され、
    該第1後置遊星歯車装置のサンギヤによって前記第6回転要素が構成されている
    ことを特徴とする多段変速機。
  7. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の多段変速機であって、
    前記第2変速部は、シングルピニオン型の第1後置遊星歯車装置およびダブルピニオン型の第2後置遊星歯車装置を備え、
    該第1後置遊星歯車装置のサンギヤによって前記第3回転要素が構成され、
    互いに連結された該第1後置遊星歯車装置のキャリヤおよび該第2後置遊星歯車装置のキャリヤによって前記第4回転要素が構成され、
    互いに連結された該第1後置遊星歯車装置のリングギヤおよび該第2後置遊星歯車装置のリングギヤによって前記第5回転要素が構成され、
    該第2後置遊星歯車装置のサンギヤによって前記第6回転要素が構成されている
    ことを特徴とする多段変速機。
  8. 請求項7に記載の多段変速機であって、
    前記第1後置遊星歯車装置および前記第2後置遊星歯車装置は、サンギヤがそれぞれ他方のサンギヤに対して相対的に大径および小径とされるとともに、キャリヤおよびリングギヤが共通とされたラビニヨ式遊星歯車列とされていることを特徴とする多段変速機。
JP2005089787A 2005-03-25 2005-03-25 多段変速機 Expired - Fee Related JP4380572B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005089787A JP4380572B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 多段変速機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005089787A JP4380572B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 多段変速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006266481A JP2006266481A (ja) 2006-10-05
JP4380572B2 true JP4380572B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=37202669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005089787A Expired - Fee Related JP4380572B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 多段変速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4380572B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101765646B1 (ko) 2015-09-14 2017-08-07 현대자동차 주식회사 차량용 자동변속기의 유성기어트레인

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008000428A1 (de) * 2008-02-28 2009-09-03 Zf Friedrichshafen Ag Mehrstufengetriebe
JP5337724B2 (ja) * 2010-01-22 2013-11-06 本田技研工業株式会社 自動変速機
DE102010063634A1 (de) * 2010-12-21 2012-06-21 Zf Friedrichshafen Ag Mehrstufengetriebe in Planetenbauweise
KR101592368B1 (ko) * 2011-07-27 2016-02-11 현대자동차주식회사 차량용 자동변속기의 유성기어트레인
KR101294075B1 (ko) * 2011-12-08 2013-08-07 현대자동차주식회사 차량용 자동변속기의 유성기어트레인
KR101326982B1 (ko) * 2011-12-29 2013-11-13 현대 파워텍 주식회사 차량용 자동 변속기의 10속 파워 트레인
KR101416108B1 (ko) * 2013-08-07 2014-07-09 현대 파워텍 주식회사 차량용 자동변속기
KR101693932B1 (ko) 2014-11-03 2017-01-09 현대자동차주식회사 차량용 다단 자동변속기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101765646B1 (ko) 2015-09-14 2017-08-07 현대자동차 주식회사 차량용 자동변속기의 유성기어트레인
US9897177B2 (en) 2015-09-14 2018-02-20 Hyundai Motor Company Planetary gear train of automatic transmission for vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006266481A (ja) 2006-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4453297B2 (ja) 車両用遊星歯車式多段変速機
JP3763296B2 (ja) 自動変速機
JP4380291B2 (ja) 車両用遊星歯車式多段変速機
JP3736481B2 (ja) 自動変速機
JP4148061B2 (ja) 多段変速機
JP4380573B2 (ja) 車両用多段変速機
JP4380572B2 (ja) 多段変速機
JP4127162B2 (ja) 多段変速機
JP4270145B2 (ja) 多段変速機
JP2001182785A (ja) 変速装置
JP5293785B2 (ja) 多段変速機
JP2005106260A (ja) 車両用遊星歯車式多段変速機
JP4269832B2 (ja) 多段変速機
JP3630132B2 (ja) 自動変速機
JP2007321771A (ja) 有段自動変速機の変速機構
JP2007032593A (ja) 多段変速機
JP4228822B2 (ja) 車両用遊星歯車式多段変速機
JP4148067B2 (ja) 車両用遊星歯車式多段変速機
JP2005048909A (ja) 多段変速機
JP4839686B2 (ja) 多段変速機
JP4273875B2 (ja) 車両用遊星歯車式多段変速機
JP4254413B2 (ja) 車両用遊星歯車式多段変速機
JP4333262B2 (ja) 車両用遊星歯車式多段変速機
JP2007071374A (ja) 車両用多段変速機
JP2006300174A (ja) 多段変速機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090814

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090901

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090914

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees