JP2006168673A - 浮き上がり防止装置 - Google Patents

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慶二 西
Teruyuki Saimei
輝之 西明
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Abstract

【課題】 走行レール上を走行する移動体の浮き上がりを防止する装置をコンパクトな構造で構成し、かつ走行レールまたは浮き上がり防止装置の損傷を回避する。
【解決手段】 爪部材11は、ピン12により、移動体100に対して回転可能に取り付けられている。爪部材11は、ゴム部材13により、その接触面が走行レール110の顎部111の底面に対して所定のクリアランスを有するように保持されている。移動体100が傾くようにしてその端部が浮き上がろうとすると、その傾きに応じてゴム部材13が変形し、爪部材11の接触面は、走行レール110の顎部111の底面の面接触する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、走行レール上を走行する移動体の浮き上がりを防止する装置に係わる。
従来より、製品や部品等を搬送するために、予め敷設されている走行レールに沿って移動体(例えば、台車)を走行させるシステムが知られている。ところが、このようなシステムにおいて、例えば走行している移動体が急停車等すると、その移動体の後部が走行レールから浮き上がり、脱線等が発生するおそれがある。このため、従来より、上述の移動体の浮き上がりを防止する装置が提案されている。
特許文献1に記載の浮き上がり防止装置は、図5(a)に示すように、移動体100が走行レール110上を走行する際に、その走行レール110の顎部の底面に当接し得る爪101を含んで構成されている。浮き上がり防止装置としての爪101は、図5(b)に示すように、例えば、移動体100の前方端部および後方端部に設けられる。そして、移動体100が急停車するなどしてその端部が浮き上がろうとすると、爪101が走行レール110の顎部に接触し、移動体100の浮き上がりが防止される。
特許文献2に記載の浮き上がり防止装置は、図6に示すように、ころがり軸受102を備えている。ころがり軸受102は、図5(a)に示した爪101の代わりに設けられている。すなわち、移動体100の端部が浮き上がろうとすると、ころがり軸受102が走行レール110の顎部に接触し、移動体100の浮き上がりが防止される。
実開昭54−167906号公報(図2) 実公昭56−17236号公報(図4)
しかし、特許文献1に記載の浮き上がり防止装置においては、爪101が移動体100の本体に対して固定的に取り付けられている。このため、図7(a)に示すようにして移動体100の一方の端部が浮き上がろうとすると、爪101が走行レール110に接触する際には、図7(b)に示すように、爪101が傾斜した状態で走行レール110の顎部に接触することとなる。このため、爪101と走行レール110とは、面接触ではなく、線接触しながら擦動することとなり、接触部分に高い圧力が加わってしまう。この結果、走行レール110の顎部あるいは爪101が削れたり破損するおそれがある。
特許文献2に記載の浮き上がり防止装置においては、走行レール110またはころがり軸受102の削れあるいは破損が起こることはない。しかし、この構成では、走行レール110の顎部に軸受機構を収容するためのスペースが必要であり、レイアウトをコンパクトにすることは困難である。
本発明の目的は、走行レール上を走行する移動体の浮き上がりを防止する装置をコンパクトな構造で構成し、かつ走行レールまたは浮き上がり防止装置自体の損傷または破損を回避することである。
本発明に係る浮き上がり防止装置は、走行レール上を走行する移動体の浮き上がりを防止する装置であって、上記走行レールの顎部の底面に対向する接触面を有し上記移動体に対して回転可能に取り付けられた爪部材と、上記爪部材の接触面と上記走行レールの顎部の底面との間で所定のクリアランスが確保されるように上記爪部材の姿勢を保持する弾性部材、を有する。
この構成によれば、爪部材が移動体に対して回転可能に取り付けられているので、移動体の前端部または後端部が浮き上がろうとすると、その移動体の傾きに応じて弾性部材が変形し、爪部材は、その接触面が上記走行レールの顎部の底面と面接触する。
上記弾性部材は、例えば、ゴム部材またはスプリングである。ゴム部材を使用すれば、簡易な構造が可能であるため低コスト化が容易であり、また、スプリングで構成すれば、耐久性の向上等が図れる。
上記浮き上がり防止装置において、上記爪部材の接触面に摩擦係数の低い低摩擦材を有するようにしてもよい。この構成によれば、爪部材と走行レールの顎部との接触に際して損傷等がさらに抑えられる。
移動体の前端部または後端部が浮き上がろうとすると、爪部材の接触面が走行レールの顎部の底面と面接触するので、接触圧が小さくなるので、それらの損傷、破損、削れ等が回避される。
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明をする。なお、以下の説明では、予め敷設されている走行レール上を移動体(例えば、台車)を走行させるシステムを前提とする。
図1(a)は、本発明の実施形態の浮き上がり防止装置の構成を示す図である。なお、図1(a)は、浮き上がり防止装置1が取り付けられた移動体100をその走行方向の前方(または、後方)から見た図である。すなわち、図1(a)において、走行レール110は、紙面に対して垂直に伸びるように敷設されている。
浮き上がり防止装置1は、特に限定されるものではないが、例えば、移動体100の前方端部の近傍および後方端部の近傍の双方に設けられる。そして、各浮き上がり防止装置1は、一対の爪部材11を備えている。
一対の爪部材11は、図1(b)に示すように、走行レール110を挟むようにして移動体100に取り付けられている。ここで、走行レール110は、その上部において左右方向に突出する顎部111を有している。一方、爪部材11は、それぞれ、走行レール110の顎部111の底面に対向する接触面を有する。そして、一対の爪部材11は、各爪部材11の接触面と走行レール110の顎部111の底面との間で所定のクリアランスが保持されるように移動体100に取り付けられている。
図2(a)および図2(b)は、実施形態の浮き上がり防止装置の取付け構成を説明する図である。なお、図2(a)および図2(b)は、移動体100およびその移動体10に取り付けられている浮き上がり防止装置1を側面方向から見た図である。
爪部材11は、ピン12を利用して移動体100に対して回転可能に取り付けられている。すなわち、爪部材11は貫通孔を有しており、ピン12をその爪部材11の貫通孔を貫通させて移動体100に固定することにより、爪部材11は、ピン支持構造で移動体100に対して回転可能に取り付けられる。
このとき、爪部材11は、ゴム部材(弾性部材)13を利用して、爪部材11の接触面と走行レール110の顎部111の底面との間で所定のクリアランスが確保されるように移動体100に保持される。すなわち、ゴム部材13が移動体100に固定され、爪部材11は、そのゴム部材13に固定される。これらの間の固定は、例えば、接着剤等を利用するようにしてもよい。このような構成とすることにより、爪部材11は、ゴム部材13の弾性変形の範囲内で、移動体100に対して回転することができる。
図3(a)および図3(b)は、浮き上がり防止装置1の動作を説明する図である。なお、図3(a)および図3(b)に示す例では、移動体100が紙面上の左方向に向かって走行しているものとする。
図3(a)に示す例は、移動体100が例えば急停車するなどして、移動体100の後部(図3(a)においては、右側)が浮き上がろうとしている状態を示している。この場合、移動体100に取り付けられている爪部材11も移動体100の本体といっしょに浮き上がっていく。そして、爪部材11の接触面が走行レール110の顎部111の底面に接触し、さらに爪部材11が浮き上がろうとすると、ゴム部材13が変形を始める。この例では、まず、爪部材11の接触面の右端部が顎部111の底面に接触することとなる。そうすると、爪部材11の右端部は、それ以上浮き上がることはできないので、それ以降は、ゴム部材13の左端側が圧縮変形されるようにして爪部材11の左端側が上昇していく。この結果、爪部材11の接触面全体が、走行レール110の顎部111の底面に接触することとなる。
図3(b)に示す例は、急加速または急発進等により移動体100の前部(図3(a)においては、左側)が浮き上がろうとしている状態を示している。この場合は、ゴム部材13の右端側が圧縮変形されることにより、爪部材11の接触面全体が走行レール110の顎部111の底面に接触する。
このように、急停車等により移動体100の後部(図3(a)においては、右側)が浮き上がろうとすると、ゴム部材13の弾性変形によって、爪部材11の接触面全体が走行レール110の顎部111の底面に面接触することにより移動体100の浮き上がりが防止される。このとき、爪部材11の接触面と走行レール110の顎部111の底面とは大きな面積で面接触するので、接触面圧が抑えられ、走行レール110または爪部材11の損傷、破損、削れ、あるいは擦動による騒音を防ぐことができる。また、実施形態の浮き上がり防止装置1は、特許文献2に記載のような軸受構造を必要としないので、コンパクトなレイアウトが可能となる。
なお、上述した実施例では、弾性部材としてゴム部材13を使用する構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図4(a)に示すように、ゴム部材13の代わりに一対のスプリング14を使用するようにしてもよい。スプリングは、一般には、ゴム材と比較して耐久性が高く、また、バネ定数に基づく計算によって所望の弾性力または押付け力を得ることが容易である。
また、上述の浮き上がり防止装置1において、図4(b)に示すように、爪部材11の接触面に摩擦係数の低い低摩擦材(例えば、ナイロン樹脂など)15を設けるようにしてもよい。このような構成とれば、走行レール110または爪部材11の損傷、破損、削れあるいは騒音がさらに起こりにくくなる。
本発明の実施形態の浮き上がり防止装置の構成を示す図である。 実施形態の浮き上がり防止装置の取付け構成を説明する図である。 実施形態の浮き上がり防止装置の動作を説明する図である。 本発明に係る浮き上がり防止装置の変形例を示す図である。 従来の浮き上がり防止装置の一例を示す図である。 従来の浮き上がり防止装置の他の例を示す図である。 特許文献1に記載の浮き上がり防止装置の問題点を説明する図である。
符号の説明
1 浮き上がり防止装置
11 爪部材
12 ピン
13 ゴム部材
14 スプリング
15 ナイロン樹脂
100 移動体
110 走行レール
111 顎部


Claims (4)

  1. 走行レール上を走行する移動体の浮き上がりを防止する装置であって、
    上記走行レールの顎部の底面に対向する接触面を有し、上記移動体に対して回転可能に取り付けられた爪部材と、
    上記爪部材の接触面と上記走行レールの顎部の底面との間で所定のクリアランスが確保されるように上記爪部材の姿勢を保持する弾性部材、
    を有する浮き上がり防止装置。
  2. 上記弾性部材がゴム部材である
    ことを特徴とする請求項1に記載の浮き上がり防止装置。
  3. 上記弾性部材がスプリングである
    ことを特徴とする請求項1に記載の浮き上がり防止装置。
  4. 上記爪部材の接触面に摩擦係数の低い低摩擦材を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の浮き上がり防止装置。


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