JPH09110464A - 極めて濃い灰色のソーダライムガラス - Google Patents

極めて濃い灰色のソーダライムガラス

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JPH09110464A
JPH09110464A JP8253706A JP25370696A JPH09110464A JP H09110464 A JPH09110464 A JP H09110464A JP 8253706 A JP8253706 A JP 8253706A JP 25370696 A JP25370696 A JP 25370696A JP H09110464 A JPH09110464 A JP H09110464A
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Camille Dupont
カミーユ・デュポン
Hont Daniel D
ダニエル・ドン
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Glaverbel Belgium SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両ルーフパネルに特に好適な極めて濃い灰
色のソーダライムガラスを提供する。 【解決手段】 鉄、コバルト及びセレン元素が着色剤と
してFe23 1.00〜1.65%、Co 0.0
17〜0.030%及びSe 0.001〜0.010
%の割合(ガラスの重量による百分率として表示)で含
有され、20%未満の、4mmのガラス厚さに対して光
源Aについて測定された全視感透過率(TLA4)及び
20%未満の、4mmのガラス厚さに対して測定された
全エネルギー透過率(TE4)を有することを特徴とす
る着色されたガラス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はガラス形成成分及び着色剤から構
成される極めて濃い灰色に着色されたソーダライムガラ
スに関する。
【0002】“ソーダライムガラス”という表現はここ
では広義に使用され、下記成分(重量%)から構成され
る全てのガラスに関係する: SiO2 60〜75% Na2 O 10〜20% CaO 0〜16% K2 O 0〜10% MgO 0〜10% Al23 0〜 5% BaO 0〜 2% BaO+CaO+MgO 10〜20% K2 O+Na2 O 10〜20%
【0003】このタイプのガラスは建造物又は自動車の
窓ガラスの分野で極めて広く使用されている。それは一
般に延伸又はフロート法によってリボンの形態で製造さ
れる。このタイプのリボンはシートの形態に切断するこ
とができ、次いでそれは機械的特性を補強するために例
えば熱処理に供したり、曲げたりすることができる。
【0004】ガラスのシートの光学的特性について述べ
るとき、一般にそれらの特性を標準光源に関連づける必
要がある。本明細書では、二つの標準光源が使用され
る:即ち、照明についての国際会議(International C
ommission on Illumination(C. I. E.))によって
規定される光源C及び光源Aである。光源Cは6700
Kの色温度を有する平均的な昼光を表わす。この光源は
建造物のために意図されたガラスの光学的特性を評価す
るために特に有用である。光源Aは約2856Kの温度
のプランク放熱器の放射線を表わす。この光源は車のヘ
ッドランプによって放出される光を表わし、本質的には
自動車のために意図されたガラスの光学的特性を評価し
ようとするものである。照明についての国際会議はまた
“Colorimetry ,Official Recommendations of the
C. I. E.”(1970年5月)という標題の文献を発
行しており、それは可視スペクトルの各波長に対する測
色コーディネート(colorimetric coordinates )がx
及びyの直交軸を有する(C.I. E.3色度図として知ら
れる)図に表わされるような方法で規定される理論を記
載する。この3色度図は可視スペクトルの各波長(ナノ
メーターで表わされる)に対する光を表わす位置(loca
tion)を示している。この位置は“スペクトル軌跡”と
称され、コーディネートがスペクトル軌跡上にある光は
特有の波長に対して100%の励起純度を持つと言われ
ている。スペクトル軌跡はスペクトル軌跡の点を結合す
る紫境界部(purple boundary)と称される線によって
閉じられ、そのコーディネートは380nm(青紫)及
び780nm(赤)の波長に相当する。スペクトル軌跡
及び紫境界部内に含まれる領域はいずれの可視光の3色
度コーディネートに対しても利用できるものである。光
源Cによって放出される光のコーディネートは例えばx
=0.3101及びy=0.3163に相当する。この
点Cは白色光を表わすものとして考えられ、このためい
ずれの波長に対してもゼロに等しい励起純度を有する。
線はいずれの所望の波長に対しても点Cからスペクトル
軌跡まで導くことができ、これらの線上にあるいずれの
点もそのコーディネートx及びyによってだけでなく、
それがある線に相当する波長及び波長線の全長に対する
点Cからのその距離の関数として規定することができ
る。このことから1枚の着色ガラスシートを通って透過
した光はその主波長及びその励起純度(百分率で表わさ
れる)によって記載することができる。
【0005】実際、着色ガラスシートを通って透過した
光のC. I. E.コーディネートはガラスの組成によってだ
けでなく、その厚さによっても左右されるだろう。
【外1】
【0006】本明細書及び請求の範囲では下記のものが
使用される。4mmの厚さに対して測定された光源Aに
ついての全視感透過率(TLA4)。この全透過率は波
長380と780nmの間で以下の式を積分した結果で
ある:
【数1】
【0007】4mmの厚さに対して測定された全エネル
ギー透過率(TE4)。この全透過率は波長300と2
150nmの間で以下の式を積分した結果である:
【数2】
【0008】4mmの厚さに対して測定された紫外線に
おける全透過率(TUVT4)。この全透過率は波長2
80と380nmの間で以下の式を積分した結果であ
る:
【数3】
【0009】透明物質の透過率曲線が可視波長の関数と
して変化しないとき、この物質は“無彩灰色”として記
載される。C. I. E.系では、それは主波長をもたず、そ
の励起純度はゼロである。拡張によって本体は灰色と考
えることができる。それに対してスペクトル曲線は可視
領域において相対的にフラットであるが、それにもかか
わらず弱い吸収バンドを示し、主波長を規定することが
でき、純度は低いがゼロではない。本発明による灰色の
ガラスは青みがかった色に相当する460〜490nm
の主波長及び12%未満の励起純度を有することが好ま
しい。本発明によるガラスは20%未満の、4mmの厚
さに対して測定された光源Aの全視感透過率(TLA
4)に相当する極めて濃い灰色を有する。
【0010】灰色のガラスは一般に太陽光線に対する保
護特性のために選択され、特に太陽光の強い国では建造
物におけるそれらの用途が知られている。灰色のガラス
は視界から内側を遮蔽するために自動車又は列車の客室
における部分的なガラス及びバルコニー又は階段にも使
用される。
【0011】本発明は例えば自動車のサンルーフ又はル
ーフパネル全体として自動車の屋根に設置するために特
に適切な極めて濃い灰色のガラスに関する。
【0012】本発明はガラス形成成分及び着色剤から構
成される極めて濃い灰色に着色されたソーダライムガラ
スにおいて、鉄、コバルト及びセレン元素が下記割合
(ガラスの重量による百分率として示された形で表わさ
れる)で着色剤として存在し: Fe23 1.00〜1.65% Co 0.017〜0.030% Se 0.001〜0.010% 着色剤の割合が、20%未満の、4mmのガラス厚さに
対して光源Aについて測定された全視感透過率(TLA
4)及び20%未満の、4mmのガラス厚さに対して測
定された全エネルギー透過率(TE4)をガラスが有す
るようなものであることを特徴とする着色されたガラス
を提供する。
【0013】かかる着色されたガラスは極めて濃い灰色
の外観を有し、太陽光線に対する保護としての用途(特
に自動車のサンルーフ又はルーフパネル)のために特に
好適な低い視感透過及びエネルギー透過特性を有する。
【0014】実際、灰色に着色されたガラスは主な着色
剤としてニッケルを使用することによって製造すること
ができる。しかしながらニッケルの存在は特にガラスを
フロート法によって製造しなければならないときに欠点
となる。フロート法では、熱いガラスのリボンはその表
面が平らで平行になるように溶融錫の浴の表面に沿って
導かれる。このリボンによって酸化錫のエントレインメ
ントに導く浴の表面では錫の酸化を避けるために、浴上
では還元している雰囲気が維持される。ガラスがニッケ
ルを含有するとき、これは製造されるガラスにくもりを
起こす錫浴上の雰囲気によって部分的に還元される。さ
らに、ガラスに存在するニッケルは硫化ニッケルNiS
を形成してもよい。この硫化物は様々な結晶形態で存在
し、それは異なる温度範囲内で安定である。自動車の分
野及び建造物(バルコニー、階段など)に使用されるガ
ラスではよくあることだが、ガラスを加熱調質処理によ
って補強しなければならないとき次から次へと変態する
ことは問題を生じる。本発明によるガラスはニッケルを
含有していないので、建築用途又は自動車などの車両の
分野と同様にフロート法によって製造するために特に良
く適している。
【0015】鉄、セレン及びコバルト着色剤を組合せて
存在させることは本発明による灰色のガラスの光学及び
エネルギー特性を制御することを可能にする。ガラスの
製造のために個々に考えられた異なる着色剤の効果は
(ドイツのハンドブック“Glas”H. Scholtze 著−J. L
e Du - Glass Institute - Paris翻訳に記載されるよう
に)以下のとおりである:
【0016】鉄:鉄は実際には市場に存在するほとんど
のガラスにおいて不純物として又は着色剤として故意に
導入されて存在する。第二鉄イオン(Fe3+)の存在は
ガラスに短波長(410及び440nm)を有する可視
光のわずかな吸収及び紫外域における極めて強い吸収帯
(380nmを中心とする吸収帯)を与え、一方第一鉄
イオン(Fe2+)の存在は赤外域(1050nmを中心
とする吸収帯)において強い吸収を引き起こす。第二鉄
イオンはガラスにわずかに黄色を与え、一方第一鉄イオ
ンはより顕著な青−緑色を与える。
【0017】セレン:Se4+カチオンは実際には着色効
果を全く有さないが、変化していない元素Se0 はピン
ク色を呈する。Se2-アニオンは存在する第二鉄イオン
と発色団を形成し、このためガラスに茶色がかった赤色
を与える。
【0018】コバルト:CoII4 基は鉄−セレン発色
団によって与えられたものと事実上反対の主波長で強烈
な青色を生成する。
【0019】従って鉄及びセレン着色剤を含有するガラ
スのエネルギー及び光学特性はそれらの間で複雑な相互
作用を生じ、これらの着色剤のそれぞれはレドックス状
態及びこの状態に影響を与えそうな他の元素の存在によ
って強く左右される挙動を有する。
【0020】本発明の第1の好ましい例によれば着色剤
は下記割合(ガラスの重量による百分率として示された
形で表わされる)に相当する量で存在する: Fe23 1.05〜1.35% Co 0.0195〜0.0225% Se 0.003〜0.006%
【0021】本発明の別の好ましい例によれば、着色剤
は下記割合(ガラスの重量による百分率として示された
形で表される)に相当する量で存在する: Fe23 1.35〜1.65% Co 0.0175〜0.0205% Se 0.0015〜0.0045%
【0022】本発明の第1の好ましい例は組成物中に存
在する鉄の限定された量を与えて所望の光学及びエネル
ギー特性(20%未満の、4mmのガラス厚さに対する
光源Aについて測定された視感透過率(TLA4)及び
20%未満の4mmのガラス厚さに対して測定されたエ
ネルギー透過率(TE4))を有するガラスの形成を可
能にする。本発明の他の好ましい例はより高い鉄含有量
の結果としてより高い選択性(選択性はエネルギー透過
率に対する視感透過率の比率として規定される)を有す
る極めて濃い灰色のガラスの形成を容易にする。
【0023】本発明による着色されたガラスの、4mm
のガラス厚さに対して測定された全エネルギー透過率
(TE4)は10%より大きいことが好ましい。これは
強い太陽光の場合には太陽光線の吸収によってガラスの
加熱を制限する。
【0024】着色されたガラスの、4mmのガラス厚さ
に対して測定された全エネルギー透過率は15%未満で
あることが好ましい。かかる全エネルギー透過率は特に
熱い国における建造物のためのガラスパネルとして又は
車両のルーフパネルとしての用途に特に良く適してい
る。
【0025】4mmの厚さに対して光源Aについて測定
されたガラスの全視感透過率(TLA4)は12%以
上、好ましくは15%以上にすることが望まれる。この
ような光透過率の最小値以上であればガラスを通した視
界を充分なものにする。
【0026】上で規定された限定値内の鉄及びセレン着
色剤の存在は紫外領域における強い吸収を可能にする。
本発明によるガラスは10%未満、さらには5%未満の
紫外領域における全透過率(TUVT4)を持つことが
好ましい。この特性は自動車の分野で特に有利である。
紫外線の低透過率は自動車の内装品の老化及び脱色を避
けることができる。
【0027】着色されたガラスは紫外領域におけるガラ
スの全透過率(TUVT4)をさらに減少することを要
求される場合にセリウムを含有することができる。
【0028】本発明による極めて濃い灰色のガラスの励
起純度は12%であることが好ましい。その主波長によ
れば、本発明による極めて濃い灰色のガラスは例えば緑
色又は黄色又は好ましくは青色の色相を存在させること
ができる。
【0029】かかるガラスはシートの形で、例えば自動
車のためのルーフパネルの製造のための4又は5mmの
厚さを有する又は建造物のパネルにおける4mm以上の
厚さを有するシートの形で使用することが好ましい。
【0030】極めて濃い灰色のガラスは少なくとも一つ
の金属酸化物から形成される被覆、例えば酸化チタン、
酸化錫、酸化鉄、酸化コバルト、酸化クロム又はこれら
の混合物から構成される被覆を担持することができる。
このように被覆されたガラスは極めて低い光及びエネル
ギー透過率の特性を有する。さらに被覆は強い日光によ
るガラスの加熱を制限することができる。
【0031】本発明によるガラスは伝統的な方法によっ
て製造することができる。原材料として天然材料、リサ
イクルされたガラス、スラグ又はその組合せを使用する
ことができる。着色剤は必ずしも示された形で添加され
ないが、示された形と同等の形で添加された着色剤の量
を与えるこの方法は現在の慣行である。実際には鉄はべ
んがらの形で加えられ、コバルトはCoSo4 ・7H2
O又はCoSo4 ・6H2 Oのような水和硫酸塩の形で
加えられ、セレンはNe2 SeO3 又はZnSeO3
ような亜セレン酸塩の形で又は元素の形で加えられる。
他の元素は本発明によるガラスの製造に使用される原材
料における不純物と存在させてもよく(例えば50pp
m程度の割合の酸化マグネシウム、又は少ない割合のバ
ナジウム又はクロム)、それは天然材料、リサイクルさ
れた材料又はスラグから作られてもよいが、これらの不
純物の存在がガラスに上記限定を越える特性を全く与え
ない場合、そのガラスは本発明に一致したものとみなさ
れる。
【0032】本発明は以下の特定の例の組成物によって
説明される。
【0033】
【実施例】
実施例 1〜15 表Iは本発明によるガラスを製造するために溶融される
ガラス化バッチ(vitrifiable batch )の成分(ガラ
ス化バッチ1トンあたりのキログラムの量で表わされ
る)及びガラスのベース組成を与えている。表IIa ,II
b 及びIIc はバッチに加えられる着色剤(ガラス化原材
料1トンについてのキログラムの量で表わされる)及び
製造されるガラスにおける着色剤の重量割合を与えてい
る。これらの割合はガラスのX線蛍光によって決定さ
れ、示された分子種に変換される。表IIIa,IIIb及びII
Icは本明細書に与えた規定に相当する光学及びエネルギ
ー特性を与える。
【0034】実施例10は上部に45〜50nmの厚さ
を有する二酸化チタンの層が付着されている実施例6に
よるガラスに関する。この層は熱いガラス上で有機チタ
ンを熱分解することによって付着される。
【0035】実施例11は上部に鉄、コバルト及びクロ
ム酸化物が付着された実施例6によるガラスに関する。
かかる層は35〜45nmの厚さを有する。それは62
重量%の酸化コバルト、26重量%の酸化鉄及び12重
量%酸化クロムを含有する。かかる層はガラスリボン上
でアセチルアセトネートのような有機金属試薬を熱分解
することによって容易に得られ、一方それはフロートタ
ンクの出口で極めて高温のままである。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】
【表7】

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス形成成分及び着色剤から構成され
    る極めて濃い灰色に着色されたソーダライムガラスにお
    いて、鉄、コバルト及びセレン元素が下記割合(ガラス
    の重量による百分率として示された形で表わされる)で
    着色剤として存在し: Fe23 1.00〜1.65% Co 0.017〜0.030% Se 0.001〜0.010% 着色剤の割合が、20%未満の、4mmのガラス厚さに
    対して光源Aについて測定された全視感透過率(TLA
    4)及び20%未満の、4mmのガラス厚さに対して測
    定された全エネルギー透過率(TE4)をガラスが有す
    るようなものであることを特徴とする着色されたガラ
    ス。
  2. 【請求項2】 着色剤が下記割合(ガラスの重量による
    百分率として示された形で表わされる)に相当する量で
    存在することを特徴とする請求項1記載の着色されたガ
    ラス: Fe23 1.05〜1.35% Co 0.0195〜0.0225% Se 0.003〜0.006%
  3. 【請求項3】 着色剤が下記割合(ガラスの重量による
    百分率として示された形で表わされる)に相当する量で
    存在することを特徴とする請求項1記載の着色されたガ
    ラス: Fe23 1.35〜1.65% Co 0.0175〜0.0205% Se 0.0015〜0.0045%
  4. 【請求項4】 4mmの厚さに対して測定された全エネ
    ルギー透過率(TE4)が10%より大きいことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の着色された
    ガラス。
  5. 【請求項5】 4mmの厚さに対して測定された全エネ
    ルギー透過率(TE4)が15%未満であることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の着色された
    ガラス。
  6. 【請求項6】 4mmの厚さに対して光源Aについて測
    定された全視感透過率(TLA4)が12%より大きい
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の
    着色されたガラス。
  7. 【請求項7】 4mmの厚さに対して光源Aについて測
    定された全視感透過率(TLA4)が15%より大きい
    ことを特徴とする請求項6記載の着色されたガラス。
  8. 【請求項8】 さらにセリウム元素を含有することを特
    徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の着色され
    たガラス。
  9. 【請求項9】 4mmの厚さに対して測定された紫外領
    域の全透過率(TUVT4)が10%未満であることを
    特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の着色さ
    れたガラス。
  10. 【請求項10】 4mmの厚さに対して測定された紫外
    領域の全透過率(TUVT4)が5%未満であることを
    特徴とする請求項9記載の着色されたガラス。
  11. 【請求項11】 励起純度が12%未満であることを特
    徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の着色さ
    れたガラス。
  12. 【請求項12】 シートの形態であることを特徴とする
    請求項1〜11のいずれか一つに記載の着色されたガラ
    ス。
  13. 【請求項13】 少なくとも一つの金属酸化物からなる
    被覆を担持することを特徴とする請求項12に記載の着
    色されたガラス。
JP8253706A 1995-09-06 1996-09-03 極めて濃い灰色のソーダライムガラス Pending JPH09110464A (ja)

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LU88651 1995-09-06

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