JP2006044242A - 液体移送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧電アクチュエータの圧電層及び振動板を効率よく変形させることが可能なインクジェットヘッドを提供すること。
【解決手段】 圧電アクチュエータ3は、複数の圧力室14に夫々対応する複数の個別電極32、及び、これら複数の個別電極32に対向する振動板30と、複数の個別電極32と振動板30との間に挟まれて、複数の圧力室14に跨って連続的に形成された圧電層31とを有し、圧力室14が形成され且つ個別電極32と重ならない領域に、この領域における圧電アクチュエータ3の剛性を低下させる絶縁材料層34(剛性低下部)が設けられている
【選択図】 図4

Description

本発明は、記録媒体に対してインクを吐出して記録するインクジェットヘッドに代表される液体移送装置に関する。
従来から、圧電層に電界を作用させることによりこの圧電層を変形させる圧電アクチュエータを有し、この圧電アクチュエータにより圧力室内のインクに圧力を付加してインクを吐出するインクジェットヘッドが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のインクジェットヘッドの圧電アクチュエータは、下部電極(共通電極)を兼ねる振動板と、この振動板の表面に形成されたチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等からなる圧電層と、この圧電層の表面に複数の圧力室に夫々対応して形成された複数の上部電極(個別電極)とを有するユニモルフ型の圧電アクチュエータである。この圧電アクチュエータにおいて、複数の上部電極に対して選択的に駆動電圧が供給されたときには、両電極間に挟まれた圧電層の部分(駆動部)に対してその厚み方向に電界が作用して伸縮し、この駆動部の伸縮変形に伴って圧力室と対向する領域の圧電層及び振動板が変形して、圧力室内のインクに圧力が印加される。ここで、圧電層は、振動板の表面に、ゾルゲル法、反応性スパッタリング法、蒸着法等により、複数の圧力室に跨って連続的に形成され、複数の圧力室に夫々対応する圧電層が一括して形成されるようになっている。また、圧電層に電界を作用させる上部電極は圧力室よりも小さく形成されて、駆動部が圧力室よりも小さな形状になっており、駆動部に電界が作用して伸縮したときに、この駆動部の伸縮変形に伴って駆動部の周辺の部分をも変形させることにより、圧力室に対向する領域全体の圧電層及び振動板を変形させるようになっている。
特開平11−334087号公報(図3参照)
しかし、圧電層が複数の圧力室に跨って同じ厚さで連続的に形成されていると、圧力室に対向する領域(特に、駆動部の周辺の領域)における圧電アクチュエータの剛性が高く、圧力室に対向する領域全体の圧電層及び振動板が変形しにくくなるため、圧電アクチュエータの変形効率が低下する。そのために、圧力室内のインクに圧力を付加するためには個別電極に高い電圧を印加する必要があり、インクを吐出する際の消費電力が高くなる。
本発明の目的は、圧電アクチュエータの圧電層及び振動板を効率よく変形させることが可能な液体移送装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
第1の発明の液体移送装置は、液体流出口に連通する複数の圧力室が平面上に配置された流路ユニットと、複数の圧力室の容積を選択的に変化させる圧電アクチュエータとを備え、前記圧電アクチュエータは、前記複数の圧力室に夫々対応する複数の個別電極、及び、これら複数の個別電極に対向する共通電極と、前記複数の個別電極と前記共通電極との間に挟まれた圧電層とを有し、前記平面に直交する方向から見て、少なくとも前記圧力室が形成され且つ前記個別電極と重ならない領域に、前記圧電アクチュエータの剛性を低下させる剛性低下部が設けられていることを特徴とするものである。
この液体移送装置において、圧電アクチュエータの複数の個別電極に選択的に駆動電圧が供給されたときには、その個別電極と共通電極とに挟まれた圧電層の部分(以下、駆動部という)に電界が作用してこの駆動部が伸長又は収縮する。すると、この駆動部の伸縮変形に伴って圧力室に対向する領域全体の圧電層及び振動板が変形し、圧力室の容積が変化して圧力室内のインクが加圧され、圧力室に連通する液体流出口からインクが吐出される。
ここで、圧力室が配置された平面に直交する方向から見て、圧力室が形成され且つ個別電極と重ならない領域(つまり、駆動部の周辺の領域)には剛性低下部が設けられており、この剛性低下部により駆動部の周辺の領域の圧電アクチュエータの剛性が部分的に低下しているため、駆動部の圧電層が伸縮変形したときに、この変形に伴って圧力室に対向する領域の圧電層及び振動板が変形しやすくなり、圧電アクチュエータを低い電圧で効率よく変形させることが可能になる。
第2の発明の液体移送装置は、前記第1の発明において、前記圧電層は、複数の圧力室に跨って形成されていることを特徴とするものである。
従って、圧電層を複数の圧力室に対応する1つの層として形成することができるため、容易に形成することができる。
第3の発明の液体移送装置は、前記第1又は第2の発明において、前記圧電アクチュエータは、その表面に前記複数の個別電極又は前記共通電極が形成され、あるいは、それ自身が前記共通電極である振動板を有し、この振動板と前記圧電層の間に前記剛性低下部が設けられていることを特徴とするものである。
従って、剛性低下部が設けられている駆動部の周囲の領域では、振動板と圧電層が直接密着しない状態となり、この部分においては振動板と圧電層が一体的な層としてではなく、別々の2つの層として存在することになる。ここで、板材の曲げ剛性は板厚の3乗に比例するため、振動板と圧電層が一体的な層を構成している場合に比べて、駆動部の周辺の領域の圧電アクチュエータの剛性が低下し、圧力室と対向する領域の圧電層及び振動板が変形しやすくなる。
第4の発明の液体移送装置は、前記第3の発明において、前記剛性低下部は、前記振動板と前記圧電層の間に形成された空隙であることを特徴とするものである。
従って、空隙が形成されている駆動部の周辺の領域では振動板と圧電層が離間した状態となるため、その領域の圧電アクチュエータの剛性が低下し、圧力室と対向する領域全体の圧電層及び振動板が変形しやすくなる。また、空隙が設けられた領域の圧電層には電界が作用しなくなるため、個別電極や個別電極に駆動電圧を供給する配線部等と共通電極との間に不必要な静電容量が生じるのを防止することができる。
第5の発明の液体移送装置は、前記第4の発明において、前記空隙は、前記振動板に形成された凹部と前記圧電層の面とによって区画されていることを特徴とするものである。
従って、振動板に形成された凹部の大きさによって、剛性低下部となる空隙の体積が決定されることから、剛性低下部における剛性の大きさの設定を容易に行うことができる。
第6の発明の液体移送装置は、前記第3の発明において、前記剛性低下部は、前記振動板と前記圧電層の間に介装され、その弾性率が前記振動板と前記圧電層の両方の弾性率よりも低い低弾性材であることを特徴とするものである。
従って、低弾性材が設けられている駆動部の周辺の領域では振動板と圧電層が直接密着しない状態となるため、その領域の圧電アクチュエータの剛性が低下し、圧力室と対向する領域全体の圧電層及び振動板が変形しやすくなる。
前記第7の発明の液体移送装置は、前記第3の発明において、前記振動板に形成された凹部と前記圧電層の面とによって区画された空隙に、その弾性率が前記振動板と前記圧電層の両方の弾性率よりも低い低弾性材を充填して形成されることを特徴とするものである。従って、空隙に低弾性材を充填することでその体積を変化させないように維持することができ、信頼性を向上されることができる。
第8の発明の液体移送装置は、前記第6又は第7の発明において、前記低弾性材は、絶縁材料であることを特徴とするものである。
このように、低弾性材が絶縁材料である場合には、低弾性材が設けられた領域の圧電層に電界が作用しなくなるため、個別電極や個別電極に駆動電圧を供給する配線部等と共通電極との間に不必要な静電容量が生じるのを防止することができる。
第9の発明の液体移送装置は、前記第3〜第8の何れかの発明において、前記剛性低下部は、前記平面に直交する方向から見て前記圧力室が形成されていない領域まで跨って形成されており、前記平面に直交する方向から見て、前記剛性低下部と重なる領域に、前記複数の個別電極とこれら複数の個別電極に駆動電圧を供給する配線部材とを、電気的に接続する為の接点部が形成されていることを特徴とするものである。
このように、剛性低下部が設けられた領域に接点部が形成されているため、接点部にフレキシブルプリント配線板等の配線部材を押しつけて配線部材と接点部とを電気的に接続する際に、剛性低下部により圧電層の応力集中が緩和されるため、圧電層が損傷するのを極力防止できる。
第10の発明の液体移送装置は、前記第1〜第9の何れかの発明において、前記平面に直交する方向から見て、前記個別電極が前記剛性低下部と部分的に重なっていることを特徴とするものである。
従って、個別電極のパターンが圧力室に対して多少位置ずれして形成された場合でも、個別電極と共通電極に挟まれる駆動部の位置が圧力室に対してずれてしまうのを極力防止できるため、複数のノズルからの噴射速度がばらつかず、噴射速度をほぼ一定に保つことができる。
第11の発明の液体移送装置は、前記第2〜第10の何れかの発明において、前記圧電層は、エアロゾルデポジション法又はスパッタ法により形成されることを特徴とするものである。
従って、振動板の表面に剛性低下部が設けられているために、振動板の表面が凹凸状に形成されている場合でも、超微粒子材料を高速で衝突させて堆積させるエアロゾルデポジション法、又は、原子や分子を基板に堆積させるスパッタ法により圧電層が振動板の表面に密着した状態で形成される。
第12の発明の液体移送装置は、前記第1の発明において、前記圧電層と前記振動板とが部分的に接着剤で接着され、前記接着剤で接着されていない前記圧電層および前記振動板の箇所が前記剛性低下部として機能することを特徴とするものである。これによれば、圧電層と振動板に加工を施すことなく簡易に剛性低下部を形成することができるため、製造コストを低減させることが可能となる。
本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、インクジェットヘッドに用いられる圧電アクチュエータに本発明を適用した一例である。
図1に示すように、インクジェットヘッド1は、内部にインク流路が形成された流路ユニット2と、この流路ユニット2の上面に積層された圧電アクチュエータ3とを備えている。
まず、流路ユニット2について説明する。図2は、図1のインクジェットヘッド1の右半分の概略平面図である。また、図3は図2の一部拡大図、図4は図3のIV-IV線断面図、図5は図3のV-V線断面図である。図2〜図4に示すように、流路ユニット2はキャビティプレート10、ベースプレート11、マニホールドプレート12、及びノズルプレート13を備えており、これら4枚のプレート10〜13が積層状態で接着されている。このうち、キャビティプレート10、ベースプレート11及びマニホールドプレート12は略矩形のステンレス鋼製の板である。そのため、これら3枚のプレート10〜12に、後述するマニホールド17や圧力室14等のインク流路をエッチングにより容易に形成することができるようになっている。また、ノズルプレート13は、例えば、ポリイミド等の高分子合成樹脂材料により形成され、マニホールドプレート12の下面に接着される。あるいは、このノズルプレート13も、3枚のプレート10〜12と同様にステンレス鋼等の金属材料で形成されていてもよい。
図2に示すように、キャビティプレート10には、平面に沿って配列された複数の圧力室14が形成されている。これら複数の圧力室14は、流路ユニット2の表面(後述する振動板30が接合されるキャビティプレート10の上面)において開口している。尚、図2には、複数の圧力室14のうちの一部(8つ)が示されている。各圧力室14は、平面視で略楕円形状に形成されており、その長軸方向がキャビティプレート10の長手方向に平行になるように配置されている。
ベースプレート11の平面視で圧力室14の長軸方向両端部に重なる位置には、夫々連通孔15,16が形成されている。また、マニホールドプレート12には、マニホールドプレートの短手方向(図2の上下方向)に2列に延び、平面視で圧力室14の図2における右半分と重なるマニホールド17が形成されている。このマニホールド17には、キャビティプレート10に形成されたインク供給口18を介してインクタンク(図示省略)からインクが供給される。また、平面視で圧力室14の図2における左端部と重なる位置には、連通孔19も形成されている。さらに、ノズルプレート13には、平面視で複数の圧力室14の左端部に重なる位置に、液体流出口を構成する複数のノズル20が夫々形成されている。ノズル20は、例えば、ポリイミド等の高分子合成樹脂の基板にエキシマレーザー加工を施すことにより形成される。
そして、図4に示すように、マニホールド17は連通孔15を介して圧力室14に連通し、さらに、圧力室14は、連通孔16,19を介してノズル20に連通している。このように、流路ユニット2内には、マニホールド17から圧力室14を経てノズル20に至る個別インク流路が形成されている。
次に、圧電アクチュエータ3について説明する。図1〜図5に示すように、圧電アクチュエータ3は、流路ユニット2の表面に配置された導電性を有する振動板30と、この振動板30の表面に複数の圧力室14に跨って連続的に形成された圧電層31と、この圧電層31の表面に複数の圧力室14に夫々対応して形成された複数の個別電極32とを備えている。そして、この圧電アクチュエータ3は、複数の圧力室14の容積を選択的に変化させることにより圧力室14内のインクに圧力を付加する。
振動板30は、平面視で略矩形状のステンレス鋼製の板であり、複数の圧力室14の開口を塞ぐ状態でキャビティプレート10の上面に積層された状態で接合されている。また、この振動板30は、複数の個別電極32に対向して個別電極32と振動板30との間の圧電層31に電界を作用させる共通電極を兼ねている。ここで、振動板30が比較的弾性率の高いステンレス鋼で形成されているため、後述するようにインクの吐出動作の際に圧電層31が変形したときに、振動板30の剛性の高さによって、圧電アクチュエータ3の応答性が高くなる。また、この振動板30は、同じくステンレス鋼で形成されたキャビティプレート10の表面に接合される。そのため、振動板30とキャビティプレート10の熱膨張係数が等しくなり、両者の接合強度が向上する。さらに、流路ユニット2内のインクは、インクに対する耐食性に優れるステンレス鋼で形成された振動板30と流路ユニット2に接触する。そのため、どのようなインクを選択しても流路ユニット2内あるいは振動板30に局部電池が形成される虞がなく、インクの選択が腐食面で制約されることがないため、インク選択の自由度が大きくなる。
振動板30の表面には、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との固溶体であり強誘電体であるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を主成分とする圧電層31が形成されている。この圧電層31は、複数の圧力室14に跨って隙間なく連続的に形成されている。そのため、圧電層31を全ての圧力室14に対して一度に形成することができ、圧電層31の形成が容易になる。ここで、圧電層31は、例えば、超微粒子材料を高速で衝突させて堆積させるエアロゾルデポジション法(AD法)を用いて形成できる。その他、ゾルゲル法、スパッタ法、水熱合成法、あるいは、CVD(化学蒸着)法を用いることもできる。さらに、PZTのグリーンシートを焼成することにより得られた圧電シートを振動板30の表面に貼り付けて圧電層31を形成することもできる。また、図3〜図5に示すように、平面視で、圧力室14が形成され且つ個別電極32と重ならない領域、すなわち、圧力室14が形成され且つ個別電極32の近傍の領域において、振動板30と圧電層31との間には絶縁材料層34が形成されている。この絶縁材料層34については後ほど詳述する。
圧電層31の表面には、圧力室14よりも一回り小さい楕円形の平面形状を有する複数の個別電極32が形成されている。これら個別電極32は、平面視で対応する圧力室14の中央部に重なる位置に夫々形成されている。また、個別電極32は金などの導電性材料からなる。さらに、圧電層31の表面において、複数の個別電極32の一端部(図2における右端部)からは、夫々、個別電極32の長軸方向に平行に複数の配線部35が延びており、これら複数の配線部35の端部には夫々端子部36が形成されている。尚、前述したように、圧電層31は、複数の圧力室14に跨って連続的に形成されているため、この圧電層31の表面に導電性ペーストを印刷するなどして、複数の個別電極32及びこれら複数の個別電極32に夫々接続された複数の配線部35を一度に形成することが可能になる。複数の個別電極32に夫々対応する複数の端子部36には、複数の個別電極32に対して選択的に駆動電圧を供給するドライバIC37が電気的に接続され、ドライバIC37は図示しない絶縁材料層を介して振動板30の表面に配置されている。さらに、振動板30上には、複数の接続端子40も形成されており、ドライバIC37とこのドライバIC37を制御する制御装置(図示省略)とが接続端子40を介して接続されている。
次に、インク吐出時における圧電アクチュエータ3の作用について説明する。
ドライバIC37に複数の配線部35を介して夫々接続された複数の個別電極32に対して、ドライバIC37から選択的に駆動電圧が供給されると、駆動電圧が供給された圧電層31上側の個別電極32とグランド電位に保持されている圧電層31下側の共通電極としての振動板30の電位が異なる状態となり、個別電極32と振動板30の間に挟まれた圧電層31の部分(駆動部31a)に上下方向の電界が生じる。すると、圧電層31のうち、駆動電圧が印加された個別電極32の直下の駆動部31aが分極方向である上下方向と直交する水平方向に縮む。そして、駆動部31aの収縮に伴って周辺部31bも変形し、図5の鎖線で示すように、圧力室14に対向する領域の圧電層31及び振動板30が圧力室14側に凸となるように変形する。すると、圧力室14内の容積が減少するためにインク圧力が上昇し、圧力室14に連通するノズル20からインクが吐出される。
ところで、駆動部31aの収縮に伴って、電界が作用しない周辺部31b及びこの周辺部31bに対応する振動板30の部分も変形するが、圧電層31は複数の圧力室14に跨って隙間なく同じ厚さで形成されている場合には、駆動部31aの周囲の領域における圧電アクチュエータ3の剛性が高く、圧力室14に対向する圧電層31及び振動板30が変形しにくい。そこで、本実施形態の圧電アクチュエータ3においては、平面視で、圧力室14が形成され且つ個別電極32と重ならない領域において、振動板30と圧電層31との間には個別電極32を囲うように絶縁材料層34(剛性低下部)が形成されている。この絶縁材料層34は、その弾性率が振動板30と圧電層31の両方の弾性率よりも低い(例えば、弾性率が振動板30の1/20、圧電層31の1/10程度)、ポリイミド等の合成樹脂からなる。尚、この絶縁材料層34は、スクリーン印刷等により振動板30の表面に一度に形成することができる。
このように、振動板30と圧電層31の周辺部31bとの間に、振動板30及び圧電層31よりも弾性率が低い絶縁材料層34が設けられおり、この領域において振動板30と圧電層31とが直接密着しない状態となっている。そのため、この絶縁材料層34が設けられた領域においては振動板30と圧電層31が一体的な層としてではなく、別々の2つの層として存在することになる。ここで、板材の曲げ剛性は板厚の3乗に比例するため、振動板30と圧電層31が一体的な層を構成している場合に比べて、駆動部31aの周辺の領域の圧電アクチュエータ3の剛性が低下する。従って、駆動部31aが伸縮変形したときに圧力室14に対向する領域の圧電層31及び振動板30が変形しやすくなり、低い電圧で効率よく変形させることができる。
尚、前述したように、圧電層31は、AD法やゾルゲル法、スパッタ法、水熱合成法、CVD法、あるいは、圧電シートを貼り付ける方法など種々の方法により形成することが可能であるが、振動板30の表面に絶縁材料層34が形成された状態では、振動板30の表面が凹凸状になっている。そのため、圧電層31を振動板30の表面に密着させるためには、超微粒子材料を高速で衝突させて堆積させることにより、層を形成することが可能なAD法により圧電層31を形成することが最も好ましい。また、ターゲットに不活性ガスを衝突させて、このターゲットからはじき出された原子・分子を堆積させることにより層を形成することが可能なスパッタ法により圧電層31を形成することも好ましい。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]図6に示すように、個別電極32Aが絶縁材料層34と部分的に重なって形成されていてもよい。この場合には、個別電極32Aのパターンが、圧電層31の表面において複数の圧力室14に対して多少位置ずれして形成された場合でも、個別電極32と振動板30に挟まれる圧電層31の駆動部31aの圧力室14に対する位置がずれてしまうのを防止できる。
2]図7に示すように、絶縁材料層34Bが、配線部35の下方の、圧力室14が形成されていない領域まで跨って形成されていてもよい。この場合には、個別電極32に駆動電圧が供給されるときに、この個別電極32に接続された配線部35と振動板30との間に静電容量が生じるのを防止することができる。また、この絶縁材料層34Bは、上述した、ドライバIC37(図2参照)と振動板30との間に介在する絶縁材料層(図示せず)と連続して形成されていてもよい。
さらに、図8に示すように、複数の個別電極32とドライバIC37(図2参照)とをフレキシブルプリント配線板(Flexible Printed Circuit:FPC)等の配線部材50を介して接続することもできる。この場合、絶縁材料層34Bと重なる領域に配置された配線部35に、個別電極32と配線部材50と電気的に接続するバンプ45(接点部)が形成されていると、バンプ45に配線部材50を押しつけて配線部材50とバンプ45とを電気的に接続する際に、剛性の低い絶縁材料層34Bにより圧電層31の応力集中が緩和されるため、圧電層31が損傷してしまうのを極力防止できる。
3]絶縁材料層は、個別電極の周囲を囲うように形成されている必要は必ずしもなく、例えば、図9に示すように、個別電極32の両側の領域に、夫々個別電極32の長軸方向に延びる2つの絶縁材料層34Cが形成されていてもよい。
4]前記実施形態及びその変更形態における絶縁材料層34,34B,34Cの代わりに、振動板30と圧電層31の間に空隙が形成されていてもよい。例えば、図10、図11に示すように、平面視で、圧力室14が形成され且つ個別電極32と重ならない領域において、振動板30と圧電層31との間には個別電極32を囲うように空隙51が形成されていてもよい。ここで、振動板30と圧電層31との間に空隙51を形成するには、例えば、空隙51が形成される振動板30上の領域にレジストを塗布し、その表面に圧電層31を形成した後に、溶剤によりレジストを溶解させる方法などを採用できる。そして、空隙51が形成されている駆動部31aの周辺の領域では振動板30と圧電層31が離間した状態となるため、駆動部31aの周辺の領域の圧電アクチュエータの剛性が低下し、圧力室14に対向する圧電層31及び振動板30が変形しやすくなる。さらに、空隙51が設けられた領域の圧電層31には電界が作用しなくなるため、個別電極32や個別電極32に接続された配線部35と振動板30との間に不必要な静電容量が生じるのを防止することもできる。
5]前記実施形態では、個別電極32は、平面視で圧力室14が形成された領域の中央部に形成されているが、例えば、図12〜図14に示すように、個別電極32Dが圧力室14が形成された領域の縁部に楕円環状に形成され、この個別電極32Dの内側の領域に絶縁材料層又は空隙からなる楕円形の剛性低下部52が形成されていてもよい。この場合でも、圧力室14が形成された領域の中央部の、剛性低下部52が形成された領域における、圧電アクチュエータの剛性が低下するため、圧力室14に対向する圧電層31及び振動板30が変形しやすくなる。
6]前記実施形態では、導電性を有する振動板30が共通電極を兼ねているが、ガラス材料等の非導電性の振動板の表面に共通電極が形成されていてもよい。さらには、振動板の上側に複数の個別電極が形成され、逆に共通電極が圧電層の表面に形成されていてもよい。但し、導電性の振動板の上側に複数の個別電極が形成される場合には、振動板と個別電極との間に、複数の個別電極間を絶縁する絶縁層が介装されている必要がある。
7〕前記実施形態では、絶縁材料層34が振動板30と圧電層31の周辺部31bとの間に設けられているが、図15に示すように、絶縁材料層34Dが、配線部の下方を除く圧力室14が形成されていない領域まで跨って形成されていてもよい。さらに、絶縁材料層34Dは、配線部の下方の領域を含む圧力室14が形成されていない領域まで跨って形成されていてもよい。
8〕また、図16に示すように、振動板30Bに凹部を形成して、その凹部により振動板30Bと圧電層31との間に空隙51Bを形成してもよい。この凹部は、振動板30Bの表面に凹部に対応した開口を有するレジスト層をパターニングし、エッチング液に浸すことによって容易に形成することができる。従って、エッチング液の浸水時間を調整することにより、形成される凹部の大きさを調整できるため、圧電アクチュエータの剛性を所望の大きさに容易に設定することができる。例えば、振動板30Bが20〜30μmである場合、凹部の深さは8〜10μm程度に設定することができる。また、空隙51Bに、弾性率が振動板30Bと圧電層31の弾性率よりも低い絶縁材料を充填してもよい。
9〕また、図17に示すように、圧電層31Bが、振動板30の表面上で途切れていてもよい。例えば、一つの圧力室14の上の圧電層31Bと隣の圧力室14の上の圧電層31Bとの間に、振動板30を外部に露呈するような溝31cが形成されていてもよい。例えば、圧電層31Bの厚みが10μm程度である場合、溝31cの幅は20μm程度に設定することができる。溝31cは、レーザカットにより形成することが好ましいが、これに限られることはなく、例えば、振動板30の表面の溝31cを形成する箇所にレジストを堆積した状態で、レジストが堆積された以外の箇所に圧電層31Bを堆積し、その後レジストを取り除くことで、溝31cを形成してもよい。
10〕また、図18に示すように、圧電層31と振動板30とを部分的に接着剤60で接着し、接着剤60で接着されていない箇所を、剛性低下部34Eとして機能させてもよい。接着剤60は、スクリーン印刷によって振動板30の表面上にパターニングして塗付され、その上に焼成した圧電層31を載せることで、圧電層31と振動板30を部分的に接着することができる。接着剤60は例えばエポキシ系接着剤を用いることができる。非接着部に僅かな隙間が形成されるように、接着剤60の厚みは、例えば1μm程度に設定することが望ましい。
11]また、図19に示すように、剛性低下部34の端部と個別電極32の端部との振動板30の表面に沿った方向における間隔t2(平面視における剛性低下部34と個別電極32との間隔)は、圧電層31の厚みt1より小さいことが好ましい。
12]前記実施形態では、インクジェットヘッドに本発明を適用したが、これに限られることはなく、例えば、図20に示すように、液体流入口101と、液体流出口102と、ポンプ本体103とを備えるポンプ100にも適用できる。ポンプ本外103内には、流路ユニットと、圧力室の容積を変化させる圧電アクチュエータとが設けられている。圧電アクチュエータの構成は、前記実施形態と同様とすることができる。このポンプ100によって、例えば生体溶液を移送することができる。
本発明の液体移送装置によって移送可能な液体としては、上述のインク、生体溶液のほかに、薬液、配線材料としての導電性溶液、有機EL樹脂などを用いることができる。
本発明の実施形態に係るインクジェットヘッドの斜視図である。 図1におけるインクジェットヘッドの右半部の平面図である。 図2の一部拡大図である。 図3のIV-IV線断面図である。 図3のV-V線断面図である。 変更形態の図5相当図である。 別の変更形態の図4相当図である。 別の変更形態の配線部材が接続された状態の図4相当図である。 さらに別の変更形態の図3相当図である。 空隙が形成された変更形態の図4相当図である。 空隙が形成された変更形態の図5相当図である。 中央に剛性低下部が形成された変更形態の図3相当図である。 図12のXIII-XIII線断面図である。 図12のXIV-XIV線断面図である。 絶縁材料層に関する変更形態の図5相当図である。 振動板に凹部を形成した変更形態の図5相当図である。 圧電層をカットした変更形態の図5相当図である。 接着剤を用いる変更形態の図5相当図である。 剛性低下部と個別電極の間隔を示す図5相当図である。 本発明をポンプに適用した形態を示す図である。
符号の説明
1 インクジェットヘッド
2 流路ユニット
3 圧電アクチュエータ
14 圧力室
20 ノズル
30, 30B,振動板
31 圧電層
32,32A,32D 個別電極
34,34B,34C、34D 絶縁材料層
35 配線部45 バンプ
50 配線部材
51 空隙
34,52 剛性低下部
60 接着剤

Claims (12)

  1. 液体流出口に連通する複数の圧力室が平面上に配置された流路ユニットと、複数の圧力室の容積を選択的に変化させる圧電アクチュエータとを備え、
    前記圧電アクチュエータは、
    前記複数の圧力室に夫々対応する複数の個別電極、及び、これら複数の個別電極に対向する共通電極と、
    前記複数の個別電極と前記共通電極との間に挟まれた圧電層とを有し、
    前記平面に直交する方向から見て、少なくとも前記圧力室が形成され且つ前記個別電極と重ならない領域に、前記圧電アクチュエータの剛性を低下させる剛性低下部が設けられていることを特徴とする液体移送装置。
  2. 前記圧電層は、複数の圧力室に跨って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。
  3. 前記圧電アクチュエータは、その表面に前記複数の個別電極又は前記共通電極が形成され、あるいは、それ自身が前記共通電極である振動板を有し、
    この振動板と前記圧電層の間に前記剛性低下部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体移送装置。
  4. 前記剛性低下部は、前記振動板と前記圧電層の間に形成された空隙であることを特徴とする請求項3に記載の液体移送装置。
  5. 前記空隙は、前記振動板に形成された凹部と前記圧電層の面とによって区画されていることを特徴とする請求項4に記載の液体移送装置。
  6. 前記剛性低下部は、前記振動板と前記圧電層の間に介装され、その弾性率が前記振動板と前記圧電層の両方の弾性率よりも低い低弾性材であることを特徴とする請求項3に記載の液体移送装置。
  7. 前記剛性低下部は、前記振動板に形成された凹部と前記圧電層の面とによって区画された空隙に、その弾性率が前記振動板と前記圧電層の両方の弾性率よりも低い低弾性材を充填して形成されることを特徴とする請求項3に記載の液体移送装置。
  8. 前記低弾性材は、絶縁材料であることを特徴とする請求項6又は7に記載の液体移送装置。
  9. 前記剛性低下部は、前記平面に直交する方向から見て前記圧力室が形成されていない領域まで跨って形成されており、前記平面に直交する方向から見て、前記剛性低下部と重なる領域に、前記複数の個別電極とこれら複数の個別電極に駆動電圧を供給する配線部材とを、電気的に接続する為の接点部が形成されていることを特徴とする請求項3〜8の何れかに記載の液体移送装置。
  10. 前記平面に直交する方向から見て、前記個別電極が前記剛性低下部と部分的に重なっていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の液体移送装置。
  11. 前記圧電層は、エアロゾルデポジション法又はスパッタ法により形成されることを特徴とする請求項2〜10の何れかに記載の液体移送装置。
  12. 前記圧電層と前記振動板とが部分的に接着剤で接着され、前記接着剤で接着されていない前記圧電層および前記振動板の箇所が前記剛性低下部として機能することを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。
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