JP2004023342A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させて、リピート機能とインターシート機能とを両立させることが可能な画像形成装置を実現する。
【解決手段】画像形成前の転写紙を蓄積する複数の給紙トレイを備えた給紙搬送手段141と、同一の転写紙上に同一の画像を繰り返して形成するするための画像編集を行ってリピート機能を実現する画像編集手段101,112と、指定した頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行ってインターシート機能を実現する頁編集手段101,141と、前記リピート機能と前記インターシート機能との指定を受け付ける操作手段120と、前記操作手段でのリピート機能とインターシート機能とについての指定に基づいて、前記頁編集手段での頁編集を実行した後に前記画像編集手段での画像編集を実行するよう制御する制御手段101と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】画像形成前の転写紙を蓄積する複数の給紙トレイを備えた給紙搬送手段141と、同一の転写紙上に同一の画像を繰り返して形成するするための画像編集を行ってリピート機能を実現する画像編集手段101,112と、指定した頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行ってインターシート機能を実現する頁編集手段101,141と、前記リピート機能と前記インターシート機能との指定を受け付ける操作手段120と、前記操作手段でのリピート機能とインターシート機能とについての指定に基づいて、前記頁編集手段での頁編集を実行した後に前記画像編集手段での画像編集を実行するよう制御する制御手段101と、を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンタなどの画像形成装置に関し、特に、同一の転写紙上に同一の画像を繰り返して形成するリピート機能と、指定した頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するインターシート機能とを両立させることが可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタなどの各種の画像形成装置において、同一の転写紙上に同一の画像を繰り返して形成するリピート機能と呼ばれる機能が設けられたものがある。
【0003】
たとえば、2頁のA4原稿画像を複写する必要がある場合などでは、A4転写紙2枚に複写するのではなく、2頁のA4原稿画像を2枚並べてA3転写紙1枚に複写して、後に断裁などすることで、生産性の向上を図り、また、プロセスユニットの摩耗を低減することが可能である。
【0004】
また、画像形成装置において、指定した頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を、表表紙,裏表紙,途中挿入紙(以下、まとめて「挿入紙」)として挿入することで、画像形成の区切りを明らかにするインターシート機能と呼ばれる機能が設けられたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
リピート機能では、画像メモリ上に同一の画像を並べる画像編集処理を行う。一方、インターシート機能では、指定された頁位置に挿入紙の給紙を行うと共に、挿入紙に画像形成するかしないかの制御を行い、挿入紙に画像形成しない場合には残りの画像形成についての頁をシフトさせる頁編集処理を行う。
【0006】
なお、従来の画像形成装置では、以上の画像編集処理と頁編集処理とを同時に連動させた状態で実行させることが、頁管理や画像管理を実行するうえで困難であるため、リピート機能とインターシート機能とを両立(同時使用)させることは行われていなかった。
【0007】
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させて、リピート機能とインターシート機能とを両立させることが可能な画像形成装置を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本件出願の発明者は上述した問題点を解消すべく鋭意研究を進めた結果、画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させる際に必要な条件を見いだし、リピート機能とインターシート機能とを両立させることが可能な画像形成装置の発明を実現した。
【0009】
すなわち、上記の課題を解決する本願発明は、以下のそれぞれに述べるようなものである。
(1)請求項1記載の発明は、画像形成前の転写紙を蓄積する複数の給紙トレイを備えた給紙搬送手段と、同一の転写紙上に同一の画像を繰り返して形成するするための画像編集を行ってリピート機能を実現する画像編集手段と、指定した頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行ってインターシート機能を実現する頁編集手段と、前記リピート機能と前記インターシート機能との指定を受け付ける操作手段と、前記操作手段でのリピート機能とインターシート機能とについての指定に基づいて、前記頁編集手段での頁編集を実行した後に前記画像編集手段での画像編集を実行するよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0010】
この発明の画像形成装置では、操作手段でのリピート機能とインターシート機能とについての指定に基づいて、頁編集手段での頁編集を実行した後に、画像編集手段での画像編集を実行するよう制御している。このようにすることで、画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させて、リピート機能とインターシート機能とを両立させることが可能な画像形成装置を実現できる。
【0011】
(2)請求項2記載の発明は、前記制御手段は、前記操作手段での指定に基づいて、前記リピート機能における同一転写紙上の画像繰り返し形成面数(リピート面数)と、前記インターシート機能において挿入された転写紙の頁位置(挿入紙頁位置)と、を独立して制御する、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0012】
この発明で、制御手段は、操作手段での指定に基づいて、リピート機能におけるリピート面数と、インターシート機能における挿入紙頁位置とを独立して制御することで、互いに悪影響を与えることなく管理・制御することが可能になる。
【0013】
(3)請求項3記載の発明は、前記頁編集手段は、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う、ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置である。
【0014】
この発明で、頁編集手段が頁編集を行うことにより、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入することが可能になる。
【0015】
(4)請求項4記載の発明は、前記頁編集手段は、白紙の転写紙あるいは画像形成された転写紙のいずれかを、前記操作手段での指定に基づいて挿入する、ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置である。
【0016】
この発明では、頁編集手段の頁編集により、白紙の転写紙あるいは画像形成された転写紙のいずれかを、操作手段での指定に基づいて挿入することが可能になる。
【0017】
(5)請求項5記載の発明は、前記頁編集手段は、途中挿入紙として指定された複数の頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う、ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置である。
【0018】
この発明では、頁編集手段の頁編集により、途中挿入紙として指定された複数の頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入することが可能になる。たとえば、途中挿入紙を1枚だけではなく、複数の所望の頁位置に挿入することも可能になる。
【0019】
(6)請求項6記載の発明は、前記頁編集手段は、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に、それぞれ独立して所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う、ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置である。
【0020】
この発明では、頁編集手段の頁編集により、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に、それぞれ独立して所望の給紙トレイからの転写紙を挿入することが可能になる。
【0021】
(7)請求項7記載の発明は、前記画像編集手段は、同一転写紙上に繰り返し形成する画像を、同一方向に形成する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0022】
この発明では、画像編集手段は、同一転写紙上に繰り返し形成する画像を同一方向に形成するため、画像形成後に断裁などをすることにより、複数部の出力結果を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
〈画像形成装置の機械的構成〉
まず、図2を参照して画像形成装置の機械的構成を説明する。なお、ここでは、原稿の画像を読み取って画像形成する複写機を本実施の形態例の具体例として用いる。
【0024】
この図2において、10は自動原稿給送手段(以下、ADFと言う)であり、原稿の両面を読み取るための給紙を行う手段である。20は原稿を光学的にスキャンして読み取って画像データを生成する画像読み取り部(スキャナ)である。40は画像データに応じた露光用光ビームを生成する画像書き込み部である。50は画像データを静電方式により記録媒体(記録紙あるいは転写紙と言うが、本願明細書では、転写紙という)p上に記録する画像形成部である。60は転写紙の搬送を行う搬送手段である。
【0025】
ここで、原稿の両面給送が可能なADF10の原稿載置部11には、原稿第1頁の表面を上にした状態の原稿dが複数枚載置されている。ローラ12a、ローラ12bを介して繰り出された原稿の1枚目はローラ13を介して回転される。
【0026】
この時、光源23により原稿dの原稿面が照射され、その反射光がミラー24,25,26を介して結像光学系27を介して光電変換手段であるCCD28の受光面に像を結ぶ。ここで、光源23、ミラー24,25,26、結像光学系27及びCCD28を有する光学系、並びに、図示されていない光学系駆動手段とで画像読み取り部20を構成している。
【0027】
この図において、原稿dがプラテンガラス21上に読み取り面を下に向けた状態に載置された場合には、光学系はプラテンガラス21に沿って走査して読み取りを行う。
【0028】
また、原稿dが自動給紙されてローラ13の周囲を回る場合には、第2のプラテンガラス22下に光源23とミラー24とが固定された状態で読み取りを行う。そして、読み取られた原稿dの画像データは、CCD28から図示しない読み取り画像処理部に送られる。
【0029】
なお、原稿dがADF10により自動給送される場合には、原稿dの1ページ目が読み取られると、今度は反転ローラ14を介して再度ローラ13を用いた巻き取り操作が行われ、原稿裏面の画像が画像読み取り部20で読み取られ、読み取り画像処理部に送られる。
【0030】
このようにして、表面と裏面との画像が読み取られた原稿dは、再度反転ローラ14で反転されて、表面を下に向けた状態で排紙皿16に積載されていく。
このようにして画像読み取り部20で読み取られた画像データは、読み取り画像処理部で所定の画像処理が行なわれた後、圧縮伸長回路で圧縮されて画像メモリに記憶される。
【0031】
一方、転写紙pが積載されている給紙トレイ30a〜30cのいずれかから、第一給紙ローラ31a〜31cにより転写紙pが繰り出され、画像形成部50に給送される。
【0032】
なお、この実施の形態例では、インターシート機能において異なる給紙トレイからの給紙を可能にするため、蓄積する複数の給紙トレイが設けられているものとする。
【0033】
画像形成部50に給送される転写紙pは、その入口付近の第二給紙ローラ(レジストローラ)32で同期がとられた後、像担持体となる感光体ドラム51に近接する。
【0034】
記録画像処理部から画像書き込み部40に画像データが入力され、画像書込み部40内のレーザダイオードから画像データに応じたレーザ光を感光体ドラム51上に照射し、静電潜像を形成する。この静電潜像を現像部53で現像することで、感光体ドラム51上にトナー像を形成する。
【0035】
このトナー像は感光体ドラム51の下部の転写部54により転写紙pに転写される。そして、感光体ドラム51に圧着されている転写紙pは分離部55により分離される。感光体ドラム51から分離された転写紙pは搬送機構58を介して定着部59に入り、トナー像が熱と圧力とにより定着される。このようにして、転写紙pに画像が形成される。
【0036】
なお、必要に応じて、トナー像が定着された転写紙pは、ガイド61を介して下方に搬送され、反転部63に入る。次に、反転部63に入っている転写紙pは、反転ローラ62により再度繰り出され、反転搬送路64を経由して再度画像形成部50に送られる。前記原稿dの片面の画像形成が終了した画像形成部50では、感光体ドラム51に付着したトナーがクリーニング部56で除去され、続く帯電部52により帯電させられ、次の画像形成に備えている。
【0037】
この状態で転写紙pのもう一方の面(未だ画像形成されていない面)が画像形成部50に搬入され、画像が形成される。分離部55で感光体ドラム51から分離された転写紙pは搬送機構58を介して再度定着部59に入って定着される。このようにして、裏面と表面との画像形成が完了した転写紙p、または、一方の面の画像形成が完了した転写紙pは排出される。
【0038】
〈画像形成装置の電気的構成〉
図1は本発明の第1の実施の形態例の画像形成装置内の電気的な詳細構成を示すブロック図である。
【0039】
100は転写紙に画像形成して出力する各種の画像形成装置であり、装置全体の制御に加えて画像編集と頁編集のための制御を行う全体制御部101と、通常の画像処理に加えてリピート機能を実現する画像編集を実行する画像処理部110と、各種操作の入力と装置の状態表示とを行う操作表示部120と、原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャナ部130と、画像データを転写紙上に形成するプリントエンジン140と、を備えている。
【0040】
また、画像処理部110内には、スキャナ部130からの画像データを格納したり画像形成する際の画像データの展開や各種データの一時的な保管を行うための半導体メモリあるいはハードディスクなどで構成された画像メモリ111、画像メモリ111に対するリード/ライトを制御するメモリコントローラ112、スキャナ部130からの画像データを処理する読み取り処理部113、プリントエンジン140に対して書き込み用の画像データを処理する書き込み処理部114とが備えられている。
【0041】
なお、リピート機能を実現するための画像編集については、全体制御部101の指示に基づいてメモリコントローラ112が画像メモリ111上で画像データの処理を実行する。すなわち、全体制御部101とメモリコントローラ112とが画像編集手段を構成している。
【0042】
また、スキャナ部130内には、スキャナ部130の原稿読み取り動作を制御するスキャナ制御部131と、光学的に原稿を読み取るCCD部132とが備えられている。
【0043】
また、プリントエンジン140には、プリントエンジン140の画像形成動作を制御するプリンタ制御部141と、給紙搬送を行う給紙搬送部142と、画像を光学的に書き込むLD部143とが備えられている。なお、インターシート機能を実現するための頁編集については、全体制御部101の指示に基づいて、プリンタ制御部141が給紙搬送部142に命じて所望の給紙トレイからの挿入紙の給送制御を実行する。
【0044】
すなわち、全体制御部101とプリンタ制御部141とが頁編集手段を構成している。また、白紙の挿入紙を挿入する場合には、白紙の画像形成を行うため、メモリコントローラ112も頁編集手段の一部を構成する。
【0045】
なお、本実施の形態例の全体制御部101の制御の特徴として、以下の(1)〜(7)のようになっている。
(1)全体制御部101は、操作表示部120でのリピート機能とインターシート機能とについての指定に基づいて、頁編集手段での頁編集を実行した後に画像編集手段での画像編集を実行するよう制御する。
【0046】
(2)全体制御部101は、(1)において、操作表示部120での指定に基づいて、リピート機能における同一転写紙上の画像繰り返し形成面数(リピート面数)と、インターシート機能において挿入された転写紙の頁位置(挿入紙頁位置)と、を独立して制御する。
【0047】
(3)頁編集手段は、(2)において、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う。
【0048】
(4)頁編集手段は、(3)において、白紙の転写紙あるいは画像形成された転写紙のいずれかを、操作表示部120での指定に基づいて挿入する。
(5)頁編集手段は、(3)において、途中挿入紙として指定された複数の頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う。
【0049】
(6)頁編集手段は、(3)において、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に、それぞれ独立して所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う。
【0050】
(7)画像編集手段は、(1)〜(6)のいずれかににおいて、同一転写紙上に繰り返し形成する画像を、同一方向に形成する。
また、この画像形成装置100は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタなどの各種の装置が該当する。また、プリントエンジン140は、レーザビームを用いる電子写真方式のもののほか、LEDプリントヘッドを用いるものや、インクジェット方式のものでもよい。
【0051】
〈本実施の形態例の動作説明〉
以上のような画像形成装置において、図3を参照して動作説明を行う。なお、この図3のフローチャートは、全体制御部101で動作している画像形成制御プログラム中でコールされるものである。
【0052】
なお、以下の実施の形態例の動作説明では、全体制御部101と画像形成制御プログラムのサブルーチンによる制御や動作を、単に全体制御部101の制御という言い方で説明する。
【0053】
まず、全体制御部101は、操作表示部120から、インターシート機能やリピート機能についてのユーザの設定の指示を受け付ける(図3S1)。本実施の形態例では、リピート機能とインターシート機能とを両立させることを特徴としているため、これらの指示があった場合について説明を行う。
【0054】
たとえば、待ち受け動作時の画像形成装置100の操作表示部120における初期状態の表示画面は、図4(a)のようになっている。ここでは、各種の設定が可能であるが、ユーザが右端部の「応用機能」(図4(a)▲1▼)を選択したとする。
【0055】
すると、全体制御部101は、応用機能の機能一覧を操作表示部120に表示する(図4(b))。
この応用機能の機能一覧画面にて、ユーザが「リピート」(図4(b)▲2▼)を選択したとする。
【0056】
すると、全体制御部101は、リピート機能についての設定項目、すなわち、リピート機能における同一転写紙上の画像繰り返し形成面数(リピート面数)などの設定項目を操作表示部120に表示する(図4(c))。
【0057】
この応用機能のリピート機能についての設定項目の画面にて、ユーザが所望のリピート機能についての設定項目を選択する。ここでは、この応用機能のリピート機能についての設定項目の画面にて、ユーザが「定型リピート」「2リピート」(図4(b)▲3▼)を選択して、「OK」ボタンを押下したとする。
【0058】
すると、全体制御部101は、応用機能の機能一覧を操作表示部120に表示する(図5(d))。ここでは、既にリピート機能についての設定が完了しているため、「リピート」の欄は設定済みを示す反転表示になっている。
【0059】
この応用機能の機能一覧画面にて、つぎにユーザが「インターシート」(図5(d)▲4▼)を選択したとする。
すると、全体制御部101は、インターシート機能についての設定項目、すなわち、インターシート機能における挿入紙(表表紙、裏表紙、途中挿入紙)の頁位置、挿入紙の画像形成の有(コピー紙)/無(白紙)、挿入紙の給紙トレイの選択、などの設定項目を操作表示部120に表示する(図5(e))。
【0060】
この応用機能のインターシート機能についての設定項目の画面にて、ユーザが所望のインターシート機能についての設定項目を選択する。ここでは、この応用機能のインターシート機能についての設定項目の画面にて、ユーザが「オモテ・コピー」「オモテ・白紙」「ウラ・コピー」「ウラ・白紙」「途中白紙挿入」「途中コピー紙挿入」(図5(e))を選択して、「OK」ボタンを押下したとする。なお、「途中白紙挿入」「途中コピー紙挿入」の場合には、途中挿入紙を配置する具体的な頁位置をテンキーで入力する。また、必要に応じて画面左下欄にある「トレイ変更」を選択して、通常の画像形成の給紙トレイとは別に挿入紙用のトレイを設定してもよい。この場合、挿入紙用のトレイには、厚紙や色紙などを入れておくことで、表紙や挿入紙としての使用に好ましい状態になる。
【0061】
すると、全体制御部101は、応用機能の機能一覧を操作表示部120に表示する(図5(f))。ここでは、既にリピート機能とインターシート機能についての設定が完了しているため、「リピート」と「インターシート機能」の欄は設定済みを示す反転表示になっている。
【0062】
そして、ユーザによる上記リピート機能とインターシート機能との設定については「応用機能設定データ」として、全体制御部101が画像メモリ111上で管理する。
【0063】
なお、以上のユーザの設定ではリピート機能についての設定の次にインターシート機能の設定がなされていたが、この順番はこれに限定されるものではない。本実施の形態例においては、後述するように、全体制御部101の内部の処理において、操作表示部120でのリピート機能とインターシート機能とについての指定に基づいて、頁編集を実行した後に画像編集を実行するよう制御している。
【0064】
ここで、ユーザが「OK」ボタンを押下することで、全体制御部101は、画像の読み取りと画像形成とを開始する。なお、「OK」ボタンと隣接する「キャンセル」や「全応用解除」などのボタンを押下することで、今までの設定をキャンセルすることも可能である。
【0065】
以上のようにして、ユーザの設定がなされると(図3S1)、全体制御部101はスキャナ部130に原稿読み取りを指示する。これにより、スキャナ部130の原稿載置台11(図2)に載置された原稿dの画像が順次読み取られる(図3S2)。
【0066】
スキャナ部130で読み取られて生成された画像データは、読み取り処理部で必要な画像処理がなされた後、メモリコントローラ112によって圧縮データとして画像メモリ111に格納される。なお、一連の原稿dについての関連した画像データが、一つのジョブとして扱われる。
【0067】
なお、上記リピート機能とインターシート機能との設定については「応用機能設定データ」として、画像データと付随した状態で全体制御部101が画像メモリ111上で管理する。
【0068】
原稿の読み取りが完了した時点で、全体制御部101は画像形成の制御を開始する(図3S3〜)。
まず、全体制御部101は、上述した応用機能設定データを参照し、画像形成仕様とする頁がインターシート機能の挿入紙であるか否かを調べる(図3S3,S4)。
【0069】
インターシートの設定が無い場合(図3S3でN)、あるいは、インターシートの設定はあるものの現時点では挿入紙でない場合(図3S4でN)には、通常の給紙トレイから転写紙の給紙を行う(図3S5)。
【0070】
インターシートの設定がある場合(図3S3でY)であって、挿入紙である場合(図3S4でY)には、通常の給紙トレイとは別に挿入紙用に割り当てられた給紙トレイから転写紙の給紙を行う(図3S6)。
【0071】
以上のいずれかの給紙トレイから転写紙を給紙することにより、第1給紙を行う。次に、給紙トレイからの転写紙を、所定の画像形成のタイミングに合わせてレジストローラから感光体ドラムに向けて繰り出すことにより第2給紙を行う(図3S7)。
【0072】
ここで、全体制御部101は、この時点で第2給紙された転写紙に形成すべき画像が通常の画像であるか、白紙の画像であるかを確認する(図3S8)。すなわち、操作表示部120におけるインターシート機能の設定で、ユーザが「オモテ・コピー」「オモテ・白紙」「ウラ・コピー」「ウラ・白紙」「途中白紙挿入」「途中コピー紙挿入」のいずれを選択してるかを、応用機能設定データを参照して確認する。
【0073】
すなわち、全体制御部101は、この時点では、リピート機能の画像編集に先立って、インターシート機能についての頁編集を実行する。
インターシート機能の設定が、「オモテ・白紙」「ウラ・白紙」「途中白紙挿入」のいずれかである場合(図3S8でY)、白紙の挿入紙を挿入する必要があるので、第2給紙された転写紙に白紙の画像を形成する(図3S9)。
【0074】
一方、インターシート機能の設定が、「オモテ・コピー」「ウラ・コピー」「途中コピー紙挿入」のいずれかである場合(図3S8でN)、リピート機能についての設定がなされているか、すなわち、画像を転写紙上でいくつにリピートして形成するかについての画像繰り返し形成面数(リピート面数)を調べる(図3S10)。
【0075】
画像繰り返し形成面数の指定があれば、その指定に従って転写紙の画像領域をn分割し、各領域に画像を形成できるようにnリピートした画像を生成する(図3S11)。ここでは、全体制御部101の指示に基づいて、メモリコントローラ112が画像編集として、画像メモリ111上でnリピートした画像を生成する。この場合、同一方向にnリピートした画像を生成する。
【0076】
以上のようにして、白紙挿入(図3S8でY)であれば転写紙に白紙画像を形成し(図3S9)、リピート機能についての設定がなされていなければ(図3S10でN)通常の画像を転写紙に形成し(図3S12)、リピート機能についての設定がなされていれば(図3S10でY)リピート機能についての設定項目に従って画像編集(図3S11)された画像を転写紙に形成し(図3S12)する。
【0077】
なお、以上のインターシート機能についての処理(図3S3〜S9)と、以上のリピート機能についての処理(図3S10、S12)とを最終頁に至るまで各頁のそれぞれ実行する(図3S13)。
【0078】
図6は以上の実施の形態例によって読み込む原稿と画像形成されて出力される転写紙の例を示している。条件としては、原稿サイズ:A4、転写紙サイズ:A3、リピート機能:定型2リピート、インターシート機能:表表紙あり(白紙)・途中挿入紙あり(コピー紙、頁位置原稿第2頁以後)・裏表紙あり(コピー紙)、の例を示している。
【0079】
以上の図3のような処理を施すことで、「A」〜「E」までの5頁のA4原稿について、白紙の表表紙,定型2リピートの「A」のコピー,定型2リピートの「B」のコピー,白紙の途中挿入紙,定型2リピートの「C」のコピー,定型2リピートの「D」のコピー,定型2リピートの「E」の裏表紙,の画像形成出力を得ることができる。なお、A3サイズの転写紙の中央部分の一点鎖線の部分を断裁することで、A4サイズの2部のコピーを得ることができる。
【0080】
以上のように、全体制御部101は、操作表示部120でのリピート機能とインターシート機能とについての指定に基づいて、画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させる際に必要な条件として、頁編集としてコピー紙か挿入紙かの判断による給紙を実行した後に、リピート機能についての画像編集を実行するよう制御しているので、画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させて、リピート機能とインターシート機能とを両立させることが可能になる。
【0081】
なお、以上の説明にもあるように、全体制御部101は、操作表示部120での指定に基づいて、リピート機能におけるリピート面数と、インターシート機能における挿入紙頁位置とを独立して互いに悪影響を与えることなく管理・制御している。
【0082】
また、本実施の形態例では、全体制御部101とプリンタ制御部141(特に給紙搬送部142)とが頁編集手段を構成しており、通常の画像形成の転写紙の給紙と、インターシート機能における挿入紙の給紙とを制御しており、さらに、挿入紙を白紙画像形成とする場合にはメモリコントローラ112も頁編集手段の一部を構成する。
【0083】
このため、頁編集手段は、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された所望の頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入することが可能になっている。また、白紙の転写紙あるいは画像形成された転写紙のいずれかを、操作表示部120での指定に基づいて挿入することも可能になっている。
【0084】
さらに、途中挿入紙として指定された複数の頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入することも可能になっている。たとえば、途中挿入紙を1枚だけではなく、複数の所望の頁位置に挿入することも可能である。
【0085】
また、頁編集手段は、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に、それぞれ独立して所望の給紙トレイからの転写紙を挿入することが可能になっている。すなわち、表表紙、裏表紙、途中挿入紙のそれぞれで給紙トレイの選択を変更することも可能である。
【0086】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させる際に必要な条件として、インターシート機能のための頁編集を実行した後にリピート機能のための画像編集を実行するよう制御しており、リピート機能におけるリピート面数と、インターシート機能における挿入紙頁位置とを独立して制御していることで、画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させて、リピート機能とインターシート機能とを両立させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の電気的な構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例の画像形成装置の機械的な構成を示す構成図である。
【図3】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作および画像形成装置の手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態例における処理の様子を様子を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態例における処理の様子を様子を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態例における処理の様子を様子を示す説明図である。
【符号の説明】
100 画像形成装置
101 全体制御部
110 画像処理部
111 画像メモリ
112 メモリコントローラ
113 読み取り処理部
114 書き込み処理部
120 操作表示部
130 スキャナ部
140 プリントエンジン
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンタなどの画像形成装置に関し、特に、同一の転写紙上に同一の画像を繰り返して形成するリピート機能と、指定した頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するインターシート機能とを両立させることが可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタなどの各種の画像形成装置において、同一の転写紙上に同一の画像を繰り返して形成するリピート機能と呼ばれる機能が設けられたものがある。
【0003】
たとえば、2頁のA4原稿画像を複写する必要がある場合などでは、A4転写紙2枚に複写するのではなく、2頁のA4原稿画像を2枚並べてA3転写紙1枚に複写して、後に断裁などすることで、生産性の向上を図り、また、プロセスユニットの摩耗を低減することが可能である。
【0004】
また、画像形成装置において、指定した頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を、表表紙,裏表紙,途中挿入紙(以下、まとめて「挿入紙」)として挿入することで、画像形成の区切りを明らかにするインターシート機能と呼ばれる機能が設けられたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
リピート機能では、画像メモリ上に同一の画像を並べる画像編集処理を行う。一方、インターシート機能では、指定された頁位置に挿入紙の給紙を行うと共に、挿入紙に画像形成するかしないかの制御を行い、挿入紙に画像形成しない場合には残りの画像形成についての頁をシフトさせる頁編集処理を行う。
【0006】
なお、従来の画像形成装置では、以上の画像編集処理と頁編集処理とを同時に連動させた状態で実行させることが、頁管理や画像管理を実行するうえで困難であるため、リピート機能とインターシート機能とを両立(同時使用)させることは行われていなかった。
【0007】
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させて、リピート機能とインターシート機能とを両立させることが可能な画像形成装置を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本件出願の発明者は上述した問題点を解消すべく鋭意研究を進めた結果、画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させる際に必要な条件を見いだし、リピート機能とインターシート機能とを両立させることが可能な画像形成装置の発明を実現した。
【0009】
すなわち、上記の課題を解決する本願発明は、以下のそれぞれに述べるようなものである。
(1)請求項1記載の発明は、画像形成前の転写紙を蓄積する複数の給紙トレイを備えた給紙搬送手段と、同一の転写紙上に同一の画像を繰り返して形成するするための画像編集を行ってリピート機能を実現する画像編集手段と、指定した頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行ってインターシート機能を実現する頁編集手段と、前記リピート機能と前記インターシート機能との指定を受け付ける操作手段と、前記操作手段でのリピート機能とインターシート機能とについての指定に基づいて、前記頁編集手段での頁編集を実行した後に前記画像編集手段での画像編集を実行するよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0010】
この発明の画像形成装置では、操作手段でのリピート機能とインターシート機能とについての指定に基づいて、頁編集手段での頁編集を実行した後に、画像編集手段での画像編集を実行するよう制御している。このようにすることで、画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させて、リピート機能とインターシート機能とを両立させることが可能な画像形成装置を実現できる。
【0011】
(2)請求項2記載の発明は、前記制御手段は、前記操作手段での指定に基づいて、前記リピート機能における同一転写紙上の画像繰り返し形成面数(リピート面数)と、前記インターシート機能において挿入された転写紙の頁位置(挿入紙頁位置)と、を独立して制御する、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0012】
この発明で、制御手段は、操作手段での指定に基づいて、リピート機能におけるリピート面数と、インターシート機能における挿入紙頁位置とを独立して制御することで、互いに悪影響を与えることなく管理・制御することが可能になる。
【0013】
(3)請求項3記載の発明は、前記頁編集手段は、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う、ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置である。
【0014】
この発明で、頁編集手段が頁編集を行うことにより、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入することが可能になる。
【0015】
(4)請求項4記載の発明は、前記頁編集手段は、白紙の転写紙あるいは画像形成された転写紙のいずれかを、前記操作手段での指定に基づいて挿入する、ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置である。
【0016】
この発明では、頁編集手段の頁編集により、白紙の転写紙あるいは画像形成された転写紙のいずれかを、操作手段での指定に基づいて挿入することが可能になる。
【0017】
(5)請求項5記載の発明は、前記頁編集手段は、途中挿入紙として指定された複数の頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う、ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置である。
【0018】
この発明では、頁編集手段の頁編集により、途中挿入紙として指定された複数の頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入することが可能になる。たとえば、途中挿入紙を1枚だけではなく、複数の所望の頁位置に挿入することも可能になる。
【0019】
(6)請求項6記載の発明は、前記頁編集手段は、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に、それぞれ独立して所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う、ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置である。
【0020】
この発明では、頁編集手段の頁編集により、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に、それぞれ独立して所望の給紙トレイからの転写紙を挿入することが可能になる。
【0021】
(7)請求項7記載の発明は、前記画像編集手段は、同一転写紙上に繰り返し形成する画像を、同一方向に形成する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0022】
この発明では、画像編集手段は、同一転写紙上に繰り返し形成する画像を同一方向に形成するため、画像形成後に断裁などをすることにより、複数部の出力結果を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
〈画像形成装置の機械的構成〉
まず、図2を参照して画像形成装置の機械的構成を説明する。なお、ここでは、原稿の画像を読み取って画像形成する複写機を本実施の形態例の具体例として用いる。
【0024】
この図2において、10は自動原稿給送手段(以下、ADFと言う)であり、原稿の両面を読み取るための給紙を行う手段である。20は原稿を光学的にスキャンして読み取って画像データを生成する画像読み取り部(スキャナ)である。40は画像データに応じた露光用光ビームを生成する画像書き込み部である。50は画像データを静電方式により記録媒体(記録紙あるいは転写紙と言うが、本願明細書では、転写紙という)p上に記録する画像形成部である。60は転写紙の搬送を行う搬送手段である。
【0025】
ここで、原稿の両面給送が可能なADF10の原稿載置部11には、原稿第1頁の表面を上にした状態の原稿dが複数枚載置されている。ローラ12a、ローラ12bを介して繰り出された原稿の1枚目はローラ13を介して回転される。
【0026】
この時、光源23により原稿dの原稿面が照射され、その反射光がミラー24,25,26を介して結像光学系27を介して光電変換手段であるCCD28の受光面に像を結ぶ。ここで、光源23、ミラー24,25,26、結像光学系27及びCCD28を有する光学系、並びに、図示されていない光学系駆動手段とで画像読み取り部20を構成している。
【0027】
この図において、原稿dがプラテンガラス21上に読み取り面を下に向けた状態に載置された場合には、光学系はプラテンガラス21に沿って走査して読み取りを行う。
【0028】
また、原稿dが自動給紙されてローラ13の周囲を回る場合には、第2のプラテンガラス22下に光源23とミラー24とが固定された状態で読み取りを行う。そして、読み取られた原稿dの画像データは、CCD28から図示しない読み取り画像処理部に送られる。
【0029】
なお、原稿dがADF10により自動給送される場合には、原稿dの1ページ目が読み取られると、今度は反転ローラ14を介して再度ローラ13を用いた巻き取り操作が行われ、原稿裏面の画像が画像読み取り部20で読み取られ、読み取り画像処理部に送られる。
【0030】
このようにして、表面と裏面との画像が読み取られた原稿dは、再度反転ローラ14で反転されて、表面を下に向けた状態で排紙皿16に積載されていく。
このようにして画像読み取り部20で読み取られた画像データは、読み取り画像処理部で所定の画像処理が行なわれた後、圧縮伸長回路で圧縮されて画像メモリに記憶される。
【0031】
一方、転写紙pが積載されている給紙トレイ30a〜30cのいずれかから、第一給紙ローラ31a〜31cにより転写紙pが繰り出され、画像形成部50に給送される。
【0032】
なお、この実施の形態例では、インターシート機能において異なる給紙トレイからの給紙を可能にするため、蓄積する複数の給紙トレイが設けられているものとする。
【0033】
画像形成部50に給送される転写紙pは、その入口付近の第二給紙ローラ(レジストローラ)32で同期がとられた後、像担持体となる感光体ドラム51に近接する。
【0034】
記録画像処理部から画像書き込み部40に画像データが入力され、画像書込み部40内のレーザダイオードから画像データに応じたレーザ光を感光体ドラム51上に照射し、静電潜像を形成する。この静電潜像を現像部53で現像することで、感光体ドラム51上にトナー像を形成する。
【0035】
このトナー像は感光体ドラム51の下部の転写部54により転写紙pに転写される。そして、感光体ドラム51に圧着されている転写紙pは分離部55により分離される。感光体ドラム51から分離された転写紙pは搬送機構58を介して定着部59に入り、トナー像が熱と圧力とにより定着される。このようにして、転写紙pに画像が形成される。
【0036】
なお、必要に応じて、トナー像が定着された転写紙pは、ガイド61を介して下方に搬送され、反転部63に入る。次に、反転部63に入っている転写紙pは、反転ローラ62により再度繰り出され、反転搬送路64を経由して再度画像形成部50に送られる。前記原稿dの片面の画像形成が終了した画像形成部50では、感光体ドラム51に付着したトナーがクリーニング部56で除去され、続く帯電部52により帯電させられ、次の画像形成に備えている。
【0037】
この状態で転写紙pのもう一方の面(未だ画像形成されていない面)が画像形成部50に搬入され、画像が形成される。分離部55で感光体ドラム51から分離された転写紙pは搬送機構58を介して再度定着部59に入って定着される。このようにして、裏面と表面との画像形成が完了した転写紙p、または、一方の面の画像形成が完了した転写紙pは排出される。
【0038】
〈画像形成装置の電気的構成〉
図1は本発明の第1の実施の形態例の画像形成装置内の電気的な詳細構成を示すブロック図である。
【0039】
100は転写紙に画像形成して出力する各種の画像形成装置であり、装置全体の制御に加えて画像編集と頁編集のための制御を行う全体制御部101と、通常の画像処理に加えてリピート機能を実現する画像編集を実行する画像処理部110と、各種操作の入力と装置の状態表示とを行う操作表示部120と、原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャナ部130と、画像データを転写紙上に形成するプリントエンジン140と、を備えている。
【0040】
また、画像処理部110内には、スキャナ部130からの画像データを格納したり画像形成する際の画像データの展開や各種データの一時的な保管を行うための半導体メモリあるいはハードディスクなどで構成された画像メモリ111、画像メモリ111に対するリード/ライトを制御するメモリコントローラ112、スキャナ部130からの画像データを処理する読み取り処理部113、プリントエンジン140に対して書き込み用の画像データを処理する書き込み処理部114とが備えられている。
【0041】
なお、リピート機能を実現するための画像編集については、全体制御部101の指示に基づいてメモリコントローラ112が画像メモリ111上で画像データの処理を実行する。すなわち、全体制御部101とメモリコントローラ112とが画像編集手段を構成している。
【0042】
また、スキャナ部130内には、スキャナ部130の原稿読み取り動作を制御するスキャナ制御部131と、光学的に原稿を読み取るCCD部132とが備えられている。
【0043】
また、プリントエンジン140には、プリントエンジン140の画像形成動作を制御するプリンタ制御部141と、給紙搬送を行う給紙搬送部142と、画像を光学的に書き込むLD部143とが備えられている。なお、インターシート機能を実現するための頁編集については、全体制御部101の指示に基づいて、プリンタ制御部141が給紙搬送部142に命じて所望の給紙トレイからの挿入紙の給送制御を実行する。
【0044】
すなわち、全体制御部101とプリンタ制御部141とが頁編集手段を構成している。また、白紙の挿入紙を挿入する場合には、白紙の画像形成を行うため、メモリコントローラ112も頁編集手段の一部を構成する。
【0045】
なお、本実施の形態例の全体制御部101の制御の特徴として、以下の(1)〜(7)のようになっている。
(1)全体制御部101は、操作表示部120でのリピート機能とインターシート機能とについての指定に基づいて、頁編集手段での頁編集を実行した後に画像編集手段での画像編集を実行するよう制御する。
【0046】
(2)全体制御部101は、(1)において、操作表示部120での指定に基づいて、リピート機能における同一転写紙上の画像繰り返し形成面数(リピート面数)と、インターシート機能において挿入された転写紙の頁位置(挿入紙頁位置)と、を独立して制御する。
【0047】
(3)頁編集手段は、(2)において、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う。
【0048】
(4)頁編集手段は、(3)において、白紙の転写紙あるいは画像形成された転写紙のいずれかを、操作表示部120での指定に基づいて挿入する。
(5)頁編集手段は、(3)において、途中挿入紙として指定された複数の頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う。
【0049】
(6)頁編集手段は、(3)において、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に、それぞれ独立して所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う。
【0050】
(7)画像編集手段は、(1)〜(6)のいずれかににおいて、同一転写紙上に繰り返し形成する画像を、同一方向に形成する。
また、この画像形成装置100は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタなどの各種の装置が該当する。また、プリントエンジン140は、レーザビームを用いる電子写真方式のもののほか、LEDプリントヘッドを用いるものや、インクジェット方式のものでもよい。
【0051】
〈本実施の形態例の動作説明〉
以上のような画像形成装置において、図3を参照して動作説明を行う。なお、この図3のフローチャートは、全体制御部101で動作している画像形成制御プログラム中でコールされるものである。
【0052】
なお、以下の実施の形態例の動作説明では、全体制御部101と画像形成制御プログラムのサブルーチンによる制御や動作を、単に全体制御部101の制御という言い方で説明する。
【0053】
まず、全体制御部101は、操作表示部120から、インターシート機能やリピート機能についてのユーザの設定の指示を受け付ける(図3S1)。本実施の形態例では、リピート機能とインターシート機能とを両立させることを特徴としているため、これらの指示があった場合について説明を行う。
【0054】
たとえば、待ち受け動作時の画像形成装置100の操作表示部120における初期状態の表示画面は、図4(a)のようになっている。ここでは、各種の設定が可能であるが、ユーザが右端部の「応用機能」(図4(a)▲1▼)を選択したとする。
【0055】
すると、全体制御部101は、応用機能の機能一覧を操作表示部120に表示する(図4(b))。
この応用機能の機能一覧画面にて、ユーザが「リピート」(図4(b)▲2▼)を選択したとする。
【0056】
すると、全体制御部101は、リピート機能についての設定項目、すなわち、リピート機能における同一転写紙上の画像繰り返し形成面数(リピート面数)などの設定項目を操作表示部120に表示する(図4(c))。
【0057】
この応用機能のリピート機能についての設定項目の画面にて、ユーザが所望のリピート機能についての設定項目を選択する。ここでは、この応用機能のリピート機能についての設定項目の画面にて、ユーザが「定型リピート」「2リピート」(図4(b)▲3▼)を選択して、「OK」ボタンを押下したとする。
【0058】
すると、全体制御部101は、応用機能の機能一覧を操作表示部120に表示する(図5(d))。ここでは、既にリピート機能についての設定が完了しているため、「リピート」の欄は設定済みを示す反転表示になっている。
【0059】
この応用機能の機能一覧画面にて、つぎにユーザが「インターシート」(図5(d)▲4▼)を選択したとする。
すると、全体制御部101は、インターシート機能についての設定項目、すなわち、インターシート機能における挿入紙(表表紙、裏表紙、途中挿入紙)の頁位置、挿入紙の画像形成の有(コピー紙)/無(白紙)、挿入紙の給紙トレイの選択、などの設定項目を操作表示部120に表示する(図5(e))。
【0060】
この応用機能のインターシート機能についての設定項目の画面にて、ユーザが所望のインターシート機能についての設定項目を選択する。ここでは、この応用機能のインターシート機能についての設定項目の画面にて、ユーザが「オモテ・コピー」「オモテ・白紙」「ウラ・コピー」「ウラ・白紙」「途中白紙挿入」「途中コピー紙挿入」(図5(e))を選択して、「OK」ボタンを押下したとする。なお、「途中白紙挿入」「途中コピー紙挿入」の場合には、途中挿入紙を配置する具体的な頁位置をテンキーで入力する。また、必要に応じて画面左下欄にある「トレイ変更」を選択して、通常の画像形成の給紙トレイとは別に挿入紙用のトレイを設定してもよい。この場合、挿入紙用のトレイには、厚紙や色紙などを入れておくことで、表紙や挿入紙としての使用に好ましい状態になる。
【0061】
すると、全体制御部101は、応用機能の機能一覧を操作表示部120に表示する(図5(f))。ここでは、既にリピート機能とインターシート機能についての設定が完了しているため、「リピート」と「インターシート機能」の欄は設定済みを示す反転表示になっている。
【0062】
そして、ユーザによる上記リピート機能とインターシート機能との設定については「応用機能設定データ」として、全体制御部101が画像メモリ111上で管理する。
【0063】
なお、以上のユーザの設定ではリピート機能についての設定の次にインターシート機能の設定がなされていたが、この順番はこれに限定されるものではない。本実施の形態例においては、後述するように、全体制御部101の内部の処理において、操作表示部120でのリピート機能とインターシート機能とについての指定に基づいて、頁編集を実行した後に画像編集を実行するよう制御している。
【0064】
ここで、ユーザが「OK」ボタンを押下することで、全体制御部101は、画像の読み取りと画像形成とを開始する。なお、「OK」ボタンと隣接する「キャンセル」や「全応用解除」などのボタンを押下することで、今までの設定をキャンセルすることも可能である。
【0065】
以上のようにして、ユーザの設定がなされると(図3S1)、全体制御部101はスキャナ部130に原稿読み取りを指示する。これにより、スキャナ部130の原稿載置台11(図2)に載置された原稿dの画像が順次読み取られる(図3S2)。
【0066】
スキャナ部130で読み取られて生成された画像データは、読み取り処理部で必要な画像処理がなされた後、メモリコントローラ112によって圧縮データとして画像メモリ111に格納される。なお、一連の原稿dについての関連した画像データが、一つのジョブとして扱われる。
【0067】
なお、上記リピート機能とインターシート機能との設定については「応用機能設定データ」として、画像データと付随した状態で全体制御部101が画像メモリ111上で管理する。
【0068】
原稿の読み取りが完了した時点で、全体制御部101は画像形成の制御を開始する(図3S3〜)。
まず、全体制御部101は、上述した応用機能設定データを参照し、画像形成仕様とする頁がインターシート機能の挿入紙であるか否かを調べる(図3S3,S4)。
【0069】
インターシートの設定が無い場合(図3S3でN)、あるいは、インターシートの設定はあるものの現時点では挿入紙でない場合(図3S4でN)には、通常の給紙トレイから転写紙の給紙を行う(図3S5)。
【0070】
インターシートの設定がある場合(図3S3でY)であって、挿入紙である場合(図3S4でY)には、通常の給紙トレイとは別に挿入紙用に割り当てられた給紙トレイから転写紙の給紙を行う(図3S6)。
【0071】
以上のいずれかの給紙トレイから転写紙を給紙することにより、第1給紙を行う。次に、給紙トレイからの転写紙を、所定の画像形成のタイミングに合わせてレジストローラから感光体ドラムに向けて繰り出すことにより第2給紙を行う(図3S7)。
【0072】
ここで、全体制御部101は、この時点で第2給紙された転写紙に形成すべき画像が通常の画像であるか、白紙の画像であるかを確認する(図3S8)。すなわち、操作表示部120におけるインターシート機能の設定で、ユーザが「オモテ・コピー」「オモテ・白紙」「ウラ・コピー」「ウラ・白紙」「途中白紙挿入」「途中コピー紙挿入」のいずれを選択してるかを、応用機能設定データを参照して確認する。
【0073】
すなわち、全体制御部101は、この時点では、リピート機能の画像編集に先立って、インターシート機能についての頁編集を実行する。
インターシート機能の設定が、「オモテ・白紙」「ウラ・白紙」「途中白紙挿入」のいずれかである場合(図3S8でY)、白紙の挿入紙を挿入する必要があるので、第2給紙された転写紙に白紙の画像を形成する(図3S9)。
【0074】
一方、インターシート機能の設定が、「オモテ・コピー」「ウラ・コピー」「途中コピー紙挿入」のいずれかである場合(図3S8でN)、リピート機能についての設定がなされているか、すなわち、画像を転写紙上でいくつにリピートして形成するかについての画像繰り返し形成面数(リピート面数)を調べる(図3S10)。
【0075】
画像繰り返し形成面数の指定があれば、その指定に従って転写紙の画像領域をn分割し、各領域に画像を形成できるようにnリピートした画像を生成する(図3S11)。ここでは、全体制御部101の指示に基づいて、メモリコントローラ112が画像編集として、画像メモリ111上でnリピートした画像を生成する。この場合、同一方向にnリピートした画像を生成する。
【0076】
以上のようにして、白紙挿入(図3S8でY)であれば転写紙に白紙画像を形成し(図3S9)、リピート機能についての設定がなされていなければ(図3S10でN)通常の画像を転写紙に形成し(図3S12)、リピート機能についての設定がなされていれば(図3S10でY)リピート機能についての設定項目に従って画像編集(図3S11)された画像を転写紙に形成し(図3S12)する。
【0077】
なお、以上のインターシート機能についての処理(図3S3〜S9)と、以上のリピート機能についての処理(図3S10、S12)とを最終頁に至るまで各頁のそれぞれ実行する(図3S13)。
【0078】
図6は以上の実施の形態例によって読み込む原稿と画像形成されて出力される転写紙の例を示している。条件としては、原稿サイズ:A4、転写紙サイズ:A3、リピート機能:定型2リピート、インターシート機能:表表紙あり(白紙)・途中挿入紙あり(コピー紙、頁位置原稿第2頁以後)・裏表紙あり(コピー紙)、の例を示している。
【0079】
以上の図3のような処理を施すことで、「A」〜「E」までの5頁のA4原稿について、白紙の表表紙,定型2リピートの「A」のコピー,定型2リピートの「B」のコピー,白紙の途中挿入紙,定型2リピートの「C」のコピー,定型2リピートの「D」のコピー,定型2リピートの「E」の裏表紙,の画像形成出力を得ることができる。なお、A3サイズの転写紙の中央部分の一点鎖線の部分を断裁することで、A4サイズの2部のコピーを得ることができる。
【0080】
以上のように、全体制御部101は、操作表示部120でのリピート機能とインターシート機能とについての指定に基づいて、画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させる際に必要な条件として、頁編集としてコピー紙か挿入紙かの判断による給紙を実行した後に、リピート機能についての画像編集を実行するよう制御しているので、画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させて、リピート機能とインターシート機能とを両立させることが可能になる。
【0081】
なお、以上の説明にもあるように、全体制御部101は、操作表示部120での指定に基づいて、リピート機能におけるリピート面数と、インターシート機能における挿入紙頁位置とを独立して互いに悪影響を与えることなく管理・制御している。
【0082】
また、本実施の形態例では、全体制御部101とプリンタ制御部141(特に給紙搬送部142)とが頁編集手段を構成しており、通常の画像形成の転写紙の給紙と、インターシート機能における挿入紙の給紙とを制御しており、さらに、挿入紙を白紙画像形成とする場合にはメモリコントローラ112も頁編集手段の一部を構成する。
【0083】
このため、頁編集手段は、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された所望の頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入することが可能になっている。また、白紙の転写紙あるいは画像形成された転写紙のいずれかを、操作表示部120での指定に基づいて挿入することも可能になっている。
【0084】
さらに、途中挿入紙として指定された複数の頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入することも可能になっている。たとえば、途中挿入紙を1枚だけではなく、複数の所望の頁位置に挿入することも可能である。
【0085】
また、頁編集手段は、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に、それぞれ独立して所望の給紙トレイからの転写紙を挿入することが可能になっている。すなわち、表表紙、裏表紙、途中挿入紙のそれぞれで給紙トレイの選択を変更することも可能である。
【0086】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させる際に必要な条件として、インターシート機能のための頁編集を実行した後にリピート機能のための画像編集を実行するよう制御しており、リピート機能におけるリピート面数と、インターシート機能における挿入紙頁位置とを独立して制御していることで、画像編集処理と頁編集処理の双方の処理を連動させて、リピート機能とインターシート機能とを両立させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の電気的な構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例の画像形成装置の機械的な構成を示す構成図である。
【図3】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作および画像形成装置の手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態例における処理の様子を様子を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態例における処理の様子を様子を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態例における処理の様子を様子を示す説明図である。
【符号の説明】
100 画像形成装置
101 全体制御部
110 画像処理部
111 画像メモリ
112 メモリコントローラ
113 読み取り処理部
114 書き込み処理部
120 操作表示部
130 スキャナ部
140 プリントエンジン
Claims (7)
- 画像形成前の転写紙を蓄積する複数の給紙トレイを備えた給紙搬送手段と、
同一の転写紙上に同一の画像を繰り返して形成するするための画像編集を行ってリピート機能を実現する画像編集手段と、
指定した頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行ってインターシート機能を実現する頁編集手段と、
前記リピート機能と前記インターシート機能との指定を受け付ける操作手段と、
前記操作手段でのリピート機能とインターシート機能とについての指定に基づいて、前記頁編集手段での頁編集を実行した後に前記画像編集手段での画像編集を実行するよう制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記操作手段での指定に基づいて、前記リピート機能における同一転写紙上の画像繰り返し形成面数と、前記インターシート機能において挿入された転写紙の頁位置と、を独立して制御する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記頁編集手段は、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う、
ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。 - 前記頁編集手段は、白紙の転写紙あるいは画像形成された転写紙のいずれかを、
前記操作手段での指定に基づいて挿入する、
ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。 - 前記頁編集手段は、途中挿入紙として指定された複数の頁位置に所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う、
ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。 - 前記頁編集手段は、表表紙、裏表紙、あるいは途中挿入紙として指定された頁位置に、それぞれ独立して所望の給紙トレイからの転写紙を挿入するための頁編集を行う、
ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。 - 前記画像編集手段は、同一転写紙上に繰り返し形成する画像を、同一方向に形成する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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-
2002
- 2002-06-14 JP JP2002173869A patent/JP2004023342A/ja active Pending
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