JP2009280030A - 乗物装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】仮に、車輪や車輪支持部が破損して、車両が脱線(横転や脱落)する危険な状況下で、車両の脱線する方向への移動を規制し軌道からの脱線を防止可能な乗物装置を提供する。
【解決手段】車両1が走行する左右一対の高架状軌条20,20から成る軌道2を備えた乗物装置に於て、左右一対の軌条20,20の各外側面20b,20b又は各内側面20e,20eに近接状に横方向過大移動規制材30bを車両本体10から垂設して、脱線を防ぐように構成する。
【選択図】図1
【解決手段】車両1が走行する左右一対の高架状軌条20,20から成る軌道2を備えた乗物装置に於て、左右一対の軌条20,20の各外側面20b,20b又は各内側面20e,20eに近接状に横方向過大移動規制材30bを車両本体10から垂設して、脱線を防ぐように構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、乗物装置に係り、詳しくは軌条を走行する乗物装置に関する。
従来、左右の一対の高架状軌条からなる軌道を走行する車両を有する乗物装置は、車両に、軌条を転動する車輪を複数設け、軌条を車輪で挟むようにして脱線を防止しながら走行するものが知られている。
例えば、特許文献1記載のように、一つの軌条に対して複数の車輪を軌道の上下方向及び外側方向の三方向から接触するように設けることで、軌道から車両の脱線を防止しながら走行させる乗物装置があった。
特開平11−192802号公報
例えば、特許文献1記載のように、一つの軌条に対して複数の車輪を軌道の上下方向及び外側方向の三方向から接触するように設けることで、軌道から車両の脱線を防止しながら走行させる乗物装置があった。
しかし、車輪や、複数の車輪を保持する車輪支持部が、強度の検証、点検整備が行われていたとしても、経年劣化や疲労等により破損(破断)することが考えられる。
そして、仮に、車輪や車輪保持部が破損すると、車両から車輪が離脱し、車両が軌条から左側方又は右側方へ脱線(脱落)し、重大な人身事故が発生する虞れがあるという問題があった。
そして、仮に、車輪や車輪保持部が破損すると、車両から車輪が離脱し、車両が軌条から左側方又は右側方へ脱線(脱落)し、重大な人身事故が発生する虞れがあるという問題があった。
そこで、本発明は、仮に、車輪や車輪支持部が破損して、車両が脱線(脱落)する危険な状況下で、車両の脱線する方向への移動を規制し軌道からの脱線を防止可能な乗物装置の提供を目的とする。
そこで、本発明の乗物装置は、車両が走行する左右一対の高架状軌条から成る軌道を備えた乗物装置に於て、左右一対の上記軌条の各外側面又は各内側面に近接状に横方向過大移動規制材を車両本体から垂設して、脱線を防ぐように構成したものである。
また、上記横方向過大移動規制材は、円管から成るものである。
また、上記車両本体に固着した正面視倒立L字型円管の垂下部をもって、上記横方向過大移動規制材としたものである。
又は、上記車両本体に固着した正面視門型円管の左右の垂下部をもって、上記横方向過大移動規制材としたものである。
また、上記車両本体に固着した正面視倒立L字型円管の垂下部をもって、上記横方向過大移動規制材としたものである。
又は、上記車両本体に固着した正面視門型円管の左右の垂下部をもって、上記横方向過大移動規制材としたものである。
また、上記横方向過大移動規制材は、上記車両本体の前後左右の4箇所に配設されているものである。
また、上記横方向過大移動規制材は、上記軌条に接近した異物を除く異物除去部材を兼用しているものである。
また、上記横方向過大移動規制材は、上記軌条に接近した異物を除く異物除去部材を兼用しているものである。
また、上記車両が動物の形をした遊戯用車両であって、上記横方向過大移動規制材がその動物の脚部の形状の形成し、又は該脚部を描いた部材を付設したものである。
本発明の乗物装置によれば、仮に、車輪や車輪保持部が破損しても、車両が軌道から脱線するのを防止できる。車両が横方向に過大に移動するのを規制し、横転や脱落するのを防止できる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1は本発明の乗物装置の第1の実施の形態の正面図であって、(A)は全体正面図、(B)は要部拡大正面図である。図2は側面図である。図3は作用を説明する正面図である。図4は、作用を説明する側面図である。
図1と図2に於て、本発明の乗物装置は、遊戯用の車両1が走行する左右一対の高架状軌条20,20から成る軌道2を備えた乗物装置であって、遊園地等に設置されるジェットコースターやローラコースタ等の遊戯用の乗物装置である。
図1は本発明の乗物装置の第1の実施の形態の正面図であって、(A)は全体正面図、(B)は要部拡大正面図である。図2は側面図である。図3は作用を説明する正面図である。図4は、作用を説明する側面図である。
図1と図2に於て、本発明の乗物装置は、遊戯用の車両1が走行する左右一対の高架状軌条20,20から成る軌道2を備えた乗物装置であって、遊園地等に設置されるジェットコースターやローラコースタ等の遊戯用の乗物装置である。
車両1は、乗客部を有する車両本体10と、軌条20に転動する複数の車輪11と、を備えている。車輪11は、軌条20の上面20aを転動する主車輪11aと、軌道2の左右外方側となる軌条20の外側面20bに転動案内する外側副車輪11bと、軌条20の下面近傍を転動案内する下副車輪11c等が相当する。車両1は、軌条20に上下方向及び左右外方の3方向から接触可能な複数の車輪11によって、軌条20に沿って、軌道2から脱線せずに走行可能なものである。
図1乃至図4に於て、本発明の乗物装置は、仮に、車輪11や車輪保持部が、破損し、車両1の脱線が不可避となった場合に、車両1の軌道2からの脱線を防ぐ横方向過大移動規制材30bを車両本体10の4つの角部近傍から垂設している。なお、本発明に於て、脱線とは、車両の中心が軌条20の軸心L0 を左右外方(側方)側に越えるように移動して軌道2から横転や脱落するような大きな脱線のことを言う。
言い換えると、上述の車両1の脱線が不可避になった場合(異常発生時)に、軌条20の外側面20bに接触して車両1の横方向への過大な移動を規制して脱線を防ぐ作用を上記横方向過大移動規制材30bが行う。また、異常発生時に、軌条20の上面20aに接触して車両1の大きな傾き(傾倒)を防止する異常発生時車両支持部30aを備えている。
金属製の正面視倒立L字型円管40をもって、異常発生時車両支持部30aと横方向過大移動規制材30bとを一体形成している。倒立L字型円管40は、接続部材31を介して車両本体10に固着されている。
倒立L字型円管40の垂下部40bを、上述の車両1の脱線が不可避となった場合に、軌条20の外側面20bに接触して車両1の脱線を防止する横方向過大移動規制材30bとし、倒立L字型円管40の水平部40aを、軌条20の上面20aに接触して車両1の大きな傾き(傾倒)を防止する異常発生時車両支持部30aとしている。
横方向過大移動規制材30b(以下、横方向規制材30bとも呼ぶこともある)は、車両1の前後左右の角部近傍に4箇所配設されている。また、軌道2を左右外側から挟むように配設し、車両1から車輪11や車輪保持部が破損(破壊)した場合に、外側副車輪11bに替わって軌条20の外側面20bに接触するように配設されている。
また、横方向規制材30bは、車両1が象・犬・猫やパンダ等の動物の形をした遊戯用車両である場合は、図1の(A)の二点鎖線で示すように、その動物の脚部50の形状に形成するのが好ましい。例えば、図1の(B)に示すように象の脚部50の形状に形成した部材を取着する。また、その動物の脚部50を描いた部材(板材)を取着するのも好ましい。なお、車両1が鯨やイルカ、魚等である場合は、脚部50はヒレである。
そして、異常発生時車両支持部30aも、車両本体10の前後左右の角部近傍に4箇所配設されることになる。また、軌条20の上面20aに車両本体10の下部10cよりも接近して設けられている。走行中の車両1の車輪11や車輪保持部が破壊した場合に、軌条20の上面20aに即座に接触するように設けられている。
また、車両支持部30a及び横方向規制材30bは、軌条20に接近した異物(風等によって倒れかけてきた枝や飛んで来たビニール袋等のゴミ等)に接触して軌道2から除外する異物除去部材を兼用している。
また、複数の車両1が軌条20に沿って連結されている場合や、軌道2に複数の車両1が連続して順次走行する場合で、仮に、先行の車両1と後続の車両1が、衝突した際に、乗客への衝撃を緩和すると共に、前後の各車両1の損傷を防止するバンパー部材を兼用している。安価で製作の容易な横方向規制材30b及び車両支持部30aをバンパー部材とし、高価で製作に手間や時間のかかる車両本体10を保護している。
また、上記接続部材31は、車両本体10に固着される板状のフランジ部31aと、フランジ部31aと横方向規制材30b及び車両支持部30aを接続するエルボ型の円管材から成る連結部31bを有している。
フランジ部31aは、貫通する複数の貫孔31cを有している。貫孔31cに挿通させた図示省略のボルト部材をナット部材と共働きさせることで、車両支持部30a及び横方向規制材30bを、車両本体10に固着している。つまり、車両本体10に螺合(ボルト・ナット結合)をもって着脱可能に固着している。なお、車両本体10にネジ孔を形成し、そのネジ孔にフランジ部31aを挿通したボルト部材を螺着させることで、車両本体10に固着しても良い。 連結部31bは、車両本体10に固着されるフランジ部31aから横方向規制材30b及び車両支持部30aを僅かに軌条20の軸心L0 方向に突出せ、空間を形成するように設けている。
上述した本発明の乗物装置の使用方法(作用)について説明する。
左右一対の高架状軌条20,20から成る軌道2を車両1が正常に走行中であって、軌条20に接近している異物がある場合に、横方向規制材30b及び車両支持部30aが、異物に衝突して、軌道2から除外する。横方向規制材30b及び車両支持部30aは、異物除去部材の働きをする。
左右一対の高架状軌条20,20から成る軌道2を車両1が正常に走行中であって、軌条20に接近している異物がある場合に、横方向規制材30b及び車両支持部30aが、異物に衝突して、軌道2から除外する。横方向規制材30b及び車両支持部30aは、異物除去部材の働きをする。
仮に、例えば、図3及び図4に示すように複数の車輪11や車輪保持部の破損によって、複数の車輪11が脱落した場合(異常発生時)は、離脱した車輪11の近傍に設けられた車両支持部30aが、即座に、車輪11が離脱した側の一方の軌条20の上面20aに接触して、車両1が大きく傾倒するのを防止する。車両1から投げ出されるような大きな衝撃力が乗客にかかるのを緩和する。車両本体10の下部10c側の機器や配線等を軌条20との接触による損傷から保護する。
また、車輪11や車輪保持部が車両1から外れてしまうと、離脱した車輪11とは反対側に遠心力が発生するようなカーブ状の軌道2や、傾斜した軌道2(例えば、図3示す矢印Fの方向に車両1を移動させようとする力が発生する箇所)を、車両1が走行する際、車両1は矢印F方向に脱線(横転や脱落等)する虞れがある。
ところが、横方向規制材30bが、車輪11が外れた側の軌条20の外側面20bに接触して、左右方向の過大な移動を規制し、車両1の脱線(脱落や横転等)を防止する。
ところが、横方向規制材30bが、車輪11が外れた側の軌条20の外側面20bに接触して、左右方向の過大な移動を規制し、車両1の脱線(脱落や横転等)を防止する。
また、横方向規制材30b及び車両支持部30aは、軌条20と、外周面同士を接触させることで、軌条20と車両1の間で弾かれるような接触やバウンドのような衝撃を発生させず、乗客が放り出される虞れを軽減する。軌条20に大きな傷を付けることなく車両1を過大な傾き姿勢とならないように保持しつつ軌条20との摩擦抵抗により停止させる。
また、車両1が動物の形をした遊戯車両で、横方向規制材30bをその動物の脚部50の形状に形成して、又はその脚部50を描いた部材を付設していれば、車両1の外観をより動物に似せて、遊園地や公園内の乗客でない様々な人にアピールして、搭乗したいという気持ちを湧き立たせる。また、横方向規制材30bと車両本体10を違和感なく一つの乗物として見せる。つまり、車両1の安全性を向上させながらも、外観的魅力を向上させる。
次に、本発明の乗物装置の第2の実施の形態について説明する。
図5の正面図に於て、正面視門型円管41を車両本体10に固着する。門型円管41は、車両本体10に固着された状態で、軌道2の左右外方側となる左右一対の軌条20,20の各外側面20b,20bに近接状に車両本体10から垂設される左右一対の垂下部41b,41bと、左右一対の軌条20,20の各上面20a,20aに近接状に設けられる水平部41aと、を有している。
図5の正面図に於て、正面視門型円管41を車両本体10に固着する。門型円管41は、車両本体10に固着された状態で、軌道2の左右外方側となる左右一対の軌条20,20の各外側面20b,20bに近接状に車両本体10から垂設される左右一対の垂下部41b,41bと、左右一対の軌条20,20の各上面20a,20aに近接状に設けられる水平部41aと、を有している。
つまり、正面視門型円管41の左右一対の垂下部41b,41bを左右一対の横方向規制材30b,30bとし、正面視門型円管41の水平部41aを車両支持部30aとしている。また、正面視門型円管41に、第1の実施の形態と同様の接続部材31が設けられている。また、正面視門型円管41は、上述した正面視倒立L字型円管40,40の各水平部40a,40aを左右方向に直線状の円管で連結したものとも言える。
第2の実施の形態の乗物装置の作用について説明する。
正面視門型円管41の垂下部41bから成る左右の横方向規制材30b,30bは、第1の実施の形態と同様に、軌条20の外側面20bに接触して車両1が軌道2から脱線するのを防止する。車両支持部30aを介して一体状に形成されているので、車両1の荷重や遠心力を受けて、変形することなくより十分な強度をもって、軌条20に接触する。また、正面視門型円管41の水平部41aから成る車両支持部30aは、軌条20の上面20aに接触して、車両1が大きく傾くのを規制する。
正面視門型円管41の垂下部41bから成る左右の横方向規制材30b,30bは、第1の実施の形態と同様に、軌条20の外側面20bに接触して車両1が軌道2から脱線するのを防止する。車両支持部30aを介して一体状に形成されているので、車両1の荷重や遠心力を受けて、変形することなくより十分な強度をもって、軌条20に接触する。また、正面視門型円管41の水平部41aから成る車両支持部30aは、軌条20の上面20aに接触して、車両1が大きく傾くのを規制する。
次に、本発明の乗物装置の第3の実施の形態について説明する。
図6の正面図に於て、軌条20の上面20aを転動する主車輪11aと、軌条20の内側面20eに転動案内する内側副車輪11eと、軌条20の下面近傍を転動案内する下副車輪11cを具備する。
図6の正面図に於て、軌条20の上面20aを転動する主車輪11aと、軌条20の内側面20eに転動案内する内側副車輪11eと、軌条20の下面近傍を転動案内する下副車輪11cを具備する。
そして、倒立L字型円管40を車両本体10に固着している。車両本体10に固着された状態で、軌条20の内側面20eに近接状に垂設される垂下部40bと、軌条20の上面20aに近接状に設けられる水平部40aと、を有している。
倒立L字型円管40の垂下部40bを、車両1の脱線が不可避となった場合に、軌条20の内側面20eに接触して車両1の脱線を防止する横方向過大移動規制材30bとし、水平部40aを、異常発生時車両支持部30aとしている。
倒立L字型円管40の垂下部40bを、車両1の脱線が不可避となった場合に、軌条20の内側面20eに接触して車両1の脱線を防止する横方向過大移動規制材30bとし、水平部40aを、異常発生時車両支持部30aとしている。
即ち、正面視倒立L字型円管40の垂下部40bから成る横方向規制材30bは、軌条20の内側面20eに接触して車両1が軌道2から脱線するのを防止する。また、水平部40aから成る車両支持部30aは、軌条20の上面20aに接触して、車両1が大きく傾くのを規制する。
なお、本発明は、設計変更可能であって、横方向規制材30bを既設の車両1に付設しても良い。また、横方向規制材30bは、軌条20の外側面20b又は内側面20eにできるだけ接近させて設けるのが望ましい。また、車両支持部30aや横方向規制材30bを、中実丸棒(円形棒材)としても良い。
以上のように、本発明は、車両1が走行する左右一対の高架状軌条20,20から成る軌道2を備えた乗物装置に於て、左右一対の軌条20,20の各外側面20b,20b又は各内側面20e,20eに近接状に横方向過大移動規制材30bを車両本体10から垂設して、脱線を防ぐように構成したので、仮に、車輪11や車両支持部が破壊しても、遠心力や軌道2の傾斜によって脱線(脱落や横転等)が発生することを防止できる。
また、横方向過大移動規制材30bは、円管から成るので、横方向過大移動規制材30bを軽量にできる。軌条20に大きな傷を与えることなく接触できる。つまずくように軌条20に接触するのを防止できる。乗客を投げ出すような強い衝撃を発生させずに車両1の走行を停止できる。
また、車両本体10に固着した正面視倒立L字型円管40の垂下部40bをもって、横方向過大移動規制材30bとしたので、横方向過大移動規制材30bを左右外方に押し広げるような力に強いもの(左右方向の剛性が強いもの)にできる。正面視倒立L字型円管40の水平部40aを異常発生時車両支持部30aとすることができる。横方向過大移動規制材30bと異常発生時車両支持部30aを一体状に設けることができる。垂下部40bと水平部40aが接続するL字の曲がり部で、軌条20に係止状に保持して車両1の脱線を防止できる。容易かつ安価に製造できる。
または、車両本体10に固着した正面視門型円管41の左右の垂下部41b,41bをもって、横方向過大移動規制材30bとしたので、横方向過大移動規制材30bを左右外方に押し広げるような力により強いもの(より剛性の強いもの)にできる。正面視倒立L字型円管40の水平部40aを異常発生時車両支持部30aとすることができる。横方向過大移動規制材30bと異常発生時車両支持部30aを一体状に設けることができる。垂下部41bと水平部41aが接続するL字状の曲がり部で、軌条20に係止状に保持して車両1の脱線を防止できる。容易かつ安価に製造できる。
また、横方向過大移動規制材30bは、車両本体10の前後左右の4箇所に配設されているので、前後左右の4箇所で脱線を防止できる。車輪11や車輪保持部が破壊しても確実に軌条20に接触して車両1の横転や脱落を防止できる。横方向過大移動規制材30bをバンパー部材として兼用できる。
また、横方向過大移動規制材30bは、軌条20に接近した異物を除く異物除去部材を兼用しているので、車両本体10の異物との接触や車輪11への異物の巻き込みを防止できる。車両本体10の下部10cへの異物の侵入を防止できる。
また、車両1が動物の形をした遊戯用車両であって、横方向過大移動規制材30bがその動物の脚部50の形状に形成し、又は脚部50を描いた部材を付設したので、美観を損なわずに安全性を向上できる。遊戯車両としての外観的魅力をより高めながらも、安全性を向上できる。既設の車両1に違和感を与えず(美観を損ねず)横方向過大移動規制材30bを付設できる。
1 車両
2 軌道
10 車両本体
20 軌条
20b 外側面
20e 内側面
30b 横方向過大移動規制材(横方向規制材)
40 倒立L字型円管
40b 垂下部
41 門型円管
41b 垂下部
50 脚部
2 軌道
10 車両本体
20 軌条
20b 外側面
20e 内側面
30b 横方向過大移動規制材(横方向規制材)
40 倒立L字型円管
40b 垂下部
41 門型円管
41b 垂下部
50 脚部
Claims (7)
- 車両(1)が走行する左右一対の高架状軌条(20)(20)から成る軌道(2)を備えた乗物装置に於て、
左右一対の上記軌条(20)(20)の各外側面(20b)(20b)又は各内側面(20e)(20e)に近接状に横方向過大移動規制材(30b)を車両本体(10)から垂設して、脱線を防ぐように構成したことを特徴とする乗物装置。 - 上記横方向過大移動規制材(30b)は、円管から成る請求項1記載の乗物装置。
- 上記車両本体(10)に固着した正面視倒立L字型円管(40)の垂下部(40b)をもって、上記横方向過大移動規制材(30b)とした請求項1又は2記載の乗物装置。
- 上記車両本体(10)に固着した正面視門型円管(41)の左右の垂下部(41b)(41b)をもって、上記横方向過大移動規制材(30b)とした請求項1又は2記載の乗物装置。
- 上記横方向過大移動規制材(30b)は、上記車両本体(10)の前後左右の4箇所に配設されている請求項1,2,3又は4記載の乗物装置。
- 上記横方向過大移動規制材(30b)は、上記軌条(20)に接近した異物を除く異物除去部材を兼用している請求項1,2,3,4又は5記載の乗物装置。
- 上記車両(1)が動物の形をした遊戯用車両であって、上記横方向過大移動規制材(30b)がその動物の脚部(50)の形状に形成し、又は該脚部(50)を描いた部材を付設した請求項1,2,3,4,5又は6記載の乗物装置。
Priority Applications (1)
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