JP4127539B2 - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機 Download PDF

Info

Publication number
JP4127539B2
JP4127539B2 JP2004046717A JP2004046717A JP4127539B2 JP 4127539 B2 JP4127539 B2 JP 4127539B2 JP 2004046717 A JP2004046717 A JP 2004046717A JP 2004046717 A JP2004046717 A JP 2004046717A JP 4127539 B2 JP4127539 B2 JP 4127539B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
planetary gear
gear mechanism
ravigneaux type
way clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004046717A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005233392A (ja
Inventor
ヒョンヨン チェ
めぐみ 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JATCO Ltd
Original Assignee
JATCO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JATCO Ltd filed Critical JATCO Ltd
Priority to JP2004046717A priority Critical patent/JP4127539B2/ja
Publication of JP2005233392A publication Critical patent/JP2005233392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4127539B2 publication Critical patent/JP4127539B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/44Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
    • F16H3/62Gearings having three or more central gears
    • F16H3/66Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another
    • F16H3/663Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another with conveying rotary motion between axially spaced orbital gears, e.g. RAVIGNEAUX
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/20Transmissions using gears with orbital motion
    • F16H2200/2002Transmissions using gears with orbital motion characterised by the number of sets of orbital gears
    • F16H2200/2007Transmissions using gears with orbital motion characterised by the number of sets of orbital gears with two sets of orbital gears
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/20Transmissions using gears with orbital motion
    • F16H2200/202Transmissions using gears with orbital motion characterised by the type of Ravigneaux set
    • F16H2200/2023Transmissions using gears with orbital motion characterised by the type of Ravigneaux set using a Ravigneaux set with 4 connections
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/20Transmissions using gears with orbital motion
    • F16H2200/2097Transmissions using gears with orbital motion comprising an orbital gear set member permanently connected to the housing, e.g. a sun wheel permanently connected to the housing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

本発明は、変速機ケース内に単純遊星歯車機構およびラビニヨタイプ遊星歯車機構を少なくとも2つのドラムクラッチを介して駆動結合し、変速ショック対策としてワンウェイクラッチを備えた自動変速機に関するものである。
従来のワンウェイクラッチを備えた自動変速機には、図10の模式断面図に示すように、FR(エンジン前置き後輪駆動)車において、変速機ケース内100に前後配置された単純遊星歯車機構2およびラビニヨタイプ遊星歯車機構6を2つのドラムクラッチ3,4を介して駆動結合したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−199548号公報
図10の自動変速機を詳述すると、単純遊星歯車機構2は、インプットシャフト1に結合するリングギア2rを入力として変速機ケース100に固定したサンギア2sを介してキャリア2cを出力とするものであり、このキャリア2cに第1のドラムクラッチ3を介してラビニヨタイプ遊星歯車機構6の第1サンギア6s1を駆動結合すると共に第1サンギア6s1および第1のドラムクラッチ3をバンドブレーキBによって変速機ケース100に対する制動を惹起させるように設け、第1サンギア6s1はまた、ワンウェイクラッチCoを介して変速機ケース100に対する制動を惹起させる多板ブレーキ7に接続されている。さらに第1ドラムクラッチ3内には、この第1ドラムクラッチ3と単純遊星歯車機構2のキャリア2cを介して係合する第2のドラムクラッチ4を配置し、単純遊星歯車機構2のキャリア2cに、第2のドラムクラッチ4を介してラビニヨタイプ遊星歯車機構6の第2サンギア6s2を駆動結合している。
ところで、ワンウェイクラッチは、重量増大やフリクションの発生を考えると、その使用個数を極力削減することが好ましいが、変速ショックを軽減するための対策が取りやすくなる点では優れた機能を発揮することも事実である。このため、変速ショック対策が取りやすい自動変速機を提供することを目的とした場合には、ワンウェイクラッチを使用する必要があることも事実である。
しかしながら、上記のような自動変速機にあっては、単純遊星歯車機構とラビニヨタイプ遊星歯車機構との間の動力伝達を確保するため、図10の領域Xに示す如く、単純遊星歯車機構2のキャリア2cを、第1のドラムクラッチ3を介してラビニヨタイプ遊星歯車機構6の第1サンギア6s1に駆動結合させると共にこの第1サンギア6s1をワンウェイクラッチCoを介して多板ブレーキ7に接続させているため、新たなワンウェイクラッチを必要とした場合には、そのワンウェイクラッチを適切な位置に配置しないと、自動変速機の軸線方向寸法が長大化するという不都合があった。
また自動変速機においては多段化の要求があるため、従来の前進4速又は5速の自動変速機から前進6速の自動変速機へと移行しつつあるが、6速を達成するために変速段が増えると、クラッチとクラッチとの間の掛け替え制御が煩雑になると共に、クラッチを制御する油圧制御装置のバルブ、油圧回路が煩雑になって油圧制御装置が長大化し、制御シーケンスも新たに設けなければならない。
しかも、前進6速の自動変速機では、特に、5速から4速へのダウンシフトの際に掛け替える第1ドラムクラッチの解放と第2ドラムクラッチの締結とのタイミングをドライブダウン、コーストダウンのいかなる運転条件であっても適格に行うことにより、クラッチとクラッチとの間の掛け替えによるショックを低く抑えてシフトクオリティーの向上を図る必要がある。
本発明の解決すべき課題は、上述の事実に鑑みてなされたものであり、自動変速機や油圧制御装置の軸線方向寸法の長大化を抑えられると共に、新たな制御シーケンスを設けることなくシフトクオリティーを向上させることができる自動変速機を提供することを目的とする。
このため、請求項1に係る発明は、駆動源からの回転を入力する入力部と、変速された回転を出力する出力部と、複数の回転要素間を一体的に連結する複数の連結メンバと、入力部、出力部、連結メンバおよび二組の遊星ギアの各回転要素間に配置された複数のクラッチとブレーキとを備え、前記複数のクラッチとブレーキを適宜締結・解放することで、少なくとも前進6速・後退1速を得る変速制御手段を有する自動変速機用歯車変速装置であって、前記二組の遊星ギアは、単純遊星歯車機構およびラビニヨタイプ遊星歯車機構で構成され、該単純遊星歯車機構は、該入力部の入力回転を常時減速する減速装置とし、該ラビニヨタイプ遊星歯車機構は、第1サンギア、第2サンギアの二組のサンギアと、該第1サンギアと噛み合うショートピニオンと第2サンギアと噛み合うロングピニオンと、該ショートピニオンとロングピニオンを一体に支持するキャリアと、前記ショートピニオンに噛み合うリングギアとを有するラビニヨタイプ遊星歯車機構であって、該単純遊星歯車機構のキャリアと前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構の第1サンギアを一体的に連結する第1連結メンバを有する第1クラッチと、該単純遊星歯車機構のキャリアと前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構の第2サンギアを一体的に連結する第2連結メンバを有する第3クラッチとを有する自動変速機において、該第2連結メンバと並列に第3連結メンバを設け、該第3連結メンバは、前記単純遊星歯車機構のキャリアと前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構の第2サンギアを一体に連結する第2クラッチと第1ワンウェイクラッチとによって構成されたことを特徴とするものである。
また、請求項に係る発明は前記第1連結メンバ、該第1クラッチと第2ワンウェイクラッチによって連結したことを特徴とするものである。
加えて、請求項に係る発明は前記第2ワンウェイクラッチは、第1ブレーキで固定部材に連結することを特徴とするものである。
更に、請求項に係る発明は前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構のキャリアと固定部材とを一体に連結する第4連結部材を設け、この第4連結部材を、第2ブレーキと第3ワンウェイクラッチによって構成し、前記単純遊星歯車機構およびラビニヨタイプ遊星歯車機構隣接配置し、第1ワンウェイクラッチ、第2ワンウェイクラッチ、第3ワンウェイクラッチは、前記単純遊星歯車機構および前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置したことを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、上記請求項において、前記第1ワンウェイクラッチと第2ワンウェイクラッチは、前記単純遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチは、ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置したことを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、上記請求項1又は2に係る発明において、前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構のキャリアと入力部とを一体的に連結する第4クラッチを有し、前記第1ワンウェイクラッチ、第2ワンウェイクラッチは、前記単純遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチは、ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、前記単純遊星歯車機構およびラビニヨタイプ遊星歯車機構は隣接配置した一方側に該第4クラッチを配置し、他方側に第1クラッチ、第2クラッチ、第3クラッチを配置したことを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、上記請求項1乃至のいずれか一発明において、前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構のキャリアと入力部とを一体的に連結する第4クラッチを有し、第1ワンウェイクラッチ、第2ワンウェイクラッチは、前記単純遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチは、ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、前記単純遊星歯車機構およびラビニヨタイプ遊星歯車機構は連接配置した一方側に該第4クラッチと出力部とを配置し、他方側に第1クラッチ、第2クラッチ、第3クラッチとバンドブレーキを配置し、自動変速機内周側から第3クラッチ、第2クラッチ、第1クラッチを配置し、軸方向範囲に該第1クラッチ、第2クラッチ、第3クラッチを構成する該第1クラッチ、第2クラッチ、第3クラッチのクラッチ板が重なるように配置し、加えて最外周側にバンドブレーキを配置したことを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、上記請求項1乃至のいずれか一発明において、第1ワンウェイクラッチ、第2ワンウェイクラッチと第1ブレーキは前記単純遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチは、前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法範囲内の外周側に配置し、前記バンドブレーキの外周側に前記第1ブレーキのピストンを配置したことを特徴とするものである。
請求項1に係る発明は、単純遊星歯車機構のキャリアと前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構の第2サンギアを一体的に連結する第2連結メンバと並列に第3連結メンバを設け、該第3連結メンバは、前記単純遊星歯車機構のキャリアと前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構の第2サンギアを一体に連結する第2クラッチと第1ワンウェイクラッチによって構成したことにより、自動変速機や油圧制御装置の軸線方向寸法の長大化を抑えることができ、しかも、制御シーケンスを追加することなく特定の変速段でのダウンシフト時におけるクラッチ締結に伴う変速ショックも低減できるため、併せてシフトクオリティーも向上する。
また、請求項に係る発明は前記第1連結メンバ、該第1クラッチと第2ワンウェイクラッチによって連結したことにより、第1クラッチと第2ワンウェイクラッチとを用いたアップシフト時の変速ショックを低減することができる。
加えて、請求項に係る発明は、前記第2ワンウェイクラッチを、第1ブレーキで固定部材に連結したことにより、この第1ブレーキの解除・締結によって第2ワンウェイクラッチの作用を解除・維持することができる。
更に、請求項に係る発明は、前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構のキャリアと固定部材とを一体に連結する第4連結部材を設け、該第4連結部材は、第2ブレーキと第3ワンウェイクラッチによって構成し、前記単純遊星歯車機構およびラビニヨタイプ遊星歯車機構隣接配置し、第1ワンウェイクラッチ、第2ワンウェイクラッチ、第3ワンウェイクラッチは、前記単純遊星歯車機構および前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置したことにより、自動変速機の軸方向寸法を更に短縮することができる。
請求項に係る発明は、前記第1ワンウェイクラッチと第2ワンウェイクラッチは、前記単純遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチは、ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置したことにより、自動変速機の軸方向寸法を更に短縮することができる。
請求項に係る発明は、前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構のキャリアと入力部とを一体的に連結する第4クラッチを有し、前記第1ワンウェイクラッチ、第2ワンウェイクラッチは、前記単純遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチは、ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、前記単純遊星歯車機構およびラビニヨタイプ遊星歯車機構は隣接配置した一方側に該第4クラッチを配置し、他方側に第1クラッチ、第2クラッチ、第3クラッチを配置したことにより、動力の伝達経路の取り回しが楽になり、構造を簡素化することができ、自動変速機そのものの重量及び自動変速機内のイナーシャも軽減される。
請求項に係る発明は、前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構のキャリアと入力部とを一体的に連結する第4クラッチを有し、第1ワンウェイクラッチ、第2ワンウェイクラッチは、前記単純遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチは、ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、前記単純遊星歯車機構およびラビニヨタイプ遊星歯車機構は連接配置した一方側に該第4クラッチと出力部とを配置し、他方側に第1クラッチ、第2クラッチ、第3クラッチとバンドブレーキを配置し、自動変速機内周側から第3クラッチ、第2クラッチ、第1クラッチを配置し、軸方向範囲に該第1クラッチ、第2クラッチ、第3クラッチを構成する該第1クラッチ、第2クラッチ、第3クラッチのクラッチ板が重なるように配置し、加えて最外周側にバンドブレーキを配置したことにより、自動変速機の軸方向寸法を更に短縮することができ、また、クラッチ油圧回路も集約できるので、ケースなどに設けられる回路が簡素化されて回路の取り回しがよい。
請求項に係る発明は、第1ワンウェイクラッチ、第2ワンウェイクラッチと第1ブレーキは前記単純遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチは、前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法範囲内の外周側に配置し、前記バンドブレーキの外周側に前記第1ブレーキのピストンを配置したことにより、第1ブレーキのピストンを貫通してバンドブレーキのアクチュエータを配置できるので、自走変速機内のレイアウトを簡素化することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、変速ショックを軽減するための対策として有効なワンウェイクラッチを3箇所に備えた本発明の一実施形態である自動変速機を採用したFF車(前置エンジン前輪駆動車)用のパワートレーンを示す断面図、図2は図1の自動変速機部分である領域Xを示す拡大断面図である。
図1に示すパワートレーンは、インプット軸線O1,アイドラ軸線O2,アウトプット軸線O3の3軸線を並列配したものであり、インプット軸線O1上には、図示せぬエンジンからの動力が入力されるロックアップ式トルクコンバータ10と、このトルクコンバータ10のポンプインペラ11と駆動結合するオイルポンプPと、このトルクコンバータ10のタービンランナ12とインプットシャフト(入力部)1を介して駆動結合される遊星歯車機構20と、この遊星歯車機構20と駆動結合される第1ドラムクラッチ(第1クラッチ)30と、この第1ドラムクラッチ30と係合する第2ドラムクラッチ(第2クラッチ)40と、この第2ドラムクラッチ40と係合する第3ドラムクラッチ(第3クラッチ)50と、第1ドラムクラッチ30および第2ドラムクラッチ40に駆動結合されるラビニヨタイプの遊星歯車機構60と、このラビニヨタイプ遊星歯車機構60に駆動結合される出力ギアG1とを配し、アイドラ軸線O2上には、出力ギア(出力部)G1と噛合する第1アイドラギアG2と、ディファレンシャルギアDに噛合する第2アイドラギアG3とを配し、出力ギアG1からの動力をディファレンシャルギアDからアウトプット軸線O3上に延在する2つのアウトプットシャフト2a,2bに回転差を与えられるような動力伝達を行うものである。
さらに図1のパワートレーンを詳述すると、遊星歯車機構20は、図2に示す如く、サンギア20sが中間部材Mを介して変速機ケース100に固定された所謂、サンギア固定タイプの単純遊星歯車機構であって、インプットシャフト1に対してリングギア20rを一体に取り付ける一方、サンギア20sおよびリングギア20rに噛合するピニオンギア20pを経て駆動結合されるキャリア20cとからなり、このキャリア20cが第1ドラムクラッチ30の第1クラッチハブ31に接続される。このため、リングギア20rから伝達されたインプットシャフト1からの入力回転がキャリア20cを経て第1ドラムクラッチ30に伝達される。
第1ドラムクラッチ30は、3−5速リバースクラッチであって、複数のクラッチプレート(第1のクラッチのクラッチ板)33を外周に備えた第1クラッチハブ31と、この第1クラッチハブ31のクラッチプレート33と隙間を空けた状態で互い違いに配置される複数のクラッチプレート(第1のクラッチのクラッチ板)34を内周に備えた第1クラッチドラム32と、この第1クラッチドラム32の内周部をシリンダ室としてこのシリンダ室内にばねS1によって支持された油圧式の第1クラッチピストン35からなる。
このため、第1ドラムクラッチ30は、第1クラッチピストン35に油圧が作用すると、この第1クラッチピストン35がばね力に抗してクラッチプレート33,34を押圧することによりクラッチプレート33,34間を摩擦力によって締結して第1クラッチハブ31および第1クラッチドラム32を一体回転可能な状態にする一方、第1クラッチピストン35に作用した油圧を解放すると、この第1クラッチピストン35がばね力によってクラッチプレート33,34から離れてクラッチプレート33,34間を解除することにより第1クラッチハブ31および第1クラッチドラム32を相対回転が可能な状態にする。
第1クラッチドラム32は、ラビニヨタイプの遊星歯車機構60の第1サンギア60s1と駆動結合しており、その外周には変速機ケース(固定部材)100に対する制動を惹起させるバンドブレーキBを構成するブレーキバンドBoが外装されている。
このため、バンドブレーキBは、そのブレーキバンドBoが第1クラッチドラム32に巻き付くと、ブレーキバンドBoが第1クラッチドラム32を押圧することによりブレーキバンドBoおよび第1クラッチドラム32間を摩擦力によって締結して第1クラッチドラム32を変速機ケース100に対して停止または減速が可能な状態にする一方、ブレーキバンドBoの巻き付きを解放すると、このブレーキバンドBoが第1クラッチドラム32から離れてブレーキバンドBoおよび第1クラッチドラム32間を解放することにより第1クラッチドラム32を回転可能な状態にする。
一方、第1クラッチハブ31は、そのものがクラッチドラムとして機能する第2ドラムクラッチ40を有する。この第2ドラムクラッチ40は、ロークラッチであって、複数のクラッチプレート(第2クラッチのクラッチ板)43を内周に備えた第1クラッチハブ(第2クラッチドラム)31と、これらクラッチプレート43と隙間を空けた状態で互い違いに配置される複数のクラッチプレート(第2クラッチのクラッチ板)44を外周に備えた第2クラッチハブ42と、第1クラッチハブ31の内周部をシリンダ室としてこのシリンダ室内に収納された油圧式の第2クラッチピストン45とからなる。
第2ドラムクラッチ40は、第2クラッチハブ42に対してフォワードワンウェイクラッチである第1のワンウェイクラッチC1のアウタレースC1aを取り付ける一方、第1のワンウェイクラッチC1のインナレースC1bに対してラビニヨタイプ遊星歯車機構60の第2サンギア60s2を取り付けることにより、第1ワンウェイクラッチC1を介して第2サンギア60s2と駆動結合している。
このため、第2ドラムクラッチ40は、第2クラッチピストン45に油圧が作用すると、この第2クラッチピストン45がクラッチプレート43,44を押圧することによりクラッチプレート43,44間を摩擦力によって締結して第1クラッチハブ31と第2サンギア60s2とを第1ワンウェイクラッチC1によって一方向にのみ一体回転可能な状態する一方、第2クラッチピストン45に作用した油圧を解放すると、クラッチプレート43,44から離れてクラッチプレート43,44間を解除することにより第1クラッチハブ31と第2サンギア60s2とを相対回転可能な状態にする。
また、第2クラッチピストン45も、そのものがクラッチドラムとして機能する第3ドラムクラッチ50を有する。つまり、第3ドラムクラッチ50も、コースティングクラッチであって、複数のクラッチプレート(第3クラッチのクラッチ板)53を外周に備えた油圧式の第2クラッチピストン(第3クラッチドラム)45と、これらクラッチプレート53と隙間を空けた状態で互い違いに配置される複数のクラッチプレート(第3クラッチのクラッチ板)54を外周に備えると共に第2サンギア60s2と駆動結合する第3クラッチハブ52と、第2クラッチピストン45の内周部をシリンダ室としてこのシリンダ室内にばねS2によって支持された油圧式の第3クラッチピストン55とからなる。
このため、第3ドラムクラッチ50は、第3クラッチピストン55に油圧が作用すると、この第3クラッチピストン55がクラッチプレート53,54を押圧することによりクラッチプレート53,54間を摩擦力によって締結して第2クラッチピストン45を第2サンギア60s2と一体に回転させることを可能な状態にする一方、第3クラッチピストン55に作用した油圧を解放すると、この第3クラッチピストン55がクラッチプレート53,54から離れてクラッチプレート53,54間を解除することにより第2クラッチピストン45と第2サンギア60s2とを相対回転可能な状態にする。
ラビニヨタイプの遊星歯車機構60は、図2に示す如く、第1クラッチドラム32と駆動結合される第1サンギア60s1および第2クラッチハブ42と第1のワンウェイクラッチC1を介して駆動結合される第2サンギア60s2と、第1サンギア60s1と噛合する第1ピニオン60p1および第2サンギア60s2と噛合する第2ピニオン60p2(図2では二点鎖線で図示)と、第1ピニオン60p1および第2ピニオン40p2を回転自在に支持するキャリア60cと、第1ピニオン60p1と噛合して出力ギアG1に駆動結合されるリングギア60rとからなる。
特に第1サンギア60s1は、第1クラッチドラム32を介してバンドブレーキBに接続されると共に、第1クラッチドラム32に対してセカンドワンウェイクラッチである第2のワンウェイクラッチC2のインナレースC2bを取り付ける一方、第2のワンウェイクラッチC2のアウタレースC2aに対して変速機ケース100に対する制動を惹起させる第1のブレーキである多板ブレーキ70を取り付けることにより、この第1ブレーキ70に第2のワンウェイクラッチC2を介して接続されている。
第1ブレーキ70は、2速ブレーキであって、第2のワンウェイクラッチC2のアウタレースC2aに設けた複数のクラッチプレート73と、これらのクラッチプレート73と隙間を空けた状態で互い違いに配置して変速機ケース100に設けた複数のクラッチプレート74と、インプット軸線O1(アイドラ軸線またはアウトプット軸線)に沿って図示せぬばねで支持された油圧式の第1ブレーキピストン(第1ブレーキ70のピストン)75とからなる。この第1ブレーキピストン75は、図2に示す如く、インプットシャフト1に沿って延在する取り付けおよび取り外しの可能な2つの部材75a,75bからなり、このうちの部材75aが変速機ケース100に形成したシリンダ100r内に配置されてこのシリンダ100r内に供給された油圧を受ける受圧面を有する受圧パーツであり、他方の部材75bがクラッチプレート73,74に接触する押圧パーツである。なお、押圧パーツ75aおよび受圧パーツ75bは、単に接触させたものでも、取り付けおよび取り外し可能に嵌合したものでもよい。
このため、第1多板ブレーキ70は、第1ブレーキピストン75に油圧が作用すると、この第1ブレーキピストン75がクラッチプレート73,74を押圧することによりクラッチプレート73,74間を摩擦力によって締結して第1サンギア60s1および第1クラッチドラム32を変速機ケース100に対して一方向への回転のみが可能な状態にする一方、第1ブレーキピストン75に作用した油圧を解放すると、この第1ブレーキピストン75がクラッチプレート73,74から離れてクラッチプレート73,74間を解除することにより第1サンギア60s1および第1クラッチドラム32を回転可能な状態にする。
同様にキャリア60cは、変速機ケース100に対する制動を惹起させる第2のブレーキ80および第3ワンウェイクラッチC3を介して変速機ケース100に取り付けられている。
第2のブレーキ80は、ローアンドリバースブレーキであって、キャリア60cの外周に設けた複数のクラッチプレート83を有するハブ81と、これらのクラッチプレート83と隙間を空けた状態で互い違いに配置して変速機ケース100に設けた複数のクラッチプレート84と、変速機ケース100内に設けたシリンダ室に収納された油圧式の第2ブレーキピストン85とからなる多板ブレーキである。また第3のワンウェイクラッチC3は、ローワンウェイクラッチであって、そのインナレースC3bをキャリア60cに取り付ける一方、そのアウタレースC3aに変速機ケース100を取り付けて、キャリア60cを変速機ケース100に対して第3のワンウェイクラッチC3を介して接続する。
このため、第2のブレーキ80は、第2ブレーキピストン85に油圧が作用すると、この第2ブレーキピストン85がクラッチプレート83,84を押圧することによりクラッチプレート83,84間を摩擦力によって締結してキャリア60cを変速機ケース100に対して固定する一方、第2ブレーキピストン85に作用した油圧を解放すると、この第2ブレーキピストン85がクラッチプレート83,84から離れてクラッチプレート83,84間を解除することによりキャリア60cを第3のワンウェイクラッチC3によって変速機ケース100に対して一方向への回転のみが可能な状態にする。
なお、リングギア60rは、出力ギアG1に接続されると共に第4ドラムクラッチ(第4クラッチ)90を介してインプットシャフト1に駆動結合されている。第4ドラムクラッチ90は、ハイクラッチであって、キャリア60cの外周に設けた複数のクラッチプレート93と、これらのクラッチプレート93と隙間を空けた状態で互い違いに配置した複数のクラッチプレート94を有するインプットシャフト1に設けたクラッチドラム92と、このクラッチドラム92の内周部をシリンダ室としてこのシリンダ室内にばねS3によって支持された油圧式の第4クラッチピストン95とからなる。
このため、第4ドラムクラッチ90は、第4クラッチピストン95に油圧が作用すると、この第4クラッチピストン95がクラッチプレート93,94を押圧することによりクラッチプレート93,94間を摩擦力によって締結してキャリア60cをインプットシャフト1との一体回転が可能な状態にする一方、第4クラッチピストン95に作用した油圧を解放すると、この第4クラッチピストン95がクラッチプレート93,94から離れてクラッチプレート93,94間を解除することによりキャリア60cをインプットシャフト1に対して相対回転可能な状態にする。
つまり、本実施形態のラビニヨタイプ遊星歯車機構60は、バンドブレーキBおよび多板ブレーキ70,80,90による締結・解放によって、サンギア固定キャリア入力またはキャリア固定サンギア入力としたリングギア出力の伝達機構となる。
図1,2のインプット軸線O1上の構成から明らかな如く、本実施形態は、単純遊星歯車機構20のキャリア20cとラビニヨタイプ遊星歯車機構60の第2サンギア60S2を一体的に連結する第2連結メンバと並列に第3連結メンバを設け、該第3連結メンバは、単純遊星歯車機構20のキャリア20cとラビニヨタイプ遊星歯車機構60の第2サンギア60S2を一体に連結する二組のクラッチの第2ドラムクラッチ40と第1ワンウェイクラッチC1によって構成したことにより、自動変速機や油圧制御装置の軸線方向寸法の長大化を抑えることができ、しかも、制御シーケンスを追加することなく特定の変速段でのダウンシフト時、具体的には、5→4変速時におけるクラッチ締結に伴う変速ショックも低減できるため、併せてシフトクオリティーも向上する。
また本実施形態は、単純遊星歯車機構20のキャリア20cとラビニヨタイプ遊星歯車機構60の第1サンギア60S1とを連結する第1ドラムクラッチ30を設け、前記第1連結メンバは、第1ドラムクラッチ30と第2ワンウェイクラッチC2によって構成したことにより、第1ドラムクラッチ30と第2ワンウェイクラッチC2とを用いたアップシフト時の変速ショックを低減することができる。
また本形態は、ラビニヨタイプ遊星歯車機構60のキャリア60cと変速機ケース100とを一体に連結する第4連結部材を設け、この第4連結部材は、第2ブレーキ80と第3ワンウェイクラッチC3によって構成したことにより、1→2速アップシフト加速時、2→1速ダウンシフト時にキャリア60cの反力を変速機ケース100で受けることができる。
また本形態は、単純遊星歯車機構20およびラビニヨタイプ遊星歯車機構60は隣接配置し、第1ワンウェイクラッチC1、第2ワンウェイクラッチC2、第3ワンウェイクラッチC3は、単純遊星歯車機構20およびラビニヨタイプ遊星歯車機構60の軸寸法内の外周側に配置したことにより、自動変速機の軸方向寸法を更に短縮することができる。
また本形態は、第1ワンウェイクラッチC1と第2ワンウェイクラッチC2は、単純遊星歯車機構20の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチC3は、ラビニヨタイプ遊星歯車機構60の軸寸法内の外周側に配置したことにより、自動変速機の軸方向寸法を更に短縮することができる。
本形態は、ラビニヨタイプ遊星歯車機構60のキャリア60cとインプットシャフト1とを一体的に連結する第4クラッチを有し、第1ワンウェイクラッチC1、第2ワンウェイクラッチC2は、単純遊星歯車機構20の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチC3は、ラビニヨタイプ遊星歯車機構60の軸寸法内の外周側に配置し、単純遊星歯車機構20およびラビニヨタイプ遊星歯車機構60は隣接配置した一方側に第4ドラムクラッチ90を配置し、他方側に第1ドラムクラッチ30、第2ドラムクラッチ40、第3ドラムクラッチ50を配置したことにより、動力の伝達経路の取り回しが楽になり、構造を簡素化することができ、自動変速機そのものの重量及び自動変速機内のイナーシャも軽減される。
本形態は、ラビニヨタイプ遊星歯車機構60のキャリア60cとインプットシャフト1とを一体的に連結する第4ドラムクラッチ90を有し、第1ワンウェイクラッチC1、第2ワンウェイクラッチC2は、単純遊星歯車機構20の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチC3は、ラビニヨタイプ遊星歯車機構60の軸寸法内の外周側に配置し、単純遊星歯車機構20およびラビニヨタイプ遊星歯車機構60は連接配置した一方側に第4ドラムクラッチ90と出力ギア(出力部)G1とを配置し、他方側に第1ドラムクラッチ30、第2ドラムクラッチ40、第3ドラムクラッチ50とバンドブレーキBを配置し、自動変速機内周側から第3ドラムクラッチ50、第2ドラムクラッチ40、第1ドラムクラッチ30を配置し、軸方向範囲に第1ドラムクラッチ30、第2ドラムクラッチ40、第3ドラムクラッチ50を構成する該第1クラッチのクラッチプレート33,34、第2クラッチのクラッチプレート43,44、第3クラッチのクラッチプレート53,54が重なるように配置し、加えて最外周側にバンドブレーキBを配置したことにより、自動変速機の軸方向寸法を更に短縮することができ、また、クラッチ油圧回路に集約できるので、ケースなどに設けられる回路が簡素化されて回路の取り回しがよい。
本形態は、第1ワンウェイクラッチC1、第2ワンウェイクラッチC2と第1ブレーキ70は単純遊星歯車機構20の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチC3は、ラビニヨタイプ遊星歯車機構60の軸寸法範囲内の外周側に配置し、バンドブレーキBの外周側に第1ブレーキ70の第1ブレーキピストン75を配置したことにより、このピストン75を貫通してバンドブレーキBのアクチュエータを配置できるので、自走変速機内のレイアウトを簡素化することができる。
なお、図3〜9に本実施形態のインプット軸線O1上に配した自動変速機(トルクコンバータを除く)を示すスケルトン図であって、図3〜8はそれぞれ第1速から第6速までの動力伝達経路を示し、また図9はリバース(後進)時の動力伝達経路を示す。但し、実際に動力伝達の行われている経路は太線で示し、実際に動力伝達の行われている経路は細線で示す。
これらの場合、第1速〜第6速のいずれの動力伝達においても、第1ワンウェイクラッチC1は、前進レンジ時に第2連結部材である単純遊星歯車機構20のキャリア20cと、ラビニヨタイプ遊星歯車機構60の第2サンギア60S2とにおけるエンジン回転と同一方向に回転する正転を不能とし、その逆転を可能とし、第2ドラムクラッチ40が締結状態で前進レンジ加速時に締結し、第2ワンウェイクラッチC2は、3速から2速へのダウンシフト時に第1ブレーキ70が締結状態で第1連結部材の逆回転を防止する方向に締結し、第3ワンウェイクラッチC3は、1速時に第3連結部材であるラビニヨタイプ遊星歯車機構60のキャリア60cにおけるエンジン回転と同一方向に回転する正転を可能とし、その逆転を不能にする。
ワンウェイクラッチを備えた本発明の一実施形態である自動変速機を採用したFF車用パワートレーンを示す断面図である。 図1の領域Xを示す拡大断面図である。 図1のインプット軸線上に配した自動変速機における第1速時の動力伝達経路を示すスケルトン図である。 図1のインプット軸線上に配した自動変速機における第2速時の動力伝達経路を示すスケルトン図である。 図1のインプット軸線上に配した自動変速機における第3速時の動力伝達経路を示すスケルトン図である。 図1のインプット軸線上に配した自動変速機における第4速時の動力伝達経路を示すスケルトン図である。 図1のインプット軸線上に配した自動変速機における第5速時の動力伝達経路を示すスケルトン図である。 図1のインプット軸線上に配した自動変速機における第6速時の動力伝達経路を示すスケルトン図である。 図1のインプット軸線上に配した自動変速機におけるリバース時の動力伝達経路を示すスケルトン図である。 ワンウェイクラッチを備えた従来の自動変速機を例示する模式断面図である。
符号の説明
1 インプットシャフト
2 アウトプットシャフト
10 ロックアップ式トルクコンバータ
20 単純遊星歯車機構
20s サンギア
20c キャリア
20r リングギア
30 第1ドラムクラッチ
31 第1クラッチハブ
32 第1クラッチドラム
35 第1クラッチピストン(第2クラッチドラム)
40 第2ドラムクラッチ
42 第2クラッチハブ
45 第2クラッチピストン(第3クラッチドラム)
50 第3ドラムクラッチ
52 第3クラッチハブ
55 第3クラッチピストン
60 ラビニヨ遊星歯車機構
60s1 第1サンギア
60s2 第2サンギア
60c キャリア
60r リングギア
70 第1ブレーキ
80 第2ブレーキ
90 第4ドラムクラッチ
B バンドブレーキ
Bo ブレーキバンド
C1 第1ワンウェイクラッチ
C2 第2ワンウェイクラッチ
C3 第3ワンウェイクラッチ

Claims (5)

  1. 駆動源からの回転を入力する入力部と、変速された回転を出力する出力部と、複数の回転要素間を一体的に連結する複数の連結メンバと、入力部、出力部、連結メンバおよび二組の遊星ギアの各回転要素間に配置された複数のクラッチとブレーキとを備え、前記複数のクラッチとブレーキを適宜締結・解放することで、少なくとも前進6速・後退1速を得る変速制御手段を有する自動変速機用歯車変速装置であって、
    前記二組の遊星ギアは、単純遊星歯車機構およびラビニヨタイプ遊星歯車機構で構成され、
    該単純遊星歯車機構は、該入力部の入力回転を常時減速する減速装置とし、該ラビニヨタイプ遊星歯車機構は、第1サンギア、第2サンギアの二組のサンギアと、該第1サンギアと噛み合うショートピニオンと第2サンギアと噛み合うロングピニオンと、該ショートピニオンとロングピニオンを一体に支持するキャリアと、前記ショートピニオンに噛み合うリングギアとを有するラビニヨタイプ遊星歯車機構であって、該単純遊星歯車機構のキャリアと前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構の第1サンギアを一体的に連結する第1連結メンバを有する第1クラッチと、該単純遊星歯車機構のキャリアと前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構の第2サンギアを一体的に連結する第2連結メンバを有する第3クラッチとを有する自動変速機において、
    該第2連結メンバと並列に第3連結メンバを設け、該第3連結メンバは、前記単純遊星歯車機構のキャリアと前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構の第2サンギアを一体に連結する第2クラッチと第1ワンウェイクラッチとによって構成し、

    前記第1連結メンバは、第2ワンウェイクラッチに連結し、かつ、 この第2ワンウェイクラッチは、第1ブレーキで固定部材に連結すると共に、
    前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構のキャリアと固定部材とを一体に連結する第4連結部材を設け、この第4連結部材を、第2ブレーキと第3ワンウェイクラッチによって構成し、
    前記単純遊星歯車機構およびラビニヨタイプ遊星歯車機構を隣接配置し、第1ワンウェイクラッチ、第2ワンウェイクラッチ、第3ワンウェイクラッチは、前記単純遊星歯車機構および前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置したことを特徴とする自動変速機。
  2. 前記第1ワンウェイクラッチと第2ワンウェイクラッチは、前記単純遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチは、ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置したことを特徴とする請求項に記載の自動変速機。
  3. 前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構のキャリアと入力部とを一体的に連結する第4クラッチを有し、
    前記第1ワンウェイクラッチ、第2ワンウェイクラッチは、前記単純遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチは、ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、
    前記単純遊星歯車機構およびラビニヨタイプ遊星歯車機構は隣接配置した一方側に該第4クラッチを配置し、他方側に第1クラッチ、第2クラッチ、第3クラッチを配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動変速機。
  4. 前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構のキャリアと入力部とを一体的に連結する第4クラッチを有し、
    第1ワンウェイクラッチ、第2ワンウェイクラッチは、前記単純遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、第3ワンウェイクラッチは、ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、
    前記単純遊星歯車機構およびラビニヨタイプ遊星歯車機構は連接配置した一方側に該第4クラッチと出力部とを配置し、他方側に第1クラッチ、第2クラッチ、第3クラッチとバンドブレーキを配置し、
    自動変速機内周側から第3クラッチ、第2クラッチ、第1クラッチを配置し、軸方向範囲に該第1クラッチ、第2クラッチ、第3クラッチを構成する該第1クラッチ、第2クラッチ、第3クラッチのクラッチ板が重なるように配置し、加えて最外周側にバンドブレーキを配置したことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の自動変速機。
  5. 第1ワンウェイクラッチ、第2ワンウェイクラッチと第1ブレーキは前記単純遊星歯車機構の軸寸法内の外周側に配置し、
    第3ワンウェイクラッチは、前記ラビニヨタイプ遊星歯車機構の軸寸法範囲内の外周側に配置し、
    前記バンドブレーキの外周側に前記第1ブレーキのピストンを配置したことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の自動変速機。
JP2004046717A 2004-02-23 2004-02-23 自動変速機 Expired - Fee Related JP4127539B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004046717A JP4127539B2 (ja) 2004-02-23 2004-02-23 自動変速機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004046717A JP4127539B2 (ja) 2004-02-23 2004-02-23 自動変速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005233392A JP2005233392A (ja) 2005-09-02
JP4127539B2 true JP4127539B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=35016552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004046717A Expired - Fee Related JP4127539B2 (ja) 2004-02-23 2004-02-23 自動変速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4127539B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4710520B2 (ja) * 2005-09-29 2011-06-29 マツダ株式会社 変速機
JP6060929B2 (ja) * 2014-03-28 2017-01-18 マツダ株式会社 自動変速機
JP6137077B2 (ja) * 2014-07-23 2017-05-31 マツダ株式会社 変速機のクラッチ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005233392A (ja) 2005-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2533482B2 (ja) 横置き式自動変速機
EP1375962A2 (en) Automatic transmission for vehicle
EP0762014B1 (en) Automatic transmission
EP0984204A2 (en) Automatic transmission for vehicles
JPH0550607B2 (ja)
JP4770427B2 (ja) 発進クラッチ装置及び自動変速機
JP2614217B2 (ja) 自動変速機
JP2000304107A (ja) 自動変速機
JP2510172B2 (ja) 自動変速機
EP0632216B1 (en) Automatic transmission
JP4127539B2 (ja) 自動変速機
JP4114250B2 (ja) 自動変速機
JP4130320B2 (ja) 自動変速機の液路構造
JPH052851B2 (ja)
JP4206551B2 (ja) 車両用自動変速機
JP4048350B2 (ja) 自動変速機
JP3794102B2 (ja) 自動変速機構
JP2006046390A (ja) 遊星歯車式自動変速装置
JP4032794B2 (ja) 自動変速機
JPS6346753Y2 (ja)
JPH0794855B2 (ja) 自動変速機におけるクラツチ装置
JPH0730818B2 (ja) 自動変速機
JP2005140139A (ja) 多段変速遊星歯車列
JP4619381B2 (ja) 自動変速機の液路構造
JP3080057B2 (ja) 自動変速機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080508

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140523

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees