JP2006039428A - 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】互いに弾性の異なる第1シール部材および第2シール部材を用いて、筐体の開口部における現像剤担持体との隙間からの現像剤の漏れを確実に防止することができる現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供すること。
【解決手段】相対的に小さな弾性率および大きな厚みを有するブレード裏シール87を、ブレード取付部46およびシール配置部96に貼着し、相対的に大きな弾性率および小さな厚みを有するスポンジシール部材92を、シール配置部96のローラ対向面98上に貼着して、これらをブレードユニット40の板ばね部材57によって押圧することにより、ブレード裏シール87およびスポンジシール部材92を、互いに厚みが等しくなるように圧縮した状態で、板ばね部材57とブレード取付部46およびシール配置部96との間に挟持させる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置に関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置では、感光ドラムの表面に静電潜像が形成されて、その静電潜像に現像装置から現像剤が供給されることにより、感光ドラムの表面に現像剤像が担持される。そして、その現像剤像が用紙に転写されることによって、用紙への画像の形成が達成される。
現像装置は、感光ドラムに向けて開口した開口部を有する筐体と、この筐体内に収容されている現像剤を担持する現像剤担持体と、現像剤担持体に担持される現像剤の層厚を規制するためのブレードとを備えている。現像剤担持体は、筐体の開口部において、表面の一部が露出した状態で回転可能に支持されている。また、ブレードは、現像剤担持体の軸方向に沿って延びる薄板状に形成されており、その上端部が筐体に支持され、下端部が現像剤担持体の表面に圧接されている。そして、筐体内の現像剤は、現像剤担持体の表面上に供給され、現像剤担持体の回転に伴って、ブレードと現像剤担持体の表面との間を通過し、一定厚さの薄層となって現像剤担持体の表面上に担持される。現像剤担持体の表面に担持された現像剤は、感光ドラムの表面に接触するときに、感光ドラムの表面に形成されている静電潜像に供給される。
このような現像装置には、通常、現像剤担持体の長手方向両端部からトナーが漏れることを防止するためのシール部材が設けられている。シール部材は、現像剤担持体の長手方向両端部の近傍に配置されて、その現像剤担持体の長手方向両端部の表面に押し付けられている。たとえば、このようなシール部材を、互いに弾性の異なる上流シール部材および下流シール部材で構成し、現像剤担持体の回転方向において、上流側に弾性の大きな上流シール部材を配置し、下流側に弾性の小さな下流シール部材を配置することが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平11−73017号公報
しかし、特許文献1に記載の構成では、下流シール部材による現像剤担持体の押圧力が上流シール部材による現像剤担持体の押圧力よりも小さくなるため、下流シール部材と現像剤担持体との間から現像剤が漏れるという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、互いに弾性の異なる第1シール部材および第2シール部材を用いて、筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間からの現像剤の漏れを確実に防止することができる現像装置、この現像装置を備えるプロセスカートリッジ、および、そのような現像装置またはプロセスカートリッジを備える画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、現像装置において、長手状の開口部を有する筐体と、前記開口部において前記開口部の長手方向に沿って配置され、前記筐体に回転可能に支持される現像剤担持体と、前記筐体の開口部に配置される押圧部材と、第1の弾性率を有し、前記筐体の開口部に配置され、前記押圧部材と前記筐体との間において第1の圧縮量で圧縮された状態で挟持され、前記開口部における前記押圧部材と前記筐体との隙間からの現像剤の漏れを防止するための第1シール部材と、前記第1の弾性率よりも小さな第2の弾性率を有し、前記筐体の開口部において前記第1シール部材に隣接して配置され、前記押圧部材と前記筐体との間において前記第1の圧縮量よりも大きな第2の圧縮量で圧縮された状態で挟持され、前記開口部における前記押圧部材と前記筐体との隙間からの現像剤の漏れを防止するための第2シール部材とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、第1の弾性率が第2の弾性率よりも大きい一方、第1の圧縮率が第2の圧縮率よりも小さいので、第1シール部材が押圧部材および筐体を押圧する力と、第2シール部材が押圧部材および筐体を押圧する力との差を小さくすることができる。そのため、互いに弾性の異なる第1シール部材および第2シール部材を用いて、筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間からの現像剤の漏れを確実に防止することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1シール部材および前記第2シール部材は、前記押圧部材によって、それぞれ前記第1の圧縮量および前記第2の圧縮量で圧縮されることにより、前記筐体と前記押圧部材の対向方向において互いに同じ厚みを有していることを特徴としている。
このような構成によると、第1シール部材と第2シール部材とが同じ厚みを有するので、第1シール部材と第2シール部材との間に段差を生じることを防止でき、このような段差のために第1シール部材または第2シール部材と押圧部材または筐体との間に隙間が生じることを防止することができる。そのため、筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間からの現像剤の漏れをより確実に防止することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記押圧部材は、硬質材料からなることを特徴としている。
押圧部材の剛性が低いと、弾性率の大きな第1シール部材からの反発力によって、押圧部材と第1シール部材との間に隙間を生じるおそれがある。しかし、この構成によると、押圧部材が硬質材料からなるので、そのような押圧部材と第1シール部材との間に隙間が生じることを防止することができながら、押圧部材によって第2シール部材を確実に押圧することができる。そのため、筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間からの現像剤の漏れを一層確実に防止することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、一方側端部が前記現像剤担持体を押圧し、前記現像剤担持体に担持される現像剤の層厚を規制するためのブレードユニットを備え、前記押圧部材は、前記ブレードユニットであることを特徴としている。
このような構成によると、ブレードユニットが押圧部材を兼ねるので、部品点数を削減することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記筐体は、前記開口部に連通し、現像剤を収容する収容部と、前記開口部の長手方向両端部に位置し、前記開口部と前記収容部との連通方向に沿う方向において、前記現像剤担持体および前記押圧部材と対向するように延びる側部と、前記開口部の長手方向に直交し、かつ、前記連通方向に直交する方向の一端部において、前記開口部の長手方向に延び、前記長手方向両端部に位置する側部の間を連結する連結部とを備え、前記第1シール部材は、前記側部に配置され、前記第2シール部材は、前記連結部に配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、側部に配置されている第1シール部材は、大きな弾性を有しているので、現像剤担持体の回転に伴って、その現像剤担持体から第1シール部材が大きなトルクを受けても、第1シール部材と現像剤担持体との密着性が低下することを防止することができる。そのため、現像剤担持体の長手方向両端部からの現像剤の漏れを確実に防止することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、前記第1シール部材および前記第2シール部材は、互いに隣接する端部が前記圧縮する方向に重なって配置され、その重なり合う前記第1シール部材の端部および前記第2シール部材の端部のいずれか一方には、前記第1シール部材と前記第2シール部材との隣接方向に突出する突出部が形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、重なり合う第1シール部材の端部および第2シール部材の端部のいずれか一方に突出部が形成されているので、押圧部材で第1シール部材および第2シール部材をその重なり合う方向に押圧したときに、突出部が突出部の形成されていない端部の形状に沿って変形するか、または、突出部の形成されていない端部が突出部の形状に沿って変形することによって、第1シール部材と第2シール部材とを隙間を生じることなく接続することができる。そのため、第1シール部材と第2シール部材との接続部分からの現像剤の漏れを確実に防止することができる。
また、第1シール部材および第2シール部材の配置のときに、第1シール部材の端部と第2シール部材の端部との重なりを許容することができるので、第1シール部材および第2シール部材の配置にかかる手間を軽減することができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記第2シール部材が、前記筐体と前記第1シール部材との間に配置されることを特徴としている。
このような構成によると、弾性率の小さな第2シール部材の端部上に弾性率の大きな第1シール部材の端部を配置し、これらを押圧部材と筐体とによって押圧して挟持することにより、弾性率の小さな第2シール部材の端部を、弾性率の大きな第1シール部材の端部の形状に沿って変形させることができる。そのため、第1シール部材と第2シール部材との接続部分に隙間が生じることを確実に防止することができ、第1シール部材と第2シール部材との接続部分からの現像剤の漏れをより確実に防止することができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の発明において、前記第1シール部材および前記第2シール部材の少なくとも一方は、前記筐体との接触面および前記押圧部材との接触面の少なくとも一方に、凹部および凸部が形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、押圧部材による押圧力が凸部に集中し、その凸部における筐体または/および押圧部材との密着性を高めることができる。そのため、押圧部材と筐体との間におけるシール性を高めることができ、筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間からの現像剤の漏れをより確実に防止することができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記凹部および前記凸部は、線状に形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、凹部および凸部が延びる方向に長い領域で、第1シール部材または/および第2シール部材と筐体または/および押圧部材との密着性を高めることができる。そのため、筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間からの現像剤の漏れを一層確実に防止することができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記凹部および前記凸部は、開口部の内側と外側とを繋ぐ方向と直交する方向に延びていることを特徴としている。
このような構成によると、凹部および凸部が、開口部の内側と外側とを繋ぐ方向、すなわち、現像剤の漏れ方向と直交する方向に延びているので、現像剤の漏れをより確実に防止することができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の発明において、前記第1シール部材と前記第2シール部材との接続部分に対して前記開口部の内側から対向配置され、前記接続部分からの現像剤の漏れを防止するための堰部材を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、堰部材によって、第1シール部材と第2シール部材との接続部分に現像剤が侵入することを防止することができる。そのため、第1シール部材と第2シール部材との接続部分からの現像剤の漏れを防止することができる。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の発明において、前記現像剤は、重合性単量体を重合させることによって得られる重合トナーであることを特徴としている。
このような構成によると、流動性の良好な重合トナーが用いられても、その重合トナーの筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間からの漏れを防止することができる。
また、請求項13に記載の発明は、画像形成装置に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、請求項1ないし12のいずれかに記載の現像装置を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間からの現像剤の漏れを防止することができる現像装置を備えているので、現像装置からの現像剤の漏れを防止することができる。
また、請求項14に記載の発明は、画像形成装置において、請求項1ないし12のいずれかに記載の現像装置または請求項13に記載のプロセスカートリッジを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間からの現像剤の漏れを防止できる現像装置またはプロセスカートリッジを備えているので、現像装置またはプロセスカートリッジからの現像剤の漏れを防止することができる。
請求項1に記載の発明によれば、互いに弾性の異なる第1シール部材および第2シール部材を用いて、筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間からの現像剤の漏れを確実に防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間からの現像剤の漏れをより確実に防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間からの現像剤の漏れを一層確実に防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ブレードユニットが押圧部材を兼ねるので、部品点数を削減することができる。
請求項5に記載の発明によれば、現像剤担持体の長手方向両端部からの現像剤の漏れを確実に防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、第1シール部材と第2シール部材とを隙間を生じることなく接続することができ、第1シール部材と第2シール部材との接続部分からの現像剤の漏れを確実に防止することができる。また、第1シール部材および第2シール部材の配置にかかる手間を軽減することができる。
請求項7に記載の発明によれば、第1シール部材と第2シール部材との接続部分に隙間が生じることを確実に防止することができ、第1シール部材と第2シール部材との接続部分からの現像剤の漏れをより確実に防止することができる。
請求項8に記載の発明によれば、押圧部材と筐体との間におけるシール性を高めることができ、筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間からの現像剤の漏れをより確実に防止することができる。
請求項9に記載の発明によれば、筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間からの現像剤の漏れを一層確実に防止することができる。
請求項10に記載の発明によれば、現像剤の漏れをより確実に防止することができる。
請求項11に記載の発明によれば、第1シール部材と第2シール部材との接続部分からの現像剤の漏れを防止することができる。
請求項12に記載の発明によれば、流動性の良好な重合トナーが、筐体の開口部における押圧部材と筐体との隙間から漏れることを防止することができる。
請求項13に記載の発明によれば、筐体の開口部における現像剤担持体との隙間からの現像剤の漏れをより確実に防止することができる。
請求項13に記載の発明によれば、現像装置からの現像剤の漏れを防止することができる。
請求項14に記載の発明によれば、現像装置またはプロセスカートリッジからの現像剤の漏れを防止することができる。
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
本体ケーシング2の一方側側壁には、後述するプロセスカートリッジ18を着脱するための着脱口6が形成されており、その着脱口6を開閉するためのフロントカバー7が設けられている。このフロントカバー7は、その下端部に挿通された図示しないカバー軸に回動自在に支持されている。これによって、フロントカバー7をカバー軸を中心として閉じると、フロントカバー7によって着脱口6が閉鎖され、フロントカバー7をカバー軸を支点として開くと(傾倒させると)、着脱口6が開放され、この着脱口6から、プロセスカートリッジ18を本体ケーシング2に対して着脱させることができる。また、フロントカバー7には、操作キーやLED表示部を備える図示しない操作パネルが埋設されている。
なお、以下では、このレーザプリンタ1において、フロントカバー7が設けられる側を「前側」とし、その反対側を「後側」とする。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ8と、給紙トレイ8の前端部の上方に設けられる給紙ローラ9および給紙パッド10と、給紙ローラ9の後側に設けられるピックアップローラ11と、給紙ローラ9の前側下方において対向配置されるピンチローラ12と、給紙ローラ9の後側上方に設けられるレジストローラ13とを備えている。
給紙トレイ8の内部には、用紙3を積層状に載置可能な用紙押圧板14が備えられている。この用紙押圧板14は、後端部において揺動可能に支持されることによって、前端部が上下方向に移動可能にされている。
また、給紙トレイ8の前端部には、用紙押圧板14の前端部を上方に持ち上げるためのレバー15が設けられている。このレバー15は、用紙押圧板14の前側から下側へ回り込むように断面略L字状に形成されており、その上端部が、給紙トレイ8の前端部に設けられたレバー軸16に取り付けられ、その後端部が、用紙押圧板14の下面の前端部に当接している。これによって、レバー軸16に図中時計回りの回転駆動力が入力されると、レバー15がレバー軸16を支点として回転し、レバー15の後端部が用紙押圧板14の前端部を持ち上げる。
用紙押圧板14の前端部が持ち上げられると、用紙押圧板14上の最上位にある用紙3は、ピックアップローラ11に押圧され、そのピックアップローラ11の回転によって、給紙ローラ9と給紙パッド10との間に向けて搬送開始される。
一方、給紙トレイ8を本体ケーシング2から離脱させると、用紙押圧板14は、その自重によって、前端部が下方に移動し、給紙トレイ8の底面に沿った状態になる。この状態で、用紙押圧板14上に用紙3を積層状に載置することができる。
ピックアップローラ11によって給紙ローラ9と給紙パッド10との間に向けて送り出された用紙3は、給紙ローラ9の回転によって、給紙ローラ9と給紙パッド10との間に挟まれたときに、確実に1枚ごとに捌かれて給紙される。給紙された用紙3は、給紙ローラ9とピンチローラ12との間を通り、レジストローラ13に搬送される。
レジストローラ13は、互いに対向する1対のローラから構成され、用紙3を、レジスト後に、画像形成部5の転写位置(後述する感光ドラム28と転写ローラ30との間のニップ位置であって、感光ドラム28上のトナー像を用紙3に転写する位置)に向けて搬送する。
画像形成部5は、スキャナ部17、プロセスカートリッジ18、定着部19などを備えている。
スキャナ部17は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源、回転駆動されるポリゴンミラー20、fθレンズ21、反射鏡22、レンズ23および反射鏡24などを備えている。レーザ光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー20で偏向されて、fθレンズ21を通過した後、反射鏡22によって光路が折り返され、さらにレンズ23を通過した後、反射鏡24によってさらに光路が下方に屈曲されることにより、プロセスカートリッジ18の後述する感光ドラム28の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ18は、スキャナ部17の下方において、本体ケーシング2に対して着脱可能に装着されている。このプロセスカートリッジ18は、ドラムカートリッジ25と、ドラムカートリッジ25に対して着脱可能に装着される現像装置としての現像カートリッジ26とを備えている。
ドラムカートリッジ25は、それぞれ前後方向に延び、その前後方向に直交する方向(図1における紙面直交方向。以下、単に「幅方向」という。)において互いに対向配置された1対の側板27間において、前側に、現像カートリッジ26が装着され、その後側に、感光ドラム28、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ30およびクリーニングブラシ31を備えている。
感光ドラム28は、最表層がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成される円筒形状のドラム本体32と、このドラム本体32の軸心において、ドラム本体32の長手方向に沿って延びる金属製のドラム軸33とを備えている。ドラム軸33がドラムカートリッジ25の両側板27に回転不能に支持され、このドラム軸33に対してドラム本体32が回転可能に支持されることにより、感光ドラム28は、両側板27間において、ドラム軸33を中心に回転可能に設けられている。
スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム28の後側斜め上方において、感光ドラム28と接触しないように、間隔を隔てて対向配置されている。このスコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム28の表面を一様に正極性に帯電させることができるように設けられている。
転写ローラ30は、ドラムカートリッジ25の両側板27に回転自在に支持されており、感光ドラム28と上下方向において対向して接触し、感光ドラム28との間にニップを形成するように配置されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸34を、導電性のゴム材料からなるローラ35で被覆することにより構成されている。転写ローラ30には、転写時に転写バイアスが印加される。
クリーニングブラシ31は、感光ドラム28の後方において、ブラシの先端が感光ドラム28のドラム本体32の表面に接触する状態で配置されている。
現像カートリッジ26は、図2に示すように、筐体36と、この筐体36内に、トナー収容室37、供給ローラ38、現像剤担持体としての現像ローラ39、および押圧部材としてのブレードユニット40とを備えている。
筐体36は、後端部に長手状の開口部41を有するボックス状に形成されている。
具体的には、図2および図3に示すように、筐体36は、上下方向において互いに対向する上壁42および下壁43と、これらの上壁42と下壁43との間を幅方向両側から閉鎖するように設けられた1対の側壁44と、上壁42と下壁43との間を前側から閉鎖するように設けられた前壁79とを備えている。
上壁42は、図2に示すように、前後方向途中であって、後側寄りの部分から下壁43に向けて延びる仕切板45を備えている。この仕切板45によって、筐体36の内部空間が仕切られ、その前側の内部空間がトナー収容室37として区画されている。また、上壁42の後端部には、ブレードユニット40を取り付けるための連結部としてのブレード取付部46が設けられており、このブレード取付部46、下壁43および1対の側壁44によって、幅方向に延びる長手状の開口部41が区画されている。トナー収容部37と開口部41とが連通する方向を連通方向という。すなわち、本実施形態においては、連通方向と前後方向とは一致するものである。
ブレード取付部46は、側断面L字状をなしている。具体的には、ブレード取付部46は、下壁43に対向し、幅方向に延び、前後方向に幅を有する板状の上取付部47と、この上取付部47の前端部から下方に向かって屈曲し、幅方向に延び、上下方向に幅を有し、背面視において格子状の凹部が形成される前取付部48とを備えている。このブレード取付部46は、上壁42と別体に形成されて、上壁42に対して固定されていてもよいし、上壁42と一体的に形成されていてもよい。ブレード取付部46が上壁42と一体的に形成されていれば、このレーザプリンタ1の部品点数を削減することができ、構成を簡素化することができる。
前取付部48には、図3に示すように、長手方向両端部の下端縁から半円形状に切り欠くことによって、後述する組立ねじ94との衝突を避けるための凹部82が形成されている。また、前取付部48には、各凹部82に対して長手方向外側に間隔を隔てた位置に、ブレードユニット40をブレード取付部46(前取付部48)に取り付けるときに、後述する取付ねじ100をねじ込むためのねじ孔83が形成されている。
下壁43の前端部は、図2に示すように、前側斜め上方に延びて、前壁79に連続するように接続されている。また、下壁43の後側上面には、現像ローラ39の軸方向に沿って延びるフィルム配置部121が形成されている。このフィルム配置部121には、ポリエチレンテレフタレートを材質とし、現像ローラ39のローラ56の周面にその軸方向に沿って一様に摺擦するロアフィルム122が配置される。ロアフィルム122が、下壁43の上方で、現像ローラ39のローラ56の周面に、その軸方向に沿って一様に摺擦することで、下壁43と現像ローラ39との間からトナー漏れを防止することができる。さらに、下壁43の下面には、図3に示すように、複数のリブ103が、幅方向に間隔を隔てて、それぞれ前後方向に延びて形成されている。下壁43の下面の幅方向両端部に形成されているリブ103は、次に述べるシール配置部96の下面102の幅方向内側端縁に沿って前後方向に延びており、後述するフェルトシール部材93を沿わせて配置させるためのガイド部を兼ねている。
側壁44は、図3に示すように、開口部41において、現像ローラ39を支持するための支持板部95と、後述するブレード裏シール87のシール側部88およびサイドシール91が配置される側部としてのシール配置部96とを備えている。
支持板部95は、上下方向に延びる板状をなし、後述する現像ローラ39のローラ軸55を受けるための軸受孔97が形成されている。この軸受孔97は、側面視U字状をなし、その後方側端部が開口されており、その開口から現像ローラ39のローラ軸55を受け入れることができるように形成されている。
シール配置部96は、支持板部95に対して、開口部41の長手方向内側に隣接して設けられており、後述する現像ローラ39のローラ56の軸方向端部および後述するブレードユニット40の板ばね部材57の下端部に対向し、そのローラ56の外周面に沿って湾曲状に延びるローラ対向面98を有している。また、シール配置部96の上下方向途中には、後述する供給ローラ38のローラ軸53を受け入れる凹部99が斜め前側に窪むようにして形成されている。
また、図2に示すように、前壁79には、上壁42との接続部分から前方に延び、さらに下方へ折り返されることによって、現像カートリッジ26をドラムカートリッジ25に対して着脱させるときに把持するための把持部49が設けられている。
収容部としてのトナー収容室37内には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。このトナーとしては、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる重合トナーが使用されている。このような重合トナーは、球状をなし、流動性が極めて良好であり、高画質の画像形成を達成することができる。
なお、このようなトナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合され、また、流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加されている。その粒子径は、約6〜10μm程度である。
また、トナー収容室37内には、このトナー収容室37内のトナーを撹拌するためのアジテータ50が設けられている。アジテータ50は、トナー収容室37の中心部において、幅方向に延びる回転軸51に支持されており、この回転軸51を支点として、アジテータ50が回転されることによって、トナー収容室37内のトナーは、撹拌され、仕切板45と下壁43との間の連通口52から後側に向けて放出される。
供給ローラ38は、連通口52の後側斜め下方に配置されて、筐体36の1対の側壁44間に回転可能に支持されている。この供給ローラ38は、金属製のローラ軸53を、導電性の発泡材料からなるローラ54で被覆することにより構成されている。
現像ローラ39は、供給ローラ38の後側であって、開口部41において幅方向に沿って配置され、筐体36の1対の側壁44の支持板部95間に回転可能に支持されている。また、現像ローラ39は、その表面の一部が筐体36の開口部41から後方に突出して露出するように配置され、現像カートリッジ26がドラムカートリッジ25に装着された状態で、感光ドラム28と前後方向に対向して接触する。この現像ローラ39は、金属製のローラ軸55に、導電性のゴム材料からなるローラ56で被覆することにより構成されている。現像ローラ39のローラ56は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ層の表面に、フッ素を含有するウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。また、現像ローラ39のローラ56は、供給ローラ38のローラ54と互いに圧縮されるように接触して配置されている。
そして、供給ローラ38は、矢印で示すように、現像ローラ39と接触する部分が上から下へ向かって回転する反時計方向に回転される。また、現像ローラ39は、矢印で示すように、筐体36から露出する部分が上から下へ向かって回転する反時計方向に回転される。
ブレードユニット40は、図4、図5、図6または図7に示すように、ブレードとしての板ばね部材57と、この板ばね部材57を支持するための曲がり防止部材58および補強板59と、これらを互いに固定するための2つの組立ねじ94と、シールワッシャ84とを備えている。ブレードユニット40を構成する各部材は、硬質材料としての金属からなっている。ここで用いる金属は、少なくとも、後述するスポンジシール部材92よりも高い硬度を有している。後述するように、このブレードユニット40は、板ばね部材57が曲がり防止部材58および補強板59によって挟持された状態で、ブレード取付部46に対して、補強板59が前取付部48に対向して接触するように取り付けられている。
板ばね部材57は、金属の薄い板ばね材からなり、現像ローラ39のローラ56の軸方向の幅とほぼ同じ幅を有する長方形状に形成されている。この板ばね部材57の上端部は、曲がり防止部材58および補強板59によって挟持されている。また、板ばね部材57の下端部には、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面矩形状の押圧ゴム部材60が、板ばね部材57の長手方向に延びて設けられている。なお、押圧ゴム部材60は、板ばね部材57の長手方向両端部には設けられておらず、その両端部には、後述するフェルトシール部材93の上端部が貼着できるように形成されている。
なお、板ばね部材57の長手方向両端部には、後述するねじ溝孔80と前後方向に対向する位置に、各組立ねじ94が挿通される挿通孔(図示せず。)が厚さ方向を貫通するように形成されている。各挿通孔は、板ばね部材57の長手方向において、押圧ゴム部材60の両端縁よりも内側に配置されている。また、板ばね部材57の長手方向において、各挿通孔の両外側には、後述する取付ねじ100を挿通するための取付孔81が厚さ方向を貫通するように形成されている。各取付孔81は、ブレード取付部46の前取付部48に形成された各ねじ孔83と前後方向において対応する位置に形成されている。
曲がり防止部材58は、側断面L字状をなし、板ばね部材57の長手方向に延び、板ばね部材57の表面の上端部に対向配置されている。この曲がり防止部材58は、板ばね部材57の表面に接触する長方形板状の接触部61と、ブレードユニット40がブレード取付部46に取り付けられた状態において、接触部61の上端縁から後方に延びる延設部62と、延設部62の後端部(延設方向の遊端部)から下方に延びる2つの把持部63とを一体的に備えている。
延設部62は、接触部61の上端縁の長手方向両端部から第1の幅で延びる端延設部64と、これらの両端延設部64の間に設けられ、接触部61の上端縁の長手方向中央部から第1の幅よりも大きな第2の幅で延びる中央延設部65とを備えている。言い換えれば、延設部62は、接触部61の上端縁の長手方向全域から後方に延びており、その長手方向両端部に切り欠き部66を有している。
2つの把持部63は、それぞれ中央延設部65の長手方向両端部から、中央延設部65に対して斜め後方下向きに延び、背面視において矩形状に形成されている。
なお、接触部61の長手方向両端部であって、各両端延設部64と上下方向に対向し、かつ、後述するねじ溝孔80と前後方向に対向する位置には、各組立ねじ94が挿通される挿通孔(図示せず。)が厚さ方向を貫通するように形成されている。また、接触部61の長手方向において、各挿通孔の両外側には、板ばね部材57の各取付孔81に対応する取付孔81が厚さ方向を貫通するように形成されている。
補強板59は、細長い矩形状の金属板からなり、板ばね部材57の長手方向に沿って延び、板ばね部材57の各取付孔81間よりも短く形成されている。この補強板59は、板ばね部材57の裏面において、曲がり防止部材58の接触部61に対して板ばね部材57を挟んで対向し、その下端面が接触部61の下端面と上下方向に面一になるような位置に配置されている。また、補強板59は、曲がり防止部材58の接触部61の幅(上下方向の幅)よりもやや幅狭に形成されている。そして、この補強板59は、曲がり防止部材58との間に板ばね部材57の上端部を挟持状態で支持して、その板ばね部材57をさらに補強する。また、補強板59の長手方向両端部には、各組立ねじ94が螺着されるねじ溝孔80が形成されている。
各組立ねじ94は、ねじ頭85と、このねじ頭85から延びるねじ軸86とを一体的に備えている。各組立ねじ94は、板ばね部材57の上端部が曲がり防止部材58と補強板59とによって挟まれた状態で、各ねじ軸86を、曲がり防止部材58側から、曲がり防止部材58および板ばね部材57の長手方向両端部に形成される挿通孔(図示せず。)に挿通させ、ねじ頭85を接触部61に対向させて、補強板59の両端部に形成されるねじ溝孔80に螺着させることにより、板ばね部材57とこれを挟持する曲がり防止部材58および補強板59とを互いに固定している。
なお、板ばね部材57、曲がり防止部材58および補強板59は、2つの組立ねじ94のみによって互いに固定されている。
シールワッシャ84は、ゴム材料からなり、組立ねじ94のねじ軸86を挿通可能な円環板状に形成されている。上記した組立ねじ94による組み立てにおいて、このシールワッシャ84に組立ねじ94のねじ軸86を挿通した後、そのねじ軸86を曲がり防止部材58、板ばね部材57および補強板59に挿通させることにより、シールワッシャ84は、組立ねじ94のねじ頭85と曲がり防止部材58の接触部61との間に介装される。このシールワッシャ84が介装されていることによって、組立ねじ94のねじ頭85と曲がり防止部材58の接触部61との間をシールすることができ、ねじ軸86とねじ溝孔80との間に侵入したトナーが、ねじ頭85と接触部61との間から漏れるのを防止することができる。
そして、ブレードユニット40は、図2に示すように、ブレード取付部46に対して、曲がり防止部材58の延設部62が上取付部47に対して間隔を隔てて対向し、補強板59が前取付部48に対向して接触するように取り付けられている。
このブレードユニット40の取り付けにおいては、図8に示すように、各取付孔81に取付ねじ100を挿通し、その取付ねじ100をブレード取付部46のねじ孔83に螺着させることにより、ブレードユニット40をブレード取付部46に対して固定する。
なお、図4および図5に示すように、接触部61および板ばね部材57の各取付孔81において、一方の取付孔81は、取付ねじ100のねじ軸の外径に対応した丸孔に形成され、他方の取付孔81は、接触部61、板ばね部材57および補強板59の長手方向に少し長い長孔に形成されている。一方の取付孔81を長孔に形成することによって、長手方向における取付孔81の形成位置に公差を持たせることができ、ブレードユニット40をブレード取付部46に対して容易に取り付けることができる。
また、ブレード取付部46に対するブレードユニット40の取り付けにおいては、補強板59から突出する組立ねじ94のねじ軸86の先端部が前取付部48の凹部82に進入するので、そのねじ軸86の先端部と前取付部48との衝突を回避することができる。そのため、補強板59を前取付部48に隙間なく接触させることができる。
さらに、ブレードユニット40の取り付けにおいては、切り欠き部66から把持部63を把持して、ブレードユニット40をブレード取付部46に対して位置合わせできるので、ブレードユニット40をブレード取付部46に対して容易に取り付けることができる。
ブレードユニット40がブレード取付部46に取り付けられた状態で、板ばね部材57の下端部は、現像ローラ39のローラ56に対して前側から対向し、押圧ゴム部材60が、板ばね部材57の弾性力によってローラ56に圧接される。
そして、アジテータ50の回転によって連通口52から筐体36の後側の内部空間に放出されるトナーは、供給ローラ38の回転によって、現像ローラ39のローラ56上に供給され、このとき、供給ローラ38のローラ54と現像ローラ39のローラ56との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ39のローラ56上に供給されたトナーは、現像ローラ39の回転に伴って、ブレードユニット40の押圧ゴム部材60と現像ローラ39のローラ56との間に進入し、ここでさらに摩擦帯電されて、一定厚さの薄層となって、現像ローラ39のローラ56上に担持される。
なお、この現像カートリッジ26では、板ばね部材57の下端縁と供給ローラ38のローラ54の最上位置との間の鉛直方向の間隔D1は、2mm以下であり、このような間隔D1を有することによって、供給ローラ38のローラ54と現像ローラ39のローラ56との間で帯電したトナーを押圧ゴム部材60の位置に速やかに送ることができ、トナーの高帯電を不要とすることができる。また、補強板59の下端縁と供給ローラ38のローラ54の最上位置との間の鉛直方向の間隔D2は、15mm以上であり、このような間隔D2を有することによって、トナー収容室37内のトナーを現像ローラ39側にスムーズに供給することができる。
一方、感光ドラム28の表面は、図1に示すように、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナ部17からのレーザビームの高速走査により露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ39の回転により、現像ローラ39上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム28に対向して接触する時に、感光ドラム28の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム28の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。
その後、感光ドラム28と転写ローラ30とが、それらの間で用紙3を挟持して搬送するように回転駆動され、感光ドラム28と転写ローラ30との間を用紙3が搬送されることにより、感光ドラム28の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
なお、転写後に、用紙3との接触によって感光ドラム28の表面に付着した紙粉は、その感光ドラム28の表面が、感光ドラム28の回転に伴って、クリーニングブラシ31のブラシと対向した時に、そのブラシによって除去される。
定着部19は、プロセスカートリッジ18の後側に設けられ、定着フレーム67と、この定着フレーム67内に、加熱ローラ68および押圧ローラ69とを備えている。
加熱ローラ68は、金属素管と、その金属素管内に加熱のためのハロゲンランプとを備え、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動される。
押圧ローラ69は、加熱ローラ68の下方において、加熱ローラ68を押圧するように対向配置されている。この押圧ローラ69は、金属製のローラ軸を、ゴム材料からなるローラで被覆することにより構成されており、加熱ローラ68の回転駆動に従って従動される。
定着部19では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ68と押圧ローラ69との間を通過する間に熱定着させる。トナーが定着した用紙3は、本体ケーシング2の上面に向かって上下方向に延びた排紙パス70に搬送される。排紙パス70に搬送された用紙3は、その上端に設けられる排紙ローラ71によって、本体ケーシング2の上面に形成された排紙トレイ72上に排紙される。
また、この現像カートリッジ26では、図9に示すように、ブレードユニット40の板ばね部材57および曲がり防止部材58と、ブレード取付部46の前取付部48および各側壁44のシール配置部96との間に、板ばね部材57および曲がり防止部材58と前取付部48およびシール配置部96との間をシールするための第2シール部材としてのブレード裏シール87が挟持されている。
ブレード裏シール87は、ウレタンフォームなどのスポンジ材からなり、図10に示すように、各側壁44のシール配置部96のローラ対向面98の上部に配置されるシール側部88と、ブレード取付部46の前取付部48の上端縁に沿って延び、両シール側部88を連結するシール連結部89とを一体的に備えている。そして、ブレードユニット40がブレード取付部46に取り付けられた状態では、図11に示すように、ブレード裏シール87は、シール側部88がそれぞれ補強板59の長手方向両側において板ばね部材57の裏面側と接触し、シール連結部89が補強板59の上側において曲がり防止部材58の裏面側と接触する。そのため、ブレード裏シール87を補強板59と前取付部48および両側壁44のシール配置部96との間に挟み込むことなく、ブレードユニット40をブレード取付部46に取り付けることができる。
また、ブレード裏シール87は、ブレードユニット40がブレード取付部46に取り付けられる以前の状態において、補強板59の前後方向(板ばね部材57の裏面に直交する方向)の厚みよりも大きな厚みを有している。そして、ブレードユニット40がブレード取付部46に取り付けられるときに、ブレード裏シール87は、板ばね部材57および曲がり防止部材58によってブレード取付部46の前取付部48および両側壁44のシール配置部96に押圧され、板ばね部材57および曲がり防止部材58と前取付部48およびシール配置部96との対向方向内側に圧縮されて、板ばね部材57、曲がり防止部材58、前取付部48およびシール配置部96をそれぞれ弾性的に押圧している。
このブレード裏シール87が設けられることによって、板ばね部材57と前取付部48の長手方向両端部との間を各シール側部88によってシールすることができ、曲がり防止部材58と前取付部48との間をシール連結部89によってシールすることができる。そのため、板ばね部材57の裏面へ侵入するトナーが、その裏面から板ばね部材57の上端部を乗り越えて、曲がり防止部材58上に回り込むことを阻止することができ、ブレード取付部46の上取付部47とブレードユニット40との間から漏れ出すことを確実に防止することができる。
なお、ブレード裏シール87は、ブレードユニット40がブレード取付部46に取り付けられる以前に、両面テープによって、ブレード取付部46およびシール配置部96に貼着される。たとえば、両面テープの一方面をブレード裏シール87に貼着した後、両面テープの他方面をブレード取付部46およびシール配置部96に貼着させることにより、ブレード裏シール87をブレード取付部46およびシール配置部96に貼着することができる。このとき、ポリエチレンテレフタレートを基材とする両面テープを用いていれば、そのような両面テープは腰が強いので、ブレード裏シール87に比較的大きな力が加わっても、ブレード裏シール87の変形(伸び)を防止することができる。そのため、ブレード裏シール87を精度よく貼着することができる。
また、この現像カートリッジ26では、図9および図10に示すように、各側壁44のシール配置部96のローラ対向面98の下部に、現像ローラ39の軸方向両端部からのトナーの漏れを防止するためのサイドシール91が配置されている。
サイドシール91は、現像ローラ39のローラ56の軸方向両端部において、そのローラ56の表面と摺擦するように設けられている。このサイドシール91は、第1シール部材としてのスポンジシール部材92と、そのスポンジシール部材92上に積層されるフェルトシール部材93とを備えている。
スポンジシール部材92は、ウレタンフォームなどのスポンジ材からなり、より具体的には、スポンジ材の中でも比較的剛性の高いウレタンフォームのスポンジ材(商品名:ポロン、ロジャースイノアック社製)からなり、ブレード裏シール87の弾性率(たとえば、25%圧縮した場合には、2000Paの圧力を示す)よりも大きな弾性率(たとえば、25%圧縮した場合には、12000Paの圧力を示す)を有している。また、スポンジシール部材92は、図12に示すように、ブレードユニット40がブレード取付部46に取り付けられる以前の状態において、その現像ローラ39のローラ56との対向方向における厚みが、ブレード裏シール87の厚み(たとえば、4mm)よりも小さく(たとえば、3mm)形成されている。
そして、このスポンジシール部材92は、シール配置部96のローラ対向面98上において、現像ローラ39の回転方向に沿って上下方向に延び、その回転方向下流側の上端面がブレード裏シール87のシール側部88の下端面に隣接するように連結され、回転方向上流側の下端面がシール配置部96の後端面101と前後方向において面一になるように配置されている。また、スポンジシール部材92の上端部は、ブレード裏シール87のシール側部88とともに、板ばね部材57とシール配置部96との間に配置され、これらによって挟持されている。なお、スポンジシール部材92は、ブレード裏シール87と同様に、両面テープによって、シール配置部96のローラ対向面98に貼着されている。
フェルトシール部材93は、ポリエステル系の繊維からなるフェルトからなり、幅方向においてスポンジシール部材92の幅と同幅に形成されている。また、フェルトシール部材93は、現像ローラ39との対向方向における厚みがスポンジシール部材92の厚みよりも小さく形成されている。
そして、このフェルトシール部材93は、現像ローラ39の回転方向下流側の上端部が板ばね部材57の下端部とスポンジシール部材92とに跨り、スポンジシール部材92に沿って延び、さらにシール配置部96の後端面101を経由して、シール配置部96の下面102へ回り込むように配置されている。フェルトシール部材93の現像ローラ39のローラ56に対向する面は、そのローラ56に摺擦する摺擦面とされている。なお、フェルトシール部材93は、ブレード裏シール87と同様に、両面テープによって、板ばね部材57の下端部から、スポンジシール部材92を経由して、シール配置部96の下面102にわたって貼着されている。
現像カートリッジ26を組み立てるときには、ブレード裏シール87がブレード取付部46およびシール配置部96に貼着された後、スポンジシール部材92が、シール配置部96の後端面101を基準として、その後端面101とスポンジシール部材92における現像ローラ39の回転方向上流側の下端面とが前後方向において面一になるように位置合わせされて、シール配置部96のローラ対向面98上に貼着される。そして、このスポンジシール部材92の配置後に、ブレードユニット40がブレード取付部46に取り付けられる。このとき、ブレードユニット40の曲がり防止部材58の上端部によって、ブレード裏シール87のシール連結部89が前取付部48に押し付けられ、また、板ばね部材57の長手方向両端部によって、スポンジシール部材92の上端部が、ブレード裏シール87のシール側部88とともにシール配置部96に押し付けられる。その後、フェルトシール部材93が、板ばね部材57の下端部から、スポンジシール部材92を経由して、シール配置部96の下面102にわたって貼着された後、現像ローラ39のローラ軸55の両端部が、両側壁44の各支持板部95の軸受孔97に受け入れられることにより、現像ローラ39が両側壁44の支持板部95間に支持される。このときに、スポンジシール部材92の中央部から下端部までが、フェルトシール部材93を介して、現像ローラ39のローラ56の軸方向両端部によってシール配置部96に押し付けられる。その結果、スポンジシール部材92は、その現像ローラ39のローラ56との対向方向における厚みが、ブレード裏シール87のシール側部88の厚みと同じにされる。
すなわち、ブレードユニット40がブレード取付部46に取り付けられ、現像ローラ39が両支持板部95間に支持されたときには、相対的に大きな弾性率を有するスポンジシール部材92は、相対的に小さな圧縮量で圧縮され、相対的に小さな弾性率を有するブレード裏シール87は、相対的に大きな圧縮量で圧縮されることにより、現像ローラ39のローラ56との対向方向において、スポンジシール部材92の厚みとブレード裏シール87のシール側部88の厚みとが同じにされる。
したがって、スポンジシール部材92の弾性率とスポンジシール部材92の圧縮量とを乗じて得られる値と、ブレード裏シール87の弾性率とブレード裏シール87の圧縮量とを乗じて得られる値とが一致するように、スポンジシール部材92の弾性率、ブレード裏シール87の弾性率、それらの圧縮量をそれぞれ設定すれば、スポンジシール部材92がブレードユニット40およびシール配置部96を押圧する力と、ブレード裏シール87がブレードユニット40およびシール配置部96を押圧する力とを等しく合わせることができる。そのため、互いに弾性の異なるスポンジシール部材92およびブレード裏シール87を用いて、筐体36の開口部41におけるブレードユニット40と筐体36との隙間からのトナーの漏れを確実に防止することができる。よって、現像剤として、流動性の良好な重合トナーを用いても、その重合トナーが、筐体36の開口部41における現像ローラ39との隙間から漏れることを防止することができる。
また、スポンジシール部材92とブレード裏シール87のシール側部88とが同じ厚みを有するので、スポンジシール部材92とブレード裏シール87のシール側部88との間に段差を生じることを防止でき、このような段差のために、スポンジシール部材92と板ばね部材57との間に隙間が生じることを防止することができる。そのため、筐体36の開口部41における現像ローラ39との隙間からのトナーの漏れをより確実に防止することができる。
また、スポンジシール部材92およびブレード裏シール87を押圧するブレードユニット40の剛性が低いと、弾性率の大きなスポンジシール部材92からの反発力によって、そのブレードユニット40とスポンジシール部材92との間に隙間を生じるおそれがある。しかし、ブレードユニット40は、金属からなり、スポンジシール部材92よりも高い剛性を有するので、ブレードユニット40とスポンジシール部材92との間に、スポンジシール部材92からの反発力による隙間が生じることを防止することができながら、ブレードユニット40によって弾性率の小さなブレード裏シール87を確実に押圧することができる。そのため、筐体36の開口部41におけるブレードユニット40と筐体36との隙間からのトナーの漏れを一層確実に防止することができる。
しかも、ブレードユニット40が、スポンジシール部材92およびブレード裏シール87を押圧する押圧部材を兼ねるので、現像カートリッジ26の部品点数を削減することができる。
さらに、シール配置部96に配置されているスポンジシール部材92は、大きな弾性を有しているので、現像ローラ39の回転による大きなトルクが、フェルトシール部材93を介してスポンジシール部材92に作用しても、フェルトシール部材93と現像ローラ39との密着性が低下することを防止することができる。そのため、現像ローラ39の軸方向両端部からのトナーの漏れを確実に防止することができる。
また、プロセスカートリッジ18は、筐体36の開口部41におけるブレードユニット40と筐体36との隙間からのトナーの漏れを防止することができる現像カートリッジ26を備えているので、現像カートリッジ26からのトナーの漏れを防止することができる。そして、そのようなプロセスカートリッジ18を備えるレーザプリンタ1においても、現像カートリッジ26またはプロセスカートリッジ18からのトナーの漏れを防止することができる。
図13は、現像カートリッジ26の他の実施形態を示す背面図である。なお、上記した各部に対応する部分については、図13において同一の参照符号を付し、以下ではその説明を省略する。
この図13に示す現像カートリッジ26では、ブレードユニット40がブレード取付部46に取り付けられる以前の状態において、ブレード裏シール87の両シール側部88の下端部に、各スポンジシール部材92の上端部が前後方向(シール側部88およびスポンジシール部材92が圧縮される方向)に重なって配置されている。そして、図14および図15に示すように、各スポンジシール部材92の上端部には、各シール側部88の下端部(スポンジシール部材92とシール側部88との隣接方向)に向かって突出する三角板状の2つの突出部114がそれぞれ形成されている。
この現像カートリッジ26を組み立てるときには、ブレード裏シール87がブレード取付部46およびシール配置部96に貼着された後、図16(a)に示すように、スポンジシール部材92が、シール配置部96の後端面101とスポンジシール部材92における現像ローラ39の回転方向上流側の下端面とが前後方向において面一になるように位置合わせされて、シール配置部96のローラ対向面98(図9参照)上に延び、突出部114がブレード裏シール87のシール側部88の下端部に重なるように貼着される。そして、このスポンジシール部材92の配置後に、ブレードユニット40(図9参照)がブレード取付部46に取り付けられ、ブレードユニット40の板ばね部材57の長手方向両端部によって、スポンジシール部材92の突出部114が、ブレード裏シール87のシール側部88に向けて押し付けられる。
このように、弾性率の小さなシール側部88の下端部上に弾性率の大きなスポンジシール部材92の上端部を配置し、これらを板ばね部材57とシール配置部96とによって押圧して挟持することにより、図16(b)に示すように、弾性率の小さなシール側部88の下端部を、弾性率の大きなスポンジシール部材92の上端部の突出部114の形状に沿って変形させることができる。そのため、シール側部88とスポンジシール部材92との接続部分に隙間が生じることを防止することができ、シール側部88とスポンジシール部材92との接続部分からのトナーの漏れを防止することができる。
とりわけ、スポンジシール部材92に突出部114が形成されているので、板ばね部材57でスポンジシール部材92をブレード裏シール87のシール側部88に向けて押圧したときには、そのシール側部88の下端部が突出部114の形状に沿って変形する。そのため、スポンジシール部材92とシール側部88との接続部分に隙間が生じることを確実に防止することができる。その結果、スポンジシール部材92とシール側部88との接続部分からのトナーの漏れを確実に防止することができる。
すなわち、図17(a)に示すように、スポンジシール部材92の上端部に突出部114が形成されていない場合、シール側部88の下端部上にスポンジシール部材92の上端部を重ねて配置し、これらを板ばね部材57によって押圧したときに、図17(b)に示すように、シール側部88とスポンジシール部材92との接続部分に隙間を生じるおそれがある。これに対し、スポンジシール部材92の上端部に突出部114が形成されていれば、板ばね部材57でスポンジシール部材92をブレード裏シール87のシール側部88に向けて押圧したときに、そのシール側部88の下端部が突出部114の形状に沿って変形することによって、図17(b)に示すような隙間を生じることを防止することができる。
さらには、スポンジシール部材92の配置のときに、スポンジシール部材92の上端部がシール側部88の下端部に重なることを許容することができるので、スポンジシール部材92の配置にかかる手間を軽減することができる。
なお、この実施形態では、ブレード裏シール87のシール側部88の下端部上に、スポンジシール部材92の上端部を配置したが、先にスポンジシール部材92を貼着し、次にブレード裏シール87を貼着して、弾性率の大きなスポンジシール部材92の上端部上に、弾性率の小さなシール側部88の下端部を配置してもよい。この場合、スポンジシール部材92およびシール側部88の端部を、弾性率の小さなシール側部88側からシール配置部96に向けて押圧することにより、シール側部88の下端部をスポンジシール部材92の上端部の突出部114の形状に沿わせて容易に変形させることができる。
また、スポンジシール部材92の上端部に2つの突出部114を形成したが、突出部114を1つだけ形成してもよいし、3つ以上の突出部114をスポンジシール部材92の上端部に形成してもよい。さらにまた、そのような突出部114を、シール側部88の下端部に形成してもよい。
図18は、ブレード裏シール87およびスポンジシール部材92の他の実施形態を図解的に示す背面図である。なお、上記した各部に対応する部分については、図18において同一の参照符号を付し、以下ではその説明を省略する。
この図18に示すブレード裏シール87は、ウレタンフォームなどのスポンジ材からなり、細長い矩形板状に形成され、連結部としてのブレード取付部46の前取付部48の上端縁に沿って延びている。また、図19に示すように、ブレード裏シール87の背面(板ばね部材57との接触面)には、長手方向に沿って延びる線状の凹部115および凸部116が、その長手方向に直交する上下方向に間隔を隔てて交互に配置されている。
一方、ブレードユニット40がブレード取付部46に取り付けられる以前の状態において、スポンジシール部材92は、側部としてのシール配置部96のローラ対向面98(図9参照)上において、現像ローラ39の回転方向に沿って上下方向に延び、その回転方向下流側の上端部が、図20(a)に示すように、ブレード裏シール87の幅方向両端部と前取付部48との間に入り込んで、ブレード裏シール87の幅方向両端部と前後方向(ブレード裏シール87およびスポンジシール部材92が圧縮される方向)に重なって配置されている。なお、スポンジシール部材92の上端部は、ブレード裏シール87の幅方向両端部の下部において重なり、ブレード裏シール87の幅方向両端部の上部は、スポンジシール部材92の上端部から露出している。
また、図18に示すように、ブレード取付部46の前取付部48には、ブレード裏シール87と各スポンジシール部材92との接続部分に対して、開口部41の内側から対向配置され、その接続部分からのトナーの漏れを防止するためのL字状の堰部材117が設けられている。より具体的に、この堰部材117は、前取付部48から後方に突出し、スポンジシール部材92に沿って延びる側堰部118と、前取付部48から後方に突出し、側堰部118と直交かつブレード裏シール87に沿う方向に延びる上堰部119とを備えている。
ブレード裏シール87およびスポンジシール部材92は、上記のような状態に配置された後、ブレードユニット40がブレード取付部46に取り付けられるときに、ブレードユニット40によって、それぞれ前取付部48およびシール配置部96のローラ対向面98に向けて押し付けられる。これにより、図20(b)に示すように、弾性率の小さなブレード裏シール87の幅方向両端部が、弾性率の大きなスポンジシール部材92の上端部の形状に沿って変形し、ブレード裏シール87と各スポンジシール部材92とが接続部分に隙間が生じることなく接続される。そのため、ブレード裏シール87と各スポンジシール部材92との接続部分からのトナーの漏れを防止することができる。
さらに、堰部材117によって、ブレード裏シール87と各スポンジシール部材92との接続部分にトナーが侵入することを防止することができる。そのため、ブレード裏シール87と各スポンジシール部材92との接続部分からのトナーの漏れをより確実に防止することができる。
また、ブレード裏シール87の板ばね部材57との接触面に凹部115および凸部116が形成されているので、板ばね部材57によって押圧されたときに、その板ばね部材57による押圧力が凸部116に集中し、その凸部116において、板ばね部材57とブレード裏シール87との密着性を高めることができる。そのため、板ばね部材57とブレード裏シール87との間におけるシール性を高めることができ、開口部41における現像ローラ39との隙間からのトナーの漏れをより確実に防止することができる。
さらに、凹部115および凸部116が線状に長く形成されているので、その長手方向に長い領域で、ブレード裏シール87とブレードユニット40との密着性を高めることができる。そのため、開口部41における現像ローラ39との隙間からのトナーの漏れを一層確実に防止することができる。
そのうえ、凹部115および凸部116が開口部41の長手方向、つまり開口部41の上端からのトナーが漏れる方向と直交する方向に延びているので、開口部41におけるブレードユニット40と筐体36との隙間からのトナーの漏れをより一層確実に防止することができる。
なお、ブレード裏シール87の板ばね部材57との接触面に凹部115および凸部116を形成したが、凹部115および凸部116は、ブレード裏シール87のブレード取付部46の前取付部48との接触面に形成してもよいし、ブレード裏シール87のブレードユニット40との接触面および前取付部48との接触面の両方に形成してもよい。また、スポンジシール部材92のブレードユニット40との接触面およびシール配置部96との接触面の一方または両方に、凹部115および凸部116を形成してもよい。凹部115および凸部116をスポンジシール部材92に形成する場合には、開口部41の長手方向と直交する方向(すなわち、トナーが漏れる方向と直交する方向)に沿って線状に延びるように形成する。
また、ブレード裏シール87とスポンジシール部材92との接続部分からのトナーの漏れを防止するための堰部材は、図10に示す構成の現像カートリッジ26にも設けてもよい。この場合、堰部材は、ブレード裏シール87の各シール側部88と各スポンジシール部材92との接続部分に対して、開口部41の内側から対向し、現像ローラ39の回転方向に沿って延びる板状に形成する。
本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。 図1に示す現像カートリッジの側断面図である。 図2に示す現像カートリッジの筐体の斜視図である。 図2に示すブレードユニットの背面図である。 図2に示すブレードユニットの正面図である。 図2に示すブレードユニットの平面図である。 図2に示すブレードユニットの側面図である。 図2に示す現像カートリッジの長手方向両端部の構成を示す背面図である。 図2に示す現像カートリッジの筐体の開口部の構成を示す側断面図である。 図2に示す現像カートリッジの筐体の開口部にブレード裏シールおよびサイドシールが貼着された状態を示す背面図である。 図10に示すブレード裏シールおよびサイドシールの貼着位置を説明するための正面図である。 図10に示すブレードユニットが取り付けられる以前の開口部の状態を示す側断面図であるである。 現像カートリッジの他の実施形態(ブレード裏シールのシール側部の下端部にスポンジシール部材の上端部が重なって配置される態様)を示す背面図である。 図13に示す現像カートリッジの幅方向一方側の構成を示す斜視図である。 図13に示す現像カートリッジの幅方向他方側の構成を示す斜視図である。 図13に示すブレード裏シールとスポンジシール部材との接続状態について説明するための斜視図である。 図13に示すスポンジシール部材が突出部を有しない場合の不具合について説明するための斜視図である。 ブレード裏シールおよびスポンジシール部材の他の実施形態(ブレード裏シールが細長い矩形板状に形成され、ブレード裏シールとスポンジシール部材との接続部分に対向する堰部材が備えられている態様)を図解的に示す背面図である。 図18に示すブレード裏シールの斜視図である。 図18に示すブレード裏シールとスポンジシール部材との接続状態について説明するための斜視図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ
18 プロセスカートリッジ
26 現像カートリッジ
36 筐体
39 現像ローラ
41 開口部
46 ブレード取付部
57 板ばね部材
87 ブレード裏シール
92 スポンジシール部材
96 シール配置部
114 突出部
115 凹部
116 凸部
117 堰部材

Claims (14)

  1. 長手状の開口部を有する筐体と、
    前記開口部において前記開口部の長手方向に沿って配置され、前記筐体に回転可能に支持される現像剤担持体と、
    前記筐体の開口部に配置される押圧部材と、
    第1の弾性率を有し、前記筐体の開口部に配置され、前記押圧部材と前記筐体との間において第1の圧縮量で圧縮された状態で挟持され、前記開口部における前記押圧部材と前記筐体との隙間からの現像剤の漏れを防止するための第1シール部材と、
    前記第1の弾性率よりも小さな第2の弾性率を有し、前記筐体の開口部において前記第1シール部材に隣接して配置され、前記押圧部材と前記筐体との間において前記第1の圧縮量よりも大きな第2の圧縮量で圧縮された状態で挟持され、前記開口部における前記押圧部材と前記筐体との隙間からの現像剤の漏れを防止するための第2シール部材とを備えていることを特徴とする、現像装置。
  2. 前記第1シール部材および前記第2シール部材は、前記押圧部材によって、それぞれ前記第1の圧縮量および前記第2の圧縮量で圧縮されることにより、前記筐体と前記押圧部材の対向方向において互いに同じ厚みを有していることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記押圧部材は、硬質材料からなることを特徴とする、請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 一方側端部が前記現像剤担持体を押圧し、前記現像剤担持体に担持される現像剤の層厚を規制するためのブレードユニットを備え、
    前記押圧部材は、前記ブレードユニットであることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 前記筐体は、前記開口部に連通し、現像剤を収容する収容部と、前記開口部の長手方向両端部に位置し、前記開口部と前記収容部との連通方向に沿う方向において、前記現像剤担持体および前記押圧部材と対向するように延びる側部と、前記開口部の長手方向に直交し、かつ、前記連通方向に直交する方向の一端部において、前記開口部の長手方向に延び、前記長手方向両端部に位置する側部の間を連結する連結部とを備え、
    前記第1シール部材は、前記側部に配置され、
    前記第2シール部材は、前記連結部に配置されていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記第1シール部材および前記第2シール部材は、互いに隣接する端部が前記圧縮する方向に重なって配置され、
    その重なり合う前記第1シール部材の端部および前記第2シール部材の端部のいずれか一方には、前記第1シール部材と前記第2シール部材との隣接方向に突出する突出部が形成されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記第2シール部材が、前記筐体と前記第1シール部材との間に配置されることを特徴とする、請求項6に記載の現像装置。
  8. 前記第1シール部材および前記第2シール部材の少なくとも一方は、前記筐体との接触面および前記押圧部材との接触面の少なくとも一方に、凹部および凸部が形成されていることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の現像装置。
  9. 前記凹部および前記凸部は、線状に形成されていることを特徴とする、請求項8に記載の現像装置。
  10. 前記凹部および前記凸部は、前記開口部の内側と外側とを繋ぐ方向と直交する方向に延びていることを特徴とする、請求項9に記載の現像装置。
  11. 前記第1シール部材と前記第2シール部材との接続部分に対して前記開口部の内側から対向配置され、前記接続部分からの現像剤の漏れを防止するための堰部材を備えていることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の現像装置。
  12. 前記現像剤は、重合性単量体を重合させることによって得られる重合トナーであることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれかに記載の現像装置。
  13. 画像形成装置に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    請求項1ないし12のいずれかに記載の現像装置を備えていることを特徴とする、プロセスカートリッジ。
  14. 請求項1ないし12のいずれかに記載の現像装置または請求項13に記載のプロセスカートリッジを備えていることを特徴とする、画像形成装置。
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