JP2005533816A - 非ペプチドレニン阻害薬及び界面活性剤を含有する医薬製剤 - Google Patents

非ペプチドレニン阻害薬及び界面活性剤を含有する医薬製剤 Download PDF

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Abstract

(1)水中で難溶性から易溶性までの非ペプチドレニン阻害薬、及び、(2)少なくとも1種の生理学的に許容されるアニオン性界面活性剤、少なくとも1種の生理学的に許容される両性界面活性剤、少なくとも1種の生理学的に許容される中性界面活性剤又はこれら界面活性剤の少なくとも2種の混合物を含む組成物であって、易溶性レニン阻害薬の量は該組成物に基づいて少なくとも10重量%であり、難溶性レニン阻害薬の量は該組成物に基づいて少なくとも35重量%である、前記組成物。経口投与形態において、上記組成物は、生物学的利用率の増加を示す。

Description

本発明は、非ペプチドレニン阻害薬とアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤又は中性界面活性剤からなる組成物、この組成物を含む経口投与形態、並びに、非ペプチドレニン阻害薬の生物学的利用率を改善する方法に関する。
非ペプチドレニン阻害薬は、例えば、高血圧症、及び、別の心臓血管疾患を治療するための、有益な化合物である。最近、さまざまな非ペプチドレニン阻害薬化合物が開示されている。EP-A-0716077、WO 01/09083、WO 02/08172 及び WO 02/02508 には、水中での溶解性が極めて高いω−フェニルオクタンカルボキサミド誘導体が記載されている。Il Farmaco 56(2001), 第21-27頁には、ピペリジン誘導体が記載されている。Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters (1996) Volume 6, 第1589-1594頁; Arzneimittelforschung (1993), 43(2a), 第260-262頁; Am. J. Hypertens. (1996), 9(6), 第517-522頁 及び Xenobiotica (1996), 26(3), 第33-345頁においては、イミダゾール誘導体が提案されている。Circulation (1995), 91(2), 第330-338頁; Clin. Pharmacol. Ther. (St. Louis) (1995), 57(3), 第342-348頁 及び Tetrahedron (1999), 55(15), 第4763-4768頁には、レニン阻害薬としてのチアゾール誘導体が記載されている。
非ペプチドレニン阻害薬は、比較的古くから知られていて、顕著な薬理学的特性及び極めて高い活性を有しているが、治療への幅広い適用、例えば、経口投与形態を用いた高血圧の処置に適していることは、これまで、示されることはなかった。その主な理由は、Il Farmaco 56(2001), 第21-27頁; Chemistry & Biology 2000, 7: 493-504; Clin. Pharmacokinet. (1995), 29(1), 第6-14頁 及び Pharmac. Ther. (1994); Volume 61, 第325-344頁において多方面の著者により記述されているように、経口投与後の生物学的利用率が低いことにある。経口による生物学的利用率の低さにより、今でも引き続き治療への適用が制限されている。従って、この方法で経口投与に適する形態を提供するために、高い生物学的利用率を示すことでそれを用いて必要とされる多量の物質(高用量)を低減することが可能なガレノス製剤(galenic formulation)を特定することは極めて望ましいであろう。それにより、適切な場合には、この方法で該レニン阻害薬について治療への幅広い適用を達成することを可能にするために、十分には許容されない活性化合物について改善することも可能である。
経口用の薬物形態において湿潤剤として界面活性剤を使用することは、文献、例えば、H. Sucker, P. Fuchs, P. Speiser, Pharmazeutische Technologie, 2nd edition, Thieme 1989, 第260頁などに記載されている。Advanced Drug Delivery Reviews (1997), 23, 第163-183頁の中で発表されている論文のような別の論文からは、界面活性剤を使用して特に医薬活性化合物の浸透性と生物学的利用率を改善させることも可能であることが知られている。しかしながら、この作用は全ての活性化合物において見られるものではなく、多くの場合、改善の程度はごく僅かである。
驚くべきことに、水中で難溶性(poorly soluble)である非ペプチドレニン阻害薬と水中で特に易溶性(readily soluble)である非ペプチドレニン阻害薬のいずれも、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤又は中性界面活性剤と混合して経口投与形態に調製したときに、それら阻害薬の生物学的利用率を実質的に改善させることが可能であることが見いだされた。一般に、水溶性活性化合物は界面活性剤と組み合わせて製剤化することはないので、上記作用は、水溶性レニン阻害薬の場合は特に驚くべきことである。さらに、生物学的利用率の実質的な増加が達成されているので、上記作用は予想以上に高い。生物学的利用率の増加は非常に重要であり、より十分に許容される用量及び/又はより魅力的な経口投与形態で治療に適用することが可能となる。
本発明は、第一に、(1)水中で難溶性又は易溶性であり、比較的高い分子量(MW 500〜800)を有する非ペプチドレニン阻害薬、及び、(2)少なくとも1種の生理学的に許容されるアニオン性界面活性剤、少なくとも1種の生理学的に許容される両性界面活性剤、少なくとも1種の生理学的に許容される中性界面活性剤又はこれら界面活性剤の少なくとも2種の混合物を含む組成物に関し、その際、易溶性レニン阻害薬の量は該組成物に基づいて少なくとも10重量%であり、難溶性レニン阻害薬の量は該組成物に基づいて少なくとも35重量%である。
本発明に関連して、「水中での易溶性」は、水100mL当たり、少なくとも1g、好ましくは、少なくとも30g、特に好ましくは、少なくとも100gのレニン阻害薬が溶解することを意味する。本発明に関連して、「水中での難溶性」は、水100mL当たり、レニン阻害薬が、1g未満、好ましくは、多くて100mg、特に好ましくは、多くて10mgしか溶解しないことを意味する。
本発明に関連して、「非ペプチド」は、レニン阻害薬がアミノカルボン酸のみから構成されているのではないことを意味する。
易溶性レニン阻害薬の量は、該組成物に基づいて、例えば、10〜90重量%、好ましくは、20〜90重量%、特に好ましくは、50〜90重量%、さらに特に好ましくは、60〜90重量%であり得る。
難溶性レニン阻害薬の量は、該組成物に基づいて、例えば、40〜90重量%、好ましくは、50〜90重量%、特に好ましくは、60〜90重量%、さらに特に好ましくは、70〜90重量%であり得る。
非ペプチドレニン阻害薬は公知であり、冒頭に挙げた文献に記載されている。
ω−フェニルオクタンカルボキサミド誘導体は、EP-A-0716077、WO 01/09083、WO 02/08172 及び WO 02/02508 に記載されている。ω−フェニルオクタンカルボキサミド誘導体は、好ましくは、式(I):
Figure 2005533816
[式中、
1及びR2は、互いに独立して、H、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ハロアルキル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、又は、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキルオキシであり、R3は、C1〜C6−アルキルであり、R4は、C1〜C6−アルキルであり、R5は、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ヒドロキシアルキル、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルカノイルオキシ−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アミノアルキル、C1〜C6−アルキルアミノ−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−ジアルキルアミノ−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルカノイルアミド−C1〜C6−アルキル、HO(O)C−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルキル−O−(O)C−C1〜C6−アルキル、H2N−C(O)−C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルキル−HN−C(O)−C1〜C6−アルキル、又は、(C1〜C6−アルキル)2N−C(O)−C1〜C6−アルキルである]
で表されるものである。
1及びR2は、アルキルとしては、直鎖又は分枝鎖であることが可能であり、好ましくは、1〜4個のC原子を含む。その例は、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、ペンチル及びヘキシルである。
1及びR2は、ハロアルキルとしては、直鎖又は分枝鎖であることが可能であり、好ましくは、1〜4個のC原子、特に好ましくは、1個又は2個のC原子を含む。その例は、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、2−クロロエチル、及び、2,2,2−トリフルオロエチルである。
1及びR2は、アルコキシとしては、直鎖又は分枝鎖であることが可能であり、好ましくは、1〜4個のC原子を含む。その例は、メトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、i−プロピルオキシ、n−ブチルオキシ、i−ブチルオキシ、t−ブチルオキシ、ペンチルオキシ及びヘキシルオキシである。
1及びR2は、アルコキシアルキルとしては、直鎖又は分枝鎖であることが可能である。該アルコキシ基は、好ましくは、1〜4個のC原子、特に、1個又は2個のC原子を含み、該アルキル基は、好ましくは、1〜4個のC原子を含む。その例は、メトキシメチル、1−メトキシエト−2−イル、1−メトキシプロプ−3−イル、1−メトキシブト−4−イル、メトキシペンチル、メトキシヘキシル、エトキシメチル、1−エトキシエト−2−イル、1−エトキシプロプ−3−イル、1−エトキシブト−4−イル、エトキシペンチル、エトキシヘキシル、プロピルオキシメチル、ブチルオキシメチル、1−プロピルオキシエト−2−イル、及び、1−ブチルオキシエト−2−イルである。
1及びR2は、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキルオキシとしては、直鎖又は分枝鎖であることが可能である。該アルコキシ基は、好ましくは、1〜4個のC原子、特に、1個又は2個のC原子を含み、該アルキルオキシ基は、好ましくは、1〜4個のC原子を含む。その例は、メトキシメチルオキシ、1−メトキシエト−2−イルオキシ、1−メトキシプロプ−3−イルオキシ、1−メトキシブト−4−イルオキシ、メトキシペンチルオキシ、メトキシヘキシルオキシ、エトキシメチルオキシ、1−エトキシエト−2−イルオキシ、1−エトキシプロプ−3−イルオキシ、1−エトキシブト−4−イルオキシ、エトキシペンチルオキシ、エトキシヘキシルオキシ、プロピルオキシメチルオキシ、ブチルオキシメチルオキシ、1−プロピルオキシエト−2−イルオキシ、及び、1−ブチルオキシエト−2−イルオキシである。
好ましい実施形態において、R1は、メトキシ−C1〜C4−アルキルオキシ、又は、エトキシ−C1〜C4−アルキルオキシであり、R2は、好ましくは、メトキシ又はエトキシである。式(I)で表される特に好ましい化合物においては、R1は、1−メトキシプロプ−3−イルオキシであり、R2は、メトキシである。
3及びR4は、アルキルとしては、直鎖又は分枝鎖であることが可能であり、好ましくは、1〜4個のC原子を含む。その例は、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、ペンチル及びヘキシルである。好ましい実施形態において、R3及びR4は、式(I)の化合物において、いずれの場合も、イソプロピルである。
5は、アルキルとしては、直鎖又は分枝鎖であることが可能であり、好ましくは、1〜4個のC原子を含む。アルキルの例は、上記で挙げてある。好ましいのは、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、及び、t−ブチルである。
5は、C1〜C6−ヒドロキシアルキルとして、直鎖又は分枝鎖であることが可能であり、好ましくは、2〜6個のC原子を含む。その幾つかの例は、2−ヒドロキシエト−1−イル、2−ヒドロキシプロプ−1−イル、3−ヒドロキシプロプ−1−イル、2−ヒドロキシブト−1−イル、3−ヒドロキシブト−1−イル、4−ヒドロキシブト−1−イル、ヒドロキシペンチル、及び、ヒドロキシヘキシルである。
5は、C1〜C6−アルコキシ−C1〜C6−アルキルとして、直鎖又は分枝鎖であることが可能である。該アルコキシ基は、好ましくは、1〜4個のC原子を含み、該アルキル基は、好ましくは、2〜4個のC原子を含む。その幾つかの例は、2−メトキシエト−1−イル、2−メトキシプロプ−1−イル、3−メトキシプロプ−1−イル、2−メトキシブト−1−イル、3−メトキシブト−1−イル、4−メトキシブト−1−イル、2−エトキシエト−1−イル、2−エトキシプロプ−1−イル、3−エトキシプロプ−1−イル、2−エトキシブト−1−イル、3−エトキシブト−1−イル、及び、4−エトキシブト−1−イルである。
5は、C1〜C6−アルカノイルオキシ−C1〜C6−アルキルとして、直鎖又は分枝鎖であることが可能である。該アルカノイル基は、好ましくは、1〜4個のC原子を含み、該アルキル基は、好ましくは、2〜4個のC原子を含む。その幾つかの例は、ホルミルオキシメチル、ホルミルオキシエチル、アセチルオキシエチル、プロピオニルオキシエチル、及び、ブチロイルオキシエチルである。
5は、C1〜C6−アミノアルキルとして、直鎖又は分枝鎖であることが可能であり、好ましくは、2〜4個のC原子を含む。その幾つかの例は、2−アミノエチル、2−アミノプロプ−1−イル、3−アミノプロプ−1−イル、2−アミノブト−1−イル、3−アミノブト−1−イル、及び、4−アミノブト−1−イルである。
5は、C1〜C6−アルキルアミノ−C1〜C6−アルキル及びC1〜C6−ジアルキルアミノ−C1〜C6−アルキルとして、直鎖又は分枝鎖であることが可能である。該アルキルアミノ基は、好ましくは、C1〜C4−アルキル基を含み、該アルキル基は、好ましくは、2〜4個のC原子を含む。その幾つかの例は、2−メチルアミノエト−1−イル、2−ジメチルアミノエト−1−イル、2−エチルアミノエト−1−イル、2−ジエチルアミノエト−1−イル、3−メチルアミノプロプ−1−イル、3−ジメチルアミノプロプ−1−イル、4−メチルアミノブト−1−イル、及び、4−ジメチルアミノブト−1−イルである。
5は、C1〜C6−アルカノイルアミド−C1〜C6−アルキルとして、直鎖又は分枝鎖であることが可能である。該アルカノイル基は、好ましくは、1〜4個のC原子を含み、該アルキル基は、好ましくは、1〜4個のC原子を含む。その幾つかの例は、2−ホルムアミドエト−1−イル、2−アセトアミドエト−1−イル、3−プロピオニルアミドエト−1−イル、及び、4−ブチロイルアミドエト−1−イルである。
5は、HO(O)C−C1〜C6−アルキルとして、直鎖又は分枝鎖であることが可能であり、該アルキル基は、好ましくは、2〜4個のC原子を含む。その幾つかの例は、カルボキシメチル、カルボキシエチル、カルボキシプロピル、及び、カルボキシブチルである。
5は、C1〜C6−アルキル−O−(O)C−C1〜C6−アルキルとして、直鎖又は分枝鎖であることが可能であり、該アルキル基は、好ましくは、互いに独立して、1〜4個のC原子を含む。その幾つかの例は、メトキシカルボニルメチル、2−メトキシカルボニルエト−1−イル、3−メトキシカルボニルプロプ−1−イル、4−メトキシカルボニルブト−1−イル、エトキシカルボニルメチル、2−エトキシカルボニルエト−1−イル、3−エトキシ−カルボニルプロプ−1−イル、及び、4−エトキシカルボニルブト−1−イルである。
5は、H2N−C(O)−C1〜C6−アルキルとして、直鎖又は分枝鎖であることが可能であり、該アルキル基は、好ましくは、2〜6個のC原子を含む。その幾つかの例は、カルバミドメチル、2−カルバミドエト−1−イル、2−カルバミド−2,2−ジメチルエト−1−イル、2−カルバミドプロプ−1−イル、3−カルバミドプロプ−1−イル、2−カルバミドブト−1−イル、3−カルバミドブト−1−イル、4−カルバミドブト−1−イル、3−カルバミド−2−メチルプロプ−1−イル、3−カルバミド−1,2−ジメチルプロプ−1−イル、3−カルバミド−3−メチルプロプ−1−イル、3−カルバミド−2,2−ジメチルプロプ−1−イル、2−カルバミドペント−1−イル、3−カルバミドペント−1−イル、4−カルバミドペント−1−イル、5−カルバミドペント−1−イル、4−カルバミド−3,3−ジメチルブト−1−イル、又は、4−カルバミド−2,2−ジメチルブト−1−イルである。
5は、C1〜C6−アルキル−HN−C(O)−C1〜C6−アルキル又は(C1〜C6−アルキル)2N−C(O)−C1〜C6−アルキルとしては、直鎖又は分枝鎖であることが可能であり、該NH−アルキル基は、好ましくは、1〜4個のC原子を含み、該アルキル基は、好ましくは、2〜6個のC原子を含む。その例は、上記で挙げたカルバミドアルキル基において、そのN原子が、1つ又は2つの、メチル、エチル、プロピル又はブチルで置換されているものである。
式(I)で表される化合物の好ましい亜群は、式中のR1がC1〜C4−アルコキシ又はC1〜C4−アルコキシ−C1〜C4−アルキルオキシであり、R2がC1〜C4−アルコキシであり、R3がC1〜C4−アルキルであり、R4がC1〜C4−アルキルであり、及び、R5が場合によりN−モノ−C1〜C4−アルキル又はN−ジ−C1〜C4−アルキルで置換されているH2NC(O)−C1〜C6−アルキルである式(I)の化合物によって形成される。
式(I)で表される化合物のさらに好ましい亜群は、式中のR1がメトキシ−C2〜C4−アルキルオキシであり、R2がメトキシ又はエトキシであり、R3がC2〜C4−アルキルであり、R4がC2〜C4−アルキルであり、及び、R5がH2NC(O)−C1〜C6−アルキルである式(I)の化合物によって形成される。
特に好ましいω−フェニルオクタンカルボキサミド誘導体は、式(Ia):
Figure 2005533816
で表される化合物である。
チアゾール誘導体の代表的なものとしては、「Zankiren」としても知られている式(A):
Figure 2005533816
で表される化合物を挙げることができる。
イミダゾール誘導体の代表的なものとしては、「Remikiren」としても知られている式(B):
Figure 2005533816
で表される化合物を挙げることができる。
イミダゾール誘導体の代表的な別のものは、式(C):
Figure 2005533816
で表される化合物である。
ピペリジン誘導体の代表的なものとして挙げることができるものは、式(D):
Figure 2005533816
[式中、
10は、アリール又はヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル又はヘテロシクロアルケニルであり;
11は、フェニル、ナフチル、アセナフチル、シクロヘキシル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、オキソピリジニル、ジアジニル、トリアゾリル、チエニル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、ピロリル又はフリルであり、その際、これらは、置換されていないか、又は、1〜3のハロゲン、ヒドロキシル基、シアノ基、トリフルオロメチル基、低級アルキル基、ハロ−低級アルキル基、ヒドロキシル−低級アルキル基、低級アルコキシ−低級アルキル基、シアノ−低級アルキル基、カルボキシル−低級アルキル基、低級アルカノイルオキシ−低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルオキシ−低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基若しくは低級アルコキシ基で置換されているか、又は、低級アルキレンジオキシ基で置換されているか、及び/又は、基L1−T1−L2−T2−L3−T3−L4−T4−L5−T5−Uで置換されており;
ここで、
1、L2、L3、L4及びL5は、互いに独立して、結合、C1〜C8−アルキレン、C2〜C8−アルケニレン若しくはC2〜C8−アルキニレンであるか、又は、存在せず;
1、T2、T3、T4及びT5は、互いに独立して、
(a) 結合であるか又は存在しないか又は該基の1つ
(b) −CH(OH)−
(c) −(CHOR15)−
(d) −(CHNR1415)−
(e) −CO−
(f) −CR1617
(g) −O− 又は −NR15
(h) −S(O)0-2
(i) −SO2NR15
(j) −NR15SO2
(k) −CONR15
(l) −NR15CO−
(m) −O−CO−
(n) −CO−O−
(o) −O−CO−O−
(p) −O−CO−NR15
(q) −NR15−CO−NR15
(r) −NR15−CO−O−
であり、ここで、(b)、(d)、(e)及び(g)〜(r)から出ている結合は隣接している基のC原子に至り、このC原子は、該結合がヘテロ原子から出ているときには飽和しており、また、ここで、2つ以下の基(b)〜(f)、3つの基(g)〜(h)及び1つの基(i)〜(r)が存在しており;
12は、水素、ヒドロキシル、低級アルコキシ又は低級アルケニルオキシであり;
13は、水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、ヒドロキシ−低級アルキル、ベンジル若しくはオキソであるか、又は、基R18−Z1−X1−であり、その際、R18は、
(a) H−
(b) 低級アルキル
(c) 低級アルケニル
(d) ヒドロキシル−低級アルキル
(e) ポリヒドロキシル−低級アルキル
(f) 低級アルキル−O−低級アルキル
(g) アリール
(h) ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、又は、ヘテロシクロアルケニル
(i) アラルキル
(j) ヘテロアリール−低級アルキル、ヘテロシクロアルキル−低級アルキル、又は、ヘテロシクロアルケニル−低級アルキル
(k) アリールオキシ−低級アルキル
(l) ヘテロアリールオキシ−低級アルキル、ヘテロシクロアルキルオキシ−低級アルキル、又は、ヘテロシクロアルケニルオキシ−低級アルキル
(m) R1415N−(CH21-3
(n) R1415N−
(o) 低級アルキル−S(O)0-2
(p) アリール−S(O)0-2
(q) ヘテロアリール−S(O)0-2−、ヘテロシクロアルキル−S(O)0-2−、又は、ヘテロシクロアルケニル−S(O)0-2
(r) HO−SO3−、又は、その塩
(s) H2N−C(NH)−NH−
(t) NC−
であり、ここで、(n)〜(t)から出ている結合は隣接している基のC原子に至り、このC原子は、該結合がヘテロ原子から出ているときには飽和しており;
1は、
(a) 結合であるか又は存在しないか又は該基の1つ
(b) 低級アルキレン
(c) 低級アルケニレン
(d) −O−、−NR19−、又は、−S(O)0-2
(e) −CO−
(f) −CO−O−
(g) −O−CO−O−
(h) −O−CO−NR19
(i) −NR19−CO−O−
(j) −O−CO−NR19
(k) −NR19−CO−
(l) −NR19−CO−NR19
(m) −CH(OR20)−
であり、ここで、(d)及び(f)〜(m)から出ている結合は隣接している基のC原子に至り、このC原子は、該結合がヘテロ原子から出ているときには飽和しており;
1は、
(a) 結合であるか又は存在しないか又は該基の1つ
(b) −O−
(c) −NR19
(d) −S(O)0-2
(e) −(CH21-3
であり;
あるいは、
12とR13は、一緒になって結合であり;
14及びR15は、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール−低級アルキル若しくはアシルであるか、又は、R14とR15は、それらが結合しているN原子と一緒に、さらにN、O若しくはS原子を含有し得る5員若しくは6員のヘテロ環であり、その際、付加されたN原子は場合により低級アルキルで置換されており;
16とR17は、それらが結合しているC原子と一緒に、1つ又は2つのO原子若しくはS原子又は−O−基若しくは−SO2−基を含有し得る3員〜7員の環であり;
19は、水素又は低級アルキルであり;
20は、水素、低級アルキル、アシル又はアラルキルであり;
21は、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキル又は水素であり;
Uは、水素、低級アルキル、シクロアルキル、シアノ、場合により置換されているシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はヘテロシクロアルケニルであり;
Qは、エチレンであるか、又は、存在せず;
Xは、結合、酸素、硫黄、基−CH−R19−、基−CHOR20、−O−CO−、−CO−、又は、−C=NOR21であり、ここで、酸素原子又は硫黄原子から出ている結合は基Zの飽和C原子に至るか又はR10に至り;
Wは、酸素又は硫黄であり;
Zは、低級アルキレン、低級アルケニレン、ヒドロキシル−低級アルキリデン、−O−若しくは−S−であるか、又は、−O−Alk−、−S−Alk−、−Alk−O−若しくは−Alk−S−であり、その際、Alkは低級アルキレンであり;
ここで、
(a) Zが−O−又は−S−である場合、Xは−CH−R19−であり、かつ、R11が置換基L1−T1−L2−T2−L3−T3−L4−T4−L5−T5−Uを含んでいるか、又は、R13が水素とは異なる上記で置換されている置換基であり;
(b) Zが−O−Alk−又は−S−Alk−である場合、Xは−CH−R19−であり;
及び、
(c) Xが結合である場合、Zは低級アルキレン、低級アルケニレン、−Alk−O−又は−Alk−S−であり;
nは、1であるか、又は、Xが−O−CO−である場合は、0若しくは1であり;
mは、0又は1である]
で表される化合物及びその薬学的に利用可能な塩である(WO 00/64873,WO 00/64887 及び WO 97/09311 も参照されたい)。
用語「低級」は、1〜6個のC原子、好ましくは、1〜4個のC原子を意味する。
式(D)で表される化合物の好ましい亜群は、式(E):
Figure 2005533816
[式中、
22は、
(a) −(CH2k−NR2425であり、かつ、kは、2、3又は4であるか;
(b) −(CH2k−OR24であり、かつ、kは、2、3又は4であるか;
(c) −(CH2m−OR26であり、かつ、mは、1又は2であるか;
又は、
(d) −(CH2l−R27であり、かつ、lは、1、2又は3であり;
23は、シクロアルキル−低級アルキル、1,1,1−トリフルオロエチル、フェニル若しくはベンジルであるか、又は、1〜3のハロゲン、シアノ、C1〜C3−アルコキシ若しくはニトロで置換されているフェニル若しくはベンジルであり;
24は、水素又はC1〜C3−アルキルであり;
25は、水素、C1〜C3−アルキル、C1〜C3−アルキルスルホニル、アミノスルホニル、C1〜C3−アルキルアミノスルホニル、C1〜C3−アルキルアミノカルボニル、C1〜C3−アルキルカルボニル、トリフルオロメチルカルボニル、トリフルオロメチルスルホニル又はアミノカルボニルであり;
26は、C1〜C3−アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1〜C3−アルキルアミノカルボニル、ジ−C1〜C3−アルキルアミノ−カルボニル又はシアノであり;
27は、イミダゾリル又はトリアゾリルであるが、但し、イミダゾリル又はトリアゾリルがC−N結合を介して結合している場合は、lは2又は3である]
で表される化合物及びその薬学的に利用可能な塩によって形成される。
幾つかの特定の例は、式(F)、式(G)及び式(H):
Figure 2005533816
で表されるピペリジン誘導体である。
式(A)〜(H)、(I)及び(Ia)の化合物は、塩としても、例えば、モノカルボン酸又はジカルボン酸の塩としても存在し得る。特に好ましいのは、ヘミフマル酸塩及びコハク酸塩である。(以下において、式(Ia)のヘミフマル酸塩は、SPP100Bと称する。以下において、式(F)のコハク酸塩は、SPP500Aと称する。)
該レニン阻害薬は、比較的大きな分子である。式(A)〜(H)の化合物は水中で難溶性であるが、それに対して、ω−フェニルオクタンカルボキサミド誘導体、特に、式(Ia)のω−フェニルオクタンカルボキサミド誘導体は、水中で極めて易溶性である。これらの性質は、全て、経口による生物学的利用率が低いことを示唆している。
生理学的に耐容性のアニオン性界面活性剤及び中性界面活性剤は、医薬活性化合物の経口用製剤中の補助物質として知られており、また、例えば、2001年4月1日に改訂された American Code of Federal Regulations Title 21 (Food and Drugs) の中で挙げられている。
アニオン性界面活性剤は周知である。それらは、主として、疎水性置換基を含んでいる有機酸及びそれらの生理学的に耐容性の塩、例えば、アルカリ金属塩(Na又はK)又はアルカリ土類金属塩(Mg又はCa)である。適する酸の例は、カルボン酸、スルホン酸、スルフィン酸、ホスホン酸、亜ホスホン酸、硫酸モノエステル、亜硫酸のモノエステル、リン酸モノエステル、リン酸ジエステル、亜リン酸のモノエステル及び亜リン酸のジエステルであり、さらに、硫酸化不飽和カルボン酸エステルも適している。好ましい酸は、硫酸化不飽和カルボン酸エステル、スルホン酸、ホスホン酸、硫酸モノエステル、リン酸モノエステル及びリン酸ジエステルである。特に好ましいものは、硫酸モノエステル、ジアルキルスルホスクシネート、リン酸モノエステル及びリン酸ジエステルである。
好ましくは、上記酸は、6個以上、好ましくは、8個以上で、30個以下、好ましくは20個以下のC原子を有する飽和又は不飽和の炭化水素基を含んでいる。該炭化水素基は、O、S、CO、−C(O)−O−及び/若しくは−C(O)−NH−により中断されていてもよく、並びに/又は、置換されていないか又は−OH、−O−C1〜C20−アルキル、−NH−C(O)−C1〜C20−アルキル及び/若しくは−O−C(O)−C1〜C20−アルキルで置換されていてもよい。該炭化水素基は、直鎖若しくは分枝鎖のアルキル、C1〜C20−アルキル−置換C5〜C12−シクロアルキルからなる群から選択されるか、好ましくは、C5〜C8−シクロアルキル、C1〜C20−アルキル−置換C6〜C10−アリール、C5〜C12−シクロアルキル−置換C1〜C20−アルキル及びC8〜C30−ポリシクロアルキル−置換C1〜C20−アルキルからなる群から選択される。ポリシクロアルキルは、好ましくは、天然に存在するステロイド又は胆汁酸の中に見いだすことができる縮合環系を意味する。
上記アニオン性界面活性剤は、式(II)及び式(IIa):
R−X (II)
R−C(O)−NH−R6−SO3H (IIa)
[式中、Rは、場合により、−O−、−S−、−CO−、−C(O)−O−及び/若しくは−C(O)−NH−で中断されており、並びに/又は、置換されていないか又は−OH、−O−C1〜C20−アルキル、−NH−C(O)−C1〜C20−アルキル及び/若しくは−O−C(O)−C1〜C20−アルキルで置換されている、6〜30個のC原子を有する飽和又は不飽和の炭化水素基であり;R6は、C2〜C4−アルキレンであり、Xは、−SO3H、−COOH又は−OSO3Hである]で表される化合物並びにそれらのナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウムエン及びカルシウム塩に相当し得る。式(II)の界面活性剤の例は、C6〜C20−モノアルキルスルフェート、例えば、オクチルスルフェート、デシルスルフェート、ドデシルスルフェート、テトラデシルスルフェート、ヘキサデシルスルフェート及びオクタデシルスルフェートと、さらに、脂肪酸の塩(オレイン酸Na又はカプリン酸Na)である。式(IIa)の界面活性剤の例は、1−アシルアミノエタン−2−スルホン酸、例えば、1−オクタノイルアミノエタン−2−スルホン酸、1−デカノイルアミノエタン−2−スルホン酸、1−ドデカノイルアミノエタン−2−スルホン酸、1−テトラデカノイルアミノエタン−2−スルホン酸、1−ヘキサデカノイルアミノエタン−2−スルホン酸及び1−オクタデカノイルアミノエタン−2−スルホン酸、並びに、タウロコール酸及びタウロデオキシコール酸である。胆汁酸及びそれらの塩、例えば、コール酸及びデオキシコール酸、並びに、グリココール酸ナトリウムも適している。
適切な別のアニオン性界面活性剤は、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸及びフマル酸のようなポリカルボン酸とC6〜C20−アルカノール又はC6〜C20−アルケノールから構成されている、セミエステル(semiester)とそれらの塩、例えば、ステアリルコハク酸ナトリウムなどである。
特に好ましいアニオン性界面活性剤は、カプリン酸ナトリウム又はラウリン酸ナトリウムのような飽和脂肪酸のアルカリ(アルカリ土類)金属塩、及び、オレイン酸ナトリウムのような不飽和脂肪酸のアルカリ(アルカリ土類)金属塩、並びに、ラウリル硫酸ナトリウム及びセチル硫酸ナトリウムのようなアルキルスルフェートである。特に好ましい化合物の別の例は、硫酸化ヒマシ油及びジオクチルスルホコハク酸ナトリウムである。
両性界面活性剤も同様に適している。そのような両性界面活性剤の中で好ましいのは、天然レシチン、改質レシチン及びリン脂質である。レシチンは、天然の、部分的に水素化されているか又は水素化されているレシチン又はスフィンゴ脂質であり得る。天然レシチンは、種々のリン脂質の混合物である。リン脂質の例は、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、リゾホスファチジルコリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジン酸及びホスファチジルセリン、並びに、それらの部分的に水素化されているか又は完全に水素化されている誘導体である。規定された脂肪酸を含んでいるリン脂質の例は、1,2−ジミリストイル−sn−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−ジパルミトイル−sn−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−ジオレオイル−sn−グリセロ−3−ホスホコリン、1−パルミトイル−2−オレオイル−sn−グリセロ−3−ホスホコリン、1,2−ジミリストイル−sn−グリセロ−3−ホスホ−rac−グリセロール、1,2−ジパルミトイル−sn−グリセロ−3−ホスホ−rac−グリセロール、及び、1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−ホスホ−rac−グリセロールである。レシチン及びホスファチジルコリンを使用するのが好ましい。
公知の別の両性界面活性剤の例は、N−モノアルキル化−又はN−ジアルキル化アミノカルボン酸(ベタイン)であり、ここで、該アルキル基は、6〜30個、好ましくは、8〜20個のC原子を含有し得る。その例は、コカミドプロピルベタイン及びラウリルベタイン(Amphoteen(登録商標)24)である。公知の別の両性界面活性剤は、アミノカルボン酸類及びそれらの塩と、さらに、イミダゾリン類の誘導体である。
天然レシチンが好ましい両性界面活性剤である。
中性界面活性剤も知られている。そのような中性界面活性剤は、例えば、脂肪アルコール及びコレステロールであり得る。それらは、多くの場合、アルキルスルフェート又はポリエチレングリコールモノアルキルエステルと組み合わせて用いられる。
公知の別の界面活性剤は、グリセロールとC8〜C30−カルボン酸(特に、脂肪酸)から構成されているモノエステル又はジエステル、例えば、モノステアリン酸グリセロール、ジステアリン酸グリセロール、モノオレイン酸グリセロール、ジオレイン酸グリセロール、モノパルミチン酸グリセロール及びジパルミチン酸グリセロールなどである。別の群は、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール又はペンタエリトリトールのようなポリオールと場合により水素化されているポリオキシヒマシ油から構成されているエトキシ化部分脂肪酸エステル(Chremophors(登録商標)として市販されている)である。好ましい界面活性剤のタイプは、Chremophor(登録商標)EL及びChremophor(登録商標)RH40である。
さらにまた、適切な中性界面活性剤は、SPAN(登録商標)又はARLACEL(登録商標)として市販されているソルビタンの部分脂肪酸エステル、及び、同様に、スクロースの部分脂肪酸エステルである。
適切な別の界面活性剤は、エチレングリコール、ペンタエリトロール又はポリエチレングリコールのようなポリオールの脂肪酸エステル、例えば、ステアリン酸ポリオキシエチレンなどであり、これらのエステルは、様々なタイプのものが、例えば、Myrj(登録商標)として市販されている。
さらにまた、公知の中性界面活性剤は、ポリオキシエチレンの脂肪アルコールエーテル、例えば、ラウリルポリオキシエチレンエーテル、ミリスチルポリオキシエチレンエーテル、セチルポリオキシエチレンエーテル及びオレイルポリオキシエチレンエーテルなどである。これらは、様々なタイプのものが、例えば、Brij(登録商標)として市販されている。
ソルビタンをベースとするエトキシ化部分脂肪酸エステルも界面活性剤として知られている。これらの界面活性剤は、ポリソルベートと称されており、様々なタイプのものが、例えば、TWEEN(登録商標)として市販されている。
最後に、ポリエチレンポリプロピレングリコールについても言及すべきである。これらの界面活性剤は、ポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンから構成されているブロックを含んでいるブロック共重合体である。これらのブロック共重合体は、ポロキサマーと称されており、Pluronics(登録商標)として市販されている。該ブロックは、様々な鎖長のものであることが可能であり、該物質は、液体から固体まであり得る。ポリオキシエチレンブロックは、例えば、5〜120、好ましくは、10〜100のオキシエチレン単位を含むことが可能であり、ポリオキシプロピルレンブロックは、10〜80、好ましくは、10〜50のオキシプロピレン単位を含むことが可能である。該ブロックの鎖長及び該物質の分子量を用いて、選択的な方法で所望の特性を実現することが可能である。ポロキサマー124、ポロキサマー188及びポロキサマー407は、好ましい例である。
好ましい中性界面活性剤は、ポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンから構成されているブロック共重合体、ソルビタンの部分脂肪酸エステル、ソルビタンのエトキシ化部分脂肪酸エステル、脂肪アルコールエーテル、ポリオキシエチレンの脂肪酸エステル、及び、水素化ポリエトキシ化ヒマシ油の脂肪酸エステルである。
適切な界面活性剤は、例えば、USP25/NF20のような薬局方に記載されているか、又は、文献に基づいて特定することが可能であり、本発明の場合は、例えば、Martindale, thirty-second edition 1999, 第1324-1329頁及び第1468-1469頁に基づいて特定することが可能である。
本発明の組成物は、成分を混合することにより、容易な方法で調製することができる。該組成物は、液体から脂性、半固体又は固体であり得る。該組成物の粘稠度は、本質的に、選択された界面活性剤又は界面活性剤の組合せ及び量的な組成に依存する。成分を混合するための公知方法は、粉状成分の乾式混合、融解法及び溶液法であり、成分を溶解させた後で溶媒を除去することを含む。
溶媒は、実質的に完全に除去可能であるように、便宜的に選択する。適する溶媒は、水及び有機溶媒、特に、極性有機溶媒であり、それらは、少なくとも2種の溶媒の混合物としても使用することが可能である。薬学的に慣習的な溶媒の例は、ハロ炭化水素(塩化メチレン);ケトン(アセトン);アルコール(メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−プロパンジオール又はi−プロパンジオール);ニトリル(アセトニトリル);及び、第三級アミン(N−メチルピロリジン)である。
本発明の組成物は、増加した生物学的利用率を有しているので、経口投与用の形態を製造するのに非常に適している。生物学的利用率が増加しているので、該活性化合物及び界面活性剤に関して、生理学的に無害な用量とすることが可能である。
本発明は、本発明の組成物を含有する経口投与剤形にも関する。
経口投与剤形の例は、錠剤又は糖衣錠、硬質若しくは軟質ゼラチン又は澱粉から構成されているカプセル剤、及び、飲用調製物である。
目的とする治療に応じて、即ち、単回投与であるか又は継続して繰り返される時間的に遅延された投与であるかに応じて、該経口投与形態は、10〜600mg、好ましくは、30〜300mg、特に、50〜200mgの量のレニン阻害薬を含有することが可能である。
当業者は、錠剤、糖衣錠、カプセル剤及び飲用調製物、並びに、この目的のために必要とされる補助物質に精通している。
飲用調製物は、主として、水を含有している。さらに、それらは、生理学的に耐容性の溶媒、例えば、エタノールのようなアルカノールなどを含有することが可能である。懸濁液を安定化させるために、慣習的な増粘剤を使用することができる。
カプセルに、本発明の組成物を直接充填することが可能である。しかしながら、カプセルに充填するのに用いる材料の組成物には、増量剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤及び矯味矯臭剤のような慣習的な薬学的な補助物質を含有させることもできる。
錠剤及び糖衣錠を製剤化するために、結合剤、増量剤、滑沢剤及び矯味矯臭剤のような慣習的な補助物質を使用することができる。これらの補助物質は知られており、従って、本明細書においては詳細には記載しない。
全ての固形の投与形態には、任意の所与の機能性を有するコーティングを施すことができる。この目的のために、半合成又は完全合成の被膜形成剤(film-forming agent)のような薬学的に慣習的な補助物質、並びに、可塑剤及び顔料(dye pigment)のような適切な添加剤も加えることができる。
さらにまた、本発明は、非ペプチドレニン阻害薬の生物学的利用率を増加させる方法にも関し、該方法は、該レニン阻害薬を、少なくとも1種の生理学的に耐容性のアニオン性界面活性剤、少なくとも1種の生理学的に許容される中性界面活性剤若しくは少なくとも1種の生理学的に耐容性の両性界面活性剤又はこれら界面活性剤の少なくとも2種からなる混合物と混合することを特徴とする。
本発明の組成物により、増加した生物学的利用率に起因して、より多い投薬量で使用することが可能でかつ患者にとって実用的なレニン阻害薬の経口投与形態を製造することが可能となる。
以下の実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
(A)組成物の調製
実施例A1:粉末混合物の調製
SPP100B75g及びラウリル硫酸ナトリウム75gを量って混合容器内に入れ、Turbula混合機で10分間混合した。得られた混合物を、ブラシをかけてメッシュ孔径0.5mmの篩を通した。次いで、篩を通した混合物をTurbula混合機で再度10分間混合した。所望量の上記粉末を配分し、等分して、例えば、ボトル内に入れた。得られた調製物は、投与に先立ち、水又は生理学的に十分に許容される別の適切な液体に溶解させた。
実施例A2:粉末混合物の調製
SPP500A75g及びラウリン酸ナトリウム75gを量って混合容器内に入れ、Turbula混合機で10分間混合した。得られた混合物を、ブラシをかけてメッシュ孔径0.5mmの篩を通した。篩を通した混合物を最終的にTurbula混合機で再度10分間混合した。所望量の上記粉末を配分し、等分して、例えば、ボトル内に入れた。得られた調製物は、投与に先立ち、水又は生理学的に十分に許容される別の適切な液体に懸濁又は溶解させた。
実施例A3:融解法
ポロキサマー188 100gを量ってガラス製フラスコ内に入れ、湯浴内で70℃で融解させた。融解物にSPP500A25gを添加した。この混合物を連続的に撹拌しながら冷却し、次いで、適切に粉末化した。用量に応じた割り当て分を、適切な容器に入れるか、又は、経口投与形態に加工した。
実施例A4:溶液法
SPP100B75gを、99%エタノール15mLに溶解させたポリソルベート80 15g及びモノオレイン酸ソルビタン7.5gと一緒に混練した。得られた塊状物を、重量が一定になるまで、減圧下に50℃で乾燥させた。用量に応じた割り当て分を、適切な容器に入れるか、又は、加工して経口投与形態を製造した。
(B)経口投与形態の製造
実施例B1:硬ゼラチンカプセル剤の製造
1つのカプセル当たりの含有物
SPP100B 83 mg
微晶質セルロース 95 mg
クロスポビドン(ポリビニルピロリドン) 26 mg
コロイド状二酸化ケイ素 2 mg
ラウリル硫酸ナトリウム 30 mg
ステアリン酸マグネシウム 4 mg
活性化合物、増量剤、崩壊剤、流動調節剤(flow regulating agent)及び界面活性剤を1回の操作ステップで混合した。得られた混合物を篩に通し、乾燥状態で再度混合した。最後に、滑沢剤としてステアリン酸マグネシウムを添加し、3分間混合した。終わりに、240mgに相当する塊状物を等分し、サイズ0のカプセルに入れた。
実施例B2:軟ゼラチンカプセル剤の製造
1つのカプセル当たりの含有物
SPP100B 75 mg
水素化植物油 50 mg
中鎖トリグリセリド(MCT) 250 mg
レシチン 150 mg
ステアリン酸グリセロール 50 mg
黄蝋 30 mg
オレイン酸 10 mg
パルミチン酸アスコルビル 5 mg
全ての補助物質を量ってガラス容器内に入れた。得られた塊状物を加熱し、透明な溶液が得られるまで撹拌した。次いで、融解物を10分間ホモジナイズした。SPP100Bを添加し、さらに撹拌及び均質化しながら、塊状物の温度を等分するのに適切な温度にし、軟ゼラチンカプセルに詰めた。
(C)適用実施例
実施例C1:生物学的利用率の決定
界面活性剤と活性化合物から構成される粉末混合物の生物学的利用率を、ラットで実施する吸収試験において、SPP100B単独での生物学的利用率と比較した。ラットモデルを選択するのは、このモデルでは、該活性化合物の吸収が少なく、少量の活性化合物について調べることができるからである。
該活性化合物、又は、2部のSPP100Bと1部のラウリル硫酸ナトリウムの混合物を、それぞれ、10匹のラットに投与した。所定用量の投与後24時間にわたり、血漿レベルを測定した。このモデルにおいて、上記界面活性剤をレニン阻害薬に添加することにより経口による生物学的利用率が有意に増加することが見いだされた。

Claims (15)

  1. (1)水中で難溶性から易溶性までの非ペプチドレニン阻害薬、
    及び、
    (2)少なくとも1種の生理学的に許容されるアニオン性界面活性剤、少なくとも1種の生理学的に許容される両性界面活性剤、少なくとも1種の生理学的に許容される中性界面活性剤又はこれらの界面活性剤の少なくとも2種の混合物
    を含む組成物であって、易溶性レニン阻害薬の量が該組成物に基づいて少なくとも10重量%であり、難溶性レニン阻害薬の量が該組成物に基づいて少なくとも35重量%である、前記組成物。
  2. 前記レニン阻害薬が、式(Ia):
    Figure 2005533816

    で表される化合物若しくはその生理学的に許容される塩、又は、式(A)、式(B)、式(C)、式(F)、式(G)若しくは式(H):
    Figure 2005533816

    Figure 2005533816

    で表される化合物を含むことを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 水溶性レニン阻害薬の量が、該組成物に基づいて10〜90重量%であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  4. 水溶性レニン阻害薬の量が、該組成物に基づいて50〜90重量%であることを特徴とする、請求項3に記載の組成物。
  5. 難溶性レニン阻害薬の量が、該組成物に基づいて40〜90重量%であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  6. 難溶性レニン阻害薬の量が、該組成物に基づいて60〜90重量%であることを特徴とする、請求項5に記載の組成物。
  7. アニオン性界面活性剤が、疎水性置換基を有する有機酸及び生理学的に許容されるそれらのアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  8. アニオン性界面活性剤が、ラウリル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、硫酸化ヒマシ油又はジオクチルスルホコハク酸ナトリウムであることを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
  9. 両性界面活性剤が、天然レシチン、改質レシチン、リン脂質及びベタインであることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  10. 両性界面活性剤が天然レシチンであることを特徴とする、請求項9に記載の組成物。
  11. 前記中性界面活性剤が、グリセロールとC8〜C30−カルボン酸によって構成されているモノエステル又はジエステル、ポリオールのエトキシ化部分C8〜C30−カルボン酸エステル、場合により水素化されているポリオキシルヒマシ油、ソルビタンの部分C8〜C30−カルボン酸エステル、ポリオールのC8〜C30−カルボン酸エステル、ポリオキシエチレンのC8〜C30−アルキルエーテル、ソルビタンのエトキシ化C8〜C30−カルボン酸エステル、及び、ポリエチレンオキシ/ポリプロピレンオキシブロック共重合体からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  12. 請求項1に記載の組成物を含む経口投与形態。
  13. 錠剤、糖衣錠、カプセル剤又は飲用調製物を含むことを特徴とする、請求項12に記載の経口投与形態。
  14. レニン阻害薬が、投与形態に基づいて10〜600mgの量で存在していることを特徴とする、請求項12に記載の経口投与形態。
  15. 非ペプチドレニン阻害薬の生物学的利用率を増大させる方法であって、該レニン阻害薬が、少なくとも1種の生理学的に許容されるアニオン性界面活性剤、少なくとも1種の生理学的に許容される両性界面活性剤若しくは少なくとも1種の生理学的に許容される中性界面活性剤又はこれらの界面活性物質の少なくとも2種の混合物と混合されていることを特徴とする、前記方法。
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