JP2006004846A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インバータ手段への突入電流を防止するとともに、待機電力ゼロを実現する。
【解決手段】 加熱コイル4aを駆動するインバータ手段4と、第1の制御手段2の制御情報を受けインバータ手段4の制御を行う第2の制御手段3と、第1の制御手段2の電源をオンオフする第1のスイッチ手段6と、これに並列に接続した第2のスイッチ手段7と、第2の制御手段3の電源をオンオフする第3のスイッチ手段8と、インバータ手段4の電力供給をオンオフする第4のスイッチ手段9と、第3のスイッチ手段8の負荷側と前記第4のスイッチ手段9の負荷側を接続する電流抑制素子10とを有し、第1の制御手段2は第1のスイッチ手段6を操作してオンすると起動し、第2のスイッチ手段7をオンするとともに前記第3のスイッチ手段8をオンし、インバータ手段4による加熱コイル4aの通電開始に先立ち第4のスイッチ手段9をオンする。
【選択図】 図1


Description

本発明は、誘導加熱調理器の電源供給制御方式に関するものである。
従来のこの種の誘導加熱調理器は、高周波電流を流す加熱コイルの近傍に配した金属負荷(鍋)に渦電流を発生させ、そのジュール熱によって負荷自体が自己発熱することで、効率よく加熱することができるものであり、近年、ガスコンロや電熱ヒータによる調理器具に対して、安全性や温度制御性に優れた点によって、これらの置き換えが進んでいる。
また、誘導加熱調理器の制御回路や高周波電流を発生させるインバータ回路への電源供給経路を工夫することによって、待機時の消費電力を低減するなど、省エネルギーへの取り組みも進んでいる。
このような電源供給経路を工夫した電源供給制御方式の技術は具体的には、電源スイッチに補助接点を設け、また電源スイッチに並列にリレーを接続して、電源スイッチを切断したときであっても火傷警告や冷却ファンの動作を可能とし、調理終了後に鍋を載置するトッププレートが熱い状態のまま電源スイッチを切っても、火傷警告を継続しつつファンによる冷却を行うことができ、使用者にとって安全性が高く、待機時電力を低減させることができるものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−59633号公報
しかしながら、上記従来技術には下記のような課題がある。
第1に、高周波電流を出力するインバータ回路は高周波の周波数変換を行うためにノイズが発生しやすく、ノイズの発生を押さえるため電源部に容量の大きなフィルタを挿入する必要があり、このフィルタにより、電源スイッチが投入された瞬間に非常に大きな突入電流が発生し、電源スイッチやリレーの接点溶着を起こしやすく、また、突入電流による大きな誘導ノイズが発生し、テレビやラジオにノイズが混入して視聴妨害を与えたり、誘導加熱調理器の制御回路そのものが誤動作したりするおそれがある。すなわち、図6に電源供給制御方式の従来技術の例を示す。図6において、商用電源1からスイッチ100を経由してノイズ防止コンデンサ101と整流スタック102を接続し、その出力側にはチョークコイル103および平滑コンデンサ104を接続した後、インバータ部105を接続する。インバータ部105の動作周波数を基本波とするノイズ成分を吸収するために、コンデンサ101、104は比較的大きなコンデンサを用いるため、スイッチ100をオンした瞬間には商用電源からは直列インピーダンスが非常に低い状態でコンデンサ101、104に対する充電電流が流れるため、非常にピーク値の大きな電流(数百A程度)となる。その結果、スイッチ100の接点溶着を引き起こしたり、大電流による誘導ノイズが発生する。
第2に、加熱調理終了後に電源スイッチをオフしない場合は、制御回路に供給する電源経路が遮断されないため制御回路が消費する電力により待機電力が低減できない。
第3に、電源スイッチがインバータ部の電源経路と制御電源回路の電源経路を共用する場合においては、電源スイッチを切断し、制御回路がインバータ部の動作を停止するまでの間の制御時間遅れによって、電源スイッチに並列して配置する小容量のリレーにインバータ負荷電流を含めたすべての電流が流れるため、接点容量をはるかにオーバーし、溶着するおそれがある。
第4に、電源スイッチに連動する補助接点が必要であるため、スイッチ自体に特殊な構造が必要となり、コストアップの要因となっていた。
第5に、クッキングヒータなどのように誘導加熱部や電熱ヒータ部が同一筐体内に複数存在し、ラインナップによりそれぞれの組み合わせ個数が違ったり、定格電力が異なる場合には、機種毎に制御手段を作り分けなければならないため開発工数が長くなりコストアップの要因となっていた。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、請求項1では、第1の制御手段と、加熱コイルを駆動するインバータ手段と、第1の制御手段の制御情報を受けインバータ手段の制御を行う第2の制御手段と、操作手段と、前記第1の制御手段の電源をオンオフする第1のスイッチ手段と、前記第1の制御手段によって制御される前記第1のスイッチ手段に並列に接続した第2のスイッチ手段および前記第2の制御手段の電源をオンオフする第3のスイッチ手段および前記インバータ手段の電力供給をオンオフする第4のスイッチ手段と、前記第3のスイッチ手段の負荷側と前記第4のスイッチ手段の負荷側を接続する電流抑制素子とを有し、第1のスイッチ手段を操作後、第1の制御手段は第2のスイッチ手段をオンするとともに第3のスイッチ手段をオンし、さらにインバータ手段による加熱コイルの通電開始に先立ち第4のスイッチ手段をオンした後インバータ手段の動作停止後所定時間経過後にオフし、第1のスイッチ手段をオフ操作すると第2のスイッチ手段は所定の保持条件が解除された後に第1の制御手段によりオフするものである。
また、請求項2では、前記第1のスイッチ手段は、モーメンタリ型としたものである。
また、請求項3では、温度検出手段を有し、第1のスイッチ手段をオフ操作したとき、前記温度検出手段の検出温度が所定の温度以上の場合、第1の制御手段は第2のスイッチ手段のオン動作を保持するものである。
また、請求項4では、第1の制御手段が第2の制御手段に加熱コイルの駆動停止の制御情報を出した後、操作手段が所定時間操作されなかったとき、第1の制御手段は第3のスイッチ手段をオフ後、第2のスイッチ手段をオフするものである。
本発明の誘導加熱調理器は、上記のように構成したことにより、第4のスイッチ手段がオンする前に第3のスイッチ手段をオンすることにより、インバータ手段のフィルタへの初期充電が低電流で行われるために、突入電流の発生が低減され、第4のスイッチ手段の接点溶着や、誘導ノイズの発生、および、この誘導ノイズによる制御回路への誤動作の発生の恐れが無くなる。
また、電源スイッチとなる第1のスイッチ手段をオンした後に第1の制御手段が起動して第2のスイッチ手段をオンするため、電源スイッチをオフしても第1の制御手段を継続して動作させることができ、所定の保持条件が解除された後には自ら第2のスイッチ手段をオフすることですべての電源経路を遮断することができ、待機電力をゼロにすることができる。
また、第1の制御手段の電源をオンオフする第2のスイッチ手段がインバータ手段の電源経路と共用していないため、第2のスイッチ手段の小容量のリレーにインバータ手段の負荷電流が流れず、接点容量をオーバーし溶着するようなことがない。
また、第3のスイッチ手段は、インバータ手段に対する突入電流を抑制するとともに、第2の制御手段の電源供給経路とすることを兼用させたことにより、スイッチ手段の必要数を減らすことができ、コストアップを押さえることができる。
また、第2の制御手段は第3のスイッチ手段がオンした後に電源がオンされるため、第3のスイッチ手段がオフ状態で故障した場合は第2の制御手段の電源がオンしないので、インバータ手段の動作が停止し、第3のスイッチ手段のオフ故障を確実に検出できるため安全性が高い。
さらに、インバータ手段を制御する第2の制御手段を設け、第1の制御手段からの設定電力等の制御情報を第2の制御手段が受けてインバータ手段を制御するようにしたことにより、クッキングヒータなどのように誘導加熱部や電熱ヒータ部が同一筐体内に複数存在し、ラインナップによりそれぞれの組み合わせ個数が違ったり、定格電力が異なる場合でも、インバータ手段を適宜増設することにより簡単に適応でき、機種毎に制御手段を作り分ける必要が無いため、開発工数を大幅に低減できコストダウンすることができる。
以下、本発明の一実施例を図1〜図5を参照して説明する。図1は本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器のブロック図、図2は同じくスイッチ手段の動作シーケンスを説明する図、図3は同じくインバータ手段の詳細ブロック図、図4(a)は従来例の電源投入シーケンスにおけるインバータ手段に流れる電源電流、(b)は実施例のインバータ手段に流れる電源電流を示す図、図5は同じくスイッチ手段の動作シーケンスを説明する図である。
図1において、1は商用電源、2は第1の制御手段、3は第2の制御手段で、第1の制御手段2の制御情報を受けるとともに必要な情報を第1の制御手段2に伝達している。
4、4bはインバータ手段で、商用電源1の電力を高周波出力に変換して加熱コイル4a、4cに出力し、誘導加熱調理器のトッププレート(図示せず)に載置された鍋等の負荷を加熱するものである。そして、このインバータ手段4は第2の制御手段3により制御されている。
5は操作手段で、使用者が誘導加熱調理器の動作状態を設定するキー入力部や表示部を含み、第1の制御手段2に対して入出力を行う。
6は第1のスイッチ手段で、誘導加熱調理器の電源のオンオフ操作を使用者が行うためのスイッチであり、この第1のスイッチ手段6を介して第1の制御手段2に電源を供給する。
7は第2のスイッチ手段で、第1のスイッチ手段6と並列に接続され第1の制御手段に電源を供給するもので、リレーで構成されていて第1の制御手段2によりオンオフ制御される。
8は第3のスイッチ手段で、リレーで構成されていて第1の制御手段2によりオンオフ制御され、この第3のスイッチ手段8を介して第2の制御手段3に電源を供給している。
9、9aは第4、第5のスイッチ手段で、リレーで構成されていて第1の制御手段2および第2の制御手段3によりオンオフ制御され、この第4、第5のスイッチ手段9、9aを介してインバータ手段4、4bに電力を供給している。
10、10aは電流抑制素子で、抵抗等で構成され、第3のスイッチ手段8と第4、第5のスイッチ手段9、9aのそれぞれの負荷側同士を接続している。
11は温度検出手段で、負荷を載置するトッププレートや使用者が触る恐れのある構造部品の温度、あるいは機器内部の部品の温度を検出し、検出温度を第1の制御手段2に伝えるものである。
そして第2の制御手段3は、第1の制御手段2からインバータ手段4、4b個々の設定電力等の制御情報を受けてインバータ手段4、4bの制御を行うとともに、インバータ手段4、4bの動作状態を検出し、必要な情報を第1の制御手段2に伝達し、これにより、例えば「第1の制御手段2が加熱コイル4aを火力5で通電せよ」という情報を第2の制御手段3に伝達すると、第2の制御手段3はインバータ手段4に駆動信号を発し、インバータ手段4の動作状態を検出しながら火力5相当の通電電力が加熱コイル4aに引加されるように制御する。
また、第2の制御手段3が無負荷通電あるいは加熱できない負荷を通電しようとした場合には、その検出結果を第1の制御手段2に伝達し、第1の制御手段2は操作手段5において使用者に表示や警告を行う。
また、図1の右端の破線より右側に示した第5のスイッチ手段9aとインバータ手段4bと加熱コイル4cと電流抑制素子10aの構成は、同一筐体内に加熱コイルを複数設ける場合の増設方法を示すものであり、加熱コイルが1個しか必要なければこれらは不要であり、加熱コイルが3個以上必要であれば破線右側に示した構成を同様に増設すればよい。また、加熱コイルの代わりに電熱ヒータを設ける場合はインバータ手段を電熱ヒータの通電手段とすればよく、同様の構成で増設すればよい。
次に、図2のスイッチ手段の動作シーケンスを説明する。
図2は、第1〜第4のスイッチ手段6、7、8、9のオンオフ状態を示したタイムチャートである。
本実施例においては、第1のスイッチ手段6は誘導加熱調理器自体の電源操作を行うためのスイッチとして機能させることを前提とする。つまり、通常の電源スイッチと同等の操作により機器の電源接続状態をオンオフさせるトリガとなる。
時刻T1に使用者が第1のスイッチ手段6をオンすると、第1の制御手段2は電源が投入され第1の制御手段2が起動する。第1のスイッチ手段6のオン状態が所定時間以上継続されていることを第1の制御手段2が検出すると、時刻T2に第1の制御手段2は第2のスイッチ手段7のリレーをオンし、電源の供給経路を自ら確保し、電源のオン動作を保持する。
なお、第1のスイッチ手段6はシーソー型スイッチでもモーメンタリ型スイッチでも構わないが、モーメンタリ型スイッチにすることによって、第2のスイッチ手段7が第1の制御手段2への電源供給経路となり、かつ、自ら切断可能となるために、使用者の電源切断忘れ時に、自動的に電源経路を切断することができるので望ましいことはいうまでもない(図2においては、第1のスイッチ手段6がモーメンタリ型スイッチである場合を実線、シーソー型スイッチである場合を点線で示しているが、以下の説明はモーメンタリ型スイッチを用いた場合について述べる)。
時刻T3で第1のスイッチ手段6がオフされても、第2のスイッチ手段7が電源経路を確保しているため動作は継続する。
時刻T2から所定の時間が経過した時刻T4において、第1の制御手段2は第2の制御手段3の電源経路を確保するために第3のスイッチ手段8をオンし、第2の制御手段3が起動する。
時刻T5において、使用者が操作手段5によりインバータ手段4を通電させる指示を行うと、第1の制御手段2または第2の制御手段3が第4のスイッチ手段9をオンしてからインバータ手段4の加熱コイル4aに対する通電動作を開始する。
時刻T6において、第1の制御手段2が第2の制御手段3に加熱コイル4aの駆動停止の制御情報を出し、インバータ手段4の加熱が停止された後第4のスイッチ手段9をオフし、インバータ手段4への電力供給経路を遮断する。
その後、時刻T7において、使用者が第1のスイッチ手段6によって機器の電源を切断する操作(モーメンタリ型スイッチの場合は再度のオン、シーソー型スイッチの場合はオフ)を行うと、第3のスイッチ手段8をオフするとともに、温度検出手段11の検出温度が所定の温度を超えていない場合は引き続き第2のスイッチ手段7をオフし、第1の制御手段2の電源供給経路を自ら切断する。温度検出手段11の検出温度が所定の温度を超えている場合は、所定の温度に下がるまで、あるいは、所定の時間が経過するまで第2のスイッチ手段7のオン動作を保持し、火傷警告等を操作手段5で表示し、それらの条件が解除された後に第2のスイッチ手段7をオフする。
したがって、火傷警告等が必要な場合には、使用者が電源スイッチをオフする操作が行われても、解除条件が成立するまで第1の制御手段2の電源供給経路は確保され、その後はすべての電源供給経路を遮断するので待機電力をゼロにできる。
次に図3、図4を用いて、第3のスイッチ手段8および第4のスイッチ手段9の動作部分について説明する。
図3は第3のスイッチ手段8と第4のスイッチ手段9、第2の制御手段3とインバータ手段4の接続構成を抜き出したものであり、図4は第3、第4スイッチ手段8、9の動作による電源電流の状態を表したものである。なお、T4、T5は図2におけるタイムチャートと同じタイミングを示す。
図3において、インバータ手段4は商用電源1側にフィルタである雑音防止用コンデンサ41を接続した後に整流スタック42を接続して直流電源に変換し、チョークコイル43と平滑コンデンサ44で平滑した後にインバータ回路45に接続するものである。
図4に、図3の接続状態における従来例の電源投入シーケンス(a)と本実施例の電源投入シーケンスによる電源電流(b)の違いを示す。
従来例(a)は第3のスイッチ手段8と第4のスイッチ手段9が同時に投入された(時刻T4とT5が同時)ものと等価であり、コンデンサ41およびコンデンサ44に流れる電流を抑制する素子がほとんど無いため(チョークコイル43の突入電流阻止能力が小さいため)、電源電流は高いピーク値を示す。
本実施例(b)は第3のスイッチ手段8が時刻T4にオンし、コンデンサ44には電流抑制素子10によってピークを抑えられた電流によって充電される。その後、時刻T5に第4のスイッチ手段9がオンするが、既にコンデンサ44は半ば充電されているために、残りの充電電流のピーク値も抑えられる。
したがって、高い充電電流ピークによって発生するおそれのある第4のスイッチ手段9の接点溶着や、誘導ノイズの発生が抑えられる。
次に、図5において、時刻T1に第1のスイッチ手段6をオンしてから、時刻T6に第1の制御手段2が第2の制御手段3に加熱コイル4aの駆動停止の制御情報を出しインバータ手段4による加熱を終了するまでは図2のシーケンスと同様とする。
その後、使用者が電源スイッチをオフする操作をし忘れた場合や、操作手段5が所定時間操作されなかった場合、所定の時間が経過して時刻T10になったとき第1の制御手段2は第3のスイッチ手段8をオフ後、第2のスイッチ手段7をオフすることで、すべての電源供給経路を遮断することができる。
また、このときに温度検出手段11の検出結果が所定の温度を超えている場合は、所定の温度に下がるまで、あるいは、所定の時間が経過するまで火傷警告等を操作手段5で発し、それらの条件が解除された後に第2のスイッチ手段7をオフすることで、使用者に対する安全性も確保できる。
さらに、例えば調理タイマー機能を有する誘導加熱調理器などでは、調理タイマーを使用して煮込み調理等を行った後、本構成を用いることによって自動的にすべての電源供給経路を切断することができる。
このように、第4のスイッチ手段9がオンする前に第3のスイッチ手段8をオンすることにより、インバータ手段4のフィルタへの初期充電が低電流で行われるために、突入電流の発生が低減され、第4のスイッチ手段9の接点溶着や、誘導ノイズの発生、および、この誘導ノイズによる制御回路への誤動作の発生の恐れが無くなる。
また、電源スイッチとなる第1のスイッチ手段6をオンした後に第1の制御手段2が起動して第2のスイッチ手段7をオンするため、電源スイッチをオフしても第1の制御手段2を継続して動作させることができ、所定の保持条件が解除された後には自ら第2のスイッチ手段7をオフすることで、すべての電源経路を遮断することができ、待機電力をゼロにすることができる。
また、第1の制御手段2の電源をオンオフする第2のスイッチ手段7がインバータ手段4の電源経路と共用していないため、第2のスイッチ手段7の小容量のリレーにインバータ手段4の負荷電流が流れず、接点容量をオーバーし溶着するようなことがない。
また、第3のスイッチ手段8は、インバータ手段4に対する突入電流を抑制するとともに、第2の制御手段3の電源供給経路とすることを兼用させたことにより、スイッチ手段の必要数を減らすことができ、コストアップを押さえることができる。
また、第2の制御手段3は第3のスイッチ手段8がオンした後に電源がオンされるため、第3のスイッチ手段8がオフ状態で故障した場合は第2の制御手段3の電源がオンしないので、インバータ手段4の動作が停止し、第3のスイッチ手段8のオフ故障を確実に検出できるため安全性が高い。
さらに、インバータ手段4を制御する第2の制御手段3を設け、第1の制御手段2からの設定電力等の制御情報を第2の制御手段3が受けてインバータ手段4を制御するようにしたことにより、クッキングヒータなどのように誘導加熱部や電熱ヒータ部が同一筐体内に複数存在し、ラインナップによりそれぞれの組み合わせ個数が違ったり、定格電力が異なる場合でも、インバータ手段4を図1の右端の破線より右側に記載した構成を適宜増設することにより簡単に適応でき、機種毎に制御手段を作り分ける必要が無いため、開発工数を大幅に低減できコストダウンすることができる。
本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器のブロック図である。 同じくスイッチ手段の動作シーケンスを説明する図である。 同じくインバータ手段の詳細ブロック図である。 (a)は従来例の電源投入シーケンスにおけるインバータ手段に流れる電源電流、(b)は実施例のインバータ手段に流れる電源電流を示す図である。 本発明の一実施例を示すスイッチ手段の動作シーケンスを説明する図である。 (a)は従来の誘導加熱調理器のブロック図、(b)は電源電流の波形を示す図である。
符号の説明
2 第1の制御手段
3 第2の制御手段
4 インバータ手段
4a 加熱コイル
6 第1のスイッチ手段
7 第2のスイッチ手段
8 第3のスイッチ手段
9 第4のスイッチ手段
10 電流抑制素子
11 温度検出手段


Claims (4)

  1. 第1の制御手段(2)と、
    加熱コイル(4a)を駆動するインバータ手段(4)と、
    第1の制御手段(2)の制御情報を受けインバータ手段(4)の制御を行う第2の制御手段(3)と、
    操作手段(5)と、
    前記第1の制御手段(2)の電源をオンオフする第1のスイッチ手段(6)と、
    前記第1の制御手段(2)によって制御される前記第1のスイッチ手段(6)に並列に接続した第2のスイッチ手段(7)および前記第2の制御手段(3)の電源をオンオフする第3のスイッチ手段(8)および前記インバータ手段(4)の電力供給をオンオフする第4のスイッチ手段(9)と、
    前記第3のスイッチ手段(8)の負荷側と前記第4のスイッチ手段(9)の負荷側を接続する電流抑制素子(10)とを有し、
    第1のスイッチ手段(6)を操作後、第1の制御手段(2)は第2のスイッチ手段(7)をオンするとともに第3のスイッチ手段(8)をオンし、さらにインバータ手段(4)による加熱コイル(4a)の通電開始に先立ち第4のスイッチ手段(9)をオンした後インバータ手段(4)の動作停止後所定時間経過後にオフし、第1のスイッチ手段(6)をオフ操作すると第2のスイッチ手段(7)は所定の保持条件が解除された後に第1の制御手段(2)によりオフすることを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記第1のスイッチ手段(6)は、モーメンタリ型であることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 温度検出手段(11)を有し、第1のスイッチ手段(6)をオフ操作したとき、前記温度検出手段(11)の検出温度が所定の温度以上の場合、第1制御手段(2)は第2のスイッチ手段(7)のオン動作を保持することを特徴とする請求項1ないし2記載の誘導加熱調理器。
  4. 第1の制御手段(2)が第2の制御手段(3)に加熱コイル(4a)の駆動停止の制御情報を出した後、操作手段(5)が所定時間操作されなかったとき、第1の制御手段(2)は第3のスイッチ手段(8)をオフ後、第2のスイッチ手段(7)をオフすることを特徴とする請求項1から3に記載の誘導加熱調理器。


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