JP2006034043A - フラットケーブルの保護構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造が簡単で安価であり、しかもフラットケーブルに簡単に取り付けることができて取り付け作業性もよい保護材によってフラットケーブルを保護するフラットケーブルの保護構造を提供する。
【解決手段】 フラットケーブル1とフラットケーブル1よりもやや幅広のシート状の保護材2とを重ねた状態でこれらを挟持部材3で挟み込み、挟み込んだシート状の保護材2を、フラットケーブル1に沿って挟持部材3で保持した。
【選択図】 図4

Description

本発明は、フラットケーブルへの損傷を防止するためのフラットケーブルの保護構造に関する。
従来、フラットケーブルを損傷から保護するための保護材として、例えば、特許文献1に示すように、幅方向に扁平な基部と、基部の両端部から内方に延設されて端部同士が互いに対向する挟持部とを有して構成され、基部と挟持部との間に形成される収容部にフラットケーブルを収容して挟持することによりフラットケーブルに取り付けられる保護材が知られている。また、他の保護材として、特許文献2に示すように、フラットケーブルのケーブル本体を包み込み、重なり合った端部を接合するとともに、ケーブル本体の表面と接合してケーブル本体に設けられるシートが知られている。
特開2002−233026号公報 特開平11−273460号公報
しかしながら、上記のようにしてフラットケーブルに取り付けられる特許文献1に記載の保護材は、フラットケーブルに取り付けるために、基部の両端部から延設される挟持部が必要であり、形状が複雑でコスト高となってしまう。また、収容部にフラットケーブルを挿入した後、ケーブル長手方向への保護材の移動を防止するためにテープ等で保護材をフラットケーブルに固定する作業が必要となり、取付作業における作業効率が悪い。
一方、上記のようにケーブル本体に巻き付けてケーブル本体に設けられる特許文献2に記載のシートは、ケーブル本体に巻き付けて端部を重ね合わせて接合するための長さが必要となり、材料費が高くついてしまう。
本発明の目的は、構造が簡単で安価であり、しかもフラットケーブルに簡単に取り付けることができて取り付け作業性もよい保護材によってフラットケーブルを保護するフラットケーブルの保護構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、フラットケーブルの片面または両面にシート状の保護材を沿わせ、該シート状の保護材を保持部材によって保持したことを特徴とする。
このような請求項1に記載の発明では、フラットケーブルの片面または両面に沿って、シート状の保護材が、保持部材によって保持されて取り付けられる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の前記保持部材は、前記フラットケーブルのブリッジ部と前記シート状の保護材とを貫通して貫通状態を保持しうる突起を備えることを特徴とする。
このような請求項2に記載の発明では、前記突起をフラットケーブルのブリッジ部およびシート状の保護材に貫通させることにより、シート状の保護材がフラットケーブルに沿って保持され、フラットケーブルに取り付けられる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の前記保持部材に、前記フラットケーブルを固定するための固定対象に係止する係止突起を設けたことを特徴とする。
このような請求項3に記載の発明では、保持部材により、フラットケーブルに保護材を取り付けた後、保持部材に設けた係止突起を固定対象に係止することにより、その固定対象にフラットケーブルが固定される。
請求項4に記載の発明は、請求項1または3に記載の前記保持部材は、前記フラットケーブルと前記シート状の保護材とを重ねた状態でこれらを挟み込み、挟み込んだ前記シート状の保護材を保持する挟持部材であることを特徴とする。
このような請求項4に記載の発明では、フラットケーブルとシート状の保護材とを重ねた状態で、これらを挟持部材で挟み込み、この挟持部材でシート状の保護材をフラットケーブルに沿って保持させることにより、保護材がフラットケーブルに取り付けられる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の前記挟持部材に、該挟持部材で挟み込んだ前記フラットケーブルのブリッジ部と前記シート状の保護材とを貫通させる突起を設けたことを特徴とする。
このような請求項5に記載の発明では、フラットケーブルとシート状の保護材とを重ねた状態でこれらを挟持部材で挟み込む際に、挟持部材に設けられた突起をフラットケーブルとシート状の保護材に貫通させることで、シート状の保護材の移動が抑止され、挟持部材によるシート状の保護材の保持が可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1,2,3,4または5に記載の前記シート状の保護材を、前記フラットケーブルの片面を覆うことができる幅を有するように形成し、該シート状の保護材を前記フラットケーブルの片面側に一枚備えることを特徴とする。
このような請求項6に記載の発明では、フラットケーブルに取り付けられたシート状の保護材により、フラットケーブルの片面が覆われる。
請求項7に記載の発明は、請求項1,2,3,4または5に記載の前記シート状の保護材を、前記フラットケーブルの片面を覆うことができる幅を有するように形成し、該シート状の保護材を、前記フラットケーブルの両面側にそれぞれ一枚ずつ備えることを特徴とする。
このような請求項7に記載の発明では、フラットケーブルに取り付けられたシート状の保護材により、フラットケーブルの両面が覆われる。
請求項8に記載の発明は、請求項1,2,3,4または5に記載の前記シート状の保護材を、前記フラットケーブルの両面を覆うことができる幅を有するように形成し、該シート状の保護材を、前記フラットケーブルの両面を覆うようにして折り返して重ねたことを特徴とする。
このような請求項8に記載の発明では、フラットケーブルに取り付けられたシート状の保護材により、フラットケーブルの両面が覆われる。
請求項9に記載の発明は、請求項1,2,3,4,5または6に記載の前記保持部材は、前記フラットケーブルの片面を覆って保護する板部を備えることを特徴とする。
このような請求項9に記載の発明では、フラットケーブルに沿ってシート状の保護材を保持する保持部材の板部によりフラットケーブルの片面が覆われる。
請求項1に記載の発明によれば、保持部材によって保持されてフラットケーブルに取り付けられたシート状の保護材は、構造が簡単で安価であり、このようなシート状の保護材によりフラットケーブルへの損傷を防止してこれを保護することができる。また、前記シート状の保護材は、保持部材によってフラットケーブルに簡単に取り付けることができるので、取り付け作業における作業性もよい。
請求項2に記載の発明によれば、フラットケーブルのブリッジ部およびシート状の保護材を貫通する突起により、フラットケーブルにシート状の保護材を取り付けることができ、このようにして取り付けられたシート状の保護材は、構造が簡単で安価である。また、フラットケーブルに簡単に取り付けることができるので取り付け作業における作業性もよい。
請求項3に記載の発明によれば、フラットケーブルにシート状の保護材を取り付けるための保持部材を用いてフラットケーブルを固定対象に固定することができる。
請求項4に記載の発明によれば、挟持部材によってフラットケーブルにシート状の保護材を取り付けることができ、このように挟持部材で取り付けられたシート状の保護材は、簡単な構造で安価である。また、フラットケーブルに簡単に取り付けることができるので、取り付け作業性もよい。
請求項5に記載の発明によれば、フラットケーブルとシート状の保護材とを貫通する挟持部材の突起により、シート状の保護材の移動が抑止され、挟持部材により、シート状の保護材を保持することができる。
請求項6に記載の発明によれば、フラットケーブルの片面を覆うように取り付けられた保護材により、フラットケーブルの片面を損傷から保護することができる。
請求項7,8に記載の発明によれば、フラットケーブルの両面を覆うように取り付けられた保護材により、フラットケーブルの両面を損傷から保護することができる。
請求項9に記載の発明によれば、保持部材でフラットケーブルを保護することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態の一例について説明する。
図1ないし図4は、本発明の第一実施形態において保護材をフラットケーブルに取り付ける時の様子を示す斜視図である。
図において、符号1はフラットケーブル、符号2は保護材、符号3は挟持部材を示しており、挟持部材3により保護材2がフラットケーブル1の片面に沿って保持されて取り付けられるようになっている。
前記フラットケーブル1は、導体の上に絶縁被覆を施してなる芯線部4が同一平面上に並行に複数配置され、隣り合う前記芯線部4が絶縁材で形成されたブリッジ部5を介して一体に連結されて構成される既知構成のものである。かかるフラットケーブル1の各ブリッジ部5には、ケーブル幅方向に直線状に並ぶようにして貫通孔6が形成されている。
前記保護材2は、フラットケーブル1よりもやや幅広でシート状に形成されており、フラットケーブル1の片面を覆うことができる幅を有するように形成されている。そして、この保護材2は、フラットケーブル1が損傷するおそれがある部分に適宜長さで取り付けられるようになっている。保護材2には、前記フラットケーブル1のブリッジ部5に形成された貫通孔6に対応する位置に、貫通孔7が3つ形成されている。
前記挟持部材3は、第一挟持部材8と第二挟持部材9とで構成されている。これら第一挟持部材8と第二挟持部材9は、ともに正面視コ字形状に形成されている。第一挟持部材8の両側の側部10a,10bの外面には、それぞれ係止突起11が設けられており(側部10aの係止突起11のみ図示)、第二挟持部材9の両側の側部12a,12bには、係止突起11に係止する係止孔13がそれぞれに設けられている。そして、係止突起11に係止孔13を係止させて第一挟持部材8と第二挟持部材9とを互いに係止させ合うようになっており、このときに、第一挟持部材8の基部14と第二挟持部材9の基部15の間でフラットケーブル1と保護材2とを挟み込むことができるようになっている。このように第一挟持部材8と第二挟持部材9の間に、フラットケーブル1と保護材2とを挟み込んだとき、第一挟持部材8の基部14と保護材2との間、第二挟持部材9の基部15とフラットケーブル1との間には、隙間が空かない状態となっていてもよいし、これらの間に隙間が空いた状態となっていてもよい。
前記第一挟持部材8の基部14の内面は、保護材2の幅と同じ幅かこれよりも幅広に形成され、かかる基部14の内面には、突起16が3つ設けられている。この突起16は、フラットケーブル1の貫通孔6と保護材2の貫通孔7に対応する位置に設けられている。そして、突起16は、フラットケーブル1と保護材2とを重ねた状態で、これらを第一挟持部材8の基部14に載置したときに貫通孔6と貫通孔7とを貫通することができる長さを有し、側部10a,10bの高さまで達しない長さとなるように形成されている。
次に、フラットケーブル1に保護材2を取り付ける工程について説明する。フラットケーブル1に保護材2を取り付けるには、先ず、図1に示す状態から、図2に示すように、第一挟持部材8の突起16を保護材2の貫通孔7に挿通して第一挟持部材8の基部14の上に保護材2を載置し、その上に、図3に示すように、第一挟持部材8の突起16をフラットケーブル1の貫通孔6に挿通してフラットケーブル1を重ねる。そして、このように第一挟持部材8の基部14上で保護材2とフラットケーブル1を重ねてそれぞれに突起16を貫通させた状態で、第二挟持部材9の係止孔13を第一挟持部材8の係止突起11に係止させることにより、第一挟持部材8と第二挟持部材9とを係止させ合い、これら第一挟持部材8と第二挟持部材9とでフラットケーブル1と保護材2とを挟み込む。このとき、保護材2は、フラットケーブル1と保護材2を貫通している突起16により、ケーブル長手方向への移動が抑止される。以上により、保護材2がフラットケーブル1に沿って保持される。
このようにしてフラットケーブル1の片面側に取り付けられた保護材2により、フラットケーブル1の片面への損傷を防止することができる。
以上説明した本例のフラットケーブルの保護構造によれば、挟持部材3によりシート状の保護材2をフラットケーブル1に取り付けることができ、かかる保護材2によりフラットケーブル1への損傷を防止してこれを保護することができる。そして、シート状の保護材2は、フラットケーブル1に簡単に取り付けることができ、取り付け作業における作業性も良好である。さらにシート状の保護材2は、簡単な構造で安価である。
また、フラットケーブル1と保護材2に、突起16を挿通するための貫通孔6と貫通孔7を予め設けておくことにより、フラットケーブル1と保護材2の位置決めをすることができる。
さらに、本例のフラットケーブルの保護構造によれば、保護材2は、従来例(特許文献2)の保護材のようにフラットケーブル1の両面を覆って取り付ける必要はないことから、フラットケーブル1の片面だけを覆えばよい場合には、保護材2は、フラットケーブル1の片面を覆うことができる幅を有していればよい。したがって、このようなことからも、安価な保護構造とすることができる。
ただし、フラットケーブル1の両面を保護する必要がある場合には、図示しないが、保護材2をフラットケーブル1の両面にそれぞれ一枚ずつ重ね、このようにして重ねた保護材2とフラットケーブル1を挟持部材3で挟み込んで保護材2を保持してもよい。
上記本例のフラットケーブルの保護構造において、第一挟持部材8には、図5に示すように、基部14の外面に、係止突起17を設けてもよい。この係止突起17は、フラットケーブル1を固定するための固定対象(図示省略)に係止するための既知構成のもので、かかる係止突起17を前記固定対象に設けた貫通孔(図示省略)に係止させることにより、前記固定対象にフラットケーブル1を固定することができる。このような挟持部材3によれば、フラットケーブル1を前記固定対象に固定するクランプとして用いることができる。
次に、本発明のフラットケーブルの保護構造の第二実施形態について図6および図7を参照して説明する。
図6は本発明のフラットケーブルの保護構造の第二実施形態における保護材を示す斜視図、図7は図6に示す保護材をフラットケーブルに取り付けるときの様子を示す斜視図である。図において、上記第一実施形態と同一の構成には同一の符号を付して示している。
本例のフラットケーブルの保護構造では、フラットケーブル1の両面を、符号20で示される保護材によって覆うようになっている。保護材20は、フラットケーブル1の両面を覆うことができる幅を有するように形成され、可撓性を有しており、フラットケーブル1に取り付けられるときに、幅方向の略中央部である符号21で示される部分(二点鎖線の部分)を軸にして折り返すようになっている。保護材20は、この符号21で示される二点鎖線の部分を境にして符号20aで示される部分と符号20bで示される部分とで構成されていると言うことができる。
また、この保護材20には、前記符号20aで示される部分と符号20bで示される部分にそれぞれ3つずつ、合計6つの貫通孔22a〜22fが設けられており、保護材20を折り返したとき、貫通孔22aと22f、貫通孔22bと22e、貫通孔22cと22dが一致して、これらのそれぞれに突起16を挿通することができるようになっている。
挟持部材3の突起16は、後述するようにフラットケーブル1に保護材20を取り付ける際、フラットケーブル1の両面を覆うようにして保護材20を折り返してこれをフラットケーブル1に重ねたときに、フラットケーブル1の貫通孔6と保護材20の貫通孔22a〜22fとを貫通することができる長さを有して形成されている。
また、挟持部材3は、このようにフラットケーブル1の両面を覆うようにして保護材20を折り返して重ねた状態で、これら保護材20およびフラットケーブル1を第一挟持部材8の基部14と第二挟持部材9の基部15との間で挟み込んで保護材20を保持することができるようになっている。
その他の構成は上記第一実施形態と同様であり、その説明を省略する。
以上のような保護材20のフラットケーブル1への取付は、保護材20の貫通孔22a〜22cに第一挟持部材8の突起16をそれぞれ挿通して符号20aで示す部分を第一挟持部材8の基部14上に載置する。そして、基部14上に載置した保護材20の符号20aで示す部分の上にフラットケーブル1を載置してフラットケーブル1の貫通孔6に第一挟持部材8の突起16を挿通する。そして、図7に示すように、保護材20を折り返して符号20bで示される部分をフラットケーブル1に重ね、貫通孔22d〜22fに突起16を挿通する。そして、このようにして保護材20をフラットケーブル1の両面を覆うようにして折り返して重ね、突起16をフラットケーブル1および保護材20に貫通させた状態で、第二挟持部材9の係止孔13を第一挟持部材8の係止突起11に係止させることにより、第一挟持部材8と第二挟持部材9とを係止させ合い、これら第一挟持部材8と第二挟持部材9とでフラットケーブル1と保護材20とを挟み込む。このとき、上記第一実施形態と同様、保護材20は、フラットケーブル1と保護材20を貫通している突起16により、ケーブル長手方向への移動が抑止される。以上により、保護材20がフラットケーブル1に沿って保持される。
このような本例のフラットケーブルの保護構造によっても、上記第一実施形態と同様、保護材20の形状を複雑にすることなく、簡単な構造で安価な保護材20をフラットケーブル1に取り付けることができ、また取付作業における作業効率も良好である。また、本例によれば、フラットケーブル1の両面を損傷から保護することができる。
上記各実施形態において、挟持部材3は、第一挟持部材8と第二挟持部材9とを別体で構成したが、これらをヒンジを介して一体としてもよい。
また、上記各実施形態において、挟持部材3によってフラットケーブル1と保護材2または保護材20を挟み込み、突起16をフラットケーブル1と保護材2または保護材20に貫通させることにより、保護材2または保護材20を保持しているが、挟持部材3による保護材2または保護材20の保持は、これに限られるものではない。例えば、挟持部材3によってフラットケーブル1と保護材2または保護材20を挟み込み、挟持部材3に、フラットケーブル1と保護材2または保護材20をスポット溶接などで固定することにより、保護材2または保護材20を保持してもよい。
次に、本発明のフラットケーブルの保護構造の第三実施形態について図8を参照して説明する。
図8は本実施形態において保護材をフラットケーブルに取り付ける前の状態を示す斜視図である。
図において、本例では、フラットケーブル1には、ブリッジ部5に、貫通孔6が一つだけ形成されている。また、保護材2には、この貫通孔6に対応する位置に、貫通孔7が一つだけ形成されている。但し、貫通孔6および貫通孔7の数はこれに限られるものではない。
符号30は、フラットケーブル1に沿って保護材2を保持するための保持部材を示している。この保持部材30は、板部31と、板部31に立設された突起32とで構成されている。突起32は、フラットケーブル1のブリッジ部5に形成された貫通孔6と保護材2に形成された貫通孔7に挿通できるようになっている。そして、フラットケーブル1と保護材2とを重ねたときに、突起32は、フラットケーブル1の貫通孔6と保護材2の貫通孔7とを貫通することができる長さを有して形成されている。突起32の数は、一つに限られるものではなく、複数設けられていてもよい。
突起32の先端部には、スリット33を有する略円錐形状の係止部34が形成されている。この係止部34は、フラットケーブル1と保護材2とが重なった状態で、これらに形成された貫通孔6,7に、フラットケーブル1側から突起32を挿入して貫通させたときに、保護材2に係止するようになっている。
本例では、保持部材30の突起32を、先ず、フラットケーブル1の貫通孔6に挿通して板部31上にフラットケーブル1を載置する。次に、突起32を保護材2の貫通孔7に挿通して、フラットケーブル1の上に保護材2を沿わせる。このとき、フラットケーブル1の貫通孔6と保護材2の貫通孔7を貫通している突起32の係止部34は保護材2の表面上に係止しており、これにより、保護材2がフラットケーブル1に沿って保持される。
このような本例のフラットケーブルの保護構造によっても、第一実施形態と同様の効果を得ることができる。
本例においても、図示しないが、フラットケーブル1を固定するための固定対象に係止するための係止突起を、板部31に設けてもよい。
また、本例において、突起32の先端部に形成された係止部34は、保護材2に係止するようになっているが、保護材2の貫通孔7に貫通させた突起32が抜けることを防止でき、貫通状態を保持することができるようになっていればどのような構成であってもよい。
本例において、フラットケーブル1の両面を保護する場合には、図示しないが、保護材2をフラットケーブル1の両面にそれぞれ一枚ずつ重ね、これら保護材2とフラットケーブル1に突起32を貫通させて保護材2を保持させてもよい。また、図6に示す保護材20を、図示しないが、フラットケーブル1の両面を覆うようにして折り返してこれをフラットケーブル1に重ね、保護材20の貫通孔22a〜22cの何れかと貫通孔22d〜22fの何れか、および、フラットケーブル1の貫通孔6に、突起32を貫通させて、保護材20を保持させてもよい。
さらに、本例において、図9に示すように、保持部材30の板部31を、フラットケーブル1の片面を覆うことができる幅を有するように形成し、保護材2と同じ長さを有するように形成すれば、かかる板部31によってフラットケーブル1の片面が覆われ、フラットケーブル1を保護することができる。なお、第一実施形態において、第二挟持部材9の基部15を、保護材2と同じ長さを有するように形成することにより、基部15によってフラットケーブル1の片面が覆われ、フラットケーブル1を覆うことができる。この場合、第二挟持部材9の板部15は、請求項9に言う板部を構成する。
上記第三実施形態において、保持部材30を用いず、他の構成によって保護材2をフラットケーブル1に沿って保持してもよい。例えば、図示しないが、保護材2の貫通孔6が形成されている位置に、かかる貫通孔6の代わりに、保持部材30における突起32を設ける。そして、かかる突起32をフラットケーブル1の貫通孔6に貫通させて、係止部34をフラットケーブル1に係止させ、フラットケーブル1に沿って保護材2を保持させてもよい。この場合、突起32により保護材2が保持され、突起32は、請求項に言う保持部材を構成する。
本発明の第一実施形態において保護材をフラットケーブルに取り付ける時の様子を示す斜視図。 本発明の第一実施形態において保護材をフラットケーブルに取り付ける時の様子を示す斜視図。 本発明の第一実施形態において保護材をフラットケーブルに取り付ける時の様子を示す斜視図。 本発明の第一実施形態において保護材をフラットケーブルに取り付ける時の様子を示す斜視図。 図1ないし図4に示す挟持部材の変形例を示す正面図。 本発明のフラットケーブルへの保護構造の第二実施形態における保護材を示す斜視図。 図6に示す保護材をフラットケーブルに取り付けるときの様子を示す斜視図。 本発明の第三実施形態において保護材をフラットケーブルに取り付ける前の状態を示す斜視図である。 本発明の第三実施形態の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 フラットケーブル
2,20 保護材
3 挟持部材
5 ブリッジ部
16 突起
17 係止突起
30 保持部材
31 板部
32 突起

Claims (9)

  1. フラットケーブルの片面または両面にシート状の保護材を沿わせ、該シート状の保護材を保持部材によって保持したことを特徴とするフラットケーブルの保護構造。
  2. 前記保持部材は、前記フラットケーブルのブリッジ部と前記シート状の保護材とを貫通して貫通状態を保持しうる突起を備えることを特徴とする請求項1に記載のフラットケーブルの保護構造。
  3. 前記保持部材に、前記フラットケーブルを固定するための固定対象に係止する係止突起を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のフラットケーブルの保持構造。
  4. 前記保持部材は、前記フラットケーブルと前記シート状の保護材とを重ねた状態でこれらを挟み込み、挟み込んだ前記シート状の保護材を保持する挟持部材であることを特徴とする請求項1または3に記載のフラットケーブルの保護構造。
  5. 前記挟持部材に、該挟持部材で挟み込んだ前記フラットケーブルのブリッジ部と前記シート状の保護材とを貫通させる突起を設けたことを特徴とする請求項4に記載のフラットケーブルの保護構造。
  6. 前記シート状の保護材を、前記フラットケーブルの片面を覆うことができる幅を有するように形成し、該シート状の保護材を前記フラットケーブルの片面側に一枚備えることを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載のフラットケーブルの保護構造。
  7. 前記シート状の保護材を、前記フラットケーブルの片面を覆うことができる幅を有するように形成し、該シート状の保護材を、前記フラットケーブルの両面側にそれぞれ一枚ずつ備えることを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載のフラットケーブルの保護構造。
  8. 前記シート状の保護材を、前記フラットケーブルの両面を覆うことができる幅を有するように形成し、該シート状の保護材を、前記フラットケーブルの両面を覆うようにして折り返して重ねたことを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載のフラットケーブルの保護構造。
  9. 前記保持部材は、前記フラットケーブルの片面を覆って保護する板部を備えることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6に記載のフラットケーブルの保護構造。
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