JP2006033169A - 画像形成装置および画像形成装置制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置制御方法 Download PDF

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勝 牛尾
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克敏 岩井
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Abstract

【課題】 タブ原稿などの片面原稿が含まれた片面・両面混在の原稿と同一構成の複写物を、専用のセンサを用いることなく、また、束分割読み取りなどによって生産性を低下させることなく効率的に得る。
【解決手段】 操作入力手段でインターシートモードとしての指定がなされ、且つ、前記挿入用紙のトレイとして指定されたトレイにセットされた挿入用紙が両面画像形成不可の場合に、挿入用紙に相当する頁の原稿では片面読み込み、他の頁の原稿では両面読み込みを行うように画像読み取り手段を制御すると共に、読み取りにより得られた画像データに応じて、挿入用紙に相当する頁では挿入用紙のトレイからの給紙を行って片面画像形成、他の頁では記録用紙を給紙して両面画像形成を行うように画像形成手段を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原稿を搬送しつつ両面の画像を読み取って画像データを生成し、この画像データに応じて記録用紙の両面に画像データを生成する機能を有する画像形成装置及び画像形成装置制御方法に関する。
原稿を搬送しつつ両面の画像を読み取って画像データを生成し、該画像データに応じて記録用紙の両面に画像形成を行う複写機などの画像形成装置が存在している。
この種の画像形成装置の画像読み取り部(スキャナ)では、主走査方向に複数画素の固体撮像素子などの読み取り素子を有しており、原稿を読み取り素子に対して副走査方向に移動させることで、主走査方向および副走査方向の二次元の読み取りを実行している。なお、このように原稿を搬送しつつ読み取りを行うタイプを、「静止露光流し込みタイプ」あるいは「シートスルータイプ」などと呼ぶが、本願明細書において「シートスルータイプ」と呼ぶことにする。
このシートスルータイプの画像読み取り部を備えた画像形成装置では、光学ミラーや照明ランプを固定した状態で原稿の画像を読み取ることが可能になっているため、複数の原稿を連続して読み取るのに適している。
なお、この種の画像読み取り部では原稿を反転させて両面の画像を読み込むことが可能であり、また、この種の画像形成装置では記録用紙を反転させて両面に画像を形成することが可能に構成されている。
そして、この種のスキャナや画像形成装置では、操作表示部からの設定により、片面原稿や両面原稿を取り扱うことが可能である。なお、この種の技術は以下の特許文献1〜特許文献3に記載されている。
特開2002−223336号公報(第1頁、図1) 特開2002−359720号公報(第1頁、図1) 特開平9−258615号公報(第1頁、図1)
以上の特許文献1記載の技術では、読み取られた画像データに対して、出力についてページ単位で片面・両面の指定を可能にし、指定された情報に応じて、片面・両面混在の画像形成出力を行うものである。しかし、画像読み取りに関しては触れられておらず、片面・両面混在の原稿の読み取りは配慮されていない。したがって、効率の良い読み取りを行うことが出来ない問題がある。
また、特許文献2記載の技術では、インデックス紙を挿入するインターシートモードが指定され、通常原稿とタブ紙原稿とが混在する場合には、読み込みの際のカウント値を記憶しておき、このカウント値に従って画像形成の給紙を切り替えるようにしている。このようにカウント値を記憶しておくことから、通常原稿とタブ紙原稿とを、複数回に分けて読み込むことが前提となっていると考えられる。
さらに、特許文献3記載の技術では、タブ原稿検出センサを有しており、タブ原稿と判断された場合には、タブ付き記録用紙を給紙するものである。これは、単にタブ紙原稿を検知したらタブ紙記録用紙に記録するものであるが、この場合には、専用のタブ検知センサが必要になる。
なお、実際の画像形成装置においては、通常の原稿・記録用紙では両面読み取り・両面画像形成が可能であるとしても、タブ紙の場合にはタブの突起部分の関係で片面読み取り・片面画像形成となる。
この結果、既存の画像形成装置において、インターシートモードとしてタブ紙原稿が含まれる原稿の両面複写を行う場合、タブ紙原稿がN枚存在していると、タブ紙原稿は連続しないことから、2N+1束に分割して、通常原稿とタブ紙原稿とを交互に読み取らせることが可能である。しかし、この方式では、一括した一部としての読み取りではないため、生産性が犠牲になり、効率が悪いという問題が存在していた。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであって、タブ原稿などの片面原稿が含まれた片面・両面混在の原稿と同一構成の複写物を、専用のセンサを用いることなく、また、束分割読み取りなどによって生産性を低下させることなく効率的に得ることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決する本発明は、以下に記載するようなものである。
この発明は、原稿の表面と裏面とが読み取り位置を通過するように原稿を反転搬送する機能を有する原稿搬送手段と、搬送される前記原稿に読み取り光を照射し、前記原稿からの反射光を受けて画像を読み取って画像データを生成する機能を有する画像読み取り手段と、複数のトレイのいずれかに収納された記録用紙を選択的に給紙して、該記録用紙の両面に前記画像データに応じた画像を形成する機能を有する画像形成手段と、画像形成に使用される記録用紙とは異なる挿入用紙のトレイと該挿入用紙の挿入頁位置との指定をインターシートモードとして受け付ける機能を有する操作入力手段と、前記画像読み取り手段での画像読み取りと前記画像形成手段での画像形成とを制御する制御手段とを備えた画像形成装置を制御する際に、前記操作入力手段でインターシートモードとしての指定がなされ、且つ、前記挿入用紙のトレイとして指定されたトレイにセットされた挿入用紙が両面画像形成不可の場合に、挿入用紙に相当する頁の原稿では片面読み込み、他の頁の原稿では両面読み込みを行うように前記画像読み取り手段を制御すると共に、読み取りにより得られた画像データに応じて、挿入用紙に相当する頁では前記挿入用紙のトレイからの給紙を行って片面画像形成、他の頁では記録用紙を給紙して両面画像形成を行うように前記画像形成手段を制御する、ことを特徴とする。
なお、操作入力手段で指定されたインターシートモードにおける挿入用紙がタブ紙であり、該タブ紙のタブの部分に関して、前記画像読み取り手段で読み取る領域を延長するように制御する。
この発明では、操作入力手段でインターシートモードとして挿入用紙がタブ紙の指定がなされ、且つ、前記挿入用紙のトレイとして指定されたトレイにセットされた挿入用紙が両面画像形成不可の場合に、挿入用紙に相当する頁の原稿では片面読み込み、他の頁の原稿では両面読み込みを行うように画像読み取り手段を制御すると共に、読み取りにより得られた画像データに応じて、挿入用紙に相当する頁では挿入用紙(タブ紙)のトレイからの給紙を行って片面画像形成、他の頁では記録用紙を給紙して両面画像形成を行うように画像形成手段を制御する。
この発明では、操作入力手段でインターシートモードとして挿入用紙がタブ紙の指定がなされ、且つ、前記挿入用紙のトレイとして指定されたトレイにセットされた挿入用紙が両面画像形成不可の場合に、挿入用紙に相当する頁の原稿では片面読み込み、他の頁の原稿では両面読み込みを行うように画像読み取り手段を制御すると共に、読み取りにより得られた画像データに応じて、挿入用紙に相当する頁では挿入用紙(タブ紙)のトレイからの給紙を行って片面画像形成、他の頁では記録用紙を給紙して両面画像形成を行うように画像形成手段を制御するので、タブ原稿などの片面原稿が含まれた片面・両面混在の原稿と同一構成の複写物を、専用のセンサを用いることなく、また、束分割読み取りなどによって生産性を低下させることなく効率的に得ることが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
原稿読み取り手段(スキャナ)により複写対象物(原稿)の内容を画像情報として読み取って複写する機能を備えた画像形成装置(複写装置)が基本的な構成であるが、スキャナとコンピュータとプリンタとから構成される画像形成システムであっても本願発明の実施形態を適用することが可能である。
なお、この実施形態では、原稿を搬送しつつ画像を読み取って画像データを生成する機能を有する画像読み取り装置、すなわち、主走査方向に複数画素の固体撮像素子などの読み取り素子を有しており、原稿を読み取り素子に対して副走査方向に移動させることで、主走査方向および副走査方向の二次元の読み取り(シートスルータイプの読み取り)を実行する機能を有する画像読み取り装置または画像形成装置を対象としている。
〈画像形成装置の機械的構成〉
まず、図2を参照して画像形成装置の機械的構成を説明する。なお、ここでは、原稿の画像を読み取って画像形成する複写機を本実施形態の具体例として用いる。
この図2において、10は原稿搬送手段(以下、原稿搬送部またはADFと言う)であり、原稿を搬送しつつ原稿の片面あるいは両面を読み取るための給紙を行う手段である。20は原稿を光学的にスキャンして読み取って画像データを生成する画像読み取り部(スキャナ)である。40は画像データに応じた露光用光ビームを生成する画像書き込み部である。50は画像データを静電方式により記録媒体(転写紙あるいは記録用紙と言うが、本願明細書では、記録用紙という)p上に記録する画像形成部である。60は記録用紙の搬送を行う搬送手段である。
ここで、原稿の両面給送が可能なADF10の原稿載置部11には、原稿第1頁の表面を上にした状態の原稿dが複数枚載置されている。ローラ12a、ローラ12bを介して繰り出された原稿の1枚目はローラ13を介して回転される。
この時、光源23により原稿dの原稿面が照射され、その反射光がミラー24,25,26を介して結像光学系27を介して光電変換手段であるCCD(読み取り素子)28の受光面に像を結ぶ。ここで、光源23、ミラー24,25,26、結像光学系27及びCCD28を有する光学系、並びに、図示されていない光学系駆動手段とで画像読み取り部20を構成している。ここで、光源23は、主走査方向に長手方向を有する棒状のキセノンランプなどで構成された光源である。
この図2において、原稿dがプラテンガラス21上に読み取り面を下に向けた状態に載置された場合には、光学系がプラテンガラス21に沿って走査しつつ原稿の画像の読み取りを行う。
また、原稿dがADF10により自動給紙されてローラ13の周囲を回る場合には、スリットガラス22下に光源23とミラー24とが移動して、固定された状態で読み取りを行う。そして、読み取られた原稿dの画像データは、CCD28から図示しない読み取り画像処理部に送られる。
なお、原稿dがADF10により自動給送される場合には、原稿dの1ページ目が読み取られると、今度は反転ローラ14を介して再度ローラ13を用いた巻き取り操作が行われ、原稿裏面の画像が画像読み取り部20で読み取られ、読み取り画像処理部に送られる。
このようにして、表面と裏面との画像が読み取られた原稿dは、再度反転ローラ14で反転されて、表面を下に向けた状態で排紙皿16に積載されていく。
このようにして画像読み取り部20で読み取られた画像データは、読み取り処理部で所定の画像処理が行なわれた後、圧縮伸長回路で圧縮されて画像メモリに記憶される。
一方、記録用紙pが積載されている給紙トレイ30a〜30cのいずれかから、第一給紙ローラ31a〜31cにより記録用紙pが繰り出され、画像形成部50に給送される。
画像形成部50に給送される記録用紙pは、その入口付近の第二給紙ローラ(レジストローラ)32で同期がとられた後、像担持体となる感光体ドラム51に近接する。
書き込み処理部から画像書き込み部40に画像データが入力され、画像書込み部40内のレーザダイオードから画像データに応じたレーザ光を感光体ドラム51上に照射し、静電潜像を形成する。この静電潜像を現像部53で現像することで、感光体ドラム51上にトナー像を形成する。
このトナー像は感光体ドラム51の下部の転写部54により記録用紙pに転写される。そして、感光体ドラム51に圧着されている記録用紙pは分離部55により分離される。感光体ドラム51から分離された記録用紙pは搬送機構58を介して定着部59に入り、トナー像が熱と圧力とにより定着される。このようにして、記録用紙pに画像が形成される。
なお、必要に応じて、トナー像が定着された記録用紙pは、ガイド61を介して下方に搬送され、反転部63に入る。次に、反転部63に入っている記録用紙pは、反転ローラ62により再度繰り出され、反転搬送路64を経由して再度画像形成部50に送られる。前記原稿dの片面の画像形成が終了した画像形成部50では、感光体ドラム51に付着したトナーがクリーニング部56で除去され、続く帯電部52により帯電させられ、次の画像形成に備えている。
この状態で記録用紙pのもう一方の面(未だ画像形成されていない面)が画像形成部50に搬入され、画像が形成される。分離部55で感光体ドラム51から分離された記録用紙pは搬送機構58を介して再度定着部59に入って定着される。このようにして、裏面と表面との画像形成が完了した記録用紙p、または、一方の面の画像形成が完了した記録用紙pは排出される。
〈画像形成装置の電気的構成〉
図1は本発明の第1の実施形態の画像形成装置内の詳細構成を示すブロック図である。なお、この図1では、本実施形態の動作説明に必要な部分の周囲を中心に記載してあり、その他の画像形成装置として既知の部分については省略してある。
100はネットワーク1を介してコンピュータから得た画像データあるいは内蔵するスキャナ(請求項における画像読み取り手段)で読み取って生成した画像データについて画像形成による出力を行う機能を有する画像形成装置である。
また、この画像形成装置100は、原稿の表面と裏面とが読み取り位置を通過するように原稿を反転搬送する機能を有する。また、この画像形成装置100は、搬送される前記原稿に読み取り光を照射し、前記原稿からの反射光を受けて画像を読み取って画像データを生成する機能を有する。また、この画像形成装置100は、複数のトレイのいずれかに収納された記録用紙を選択的に給紙して、該記録用紙の両面に前記画像データに応じた画像を形成する機能を有する。
また、この画像形成装置100において、101は各部を制御する制御手段としての制御部である。なお、この制御部101は、画像形成に使用される記録用紙とは異なる挿入用紙のトレイと該挿入用紙の挿入頁位置との指定をインターシートモードとして受け付ける機能を有する。また、この制御部101は、画像読み取りと画像形成とを制御する際に、インターシートモードとしての指定がなされ、且つ、前記挿入用紙のトレイとして指定されたトレイにセットされた挿入用紙が両面画像形成不可の場合に、挿入用紙に相当する頁の原稿では片面読み込み、他の頁の原稿では両面読み込みを行うように制御すると共に、読み取りにより得られた画像データに応じて、挿入用紙に相当する頁では挿入用紙のトレイからの給紙を行って片面画像形成、他の頁では記録用紙を給紙して両面画像形成を行うように制御する機能を有する。また、この制御部101は、指定されたインターシートモードにおける挿入用紙がタブ紙であれば、該タブ紙のタブの部分に関して、読み取る領域を延長する機能を有する。
102はネットワーク1を介した通信を行う通信手段としてのインタフェース(I/F)、103は装置の各種操作の入力がなされると共に各種表示を行う操作表示部である。この操作表示部103において、画像形成に使用される記録用紙とは異なる挿入用紙のトレイの指定と、該挿入用紙の挿入頁位置との指定とを、インターシートモードの指定と共に受け付ける機能を有する。なお、この操作表示部103は請求項における操作入力手段を構成している。
104は制御部101が画像形成装置100を制御する際の制御プログラムが格納されているプログラムメモリ、105は画像形成装置100の各種データや設定値を保持・蓄積しておくためのテーブルとしての不揮発性メモリである。
106は画像形成する際の展開された状態の画像データや、ジョブとして圧縮された状態の圧縮画像データが格納される画像メモリである。なお、この画像メモリ106は、必要に応じて、半導体メモリあるいはハードディスクなどで構成される。
107は画像読み取り時の画像処理(読み取り画像処理)を行うための読み取り処理部、108は画像形成時の画像処理(書き込み画像処理)を行うための書き込み処理部である。
110は原稿搬送手段としてのADFであり、図2の機械的構成おけるADF10に相当するものであり、原稿を搬送しつつ原稿の片面あるいは両面を読み取るための給紙を行う手段である。すなわち、このADF110は、原稿の表面と裏面とが読み取り位置を通過するように原稿を反転搬送する機能を有する原稿搬送手段である。
120は原稿を光学的にスキャンして読み取って画像データを生成する画像読み取り部(スキャナ)であり、図2の機械的構成における画像読み取り部20に該当するものであり、シートスルー型の読み取りの機能を有している。すなわち、この画像読み取り部120は、搬送される原稿に読み取り光を照射し、原稿からの反射光を受けて画像を読み取って画像データを生成する機能を有する画像読み取り手段である。
180は書き込み処理部108からの画像データを受けて記録用紙上に画像を形成して出力するプリント手段としてのプリントエンジンであり、図2の機械的構成における画像書き込み部40、画像形成部50、搬送手段60などを含んで構成される。そして、このプリントエンジン180は、複数のトレイのいずれかに収納された記録用紙を選択的に給紙して、該記録用紙の両面に画像データに応じた画像を形成する機能を有している。
また、このネットワーク1に接続された画像形成装置100は、複写機だけでなく、ファクシミリ装置、ディジタル複合機などの各種の装置が該当する。また、プリントエンジン180は、感光体とレーザビームとを用いる電子写真方式のもののほか、LEDプリントヘッドを用いるものや、インクジェット方式のものであってもよい。
〈第一の実施形態の動作状態〉
以下、本発明の第一の実施形態の画像形成装置の動作、画像形成装置制御方法の手順について、図3のフローチャートおよび図4の操作表示部103でのオペレータからの操作入力を参照して詳細な説明を行う。ここで、図4(a)は各種の基本的な設定を行うための基本画面、図4(b)は応用機能の選択がなされる応用機能設定画面、図4(c)は応用機能の一つであるインターシート(記録用紙中に挿入用紙を挿入する機能)モードにて挿入用紙のトレイと該挿入用紙の挿入頁位置の指定がなされるインターシートモード設定画面、を表す説明図である。
まず、図4(a)の基本画面の設定では、両面原稿について両面複写する設定がオペレータからなされ(図4(a)(1))、トレイ#2のA4サイズの記録用紙がオペレータにより選択されている(図4(a)(2))とする(図3S1)。
ここで、両面原稿・両面複写でない場合(図3S2でNO)、片面読み取りあるいは片面画像形成であるため、制御部101は片面処理などの別処理を実行する(図3S3)。なお、片面読み取りあるいは片面画像形成処理については、この実施形態での詳細な説明は省略する。
さらに、この基本画面の設定にて、応用機能の選択(図4(a)(3))がオペレータによりなされたとする。
なお、応用機能の選択がなされない場合(図3S4でNO)は、制御部101は通常処理などの別処理を実行する(図3S3)。なお、通常処理についてはこの実施形態での詳細な説明は省略する。
基本画面にてオペレータから応用機能の選択(図4(a)(3))がなされると、制御部101は図4(b)に示す応用機能設定画面を操作表示部103に表示する。この応用機能としては、インターシート、章分け、白黒反転、リピート、枠/折り目消し、全面画像、とじしろ、スタンプ/オーバーレイなどが存在している。この実施形態では、インターシート(図4(b)(4))がオペレータにより選択され、「OK」が押下されたとする(図4(b)(5)、図3S4でYES)。
なお、インターシート以外の他の応用機能の選択がなされた場合(図3S4でNO)は、制御部101はそれぞれの選択に応じた応用機能の別処理を実行する(図3S3)。なお、他の応用機能についてはこの実施形態での詳細な説明は省略する。
応用機能設定画面にてオペレータからインターシートの選択(図4(b)(4)(5))がなされると、制御部101は図4(c)に示す挿入モード設定画面を操作表示部103に表示する。この挿入モードでの選択や指定としては、コピー挿入/白紙挿入の選択、画像形成に使用される記録用紙とは異なる挿入用紙のトレイの指定、該挿入用紙の挿入頁位置の指定、などが存在している。
この実施形態では、コピー挿入(図4(c)(6))がオペレータにより選択され(図3S5)、さらに、挿入頁の設定が選択された(図4(c)(7))とすると、制御部101はテンキーなどからの挿入頁を挿入する頁の番号の入力を受け付ける。ここでは、挿入頁としては第3枚目目が選択された(図4(c)(8))とする(図3S6)。
また、この実施形態では、挿入紙のトレイ変更が選択された(図4(c)(9))とすると、制御部101は、トレイ選択画面(図示せず)を操作表示部103に表示し、挿入紙のトレイ変更を受け付ける。ここでは、挿入紙のトレイとしては、タブ紙(インデックス紙)がセットされている手差しトレイが選択された(図4(c)(10))とする(図3S7)。
ここで、以上の応用機能設定画面や挿入モード設定画面やインターシートモード設定画面での設定が完了すれば、オペレータより「OK」(図4(c)(11))が選択され(図3S8でYES)、タブ原稿などの片面原稿が含まれた片面・両面混在の原稿と同一構成の複写物を得るための設定が完了し、制御部101は設定を不揮発性メモリ105などに保持する。
そして、制御部101は、以上の設定に基づいて、ADF110と画像読み取り部120とに指示を与え、画像読み取りを開始させる(図3S9)。ここで、読み取られる原稿は、図5(a)に示すように、両面原稿#1(1頁−2頁)、両面原稿#2(3頁−4頁)、インターシート(タブ紙)、両面原稿#3(5頁−6頁)、両面原稿#4(7頁−8頁)、のようになっているとする。
ここで、制御部101は、上述した各画面(基本画面、応用機能設定画面、インターシートモード設定画面)での設定を参照し、読み取る原稿がインターシートであるかを判断している(図3S10)。そして、以下のように通常原稿か、インターシートかに応じて異なる読み取りを、全原稿を読み取り終えるまで続ける(図3S15)。
読み取る原稿がインターシートでなければ(図3S10でNO)、制御部101の制御により、ADF110で搬送しつつ、画像読み取り部120にて原稿の表面を読み取り(図3S11)、ADF110で原稿を反転させる。続いて、ADF110で同じ原稿を原稿を搬送しつつの裏面を読み取り(図3S12)、反転して排紙する。ここでは、両面原稿#1と両面原稿#2との2枚の原稿をこのようにして読み取る(図5(b)参照)。
そして、3枚目の原稿はインターシートであるので(図3S10でYES)、制御部101は、タブ紙のタブ部分に相当するだけ読み取り領域を延長する(図3S13)。そして、制御部101の指示により、ADF110で搬送しつつ、画像読み取り部120にてタブ紙の表面を読み取り(図3S14)、ADF110でそのまま排紙する(図5(b)参照)。
そして、4〜5枚目の原稿はインターシートでないので(図3S10でNO)、制御部101の制御により、ADF110で搬送しつつ、画像読み取り部120にて原稿の表面を読み取り(図3S11)、ADF110で原稿を反転させる。続いて、ADF110で同じ原稿を原稿を搬送しつつの裏面を読み取り(図3S12)、反転して排紙する(図5(b)参照)。
なお、読み取り動作で得た画像データは、読み取り処理部107で読み取り時の画像処理を実行した後、制御部101の指示に基づいて、画像メモリ106にジョブ単位で格納される。
以上の読み取りでは、タブ原稿などの片面原稿が含まれた片面・両面混在の原稿について、専用のセンサを用いることなく、また、束分割読み取りなどによって生産性を低下させることなく、一括読み取りで効率的に読み取ることが可能になる。
そして、制御部101は、以上の画像読み取りの完了に応じて、書き込み処理部108とプリントエンジン180とに指示を与え、画像形成を開始させる(図3S16)。なお、全ての原稿の読み取りが完了しなくても、少なくとも1枚目の両面原稿#1の読み取りが完了した時点で、画像形成を開始することが可能である。
ここで、画像形成は、図5(a)に示した原稿(両面原稿#1(1頁−2頁)、両面原稿#2(3頁−4頁)、インターシート(タブ紙)、両面原稿#3(5頁−6頁)、両面原稿#4(7頁−8頁))と同一の構成の出力を得るように行う。
ここで、制御部101は、上述した各画面(基本画面、応用機能設定画面、インターシートモード設定画面)での設定を参照し、画像形成する記録用紙が挿入用紙であるかを判断している(図3S17)。そして、以下のように通常の記録用紙か、挿入用紙かに応じて異なる画像形成を、全ての用紙に全ての画像データを画像形成し終わるまで続ける(図3S22)。
画像形成すべき用紙が挿入用紙でなければ(図3S17でNO)、制御部101の制御により、通常の記録用紙の表面に画像形成をした後、反転搬送をして、記録用紙の裏面に画像形成を行い(図3S18)、そのままの状態でストレート排紙する(図3S19)。
ここでは、記録用紙#1(1頁−2頁)と記録用紙#2(3頁−4頁)との2枚の記録用紙について、このようにして両面画像形成を実行する(図5(c)(d)参照)。
そして、3枚目の記録用紙は挿入用紙であるので(図3S17でYES)、制御部101は、タブ紙のタブ部分に相当するだけ画像形成領域を延長し、指定されたトレイから給紙した挿入用紙の表面のみに画像形成(図3S21)をした後、反転部63で挿入用紙を反転させてから排紙する(図3S21)。
そして、4〜5枚目の記録用紙は挿入用紙でないので(図3S17でNO)、制御部101の制御により、通常の記録用紙の表面に画像形成をした後、反転搬送をして、記録用紙の裏面に画像形成を行い(図3S18)、そのままの状態でストレート排紙する(図3S19)。
このようにして、通常の記録用紙か、挿入用紙かに応じて異なる画像形成を、全ての用紙に全ての画像データを画像形成し終わるまで続ける(図3S22、図5(c)(d)参照)。
以上のように、この実施形態では、挿入モードとして挿入用紙がタブ紙の指定がなされ、且つ、前記挿入用紙のトレイとして指定されたトレイにセットされた挿入用紙が両面画像形成不可の場合に、挿入用紙に相当する頁の原稿では片面読み込み、他の頁の原稿では両面読み込みを行うように画像読み取り部120を制御すると共に、読み取りにより得られた画像データに応じて、挿入用紙に相当する頁では挿入用紙(タブ紙)のトレイからの給紙を行って片面画像形成、他の頁では記録用紙を給紙して両面画像形成を行うようにプリントエンジン180を制御する。この結果、タブ原稿などの片面原稿が含まれた片面・両面混在の原稿と同一構成の複写物を、専用のセンサを用いることなく、また、束分割読み取りなどによって生産性を低下させることなく一括読み取りによって効率的に得ることが可能になる。
図6は以上の実施形態の動作状態を、図5と同様の場合について詳細に示すタイムチャートである。ここでは、図5(a)に示した原稿(両面原稿#1(1頁−2頁)、両面原稿#2(3頁−4頁)、インターシート(タブ紙)、両面原稿#3(5頁−6頁)、両面原稿#4(7頁−8頁))と同一の構成の出力(複写物)を得るように行う具体例を示している。なお、この図6において「挿入ポインター」とは、次に画像読み取りされるインターシートが何枚目であるかを示すポインターである。
なお、このような動作を行う際に、画像形成装置内のシステムメモリと呼ばれるメモリ領域に、具体的には、図7のような構成のデータがジョブ毎に格納される。このデータは、ジョブの状態を示すジョブデータ、各頁の状態を示すページデータとに分かれている。
そして、ジョブデータとしては、設定部数、出力済み部数、コピーモード、インターシート有無、挿入モード、指定頁、記録用紙使用トレイ、挿入用紙トレイ、挿入ポインター、原稿枚数カウンタ、読み込み済み画像枚数、読み込み面、出力ページ、などの項目が存在しており、画像読み取りや画像形成の進行状況に応じて値が更新される。
ここで、コピーモードとしては、基本画面(図4(a))にて選択されたコピーモードがセットされる(片面→片面/片面→両面/両面→片面/両面→両面、など)。インターシート有無としては、応用機能設定画面(図4(b))のインターシートが選択された場合に「有り」となる。
挿入モードとしては、コピー挿入又は白紙挿入が選択され、又、選択された挿入用紙トレイが片面のみの用紙かどうかで、以下のパターンでセットされる。この実施形態では挿入用紙トレイとして手差しが選択され、セットされている用紙がインデックス(タブ)紙で両面不可でコピー挿入が選択されている為、片面コピーがセットされる。
・コピーモードが片面→片面、又は、両面→片面の場合:片面コピー/片面白紙;
・コピーモードが片面→両面又は両面→両面の場合:
‥選択された挿入用紙トレイが片面のみ可能であれば、片面コピー/片面白紙;
‥選択された挿入用紙トレイが両面が可能であれば、両面コピー/両面白紙;
指定頁として、インターシート設定画面で指定された挿入頁位置がセットされる。この実施形態では、設定箇所は30箇所で、小さい順にソーティングされ挿入頁1〜30にセットされる。
挿入用紙トレイと同サイズの記録用紙が載置されるトレイが本文用トレイ(記録用紙トレイ)として自動選択される。この実施形態では、手差しトレイと同サイズで最も優先順位の高いトレイ#2が選択されている。
挿入用紙トレイとしては、インターシート設定画面にて選択されたトレイがセットされる。この例では手差しトレイが選択されている。
挿入ポインターは、挿入するページが格納されている番号を示しており、コピー開始時「1」がセットされ、挿入ページが実行される毎にインクリメントされて+1される。
原稿枚数カウンタは、両面原稿の表面SVV_ON、又は片面原稿のSVV_ONでカウントされる原稿枚数を示すカウンタである。なお、SVVとは、スキャン・バーチカル・バリッドであり、スキャン時の副走査方向有効領域を示している。
読み込み済み画像枚数は、 コピー開始時「1」がセットされ、SVV_OFFでインクリメントされて+1される。すなわち、次に読み込まれる画像のページ番号を示しており、読み込まれた画像に関するデータは、この番号のページデータ領域に格納される。
読み込み面としては、両面表/両面裏/片面表のいずれかがセットされる。この実施形態ではコピーモードが両面→両面+インターシートで指定ページ1のデータが「3」で最初の原稿は両面原稿と分かる為、コピー開始時「両面表」がセットされている。
出力ページとしては、次に出力する画像のページ番号を示しており、出力する画像に関するデータは、この番号のページデータ領域に格納されているデータを参照する。
また、ページデータとしては、各頁毎に、画像種類、画像メモリにおける画像格納アドレスが保持されている。ここで、画像種類としては、ジョブデータの「読み込み面」と同一の値(両面表/両面裏/片面表のいずれか)が格納される。この実施形態では参照する箇所は無いが、ADU多数枚循環の際に出力時参照することも可能である。画像格納アドレスとしては、各画像は圧縮された形で画像メモリ106内に格納されるが、その格納アドレスを示す。
図8は以上の図7のデータ構成におけるSVV_ON時の処理のフローチャートである。ここで、SVV_ON時とは、画像読み取り時に原稿を読み取りつつあり、スキャン・バーチカル・バリッドが有効である、すなわち、読み取り領域を処理しつつつあることを意味している。
まず、制御部101は、挿入モードが片面のコピー挿入であるかを判別する(図8S1)。片面のコピー挿入以外であれば(図8S1でNO)、本実施形態とは別の処理である(図8S2)ため、説明を省略する。
挿入モードが片面のコピー挿入であれば(図8S1でYES)、制御部101は、読み込み面が両面原稿の表面であるか、あるいは、片面原稿の表面であるかについて判別する(図8S3)。
読み込み面が両面原稿の表面でなく、あるいは、片面原稿の表面でもなければ、制御部101は、このSVV_ON処理を終了する。一方、読み込み面が両面原稿の表面であるか、あるいは、片面原稿の表面であれば、制御部101は、ジョブデータ内の「原稿枚数カウンタ」をインクリメントする(図8S4)。
さらに、この原稿枚数カウンタのインクリメントの後、制御部101は、挿入頁位置が原稿枚数カウンタと等しいかを判別する(図8S5)。
挿入頁位置が原稿枚数カウンタと等しければ(図8S5でYES)、制御部101は、ADF110に原稿読み取りモードを片面と通知すると共に、読み取り面を片面表とセットする(図8S6)。また、挿入ポインタをインクリメントしておく。この図8S5〜S6は、挿入頁のタブ紙の読み取りのための設定である。
挿入頁位置が原稿枚数カウンタと等しくなければ(図8S5でNO)、制御部101は、原稿読み取りが片面にセットされているかを判別する(図8S7)。原稿読み取りが片面にセットされていれば(図8S7でYES)、原稿読み取りを両面にセットする(図8S8)。さらに、制御部101は、ADF110に原稿読み取りを両面と通知する(図8S9)。この図8S7〜S9の処理は、挿入頁位置の次頁の両面原稿のために両面にセットし直すための設定である。
以上の図8S6または図8S9が完了した時点で、制御部101は、SVV_ON時の処理を終了する。
図9は以上の図7のデータ構成におけるSVV_OFF時の処理のフローチャートである。ここで、SVV_OFF時とは、画像読み取り時の原稿と原稿との間のタイミングであり、スキャン・バーチカル・バリッド(画像読み取りの副走査方向有効期間)が無効である、すなわち、読み取り領域を処理し終えたタイミングあるいは次の処理直前のタイミングであることを意味している。
まず、制御部101は、挿入モードが片面のコピー挿入であるかを判別する(図9S1)。片面のコピー挿入以外であれば(図9S1でNO)、本実施形態とは別の処理である(図9S2)ため、説明を省略する。
挿入モードが片面のコピー挿入であれば(図9S1でYES)、制御部101は、ジョブデータ内の読み込み済み画像枚数をインクリメントする(図9S3)。この読み込み済み画像枚数は、 コピー開始時「1」がセットされ、SVV_OFFでインクリメントされて+1される。すなわち、次に読み込まれる画像のページ番号を示している。
ここで制御部101は、原稿読み取りモードが両面になっているかを判別する(図9S4)。また、原稿読み取りモードが両面になっている場合(図9S4でYES)、読み込み面が原稿の表面であるかについて判別する(図9S5)。
ここで、原稿読み取りモードが両面になっている場合(図9S4でYES)で、読み込み面が原稿の表面である場合(図9S5でYES)、原稿の表面を読み込んだ状態でSVV_OFFとなっているため、次の読み込みに備えて、制御部101は、読み込み面を両面裏とセットする(図9S6)。
また、ここで、原稿読み取りモードが両面になっていない場合(図9S4でNO)は、インターシートを読み込んでからSVV_OFFとなっているため、次の画像形成について、画像形成を片面とセットし、トレイ情報として挿入用紙トレイ(ここでは手差しトレイ)をセットする(図9S7)。そして、制御部101は、この段階での挿入用紙の片面画像形成に備えて、給紙レディをセットする(図9S10)。
また、ここで、原稿読み取りモードが両面になっている場合(図9S4でYES)で、読み込み面が原稿の表面でない場合(図9S5でNO)、制御部101は、次の読み込みに備えて、読み込み面を両面表とセットする(図9S8)。さらに、両面原稿の表と裏とを読み込んでからSVV_OFFとなっているため、制御部101は、画像形成を両面とセットし、トレイ情報として記録用紙トレイ(本文トレイとしてセットされたトレイ#2)をセットする(図9S9)。そして、制御部101は、この段階での両面画像形成に備えて、給紙レディをセットする(図9S10)。
そして、制御部101は、ジョブデータ内の「読み込み済み画像枚数」のページヘッダの「画像種類」に読み込み面と画像格納アドレスとをセットする。また、読み取り処理部107に倍率等の共通処理をセットする(図9S11)。すなわち、次に読み込む原稿に対しての準備を行う。
ここで、制御部101は、ジョブデータ内の出力ページの値を確認し、0であるかを判別する(図9S12)。出力ページの値が0であれば(図9S12でYES)、制御部101は、後述するPVV_OFF処理を実行する(図9S13)。
また、制御部101は、ジョブデータ内の出力ページの値が0でなければ(図9S12でNO)、このSVV_OFF処理を終了する。
図10は以上の図7のデータ構成におけるPVV_OFF時の処理のフローチャートである。ここで、PVV_OFF時とは、画像形成実行時と次の画像形成実行時との間のタイミングであり、プリント・バーチカル・バリッド(画像形成の副走査方向有効期間)が無効である、すなわち、画像形成領域を処理し終えたタイミングあるいは次の画像形成処理直前のタイミングであることを意味している。
また、このPVV_OFF処理は、前述したSVV_OFF処理中で実行されるほか、画像形成実行後にコールされるサブルーチンである。
まず、制御部101は、ジョブデータ内の出力ページをインクリメントして+1する(図10S1)。この出力ページとは、次に出力する画像のページ番号を示している。なお、出力する画像に関するデータは、この番号に該当するページデータ領域(図7参照)に格納されているデータが参照される。
つぎに、制御部101は、画像メモリ106を制御するために制御部101内に備えられるDRAM制御IC(図示せず)へ、伸長アドレス(出力ページのページヘッダに格納されている値)をセットする(図10S2)。すなわち、次に画像形成する画像の画像データを出力する用意をしておく。
そして、制御部101は、書き込み処理部108に共通処理(プリントエンジン180におけるLDパスワード値等)をセットする(図10S3)。すなわち、次に画像形成を実行する際の準備を行う。このようにして、制御部101は、次の画像形成のための準備としてのPVV_OFF処理を終了する。
以上のように、画像形成装置内のシステムメモリと呼ばれるメモリ領域に図7の構成のデータがジョブ毎に格納されており、図8のSVV_ON処理と図9のSVV_OFF処理と図10のPVV_OFF処理とを実行することで、図6に示すように、挿入モードとして挿入用紙がタブ紙の指定がなされ、且つ、前記挿入用紙のトレイとして指定されたトレイにセットされた挿入用紙が両面画像形成不可の場合に、挿入用紙に相当する頁の原稿では片面読み込み、他の頁の原稿では両面読み込みを行うように画像読み取り部120を制御すると共に、読み取りにより得られた画像データに応じて、挿入用紙に相当する頁では挿入用紙(タブ紙)のトレイからの給紙を行って片面画像形成、他の頁では記録用紙を給紙して両面画像形成を行う。
この結果、タブ原稿などの片面原稿が含まれた片面・両面混在の原稿と同一構成の複写物を、専用のセンサを用いることなく、また、束分割読み取りなどによって生産性を低下させることなく一括読み取りによって効率的に得ることが可能になる。
なお、以上の実施形態の具体例では、説明を簡略化するために画像形成における循環枚数を1としていたが、循環枚数が複数であっても、タブ原稿などの片面原稿が含まれた片面・両面混在の原稿と同一構成の複写物を、専用のセンサを用いることなく、また、束分割読み取りなどによって生産性を低下させることなく一括読み取りによって効率的に得ることが可能である。
本発明の実施形態の画像形成装置の電気的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の機械的な構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の動作を実現する際の画面説明図である。 本発明の実施形態の動作を実現する際のタイムチャートである。 本発明の実施形態の動作を実現する際のタイムチャートである。 本発明の実施形態におけるデータ構成を示す説明図である。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 画像形成装置
101 制御部
102 インタフェース
103 操作表示部
104 プログラムメモリ
105 不揮発性メモリ
106 画像メモリ
107 読み取り処理部
108 書き込み処理部
120 画像読み取り部
180 プリントエンジン

Claims (3)

  1. 原稿の表面と裏面とが読み取り位置を通過するように原稿を反転搬送する機能を有する原稿搬送手段と、
    搬送される前記原稿に読み取り光を照射し、前記原稿からの反射光を受けて画像を読み取って画像データを生成する機能を有する画像読み取り手段と、
    複数のトレイのいずれかに収納された記録用紙を選択的に給紙して、該記録用紙の両面に前記画像データに応じた画像を形成する機能を有する画像形成手段と、
    画像形成に使用される記録用紙とは異なる挿入用紙のトレイと該挿入用紙の挿入頁位置との指定をインターシートモードとして受け付ける機能を有する操作入力手段と、
    前記画像読み取り手段での画像読み取りと前記画像形成手段での画像形成とを制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記操作入力手段でインターシートモードとしての指定がなされ、且つ、前記挿入用紙のトレイとして指定されたトレイにセットされた挿入用紙が両面画像形成不可の場合に、挿入用紙に相当する頁の原稿では片面読み込み、他の頁の原稿では両面読み込みを行うように前記画像読み取り手段を制御すると共に、読み取りにより得られた画像データに応じて、挿入用紙に相当する頁では前記挿入用紙のトレイからの給紙を行って片面画像形成、他の頁では記録用紙を給紙して両面画像形成を行うように前記画像形成手段を制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記操作入力手段で指定されたインターシートモードにおける挿入用紙がタブ紙であり、
    前記制御手段は、該タブ紙のタブの部分に関して、前記画像読み取り手段で読み取る領域を延長する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 原稿の表面と裏面とが読み取り位置を通過するように原稿を反転搬送する機能を有する原稿搬送手段と、搬送される前記原稿に読み取り光を照射し、前記原稿からの反射光を受けて画像を読み取って画像データを生成する機能を有する画像読み取り手段と、複数のトレイのいずれかに収納された記録用紙を選択的に給紙して、該記録用紙の両面に前記画像データに応じた画像を形成する機能を有する画像形成手段と、画像形成に使用される記録用紙とは異なる挿入用紙のトレイと該挿入用紙の挿入頁位置との指定をインターシートモードとして受け付ける機能を有する操作入力手段と、前記画像読み取り手段での画像読み取りと前記画像形成手段での画像形成とを制御する制御手段とを備えた画像形成装置を制御する画像形成装置制御方法であって、
    前記操作入力手段でインターシートモードとしての指定がなされ、且つ、前記挿入用紙のトレイとして指定されたトレイにセットされた挿入用紙が両面画像形成不可の場合に、挿入用紙に相当する頁の原稿では片面読み込み、他の頁の原稿では両面読み込みを行うように前記画像読み取り手段を制御すると共に、読み取りにより得られた画像データに応じて、挿入用紙に相当する頁では前記挿入用紙のトレイからの給紙を行って片面画像形成、他の頁では記録用紙を給紙して両面画像形成を行うように前記画像形成手段を制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置制御方法。
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