JP2006044355A - 車両の衝突転倒防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 地震や脱線が発生した場合であっても、車両の衝突や転覆を防止することを目的とする。
【解決手段】 鉄道車両1は、台車4に支持された車体5を有し、車体5の先端には下方に排障器15が取り付けられている。排障器15は、レール2の上方に配置されるクロスフレーム17を有し、クロスフレーム17には、車両の衝突転倒防止装置である第2ガイド部18が2つ設けられている。第2ガイド部18は、切り欠き19を有し、切り欠き19の幅方向の中心間距離は、レール2の中心間距離と略等しくなっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、軌道上を走行する車両の衝突や転倒を防止装置に関する。
軌道上を走行する車両としては、例えば鉄道車両があげられる。鉄道車両は、車輪付きの台車を備え、平行な2本のレールからなる軌道上を走行するものである。
ここで、この種の鉄道車両には、他の鉄道車両との衝突を防止する手段が設けられている。例えば、先頭車両の先端に突出部を有する鉄道車両では、突出部に流体バックを装備させたものがある(例えば、特許文献1参照)。この場合、衝突時には、流体バックによって衝撃エネルギが吸収される。また、軌道の起点からの鉄道車両の絶対位置を、鉄道車両ごとに検知できるように構成したものがある(例えば、特許文献2参照)。この場合には、各鉄道車両の絶対位置から他の鉄道車両との相対距離を算出することで衝突が防止される。
特開2003−285739号公報 特開平7−267090号公報
しかしながら、鉄道車両が高速で走行しているときに地震が発生するなどして、鉄道車両が脱線した場合には、その鉄道車両が十分に減速する前に他の車両等に衝突することが想定されるので、車両先端の流体バックだけでは衝突時の衝撃を十分に緩衝させることはできず、そもそも衝突を防ぐことができなかった。特に、新幹線のように高速で走行する鉄道車両は、高速域のブレーキ減速度は小さいので、地震などによって脱線が生じると、大きな車両横変位が生じる可能性があった。
また、鉄道車両の絶対位置を検出することで車両衝突を防止する場合であっても、データ処理を行う間に空走時間が生じるので、この間に脱線が起き、大きな車両横変位が生じる可能性があった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、脱線が発生した場合であっても、車両の衝突や転覆を防止することである。
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、車輪を備える台車で車体を支持し、軌道上を走行する車両が前記軌道から逸脱した際に、前記車両の衝突や転倒を防止する装置であって、前記車体の下部に、前記車両の脱線時においてのみ前記軌道に接触し、前記車両が前記軌道から車幅方向に一定距離以上逸脱することを防止しつつ、前記車両の走行を許容するガイド部を設けたことを特徴とする車両の衝突転倒防止装置とした。
この車両の衝突転倒防止装置では、車両が脱線したときに、車体の下部に設けられたガイド部が軌道に接触し、車両の移動方向を規制する。車体は、台車よりも大型で脱線時に大きく変位するが、このような車体にガイド部が設けられることで、車体は脱線してから停止するまでの間、車体が軌道に沿ってガイドされるようになるので、軌道から大きく逸脱しなくなる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両の衝突転倒防止装置において、前記ガイド部は、前記軌道を構成するレールの幅よりも大きい凹部を有することを特徴とする。
この車両の衝突転倒防止装置では、脱線時には、凹部にレールが入り込んで、車体の移動をガイドする。車体は、最大でも凹部の幅に相当する距離以上逸脱することはなくなる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の衝突転倒防止装置において、前記車体は、複数の前記台車に支持されており、前記ガイド部は、前記車両の進行方向に沿って配設される2つの前記台車の間に設けられていることを特徴とする。
この車両の衝突転倒防止装置では、台車の間に相当する位置にガイド部が設けられており、脱線時には車体の長さ方向の中央付近で車体がガイドされるようになるので、軌道から大きく逸脱しなくなる。
請求項4に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の衝突転倒防止装置において、前記ガイド部は、前記車体の先端部の下方に設けられていることを特徴とする。
この車両の衝突転倒防止装置では、車両の先端側で脱線が生じた場合に、先端側で車両がガイドされるようになるので、軌道から大きく逸脱しなくなる。
請求項5に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の衝突転倒防止装置において、前記ガイド部は、排障器に設けられていることを特徴とする。
この車両の衝突転倒防止装置では、通常走行時は、異物を排除し、脱線時には切り欠きが軌道に接触し、車両の走行をガイドするように機能する。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の衝突転倒防止装置において、前記凹部には、蓋体が回動自在に取り付けられていることを特徴とする。
この車両の衝突転倒防止装置では、切り欠きに蓋体が設けられているので、通常走行時には蓋体で異物を排除することができる。脱線時には蓋体を押し上げるようにして軌道が切り欠き内に収まり、車両の走行をガイドする。
本発明によれば、車体側にガイド部を設けたので、車両が脱線したときには、このガイド部によって車体が軌道に略沿って走行し、その後停止するようになる。したがって、車体が軌道から大きく逸脱することがなくなるので、車両の脱線時に車体が他の車両や構造物と衝突することが防止される。また、車両が転倒することがなくなる。
また、排障器にガイド部を設けることで、通常時は異物を取り除くことができ、脱線時は車両の衝突や転倒を防止できるので、車両の走行をさらに安全に行わせることができる。
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2に第1の実施の形態における鉄道車両の概略構成を示す。
鉄道車両1は、軌道を構成する2本の平行なレール2上を走行するもので、レール2上に配置される一対の車輪3を有し、車輪3は台車4に回転自在に支持されている。台車4は、鉄道車両1の前後方向に少なくとも2つ設けられており、各台車4上には、車体5が載置されている。車体5は、中空構造を有し、その内部に座席等(不図示)が設けられ、乗員を搭乗させられるようになっている。台車4と車体5とは不図示の中心ピンで回動自在に連結されている。さらに、台車4と車体5との間には、車体5の回動を規制するダンパ装置7が架け渡されており、回動方向の衝撃を吸収するようになっている。また、台車4の上側両側部と、車体5の下側両側部との間には、軸バネ装置8が架け渡されており、上下方向の衝撃を吸収するようになっている。
車体5の先端部から基端部に至るまでの間で、前後に配置された2つの台車4の間には、車体5の底部が、下方に突出している。この突出部10は、例えば、床下搭載機器からなる。図2及び図3に示すように、この突出部10の底部10aには、幅方向に2つの第1ガイド部11が設けられている。これら第1ガイド部11は、車両の衝突転倒防止装置を構成するもので、2つの第1ガイド部11の車幅方向(以下、幅方向とする)の中心間距離は、一対のレール2の中心間距離に略等しくなっている。各第1ガイド部11は、車体5の長さ方向に平行に配置され、その各々には、凹部である切り欠き12が第1ガイド部11の長さ方向に沿って、かつ下向きに開口するように設けられている。切り欠き12の幅は、レール2の幅よりも大きい。また、第1ガイド部11の下端は、通常走行時ではレール2よりも所定長だけ高い位置にあるように設定されている。なお、第1ガイド部11が設けられる突出部10の他の例としては、二階建て車両の床下のように、車体最低地上高さの低い部分があげられる。
また、図1及び図2に示すように、車体5の底部5aで、先端側の台車4よりも前側には、排障器15が取り付けられている。排障器15は、車体5の底部5aから下方に延びる一対のガイドフレーム16を有している。ガイドフレーム16は、車体5の底部5aの各側方から、下方かつ前方に向かって延び、その各先端部には、クロスフレーム17が固定されている。クロスフレーム17は、車体5の幅方向と略平行に配置され、かつ車体5と同程度の幅を有している。さらに、クロスフレーム17の下端は、鉄道車両1の走行時にはレール2よりも所定長だけ上方に位置するように配設されている。図1に示すように、クロスフレーム17の所定位置には、車両の衝突転倒防止装置を構成する第2ガイド部18が2つ設けられている。
2つの第2ガイド部18は、クロスフレーム17の幅方向に沿って配設されており、その中心間距離は、一対のレール2の中心間距離に略等しい。各第2ガイド部18は、クロスフレーム17に下向きに形成された凹部である切り欠き19を有している。各切り欠き19の幅は、レール2の幅よりも大きくなっている。さらに、切り欠き19には、蓋体20が取り付けられている。蓋体20は、切り欠き19と略同じ形状を有し、その上端部がヒンジ21によって、クロスフレーム17に回動自在に取り付けられている。ヒンジ21は、自然状態では蓋体20をクロスフレーム17と面一に保持し、外力が加えられてときには、蓋体20を下端を車体5の先端側に向かわせる回動は許容するが、車体5の後端側に向かわせる回動は許容しないように構成されている。
なお、車体5の幅方向において、第2ガイド部18と、第1ガイド部11との配設位置は、略等しくなっており、2つの第1ガイド部11,11の間の距離、及び2つの第2ガイド部18の間の距離は、レール幅に略等しく、例えば、1067mmである。また、各切り欠き12,19の幅は、例えば、20cm〜25cmである。
この鉄道車両1の作用について説明する。
まず、通常走行時には、レール2上を車輪3が回転し、鉄道車両1がレール2に沿って走行する。この際に、各ガイド部11,18は、レール2から所定距離だけ上方に位置しており、レール2とは干渉しない。この間、排障器15及び第2ガイド部18は、レール2に乗っている石などの異物を排除する。
ここで、鉄道車両1の走行中に、地震が発生するなどして鉄道車両1がレール2から脱線すると、台車4の車輪3がレール2から外れ、地面に落ちる。これに伴って台車4及び車体5の位置が低くなる。この際に、第1ガイド部11の切り欠き12にレール2が入り込む。また、図4に示すように、第2ガイド部18の蓋体20がレール2に押し上げられ、切り欠き19にレール2が入り込む。これによって、鉄道車両1は、レール2に各ガイド部11,18を引っ掛かるようにして接触させつつ、走行する。車体5がレール2から離れる方向に走行した場合には、レール2の側面と、切り欠き12,19の側片とが当接し、ガイド部11,18がストッパとして働くので、車体5をそれ以上、レール2から逸脱しない。つまり、各ガイド部11,18は、各切り欠き12,19の幅の範囲内でのみ、車体5の幅方向における車体5とレール2とのずれを許容するので、その結果、鉄道車両1はレール2に略沿って走行し、台車4側のブレーキや、各ガイド部11,18とレール2との摩擦などによって減速され、やがて停止する。
この実施の形態では、鉄道車両1の車体5側にガイド部11,18を設けることで車両の衝突転倒防止装置とし、脱線時にはガイド部11,18で、レール2をガイドするようにしたので、車体5とレール2との幅方向のずれをガイド部11,18の切り欠き12,19の幅以内に抑えることが可能になり、車体5が大きく逸脱することを防止できる。したがって、鉄道車両1が大きく脱線することがなくなり、他の車両や建築物に衝突することが防止される。また、脱線による鉄道車両1の転倒も防止される。ここにおいて、車体5側にガイド部11,18を設けたので、地面の振動や、鉄道車両1の振動によって車体5が大きく振動した場合でも、確実に車体5の変位を抑制することができる。これらガイド部11,19を車体5側に設けることで、台車4側に同様のガイドを設けた場合に比べて、大型かつ高重量の車体5であっても確実にレール2からの逸脱を防止することができるので、鉄道車両1を安定させやすい。
また、第1ガイド部11は、車体5の床下搭載機器などの強度を上げることで形成できるので、安価で、かつ容易に製造することができる。なお、第1ガイド部11は、2つの平行なガイド部材を切り欠き12の幅と同じ間隔で配設した構成であっても良い。この場合には、2つのガイド部材と、突出部10の底部10aとで車体5をガイドする凹部が形成される。
次に、本発明の第2の実施の形態について図5を参照して説明する。
図5には、鉄道車両の一例として、新幹線用の先頭車両が図示されている。
鉄道車両30は、台車4上に支持された車体31を有し、車体31の先端は、前方に向かって突出しており、この突出部31aの下方には、拝障器32が取り付けられている。排障器32は、突出部31aの外形に沿って、台車4の近傍まで延設されている。このような排障器32は、可塑性のプレートの前面に、例えば、ゴムなどの可撓性を有する部材33を貼り付けて製造されており、その下端は、通常走行時にはレール2と接触しないが、レール2上の異物を排上できるように設定されている。
ここで、この排障器32の幅方向の所定位置には、車両の衝突転倒防止装置としてのガイド部35が2つ設けられている。各ガイド部35は、プレートに下向きに形成された凹部である切り欠き36を有している。ガイド部35は、車体31の幅方向に2つ設けられており、幅方向の中心間距離は、レール2の中心間距離に略等しく、切り欠き36の幅は、レール2の幅よりも大きく設定されている。自然状態では、切り欠き36は、可撓性部材33によって覆われている。
この鉄道車両30の走行時に脱線が発生したときには、車輪3がレール2から外れることで車体31の位置が低くなる。これによってレール2が排障器32に接し、ガイド部35の切り欠き36に沿って可撓性部材33を上方に変形させる。そして、レール2は、切り欠き36内に入り込んで、排障器32に接触する。ガイド部35は、レール2の側面が切り欠き36の側縁に当接するまで、レール2の移動を許容する。したがって、車体31は、ガイド部35の各切り欠き36の幅の範囲内でのみ、車体31の幅方向におけるレール2からのずれが許容され、その結果、鉄道車両30はレール2に略沿って走行し、台車4側のブレーキや、ガイド部35とレール2との摩擦などによって減速され、やがて停止する。
この実施の形態では、前記第1の実施の形態における第2ガイド部18と同様の効果が得られる。
次に、本発明の第3の実施の形態について図6を参照して説明する。
図6には、鉄道車両の先頭車両が図示されている。
鉄道車両40の車体5の先端には、雪かき用のスノープラウ41が取り付けられている。スノープラウ41は、平面視で幅方向の中央が最も前方に突出するように屈曲させられた略くの字形状を有しており、スノープラウ41の下端は、通常走行時には、雪は排除するが、レール2には干渉しないような位置に設定されている。
ここで、スノープラウ41の幅方向の所定位置には、車両の衝突転倒防止装置としてのガイド部42が2つ設けられている。各ガイド部42は、スノープラウ41の下端部に下向きに形成された凹部である切り欠き43を有している。この切り欠き43の中心間距離は、レール2の中心間距離に略等しく、切り欠き43の幅は、レール2の幅よりも大きくなっている。さらに、これら切り欠き43には、蓋体44が挿入されている。蓋体44は、切り欠き43と略同じ形状を有し、その上端部がヒンジ45でスノープラウ41に回動自在に取り付けられている。ヒンジ45は、自然状態で蓋体44をスノープラウ41と面一に保持し、外力が作用した場合に、蓋体44の下端を車体5の先端側に向わせる回動は許容するが、車体5の後端側に向かわせる回動は許容しないように構成されている。
このような鉄道車両40では、通常走行時にはスノープラウ41で雪かきを行い、脱線時には、蓋体44を押し上げるようにしてレール2が切り欠き43内に収まる。これにより、車体5がレール2から逸脱する距離が、切り欠き43の幅以内に抑えられる。したがって、この鉄道車両40は、第2の実施の形態と同様の効果を奏する。
なお、本発明は、前記の各実施の形態に限定されずに広く応用することができる。
例えば、ガイド部11,18,35,42の幅方向の中心間距離は、レール2の中心間距離に略等しいことが好ましいが、ガイド部11,18,35,42の幅方向の中心間距離をレール2の中心間距離よりも僅かに大きく設定しても良い。この場合には、通常走行時に、レール2の鉛直上方に切り欠き12,19,36,43が配置されるように、切り欠き12,19,36,43の幅が設定される。
車両の衝突転倒防止装置は、第1ガイド部11又は第2ガイド部18の一方のみを有する構成であっても良い。ただし、脱線箇所の近傍にガイド部があることが望ましいので、各鉄道車両1に少なくとも1つのガイド部11,18が設けられていることが好ましい。
図1に示す排障器15は、クロスフレーム17を有しない構成しても良い。すなわち、2本のガイドフレーム16のそれぞれの先端部に切り欠き19を設け、これに蓋体20をヒンジ21で回動自在に取り付けて、第2ガイド部18としても良い。
さらに、第1ガイド部11は、各レール2のそれぞれの外側に、下向きに1本のガイド部材を凸設しても良い。この場合には、2本のガイド部材の内側面の間の距離は、レール2の外側面間の距離よりも僅かに大きく設定されており、2本のガイド部材と、車体5の突出部10の底面10aとで凹部が形成される。脱線時には、左右2本のガイド部材がレール2を挟み込みようにして、車体5のずれを抑える。車体5とレール2との位置ずれは、ガイド部材とレール2との間の距離以内に抑えられるので、鉄道車両1の衝突や転倒が防止される。
また、各ガイド部11,18,35,42に加えて、台車4側にもレール2からの逸脱を抑制するガイド部を設けても良い。この場合には、脱線時の鉄道車両1,30,40の姿勢の安定性をさらに向上でき、衝突や転倒を防止できる。
本発明の実施の形態における車両の概略構成を示す正面図である。 車両の概略構成を示す側面図である。 第1ガイド部の構成を示す図である。 脱線時の第2ガイド部の作用を説明する図である。 新幹線用の先頭車両の概略構成を示す図である。 スノープラウを備える車両の概略構成を示す図である。
符号の説明
1,30,40 鉄道車両
2 レール(軌道)
3 車輪
4 台車
5 車体
5a 下部
10a 底面(下部)
11 第1ガイド部
12,19,36,43 切り欠き(凹部)
15,32 排障器
18 第2ガイド部
20,44 蓋体
35,42 ガイド部
41 スノープラウ(排障器)

Claims (6)

  1. 車輪を備える台車で車体を支持し、軌道上を走行する車両が前記軌道から逸脱した際に、前記車両の衝突や転倒を防止する装置であって、
    前記車体の下部に、前記車両の脱線時においてのみ前記軌道に接触し、前記車両が前記軌道から車幅方向に一定距離以上逸脱することを防止しつつ、前記車両の走行を許容するガイド部を設けたことを特徴とする車両の衝突転倒防止装置。
  2. 前記ガイド部は、前記軌道を構成するレールの幅よりも大きい凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両の衝突転倒防止装置。
  3. 前記車体は、複数の前記台車に支持されており、前記ガイド部は、前記車両の進行方向に沿って配設される2つの前記台車の間に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の衝突転倒防止装置。
  4. 前記ガイド部は、前記車体の先端部の下方に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の衝突転倒防止装置。
  5. 前記ガイド部は、排障器に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の衝突転倒防止装置。
  6. 前記凹部には、蓋体が回動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載の衝突転倒防止装置。

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