JPH0977663A - フルタミド組成物 - Google Patents

フルタミド組成物

Info

Publication number
JPH0977663A
JPH0977663A JP18167396A JP18167396A JPH0977663A JP H0977663 A JPH0977663 A JP H0977663A JP 18167396 A JP18167396 A JP 18167396A JP 18167396 A JP18167396 A JP 18167396A JP H0977663 A JPH0977663 A JP H0977663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flutamide
fatty acid
composition
nonionic surfactant
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18167396A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Aoki
稔 青木
Shigetoshi Shoji
栄敏 東海林
Yuichi Yazawa
勇一 矢沢
Chikara Komuro
主税 小室
Takashi Terada
隆 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP18167396A priority Critical patent/JPH0977663A/ja
Publication of JPH0977663A publication Critical patent/JPH0977663A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】フルタミド及び非イオン性界面活性剤を必須成
分とするか、更にこれらと低級多価アルコール脂肪酸エ
ステル類を必須成分とするフルタミド組成物を提供す
る。 【解決手段】本発明によるフルタミド組成物は溶出性及
び生体吸収率が非常に優れたものであり、これらにより
臨床効果に要する用量も低減化することが出来、また副
作用の軽減化も可能とし、臨床上に於いて極めて有用で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フルタミドを有効
成分とする新規なフルタミド組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フルタミド(化学名;2−メチル−N−
〔4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル〕
プロパンアミド)は非ステロイド性抗アンドロゲン作用
を有し、副作用の少ない制癌剤として、前立腺癌等の治
療に広く用いられている(例えば、プログレス・イン・
カンサー・リサーチ・アンド・テラピー、31巻、50
7〜518頁、1984年)。フルタミドに関する経口
製剤として、例えば、特開昭48−10039号公報に
は澱粉、乳糖等を添加した錠剤、カプセルが開示され、
USP−4474813号公報には乳糖、ラウリル硫酸
ナトリウム、結晶セルロース、澱粉を添加した錠剤が、
更には乳糖、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリビニルピロ
リドン、アルコール、とうもろこし澱粉を添加したカプ
セル剤が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のフルタミド経口
製剤は胃、小腸でフルタミド製剤が崩壊し生体内移行を
するに際し、血中への吸収率が悪いという難点があっ
た。この為、薬効を上げるには、大容量の製剤を頻回投
与する必要があった。そのため、小容量の製剤で1日1
〜2回投与すればよい製剤の開発が望まれてきた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、フルタミドにポリオキシエチレン硬化ヒマシ油6
0等の非イオン性界面活性剤を添加した組成物が、更に
は非イオン性界面活性剤にグリセリン脂肪酸エステル類
などの低級多価アルコール脂肪酸エステルを添加した組
成物が、特に後記する条件を備えた各成分及び組成物を
用いると、フルタミドの生体吸収率が良好なることを見
いだした。そして、本発明により、有効な治療の達成に
必要とされるフルタミド用量レベルの低減化を可能と
し、患者への副作用軽減も可能とした。
【0005】すなわち、本発明は 1.フルタミド及び非イオン性界面活性剤を必須成分と
するフルタミド組成物に関する。より詳しくは、 2.(1)フルタミド、(2)非イオン性界面活性剤及
び(3)低級多価アルコール脂肪酸エステル類を必須成
分とするフルタミド組成物。
【0006】3.非イオン性界面活性剤が下記の条件を
達成するものであることを特徴とする前記2項の組成
物。 (1)20℃においてフルタミドを少なくとも100m
g/g以上、好ましくは少なくとも150mg/g以上
溶解する。 4.低級多価アルコール脂肪酸エステル類が下記の条件
を達成するものであることを特徴とする3項の組成物。 (1)20℃においてフルタミドを少なくとも20mg
/g以上、好ましくは少なくとも30mg/g以上、よ
り好ましくは少なくとも35mg/g以上溶解する。
【0007】5.4項の組成物が下記の条件を達成する
ものであることを特徴とする4項記載の組成物。 (1)該組成物からフルタミドを除いた担体組成物が、
20℃において、フルタミドを少なくとも90mg/g
以上、好ましくは少なくとも100mg/g以上溶解す
る。 (2)該組成物を水と混合して、その水混合液中でのフ
ルタミド濃度が少なくとも70μg/ml以上、好まし
くは少なくとも90μg/ml以上で溶解し、フルタミ
ドを析出しない。 6.5項記載の組成物を経口用カプセルの形態とした製
剤。
【0008】7.非イオン性界面活性剤がポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレングリコール、ポリソルベート、ラウロマクロゴ
ールから選択される1種以上の化合物である5項の組成
物。 8.低級多価アルコール脂肪酸エステル類がヒマシ油、
中鎖脂肪酸トリグリセリド、酢酸モノグリセリドから選
択される化合物である7項の組成物。
【0009】9.2項のフルタミド組成物が更に、補助
剤としてポリ低級アルキレングリコール、水溶性セルロ
ース誘導体、クエン酸トリエチルまたはポリビニルピロ
リドンを含むことを特徴とする2項の組成物。 10.フルタミド1部に対して、非イオン性界面活性剤
0.5〜10部及びグリセリン脂肪酸エステル類0.3
〜15部よりなるフルタミド組成物。
【0010】11.フルタミド1部に対して、非イオン
性界面活性剤0.2〜7部、グリセリン脂肪酸エステル
類0.5〜10部及び補助剤0.1〜3部よりなるフル
タミド組成物。 12.組成物全量に対して、フルタミド6〜30W/W
%、基剤として非イオン界面活性剤10〜87W/W
%、及びグリセリン脂肪酸エステル類7〜83W/W%
または、補助剤7〜30W/W%からなるフルタミド組
成物。 13.組成物全量に対して、フルタミド8〜25W/W
%、非イオン性界面活性剤12〜73W/W%、グリセ
リン脂肪酸エステル類15〜75W/W%及び補助剤5
〜25W/W%からなるフルタミド組成物。
【0011】14.(1)フルタミド 6〜15W/W
% (2)(a)30℃において固体もしくは半固体状非イ
オン性界面活性剤又は、(b)該固体もしくは半固体状
非イオン性界面活性剤が少なくとも50W/W%と残部
液状非イオン性界面活性剤との混合非イオン界面活性剤
40〜70W/W%および (3)ヒマシ油又は中鎖脂肪酸トリグリセリド 15〜
54W/W%からなる5項の組成物。 15.(1)フルタミド 10〜30W/W% (2)30℃において液状のポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油 10〜40W/W% (3)ヒマシ油又は中鎖脂肪酸トリグリセリド 30〜
60W/W% (4)補助剤 5〜20W/W% からなる9項の組成物に関するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において、非イオン性界面
活性剤とは通常製剤に添加される非イオン性界面活性剤
を示し、例えば、(1)テトラオレイン酸ポリオキシエ
チレンソルビット等のポリオキシエチレン長鎖脂肪酸エ
ステル類、(2)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50
(HCO 50)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油6
0(HCO 60)等のポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油エステル類、(3)ポリソルベート40、ポリソルベ
ート60、ポリソルベート65、ポリソルベート80等
のポリオキシエチンソルビタン脂肪酸エステル類、
(4)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコ
ール類(例えば、プロピレンオキシド及びエチレンオキ
シドの平均重合度がそれぞれ約30及び160であるプ
ルロニックF68)、ポリオキシエチレンオキシプロピ
レンセチルエーテル等のプロックポリマー類、(5)ト
リイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン、モ
ノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン等のポリ
オキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類、(6)セ
スキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタ
ン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソ
ルビタン、モノラウリン酸ソルビタン等のソルビタン脂
肪酸エステル類、(7)セトマクロゴール1000、ポ
リオキシエチレンセチルエーテル、ラウロマクロゴール
等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類が挙げられ
る。
【0013】本願で好ましい非イオン性界面活性剤とし
ては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油60、ポリソルベート80、プ
ルロニックF68、ラウロマクロゴールが挙げられ、特
に好ましくは、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60
(HCO 60)、プルロニックF68が挙げられる。
本発明の非イオン性界面活性剤は、20℃においてフル
タミドを少なくとも100mg/g以上、好ましくは少
なくとも150mg/g以上溶解する。本願発明におい
てはこれら非イオン界面活性剤を1種以上混合して用い
ても何らさしつかえない。
【0014】本発明において、低級多価アルコール脂肪
酸エステル類とは、グリコール脂肪酸エステル、グリセ
リン脂肪酸エステル、プロピレン脂肪酸エステルを示
す。本願においてはグリセリン脂肪酸エステルが好まし
い。本発明の低級多価アルコール脂肪酸エステル類は、
20℃においてフルタミドを少なくとも20mg/g以
上、好ましくは少なくとも30mg/g以上、より好ま
しくは少なくとも35mg/g以上溶解する。本発明に
おいて、グリセリン脂肪酸エステル類とは主成分として
グリセリンにモノ、ジ、トリに各々脂肪酸がエステル化
した化合物からなるものを示す。例えば、その具体例と
しては(1)ヒマシ油、大豆油、トウモロコシ油、ラッ
カセイ油、ナタネ油、オリーブ油、ゴマ油、ツバキ油、
ヤシ油等の植物油、(2)牛油、豚油、馬油等の動物
脂、(3)中鎖脂肪酸トリグリセリド;主として飽和脂
肪酸〔CH3 (CH2)n COOH、nは4〜10〕トリ
グリセリドよりなり、例えば日本薬局方外医薬品成分規
格収載のミグリオール(ミツバ貿易)、パナセート(日
本油脂)、ODO、ココナード、(4)脂肪酸モノーお
よびジーグリセリド類;例えばグリセリンモノステアレ
ート(商品名;MGS−A;ニコール)、グリセリルモ
ノミリステート、グリセリルモノオレアート、グリセリ
ルジステアレート、グリセリルジオレエート酢酸モノグ
リセリド(商品名;マイバセット;イーストマン社)、
コハク酸モノグリセリド等が挙げられる。
【0015】本発明において好ましいグリセリン脂肪酸
エステル類とは、ヒマシ油、中鎖脂肪酸トリグリセリ
ド、グリセリンモノステアレート、酢酸モノグリセリド
が好ましい。本願発明においては、これらグリセリン脂
肪酸エステル類を適宜、1種以上混合して用いてもさし
つかえない。
【0016】本発明において、溶解補助剤としては製剤
中のフルタミドの溶解性を上げるもの、例えばポリ低級
アルキレングリコール、具体的にはマクロゴール類、例
えばマクロゴール400、マクロゴール1500、マク
ロゴール4000、マクロゴール6000が、また溶解
性を上げると共に水中に投入したときにフルタミドの析
出をしにくくするものに、クエン酸トリエチル、ポリビ
ニルピロリドン及び水溶性セルロース誘導体、例えば、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース・アセテート(H
PMC−AS)、ヒドロキシプロピルセルロース(HP
C)、カルボキシメチルセルロースナトリウム等が挙げ
られる。ポリビニルピロリドンの分子量は特に制限な
く、分子量4万のものも70万のものも区別なく使用し
うるが、分子量1万〜100万好ましくは2万〜10万
程度のものがよい。
【0017】本発明の組成物は下記の条件を達成するも
のであることを特徴とする。 (1)該組成物からフルタミドを除いた担体組成物が、
20℃において、フルタミドを少なくとも90mg/g
以上、好ましくは少なくとも100mg/g以上溶解す
る。 (2)該組成物を水と混合して、その水混合液中でのフ
ルタミド濃度が少なくとも70μg/ml以上、好まし
くは少なくとも90μg/ml以上で溶解し、フルタミ
ドを析出しない。 前記したように、本発明においての非イオン性界面活性
剤、低級多価アルコール脂肪酸エステル類及び組成物
は、フルタミドの溶解性、水中でのフルタミドが析出せ
ずに溶解している条件について挙げた。これらの測定は
フルタミドを各溶剤に加熱等して溶解させて後、フルタ
ミド結晶が析出するのを目視して、その時点のフルタミ
ド濃度を求めた値である。
【0018】本願発明においては、非イオン性界面活性
剤を用いることで、フルタミドの胃腸での吸収率が従来
の製剤に較べ良好であることが判った。更に、好ましく
は、非イオン性界面活性剤とグリセリン脂肪酸エステル
類を添加した担体がフルタミドの胃腸よりの吸収により
有利であることが判った。この効果を得るには、非イオ
ン性界面活性剤とグリセリン脂肪酸エステルの量比は製
剤中でフルタミドが溶融し、かつ胃腸液中に崩壊した
際、ミセル状態を保ちフルタミドの析出を防ぐ量比であ
ることが必要である。また、本願での補助剤は添加する
ことによりフルタミドの製剤中での溶解性をより高め、
製剤容量を小さくすることに有用であった。
【0019】これらの割合比は、非イオン性界面活性剤
とグリセリン脂肪酸エステルを併用する場合は、非イオ
ン性界面活性剤1重量部に対しグリセリン脂肪酸エステ
ル約0.2〜約10重量部、好ましくは約0.3〜約7
重量部程度である。補助剤を更に添加して用いる場合
は、非イオン性界面活性剤及びグリセリン脂肪酸エステ
ルを加算して1重量部に対し、約0.05〜約0.7重
量部、好ましくは約0.08〜約0.5重量部添加する
ことが好ましい。本発明における各成分の割合比を示す
と以下の通りである。本発明組成物において、フルタミ
ドと基剤の割合比はフルタミド1重量部(重量部を以下
部と略す)に対して基剤は通常1.5部以上、好ましく
は3部以上、その上限は通常20部、好ましくは15部
である。従って、好ましい基剤はフルタミド1部に対し
1.5〜20部、より好ましくは3〜15部である。
【0020】更に、担体が非イオン性界面活性剤とグリ
セリン脂肪酸エステル類又は補助剤からなる場合は、フ
ルタミド1部に対して通常非イオン性界面活性剤は0.
5部以上、好ましくは1部以上、その上限は10部、好
ましくは7部であり、グリセリン脂肪酸エステル類又は
補助剤は通常0.3部以上、好ましくは0.5部以上、
その上限は15部、好ましくは10部である。従って、
フルタミド1部に対し、非イオン性界面活性剤0.5〜
10部、好ましくは1〜7部程度、グリセリン脂肪酸エ
ステル類又は補助剤が0.3〜15部、好ましくは0.
5〜10部が好ましい。
【0021】更に、基剤が非イオン性界面活性剤とグリ
セリン脂肪酸エステル類及び補助剤からなる場合は、フ
ルタミド1部に対して通常非イオン性界面活性剤は0.
2部以上、好ましくは0.5部以上、その上限は7部、
好ましくは4部程度、グリセリン脂肪酸エステル類は通
常0.5部以上、好ましくは1部以上、その上限は10
部、好ましくは5部程度、補助剤は0.1部以上、好ま
しくは0.3部以上、その上限は6部、好ましくは3部
である。従ってフルタミド1部に対し、非イオン界面活
性剤0.2〜7部、好ましくは0.5〜4部、グリセリ
ン脂肪酸エステル類0.5〜10部、好ましくは1〜5
部、溶解補助剤0.1〜3部、好ましくは0.3〜2部
が好ましい。
【0022】フルタミド、非イオン性界面活性剤、グリ
セリン脂肪酸エステル類及び補助剤の製剤組成物全体に
対する好ましい割合(W/W%以下%と略す)は、次の
通りである。 フルタミド 3%以上、より好ましくは6%以上、
更に好ましくは8%以上で、上限は40%、より好まし
くは30%、更に好ましくは25% 非イオン性界面活性剤 5%以上、より好ましくは1
0%以上、更に好ましくは12以上で、上限は97%、
より好ましくは87%、更に好ましくは73%
【0023】グリセリン脂肪酸エステル類 無添加でも良いが、より好ましくは7%以上、更に好ま
しくは15%以上で、上限は90%、より好ましくは8
3%、更に好ましくは75% 補助剤 無添加でも良いが、より好ましくは7%
以上、更に好ましくは15%以上で、上限は35%、よ
り好ましくは30%、更に好ましくは25%
【0024】本製剤の好ましい製剤組成を示すと下記の
通りである。 (i)基剤として非イオン性界面活性剤とグリセリン脂
肪酸エステルまたは補助剤を用いた場合; フルタミド 6〜30% 非イオン性界面活性剤 10〜87% グリセリン脂肪酸エステル類 7〜83% 又は補助剤 7〜30% (ii)基剤として非イオン性界面活性剤とグリセリン脂
肪酸エステル類及び補助剤を用いた場合; フルタミド 8〜25% 非イオン性界面活性剤 12〜73% グリセリン脂肪酸エステル類 15〜75% 補助剤 5〜25%
【0025】上記好ましい製剤組成での基剤組成の好ま
しい成分の組合せは、前記した通りの非イオン性界面活
性剤としてポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリ
ソルベート80、プルロニックF68またはラウロマク
ロゴールが挙げられ、グリセリン脂肪酸エステル類とし
ては、ヒマシ油、中鎖脂肪酸トリグリセリド、グリセリ
ンモノステアレートまたは酢酸モノグリセリドが挙げら
れ、溶解補助剤としてはマクロゴール400、クエン酸
トリエチルまたはポリビニルピロリドンが挙げられこれ
らの上記(i)(ii)での組合せ割合が好ましい。更に
好ましくは、上記基剤組成で、非イオン性界面活性剤と
してポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、プルロニッ
クF68を用い、脂肪酸エステル類としてヒマシ油、中
鎖脂肪酸トリグリセリドを用い、補助剤としてポリビニ
ルピロリドンを用いた上記(i)(ii)での組合せ割合
が特に好ましい。
【0026】更には、好ましい組成物として次のものが
挙げられる。 (1)フルタミド 6〜15W/W% (2)(a)30℃において固体もしくは半固体状非イ
オン性界面活性剤又は、(b)該固体もしくは半固体状
非イオン性界面活性剤が少なくとも50W/W%と残部
液状非イオン性界面活性剤との混合非イオン界面活性剤
40〜70W/W% (3)ヒマシ油又は中鎖脂肪酸トリグリセリド 15〜
54W/W%からなる組成物。固体もしくは半固体非イ
オン性界面活性剤とは、例えば前記のプルロニックF6
8等が挙げられる。更には、(1)フルタミド
10〜30W/W% (2)30℃において液状のポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油 10〜40W/W% (3)ヒマシ油又は中鎖脂肪酸トリグリセリド 30〜
60W/W% (4)補助剤 5〜20W/W% からなる組成物。
【0027】本発明の組成物は基本的に経口用カプセル
製剤(ゼラチン硬カプセル、ゼラチン軟カプセル)とし
て用いられるが、他の経口用剤型として液剤、ペース
ト、錠剤、顆粒剤等としての形態で用いても良い。従っ
て、これらの適する製剤とする為に、添加剤として、上
記のもの以外に医薬品、食品等に通常使用される無毒性
の賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、防腐剤、安定化
剤、分散剤、着色剤、香味剤などを添加しても良い。後
記するように、本発明の組成物による製剤、例えば硬カ
プセル剤は溶出試験及びイヌでの体内吸収率試験におい
ても、著しく優れた、効果を有するものであることが判
った。従って、本発明の組成物を臨床に適用した場合、
従来品に較べ小容量の製剤または投与回数を抑えること
ができる。例えば、現在市販されているフルタミド12
5mg含有錠剤は前立腺癌の適用において1日3回程度
服用することとされている。
【0028】この観点に於いて、本発明の組成物は、例
えば40mg〜80mgフルタミド含有カプセル剤程度
で、従来の125mgフルタミド錠又はカプセルと同等
の効果が期待されるものである。従って、本願硬カプセ
ル剤の臨床適用では、例えば、フルタミド60mgまた
は80mg含有製剤で1日3回、フルタミド125mg
含有製剤で1日2回程度で、臨床効果が発揮されるもの
である。尚、用法・用量設定は以上に限られるものでな
い。
【0029】
【作用】
試験例1.溶出試験 試験方法及び結果 日本薬局方記載の溶出試験法第2法に基づいて、試験液
として0.1M酢酸緩衝液pH4.0を250mlを用
い、回転数100rpmで試験した。本発明品として実
施例記載の硬カプセル剤(フルタミド40mg相当)及
び対照品を各々シンカーに入れ試験液に投入した後、経
時的に2時間迄サンプリングを行った。サンプリング溶
液をメンブランフィルター(0.45μm)でろ過し、
UV法でフルタミド含量を測定した。各々の硬カプセル
剤について、理論値に対する最高溶出値を百分率として
表1に示した。
【0030】対照例1(市販錠剤組成物のフルタミド4
0mg相当分)及び対照例2(フルタミド40mgとラ
ウリル硫酸ナトリウム200mg含有の硬カプセル)の
最高溶出率は30%程度であった。一方、本発明の実施
例の硬カプセル剤の最高溶出率は平均で70%程度であ
り、対照例に比し2.3倍程高いものであった。このこ
とは、本願発明の硬カプセル剤が溶出性の優れた組成物
であることを示すものである。
【0031】
【表1】 対照品1;市販錠剤(フルタミド125mg含有)を粉
砕分割し、フルタミド40mg相当の組成物。 対照品2;フルタミド40部をエタノールに溶かし、更
にラウリル硫酸ナトリウム200部を加えて溶解した
後、エタノールを減圧乾固して、この固体を粉砕し、1
カプセル当り240mg(フルタミド40mg相当)に
充填した。
【0032】試験例2 生物学的利用能試験 試験方法及び結果 本発明の実施例の硬カプセル剤及び前記した対照例1及
び2を試験試料に用いた。試料を3匹のビーグル犬(雄
性、約10〜13kg)に経口投与し、経時的に24時
間まで採血を行い、血漿中の有効成分(活性代謝物であ
るOHフルタミド)を高速液体クロマトグラフィーで測
定した。投与後の時間に対する血漿中薬剤濃度から血中
濃度下面積(AUC)を台形規則によりもとめた。結果
を表2に示す。
【0033】本発明の硬カプセル剤によるAUC値は対
照品に較べ平均で2.4倍程高い値が得られ、著しい吸
収性の増加が認められた。尚、溶出試験と生物学的利用
能試験による結果は対照例との比較において相関した関
係が認められた。
【0034】
【表2】 試料 血中濃度下面積(AUC)μg・hr/ml 対照品1 13.4 対照品2 14.0 本発明実施例12 31.9 本発明実施例13 31.7 本発明実施例14 32.9
【0035】本発明品の製造方法は、フルタミド、界面
活性剤及び油脂、必要に応じて溶解補助剤を加え、室温
下で液体状態の組成は、室温で攪拌しながら、均一に溶
解させる。室温下で固体状態の組成では、溶融するまで
の温度に加温攪拌しながら、均一に溶解させる。次いで
調製された組成溶液の一定量を充填機にてハード又はソ
フトカプセルに充填しカプセル剤となす。室温で液体の
場合、またはペースト状の半固体でのハードカプセル充
填後は、ゼラチンを主成分として溶液を用いてカプセル
頭部と胴部の接合部にシールを施し液漏れを防止する。
また室温で固体の場合は、必ずしもカプセル剤に限定さ
れるものではなく、加温溶解のあと適当な型に入れ冷却
後取り出して錠剤あるいは、ペレット状に製したり、ま
たは冷却後粉砕して粒剤にすることが可能である。
【0036】
【実施例】次に実施例をあげて本発明の製剤及びその製
造方法を具体的に説明する。 実施例1.フルタミド40部、HCO60を80部、中
鎖脂肪酸トリグリセライド(商品名:パナセート81
0)60部、マクロゴール400を20部加えた後、室
温で攪拌溶解させる。この溶液を35℃に加温して2号
ハードゼラチンカプセルに1個あたり400mg(フル
タミド80mg相当)ずつ充填しゼラチン溶液でシール
する。 実施例2.フルタミド40部、HCO60を40部、ヒ
マシ油90部、ポリビニルピロリドン(K25)20部
加えた後、70〜90℃に加温して攪拌溶解させる。こ
の溶液を60℃に加温して4号ハードゼラチンカプセル
に1個あたり190mg(フルタミド40mg相当)ず
つ充填しゼラチン溶液でシールする。
【0037】実施例3.フルタミド12部、HCO60
を24部、中鎖脂肪酸トリグルセリド(商品名:ミグリ
オール840)24部を加えた後、室温で攪拌溶解させ
る。この溶液を用いて平板法により1個あたり600m
g(フルタミド120mg相当)ずつ充填し、乾燥させ
てソフトゼラチンカプセル剤とする。 実施例4.フルタミド40部、プルロニックF68を1
80部、加えた後、60℃で攪拌溶解させた。この溶液
を60℃に加温して2号ハードゼラチンカプセルに1個
あたり440mg(フルタミド80mg相当)ずつ充填
する。
【0038】実施例5 実施例4の加温溶液を冷却後、ミルを用いて粉砕し、1
6メッシュのふるいで篩過し粒剤を得た。 実施例6.フルタミド40部、プルロニックF68を1
60部、マクロゴール400を25部加えた後、55℃
で攪拌溶解させる。この溶液を55℃に加温して,錠剤
用の直径12mm深さ4mmの塩化ビニルのPTPポケ
ットに450mgずつを流し込み冷却後、フルタミド8
0mgを含有する錠剤を得た。
【0039】実施例7.フルタミド10部、ポリソルベ
ート80を30部、グリセリン脂肪酸エステル(商品
名:マイバセット9−08)40部、マクロゴール40
0を10部加えた後、室温で攪拌溶解させる。この溶液
を用いて平板法により1個あたり540mg(フルタミ
ド60mg相当)ずつ充填乾燥させてソフトゼラチンカ
プセル剤とする。 実施例8.フルタミド40部、HCO60を70部、中
鎖脂肪酸トリグリセライド(商品名;パナセート81
0)80部、クエン酸トリエチルを30部加えた後、室
温で攪拌溶解させる。この溶液を35℃に加温して0号
ハードゼラチンカプセルに1個あたり660mg(フル
タミド120mg相当)ずつ充填しゼラチン溶液でシー
ルする。
【0040】実施例9.フルタミド10部、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル(日局:ラウロマクロゴー
ル)20部、ヒマシ油40部を加えた後、室温で攪拌溶
解させる。この溶液をロータリー充填機により1個あた
り700mg(フルタミド100mg相当)ずつ充填
し、乾燥させてソフトゼラチンカプセル剤とする。 実施例10.フルタミド10部、プルロニックF68を
40部、HCO60を20部、ダイズ油25部を加えた
後、60℃で攪拌溶解させる。この溶液を60℃に加温
して2号ハードゼラチンカプセルに1個あたり380m
g(フルタミド40mg相当)ずつ充填する。 実施例11.フルタミド40部、プルロニックF68を
360部加えて、70℃で加熱溶解後、ハードゼラチン
カプセル1個あたり400mg(フルタミド40mg相
当)ずつ充填する。
【0041】実施例12.フルタミド40部、プルロニ
ックF68を120部及び中鎖脂肪酸トリグリセライド
(商品名;パナセート)40部を加え70℃で加熱溶解
後、ハードゼラチンカプセル1個あたり200mg(フ
ルタミド40mg相当)ずつ充填する。 実施例13.フルタミド40部、プルロニックF68を
160部、HCO60を80部及びヒマシ油100部を
加え70℃で加熱溶解後、ハードゼラチンカプセル1個
あたり380mg(フルタミド40mg相当)ずつ充填
する。
【0042】実施例14.フルタミド40部、HCO6
0を100部及び酢酸モノグリセリド(商品名;マイバ
セット)240部を加えて溶解した後、ハードゼラチン
カプセルに1個あたり380mg(フルタミド40mg
相当)ずつ充填する。 実施例15.フルタミド40部、HCO60を170部
及び中鎖脂肪酸トリグリセライド(商品名;パナセー
ト)170部を加えて溶解した後、ハードゼラチンカプ
セル1個あたり380mg(フルタミド40mg相当)
ずつ充填する。
【0043】実施例16.フルタミド40部、プルロニ
ックF68を180部及びヒドロキシプロピルセルロー
ス3部を加えて70℃で加熱溶解した後、ハードゼラチ
ンカプセル1個あたり223mg(フルタミド40mg
相当)ずつ充填する。 実施例17.フルタミド40部、プルロニックF68を
220部及びヒマシ油120部を加えて、70℃で加熱
溶解した後、ハードゼラチンカプセル1個あたり380
mg(フルタミド40mg相当)ずつ充填する。
【0044】実施例18.フルタミド40部、HCO6
0を40部、ヒマシ油80部及びポリビニルピロリドン
20部を加えて80℃で加熱溶解した後、ハードゼラチ
ンカプセル1個あたり188mg(フルタミド40mg
相当)ずつ充填する。
【0045】
【発明の効果】本発明によるフルタミド組成物は溶出性
及び生体吸収率が非常に優れたものであり、これらによ
り臨床効果に要する用量も低減化することが出来、また
副作用の軽減化も可能とし、臨床上に於いて極めて有用
である。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フルタミド及び、非イオン性界面活性剤を
    必須成分とするフルタミド組成物。
  2. 【請求項2】(1)フルタミド、(2)非イオン性界面
    活性剤及び(3)低級多価アルコール脂肪酸エステル類
    を必須成分とするフルタミド組成物。
  3. 【請求項3】非イオン性界面活性剤が下記の条件を達成
    するものであることを特徴とする請求項2の組成物。 (1)20℃においてフルタミドを少なくとも100m
    g/g以上溶解する。
  4. 【請求項4】低級多価アルコール脂肪酸エステル類が下
    記の条件を達成するものであることを特徴とする請求項
    3の組成物。 (1)20℃においてフルタミドを少なくとも20mg
    /g以上溶解する。
  5. 【請求項5】請求項4の組成物が下記の条件を達成する
    ものであることを特徴とする請求項4記載の組成物。 (1)該組成物からフルタミドを除いた担体組成物が2
    0℃において、フルタミドを少なくとも90mg/g以
    上溶解する。 (2)該組成物を水と混合して、その水混合液中でのフ
    ルタミド濃度が少なくとも70μg/mlで溶解しフル
    タミドを析出しない。
  6. 【請求項6】請求項5記載の組成物を経口用カプセルの
    形態とした製剤。
  7. 【請求項7】非イオン性界面活性剤がポリオキシエチレ
    ン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
    レングリコール、ポリソルベート、ラウロマクロゴール
    から選択される1種以上の化合物である請求項5の組成
    物。
  8. 【請求項8】低級多価アルコール脂肪酸エステル類がヒ
    マシ油、中鎖脂肪酸トリグリセリド、酢酸モノグリセリ
    ドから選択される化合物である請求項7の組成物。
  9. 【請求項9】請求項2のフルタミド組成物が更に、補助
    剤としてポリ低級アルキレングリコール、水溶性セルロ
    ース誘導体、クエン酸トリエチルまたはポリビニルピロ
    リドンを含むことを特徴とする請求項2の組成物。
  10. 【請求項10】フルタミド1部に対して、非イオン性界
    面活性剤0.5〜10部及びグリセリン脂肪酸エステル
    類0.3〜15部よりなるフルタミド組成物。
  11. 【請求項11】フルタミド1部に対して、非イオン性界
    面活性剤0.2〜7部、グリセリン脂肪酸エステル類
    0.5〜10部及び補助剤0.1〜3部よりなるフルタ
    ミド組成物。
  12. 【請求項12】組成物全量に対して、フルタミド6〜3
    0W/W%、担体として非イオン界面活性剤10〜87
    W/W%及びグリセリン脂肪酸エステル類7〜83W/
    W%または、補助剤7〜30W/W%からなるフルタミ
    ド組成物。
  13. 【請求項13】組成物全量に対して、フルタミド8〜2
    5W/W%、非イオン性界面活性剤12〜73W/W
    %,グリセリン脂肪酸エステル類15〜75W/W%及
    び補助剤5〜25W/W%からなるフルタミド組成物。
  14. 【請求項14】(1)フルタミド 6〜15W/W% (2)(a)30℃において固体もしくは半固体状非イ
    オン性界面活性剤又は、(b)該固体もしくは半固体状
    非イオン性界面活性剤が少なくとも50W/W%と残部
    液状非イオン性界面活性剤との混合非イオン界面活性剤
    40〜70W/W%および (3)ヒマシ油又は中鎖脂肪酸トリグリセリド 15〜
    54W/W%からなる請求項5の組成物。
  15. 【請求項15】 (1)フルタミド 10〜30W/W% (2)30℃において液状のポリオキシエチレン硬化ヒ
    マシ油10〜40W/W% (3)ヒマシ油又は中鎖脂肪酸トリグリセリド 30〜
    60W/W% (4)補助剤 5〜20W/W% からなる請求項9の組成物。
JP18167396A 1995-07-07 1996-06-24 フルタミド組成物 Pending JPH0977663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18167396A JPH0977663A (ja) 1995-07-07 1996-06-24 フルタミド組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-194026 1995-07-07
JP19402695 1995-07-07
JP18167396A JPH0977663A (ja) 1995-07-07 1996-06-24 フルタミド組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0977663A true JPH0977663A (ja) 1997-03-25

Family

ID=26500761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18167396A Pending JPH0977663A (ja) 1995-07-07 1996-06-24 フルタミド組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0977663A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000514842A (ja) * 1997-07-15 2000-11-07 コレティカ 架橋した植物タンパク質の粒子、特にマイクロ粒子又はナノ粒子、調製方法、及び、これを含む化粧用、医薬用又は食品用の組成物
JP2011084521A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Toyo Capsule Kk アゼラスチン塩酸塩含有カプセル剤
WO2012013331A3 (en) * 2010-07-26 2012-06-28 Gp-Pharm, S.A. Capsules of active pharmaceutical ingredients and polyunsaturated fatty acids for the treatment of prostate diseases

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000514842A (ja) * 1997-07-15 2000-11-07 コレティカ 架橋した植物タンパク質の粒子、特にマイクロ粒子又はナノ粒子、調製方法、及び、これを含む化粧用、医薬用又は食品用の組成物
JP2011084521A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Toyo Capsule Kk アゼラスチン塩酸塩含有カプセル剤
WO2012013331A3 (en) * 2010-07-26 2012-06-28 Gp-Pharm, S.A. Capsules of active pharmaceutical ingredients and polyunsaturated fatty acids for the treatment of prostate diseases

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1160079C (zh) 发泡性肠溶制剂
CN1147472C (zh) 具有组蛋白脱乙酰酶抑制剂活性的苯甲酰胺制剂
JP2003520772A (ja) 脂質調節剤を含む新規製剤
JPH04234817A (ja) オメプラゾールの直腸投与組成物
PL185604B1 (pl) Preparat farmaceutyczny zawierający bromowodorek darifenacyny
KR20100038188A (ko) 수분산성 건성 약학적 조성물의 신규 제조 방법 및 그에 의해 수득한 약학적 조성물
WO2003017986A1 (en) Compositions containing itraconazole and their preparation methods
WO2006107411A2 (en) Formulations containing fenofibrate and surfacant mixture
JPH11512115A (ja) 経口投与用製剤組成物
JP2008534584A (ja) フェノフィブラート含有メントール又はpeg/ポロキサマー混合物の改良製剤
JPH09501150A (ja) カプセル製剤
JP2004520398A (ja) 経口生物学的利用能が改善されたパクリタキセルの化学療法マイクロエマルジョン組成物
JPH0977663A (ja) フルタミド組成物
JPS61227524A (ja) プラゾシン製剤及びその製法
CN1468097A (zh) 包含莫达非尼化合物的组合物
CN102933213A (zh) 放射增敏剂组合物
JPH0572368B2 (ja)
EP3854384A1 (en) Pharmaceutical formulation comprising abiraterone acetate
JPH03128322A (ja) ポリプレニル系化合物を含有する医薬組成物およびその製造方法
JP2001240558A (ja) 多価不飽和脂肪酸を経粘膜吸収促進剤として含有する固形製剤。
IE57220B1 (en) Ph independent controlled releasable tablets
KR101096429B1 (ko) 안정성이 향상된 아세클로페낙의 경구용 연질캅셀제
KR20010078703A (ko) 신규 제약 제제
JP2007504190A (ja) 3−[(2−{[4−(ヘキシルオキシカルボニルアミノ−イミノ−メチル)−フェニルアミノ]−メチル}−1−メチル−1h−ベンズイミダゾール−5−カルボニル)−ピリジン−2−イル−アミノ]−エチルプロピオネート及びそれらの塩の新規経口投与形態
JP2005104914A (ja) 塩基性薬剤含有製剤