JP2005533740A - 青緑色ガラス - Google Patents

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Abstract

青緑色ガラス組成物は、基礎部分(例えば、従来の石灰ソーダシリカ基剤)と主要着色剤とを含有している。1つの具体例において、該主要着色剤は、全鉄(Fe) 0.7〜0.9重量%、FeO 0.2〜0.3重量%、及びCoO 0〜5ppmを含有する。該ガラスは、490nm〜495nmの範囲の主波長と、3%〜11%の範囲の刺激純度とによって特徴付けられている。本発明のガラスは、本質的にSeを含有していないことがある。

Description

(発明の背景)
(1.発明の分野)
本発明は、概してティンテッドガラス(tinted glass)又は着色ガラスに関し、より詳しく言えば、建築ガラス用途と自動車ガラス用途の両方にとって望ましい、青緑色の(blue-green colored)ソーダ石灰シリカガラスに関する。
(2.技術的考慮)
種々の色のガラス組成物を提供することは知られている。例えば、U.S.5,214,008号明細書;U.S.5,830,812号;U.S.2001/0025004号;EP0952123号;及びEP0965570号;明細書は、緑色の(green colored)ガラス又は灰色がかった緑色の(gray-green colored)ガラスを開示する。EP1031543A1号;U.S.2,956,892号;U.S.5,688,727号;及びU.S.4,525,462号;明細書は、青色の(blue colored)ガラスを開示する。U.S.2,755,212号;U.S.5,817,587号;及びWO01/49622号;明細書は、青緑色のガラスを開示する。これら既知のガラス組成物は、建築用ガラス(例えば、窓、絶縁ガラスユニット、等)として有用であるだけでなく、自動車用ガラス[例えば、自動車の諸透明物品(transparencies)、例えば、風防ガラス、側面窓(side lights)、後方窓(back lights)、ムーンルーフ、サンルーフ、プライバシーガラス(privacy glass)、等]として有用である。
建築用ガラスとしての所望の色を達成するために、これら既知のガラス組成物は、種々の着色材料を含有している。典型的な、青色又は緑色のガラス組成物に入っている主要な着色剤は、鉄であり、これは通常、第二鉄(Fe)と第一鉄(FeO)の両方の形態で存在している。他の一般的着色剤には、コバルト、セレン、ニッケル、クロム、マンガン、及びチタンが包含される。
従来の着色ガラス(例えば、従来の青色、緑色又は青緑色のガラス)を製造する場合、鉄と他の諸着色剤の相対量は、厳密に監視し且つ特定の操作範囲の内側に制御して、特定の用途のための所望の最終色とスペクトル特性とを有するガラスを与えなければならない。着色剤をこの操作範囲を超えて変化させると、ガラスの最終色、ガラスの光透過特性、及びガラス組成物の溶融特性(melting qualities)に悪影響がでることがある。例えば、特定のガラス組成物に存在する鉄の量を増大させると、ガラスバッチ材料を溶融する困難性が増大するこがあり、とりわけ、連続ガラス溶融炉ではそうであり、また、ガラスの可視光透過率が減少することもある。更に、これら既知の着色ガラス組成物には、主要着色剤の1種としてセレンを含有するものがある。しかし、セレンに関する問題は、従来のガラス製造のために使用される温度で著しく揮発性であることである。そのセレンは、それをガラスの中に取り入れることができる前、速やかに揮発することがあり、従って、最終のガラス色に悪影響を及ぼすことがある。セレンが蒸発することはまた、他の製造上の諸問題(例えば、容認することができない炉からの放出、色縞(color streaks)、及び困難な色制御)を引き起こすことがある。
建築用ガラス及び/又は自動車用ガラスとして用いるのに適する、所望の審美性と透過特性とを有しているが、既知の着色ガラス組成物の少なくとも幾つかの欠点を克服する青緑色ガラスが提供されれば、好都合であろう。
(発明の概要)
本発明は、青緑色のガラス組成物であって、セレンを本質的に含有しないこともあるが、審美的に快い青緑色と、該ガラスが建築用透明物品及び自動車用透明物品の両方に用いるのを可能にする範囲内の視感(可視光)透過率とを依然として有している該ガラス組成物を提供する。セレンを本質的に含有していないために、従来の着色ガラス組成物が遭遇した揮発、ストリーキング(streaking;縞)及び放射の問題が減少する。更に、本ガラス中の鉄の量は、従来の多くの青色又は緑色のガラス組成物のものより非常に少ないので、本発明のガラスは、既知のこれらガラス組成物と比べて改善された溶融特性を与える。1つの具体例において、本発明のガラスは、典型的にソーダ石灰シリカガラスの基礎部分(例えば、従来のフロートガラス又は板ガラスのためのソーダ石灰シリカガラス基礎部分)と、審美的に快い青緑色を与える主要着色剤とを含有することがある。1つの具体例において、該主要着色剤は、(以下に記述するように、Feと表現される)全鉄 0.7〜0.9重量%、CoO 0〜5ppm、及びFeO 0.2〜0.3重量%を含有する。該主要着色剤は、ガラスに、2mm(0.07インチ)〜6mm(0.223インチ)の範囲の厚さで490ナノメートル(nm)〜495nmの範囲の主波長と、3%〜11%の範囲の刺激純度とを与える。
もう1つの具体例において、主要着色剤は、全鉄(Fe) 0.7〜0.85重量%、CoO 0〜5ppm、及びFeO 0.2〜0.3重量%を含有する。該主要着色剤は、ガラスに、3mm(0.118インチ)〜6mm(0.223インチ)の範囲の厚さで490nm〜493nmの範囲の主波長と、7%〜10%の範囲の刺激純度とを与える。
更なる具体例において、主要着色剤は、全鉄(Fe) 0.7〜0.9重量%、CoO 0〜5ppm、Cr0〜200ppm、TiO 0〜1重量%、及びFeO 0.2〜0.3重量%を含有する。該主要着色剤は、ガラスに、3mm〜6mmの範囲の厚さで490nm〜495nmの範囲の主波長と7%〜10%の範囲の刺激純度とを与え、しかも、3.3mm(0.129インチ)の厚さで25%以上の紫外線透過率(ISOUV)値を与える。
(好ましい具体例の記述)
特に別段の指摘をしない限り、本明細書及び特許請求の範囲で使用する、寸法、物理特性、成分の量、反応条件等を表現する全ての数は、全ての場合、用語「約」によって修飾されているものと解釈すべきである。従って、そうではないとの指摘をしない限り、以下の明細及び特許請求の範囲に開示する数値は、本発明によって得ようと試みられている所望の特性に依って変わることがある。少なくとも、また、均等論を特許請求の範囲に適用することを制限する意図としてではないが、各々の数値パラメータは少なくとも、記載される有効数字を考慮して;また、通常の四捨五入の方法を適用することによって;解釈すべきである。更に、本明細書及び特許請求の範囲に開示する範囲は全て、その中に包含されるあらゆる全ての部分範囲(subranges)を含むものと解釈するべきである。例えば、「1〜10」と表示される範囲は、(最小値1と最大値10とを含めて)最小値1と最大値10の間のあらゆる全ての部分範囲(即ち、1又はそれより大きい最小値から始まり、10又はそれより小さい最大値で終わる全ての部分範囲、例えば、5.5〜10)を含むものと解釈すべきである。また、「本明細書に組み入れる」と指摘しているいずれの言及も、そっくりそのまま組み入れるものと解釈すべきである。量に関するいずれの言及も、特に別段の規定をしない限り、最終ガラス組成物の全重量を基準とした「重量%」である。本明細書及び特許請求の範囲に開示する、ガラス組成物の「全鉄(total iron)」含有量は、実際に存在する形態とは関係なく、標準的分析実務に従って、Feに換算して表わす。同様に、第一鉄状態の鉄の量は、たとえそれが実際FeOとしてガラス中に存在していないとしても、FeOとして記載する。用語「全鉄」は、Feに換算して表される全ての鉄を意味し、用語「FeO」は、FeOに換算して表される第一鉄状態の鉄を意味する。用語「酸化還元比(redox ratio)」は、(Feとして表される)全鉄の量で割った、(FeOとして表される)第一鉄状態の鉄の量を意味する。本明細書及び特許請求の範囲で用いるセレンは元素Seに換算して表わし、コバルトはCoOに換算して表わす。クロム及びチタンはそれぞれ、Cr及びTiOに換算して表わす。本明細書及び特許請求の範囲で用いる用語「太陽光制御(solar control)」及び「太陽光制御特性(solar control properties)」は、ガラスの太陽光性能特性(例えば、ガラスの可視光透過率、赤外線透過率及び/若しくは紫外線透過率、並びに/又は可視光反射率、赤外線反射率及び/若しくは紫外線反射率)に影響を与える特質又は特性を意味する。本発明のガラスを記述する場合、用語「青緑色(blue-green)ガラス」又は「青緑色の」は、2mm〜6mmの範囲の厚さで490ナノメートル(nm)〜495nmの範囲の主波長を有するガラスを表し、また、青色、緑色、又は緑がかった青色として特徴付けられることもある。
本発明は、審美的に望ましい青緑色ガラス組成物であって、そのガラスを建築用途と自動車用途の両方にとってとりわけ望ましくする審美的特徴及び透過特性を有する該組成物を提供する。このガラスは、従来技術の多くの着色ガラス組成物と異なり、Seを本質的に(essentially)含有していない場合がある。「Seを本質的に含有していない」とは、Seが意図的にガラス組成物に全く添加されていないことをいう。しかし、極微量のSeは、汚染又は他の源(例えば、カレット)に起因して存在することがある。「極微量のSe」とは、0ppm〜3ppmの範囲のSe、例えば3ppm以下(例えば2ppm以下、例えば1ppm以下、例えば0.5ppm以下、例えば0.1ppm以下、例えば0.01ppm以下)のSeをいう。代替的に1つの具体例において、少量(例えば、4ppm以下、例えば3ppm以下、例えば0ppm〜3ppmの範囲)のSeは、添加することができる。更に、ガラス組成物中に存在する全鉄は、そのガラスに、所望の溶融特性(とりわけ、従来の連続的ガラス溶融炉で用いるためのもの)を与える。
本発明の青緑色ガラス組成物は通常、基礎部分(base portion)及び主要着色剤を含有している。「基礎部分」とは、主要着色剤(major colorants)を含まない、ガラスの主要構成成分をいう。「主要着色剤」とは、意図的に添加されて所望の主波長範囲の色をガラスに与える材料をいう。本発明は、従来のガラス組成物であれば如何なる種類のものを用いても実施することができるが、本発明の一般的思想は、従来のソーダ石灰シリカガラス組成物に関連して記述する。本発明の特徴を具体化する典型的なソーダ石灰シリカ型ガラス組成物は、次のように特徴付けられる基礎部分を有している(値は全て、該ガラス組成物の全重量を基準とする重量%である):
SiO 65〜75重量%、
NaO 10〜20重量%、
CaO 5〜15重量%、
MgO 0〜5重量%、
Al 0〜5重量%、
O 0〜5重量%
当業者はよく理解すると思うが、SiOはガラスの主要成分である。NaO及びKOは、ガラスの溶融特性を与える。MgO及びCaOは、ガラスに耐久性を与え、また、成形を行う間のガラスの失透温度及び粘度に影響を及ぼす。Alもまた、ガラスの耐久性に影響を及ぼす。
本発明を実施する場合、鉄、コバルト、クロム及び/又はチタンの1種以上を包含する主要着色剤は、この基礎部分の中に以下に規定する特定濃度で添加するか又は存在して、ガラスに所望の青緑色を与えることができる。ガラスの審美的に快い特定の青緑色は、該ガラスを建築用途と自動車用途の両方に用いるのに向いている。1つの更なる具体例において、Seは、添加することができるか又はガラス中に存在し得る。
当業者はよく理解すると思うが、物体(とりわけ、ガラス)の色は、非常に主観的である場合がある。観測される色は、照明条件と観測者の好みとに左右される。定量的基準に基づいて色を評価するために、幾つかの表色系(color system)が創り出されている。国際照明委員会によって採用されている、色を特定する1つのそのような系(CIE)は、主波長(DW)及び刺激純度(Pe)を用いている。任意の色のためのこれら2つの項目の数値は、その色のいわゆる3刺激値X、Y、Zから色座標x及びyを計算することによって決定することができる。それら色座標は次いで、CIE刊行物No.15.2で決定されている通り、1931CIE色度上にプロットし、CIEの標準光源Cの諸座標と数値を比較する。CIE刊行物No.15.2は、言及することによって本明細書に組み入れる。この比較によって、その図に色空間位置が与えられ、該ガラス色の刺激純度及び主波長が確定する。
もう1つの表色系において、色は、色相(hue)及び明度(lightness)によって特定される。この系は一般に、CIELAB表色系と呼ばれる。色相は、赤、黄、緑及び青、等の色を区別する。明度又は色相は、明るさ又は暗さの程度を区別する。これら特性の数値は、L、a、及びbとして取り扱われるが、3刺激値(X、Y、Z)から計算される。Lは、色の明るさ又は暗さを示し、明度平面であってその上に該色が存在する該明度平面を表している。aは、赤(+a)緑(−a)軸の上の色の位置を示している。bは、黄(+b)青(−b)軸の上の色の位置を示している。CIELAB表色系の直交座標が円柱極座標に変換される場合、その結果得られる表色系は、色を明度(L)、及び色相角(H°)及び彩度(chroma)(C)によって特定するCIELCH表色系として知られている。Lは、CIELAB表色系における場合のように、色の明るさ又は暗さを示す。彩度、即ち色飽和度(saturation)又は強度(intensity)は、色の強さ又は透明度(即ち、鮮明さに対する曇り)を区別し;また、色空間の中心から測定された色までのベクトル距離である。色の彩度が低ければ低い程、即ち、該色の強度が小さければ小さい程、該色は、いわゆる中間色(neutral color;無彩色)に接近する。CIELAB表色系に関し、C=[(a+(b1/2である。色相角は、赤、黄、緑及び青のような色を区別し;また、a、b座標からCIELCH色空間の中心を通って伸びるベクトルの、赤(+a)軸から反時計回り方向に測定されるの角の大きさである。
色は、これら表色系のいずれによっても特徴付けることができ;また、当業者は、観測されるガラス又は複合透明物品の透過率曲線から、対応するDW(主波長)及びPe(刺激純度)の値;L、a、bの値;及びL、c、H°の値;を計算することができるということを認識すべきである。色の計算に関する詳細な解説は、米国特許第5,792,559号明細書に記載されている。この米国特許明細書は、言及することによって本明細書に組み入れる。
本明細書及び特許請求の範囲に記載する諸数値に関し、視感透過率(Lta)は、CIE標準光源Aを用いて2°の観測者が380〜770nmの波長範囲に渡って測定した。主波長及び刺激純度に換算したガラスの色は、ASTM E308−90で確立されている手順に従い、CIE標準光源Cを用いて2°の観測者が測定した。全太陽エネルギー透過率(TSET)は、300〜2000nmの波長範囲に渡って測定し;また、該透過率のデータは、パリームーン気団(Parry Moon air mass)2.0直接的太陽放射照度データを用いて計算し、当該技術において知られているように、台形法則を用いて積分した。紫外線透過率(ISOUV)は、ISO 9050:1990(E)基準、セクション2.5(ISOUV)に基づき、280〜380nmの波長範囲に渡って測定した。
本発明の1つの具体例において、主要着色剤は、ガラスに、2mm〜6mmの範囲の厚さで490〜495nm(例えば、490〜493nm)の範囲の主波長を与える。該ガラスは、3%〜11%(例えば7%〜10%、例えば7.5%〜10%)の範囲の刺激純度を有することができる。主要着色剤はまた、ガラスに、太陽光制御特性(例えば、赤外線及び/又は紫外線吸収特性)を与えることができる。
1つの具体例において、主要着色剤は、鉄及びコバルトを含有する。この具体例において、全鉄(Fe)は、0.7重量%〜0.9重量%(例えば0.7重量%〜0.85重量%、例えば0.73重量%〜0.81重量%)の量で存在することがある。第一鉄は、0.15重量%〜0.35重量%(例えば0.2重量%〜0.3重量%、例えば0.21重量%〜0.3重量%、例えば0.21重量%〜0.29重量%、例えば0.23重量%〜0.28重量%)の量で存在することができる。鉄は、典型的には鉄酸化物の形態であるが、ガラスに、1つ以上の機能を与える。例えば、酸化第二鉄は、強力な紫外線吸収剤であり、ガラス中で黄色着色剤として働く。酸化第一鉄は、強力な赤外線吸収剤であり、青色着色剤として働く。(他の主要着色剤を伴なうか又は伴なわない)酸化第一鉄及び酸化第二鉄の量を調整して、ガラスに、2mm〜6mmの範囲の厚さで490〜495nm(例えば、490〜493nm)の範囲の所望の主波長を与えることができる。
酸化コバルト(CoO)は、青色着色剤として働き、容易に感知できる程度の如何なる赤外線又は紫外線吸収特性も示さない。鉄(即ち、酸化第二鉄及び酸化第一鉄)の間、又は鉄と(もし存在すれば)他の着色剤の間の適切な調和(balance)は、所望の青緑色ガラスを得るのに重要である。
本発明のもう1つの具体例において、主要着色剤は、全鉄(Fe) 0.7重量%〜0.9重量%、FeO 0.2重量%〜0.35重量%、CoO 0ppm〜5ppm、Cr 0ppm〜200ppm、及びTiO0重量%〜2重量%を含有することができる。1つの具体例において、全鉄(Fe)は、0.7重量%〜0.85重量%(例えば0.73重量%〜0.81重量%)の範囲に及ぶことができる。1つの具体例において、FeOは、0.21重量%〜0.29重量%(例えば0.23重量%〜0.28重量%)の範囲に及ぶことができる。1つの具体例において、CoOは、4ppm以下(例えば1〜4ppmの範囲、例えば3ppm以下、例えば2ppm以下、例えば1ppm以下、例えば0.5ppm以下、例えば0.2ppm以下、例えば0.05ppm以下、例えば0ppm〜1ppmの範囲)であることができる。更なる具体例において、Crは、20ppm〜200ppm(例えば20ppm〜100ppm、例えば20ppm〜50ppm)の範囲であることができる。もう1つの具体例において、Crは、0ppm〜20ppm(例えば2ppm〜15ppm、例えば3ppm〜10ppm、例えば4ppm〜8ppm)の範囲であることができる。更なる具体例において、TiOは、0.1〜1.5重量%(例えば、0.2〜1重量%)の範囲であることができる。
複数種の着色剤の特定の組み合わせは、所望のスペクトル(例えば、太陽光制御)特性だけでなく審美的に快い青緑色をも有する、本発明の青緑色ガラスを与えることができる。建築用透明物品、及び自動車用非可視(non-vision)透明物品(いわゆる、プライバシーガラス)に使用するために、1つの具体例において、本発明のガラスは、2mm〜6mmの厚さで70%以下の(例えば64%〜70%、例えば64%〜69%、例えば64%〜68%の範囲の)可視光透過率(Lta)を有することができる。もう1つの具体例において、該ガラスは、2mm〜6mmの範囲の厚さで60%以下(例えば50%以下、例えば45%以下、例えば40%以下)のLtaを有することができる。更なる具体例において、該ガラスは、2mm〜6mmの厚さで35%〜45%の範囲のLtaを有することができる。自動車用可視ガラス(vision glass)、又は透過率がより高い他の用途のために、ガラスは、2mm〜6mmの厚さで70%以上のLtaを有することができる。
加えて、本発明のガラスは、2mm〜6mmの厚さで30%〜50%の範囲の全太陽エネルギー透過率(TSET)を有することができる。1つの具体例において、該ガラスは、2mm〜6mmの厚さで40%〜55%の範囲(例えば45%〜50%の範囲、例えば48%〜49%の範囲)のTSETを有することができる。もう1つの具体例において、TSETは、2mm〜6mmの厚さで30%〜40%の範囲(例えば、31%〜35%の範囲又は33%〜37%の範囲)であることができる。
本発明のガラスは、建築用途として魅力的な紫外線透過率(ISOUV)値を有することができる。1つの具体例において、該ガラスは、3.3mmの厚さで25%より大きい(例えば、3.3mmの厚さで27%以上の、例えば30%以上、例えば25%より大きく31%までの範囲の)ISOUV値を有することができる。1つの具体例において、該ガラスは、6mmの厚さで15%〜25%の範囲の(例えば、17%〜21%の範囲の)ISOUV値を有することができる。
1つの具体例において、該ガラスは、2mm〜6mmの厚さで0.3〜0.8(例えば0.5〜0.7、例えば0.5〜0.6)の範囲の遮光係数を有することができる。
1つの具体例において、該ガラスは、0.2〜0.4の範囲の(例えば0.25〜0.35の範囲の、例えば0.29〜0.37の範囲の)酸化還元比を有することができる。
硫化ニッケル石(nickel sulfide stones)の形成を回避するために、本発明のガラス組成物の1つの具体例は、本質的にニッケルを含有しない場合がある;即ち、ガラスに対しニッケルもニッケル化合物も意図的に全く添加しない。とは言え、汚染に起因する極微量のニッケルが存在する可能性は必ずしも回避しなくてよい。本発明の他の具体例では、ニッケルを含有することができる。
本明細書及び特許請求の範囲に開示するガラス組成物は、少量の他の材料(例えば、溶融精製助剤(melting and refining aids);混入物;微量物質;不純物;及び、意図的に添加されていない類似物質であってガラスの色を変えるか又は影響を与える該物質)を含有することができることを認識すべきである。少量の追加成分をガラスに含有させて、所望の色特性を与えることができること及び/又は該ガラスの太陽光性能を改善することができることを更に認識すべきである。そのような物質は、もし存在するならば、本明細書及び特許請求の範囲に記述する本発明の青緑色ガラスを得るために、ガラスの主波長を、好ましくは所望の主波長範囲の外に約2nmより大きく変化させるべきではない。
本発明のガラスは、如何なる厚さにも造ることができる。典型的な建築用途のためのガラスは、一般的に、典型的な自動車用途のためのものよりも厚い場合がある。1つの具体例において、ガラスは、1mm〜20mm(例えば約1mm〜10mm、例えば約2mm〜6mm、例えば約3mm〜5mm)の範囲の厚さを有することができる。
本発明の諸ガラス組成物は、連続的で大規模な商業的ガラス溶融操作により、当業者に知られている溶融精製用バッチ材料から造ることができる。該溶融操作は、例えば、2〜3例を挙げると、従来のオーバーヘッド燃焼(overhead fired)連続溶融操作、又は多段溶融操作である場合がある。それらガラス組成物は、フロート法によって、可変厚さの板ガラスに形成することができる。フロート法において、溶融ガラスは、当該技術で周知の方法で、溶融金属(通常、スズ)のプール(pool)の上に支持され、該溶融ガラスはリボン形状となり、次いで、冷却される。
溶融操作の種類によって決まるが、ソーダ石灰シリカガラスのバッチ材料には、溶融精製助剤としてイオウを添加することができる。1つの具体例において、本発明のガラスは、SOを約0.5重量%以下(例えば0.3重量%以下、例えば0.2重量%以下、例えば0.18重量%以下、例えば0重量%より大きく0.18重量%までの範囲で)含有することができる。鉄及びイオウを含有するガラス組成物では、ペコラロ(Pecoraro)等への米国特許第4,792,536号明細書に解説されているように、還元条件を与えることによって、視感透過率を低下させる琥珀着色を創り出すことができる。FeOを増大させることによって、電磁スペクトルの赤外領域におけるガラスの吸収能を増大させて、全太陽エネルギー透過率を減少させることができる。
上記で解説したフロート法によって溶融スズ上でガラスを形成する結果として、測定可能な量の酸化スズが、該溶融スズと接触した側のガラスの表面部分の中に移動することがある、例えば、該ガラスの中に埋め込まれることがあるということを認識すべきである。典型的には、フロートガラスの一部分は、スズと接触したガラス表面の下方の最初の約25μmの中に、約0.05〜2重量%の範囲に及ぶSnO濃度を有する。SnOの典型的な背景濃度(background levels)が、30ppmもある場合がある。溶融スズによって支持されたガラス表面の最初の約10Åのスズ濃度が高いことによって、ガラス表面の反射率が僅かに増大することがある;しかし、ガラスの諸特性に及ぼす全体的影響は非常に小さい。
次の諸実施例は本発明を例示するが、これら実施例は、本発明をそれらの細部に限定するものと見なすべきではない。
(諸実施例)
次の諸実施例は、本発明の思想を具現化する諸ガラス組成物を例示する。このセクションにおける情報は、実験室的溶融物に基づいている。次の諸表に開示する光学特性及びスペクトル特性は、特に明記しない限り、0.223インチ(6mm)の基準厚さに基づいている。
下記のものは、次の諸実施例において使用した実験室的溶融物の基礎部分を表す(数値は全てグラムである):
Figure 2005533740
酸化還元を制御するため、必要に応じて、各々の溶融物に石炭を添加した。当業者はよく理解すると思うが、より多い量又はより少ない量の溶融物を得るために、これら成分の総量を変えることがあったが、それらの相対比率(例えば、相対重量%)はほぼ同一であった。基礎部分に(以下により詳細に記述する)主要着色剤を添加するか又は基礎部分中に主要着色剤が存在して、ガラスの色及び/又は太陽光性能特性に変化をもたらした。
表1は、2つの代表的ガラス試料(試料31及び32)のためのバッチ材料を示す。数値は全て、グラム単位である。それら実験室的溶融物は、次の一般的手順を用いて調製した。それらガラスバッチ材料は、秤量して混合した。それらバッチ材料の全て又は一部分を、るつぼ[例えば、直径6インチ(15cm)の白金るつぼ]に入れ、次いで、該るつぼを、2450°F(1342℃)の電気炉に入れた。30分間加熱した後、炉温度は、2500°F(1370℃)に上昇した。更に30分間の後、炉温度は、2550°F(1397℃)に上昇し、場合により、追加のバッチ材料を添加して該るつぼを満たした。2550°F(1397℃)で更に30分間加熱した後、炉温度は、2650°F(1453℃)に上昇し、次いで、この温度に30分間保持した。その後、溶融物を炉から取り去って、フリットにし、乾燥させ、次いで、2650°F(1453℃)の温度の電気炉に戻し、次いで、この温度で1時間加熱した。その後、溶融物を炉から取り去って、再びフリットにし、次いで、2650°F(1453℃)の温度の電気炉に戻し、次いで、この温度で2時間加熱した。その後、溶融物を炉から取り去って、鋳込み、1125°F(606℃)の温度で約1時間アニーリングを行った。結果として得られたガラスは、両表面が滑らかとなり(polished)、最終厚さ(例えば、0.223インチ(6mm))になった。それらガラス組成物の化学分析は、RIGAKU3370X線蛍光分光光度計を用いて決定した。ガラスのスペクトル特性は、パーキン・エルマー・ラムダ(Perkin-Elmer Lambda)9UV/VIS/NIR分光光度計を用いて決定した。
表2は、本発明に従って成形した第1の組のガラス試料(試料1〜4)のための主要着色剤部分の組成を示す。酸化還元比は、該ガラスのスペクトルデータから従来の方法で評価した。例えば、スペクトルFeOは、log[R/(T1000)/α・d][式中、Rは、(100−%表面反射率として定義される)反射率に等しく;T1000は、1000nmでの透過率に等しく;αは、視感吸収係数(luminous absorption coefficient)に等しく(1000nmでのFeOに対するもの21.5である);また、dは、インチ単位のガラスの厚さに等しい]に等しくなるように定義した。(Feとしての)全鉄は、蛍光X線によって決定した。次いで、酸化還元比は、(Feとしての)全鉄で割ったスペクトルFeOとして計算した。
表3は、表2の諸ガラス組成物の太陽光性能データを示す。ISOUV(紫外線透過率)値は、0.129インチ(3mm)のガラス厚さで計算した。他のデータは、0.223インチ(6mm)の厚さに基づいている。表3に記載する光学特性及び諸数値は、Lta(視感透過率)及びTSET(全太陽エネルギー透過率)を除き、ローレンス・バークレイ・ナショナル研究所(the Lawrence Berkeley National Laboratory)から市販されているウィンドウズ(WINDOWS)(登録商標)(バージョン4.0〜4.1)ソフトウェアを用いて決定した。Tvisは、ウィンドウズで決定した全可視光透過率を示し;Tuvは、ウィンドウズで決定した紫外線透過率を示し;また、Tirは、ウィンドウズで決定した赤外線透過率を示す。
試料1〜4のガラス組成物は全て、Seを約2.5ppm含有しており、全鉄が比較的高い。また、CrもTiOも意図的には全く添加していない。該ガラス中に存在しているCr及びTiOは、混入物由来であると思われ、また、ガラス組成物に意図的には添加しなかった。主として、鉄含有量が高いため、これらの組成物から形成したガラスは、40%未満のTvisと、38%未満のLtaを有している。これらの太陽光性能特性と共に該ガラスの青緑色のために、該ガラスは、建築用途(例えば、海岸線地帯に沿った又は海岸線地帯近辺のビルのための建築用窓)としてとりわけ有用となる。
表4は、本発明に従って造った、追加の諸ガラス組成物(試料5〜32)のための主要着色剤部分の組成を示す。表示「NIA」は、その成分は「意図的には全く添加しなかった」を意味する。表5に、試料5〜32の太陽光性能データを示す。
試料5〜32に関し、Seの意図的添加は行わず、また、全鉄は、上記試料1〜4のものに比べて相対的に少ない。従って、試料5〜32は、概して60%より大きいTvis値と、約58%より大きいLta値とを有している。また、Cr及びTiOは、混入物由来であると思われ、また、ガラス組成物に意図的には添加しなかった。表4及び表5に例示されるように、酸化還元比がより大きい試料は、より小さい主波長を有する傾向があり、また、酸化還元比がより小さい試料は、より大きい主波長を有する傾向がある。例えば、試料8(酸化還元比0.503)は、488.64nmの主波長を有するのに対し、試料25(酸化還元比0.278)は、495.0nmの主波長を有する。加えて、試料32は、とりわけ快い青緑色を有するように観測された。
Figure 2005533740
Figure 2005533740
Figure 2005533740
Figure 2005533740
Figure 2005533740
上記の記述に開示される概念から逸脱することなく、本発明に対する部分的修正を行うことができることは、当業者によって容易に認識されるであろう。従って、本明細書に詳細に記述した特定の諸具体例は、単に説明に役立つものであり、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲と、それに対応するあらゆるものとの最大限の広がりの中に与えられるべきである。

Claims (52)

  1. SiO 65〜75重量%、
    NaO 10〜20重量%、
    CaO 5〜15重量%、
    MgO 0〜5重量%、
    Al 0〜5重量%、
    O 0〜5重量%
    を含有する基礎部分と、
    Fe(全鉄) 0.7〜0.9重量%、
    FeO 0.2〜0.3重量%、及び
    CoO 0〜5ppm
    を含有する主要着色剤と
    を含有する青緑色ガラス組成物であって、ガラスが、490nm〜495nmの範囲の主波長と、3%〜11%の範囲の刺激純度とによって特徴付けられている、上記ガラス組成物。
  2. ガラスが、本質的にSeを含有していない、請求項1に記載のガラス組成物。
  3. 全鉄が0.7重量%〜0.85重量%の範囲にある、請求項1に記載のガラス組成物。
  4. 全鉄が0.73重量%〜0.81重量%の範囲にある、請求項1に記載のガラス組成物。
  5. FeOが0.21重量%〜0.3重量%の範囲にある、請求項1に記載のガラス組成物。
  6. FeOが0.23重量%〜0.28重量%の範囲にある、請求項1に記載のガラス組成物。
  7. CoOが0ppm〜4ppmの範囲にある、請求項1に記載のガラス組成物。
  8. CoOが1ppm以下である、請求項1に記載のガラス組成物。
  9. 主波長が490nm〜493nmの範囲にある、請求項1に記載のガラス組成物。
  10. 刺激純度が5%〜10%の範囲にある、請求項1に記載のガラス組成物。
  11. 刺激純度が7.5%〜10%の範囲にある、請求項1に記載のガラス組成物。
  12. Seを2ppm以下含有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  13. Seを1ppm以下含有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  14. Crを200ppm未満更に含有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  15. Crを20ppm〜100ppmの範囲で更に含有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  16. Crを20ppm〜50ppmの範囲で更に含有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  17. TiOを0.1重量%〜1.5重量%の範囲で更に含有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  18. TiOを0.2重量%〜1重量%の範囲で更に含有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  19. SOを0.18重量%以下更に含有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  20. ガラスが、6mmの厚さで70%未満の可視光透過率を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  21. ガラスが、6mmの厚さで64%〜70%の範囲の可視光透過率を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  22. ガラスが、6mmの厚さで64%〜68%の範囲の可視光透過率を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  23. ガラスが、6mmの厚さで30%〜40%の範囲の全太陽エネルギー透過率(TSET)を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  24. ガラスが、6mmの厚さで33%〜37%の範囲の全太陽エネルギー透過率(TSET)を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  25. ガラスが、6mmの厚さで0.5〜0.7の範囲の遮光係数を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  26. ガラスが、6mmの厚さで0.57〜0.6の範囲の遮光係数を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  27. ガラスが、3.3mmの厚さで25%より大きい紫外線透過率(ISOUV)値を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  28. ガラスが、3.3mmの厚さで27%以上の紫外線透過率(ISOUV)値を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  29. ガラスが、3.3mmの厚さで30%以上の紫外線透過率(ISOUV)値を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  30. ガラスが、3.3mmの厚さで25%より大きく31%までの範囲の紫外線透過率(ISOUV)値を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  31. ガラスが、6mmの厚さで15%〜25%の範囲の紫外線透過率(ISOUV)値を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  32. ガラスが、6mmの厚さで17%〜21%の範囲の紫外線透過率(ISOUV)値を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  33. ガラスが、0.2〜0.4の範囲の酸化還元比を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  34. ガラスが、0.29〜0.37の範囲の酸化還元比を有している、請求項1に記載のガラス組成物。
  35. SiO 65〜75重量%、
    NaO 10〜20重量%、
    CaO 5〜15重量%、
    MgO 0〜5重量%、
    Al 0〜5重量%、
    O 0〜5重量%
    を含有する基礎部分と、
    Fe(全鉄) 0.7〜0.85重量%、
    FeO 0.2〜0.3重量%、及び
    CoO 0〜5ppm
    を含有する着色剤部分と
    を含有する青緑色ガラス組成物であって、ガラスが本質的にSeを含有せず;しかも、該ガラスが、490nm〜493nmの範囲の主波長と、7%〜10%の範囲の刺激純度とによって特徴付けられている、上記ガラス組成物。
  36. 全鉄が0.73重量%〜0.81重量%の範囲にある、請求項35に記載のガラス組成物。
  37. FeOが0.21重量%〜0.3重量%の範囲にある、請求項35に記載のガラス組成物。
  38. Seが1ppm未満である、請求項35に記載のガラス組成物。
  39. Crを200ppm未満更に含有している、請求項35に記載のガラス組成物。
  40. Crが0ppm〜20ppmの範囲である、請求項38に記載のガラス組成物。
  41. ガラスが、TiOを0.2重量%〜1.5重量%の範囲で更に含有している、請求項35に記載のガラス組成物。
  42. SOを0.18重量%以下更に含有している、請求項35に記載のガラス組成物。
  43. ガラスが、6mmの厚さで64%〜68%の範囲の可視光透過率を有している、請求項35に記載のガラス組成物。
  44. ガラスが、6mmの厚さで30%〜40%の範囲の全太陽エネルギー透過率を有している、請求項35に記載のガラス組成物。
  45. ガラスが、3.3mmの厚さで25%より大きい紫外線透過率値を有している、請求項35に記載のガラス組成物。
  46. ガラスが、0.2〜0.4の範囲の酸化還元比を有している、請求項35に記載のガラス組成物。
  47. SiO 65〜75重量%、
    NaO 10〜20重量%、
    CaO 5〜15重量%、
    MgO 0〜5重量%、
    Al 0〜5重量%、
    O 0〜5重量%
    SO 0〜0.18重量%、
    を含有する基礎部分と、
    Fe(全鉄) 0.7〜0.85重量%、
    FeO 0.2〜0.3重量%、
    CoO 0〜5ppm、
    Cr 0〜200ppm、及び
    TiO 0〜1重量%
    を含有する着色剤部分と
    を含有する青緑色ガラス組成物であって、ガラスが本質的にSeを含有せず;しかも、該ガラスが、490nm〜493nmの範囲の主波長と、7%〜10%の範囲の刺激純度とによって特徴付けられており;しかも、該ガラスが、3.3mmの厚さで25%以上の紫外線透過率(ISOUV)値によって特徴付けられている、上記ガラス組成物。
  48. Seが0.5ppm未満である、請求項47に記載のガラス組成物。
  49. ガラスが、6mmの厚さで64%〜70%の範囲の可視光透過率を有している、請求項47に記載のガラス組成物。
  50. ガラスが第1の表面と第2の表面とを有し、第2の表面は、スズ又はスズ酸化物がその中に埋め込まれている、請求項47に記載のガラス組成物。
  51. ガラスが、1mm〜12mmの厚さを有している、請求項50に記載のガラス組成物。
  52. 請求項47に記載の組成物から造られているフロートガラス。
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