JP2009301944A - 電線巻付用の粘着テープおよび該粘着テープを巻き付けたワイヤハーネス - Google Patents

電線巻付用の粘着テープおよび該粘着テープを巻き付けたワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスの仮結束ハーネスの結束バンドの取付固定点や車体係止用クリップの取付固定点の位置精度を高める。
【解決手段】車両に配索する電線の外周に巻き付けて固定点の目印、または複数本の外周に巻き付ける結束用の粘着テープとして、幅方向の中心部に長さ方向に連続してテープ本体の地色と異なる色とした目印ライン3が付された粘着テープ1を用いる。該粘着テープの目印ラインでワイヤハーネスの仮結束ハーネス同士を結束用締結バンドで締結し、あるいは、車体係止用クリップを取り付けている。
【選択図】図3

Description

本発明は自動車に配索される電線群に巻き付ける粘着テープに関するものである。
自動車に配索する電線は所要位置で車体に固定して配索方向に保持している。具体的には、図8に示すように、複数の電線群からなるワイヤハーネスW/Hには長さ方向に間隔をあけてバンドクリップ100を巻き付けて固定している。該バンドクリップ1は図8(A)に示すように、1本のワイヤハーネス幹線W/Hに取り付ける場合と、図8(B)に示すように、複数のワイヤハーネスW/H−AとW/H−Bとに1つのバンドクリップ100を巻き付けて結束する場合がある。
バンドクリップ100は図9に示すように、ワイヤハーネスW/Hの電線群に巻き付けるバンド100aの一端にバンド係止部100bを備え、該バンド係止部100bの表面から車体係止部100cを突設している。バンド100aをワイヤハーネスの外周に巻き付けてバンド係止部100bの係止穴100b1に挿通し、係止穴100b1内に突出して係止爪をバンド100aの係止溝100a1に係止して固定している。なお、バンドクリップ100に変えて車体係止部を基板に突設し、基板の両端をワイヤハーネスにテープ巻で固定する基板型クリップを用いる場合もある。
ワイヤハーネスに対するクリップの取付位置には、目印として、単色(一般的に黒色)の粘着テープ102を巻き付けている。該粘着テープ102は幅Wが短いと、ワイヤハーネスの複数の電線群への粘着力が低下して剥がれやすくなる。よって、粘着テープ102の幅Wは10mm〜50mmの広い幅とされている。
しかしながら、広幅の粘着テープ102をクリップ取付位置の目印としても、粘着テープ102の長さ方向の端部寄りの位置と、幅Wの中心位置とでは、バンドクリップ1の中心位置に5〜25mm程度の差が発生する。
一方、図10に示すように、ワイヤハーネスW/Hに長さ方向に隣接して取り付けるバンドクリップ100Aと100Bとの間の寸法L1は、車体Bに穿設されている係止穴HAとHBとの間の寸法L2と一致させる必要がある。
ワイヤハーネスW/Hに隣接して取り付けるバンドクリップ1Aと1Bが、それぞれ粘着テープ102A、102Bの近接する端部に取り付けられた場合、バンドクリップ100Aと100B間の寸法L1は係止穴間の寸法L2より小さくなる。この場合、バンドクリップ100Aを係止穴HAに係止すると、バンドクリップ100Bは係止穴HBに係止できなくなる。
前記問題に対して、従来は、ワイヤハーネスを組立作業台(所謂、図板)上で組み立て工程において、ワイヤハーネスに巻き付けた粘着テープ102A,102Bの外面に、バンドクリップ100の取付中心位置を示すライン103Aや打点103Bを、粘着テープの地色と異なる色の油性ペンで付すことが行われている。
該作業は、一方の粘着テープ102Aの中心にライン103Aを付した後、このライン103Aにスケール104をあてがって、前記係止穴間の寸法L2に一致するように、隣接する粘着テープ102Bに付す打点103B(またはライン)を付すことにより行っている。このように、測定しながらライン(または打点)を付す必要があるため、作業能率が低下する。
なお、バンドクリップに代えて、基板型クリップをワイヤハーネスに取り付ける場合も、バンドクリップの場合と同様な問題が発生する。
また、ワイヤハーネスに車体固定用のバンドクリップや基板型クリップを取り付ける以外に、ワイヤハーネス組立台上で複数の仮結束ハーネスを締結バンドで結束してワイヤハーネスとして組み立てている。
その際、仮結束ハーネス同士を締結バンドで固定する固定点にも、目印として粘着テープを巻き付けておき、該粘着テープの巻付位置で締結バンドで複数の仮結束ハーネスを結束している。
この場合も、締結バンドによる固定点にずれが発生すると、形成されたワイヤハーネスの端末のコネクタが相手型コネクタと嵌合できない長さとなる場合もある。
さらに、ワイヤハーネスの電線群に粘着テープを螺旋状に巻き付けて電線群を結束する場合、ワイヤハーネスを外部を露出させないように、粘着テープの幅方向の半分を重ねながら巻き付けるハーフラップ巻きがなされる場合が多い。該ハーフラップ巻きとすると、ワイヤハーネスの電線群を粘着テープにより保護することが出来ると共に、被水領域では電線群の隙間に浸水が発生するのを防止でき、防水機能も有する。
しかしながら、粘着テープが正確にハーフラップ巻きされているか否かを外観検査することはできない。
この種のワイヤハーネスのテープ巻き構造として、本出願人は特開平11−329115号公報において、ワイヤハーネスに螺旋状に巻き付ける粘着テープの巻付終端を容易に識別できるものを提供している。しかしながら、ハーフラップ巻でワイヤハーネスに巻き付けた粘着テープが、正確にハーフラップ巻きされている否かを、簡単に外観検査できるようにしたものは提供されていない。
特開平11−329115号公報
本発明は前記した問題点に鑑みてなされたもので、前記クリップ取付位置の目印としてワイヤハーネスに粘着テープを巻き付ける場合に、該粘着テープに油性ペン等で後から位置ラインを付することなく、精度良く車体係止用クリップや仮結束ハーネス同士の締結バンドが取り付けられるようにすることを第1の課題としている。
また、ワイヤハーネスの電線群に粘着テープをハーフラップ巻きで螺旋状に巻き付けて電線群を結束保護する場合、ハーフラップ巻が正確に成されているか否かを外観検査できるようにすることを第2の課題としている。
本発明は、前記第1の課題および第2の課題の両方を解決できる電線用の粘着テープを第1の発明として提供している。すなわち、
車両に配索する電線の外周に巻き付けて固定点の目印、または複数本の外周に巻き付ける結束用の粘着テープであって、
幅方向の中心部に長さ方向に連続してテープ本体の地色と異なる色とした目印ラインが付されていることを特徴とする電線巻付用の粘着テープを提供している。
本発明の電線巻き付け用の粘着テープは、粘着テープの製造時に、粘着テープの幅方向の中心に粘着テープ本体の地色(例えば、単色の黒色)と異なる色(例えば、白色や黄色等)で目印ライン塗装を施している。該目印ラインの幅は0.5mm〜1mm程度で、1mm以下が好ましい。
この中央ラインを異なる色で付した粘着テープの幅は、粘着テープの用途に応じて相違するが、車体係止用のバンドクリップの固定点の目印として用いる粘着テープであれば、−5mm〜+5mmの範囲としていることが好ましい。
前記幅方向の中心に目印ラインを付した粘着テープは、従来の粘着テープと同様に、コイル状に巻き付けたテープコイルとしており、該コイルから粘着テープを引き出しながら電線に巻き付けるものとしている。
車体係止用のクリップや締結バンドの固定点の目印として前記粘着テープを用いて、複数本の電線群からなる1つのワイヤハーネスに前記粘着テープを巻き付けても良いし、さらに、1本の電線を車体にクリップを用いて係止する場合には、1本の電線に前記粘着テープを巻き付けてもよい。
第2の発明として、第1の発明の粘着テープが車体係止用のクリップの固定位置の目印として巻き付けられた電線群からなるワイヤハーネスを提供している。
該ワイヤハーネスは、車体に固定する位置に前記粘着テープが巻き付けられており、該粘着テープの目印ラインを車体固定用クリップの取付位置に一致させている。
具体的には、ワイヤハーネス組立台の上面には、ワイヤハーネスにクリップを取り付けて車体固定点となる位置を記載した設計図が貼り付けられている。よって、該設計図に印された位置に、前記粘着している幅方向の中心のラインを一致させてワイヤハーネスを構成する電線群に巻き付けている。該粘着テープの中央ラインを目印として、クリップの幅方向の中心、バンドクリップであればバンドの幅方向の中心を一致させて電線群にバンドクリップを締結している。
このように、設計図の固定点に正確に中央のラインを一致させて粘着テープを巻き付け、この中央ラインにクリップの幅方向の中心を一致させて取り付けると、ワイヤハーネスの長さ方向に間隔をあけて取り付けるクリップ間の寸法を車体側に設ける係止穴間の寸法と正確に一致させることができる。
本発明の粘着テープを用いると、粘着テープに予め中央ラインが付されているため、従来のように、ワイヤハーネス組立台上においてスケールを用いて目印ラインや打点を付す必要はなく、ワイヤハーネスの組立作業性を高めることができる。
第3の発明として、複数の仮結束ワイヤハーネス同士を締結バンドで固定する位置に、前記粘着テープが前記仮結束ワイヤハーネスの外周に巻き付けられ、これら粘着テープの目印ラインを締結バンドの取付位置に一致させていることを特徴とするワイヤハーネスを提供している。
この場合も、第2の発明と同様に、ワイヤハーネス組立台上に貼り付けられた設計図により、仮結束ハーネスの締結位置に粘着テープの目印ラインを一致させて粘着テープを仮結束ハーネスに巻き付けておく。その際、ワイヤハーネス組立台上の立設した布線治具で支持する幹線となる仮結束ハーネスに目印ラインを付した粘着テープを巻き付けておき、他の支線となる仮結束ハーネスを目印ラインで締結バンドで締結している。なお、支線となる仮結束ハーネス側にも目印ラインを付した粘着テープを巻き付けておき、目印ライン同士を一致させ、該位置に締結バンドを巻き付けてもよい。
第4の発明として、第1の発明の粘着テープを用いて電線群をハーフラップ巻きしているワイヤハーネスを提供している。
このように、ワイヤハーネスの長さ方向にハーフラップ巻きで前記粘着テープが巻き付けられると、巻き付けられた粘着テープの前記目印ラインが、外周側に巻き付けられた粘着テープで隠れることで、ハーフラップ巻き状態の確認が行えるものとしている。
すなわち、目印ラインが外部に露出していると、半分未満の幅でしか粘着テープが重ねられていないこととなり、一目でハーフラップ巻きされていないことを検出することができる。
なお、目印ラインが隠れていると、半分以上の幅で巻き付けられていることは確認でき
るが、重ね代の幅が2/3等と大きくなっていることは外部からは確認できないが、電線保護および防水の観点からは、重ね代が大きくなっても問題はない。
上述したように、本発明の電線巻付用の粘着テープは、粘着テープの形成時に、その幅方向の中心に予め目印となるラインを付している。
よって、ワイヤハーネスの組立工程で粘着テープを車体係止用クリップや仮結束ハーネスの締結する締結バンドの固定点とするために巻き付ける場合には、該粘着テープの目印ラインをクリップ固定点に合わせて巻き付けるだけで良い。そのため、ワイヤハーネス組立工程で成されていたスケールを用いながら目印ラインを付す必要はなくなり、ワイヤハーネス組立工程の生産性を上げることができる。
また、幅方向の中央に目印ラインを付した粘着テープを用いてワイヤハーネスを構成する電線群をハーフラップ巻きすると、目印ラインの露出の有無によってハーフラップ巻きが正確に成されているか否かを簡単に外観検査することができる。よって、ワイヤハーネスを被水領域に配索する場合には、粘着テープの目印ラインが見えないことにより粘着テープによる防水性を保証することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳述する。
図1および図2に、本発明の電線巻付用の粘着テープの実施形態を説明する。
図1(A)(B)に示すように、粘着テープ1は、絶縁樹脂から成形したテープ本体2の表面に、該テープ本体2の幅Wの中央位置に長さ方向に連続した目印ライン3を付していると共に、テープ本体2の裏面の全面に粘着層4を設けている。
前記テープ本体2の地色は単色であり、例えば、絶縁樹脂に黒色の顔料を配合して黒色としている。一方、目印ライン3はテープ本体2の地色とは異なる塗料を用いてテープ本体2に塗布しており、該目印ライン3はテープ本体2に対して目立つ色、例えば、白色か黄色としている。
このように、粘着テープ1の表面には幅方向の中心位置(1/2W)の位置に一目で認識できる目印ライン3を設けている。
本実施形態では、黒色の塩化ビニル樹脂からなるテープ本体2の一面の幅方向の中心に黄色の目印ライン3を付している。
前記粘着テープ1の形成方法は、図2に示すように、テープ本体2の素材となる樹脂シート2Aを広幅に成形した後に、該樹脂シート2Aの一面に一定間隔をあけて目印ライン3を塗装している。また、樹脂シート2Aの他面の全面に粘着剤を塗布して粘着層を設ける。その後、前記目印ライン3が幅方向の中心となる寸法Wで、樹脂シート2Aを裁断ライン2Bにそって裁断して粘着テープ1を形成する。裁断された粘着テープ1をコイル芯5に巻き付けている。
図3乃至図5に、前記実施形態の本発明の粘着テープ1を巻き付けたワイヤハーネスの第一実施形態を示す。
該実施形態は、ワイヤハーネスW/Hを幹線となる第1仮結束ハーネス10で構成し、該第1仮結束ハーネス10に支線となる第2仮結束ハーネス11、第3仮結束ハーネス12を結束して、ワイヤハーネスW/Hを組み立てている。
前記第1〜第3仮結束ハーネス10〜12は、それぞれ複数本の電線の両端末にコネクタCを接続している。
図3(A)に示すように、前記第1仮結束ハーネス10に第2、第3仮結束ハーネス11、12との固定点に前記粘着テープ1を巻き付けておき、該粘着テープ1の目印ライン3で第2、第3仮結束ハーネス11、12を結束用締結バンド8で締結して、図3(B)(C)に示すようにワイヤハーネスW/Hを組み立てている。
粘着テープ1の幅は10mm〜50mmであり、本実施形態では幅20mmとし、目印ライン3の幅は0.5mmとしている。
結束用締結バンド8は、図4に示すように、バンド部8aと、バンド部8aの一端に設けたバンド係止部8bを一体成形した汎用品である。即ち、バンド係止部8bの係止穴8cに電線群に巻き付けたバンド部8aを貫通させた後に引っ張ると、係止穴8cの内面に突設した係止爪がバンド部8aの表面に設けた鋸歯状の係止部8dと係止して締結されるものである。
詳細には、図5に示すように、仮結束ハーネス10〜12を結束してワイヤハーネスW/Hを組み立てる工程は、ワイヤハーネス組立台6上で行っている。該ワイヤハーネス組立台6の上面には設計指示図7が貼着されており、該設計指示図7に基づいて、仮結束ハーネス10〜12の所要箇所を結束用締結バンド8を用いて締結している。
具体的には、ワイヤハーネス組立台6上に立設した布線治具9に、まず、幹線となる第1仮結束ハーネス10を布線する。該第1仮結束ハーネス10に、第2仮結束ハーネス11、第3仮結束ハーネス12との固定点P1、P2に該当する位置にそれぞれ粘着テープ1、1を巻き付け、その際、固定点P1、P2を各粘着テープ1の目印ライン3と一致させておく。
前記第2、第3仮結束ハーネス11、12にも第1仮結束ハーネス10との固定点に粘着テープ1を巻き付けておく。
ついで、布線治具9で支持して所定領域に第2、第3仮結束ハーネス11、12を布線する。第1仮結束ハーネス10と第2仮結束ハーネス11との固定点P1では粘着テープ1の目印ライン3を、図3(C)に示すように、一致させる。この位置に結束用締結バンド8のバンド部8aの幅W8の中心とを一致させて、バンド部8aを巻き付けて、第1と第2仮結束ハーネス10と11と締結する。
同様に、第1仮結束ハーネス10と第3仮結束ハーネス12とを固定点P2でも粘着テープ1の目印ライン3を一致させ、該位置に結束用締結バンド8のバンド部8aの幅方向の中心とを一致させて、バンド部8aを巻き付けて、第1と第3仮結束ハーネス10と12とを締結する。
このように、仮結束ハーネス同士を正確に固定点P1、P2で結束用締結バンド8を用いて締結してワイヤハーネスW/Hを組み立てると、各仮結束ハーネスの端末のコネクタCの位置精度が上がり、相手型コネクタと嵌合することができる。
図6に、前記実施形態の本発明の粘着テープ1を巻き付けたワイヤハーネスの第二実施形態を示す。
該実施形態は、ワイヤハーネスW/Hに長さ方向に間隔をあけて、前記図9に示す車体係止用のバンドクリップ100を取り付け、該バンドクリップ100の固定点P3(P3ー1、P3−2、…P3−n)にはワイヤハーネスW/Hに粘着テープ1を予め巻き付け、該粘着テープ1の目印ライン3を前記固定点P3と一致させている。また、粘着テープ1は第一実施形態と同じ幅の粘着テープを用いている。
前記ワイヤハーネスW/Hの組み立ては、前記第一実施形態のワイヤハーネスと同様にワイヤハーネス組立台上で行っている。ワイヤハーネスW/Hを布線治具で支持して布線した状態で、ワイヤハーネス組立台上の設計図で指示された固定点P3ー1〜P3−nの位置に粘着テープ1を夫々巻き付け、各粘着テープ1の目印ライン3を固定点P3ー1〜P3−nに一致させておく。
ついで、これら粘着テープ1の目印ライン3にバンドクリップ100のハンド部100aの幅方向の中心を一致させてワイヤハーネスW/Hに締結する。
なお、該バンドクリップ1の締結時に、前記第二実施形態と同様に、複数の仮結束ハーネスをバンドクリップ100のバンド部100aで締結し、ハーネスの結束と車体係止用クリップとの固定とを同時に行ってもよい。
このように、ワイヤハーネスW/Hに長さ方向に間隔をあけて固定するバンドクリップ1の位置精度を高めることにより、隣接するバンドクリップ1Aと1B間の寸法L1を車体Bの係止穴HAとHB間の寸法L2に精度良く合わせることができる。
前記第一、第二実施形態のワイヤハーネスに限定されず、ワイヤハーネスに取り付ける部品の固定点の精度を上げるために、幅方向の中心に目印ラインを付した粘着テープをワイヤハーネスに予め巻き付けておくことが好ましい。
図7(A)(B)に、前記実施形態の本発明の粘着テープ1を巻き付けたワイヤハーネスW/Hの第三実施形態を示す。
第三実施形態のワイヤハーネスW/Hでは、ワイヤハーネスを構成する電線群の外周を粘着テープ1を螺旋状に巻き付けている。かつ、巻き付け時に粘着テープ1の幅半分を重ねながら巻き付けるハーフラップ巻きをしている。
この電線群の外周にハーフラップ巻きする粘着テープ1は幅10mm〜50mmとし、本実施形態では幅20mmとし、目印ライン3の幅は0.5mmとしている。
ハーフラップ巻き時に、粘着テープ1の幅方向中心の目印ライン3が丁度隠れるように、ハーフラップ巻きしている。
よって、粘着テープ1でハーフラップ巻きされたワイヤハーネスW/Hを外観検査する際、目印ライン3が外部に露出していると、先巻側の粘着テープが後巻側の粘着テープにより幅半分以下でしか重ねられていないことが一目で識別することができ、ハーフラップ巻きが完全に成されていないことを検出できる。
本発明の粘着テープを示し、(A)は斜視図、(B)は側面図である。 前記粘着テープの製造工程を示す概略図である。 本発明の粘着テープを巻き付けた第一実施形態のワイヤハーネスを示し、(A)は粘着テープの巻付時の斜視図、(B)は結束用締結バンドを取り付けている状態の斜視図、(C)は全体構成を示す概略図である。 ワイヤハーネスに巻き付ける結束用締結バンドを示す斜視図である。 前記ワイヤハーネスの組立台を示す図面である。 第二実施形態のワイヤハーネスを示す構成図である。 第三実施形態のワイヤハーネスを示し、(A)は斜視図、(B)は断面図である。 (A)(B)は従来例を示す図面である。 バンドクリップを示す図面である。 ワイヤハーネスに取り付けたバンドクリップと車体の係止穴との関係を示す図面である。
符号の説明
1 粘着テープ
2 テープ本体
3 目印ライン
4 粘着層
8 結束用締結バンド
10、11、12 仮結束ハーネス
100 バンドクリップ

Claims (4)

  1. 車両に配索する電線の外周に巻き付けて固定点の目印、または複数本の外周に巻き付ける結束用の粘着テープであって、
    幅方向の中心部に長さ方向に連続してテープ本体の地色と異なる色とした目印ラインが付されていることを特徴とする電線巻付用の粘着テープ。
  2. 請求項1に記載の粘着テープが巻き付けられた電線群からなるワイヤハーネスであって、
    前記ワイヤハーネスを車体に固定する位置に前記粘着テープが巻き付けられており、該粘着テープの目印ラインを車体固定用クリップの取付位置に一致させていることを特徴とするワイヤハーネス。
  3. 請求項1に記載の粘着テープが巻き付けられた電線群からなるワイヤハーネスであって、
    複数の仮結束ハーネス同士を締結バンドで固定する位置に、前記粘着テープが前記仮結束ハーネスの外周に巻き付けられ、これら粘着テープの目印ラインを締結バンドの取付位置に一致させていることを特徴とするワイヤハーネス。
  4. 請求項1に記載の粘着テープが巻き付けられた電線群からなるワイヤハーネスであって、
    前記ワイヤハーネスの長さ方向にハーフラップ巻きで前記粘着テープが巻き付けられ、巻き付けられた粘着テープの前記目印ラインが、外周側に巻き付けられた粘着テープで隠れることでハーフラップ巻き状態の確認が行えるものとしていることを特徴とするワイヤハーネス。
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