JP2006037100A - 難燃性ポリマー成形材料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、次式(I)のホスフィン酸塩及び/または次式(II)のジホスフィン酸塩及び/またはこれらのポリマーの少なくとも一種を含むナノ粒状リン含有難燃剤系を含む、難燃性ポリマー成形材料に関する。
【化1】
[式中、
R1及びR2は、同一かまたは異なり、線状もしくは分枝状C1〜C6アルキル、及び/またはアリールであり、
R3は、線状もしくは分枝状C1〜C10アルキレン、C6〜C10アリーレン、C6〜C10アルキルアリーレン、またはC6〜C10アリールアルキレンであり、
Mは、Mg、Ca、Al、Sb、Sn、Ge、Ti、Fe、Zr、Zn、Ce、Bi、Sr、Mn、Li、Na、K、及び/またはプロトン化した窒素塩基であり、
mは、1〜4であり、
nは、1〜4であり、そして
xは、1〜4である]
【選択図】 なし
Description
R1及びR2は、同一かまたは異なり、線状もしくは分枝状C1〜C6アルキル、及び/またはアリールであり、R3は、線状もしくは分枝状C1〜C10アルキレン、C6〜C10アリーレン、C6〜C10アルキルアリーレンまたはC6〜C10アリールアルキレンであり、Mは、Mg、Ca、Al、Sb、Sn、Ge、Ti、Fe、Zr、Zn、Ce、Bi、Sr、Mn、Li、Na、K及び/またはプロトン化された窒素塩基であり、mは1〜4であり、nは1〜4であり、xは1〜4である。
ナノ粒状リン含有難燃剤系0.5〜45重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物0.5〜95重量%
を含み、これら両成分の合計が100重量%である。
ナノ粒状リン含有難燃剤系0.5〜45重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物0.5〜95重量%、
添加剤0.5〜55重量%、
フィラーまたは強化材0.5〜55重量%、
を含み、これらの成分の合計が100重量%である。
ナノ粒状リン含有難燃剤系10〜40重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物10〜80重量%、
添加剤2〜40重量%、
フィラーまたは強化材2〜40重量%
を含み、これらの成分の合計が100重量%である。
R5〜R7は、水素、C1〜C8アルキル、C5〜C16シクロアルキルもしくはC5〜C16アルキルシクロアルキル(これらは、場合によっては、ヒドロキシまたはC1〜C4ヒドロキシアルキル官能基によって置換されている)、C2〜C8アルケニル、C1〜C8アルコキシ、C1〜C8アシル、C1〜C8アシルオキシ、またはC6〜C12アリールもしくはC6〜C12アリールアルキル、−OR8または−N(R8)R9(これには、N−脂環式またはN−芳香族タイプの系も包含される)であり、
R8は、水素、C1〜C8アルキル、C5〜C16シクロアルキルもしくはC5〜C16アルキルシクロアルキル(これらは、場合によっては、ヒドロキシまたはC1〜C4ヒドロキシアルキル官能基によって置換されている)、C2〜C8アルケニル、C1〜C8アルコキシ、C1〜C8アシル、C1〜C8アシルオキシ、またはC6〜C12アリールもしくはC6〜C12アリールアルキルであり、
R9〜R13は、R8と同じ定義であるか、または−O−R8であり、
m及びnは、互いに独立して、1、2、3または4であり、そして
Xは、トリアジン化合物(III)と付加物を形成することができる酸である。
Mは、Mg、Ca、Al、Sb、Sn、Ge、Ti、Fe、Zr、Zn、Ce、Bi、Sr、Mn、Li、Na、K及び/またはプロトン化された窒素塩基であり、mは1〜4であり、nは1〜4であり、そしてxは1〜4である。
ナノ粒状リン含有難燃剤系0.5〜45重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物0.5〜95重量%、
を含む。
ナノ粒状リン含有難燃剤系0.5〜45重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物0.5〜95重量%、
添加剤0.5〜55重量%、
フィラーまたは強化材0.5〜55重量%、
を含む。
ナノ粒状リン含有難燃剤系10〜40重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物10〜80重量%、
添加剤2〜40重量%、
フィラーまたは強化材2〜40重量%、
を含む。
難燃性ポリマー成形材料60〜98重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物1〜40重量%、
を含む。
難燃性ポリマー成形材料60〜98重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物1〜40重量%、
添加剤0.2〜40重量%、
フィラーまたは強化材0.2〜40重量%、
を含む。
試験方法:
a)平均粒度の測定
Ultra-Turraxミキサーを使用して、1gの固形試験品を、水中3%のイソプロパノールの溶液中に分散させる。Malvern 4700C装置を用いて、光相関分光法によって平均粒度を測定する。
b)ポリマー成形材料及びポリマー成形マトリックス中でのナノ粒状難燃剤系の粒度の測定
複合体の試験品を、Philips PW1710粉末X線回折計(CuKalpha2放射線,波長1.54439オングストローム,加速電圧35kV,加熱電流28mA,モノクロメータ、スキャン速度3°2シータ/分)で測定した。平均一次粒度Dは、半最大強度の位置での回折角シータにおけるX線反射の線幅(ベータ)から次の式に従いシェラー法によって計算する: D=1.54439[ang]*57.3/(ベータ*コサイン(シータ))(H. Krischner, Einfuehrung in die Roentgenfeinstrukturanalyse [X線微細構造分析の手引き], Vieweg (1987) 106-110参照)。
難燃性ポリマー成形材料及び難燃性ポリマー成形体の製造、加工及び試験
難燃剤系成分を、ポリマーペレット及び場合によっては添加剤と混合し、そして二軸スクリュー押出機(ZSK 25 WLE,14.5kg/h,200rpm,L/D:4)中で、170℃(ポリスチレン)、230〜260℃(PBT)または260℃(PA6)、あるいは260〜280℃(PA66)の温度で配合する。均一化されたポリマーストランドを引き抜き、水浴中で冷却し、次いでペレット化する。
難燃性ポリマー成形体の機械的特性の測定
破断時引張ひずみは、DIN EN ISO527−1に基づく方法によって測定した。耐衝撃性は、ISO 180に基づく方法によって測定した。
難燃性ポリマー成形体の難燃性の測定:
UL94試験(アンダーライターズ・ラボラトリーズ)に基づいて試験片を難燃性について試験、クラス付けした。
V−0: 残炎時間が10秒以下、10回接炎した場合の全残炎時間が50秒以下、燃焼滴下物無し、試験片の燃え尽き無し、接炎終了後の試験片の残燼時間が30秒以下。
V−1: 接炎終了後の残炎時間が30秒以下、10回接炎した際の全残炎時間が250秒以下、接炎終了後の試験片の残燼時間が60秒以下、他の基準はV−0と同じ。
V−2: 綿指示材が燃焼滴下物によって着火する。他の基準はV−1と同じ。
分類不能(ucl): 耐火クラスV−2を満たさない。
SV数(比粘度)の測定
ジクロロ酢酸(溶剤)50mlを入れた、すりガラスストッパを備えた250mLの三角フラスコ中に、ポリマー試験片(例えばPBT)0.5gを計り入れる。この試験片を、25℃で攪拌しながら16時間で溶解する。この溶液を、G1ガラスフリットに通して濾過する。この溶液20mlを、毛管中に充填し、(ウベローデ)毛管粘度計中に掛け、そして25℃の温度に制御する。そしてSV数を、SV数=100*[流下時間(試験片溶液)/流下時間(溶剤)−1]の式から計算する。
レーディゲミキサー中で、99.9重量部のジエチルホスフィン酸アルミニウム2を、0.1重量部のアルキルシロキサン(エタノール中10%濃度溶液の形のもの)と混合し、次いでこの材料を乾燥室中で120℃で2時間乾燥する。
例2
レーディゲミキサー中で、99重量部のジエチルホスフィン酸アルミニウム2を、1重量部のアルキルシロキサン(エタノール中10%濃度溶液の形)と混合し、次いでこの材料を乾燥室中で120℃で2時間乾燥する。
例3
レーディゲミキサー中で、90重量部のジエチルホスフィン酸アルミニウム2を10重量部のアルキルシロキサン(エタノール中10%濃度溶液の形)と混合し、次いでこの材料を乾燥室中で120℃で2時間乾燥する。
例4
水410.6g中のジエチルホスフィン酸ナトリウム72gの溶液を80℃に加熱し、次いでマイクロリアクター中で、硫酸アルミニウム溶液107g(Al 4.2重量%)で3時間処理する。この材料を、遠心分離によって電解質不含に洗浄し、そして120℃で5時間乾燥する。
例5
水410.6g中にジエチルホスフィン酸ナトリウム72g及びポリエチレンイミン0.65gを含む溶液を80℃に加熱し、次いでマイクロリアクター中で、硫酸アルミニウム溶液107g(Al 4.2重量%)で3時間処理する。この材料を、遠心分離によって電解質不含に洗浄し、そして120℃で5時間乾燥する。
例6
4.54kgの市販のジエチルホスフィン酸アルミニウム1(平均粒径は約22μm)を、Sweco M−45ミル中で、90.72kgの水と一緒に50時間粉砕し、次いで乾燥する。BET表面積は約66m2/gであり、そして平均粒度は0.023μmである。
例7
上記の“難燃性ポリマー成形材料及び難燃性ポリマー成形体の製造、加工及び試験”に記載した一般手順に従い、10重量部のジエチルホスフィン酸アルミニウム2、30重量部のガラスファイバー、及び59.9重量部のナイロン−6,6を加工して成形材料を得る。0.1重量部のアミノシランを相容化剤として加える。
例8
例7に類似して、10重量部のジエチルホスフィン酸アルミニウム2、30重量部のガラスファイバー、及び59重量部のナイロン−6,6を加工して成形材料を得る。1重量部のグリシドキシシランを相容化剤として加える。
例9(比較例)
例7に類似して、10重量%のジエチルホスフィン酸アルミニウム1、5重量%のメラミンポリホスフェート、5重量%のナノクレイ(nanoclay)、30重量%のガラスファイバー、及び50重量%のナイロン−6,6から組成される成形材料を調製し、そして加工して難燃性ポリマー成形体を得る。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験した試験片はV−0のカテゴリーを満たす。
例10
例7に類似して、10重量%の例2で得た材料、30重量%のガラスファイバー、及び60重量%のナイロン−6,6から組成される成形材料を調製、加工して難燃性ポリマー成形体を得る。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験した試験片はV−0のカテゴリーを満たす。
例11
例7に類似して、10重量%の例3で得た材料、30重量%のガラスファイバー、及び60重量%のナイロン−6,6から組成される成形材料を調製、加工して難燃性ポリマー成形体を得る。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験した試験片は、V−0のカテゴリーを満たす。
例12
例7に類似して、10重量%の例4で得た材料、30重量%のガラスファイバー、及び60重量%のナイロン−6,6から組成される成形材料を調製、加工して難燃性ポリマー成形体を得る。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験した試験片は、V−0のカテゴリーを満たす。
例13
例7に類似して、10重量%の例5で得た材料、30重量%のガラスファイバー、及び60重量%のナイロン−6,6から組成される成形材料を調製、加工して難燃性ポリマー成形体を得る。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験した試験片はV−0のカテゴリーを満たす。
例14
例7に類似して、7.5重量%の例2で得た材料、2.5重量%のメラミンポリホスフェート、30重量%のガラスファイバー、及び60重量%のナイロン−6,6から組成される成形材料を調製、加工して難燃性ポリマー成形体を得る。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験した試験片はV−0のカテゴリーを満たす。
例15
例7に類似して、7.5重量%の例4で得た材料、2.5重量%のメラミンポリホスフェート、30重量%のガラスファイバー、及び60重量%のナイロン−6,6から組成される成形材料を調製、加工して難燃性ポリマー成形体を得る。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験した試験片は、V−0のカテゴリーを満たす。
例16
例7に類似して、7.5重量%の例5で得た材料、2.5重量%のメラミンポリホスフェート、30重量%のガラスファイバー、及び60重量%のナイロン−6,6から組成される成形材料を調製、加工して難燃性ポリマー成形体を得る。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験した試験片はV−0のカテゴリーを満たす。
例17
例7に類似して、7.5重量%の例6(5a)で得た材料、2.5重量%のメラミンポリホスフェート、30重量%のガラスファイバー、及び60重量%のナイロン−6,6から組成される成形材料を調製、加工して難燃性ポリマー成形体を得る。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験した試験片はV−0のカテゴリーを満たす。
例18
例7に類似して、例7で得た材料から組成される成形材料を調製、加工して難燃性ポリマー成形体を得る。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験した試験片は、V−0のカテゴリーを満たす。
例19
例7に類似して、例8(5c)から得た材料から組成される成形材料を調製、加工して難燃性ポリマー成形体を得る。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験された試験片はV−0のカテゴリーを満たす。
例20
410.6gの水中に72gのジエチルホスフィン酸ナトリウム及び0.65gのLupasol G20を含む溶液を80℃に加熱し、次いで硫酸アルミニウム溶液107g(Al 4.2重量%)で3時間処理する。次いで線状ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.0gを加える。この反応溶液を5時間で約95℃に加熱し、かつその最中に、ピネンヒドロパーオキシド0.2g(活性成分44%)及びスチレン51.9g(0.5モル)からなる混合物をポンプで計量添加する。この材料を遠心分離によって電解質不含に洗浄し、そして120℃で5時間乾燥する。
例21
水410.6g中にジエチルホスフィン酸ナトリウム72g及びゼラチン0.65gを含む溶液を80℃に加熱し、そして硫酸アルミニウム溶液(Al 4.2重量%)107gで3時間処理する。次いで、線状ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.0gを加える。この反応溶液を5時間で約95℃に加熱し、かつその最中に、ピネンヒドロパーオキシド0.2g(活性成分44%)及びスチレン51.9g(0.5モル)からなる混合物をポンプで計量添加する。この材料を遠心分離することによって電解質不含に洗浄し、そして120℃で5時間乾燥する。
例22
脱イオン水275gを80℃に加熱し、次いでアルミニウムトリ−sec−ブトキシド41gで30分間処理する。これにより析出物が生じる。この析出物は、濃硝酸1.16g及び脱イオン水80gから組成される溶液を用いて1時間で溶解することができる。三日間攪拌した後、得られたゾルを、ジエチレンホスフィン酸61gで処理する。1.0gの線状ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを次いで加える。この反応溶液を5時間で約95℃に加熱し、かつこの最中に、ピネンヒドロパーオキシド(活性成分44%)とスチレン51.9g(0.5モル)からなる混合物をポンプで計量添加する。この材料を遠心分離によって電解質不含に洗浄し、そして120℃で5時間乾燥する。
例23
ブラベンダー実験室用ニーダーを用いて、ポリスチレン及び例20(13)で得た材料から組成される難燃性ポリマー成形材料を調製し、そしてこの組成物を加工して難燃性ポリマー成形体を得る。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験した試験片はV−0のカテゴリーを満たす。
例24
ブラベンダー実験室用ニーダーを用いて、ポリスチレン及び例21で得た材料から組成される難燃性ポリマー成形材料を調製し、そしてこの組成物を加工して難燃性ポリマー成形体を得る。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験した試験片はV−0のカテゴリーを満たす。
例25
ブラベンダー実験室用ニーダーを用いて、ポリスチレン及び例22(15)で得た材料から組成される難燃性ポリマー成形材料を調製し、そしてこの組成物を加工して難燃性ポリマー成形体を得る。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験した試験片はV−0のカテゴリーを満たす。
例26
2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート及び2−ヒドロキシエチルメタクリレートから誘導されたジウレタンジメタクリレート40.8重量部、ビス(ジイソシアナトメチル)トリシクロデカン及び2−ヒドロキシエチルアクリレートから誘導されたジウレタンジアクリレート24.5重量部、ドデカンジオールジメタクリレート4重量部、テトラアクリロイルオキシエトキシペンタエリトリトール12.3重量部、例6(23 18)で得た材料17.9重量部、及び3−メタクリロイルプロピルトリメトキシシラン0.18重量部からなる混合物を、トリプル−ロールミルを用いて均一化する。
例27(比較例)
2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート及び2−ヒドロキシエチルメタクリレートから誘導されたジウレタンジメタクリレート40.8重量部、ビス(ジイソシアナトメチル)トリシクロデカン及び2−ヒドロキシエチルアクリレートから誘導されたジウレタンジアクリレート24.5重量部、ドデカンジオールジメタクリレート4重量部、テトラアクリロイルオキシエトキシペンタエリトリトール12.3重量部、市販のジエチルホスフィン酸アルミニウム1(平均粒径=約22μm)17.9重量部、及び3−メタクリロイルプロピルトリメトキシシラン0.18重量部からなる混合物を、トリプル−ロールミルを用いて均一化する。透明性の測定は40%の値を与える。
例28
フェナントレンキノン0.1重量部、N,N−ジメチル−p−トルイジン0.2重量部、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルベンゼン0.02重量部を、例26で得た材料と混合する。得られた組成物を、光重合化剤(Heraeus Kulzer GmbH製のDentacolor)を用いて、開口中空の金属製の型中で360秒間硬化して、試験片を得る。上記の一般手順に従い測定した、この難燃性ポリマー成形体中のナノ粒状リン含有難燃剤系の粒度は0.1μmである。アンダーライターズ・ラボラトリーズUL94に従い試験した試験片は、V−0のカテゴリーを満たす。
Claims (52)
- 次式(I)のホスフィン酸塩及び/または次式(II)のジホスフィン酸塩及び/またはこれらのポリマーの少なくとも一種を含むナノ粒状リン含有難燃剤系を含む、難燃性ポリマー成形材料。
R1及びR2は、同一かまたは異なり、そして線状もしくは分枝状C1〜C6アルキル、及び/またはアリールであり、
R3は、線状もしくは分枝状C1〜C10アルキレン、C6〜C10アリーレン、C6〜C10アルキルアリーレン、またはC6〜C10アリールアルキレンであり、
Mは、Mg、Ca、Al、Sb、Sn、Ge、Ti、Fe、Zr、Zn、Ce、Bi、Sr、Mn、Li、Na、K及び/またはプロトン化された窒素塩基であり、
mは、1〜4であり、
nは、1〜4であり、そして
xは、1〜4である] - R1及びR2が、同一かまたは異なり、線状もしくは分枝状C1〜C6アルキル、及び/またはフェニルである、請求項1の難燃性ポリマー成形材料。
- R1及びR2が、同一かまたは異なり、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル及び/またはフェニルである、請求項1または2の難燃性ポリマー成形材料。
- R3が、メチレン、エチレン、n−プロピレン、イソプロピレン、n−ブチレン、tert−ブチレン、n−ペンチレン、n−オクチレンもしくはn−ドデシレン; フェニレンもしくはナフチレン; メチルフェニレン、エチルフェニレン、tert−ブチルフェニレン、メチルナフチレン、エチルナフチレンもしくはtert−ブチルナフチレン; フェニルメチレン、フェニルエチレン、フェニルプロピレン、もしくはフェニルブチレンである、請求項1〜3のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。
- ナノ粒状リン含有難燃剤系の粒度が、1〜1000nm、好ましくは5〜500nmである、請求項1〜4のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。
- ナノ粒状リン含有難燃剤系のBET表面積が2〜1000m2/g、特に好ましくは5〜500m2/gである、請求項1〜5のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。
- ナノ粒状リン含有難燃剤系が、0.01〜10重量%の量で保護コロイド及び/または結晶化改質剤を含む、請求項1〜6のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。
- ナノ粒状リン含有難燃剤系0.5〜45重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物0.5〜95重量%、
を含み、前記成分の合計が100重量%である、
請求項1〜7のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。 - ナノ粒状リン含有難燃剤系0.5〜45重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物0.5〜95重量%、
添加剤0.5〜55重量%、
フィラーまたは強化材0.5〜55重量%、
を含み、前記成分の合計が100重量%である、
請求項1〜7のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。 - ナノ粒状リン含有難燃剤系10〜40重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物10〜80重量%、
添加剤2〜40重量%、
フィラーまたは強化材2〜40重量%、
を含み、前記成分の合計が100重量%である、
請求項1〜7のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。 - ポリマーが熱可塑性または熱硬化性ポリマーである、請求項1〜10のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。
- 熱可塑性ポリマーが、HI(耐衝撃性)ポリスチレン、ポリフェニレンエーテル、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリエーテル、及びABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)またはPC/ABS(ポリカーボネート/アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)で表される種のブレンドまたはポリブレンド、好ましくはポリアミド、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、及び/またはABSである、請求項11の難燃性ポリマー成形材料。
- 熱硬化性ポリマーが、ホルムアルデヒドポリマー、エポキシポリマー、メラミンポリマー、またはフェノール樹脂ポリマー、及び/またはポリウレタンである、請求項11の難燃性ポリマー成形材料。
- 添加剤が、窒素化合物、リン化合物、またはリン−窒素化合物である、請求項10または11の難燃性ポリマー成形材料。
- 添加剤が、次式(III)〜(VIII)の窒素化合物、またはこれらの混合物である、請求項9〜14のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。
R5〜R7は、水素、C1〜C8アルキル、C5〜C16シクロアルキルまたはC5〜C16アルキルシクロアルキル(これらは場合によってはヒドロキシまたはC1〜C4ヒドロキシアルキル官能基によって置換されている)、C2〜C8アルケニル、C1〜C8アルコキシ、C1〜C8アシル、C1〜C8アシルオキシ、C6〜C12アリールもしくはC6〜C12アリールアルキル、−OR8、または−N(R8)R9(N−脂環式もしくはN−芳香族タイプのものも含まれる)であり、
R8は、水素、C1〜C8アルキル、C5〜C16シクロアルキルもしくはC5〜C16アルキルシクロアルキル(これは場合によってはヒドロキシもしくはC1〜C4ヒドロキシアルキル官能基によって置換されている)、C2〜C8アルケニル、C1〜C8アルコキシ、C1〜C8アシル、C1〜C8アシルオキシ、またはC6〜C12アリールもしくはC6〜C12アリールアルキルであり、
R9〜R13は、R8と同じく定義されるか、または−O−R8であり、
m及びnは、互いに独立して、1、2、3または4であり、
Xは、トリアジン化合物(III)と付加物を形成することができる酸である] - 添加剤が、窒素化合物、例えばメラミン、メラミン縮合物、例えばメラム、メレム及び/またはメロン; ベンゾグアナミン、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、アラントイン、グリコールウリル、ジシアンジアミド、及び/またはグアニジンである、請求項9〜15のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。
- 添加剤が、メラミンホスフェート、ジメラミンホスフェート、メラミンピロホスフェート、メラミンポリホスフェート、メラムポリホスフェート、メレムポリホスフェート、及び/またはメロンポリホスフェート、及び/またはメラミンシアヌレート、及び/または尿素シアヌレートである、請求項9〜14のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。
- 添加剤が、亜鉛化合物、例えば酸化亜鉛、水酸化亜鉛、酸化亜鉛水和物、無水炭酸亜鉛、塩基性炭酸亜鉛、炭酸水酸化亜鉛、塩基性炭酸亜鉛水和物、(塩基性)ケイ酸亜鉛、ヘキサフルオロケイ酸亜鉛、スズ酸亜鉛、炭酸水酸化アルミニウムマグネシウム亜鉛、ヘキサフルオロケイ酸亜鉛6水和物、第3主族のオキソ酸の亜鉛塩、例えばホウ酸亜鉛、第5主族のオキソ酸の亜鉛塩、例えばリン酸亜鉛、ピロリン酸亜鉛、遷移金属のオキソ酸の亜鉛塩、例えばクロム酸(VI)亜鉛水酸化物(亜鉛黄)、亜鉛クロマイト、モリブデン酸亜鉛、過マンガン酸亜鉛、モリブデン酸亜鉛ケイ酸マグネシウム、過マンガン酸亜鉛である、請求項9または10の難燃性ポリマー成形材料。
- 添加剤が、アンチモン化合物、例えば三酸化アンチモン、四酸化アンチモン、五酸化アンチモン、アンチモン酸ナトリウム、及び/または酒石酸アンチモンである、請求項9または10の難燃性ポリマー成形材料。
- 添加剤が、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレートと芳香族ポリカルボン酸とのオリゴマー性エステルであるか、またはカルボジイミド、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、ポリイソシアネート、カルボニルビスカプロラクタム、スチレン−アクリル酸ポリマー、立体障害性フェノール、及び/または式(NH4)yH3-yPO4もしくは(NH4PO3)z(式中、yは1〜3であり、そしてzは1〜10000である)で表される窒素含有ホスフェートであるか、または離型剤である、請求項9または10の難燃性ポリマー成形材料。
- 添加剤が少なくとも一種の相容化剤である、請求項9〜20のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。
- 相容化剤が、酸無水物で変性したオリゴマーまたはヒドロキシ含有ポリオレフィンオリゴマー、好ましくはポリプロピレン−無水マレイン酸コポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラヒドロフラン、ポリスチレン、ポリカプロラクトン、オルガノシラン、及び/または第四級アンモニウム化合物である、請求項21の難燃性ポリマー成形材料。
- ポリブチレンテレフタレート成形材料の場合のSV数が、750〜1400、好ましくは950〜1300、特に1000〜1200である、請求項1〜22のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。
- ナイロン−6,6に基づくガラス繊維で強化した難燃性ポリマー成形材料の場合のMVR値が、2〜200cm3/分(275℃,5kg)である、請求項1〜22のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。
- 残留含水率が0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜1重量%である、請求項1〜24のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。
- 透明性が70〜100%である、請求項1〜25のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料。
- リン含有難燃剤系を、配合装置中で、ポリマー成形材料またはポリマー中に分散させることを含む、請求項1〜26のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料を製造する方法。
- リン含有難燃剤系を、配合装置中で、ポリマー成形材料と一緒にポリマー中に分散させることを含む、請求項1〜26のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料を製造する方法。
- 更に別のポリマー、添加剤、助剤、特に分散剤、及び/または相容化剤を加える、請求項27または28の難燃性ポリマー成形材料の製造方法。
- 配合装置が、単軸もしくは二軸スクリューニーダー、コニーダー、ブラベンダーニーダー、カレンダー、またはロールミル(トリプルロールミルも含む)である、請求項17〜29のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料の製造方法。
- 温度が50〜150℃であり、反応時間が0.01〜100時間であり、そして圧力が1〜200MPaである、請求項27〜30のいずれか一つの方法。
- ナノ粒状リン含有難燃剤系を基準にして0.01〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の量の少なくとも一種の相容化剤を添加剤として加える、請求項27〜31のいずれか一つの難燃性ポリマー成形材料の製造方法。
- 相容化剤が、酸無水物で変性したオリゴマーまたはヒドロキシ含有ポリオレフィンオリゴマー、好ましくはポリプロピレン−無水マレイン酸コポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラヒドロフラン、ポリスチレン、ポリカプロラクトン、オルガノシラン、及び/または第四級アンモニウム化合物を含む、請求項32の難燃性ポリマー成形材料の製造方法。
- 加工温度が、
ポリスチレンの場合は170〜200℃、
ポリプロピレンの場合は200〜300℃、
ポリエチレンテレフタレート(PET)の場合は250〜290℃、
ポリブチレンテレフタレート(PBT)の場合は230〜270℃、
ナイロン−6(PA6)の場合は260〜290℃、
ナイロン−6,6の場合は260〜290℃、
ポリカーボネートの場合は280〜320℃である、
請求項27〜33のいずれか一つの方法。 - 押出機のL/D値が1〜100、好ましくは2〜50である、請求項34の方法。
- 配合装置の剪断速度が、10秒-1〜20000秒-1、好ましくは100秒-1〜10000秒-1である、請求項27〜36のいずれか一つの方法。
- 次式(I)のホスフィン酸塩及び/または次式(II)のジホスフィン酸塩及び/またはこれらのポリマーを含むナノ粒状リン含有難燃剤系を含む、ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメント、またはポリマーファイバー。
R1及びR2は、同一かまたは異なり、線状もしくは分枝状C1〜C6アルキル、及び/またはアリールであり、
R3は、線状もしくは分枝状C1〜C10アルキレン、C6〜C10アリーレン、C6〜C10アルキルアリーレン、またはC6〜C10アリールアルキレンであり、
Mは、Mg、Ca、Al、Sb、Sn、Ge、Ti、Fe、Zr、Zn、Ce、Bi、Sr、Mn、Li、Na、K、及び/またはプロトン化した窒素塩基であり、
mは、1〜4であり、
nは、1〜4であり、そして
xは、1〜4である] - ナノ粒状リン含有難燃剤系0.5〜45重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物0.5〜95重量%、
を含む、請求項37のポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメントまたはポリマーファイバー。 - ナノ粒状リン含有難燃剤系0.5〜45重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物0.5〜95重量%、
添加剤0.5〜55重量%、
フィラーまたは強化材0.5〜55重量%、
を含む、請求項37または38のポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメントまたはポリマーファイバー。 - ナノ粒状リン含有難燃剤系10〜40重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物10〜80重量%、
添加剤2〜40重量%、
フィラーまたは強化材2〜40重量%、
を含む、請求項39のポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメントまたはポリマーファイバー。 - 請求項1〜25のいずれか一つに記載の難燃性ポリマー成形材料を含む、ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメントまたはポリマーファイバー。
- 難燃性ポリマー成形材料60〜98重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物1〜40重量%、
を含む、請求項40のポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメントまたはポリマーファイバー。 - 難燃性ポリマー成形材料60〜98重量%、
ポリマーまたはポリマー混合物1〜40重量%、
添加剤0.2〜40重量%。
フィラーまたは強化材0.2〜40重量%、
を含む、請求項42のポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメントまたはポリマーファイバー。 - ポリブチレンテレフタレートまたはナイロン−6,6またはナイロン−6の場合の弾性率が10000〜12000MPaである、請求項37〜43のいずれか一つのポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメントまたはポリマーファイバー。
- ポリマー成形体のUL94クラスがV−1またはV−0である、請求項37〜44のいずれか一つのポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメントまたはポリマーファイバー。
- ポリブチレンテレフタレートの場合の破断時引張ひずみが1.3〜3%、好ましくは1.9〜2.2%である、請求項37〜45のいずれか一つのポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメントまたはポリマーファイバー。
- ポリブチレンテレフタレートの場合の耐衝撃性が45〜70KJ/m2、好ましくは55〜62kJ/m2である、請求項37〜46のいずれか一つのポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメントまたはポリマーファイバー。
- ポリブチレンテレフタレートの場合のグローワイヤー温度(グローワイヤー着火試験、GWIT)が750〜900℃、好ましくは775〜875℃である、請求項37〜47のいずれか一つのポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメントまたはポリマーファイバー。
- 透明性が70〜100%である、請求項37〜48のいずれか一つのポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメントまたはポリマーファイバー。
- ナノ粒状リン含有難燃剤系の粒度が1〜1000nm、好ましくは5〜500nmであり、及び/またはナノ粒状リン含有難燃剤系のBET表面積が2〜1000m2/g、好ましくは5〜500m2/gであり、及び/またはナノ粒状リン含有難燃剤系が、0.01〜10重量%の量で保護コロイド及び/または結晶化改質剤を含む、請求項37〜49のいずれか一つのポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメントまたはポリマーファイバー。
- 射出成形を含む、請求項37〜50のいずれか一つのポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマーフィラメントまたはポリマーファイバーの製造方法。
- 加工温度が、
ポリスチレンの場合は200〜250℃、
ポリプロピレンの場合は200〜300℃、
ポリエチレンテレフタレート(PET)の場合は250〜290℃、
ポリブチレンテレフタレート(PBT)の場合は230〜270℃、
ナイロン−6(PA6)の場合は260〜290℃、
ナイロン−6,6(PA6.6)の場合は260〜290℃、
ポリカーボネートの場合は280〜320℃である、
請求項51の方法。
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