JP4158115B2 - 電気調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、被加熱物を加熱調理する電気調理器に関するものである。
従来の電気調理器は、電気ヒータと商用電源との間にリレーを設け、このリレーをON/OFF駆動することにより電気ヒータの加熱出力を制御する方法が一般的であった。リレーは、直流電源の電源容量を減らすため、或いは、コスト削減や装置の拡大化を防止するため、リレーの励磁コイルに直列に接続された抵抗やトランジスタなどの電気部品により商用電源を減圧してON/OFF駆動を行っていた。
商用電源の電圧を分圧、減圧して、リレーに所定の電圧を印加した場合、リレーの励磁コイルに定格電圧を超える電圧が印加され、リレーを破損してしまうことがある。そこで、従来ではリレーの励磁コイルと並列に定電圧ダイオードと平滑用コンデンサを接続すると共に、励磁コイルに直列に電流制限用の抵抗を接続する電気回路を構成している。これにより、リレーを破損してしまうのを防止してリレーの信頼性を確保すると共に、リレーの起動電圧を確保していた。
このような回路にて構成された従来の電気調理器は、リレーがON/OFF駆動されて被加熱物の加熱調理を行う調理工程以外の時間、つまり、加熱調理を行っていないときでも、定電圧ダイオードと電流制限用の抵抗を介して常時電流が流れていた。この電流による消費電力は、電気調理器の調理工程を制御する制御回路に設けられたマイクロコンピューターなどで消費される電力と比較すると、それよりも数倍も大きな電力消費量であった。この電力消費は、電気調理器を使用していないときに消費されるものであり、全く無駄な電力消費となっていた。
次に図7を用いて上述の電気回路を詳しく説明する。尚、図7は従来の電気調理器の中で代表的な炊飯器(電気調理器)の回路図を示している。同図において、リレー3は、リレー接点3Aと励磁コイル3Bとから構成されている。また炊飯ヒータ(加熱手段)2は、ニクロム線などからなるコイルまたは板状のヒータ、或いは、セラミックスなどの電気ヒータにて構成されている。そして、商用電源ACの一方には電気ヒータ(加熱手段)2の一方が接続され、商用電源ACの他方にはリレー接点3Aを介して加熱手段2の他方が接続されている。
リレー3のON/OFF制御する電気調理器の制御回路は、リレー駆動回路4、制御手段5、制御手段用電源回路6などから構成されている。リレー駆動回路4には励磁コイル3Bへの通電をON/OFF制御するための制御手段5が接続される。制御手段5は、汎用のマイクロコンピューターなどにて構成されており、この制御手段5に制御手段用電源回路6が接続されている。そして、制御手段用電源回路6の一方は商用電源ACの一方に接続され、他方はダイオードD2を介して商用電源ACの他方に接続されている。制御手段用電源回路6は、商用電源ACからの交流電力を安定化直流電力に変換して制御手段5へ供給する。この直流電力によって、電気回路に設けられた制御回路の電気部品やマイクロコンピューターなどが駆動される。
そして、制御手段5はリレー駆動回路4へON/OFF信号を送る。制御手段5がリレー駆動回路4にON信号を送ったときは、リレー3の励磁コイル3Bへ直流電力が印加されてリレー接点3AがONする。これにより、商用電源ACが加熱手段2に印加される。また、制御手段5がリレー駆動回路4にOFF信号を送ったときは、リレー3の励磁コイル3Bへ通電されている直流電力が遮断されてリレー接点3AがOFFする。即ち、制御手段5からリレー駆動回路4へON/OFF信号を送ることにより、リレー接点3Aが連続ON、若しくは、ON/OFFが断続的に行われて商用電源ACから加熱手段2へ供給される電力が制御される。これにより、加熱手段2への通電電力量が調節されて炊飯工程が実行され、炊飯が行われる。
ここで、リレー駆動回路4には、励磁コイル3BのOFF時に発生する逆起電力を回生させるために、励磁コイル3Bと並列にダイオードD1が接続されている。励磁コイル3Bの一方は、リレー駆動回路4の電流を制限する抵抗R2及び交流電力を半波整流するダイオードD2を介して商用電源ACの他方に接続されている。また、励磁コイル3Bの他方は、励磁コイル3Bの励磁電流をON/OFFするトランジスタQ1素子のコレクタCに接続されている。トランジスタQ1のエミッタEは、商用電源ACの一方に接続されており、ベースBはベース抵抗R1を介して制御手段5に接続されている。また、トランジスタQ1のエミッタEにはコンデンサC1のプラス側が接続されており、マイナス側は励磁コイル3Bと抵抗R2の間に接続されている。
該コンデンサC1は、トランジスタQ1と励磁コイル3Bに並列に接続されて、励磁コイル3Bに印加される電圧を平滑する。また、コンデンサC1には定電圧ダイオードZD1が並列に接続されている。この定電圧ダイオードZD1は、励磁コイル3Bに定格電圧を超えるような過電圧が印加されず、且つ、リレー3の起動電圧が確保できるように設定されたツェナー電圧でコンデンサC1の電位を保つ。そして、商用電源ACからの交流電力がダイオードD2にて半波整流され、その半波整流された直流電力がリレー駆動回路4に供給される。また、同様に制御手段用電源回路6にもダイオードD2にて半波整流された直流電力が供給される。
被加熱物を加熱調理する調理工程においては、制御手段5から送られるリレー駆動回路4のON/OFF信号に従って、トランジスタQ1がON/OFF動作して前述の如きリレー3を制御する。このトランジスタQ1は、調理工程以外の時間においてはOFFのままになるので、リレー3の励磁コイル3Bには電流が流れることがない。しかし、定電圧ダイオードZD1には、ツェナー電圧と抵抗R2で決定されるツェナー電流が流れ、コンデンサC1は定電圧ダイオードZD1のツェナー電圧の電位で充電される。この定電圧ダイオードZD1は、ツェナー電圧を越える電圧が印加されるとツェナー電流を流してツェナー電圧の電位を維持する特性となっている。このため、ツェナー電流は調理工程以外の時間においても流れ続け、リレー3の励磁コイル3Bの電圧定格が例えばDC24V程度の場合には10mAを越える電流が流れ続ける。
即ち、このように構成された電気回路では、調理工程以外の時間に前述の例では毎分1Wを越える無駄な電力がリレー駆動回路4で消費されていた。また、ここで例として挙げている炊飯器の場合で考えると、1日(24時間)に1回炊飯を行ったとして、炊飯時間が約1時間かかるとすると、残りの23時間は前述した如き無駄な電力を消費していることになる。また、リレー駆動回路4を構成する抵抗R2や定電圧ダイオードZD1で無駄な電力が消費されると、それによって電気部品の発熱も生じさせてしまう。この無駄な消費電力や電気部品の発熱は他のホットプレートなどの電気調理器についても同様のことが言える。
一方、調理工程以外の時間に消費される無駄な電力を低減するため、メインスイッチと2つのリレー及び2つのリレー駆動回路を設けて、調理工程以外の時間の無駄な消費電力を抑えられるようにした電気調理器の電気回路も提案されている。この電気回路では、メインスイッチをOFFしても制御回路からのリレー駆動信号により第2のリレー駆動回路で電源系統を保持している。そして、メインスイッチOFF後は制御回路自体の電源系を遮断する条件が満たされた後、制御回路のリレー駆動信号が解除されることにより、全ての電源系統が遮断されるようになっている。即ち、このような電気調理器はメインスイッチをONした後、調理を開始し、調理終了後は自動的に全ての電源系統が遮断されるようになっている。これにより、調理終了後から次の調理を開始するまでの時間に無駄な電力が消費されてしまうのを防止していた(特許文献1参照)。
特開平5−64612号公報
前述のような構成の従来の電気調理器では、調理を行っていない時間の無駄な電力消費を減らすため、メインスイッチと2つのリレー駆動回路を設けていた。このため、電気調理器がコストアップしてしまうという問題があった。また、2つのリレー駆動回路を設けると、製品自体が大きくなってしまうなどという問題もあった。
本発明は、前記課題に鑑み為されたものであり、簡単な構成で無駄な消費電力を大幅に低減することができ、且つ、製品のコストアップを抑えた電気調理器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明にかかる電気調理器は、商用電源からリレーを介して接続される加熱手段と、前記リレーを駆動するリレー駆動回路と、このリレー駆動回路への電力供給をON/OFFする開閉手段と、前記リレー駆動回路と前記開閉手段へ信号を送り前記リレーの連続ON、若しくは、ON/OFFを断続的に行う調理運転を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記調理運転中でない場合、前記開閉手段をOFFして前記商用電源から前記リレー駆動回路へ供給する電力を遮断し、前記調理運転中であって、且つ、前記リレー駆動回路へON信号を送り前記リレーをONする期間には、前記開閉手段をONして前記商用電源から前記リレー駆動回路へ電力を供給し、前記調理運転中であって、且つ、前記リレー駆動回路へOFF信号を送り前記リレーをOFFする期間には、前記開閉手段をOFFして前記商用電源から前記リレー駆動回路への電力の供給を遮断することを特徴とする。
本発明によれば、従来調理を行っていない時間にリレー駆動回路で消費されていた無駄な消費電力を削減することができる。特に、制御手段は調理運転が行われている時間はリレー駆動回路へ電力を供給し、調理運転が行われていない時間はリレー駆動回路へ供給している電力を遮断するので、比較的簡易な構造で無駄な消費電力の削減を実現して、省エネ化を図ることができるようになるものである。また、リレー駆動回路の発熱量も低減することができるようになるものである。
実施の形態1.
以下、本発明の一実施形態に基づき、本発明を詳しく説明する。図1は本実施の形態にかかる電気調理器の制御回路を示すブロック図、図2は同図1の電気調理器の電気回路図、図3は本発明の電気調理器(炊飯器)の動作を示すタイミング図をそれぞれ示している。尚、各図において図7と同一符号で示すものは同一とする。
本実施形態における電気調理器の電気回路は、図1に示すように商用電源ACの一方に、電気ヒータ(以降電気ヒータを加熱手段2と称す)の一方が接続されており、この加熱手段2の他方は、リレー3を介して商用電源ACの他方に接続されている。また、商用電源ACの一方に開閉手段7の一方が接続されており、この開閉手段7の他方は、リレー駆動回路4を介して商用電源ACの他方に接続されている。このリレー駆動回路4は、リレー3を連続ON、若しくは、ON/OFFを断続的に行って加熱手段2の発熱量を制御する。尚、加熱手段2は、ニクロム線などからなるコイルまたは板状のヒータ、或いは、セラミックスなどの電気ヒータにて構成されている。
開閉手段7とリレー駆動回路4には、汎用マイクロコンピューターなどからなる制御手段5が接続されており、この制御手段5は、制御手段用電源回路6に接続されている。この制御手段用電源回路6は、商用電源ACからの交流電力を直流電力に変換して安定した電力を制御手段5へ供給する。また、制御手段5は、制御手段用電源回路6から安定した電力を受けて安定動作すると共に、リレー駆動回路4へON/OFF信号を送り、加熱手段2の電力量を調節して調理工程で電気調理器の加熱温度を制御する。また、開閉手段7は制御手段5からのON/OFF信号に従って、リレー駆動回路4への電力の供給をON/OFFする。
次に、電気調理器の電気回路を図2を用いて詳しく説明する。尚、図2において、商用電源AC、加熱手段2、リレー3、制御手段5及び制御手段用電源回路6は、図1に示されたものと同一であり同じ符号を付して説明を省略する。以下、リレー駆動回路4と、開閉手段7について説明する。電気調理器(以降、実施例では炊飯器で説明を行う)の電気回路を構成するリレー駆動回路4には、従来例同様リレー3の励磁コイル3Bが設けられている。そして、励磁コイル3Bには、励磁コイル3BのOFF時に発生する逆起電力を回生させるためのダイオードD1が並列に接続されている。
励磁コイル3Bの一方は、リレー駆動回路4の電流を制限する抵抗R2及び交流電力を半波整流するダイオードD2を介して商用電源ACの他方に接続されている。励磁コイル3Bの他方は、励磁電流をON/OFFするトランジスタQ1素子のコレクタCに接続されている。このトランジスタQ1のベースBは、ベース抵抗R1を介して制御手段5に接続されている。トランジスタQ1のエミッタEにはコンデンサC1のプラス側が接続されており、コンデンサC1のマイナス側は励磁コイル3Bと抵抗R2の間に接続されている。また、トランジスタQ1のエミッタEは、後述する開閉手段7に設けられたトランジスタQ2素子のコレクタCに接続されている。
即ち、コンデンサC1は、前述同様トランジスタQ1と励磁コイル3Bに並列に接続され、励磁コイル3Bに印加される電圧を平滑する。また、コンデンサC1には定電圧ダイオードZD1が並列に接続されている。この定電圧ダイオードZD1は、励磁コイル3Bに定格電圧を超えるような過電圧が印加されず、且つ、リレー3の起動電圧が確保できるように設定されたツェナー電圧でコンデンサC1の電位を保つ。そして、リレー駆動回路4には、商用電源ACからの交流電力がダイオードD2にて半波整流され、その半波整流された直流電力が供給される。また、同様に制御手段用電源回路6にもダイオードD2にて半波整流された直流電力が供給される。
開閉手段7は、トランジスタQ2とベース抵抗R3とから構成されている。このトランジスタQ2のベースBはベース抵抗R3を介して制御手段5に接続されている。また、トランジスタQ2のエミッタEは商用電源ACの一方に接続されている。そして、開閉手段7は前述した如き制御手段5からのON/OFF信号に従って、リレー駆動回路4への電力供給をON/OFFする。
該リレー駆動回路4及び開閉手段7には、商用電源ACが半波整流された直流電力が供給されることになるが、リレー駆動回路4及び開閉手段7が動作しないトランジスタQ2のOFF時には、エミッタEとコレクタC間にその半波整流された直流電力の直流電圧が印加される。従って、トランジスタQ2は、その直流電圧よりも数倍高い高耐圧特性のトランジスタが用いられる。そして、開閉手段7は、制御手段5から送られるON/OFF信号に従って、制御手段5からの信号がONのときはONする。これによって、商用電源ACからリレー駆動回路4へ電力の供給が行われる。また、制御手段5からの信号がOFFのときは、開閉手段7もOFFする。これによって、商用電源ACからリレー駆動回路4へ供給されている電力は遮断される。
このように構成された電気調理器(炊飯器)の炊飯工程の動作を図3のタイミング図を用いて説明する。尚、炊飯器内には被加熱物として米が入れられる。また、図3において縦軸上段は上に行くに従って高くなる温度を示している。縦軸中段はリレー駆動回路のON/OFFを示している。縦軸下段は開閉手段のON/OFFを示している。横軸は右に行くに従って経過する時間を示している。さらに図中最も上段の曲線は、炊飯工程における鍋温度センサ(図示せず)の温度変化を示す温度曲線TP1を示している。温度曲線TP1の下の中段となる矩形波線は、制御手段5からリレー駆動回路4に送られるON/OFFのタイミング信号RS1を示している。タイミング信号RS1の下の最も下段となる矩形波線は、制御手段5から開閉手段7に送られるON/OFFの信号RS2を示している。
該鍋温度(温度曲線TP1)は、予熱工程TP1Aと、強火工程TP1Bと、沸騰維持工程TP1Cと、ドライアップTP1Dと、蒸らし工程TP1Eからなっている。予熱工程TP1Aは、電気調理器の炊飯工程を開始後、御飯を美味しく炊けるように米に水を吸水させる工程である。強火工程TP1Bは、予熱工程TP1Aから沸騰に到るまでの強火加熱の工程である。沸騰維持工程TP1Cは、その沸騰状態を維持する工程である。ドライアップTP1Dは、鍋内の水分が無くなり鍋底の温度が急激に上昇したときの状態である。蒸らし工程TP1Eは、炊いた御飯を蒸らして美味しくする工程である。
このときの制御手段5からリレー駆動回路4へ送られるON/OFFのタイミング信号RS1を中段に示している。係る予熱工程TP1Aでは、制御手段5は励磁コイル3Bへ流す電流を所定の時間間隔でリレー3をON/OFF(リレー接点3Aを断続的にON/OFF)する。これによって、商用電源ACから加熱手段2へ流れる電力を制御して鍋内の温度を約+50℃に維持する。
また、強火工程TP1Bでは、制御手段5はリレー駆動回路4へON信号を送り、励磁コイル3Bへ電流を流してリレー3のONを継続する。これによって、商用電源ACから加熱手段2へ電力を供給して加熱すると共に、制御手段5が鍋内の沸騰を検出するまでリレー3の連続ONを継続し続ける。そして、制御手段5が鍋内の沸騰を検出すると沸騰維持工程TP1Cに移行する。制御手段5は、沸騰維持工程TP1Cでリレー駆動回路4へON/OFF信号を送り、所定の時間間隔で断続して励磁コイル3Bへ電流を流し、リレー3を断続的にON/OFFさせる。これにより、商用電源ACから加熱手段2へ断続的に電力が供給され、所定時間沸騰が維持される。
その後、沸騰により鍋内の水分が無くなると鍋底温度が急激に上昇し始める。そして、鍋温度センサの温度が所定の温度を検出すると、制御手段5はドライアップTP1Dと判定して蒸らし工程TP1Eに移行する。蒸らし工程TP1Eでは、二度炊きを行って風味を増すことを目的に、制御手段5はリレー駆動回路4へON/OFF信号を送り、リレー3を数回断続的にON/OFFさせて商用電源ACから加熱手段2へ電力を断続的に供給して二度炊き及び蒸らしを行う。
このときのリレー3のON/OFFに対応する開閉手段7のON/OFF信号RS2を図3の最も下段に示している。この場合、制御手段5は、炊飯開始から完了までの間(制御手段5がリレー駆動回路4へ連続ON信号を送り、リレー3を連続ON、若しくは、断続的にON/OFFを行っている間)、開閉手段7にON信号を送り、開閉手段7をONし続ける。即ち、制御手段5は、電気調理器の調理工程である炊飯工程を開始した時点で開閉手段7を連続ONしてリレー駆動回路4に電流を流し、蒸らし工程TP1Eが完了して炊飯工程が終了すると、開閉手段7をOFFしてリレー駆動回路4に流している電流を遮断する。
そして、制御手段5は、電気調理器の炊飯工程終了後、次の炊飯が開始されるまでリレー3のOFF状態を維持する。即ち、電気調理器の調理工程が終了した後は、制御手段5は開閉手段7にON信号を送らないので、従来リレー駆動回路4を構成する抵抗R2や定電圧ダイオードZD1で消費されていた電力消費を低減させることができる。これにより、炊飯を行っていない時間にリレー駆動回路4で消費されていた無駄な電力を削減することができる。従って、電気調理器を使用していない時間に、リレー駆動回路4にて消費されていた無駄な消費電力の削減を実現して、省エネ化を図ることができるようになる。また、従来の電気回路(図7に図示)を構成するリレー駆動回路4に1個のトランジスタQ2を追加するだけの比較的簡易な構造でON/OFF制御を行っているので、製品のコストアップも最小限に抑えることができる。
また、制御手段5は、電気調理器の調理工程終了後は開閉手段7にON信号を送らないので、電気部品の発熱を抑えることができる。これにより、電気部品の冷却性能の確保が容易となるので、部品の実装位置が限定されるようなことも無くなり、部品配置のレイアウトも容易に行うことができる。また、電気部品の発熱を抑えられるので、電気的なストレスも低減することができ、部品や製品の寿命を延ばすことにもつながるなどの効果を得ることができるようになる。
実施の形態2.
本実施形態における電気調理器(炊飯器)は、前述の実施形態と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。図4は、本発明の電気調理器の動作を示すタイミング図である。図4において縦軸上段は温度を、中段はリレー駆動回路のON/OFFを、下段は開閉手段のON/OFFを示している。また横軸には時間軸を示している。さらに図4中最も上段は鍋温度(温度曲線TP1)、その下の中段は制御手段5からリレー駆動回路4へ送られるON/OFFのタイミング信号RS1、下段は開閉手段のON/OFFのタイミング信号RS2を示している。これらの温度曲線TP1及びタイミング信号RS1は実施の形態1で説明した図3と同一である。
以下、図中最も下段に示す開閉手段7の、動作タイミングのON/OFF信号RS2について説明する。この場合、開閉手段7のON/OFF信号RS2と、中段のリレー駆動回路4のON/OFFのタイミング信号RS1とを殆ど同時のON/OFFタイミングに構成している。詳しくは、制御手段5は、リレー駆動回路4に送るタイミング信号RS1(この場合、ON信号)より、開閉手段7に送る信号RS2(この場合、ON信号)を数ミリsec〜数十ミリsec先行して送るように構成している。
また、制御手段5は、リレー駆動回路4に送るタイミング信号RS1(この場合、OFF信号)と、開閉手段7に送る信号RS2(この場合、OFF信号)とを殆ど同時に送るように構成している。尚、制御手段5が開閉手段7にOFF信号を送った場合、リレー駆動回路4の励磁コイル3Bへは電流が流れなくなるので、次の開閉手段7のON動作に支障なければ、リレー駆動回路4に送るタイミング信号RS1(OFF信号)は、開閉手段7のOFF信号RS2と同時に送らなくても差し支えない。
このように、制御手段5は、加熱手段2に通電して被加熱物を加熱調理している最中(リレー3の連続ON、若しくは、断続的にON/OFFを行って被加熱物を加熱調理しているとき)の、リレー3をONしたいときだけ開閉手段7をONするようにしている。この場合、電気調理器の調理工程中に継続して開閉手段7を連続ONしている場合(実施の形態1)に比べて、更にリレー駆動回路4に電流が流れていた時間を短縮することができる。これにより、リレー駆動回路4にて消費されていた無駄な消費電力を更に削減することができる。
特に、制御手段5は、リレー3をONしている時間だけ商用電源ACからリレー駆動回路4へ電力を供給すると共に、リレー3をOFFしている時間は商用電源ACからリレー駆動回路4へ供給している電力を遮断している。これにより、調理運転中にはリレー3のON/OFFに追従してリレー駆動回路4へ供給する電力の通電と遮断を細かく制御することができる。この場合、例えば調理運転中でも加熱手段2の温度制御によりリレー3がOFFしているときはリレー駆動回路4で消費される無駄な消費電力を削減することができる。これにより、さらなる省エネ化を図ることが可能となる。従って、加熱調理器の電力消費量を効果的に削減することができ、しかも、リレー駆動回路4の発熱量もさらに低減することができるようになる。
また、制御手段5はリレー3をOFFしている時間も、リレー駆動回路4を構成する抵抗R2や定電圧ダイオードZD1で消費されていた電力消費を低減して電気部品の発熱を抑えることができるので、前述同様に電気的なストレスもさらに低減することができ、部品や製品の寿命をさらに延ばすことにもつながるなどの効果を得ることができる。
実施の形態3.
本実施形態における電気調理器(炊飯器)は、前述の実施形態と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の各実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。図5は、本発明の電気調理器の電気回路図である。図5の電気回路図は、リレー駆動回路4に設けたトランジスタQ1を削除しただけで、他は実施の形態1で説明した図2と同じ電気回路図である。この電気回路は、開閉手段7のトランジスタQ2がONすると商用電源ACからリレー駆動回路4に電流が流れてリレー3がONすると共に、トランジスタQ2がOFFすると商用電源ACからリレー駆動回路4に流れる電流を遮断するように構成している。この場合、制御手段5からのON信号によって開閉手段7がONすると、商用電源ACからリレー駆動回路4に電流が流れ、開閉手段7がOFFすると、商用電源ACからリレー駆動回路4に流れている電流が遮断されるようになっている。
このように構成された電気調理器の電気回路の動作を図6を用いて説明する。図6は本発明の電気調理器の動作を示すタイミング図である。また、図6において縦軸上段は温度を、下段は開閉手段のON/OFFを示している。また横軸には時間軸を示している。さらに、上段のグラフは鍋温度(温度曲線TP1)を、下段は制御手段5から開閉手段7に送るON/OFF信号RS2の動作タイミングを示している。この場合、図5の電気回路図で説明した如き開閉手段7のトランジスタQ2がONするとリレー3はONし、トランジスタQ2がOFFするとリレー3もOFFする。即ち、下段に示された開閉手段7のON/OFF信号RS2の動作タイミングと、実施例1及び実施例2で説明したリレー駆動回路4のON/OFFのタイミング信号RS1を同一にしている。
そして、開閉手段7が連続ON、若しくは、断続的にON/OFFすると、リレー3も開閉手段7に連動して連続ON、若しくは、断続的にON/OFFが行われる。この開閉手段7の連続ON、若しくは、ON/OFFが断続的に行われることによって、電気調理器の調理工程を、炊飯工程の開始から終了まで行っている。この場合、開閉手段7がOFFした場合には、リレー駆動回路4に電流が流れないので、実施例2同様の効果を得ることができる。また、実施の形態1、2におけるリレー駆動回路4のトランジスタQ1を削除しているので、安価な電気調理器を提供することができる。また電気調理器のさらなる小型化を図ることも可能となる。
実施の形態4.
前述の実施の形態1から3と従来の調理器を比較する。例えば従来例の如き調理工程以外の時間に消費される無駄な電力を低減するため、メインスイッチと2つのリレー及び2つのリレー駆動回路を設けた電気回路では、メインスイッチをONして、他の2つのリレーの内、一方のリレーを自己保持させている。これによって、メインスイッチをOFFしても制御回路からのリレー駆動信号により第2のリレー駆動回路で電源系統を保持し、炊飯工程の実行が行えるように構成している。
この場合、メインスイッチをONしてからでないと他の機能、例えば指定の時刻に調理を開始するなどの予約機能や、所定時間後に音を報知する等というキッチンタイマーなどを設定できなかった。即ち、最初にメインスイッチの操作を行わないと他の操作を行うことができず、まず最初にメインスイッチをONしなければならないという限定された操作手順となっていた。しかし、実施の形態1から3の電気調理器では、メインスイッチを設けていないので、予約機能やキッチンタイマーなどを直接操作することができる。これにより、予約機能や、キッチンタイマーなどの操作にメインスイッチの操作が不要になるので、操作手順が限定されてしまう等という不都合を未然に阻止することができ便利である。
また、従来例の如き調理工程以外の時間に消費される無駄な電力を低減するため、メインスイッチと2つのリレー及び2つのリレー駆動回路を設けた電気回路を有する電気調理器に、さらに実施の形態1から3で説明したような形態を組み合わせることも可能である。このように構成することによって、メインスイッチがONしている間、あるいは、保持されているリレーがOFFされるまでの間の調理工程が行われていない時間も無駄な消費電力を削減することができると言う効果を奏することが可能となる。このように本発明は、無駄な電力消費をさらに抑えることが可能となる。
尚、実施の形態1から3では、開閉手段7を構成する素子として、高耐圧特性のトランジスタQ2を使用したが、開閉手段7はトランジスタQ2に限定されるものでは無く、開閉手段7はトランジスタQ2の代わりにリレーやスイッチ等を用いても同様の構成とすることができ、同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態1から3では電気調理器を炊飯器で説明したが、電気調理器は炊飯器に限らず、本発明と略同様の電気回路を備えたホットプレートなどのその他の電気調理器に適用しても同様の効果が得られるのは言うまでもない。
本実施の形態にかかる電気調理器の制御回路を示すブロック図である。 同図1の電気調理器の電気回路図である。 本発明の電気調理器(炊飯器)の動作を示すタイミング図である。 本発明の他の実施の形態にかかる電気調理器(炊飯器)の動作を示すタイミング図である。 本発明の他の実施の形態にかかる電気調理器の電気回路図である。 同図5の電気調理器(炊飯器)の動作を示すタイミング図である。 従来の電気調理器(炊飯器)の電気回路図である。
符号の説明
2 加熱手段、3 リレー、3A リレー接点、3B 励磁コイル、4 リレー駆動回路、5 制御手段、6 制御手段用電源回路、7 開閉手段、AC 商用電源、C1 コンデンサ、D1 ダイオード、Q1 トランジスタ、Q2 トランジスタ、ZD1 定電圧ダイオード、TP1 温度曲線、TP1A 予熱工程、TP1B 強火工程、TP1C 沸騰維持工程、TP1D ドライアップ、TP1E 蒸らし工程、RS1 信号、RS2 信号。

Claims (1)

  1. 商用電源からリレーを介して接続される加熱手段と、前記リレーを駆動するリレー駆動回路と、このリレー駆動回路への電力供給をON/OFFする開閉手段と、前記リレー駆動回路と前記開閉手段へ信号を送り前記リレーの連続ON、若しくは、ON/OFFを断続的に行う調理運転を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は
    前記調理運転中でない場合、前記開閉手段をOFFして前記商用電源から前記リレー駆動回路へ供給する電力を遮断し、
    前記調理運転中であって、且つ、前記リレー駆動回路へON信号を送り前記リレーをONする期間には、前記開閉手段をONして前記商用電源から前記リレー駆動回路へ電力を供給し、
    前記調理運転中であって、且つ、前記リレー駆動回路へOFF信号を送り前記リレーをOFFする期間には、前記開閉手段をOFFして前記商用電源から前記リレー駆動回路への電力の供給を遮断することを特徴とする電気調理器。
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