JP2005533004A - 抗癌活性を有する置換インダゾール - Google Patents

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Abstract

置換インダゾール、該置換インダゾールを含有する組成物、その製造方法および使用を開示する。本発明は特にキナーゼ阻害活性および特に癌分野において治療活性を有する新しい特定の置換インダゾールに関する。

Description

本発明は新しい化合物、特に新しい置換インダゾール、それらを含有する組成物、および医薬品としてのその使用に関する。
特に本発明は蛋白、特にキナーゼの活性のモジュレーションを介して抗癌活性を示す新しい特定のインダゾールに関する。
FAKはヘテロダイマー細胞接着受容体のファミリーであるインテグリンにより伝達されるシグナルの導入において重要な役割を果たす細胞質チロシンキナーゼである。FAKおよびインテグリンは接着プラークと称される膜周囲構造内に共存局在化している。多くの細胞型において、FAKの活性化およびチロシン残基上のそのホスホリル化、特にチロシン397上におけるその自己ホスホリル化はインテグリンのその細胞外リガンドへの結合に依存しており、従って、細胞接着の間に誘導されることがわかっている[L.Kornberg et al.,J.Biol.Chem.267(33):23439−442(1992)]。チロシン397上のFAKの自己ホスホリル化はそのSH2ドメインを介して別のチロシンキナーゼSrcに対する結合部位を与える[Schaller
et al.,Mol.Cell.Biol.14:1680−1688.1994;Xing et al.,Mol.Cell.Biol.5:413−421.1994]。その後Srcはチロシン925上のFAKをホスホリル化し、即ち、Grb2アダプター蛋白を収集し、そして、特定の細胞においては、細胞増殖の制御に関与するrasおよびMAPキナーゼ経路の活性化を誘導する[Schlaepfer et al.,Nature;372:786−791.1994;Schlaepfer et al.,Prog.Biophy.Mol.Biol.71:435−478.1999;Schlaepfer and Hunter,J.Biol.Chem.272:13189−13195.1997]。FAKの活性化はまたjunNH2−末端キナーゼ(JNK)シグナリング経路を誘導し、そして、細胞周期のG1期への細胞の進行をもたらす[Oktay et al.,J.Cell.Biol.145:1461−1469.1999]。ホスファチジルイノシトール−3−OHキナーゼ(PI3−キナーゼ)もまたチロシン397上のFAKに結合し、そしてこの相互作用はPI3−キナーゼの活性化に必要であると考えられる[Chen and Guan,Proc.Nat.Acad.Sci.USA.91:10148−10152.1994;Ling et al.,J.Cell.Biochem.73:533−544,1999]。FAK/Src複合体は線維芽細胞中のパキシリンおよびp130CASのような種々の基質をホスホリル化する[Vuori et al.,Mol.Cell.Biol.16:2606−2613.1996]。
多くの研究の結果はFAK阻害剤が癌の治療において使用できるという仮説を裏付けている。研究によれば、FAKはインビトロにおける細胞の増殖および/または生存において重要な役割を果たしている。例えば、CHO細胞においては、一部の研究者はp125FAKの過剰発現がG1からSへの遷移を加速することを明らかにしており、p125FAKが細胞の増殖を促進することを示唆している[J.−H Zhao et al.,J.Cell.Biol.143:1997−2008.1998]。他の研究者によれば、FAKアンチセンスオリゴヌクレオチドを投与した腫瘍細胞はその付着性を失い、アポトーシスに至ったことを示している(Xu et al.,Cell Growth
Differ.4:413−418.1996)。更にまた、FAKはインビトロの細胞の遊走を促進することもわかっている。即ち、FAKの発現の欠損した線維芽細胞(FAKノックアウトマウス)は丸型の形態および化学遊走シグナルに応答した細胞の遊走の
欠損を示し、そしてこのような欠損はFAKの再発現により排除される[DJ.Sieg
et al.,J.Cell.Science.112:2677−91.1999]。FAKのC末端ドメイン(FRNK)の過剰発現は接着細胞の伸長をブロックし、そして、インビトロの細胞遊走を低減する[A.Richardson and J.T.Parsons Nature.380:538−540.1996]。CHOまたはCOS細胞またはヒト星状細胞腫におけるFAKの過剰発現は細胞の遊走を促進する。インビトロの多くの細胞における細胞の増殖および遊走の促進にFAKが関与していることは、新生物形成過程におけるFAKの潜在的関与を示唆している。最近の研究はヒト星状細胞腫におけるFAKの発現の誘導後のインビボの腫瘍セルの増殖の増大を明らかにしている[L.A.Cary L.A.et al.,J.Cell Sci.109:1787−94.1996;D.Wang et al.,J.Cell Sci.113:4221−4230.2000]。更にまた、ヒト生検の免疫組織学的研究によれば、FAKは前立腺癌、乳癌、甲状腺癌、結腸癌、黒色腫、脳癌および肺癌において過剰発現し、FAKの発現濃度は最も攻撃的な表現型を示している腫瘍に直接相関している[TM Weiner et al.,Lancet.342(8878):1024−1025.1993;Owens et al.,Cancer Research 55:2752−2755.1995;K.Maung et al.,Oncogene.18:6824−6828.1999;D.Wang et al.,J.Cell.Sci.113:4221−4230.2000]。
インダゾールは市場における医薬品中では極めて一般的なものではない。5位で置換されているインダゾールに含まれるものは多くはスルホン酸であり、これは感光剤の分野で広範に使用されており、主に写真分野で多用されている。更にまた、スルホンアミドも知られており、JP62025747はフィルム保存料および陰影形成抑制剤としてのN−(1H−インダゾール−5−イル)−メタンスルホンアミドを記載している。治療上の使用に関する記載や想定はそこではなされていない。
以下の文献は5位で置換されたインダゾールの治療上の使用を提案している。
特許出願WO99/64004は一部がN−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド置換基を含むキナゾリン誘導体を開示している。これらの生成物はcGMPホスホジエステラーゼの阻害のため、および、心臓血管疾患の治療のために使用できるとされている。癌におけるこれらの生成物の使用は包含されていない。
米国特許5880151号はアテローム性動脈硬化症の治療のためのペンタフルオロフェニルスルホンアミド誘導体を特許請求している。この特許はペンタフルオロフェニルスルホンアミド基で5位において置換されているインダゾールの例を記載している。同じシリーズの生成物がWO98/05315において抗増殖剤としての使用に関して、および、炎症性疾患、心筋梗塞、糸球体腎炎、移植拒絶反応、およびHIV感染症およびマラリアのような感染性疾患の治療に関して記載されている。特に、37ページに製造が記載されている生成物15は特許出願において記載されている唯一のインダゾールである。キナーゼ阻害剤としてのこれらの生成物の使用は言及されていない。一方、これらの生成物は細胞増殖の抑制の異なる機序の結果であるチューブリンの重合の抑制を目的としている。
特許出願WO00/73264は細胞増殖抑制剤、特にチューブリン重合抑制剤を特許請求している、この特許出願は単一のインダゾール(42ページ、実施例34:N−(1H−インダゾール−5−イル)−3,4,5−トリメトキシベンゼンスルホンアミド)を含む多くの生成物の製造を記載している。この生成物はNCI−H460細胞(18.5%生育抑制)およびHCT−15細胞(47.6%生育抑制)に対して100μMの濃度で試験されている(20ページ)。この生成物の活性は試験された他の化合物で得られたものと比較して極めて平凡なものである。更に、キナーゼ阻害剤としてのこれらの生成物の使用は記載や示唆されておらず、出願人はインダゾールを含む多数の置換基を付加できる3,4,5−トリメトキシベンゼンスルホンアミド基を特に強調している。
特許出願WO01/53268はCDKキナーゼ阻害剤として、そして、細胞増殖を抑制するための3,5−ジ置換インダゾールを特許請求している。5位の置換基は常時、炭化水素系鎖または環状、芳香族または複素芳香族の基である。
特許出願WO02/10137は多くの異なる基で3位および5位を置換されたインダゾールを特許請求している。記載されたインダゾールの438実施例のうち、実施例42のみがフェニルスルホニルアミノ基で5位を置換されたインダゾールである。ここに記載されている生成物はJNK蛋白の抑制のために有用である。
2002年10月24日に公開された特許出願WO02/083648はJNK蛋白を抑制するインダゾールを特許請求している。この出願においては、生成物I−18〜I−20およびI−64〜I−71がアリール基で3位において置換された5−スルホニルアミノインダゾールである。
2003年1月16日に公開された特許出願WO03/004488はチロシンおよびセリン/スレオニンキナーゼの阻害剤として有用な2−(3−ベンズイミダゾリル)インダゾールを開示している。これらの生成物はインダゾールおよび/またはイミダゾールの4〜7位において多様に置換されている。実施例843〜854はベンズイミダゾリル−2−イル置換基により3位において、そして、(アルキル/アリール)スルホンアミド置換基により5位において置換されたインダゾールである。これらのベンズイミダゾールの全てはN,N−ジアルキルアミノ置換基により6位において置換されている。FAKに関する試験は行われていない。化合物の活性とその構造との間の関係は論じられていない。
今日まで、化学療法に使用されている市販の化合物は副作用および患者の耐容性に関する多大な問題を呈していた。これらの作用は使用される医薬品が健康な細胞を除いて癌細胞に選択的に作用する限り限定されたものとなる。従って化学療法の望ましくない作用を制限するための解決法は、癌細胞で主に発現し、健常な細胞に対しては発現が極めて少ないか全く無いような代謝経路またはこれらの経路を構成するエレメントに対して作用する医薬品を使用することである。
蛋白キナーゼはチロシン、セリンまたはスレオニン残基のような特定の蛋白残基のヒドロキシル基のホスホリル化を触媒する酵素のファミリーである。このようなホスホリル化は蛋白の機能を広範に変化させることができ;即ち、蛋白キナーゼは特定の代謝、細胞の増殖、細胞の分化、細胞の遊走または細胞の生存を含む多種多様の細胞の過程を調節する際の重要な役割を演じている。蛋白キナーゼの作用が関与する種々の細胞機能のうち、特定の過程は癌関連疾患および他の疾患の治療のための興味深い標的となる。
即ち本発明の1つの目的は、特にキナーゼに関して作用する抗癌活性を有する組成物を提供することである。活性のモジュレーションを意図するキナーゼのうち、FAK(局所接着キナーゼ)が好ましい。
今回意外にも、以下に定義する置換基Z−X−のシリーズにより5位において置換されており、そして、場合により3位において置換されているインダゾールが特にFAKに対
して多大なキナーゼ阻害活性を示すことがわかった。
本発明の別の利点は、適当な基で5位においてインダゾールを置換することにより、インダゾールが他の位置、特に3位において置換されていない場合であっても、FAKキナーゼの多大な阻害がもたらされることを発見した点である。
本発明の別の利点は、5位以外の位置においてインダゾール環を置換することにより、系統的に、本明細書において試験したキナーゼに対する活性の低下がもたらされることを発見した点である。即ち、置換基Z−X−のシリーズをインダゾール環の1、4、6または7位の1つに位置させると、活性のきわめて大きい損失がもたらされ、これにより、キナーゼ阻害剤として使用する際、特にFAKに対して、生成物は望ましくないものとなる。更にまた、特許請求した適当な基Z−X−で5位においてインダゾールを置換する限りにおいて、好ましくはないものの、C1−C3アルキル基のような小型置換基で6位においてインダゾールを置換することが可能となる。
更にまた、本発明の利点の1つは、インダゾールを適当な基Xで正しく置換した場合であっても、インダゾールの1位の窒素が置換されないことが満足できる阻害活性を温存するために必須であることが明らかにされた点である。
これらの生成物は、下記式(I):
Figure 2005533004
[式中、
a)R1はH、ハロゲン、アルキル、アルキレン[sic]、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロサイクリル、置換アルキル、置換アルキレン[sic]、置換アルキニル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換シクロアルキル、置換ヘテロサイクリル、CN、O(R2)、OC(O)(R2)、OC(O)N(R2)(R3)、OS(O2)(R2)、N(R2)(R3)、N=C(R2)(R3)、N(R2)C(O)(R3)、N(R2)C(O)O(R3)、N(R4)C(O)N(R2)(R3)、N(R4)C(S)N(R2)(R3)、N(R2)S(O2)(R3)、C(O)(R2)、C(O)O(R2)、C(O)N(R2)(R3)、C(=N(R3))(R2)、C(=N(OR3))(R2)、S(R2)、S(O)(R2)、S(O2)(R2)、S(O2)N(R2)(R3)よりなる群から選択され、ここで各R2、R3およびR4は独立してH、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロサイクリル、置換アルキル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換シクロアルキル、置換ヘテロサイクリル、アルキレン[sic]、置換アルキレン[sic]よりなる群から選択され;
b)XはS(O2)−NH;S(O2)−O;NH−S(O2);O−S(O2)よりなる群から選択され;
c)Zはアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロサイクリル、置換アルキル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換シクロアルキル、置換ヘテロサイクリルよりなる群から選択される]に相当し、ただし、式(I)の生成物は以下の化合物、即ち:
Figure 2005533004
[式中、アルキルはn−プロピルであり、RaおよびRbは独立してNH2、NO2およびClよりなる群から選択されるか、または、RaとRbは環−NH−CH=N−を形成する];
Figure 2005533004
のうちの1つではない。
Xは好都合にはS(O2)−NHまたはS(O2)−Oである。
非常に意外であるが、Z−X−がZ−SO2−O−である式(I)の生成物はZ−X−
がZ−SO2NH−である場合に観察されるものと同様の活性の水準を示すことが観察された。
好ましくは、R1はHではない。
特に、本発明の別の利点は、H以外の基R1で3位においてインダゾールを置換することによりキナーゼに対する阻害特性が大きく向上することを発見した点である。
Zは好都合にはアリールで置換される。より好ましくは、Zは置換基1〜3個で置換されたフェニルである。
極めて好ましい選択肢によれば、Zは3−フルオロ;3,4−ジクロロ;3,4−ジフルオロ;2−メチルスルホニルよりなる群から選択される置換基1個または1個より多くで置換されているフェニルである。
好ましくは、R1はH、CH3、C2−C6アルキル、Cl、Br、I、CN、C(O)NH(R2)、NHC(O)(R2)、アリール、置換アリール、アルキレン[sic]および置換アルキレン[sic]よりなる群から選択される。
本発明による生成物は好都合には下記化合物:
N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド;
N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
N−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
N−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
3−フルオロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3,4−ジクロロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−フルオロ−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−フルオロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド;
3−フルオロ−N−(3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3,4−ジクロロ−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−フルオロ−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−フルオロ−N−(3−ヒドロキシ−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネート;
N−フェニル−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
N−メチル−5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
N−フェニル−5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
N−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−ベンズアミド、
よりなる群から選択される。
より一般的には、下記生成物のリストが本発明の代表例である。
N−(1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド
N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド
N−(3−ヒドロキシ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド
N−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド
N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド
N−(3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド
N−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド
N−フェニル−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−メチル−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−(1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド
N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド
N−(3−ヒドロキシ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド
N−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド
N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド
N−(3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド
N−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド
N−フェニル−5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−メチル−5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−(1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド
N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド
N−(3−ヒドロキシ−1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド
N−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド
N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド
N−(3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド
N−[5−(3,4−ジクロロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド
N−フェニル−5−(3,4−ジクロロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−メチル−5−(3,4−ジクロロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
5−(3,4−ジクロロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−(2−メチルスルホニルフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
3−クロロ−N−(2−メチルスルホニルフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
3−ヒドロキシ−N−(2−メチルスルホニルフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
3−シアノ−N−(2−メチルスルホニルフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
N−(2−メチルスルホニルフェニル)−3−フェニル−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
N−(2−メチルスルホニルフェニル)−3−メチル−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
3−ヨード−N−(2−メチルスルホニルフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
N−[5−(2−メチルスルホニルフェニルアミノスルホニル)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド
N−フェニル−5−(2−メチルスルホニルフェニルアミノスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−メチル−5−(2−メチルスルホニルフェニルアミノスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
5−(2−メチルスルホニルフェニルアミノスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−(3−フルオロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
3−クロロ−N−(3−フルオロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
3−ヒドロキシ−N−(3−フルオロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
3−シアノ−N−(3−フルオロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
N−(3−フルオロフェニル)−3−フェニル−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
N−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
3−ヨード−N−(3−フルオロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
N−[5−(3−フルオロフェニルアミノスルホニル)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド
N−フェニル−5−(3−フルオロフェニルアミノスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−メチル−5−(3−フルオロフェニルアミノスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
5−(3−フルオロフェニルアミノスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−(3,4−ジクロロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
3−クロロ−N−(3,4−ジクロロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
3−ヒドロキシ−N−(3,4−ジクロロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
3−シアノ−N−(3,4−ジクロロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
N−(3,4−ジクロロフェニル)−3−フェニル−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
N−(3,4−ジクロロフェニル)−3−メチル−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
3−ヨード−N−(3,4−ジクロロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
N−[5−(3,4−ジクロロフェニルアミノスルホニル)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド
N−フェニル−5−(3,4−ジクロロフェニルアミノスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−メチル−5−(3,4−ジクロロフェニルアミノスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
5−(3,4−ジクロロフェニルアミノスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
2−メチルスルホニルフェニル1H−インダゾール−5−イルスルホネート
2−メチルスルホニルフェニル3−クロロ−1H−インダゾール−5−イルスホネート
2−メチルスルホニルフェニル3−ヒドロキシ−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
2−メチルスルホニルフェニル3−シアノ−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
2−メチルスルホニルフェニル3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
2−メチルスルホニルフェニル3−メチル−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
2−メチルスルホニルフェニル3−ヨード−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
N−[5−(2−メチルスルホニルフェニルオキシスルホニル)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド
N−フェニル−5−(2−メチルスルホニルフェニルオキシスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−メチル−5−(2−メチルスルホニルフェニルオキシスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
5−(2−メチルスルホニルフェニルオキシスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
3−フルオロフェニル1H−インダゾール−5−イルスルホネート
3−フルオロフェニル3−クロロ−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
3−フルオロフェニル3−ヒドロキシ−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
3−フルオロフェニル3−シアノ−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
3−フルオロフェニル3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
3−フルオロフェニル3−メチル−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
3−フルオロフェニル3−ヨード−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
N−[5−(3−フルオロフェニルオキシスルホニル)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド
N−フェニル−5−(3−フルオロフェニルオキシスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−メチル−5−(3−フルオロフェニルオキシスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
5−(3−フルオロフェニルオキシスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
3,4−ジクロロフェニル1H−インダゾール−5−イルスルホネート
3,4−ジクロロフェニル3−クロロ−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
3,4−ジクロロフェニル3−ヒドロキシ−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
3,4−ジクロロフェニル3−シアノ−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
3,4−ジクロロフェニル3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
3,4−ジクロロフェニル3−メチル−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
3,4−ジクロロフェニル3−ヨード−1H−インダゾール−5−イルスルホネート
N−[5−(3,4−ジクロロフェニルオキシスルホニル)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド
N−フェニル−5−(3,4−ジクロロフェニルオキシスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−メチル−5−(3,4−ジクロロフェニルオキシスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
5−(3,4−ジクロロフェニルオキシスルホニル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
1H−インダゾール−5−イル2−メチルスルホニルベンゼンスルホネート
3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル2−メチルスルホニルベンゼンスルホネート
3−ヒドロキシ−1H−インダゾール−5−イル2−メチルスルホニルベンゼンスルホネート
3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル2−メチルスルホニルベンゼンスルホネート
3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル2−メチルスルホニルベンゼンスルホネート
3−メチル−1H−インダゾール−5−イル2−メチルスルホニルベンゼンスルホネート
3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル2−メチルスルホニルベンゼンスルホネート
N−[5−(2−メチルスルホニルフェニルスルホニルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド
N−フェニル−5−(2−メチルスルホニルフェニルスルホニルオキシ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−メチル−5−(2−メチルスルホニルフェニルスルホニルオキシ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
5−(2−メチルスルホニルフェニルスルホニルオキシ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネート
3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネート
3−ヒドロキシ−1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネート
3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネート
3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネート
3−メチル−1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネート
3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネート
N−[5−(3−フルオロフェニルスルホニルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド
N−フェニル−5−(3−フルオロフェニルスルホニルオキシ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−メチル−5−(3−フルオロフェニルスルホニルオキシ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
5−(3−フルオロフェニルスルホニルオキシ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
1H−インダゾール−5−イル3,4−ジクロロベンゼンスルホネート
3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル3,4−ジクロロベンゼンスルホネート
3−ヒドロキシ−1H−インダゾール−5−イル3,4−ジクロロベンゼンスルホネート
3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル3,4−ジクロロベンゼンスルホネート
3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル3,4−ジクロロベンゼンスルホネート
3−メチル−1H−インダゾール−5−イル3,4−ジクロロベンゼンスルホネート
3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル3,4−ジクロロベンゼンスルホネート
N−[5−(3,4−ジクロロフェニルスルホニルオキシ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド
N−フェニル−5−(3,4−ジクロロフェニルスルホニルオキシ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−メチル−5−(3,4−ジクロロフェニルスルホニルオキシ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
5−(3,4−ジクロロフェニルスルホニルオキシ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
第2の特徴によれば、本発明は下記式(I):
Figure 2005533004
[式中、
d)R1はH、ハロゲン、アルキル、アルキレン[sic]、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロサイクリル、置換アルキル、置換アルキレン[sic]、置換アルキニル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換シクロアルキル、置換ヘテロサイクリル、CN、O(R2)、OC(O)(R2)、OC(O)N(R2)(R3)、OS(O2)(R2)、N(R2)(R3)、N=C(R2)(R3)、N(R2)C(O)(R3)、N(R2)C(O)O(R3)、N(R4)C(O)N(R2)(R3)、N(R4)C(S)N(R2)(R3)、N(R2)S(O2)(R3)、C(O)(R2)、C(O)O(R2)、C(O)N(R2)(R3)、C(=N(R3))(R2)、C(=N(OR3))(R2)、S(R2)、S(O)(R2)、S(O2)(R2)、S(O2)N(R2)(R3)よりなる群から選択され、ここで各R2、R3およびR4は独立してH、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロサイクリル、置換アルキル、置換アリール、置換シクロアルキル、置換ヘテロサイクリル、アルキレン[sic]、置換アルキレン[sic]よりなる群から選択され;
e)XはS(O2)−NH;S(O2)−O;NH−S(O2);O−S(O2)よりなる群から選択され;
f)Zはアルキル、アルキレン[sic]、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロサイクリル、置換アルキル、置換アルキレン[sic]、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換シクロアルキル、置換ヘテロサイクリルよりなる群から選択され;
g)RはHおよびC1−C3アルキルから選択される]に相当する生成物、
ただし、式(I)の生成物は以下の化合物、即ち:
Figure 2005533004
1°)
[式中、
(i)Arylは3−フルオロフェニルであり、そしてSubstはメチル、2,2,2−トリフルオロメチル、4−メチルフェニル、
Figure 2005533004
から選択され;
(ii)Arylは6−(2−ジメチルアミノメチル−5−メチルモルホリン−4−イル)−1H−ベンズイミダゾール−2−イル、6−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ベンズイミダゾール−2−イル、6−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−1H−ベンズイミダゾール−2−イルおよび6−(N,N−ジアルキルアミノ)−1H−ベンズイミダゾール−2−イル
から選択され、そして、Substはメチル、エチル、トリフルオロメチル、フェニル、4−メトキシフェニルおよびチエン−2−イルから独立して選択され、
(iii)Arylは4−フルオロフェニルであり、そして、Substはフェニルであり、
(iv)Arylは4−トリフルオロメチルフェニルであり、そして、SubstはN,N−ジメチルアミノであり、
(v)Arylはチエン−2−イルであり、そして、Substは3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルであり、
(vi)Arylは3,4−メチレンジオキシフェニルであり、そして、Substは1−メチルエチルであり、
(vii)Arylは3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルであり、そして、Substは5−(ピリド−2−イル)−チエン−2−イルであり;
(viii)Arylは4−メトキシフェニルであり、そして、Substは4−フェニルスルホニルチオフェン−2−イルである]、
Figure 2005533004
2°)
[式中、
Substは3,4,5−トリメトキシフェニル、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル、メチル、および、
Figure 2005533004
ただし、RaおよびRbは独立してNH2、NO2およびClよりなる群から選択されるか、または、RaとRbは環−NH−CH=N−を形成する]のうちの1つではない上記生成物に関する。
第2の特徴によれば、本発明の生成物は好都合には、Z−XがZ−S(O2)−NHおよびZ−S(O2)−Oから選択される式(I)の生成物である。
第2の特徴によれば、Rは好ましくは水素原子である。
本発明の第2の特徴によれば、本発明はZが置換アリール、好ましくは置換基1〜3個で置換されたフェニルである式(I)の生成物に関する。Zは特に好都合には、2−メチルスルホニルフェニル、3−フルオロフェニルおよび3,5−ジフルオロフェニルから選択される。本生成物はFAKの阻害のために特に有用である。
その第2の特徴によれば、R1は好都合には、NH2、NHCOPh、NHCOMe、CONH2、CONHPh、フェニル、3−シアノフェニル、3−CO2MePh、3−(Me3SiC≡C−)Ph、3−ニトロフェニル、3−アミノフェニル、3−メチルフェニル、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、3−ブロモフェニル、4−カルボキシフェニル、4−メトキシフェニル、4−アミノフェニル、4−ヒドロキシフェニル、4−ジメチルアミノフェニル、チオフェン−2−イル、5−メトキシ−1H−インドール−2−イル、ベンゾフラン−2−イル、1H−インドール−2−イル、ピロール−2−イル、1H−ベンズイミダゾール−2−イル、ピリド−4−イルおよびピリド−3−イルよりなる群から選択される。本生成物はFAKの阻害のために特に有用である。
その第2の特徴によれば、本発明はZが置換アリール、好ましくは置換基1〜3個で置換されたフェニルである式(I)の生成物に関する。Zは特に好都合には、2−メチルスルホニルフェニル、3−フルオロフェニル、2−トリフルオロメトキシフェニル、チオフェン−2−イル、キノリン−8−イルおよびフェニルから選択される。本生成物はAurora2の阻害のために特に有用である。
その第2の特徴によれば、R1は好都合には、4−カルボキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、4−ジメチルアミノフェニル、5−メトキシ−1H−インドール−2−イル、1H−インドール−2−イル、1H−ベンズイミダゾール−2−イル、ピリド−4−イル、ピリド−3−イル、ベンゾチオフェン−2−イル、スチリル、4−フルオロフェニルエチレン−2−イルおよび4−クロロフェニルエチレン−2−イルよりなる群から選択される。本生成物はAurora2の阻害のために特に有用である。
本発明の生成物は好都合には下記物質:
N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3,4−ジクロロ−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
3−フルオロ−N−(3−メチルスルホニルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)アセトアミド;
N−シクロヘキシル−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
N−[3−(4−クロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−(3−ベンジルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−(3−メチルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−(3−ブロモ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2,6−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2,6−ジクロロベンゼンスルホンアミド;
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
N−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)アセトアミド;
N−[5−(3,5−ジフルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)アセトアミド;
N−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−[5−(3,5−ジフルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)ベンズアミド;
N−{2−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]フェニル}アセトアミド;
N−{2−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]フェニル}アセトアミド;
N−[3−(2−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(3−チオフェン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(3−チオフェン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−フラン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−(3−フラン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(3−ピリジン−4−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
メチル3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート;
3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]安息香酸;
2−メチルスルホニル−N−[3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−[3−(5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(3−ピリジン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−[3−(1H−ピロール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−ジメチルアミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−(3−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−(3−ベンゾ[b]チオフェン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−ニトロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(3−キノリン−8−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
メチル4−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート;
4−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]安息香酸;
N−[3−(4−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3−シアノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(3−ナフタレン−1−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(3−ナフタレン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−{3−[(E)−2−(4−フルオロフェニル)ビニル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−{3−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−{3−[(E)−2−(4−クロロフェニル)ビニル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−{3−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−[3−((E)−スチリル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
メチル(E)−3−[5(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−アクリレート;
(E)−3−[5(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸;
N−[3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホンアミド;
3−フルオロ−N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
4−ジメチルアミノ−2,3,5,6−テトラヒドロ−N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
{N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]}チオフェン−2−スルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルスルファニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルエチニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(3−フェネチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−[3−(3−トリメチルシラニルエチニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(6−メチル−3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
5−フルオロ−2−メチルスルホニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−アミノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−[4−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)フェニル]アセトアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−スルホンアミド;
3−ニトロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−アミノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)シクロヘキサンスルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド;
N−[3−(3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3,5−ジフルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−[3−(2−メチルスルファニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(1H−インドール−5−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メチルスルホニル−N−(3−o−トリル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド;
5−ジメチルアミノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ナフタレン−2−スルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)チオフェン−2−スルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)キノリン−8−スルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−ニトロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2,4,6−トリイソプロピル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル
)ベンゼンスルホンアミド;
2,4,6−トリメチル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−ブロモ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−フルオロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−[4−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)フェニル]アセトアミド;
4−ニトロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−メトキシ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−t−ブチル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−メチル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
1−メチル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)エタンスルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)メタンスルホンアミド;
1−フェニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)メタンスルホンアミド;
(E)−2−フェニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)エチレンスルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)エタンスルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)プロパンスルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ブタンスルホンアミド;
3−トリフルオロメチル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2,5−ジメトキシ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メチル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)安息香酸;
2−フルオロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
5−クロロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)チオフェン−2−スルホンアミド;
3−クロロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3,5−ジクロロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−メチル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−ブロモ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−[5−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)チオフェン−2−イルメチル]ベンズアミド;
3−ブロモ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホンアミド;
4−シアノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−シアノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−ブトキシ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−[2−クロロ−4−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)フェニル]アセトアミド;
5−ジブチルアミノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド;
C−(7,7−ジメチル−2−オキソビシクロ[2.2.1]ヘプタ−1−イル)−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)メタンスルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[1,2,5]オキサジアゾール−4−スルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)−(5−イソキサゾール−3−イルチオフェン)−2−スルホンアミド;
C−(2−ニトロフェニル)−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)メタンスルホンアミド;
3,4−ジフルオロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)−(5−クロロ−3−メチルベンゾ[b]チオフェン)−2−スルホンアミド;
3−シアノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−メタンスルホニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3−メトキシ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ジフェニル−3−スルホンアミド;
3,5−ジフルオロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−アミノ−4,6−ジクロロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−トリフルオロメトキシ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−ブロモフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メタンスルホニル−N−[3−(3−ニトロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(2,4−ジクロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド
2−メタンスルホニル−N−(3−p−トリル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
2−メタンスルホニル−N−(3−m−トリル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−{3−[5−(2−メタンスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]フェニル}−5−ジメチルアミノナフタレン−1−スルホンアミド;
N−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−(3−(ジベンゾフラン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−(3−ビフェニル−4−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メタンスルホニル−N−[3−(4−フェノキシ−フェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
2−メタンスルホニル−N−[3−(4−メチルスルファニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−ビフェニル−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メタンスルホニル−N−(3−チオフェン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3−クロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メタンスルホニル−N−[3−(3−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
2−メタンスルホニル−N−[3−(3,5−ジメチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−ベンゾフラン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(5−クロロチオフェン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メタンスルホニル−N−[3−(2−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3−ブロモフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メタンスルホニル−N−[3−(4−ビニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3−エトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(2−クロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(2−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(2−エトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−エトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−ヒドロキシメチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−エチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−ベンジルオキシ−3−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メタンスルホニル−N−[3−(3,4−ジメチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−t−ブチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メタンスルホニル−N−[3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
2−メタンスルホニル−N−[3−(2,4−ジメトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3−ヒドロキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−イソプロピルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3−イソプロピルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3,4−ジクロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−アセチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(2,3−ジクロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−ベンジルオキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(2−フルオロビフェニル−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3,5−ジブロモフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−エチルスルファニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メタンスルホニル−N−[3−(2,3,4−トリメトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−シアノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−ヨードフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3−トリフルオロメトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
2−メタンスルホニル−N−[3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(2,3−ジフルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3−ベンジルオキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
N−[3−(2,5−ジクロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
よりなる群から選択される。
本発明の生成物は、下記形態:
1)非キラル形態、または、
2)ラセミ体、または、
3)ある立体異性体に富む形態、または、
4)あるエナンチオマーに富む形態、
で存在することができ、そして、場合により塩化されていることができる。
本発明の生成物は病理学的状態、特に癌の治療のために使用される医薬品の製造のために使用してよい。
本発明はまた、選択された投与方法に従って製薬上許容しうる賦形剤と組み合わせて本発明の生成物を含有する治療用組成物に関する。医薬組成物は固体、液体またはリポソームの形態であることができる。
固体組成物のうち、例示されるものは粉末、ゼラチンカプセルまたは錠剤である、経口用剤型はまた胃の酸性環境に対抗して保護された固体形態を包含する。固体形態のために使用される担体は特に、無機担体、例えばリン酸塩または炭酸塩、または有機性の担体、例えば乳糖、セルロース、澱粉または重合体である。液体形態は溶液、懸濁液または分散液よりなる。これらは分散媒体として、水または有機溶媒(エタノール、NMPその他)または界面活性剤および溶媒または複合化剤の混合物および溶媒を含有してよい。
液体形態は好ましくは注射可能であり、そして、その結果として、そのような用途に許容される組成を有する。
注射による投与に許容される経路は、静脈内、腹腔内、筋肉内および皮下注射を包含し、通常は静脈内注射が好ましい。
本発明の化合物の投与量は患者への投与経路および患者の状態の関数として医師により調整される。
本発明の化合物は単独で、または、他の抗癌剤との混合物として投与することができる。可能な組み合わせのうち、下記のものを例示できる。
* アルキル化剤、特にシクロホスファミド、メルファラン、イソスファミド、クロラムブシル、ブスルファン、チオテパ、プレドニムスチン、カルムスチン、ロムスチン、セムスチン、ストレプトゾトシン、デカルバジン、テモゾロミド、プロカルバジンおよびヘキサメチルメラミン、
* 白金誘導体、例えば特にシスプラチン、カルボプラチンまたはオキサリプラチン、
* 抗生物質、例えば特に、ブレオマイシン、マイトマイシンまたはダクチノマイシン、
* 抗微小管剤、例えば特に、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビンまたはタキソイド(パクリタキセルおよびドセタキセル)、
* アントラサイクリン、例えば特にドキソルビシン、ダウノルビシン、イダルビシン、エピルビシン、マイトキサントロンまたはロソキサントロン、
* トポイソメラーゼI群およびII群の阻害剤、例えばエトポシド、テニポシド、アムサクリン、イリノテカン、トポテカンおよびトムデックス、
* フルオロピリミジン、例えば5−フルオロウラシル、UFTまたはフロキシウリジン、
* シチジン類縁体、例えば5−アザシチジン、シタラビン、ゲムシタビン、6−メルカプトムリンまたは6−チオグアニン、
* アデノシン類縁体、例えばペントスタチン、シタラビンまたはフルダラビンホスフェート、
* メトトレキセートおよびフォリン酸、
* 種々の酵素および化合物、例えばL−アスパラギナーゼ、ヒドロキシ尿素、トランスレチン酸、スラミン、デキシラゾキサン、アミホスチン、ヘルセプチンおよびエストロゲン系およびアンドロゲン系のホルモン類、
* 抗血管剤、例えばコンブレタスタチンまたはコルヒチンの誘導体およびそのプロドラッグ。
本発明の化合物を放射線療法と組み合わせることも可能である。これらの治療は同時、個別または逐次的に行うことができる。治療は治療すべき患者に応じて医師が調節する。
本発明の生成物はキナーゼにより触媒される反応を抑制するための薬剤として使用される。FAKは本発明の生成物が特に阻害剤として有用であるキナーゼである。本発明の生成物はまた、Auroraおよび/またはKDRキナーゼの阻害剤としても使用してよい。より一般的には、本発明の生成物は、Src、Tie2、IGF1R、CDK2およびCDK4キナーゼ、好ましくはSrcおよびTie2キナーゼの阻害剤として使用してよい。
これらのキナーゼが選択される理由を以下に記載する。
KDR
KDR(キナーゼインサートドメイン受容体)はVEGF−R2(血管内皮成長因子受
容体2)としても知られており、内皮細胞においてのみ発現される。この受容体は血管形成性の成長因子VEGFに結合し、即ち、細胞内キナーゼドメインの活性化を介して導入シグナルへのメディエーターとして作用する。VEGF−R2のキナーゼ活性の直接の阻害により、外因性VEGF(血管内皮成長因子)の存在下の血管形成現象を低減することができる(Strawn et al.,Cancer Research,1996,vol.56,p.3540−3545)。この過程は特にVEGF−R2突然変異体において明らかにされている(Millauer et al.,Cancer Research,1996,vol.56,p.1615−1620)。VEGF−R2受容体はVEGFの血管形成活性にかかわるもの以外には成人におけるいかなる機能も有していないと考えられる。結果的に、VEGF−R2のキナーゼ活性の選択的阻害は僅かな毒性しか示さないはずである。
血管形成の動的過程におけるこの中枢的役割のほかに、最近の研究結果によれば、VEGFの発現は化学療法および放射線療法の後の腫瘍細胞の生存に寄与することが示唆されており、KDR阻害剤と他の物質との潜在的相乗作用が強調されている(Lee et al.,Cancer Research,2000,vol.60,p.5565−5570)。
Aurora2
染色体の分離および紡錘体の組み立てに関与する多くの蛋白がコウボおよびショウジョウバエにおいて発見されている。これらの蛋白の破壊により染色体の非分離および単極または解体型の紡錘体がもたらされる。これらの蛋白のうち、それぞれS.cerevisiaeおよびショウジョウバエ由来のAuroraおよびlpl1を含む特定のキナーゼは染色体の分離と中心体の分離に必須である。コウボlpl1のヒト類縁体が種々の研究室により最近クローニングされ、同定された。このキナーゼはaurora2、STK15またはBTAKと称され、セリン/スレオニンキナーゼファミリーに属している。Bischoff et alによれば、Aurora2は発癌性があり、ヒト結腸直腸癌において増幅される(EMBO J,1998,17,3052−3065)。このことはまた乳癌のような上皮腫瘍の関与する癌においても例示されている。
Src
多くのシグナリングカスケードに関与しているSrcキナーゼは結腸癌または乳癌のような多くの種類の癌において活性化または過剰発現されることが多いことがわかっている(MM Moasser et al.,Cancer Res.1999.59:245−6152; Wiener et al.Clin.Cancer Res.1999,5:2164−2170)。更にまた、Srcは骨組織の発達におけるその関与により、骨転移の発症においても優先的な役割を演じると考えられる(P.Soriano et al.,Cell 1991.64:693−702; Nakagawa et al.,Int.J.Cancer 2000.88:384−391)。
Tie2
Tie−2(TEK)は内皮細胞に特異的なチロシンキナーゼ受容体のファミリーのメンバーである。Tie2は受容体の自己ホスホリル化および細胞シグナリングを刺激するアゴニスト(アンジオポエチン1即ちAng1)[S.Davis et al(1996) Cell 87,1161−1169]および拮抗剤(アンジオポエチン2即ちAng2)[P.C.Maisonpierre et al.(1997) Science 277,55−60]の両方が知られているチロシンキナーゼ活性を有する最初の受容体である。アンジオポエチン1は新血管形成の最終段階においてVEGFと相乗作用的に作用することができる[Asahara T.Circ.Res.(1998)233−240]。Tie2およびAng1の発現のノックアウト実験およびトランスジーン操作により、血管形成欠損を示す動物が得られる[D.J.Dumont et al(1994) Genes Dev..8,1897−1909 and C.Suri(1996) Cell 87,1171−1180)。Ang1のその受容体への結合により、新血管形成のため、および、血管の収集および血管周皮細胞および平滑筋との相互作用のために必須であるTie2のキナーゼドメインの自己ホスホリル化がもたらされ;これらの現象は新しく形成された血管の成熟および安定性に寄与する[P.C.Maisonpierre et al(1997)Science 277,55−60]。Lin et al(1997)J.Clin.Invest.100,8:2072−2078およびP.Lin(1998)PNAS95,8829−8834は、乳腫瘍および黒色腫の異種移植片のモデルにおいて、アデノウィルス感染の間、または、Tie−2の細胞外ドメイン(Tek)の注射の間、腫瘍の生育および血管形成の抑制、および、肺転移の低減を示している。
Tie2阻害剤は新血管形成が不適切に起こる状況(即ち、糖尿病性網膜症、慢性炎症、乾癬、カポジ肉腫、斑状変性による慢性新血管形成、慢性関節リューマチ、乳児性血管腫および癌)において使用することができる。
IGF1R
インスリン様成長因子の1型受容体(IGF−I−R)はまずIGFIに対し、しかし更にIGFIIおよびインスリンに対してもより低い親和性で結合するチロシンキナーゼ活性を有する膜貫通受容体である。IGF1のその受容体への結合により受容体のオリゴマー化、チロシンキナーゼの活性化、分子間自己ホスホリル化、および、細胞基質(主要基質:IRS1およびShc)のホスホリル化がもたらされる。そのリガンドにより活性化された受容体は正常細胞において有糸分裂促進活性を誘導する。しかしながら、IGF−I−Rは「異常な」生育において重要な役割を果たす。
数件の臨床報告によれば、ヒトの癌の発症においてIGF−I経路の重要な役割が強調されている。
- IGF−I−Rは多くの腫瘍型(乳房、結腸、肺、肉腫等)において過剰発現が観察されており、その存在はしばしば、より攻撃的な表現型に関与している。
- 高濃度の循環系中IGF1は前立腺癌、肺癌および乳癌の危険性と高度に相関している。
更にまた、IGF−I−Rはインビトロおよびインビボにおける形質転換表現型の樹立および維持のために必須であることが広範に報告されている[R Baserga,Exp.Cell.Res.,1999,253,page.1−6]。IGF−I−Rのキナーゼ活性は数種類の癌遺伝子:EGFR、PDGFR、SV40ウィルス大型T抗原、活性化Ras、Rafおよびv−Srcの形質転換活性に必須である。正常な線維芽細胞におけるIGF−I−Rの発現は新生物形成の表現型を誘導し、これがその後、インビボの腫瘍の形成をもたらす。IGF−I−Rの発現は基質非依存性の生育において重要な役割を果たす。IGF−I−Rはまた化学療法および放射線療法により誘導されるアポトーシスおよびサイトカインにより誘導されるアポトーシスにおいて保護剤となることがわかっている。更にまた、優性陰性による内因性IGF−I−Rの抑制、3重螺旋の形成またはアンチセンスの発現は、動物モデルにおいて、インビトロの形質転換活性の抑制、および腫瘍生育の低減をもたらす。
CDK2およびCDK4
サイクリン依存性キナーゼ(CDK)は細胞周期の種々の段階の間の進行の制御に主に関与している蛋白キナーゼのファミリーを構成する。G1期の間、CDK4はサイクリンDと会合し、Rb蛋白をホスホリル化し、これによりそれを不活性化し、そして転写因子
E2FおよびDP1の解離を誘導する。次にこれらの転写因子が核に進入し、そこでG1/S移行およびS期への進行に必要な遺伝子発現を制御する。CDK2−サイクリンE複合体はまたG1/S移行に関与し、そして更に、中心体の重複を調節する。多くの腫瘍におけるCDKのキナーゼ活性の脱調節は抗増殖目的のための阻害剤の集中的探索を促している(例えばTRENDS in Pharamacological Sciences Vol.23,No.9,September 2002参照)。
定義
「ハロゲン」という用語は、F、Cl、BrおよびIから選択される元素を指す。
「アルキル」という用語は炭素原子1〜12個を有する飽和の直鎖または分枝鎖の炭化水素系の置換基を指す。メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、3,3−ジメチルブチル、ヘプチル、1−エチルペンチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシルおよびドデシル置換基がアルキル置換基の例である。
「アルキレン[sic]」という用語は、不飽和1個または1個より多くと、炭素原子2〜12個を有する直鎖または分枝鎖の炭化水素系の置換基を指す。エチレニル[sic]、1−メチルエチレニル[sic]、プロパ−1−エニル、プロパ−2−エニル、Z−1−メチルプロパ−1−エニル、E−1−メチルプロパ−1−エニル、Z−1,2−ジメチルプロパ−1−エニル、E−1,2−ジメチルプロパ−1−エニル、ブタ−1,3−ジエニル、1−メチレンプロパ−2−エニル、Z−2−メチルブタ−1,3−ジエニル、E−2−メチルブタ−1,3−ジエニル、2−メチル−1−メチレンプロパ−2−エニル、ウンデカ−1−エニル、および、ウンデカ−10−エニル置換基がアルキレン[sic]置換基の例である。
「アルキニル」という用語は隣位の炭素原子の対により担持された不飽和少なくとも2個を有し、そして、炭素原子2〜12個を有する直鎖または分枝鎖の炭化水素系の置換基を指す。エチニル;プロパ−1−イニル;プロパ−2−イニルおよびブタ−1−イニル置換基がアルキニル置換基の例である。
「アリール」という用語は炭素原子6〜14個を有する単環または多環の芳香族置換基を指す。フェニル、ナフタ−1−イル;ナフタ−2−イル;1,2,3,4−テトラヒドロナフタ−5−イルおよび1,2,3,4−テトラヒドロナフタ−6−イル置換基がアリール置換基の例である。
「ヘテロアリール」という用語は炭素原子1〜13個およびヘテロ原子1〜4個を有する単環または多環の複素芳香族置換基を指す。ピロール−1−イル;ピロール−2−イル;ピロール−3−イル;フリル;チエニル;イミダゾリル;オキサゾリル;チアゾリル;イソキサゾリル;1,2,4−トリアゾリル;オキサジアゾリル;チアジアゾリル;テトラゾリル;ピリジル;ピリミジル;1,3,5−トリアジニル;インドリル;ベンゾ[b]フリル;ベンゾ[b]チエニル;インダゾリル;ベンズイミダゾリル;アザインドリル;キノリル;イソキノリルおよびカルバゾリル置換基がヘテロアリール置換基の例である。
「ヘテロ原子」という用語は本明細書においては、炭素以外の少なくとも2価の原子を指す。N;O;SおよびSeがヘテロ原子の例である。
「シクロアルキル」という用語は、炭素原子3〜12個を有する飽和または部分不飽和の環状の炭化水素系置換基を指す。シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、シクロオクチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、アダマンチルおよびパーヒドロナフチル置換基がシクロアルキル置換基の例である。
「ヘテロサイクリル」という用語は炭素原子1〜13個およびヘテロ原子1〜4個を有する飽和または部分不飽和の環状の炭化水素系の置換基を指す。好ましくは、飽和または部分不飽和の環状炭化水素系置換基は単環であり、そして、炭素原子4または5個およびヘテロ原子1〜3個を含む。
「置換基」という用語はH以外の置換基、例えばハロゲン、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロサイクリル、アルキレン[sic]、アルキニル、OH、O−アルキル、O−アルキレン[sic]、O−アリール、O−ヘテロアリール、NH2、NH−アルキル、NH−アリール、NH−ヘテロアリール、SH、S−アルキル、S−アリール、S(O2)H、S(O2)−アルキル、S(O2)−アリール、SO3H、SO3−アルキル、SO3−アリール、CHO、C(O)−アルキル、C(O)−アリール、C(O)OH、C(O)O−アルキル、C(O)O−アリール;OC(O)−アルキル、OC(O)−アリール、C(O)NH2;C(O)NH−アルキル、C(O)NH−アリール、NHCHO、NHC(O)−アルキル、NHC(O)−アリール、NH−シクロアルキルおよびNH−ヘテロサイクリルを指す。
本発明の用件はまた、式(I)の生成物の製造方法である。
XがS(O2)−NHおよびS(O2)−Oよりなる群から選択される式(I)の化合物はRおよびR1が式(I)の場合と同様の意味を有し、Aがヒドロキシル(OH)またはアミン(NH2)官能基を示す式(II)の誘導体をZが式(I)の場合と同様の意味を有するスルホニルクロリドZ−S(O2)Clと反応させることにより製造できる。
Figure 2005533004
この反応は好ましくは不活性溶媒(例えばテトラヒドロフラン、ジクロロメタン、ジエチルエーテルまたはジメチルホルムアミド)中、酸アクセプター、例えばアルキルアミン(例えばトリエチルアミン、シクロヘキシルアミン)の存在下、または、塩基、例えばピリジン、水酸化ナトリウムまたは水素化物(例えば水素化ナトリウム)の存在下、0℃〜媒体の沸点の温度で、または、L.Z.FLORES−LOPEZ et al.,Synth.Comm.2000,30(1),147,J.BOSCH et al.,Synthesis,2000,(5),721,G.THEODORIDIS et al.,Tetrahedron Lett.,1998,39(51),9365,T.COHEN et al.,Tetrahedron,1997,53(28),9487およびT.B.GRINDLEY et al.,Tetrahedron Lett.,1993,34(33),5231に記載の方法の応用または適合により行う。
一部の場合においては、副反応を回避するためにアミノ官能基のための保護基を導入することが必要となる場合がある。これらの基は分子の残余部分に影響することなく除去できるものである。アミン官能基のための保護基の例としては、ヨードトリメチルシランを用いて、または、酸性媒体(例えばジオキサンのような溶媒中のトリフルオロ酢酸または塩酸)中で再生することができるt−ブチルカーバメート、酸性媒体(例えば塩酸)中で再生できるアセチル、酸性媒体(例えば塩酸)中で再生できるベンゾイル、または、テトラブチルアンモニウムフロリドの存在下、または、例えば酸性媒体(例えば塩酸)中で再生できる2−トリメチルシラニルエトキシメチルが挙げられる。使用できる他の保護基はT.W.GREENE et al.,Protective Groups in Oganic Synthesis,third edition,1999,W
iley−Interscienceに記載されている。
Figure 2005533004
AがNH2でありRおよびR1が式(I)の場合と同様の意味を有する式(IIB)の化合物は、市販されているか、または、式(III)の化合物の還元により製造できる。
Figure 2005533004
この還元反応は当業者の知る通常の方法に従って、例えばギ酸アンモニウムを用いて、Pd/Cの存在下(S.RAM et al.,Tetrahedron Lett.,1984,25,3415)に、または硫酸第1鉄(S.CASTELLANO et al.,J.Heterocycl.,Chem.,2000,37(6),949)を用いてアルコール(例えばメタノール)のような溶媒中で、または、鉄および塩酸の存在下にアルコールと水の混合物(例えばエタノール−水)のような溶媒中(S.A.MAHOOD et al.,Org.Synth.Coll.Vol.2,1943,160)で、または、水素を用いてPd/Cまたはラネーニッケルの存在下に酢酸エチルまたはエタノールのような不活性溶媒中、0℃〜反応混合物の沸点の温度で行うことができる。
RおよびR1が式(I)の場合と同様の意味を有する式(III)の化合物は、市販されているか、または、式(IV)の化合物のニトロ化により製造することができる。
Figure 2005533004
ニトロ化反応は、当業者の知る通常の方法に従って、例えば硝酸またはアルカリ金属(例えばカリウム)の硝酸塩を用いて硫酸の存在下(G.A.OLAH et al., Nitration:Methods and Mechanisms,VCH:NY,1989)に0℃〜反応混合物の沸点の温度で行うことができる。
RおよびR1が式(I)の場合と同様の意味を有する式(III)の化合物はまた、式(V)の化合物の環化により、ヒドラジンの水和物または塩酸塩の存在下で、または、生成物(IV)の製造に関して記載されている方法の応用または適合により製造することもできる。
Figure 2005533004
式(V)の化合物の環化のための反応は、アルコール(例えばメタノールまたはエタノール)のような不活性溶媒中、0℃〜反応媒体の沸点の温度で行う。
RおよびR1が式(I)の場合と同様の意味を有する式(IV)の化合物は市販されているか、または、A.P.KRAPCHO et al.,Bioorg.Med.Chem.Lett.,2000,10(3),305およびJ.Heterocycl.Chem.,1997,34(5),1637,A.VARVARESOU et al.,J.Heterocycl.Chem.,1996,33(3),831,F.HALLEY et al.,Synth.Commun.,1997,27(7),1199およびR.F.KALTENBACH et al.,Bioorg.Med.Chem.Lett.,1999,9(15),2259に記載の方法の応用または適合により製造できる。
RおよびR1が式(I)の場合と同様の意味を有する式(IV)の化合物はまた、式(VA)の化合物の環化により、ナイトライトR’ONO(例えば亜硝酸ナトリウム、亜硝酸t−ブチルまたは亜硝酸イソアミル)の存在下、酸(例えば酢酸)または無水物(例えば無水酢酸)の存在下、0℃〜反応媒体の沸点の温度で製造することができる(C.RUECHARDT et al.,Synthesis,1972,375,Ann.Chem.,1980,6,908)。
Figure 2005533004
RおよびR1が式(I)の場合と同様の意味を有する式(V)の化合物は、市販されているか、または、E.KUMAZAWA et al.,Chem.Pharm.Bull.,1997,45(9),1470,F.D.BELLAMY et al.,J.Med.Chem.,1991,34(5),1545,J.DEUTSH et al.,Synth.Commun.,1991,21(4),505,A.VARVARESOU et al.,J.Heterocycl.Chem.,1996,33(3),831,特許WO9322287およびD.M.McKINNON et al.,J.Heterocycl.Chem.,1991,28(2),347に記載の方法の応用または適合により製造できる。
A=OHでありRおよびR1が式(I)の場合と同様の意味を有する式(ICI)の化合物は、化合物(III)と同様にして、化合物(VB)の環化により、または、H.RAPOPORT et al.,J.Am.Chem.Soc.,1951,73,2718およびD.THANG et al.,C.R.Acad.Sci.,Ser.C.1971,272,1571に記載の方法の応用または適合により製造できる。
Figure 2005533004
XがNH−S(O2)およびO−S(O2)よりなる群から選択される式(I)の化合物は、RおよびR1が式(I)の場合と同様の意味を有する式(VI)の誘導体と、Zが式(I)の場合と同様の意味を有するアミンZ−NH2またはアルコールZ−OHとの反応により製造できる。
Figure 2005533004
本反応は、式(II)の化合物から式(I)の化合物を製造するために使用されるものと同様の条件のもとに行われる。
式(VI)の化合物は式(IIB)の誘導体のジアゾ化、その後のクロロスルホン化により製造できる。
Figure 2005533004
これらの反応は当業者の知る通常の方法に従って行われる。ジアゾ化反応は例えば、亜硝酸ナトリウムを用いて、酸(例えば塩酸および酢酸)の存在下、0℃〜反応媒体の沸点の温度で行われる。クロロスルホン化反応は、例えば、二酸化イオウを用いて銅塩(例えばCuClまたはCuCl2)の存在下に行う。これらの化合物はA.E.WEBER et al., Bioorg.Med.Chem.Lett.,1999,9(9),1251,E.F.ELSLAGER et al.,J.Med.Chem.,1984,27(12),1740,R.V.HOFFMAN et al.,Org.Synth.,1981,60,121に記載の方法の応用または適合により製造できる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がO(R2)基である式(I)の化合物はまた、アルキル化剤R2−HalとR1がOH基である式(I)の化合物との反応によっても製造できる。この反応は一般的には、塩基(例えば水素化ナトリウムまたは炭酸カリウム)の存在下、不活性溶媒(例えばジエチルエーテル、ジメチルホルムアミドまたはテトラヒドロフラン)中、0℃〜反応媒体の沸点の温度で、または、V.J.FLORES et al.,Liebigs Ann.,1996,5,683およびM.YAMAGUCHI et al.,Chem.Pharm.Bull.,1995,43(2),332に記載の方法の応用または適合により製造できる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がOC(O)(R2)基である式(I)の化合物は、R1がOH基である式(I)の化合物のアシル化によっても製造できる。これらの化合物は、例えばピリジンまたはトリエチルアミンのような塩基の存在下の酸クロリド(R2)C(O)Clの反応 (J.K.GAWRONSKI et
al.,J.Am.Chem.Soc.,1987,109,6726,J.B.LAMBERT et al.,J.Am.Chem.Soc.,1987,109,7838およびC.J.BLANKEY et al.,Org.Synth.Coll.Vol.5,1973,258)により、酸(例えばp−トルエンスルホン酸、A.C.COPE et al.,Org.Syn.Coll.Vol.4,1963,304)の存在下、または、塩基(例えばピリジン、J.B.LAMBERT et al.,J.Am.Chem.Soc.,1987,109,7838)の存在下の無水物((R2)C(O))2Oの反応により、または、エステル化のよく知られた方法に従ったカルボン酸(R2)C(O)OHとの反応(E.HASLAM et al.,Tetrahedron,1980,36,2409)により得ることができる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がOC(O)N(R2)(R3)基である式(I)の化合物は、R1がOH基である式(I)の化合物のアシル化により製造することもできる。これらの化合物はピリジンのような塩基の存在下のカルバモイルクロリド(R2)(R3)NC(O)Clとの反応(A.BORIONI,Heterocycl.Chem.,2000,37(4),799)により、0℃〜媒体の沸点の温度で得ることができる。Xが式(I)の場合と同様の意味を有し、R1がOC(O
)N(R2)(R3)基であり、R3が水素原子である式(I)の化合物もまた、トリエチルアミンまたはピリジンのような塩基の存在下、イソシアネート(R2)−N=C=Oの反応により製造できる(R.C.REYNOLDS,J.Med.Chem.,200,43(8),1484)。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がOS(O2)(R2)基である式(I)の化合物も、R1がOH基である式(I)の化合物のスルホン化[sic]により製造することができる。これらの化合物は、式(ICI)の化合物からの式(I)の化合物の製造に関して記載したとおり誘導体(R2)S(O2)Clの反応により得ることができる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がC(O)(R2)基である式(I)の化合物も、R1がCN基または(C=O)N(OMe)Me基である式(I)の化合物から、有機金属化合物(例えばグリニャール試薬R2MgX、M.B.SMITH and J.MARCH,Wiley Interscience,Advanced Organic Chemistry,5th edition, 1217;A.ALBEROLA et al.,Tetrahedron 1999,55,13211またはアルキルリチウム試薬、M.KRATZEL et al.,J.Chem.Soc.Perkin Trans.1,1997,7,1009;J.SINGH et al.,J.Parkt.Chem.2000,342(4),340)の付加により、0℃〜媒体沸点の温度で製造することができる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がC(=N(R3))(R2)基である式(I)の化合物も、R1がC(O)(R2)基である式(I)の化合物から、アミン(R3)NH2(M.B.SMITH and J.MARCH,Wiley Interscience,Advanced Organic Chemistry,5th edition,1185)の付加により、0℃〜媒体沸点の温度で製造できる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がC(=N(OR3))(R2)基である式(I)の化合物も、R1がC(O)(R2)基である式(I)の化合物から、ヒドロキシルアミンNH2O(R3)(M.B.SMITH and J.MARCH,Wiley Interscience,Advanced Organic
Chemistry,5th edition,1194)の付加により、0℃〜媒体沸点の温度で製造できる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がC(O)O(R2)およびC(O)N(R2)(R3)よりなる群から選択される式(I)の化合物も、R1がCN基である式(I)の化合物から、以下のスキームに従って製造することができる。
Figure 2005533004
ニトリル官能基の加水分解(工程a)は当業者の知る方法により酸性または塩基性の媒体中で行うことができる。例えば、この反応は水性水酸化ナトリウムの存在下、0℃〜媒体沸点の温度で行うことができる(P.L.COMPAGNON et al.,Ann.Chem.(Paris),1970,14(5)11 and 23)。
エステル化反応(工程b)は当業者の知る方法により、例えば酸の存在下、アルコール(R2)OHとの反応により行うことができる(E.HASLAM et al.,Tetrahedron,1980,36,2409)。
式(ID)の誘導体はアミン(R2)(R3)NHの反応(工程c)により、活性化剤(例えばO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)または1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(例えばHOBT/塩酸1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミド(EDCI))の存在下、塩基(例えばジイソプロピルエチルアミンまたはトリエチルアミン)の存在下、不活性溶媒(例えばジメチルホルムアミドまたはジメチルホルムアミド/ジクロロメタンまたはジメチルホルムアミド/1−メチル−2−ピロリジノ混合物)中、0℃〜媒体沸点の温度で、または、ペプチド化学のよく知られたカップリング方法 (M.BODANSZKY et al.,Principles of Peptide Synthesis,Spinger−Verleg,New York,NY,1984,9−58)、または、アミドの形成に関するよく知られた方法に従って得ることができる。
或いは、XがSO2NHである式(IB)の誘導体はR1が(C=O)N(OMe)Me基である式(I)の化合物から、以下のスキームに従って製造することができる。
Figure 2005533004
ニトロ化(工程a)は前述の通り実施することができる。アミド中間体IIIBの合成(工程b)は、N,O−ジメチルヒドロキシルアミンを用いて、活性化剤(例えば1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(HOBT)/塩酸1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミド(EDCI))の存在下、塩基(例えばトリエチルアミン)の存在下、不活性溶媒(例えばジクロロメタン)中、0℃〜媒体沸点の温度で、または、ペプチド化学のよく知られたカップリング方法(M.BODANSZKY et
al.,Principles of Peptide Synthesis,Spinger−Verleg,New York,NY,1984,9−58)、または、アミドの形成に関するよく知られた方法に従って行うことができる。還元工程(工程c)および工程dは前述の通り実施できる。アミノ官能基の加水分解(工程e)は酸性または塩基性の媒体中、当業者の知る方法により行うことができる。例えばこの反応は水性水酸化ナトリウムの存在下、0℃〜媒体沸点の温度で行うことができる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がN(R2)(R3)基である式(I)の化合物も、R1がNH2基である式(I)の化合物から製造できる。これらの化合物は、アルキル化反応により、誘導体(R2)(R3)−Halから、塩基の存在下、0℃〜媒体沸点の温度で、H.KAWAKUBO et al.,Chem.Pharm.Bull.1987,35(6),2292に記載の方法の応用または適合により得ることができる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がN(R2)(R3)基であり、R2が水素原子であり、R3がジ置換アルキル基である式(I)の化合物も、R1がNH2基である式(I)の化合物から製造できる。これらの化合物は、アルデヒドまたはケトンの反応により、還元剤(M.B.SMITH and J.MARCH,Wiley Interscience,Advanced Organic Chemistry,5th edition,1185)の存在下、0℃〜媒体沸点温度で得ることができる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がN=C(R2)(R3)基である式(I)の化合物も、R1がNH2基である式(I)の化合物から製造できる。これらの化合物は、誘導体(R2)(R3)C(O)の反応(M.B.SMITH and J.MARCH, Wiley Interscience,Advanced Organic Chemistry,5th edition,1185)により、0℃〜媒体沸点温度で得ることができる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がN(R2)C(O)(R3)基であり、R2が水素原子である式(I)の化合物も、アシル化により、R1がNH2基である式(I)の化合物から、
酸クロリド(R3)C(O)Clを用いて、ピリジン、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下、不活性溶媒(例えばジメチルホルムアミドまたはテトラヒドロフラン)中、0℃〜媒体沸点の温度で(G.DAIDONE et al.,Heterocycles,1996,43(11),2385)、
無水物((R3)CO)2Oを用いて、不活性溶媒(例えばジメチルホルムアミド、テトラヒドロフランまたはジクロロメタン)中、または、無水物そのものにおいて、0℃〜媒体沸点の温度で(F.ALBERICIO,Synth.Commun.,2001,31(2),225,G.PROCTER,Tetrahedron,1995,51(47),12837)、
酸(R3)C(O)OHを用いて、活性化剤(例えば1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(HOBT)/塩酸1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミド(EDCI)またはO−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU))の存在下、塩基(例えばジイソプロピルエチルアミンまたはトリエチルアミン)の存在下、不活性溶媒(例えばジメチルホルムアミド)中、0℃〜媒体沸点の温度で、または、ペプチド化学でよく知られたカップリング法(M.BODANSZKY et al.,Principles of Peptide Synthesis,Spinger−Verleg,New York,NY,1984,9−58)、または、アミドの形成のためのよく知られた方法に従って、製造することができる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がN(R2)C(O)O(R3)基であり、R2が水素原子である式(I)の化合物も、R1がNH2基である式(I)のアシル化により製造できる。これらの化合物はクロロホルメート(R3)(O)C(O)Clの反応により、塩基の存在下、0℃〜媒体沸点の温度で、B.BARAGATTI et al.,Eur.J.Med,Chem.2000,35(10),949に記載の方法の応用または適合により、またはジルカルボネート((R3(O)C(O))2Oの反応により、T.ERKER et al.,Heterocycles 2001,55(2),255−264に記載の方法の応用または適合により、得ることができる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がN(R4)C(O)N(R2)(R3)基であり、R4およびR2が水素原子である式(I)の化合物も、R1がNH2基である式(I)から製造できる。これらの化合物はイソシアネート(R3)−N=C=Oの反応により、0℃〜媒体沸点の温度で、D.P.N.SATCHELL et al.,Chem.Soc.Rev.,1975,4,231により引用されている参考文献に記載の方法の応用または適合により得ることができる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がN(R4)C(S)N(R2)(R3)基であり、R4およびR2が水素原子である式(I)の化合物も、R1がNH2基である式(I)から製造できる。これらの化合物はイソチオシアネート(R3)−N=C=Sの反応により、M.PALKO et al.,J.Heterocycl.Chem.2000,37(4),779に記載の方法の応用または適合により得ることができる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がN(R2)S(O2)(R3)基であり、R2が水素原子である式(I)の化合物も、R1がNH2基である式(I)の化合物から製造できる。これらの化合物は式(II)の化合物からの式(I)の化合物の製造に関して記載したとおり、誘導体(R3)S(O2)Clの反応により得ることができる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がS(O)(R2)およびS(O2)(R2)よりなる群から選択される式(I)の化合物も、R1がS(R2)基である式(I)の化合物の酸化により、0℃〜媒体沸点の温度で、M.B.SMITH
and J.MARCH, Wiley Interscience,Advanced Organic Chemistry,5th edition,1541に記載の方法の応用または適合により製造できる。
XおよびRが式(I)の場合と同様の意味を有し、そしてR1がS(O2)N(R2)(R3)である式(I)の化合物も、R1がNH2基である式(I)から、化合物(IIB)からのXがNH−S(O2)基である化合物(I)の製造に関して記載したとおり製造できる。
R1がアルキル、アルキレン[sic]、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロサイクリル、置換アルキル、置換アルキレン[sic]、置換アルキニル、置換アリール、置換シクロアルキル、置換ヘテロサイクリル、CN、O(R2),N(R2)(R3)、N(R2)S(O2)(R3),N(R2)C(O)(R3)、N(R2)C(O)O(R3)、S(R2)、C(O)(R2)、C(O)O(R2)またはC(O)N(R2)(R3)基である化合物もまた、パラジウム化学の関わる反応:SUZUKI(A.SUZUKI,Pure Appl.Chem.,1991,63,419), STILLE(J.STILLE,Angew.Chem.Int.Ed.,1986,25,508),HECK(R.F.HECK,Org.React.,1982,27,345),SONOGASHIRA(K.SONOGASHIRA,Synthesis,1977,777),BUCHWALD(S.L.BUCHWALD,Acc.Chem.Res.,1998,31,805;S.L.BUCHWALD,J.Org.Chem.,2001,66,2560)によるか、または、銅化学の関わる反応(BUCHWALD,Organic Letters,2002,4(4),581)により、相当するハロゲン化、トリフレートおよびメシレートの誘導体から得ることができる。XがSO2NHであり、R1がヨード基であり、RおよびZが式(I)の場合と同様の意味を有する誘導体(IG)および(IH)は、例えば、R1がヨード基であり、Rが式(I)の場合と同様の意味を有する化合物から、以下のスキームに従って得ることができる。
Figure 2005533004
ニトロ基の還元の工程(工程a)および工程bは前述した通り行うことができる。保護工程(工程cおよびd)はジ−t−ブチルジカーボネートを用いて、トリエチルアミンのような塩基の存在下、不活性溶媒(例えばジクロロメタン)中、−10℃〜媒体沸点の温度で、または、アミン官能基の保護のよく知られた方法(T.W.GREENE et al.,Protective Groups in Organic Synthesis,third edition,1999,Wiley−Interscience)に従って、行うことができる。Rが水素原子である式(IICI)の誘導体はS.RAULT(S.RAULT et al.,Tetrahedron Lett.,2002,43,2695)により記載されている。Rが式(I)の場合と同様の意味を有し、Rが水素原子以外の原子である式(IICI)の誘導体はR1が水素原子である式(III)の相当する誘導体から、S.RAULT(S.RAULT et al.,Tetrahedron Lett.,2002,43,2695)により記載された方法の応用または適合により製造することができる。
R1がヨード基であり、Rが式(I)の場合と同様の意味を有する式(IIH)の誘導体は、例えば、Rが式(I)の場合と同様の意味を有する式(IIF)の化合物から、以下のスキームに従って得ることができる。
Figure 2005533004
ヨウ素化工程(工程a)はヨウ素を用いて、水酸化カリウムのような塩基の存在下、不活性溶媒(例えばジメチルホルムアミド)中、25℃〜媒体沸点の温度で、S.RAULT(S.RAULT et al.,Tetrahedron Lett.,2002,43,2695)により記載された方法の応用または適合により製造することができる。保護工程bは前述の通り実施できる。Rが式(I)の場合と同様の意味を有する式(IIF)の誘導体は前述の通り製造できる。
XがSO2NHであり、R1が1H−ベンズイミダゾール−2−イル基であり、そしてRが式(I)の場合と同様の意味を有する式(I)の化合物は、式(IIIA)の化合物から、以下のスキームに従って製造できる。
Figure 2005533004
保護(工程a)は2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリドを用いて、水素化ナトリウムのような塩基の存在下、不活性溶媒(例えばジメチルホルムアミド)中、−10℃〜媒体沸点の温度で、または、アミン官能基の保護の知られた方法(T.W.GREENE et al.,Protective Groups in Organic Synthesis,third edition,1999,Wiley−Interscience)に従って行うことができる。アミド中間体IIIEの合成(工程b)はN,O−ジメチルヒドロキシルアミンを用いて、活性化剤(例えば1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(HOBT)/塩酸1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミド(EDCI))の存在下、塩基(例えばトリエチルアミン)の存在下、不活性溶媒(例えばジクロロメタン)中、0℃〜媒体沸点の温度で、または、ペプチド化学のよく知られたカップリング方法 (M.BODANSZKY et al.,Principles of Peptide Synthesis,Spinger−Verleg,New York,NY,1984,9−58)、または、アミドの形成に関するよく知られた方法に従って行うことができる。アミド官能基の還元の工程(工程c)は水素化ジイソブチルアンモニウムを用いて、エーテル(例えばテトラヒドロフラン)のような不活性溶媒中、−10℃〜媒体沸点の温度で、または、この官能基の還元に関するよく知られた方法(J.SINGH et al.,Prakt.Chem.,2000,342(4),340)に従って行うことができる。工程dは1,2−ジアミノベンゼンを用いて、イオウ(0)の存在下、不活性溶媒(例えばジメチルホルムアミド)中、0℃〜媒体沸点の温度で、または、ベンズイミダゾール合成のよく知られた方法(P.N.PRESTON,Chem.Rev.,1974,74,279;P.N.PRESTON et al.,Chem.Rev.,1972,72,627;J.B.WRIGHT,Chem.Rev.,1951,48,397)に従って行うことができる。ニトロ基の還元の工程(工程e)および工程fは前述のように行うことができる。脱保護の工程(工程g)は、アルコール(例えばエタノール)中の酸性媒体(例えば塩酸)中、0℃〜媒体沸点の温度で、または、アミン官能基の脱保護に関するよく知られた方法(T.W.GREENE et al.,Protective Groups in Organic Synthesis,third edition,1999,Wiley−Interscience)に従って行うことができる。
XがSO2Oであり、R1が1H−ベンズイミダゾール−2−イル基であり、そしてZ
およびRが式(I)の場合と同様の意味を有する式(IK)の化合物は、相当する式(II I)の化合物から、以下のスキームに従って製造できる。
Figure 2005533004
R=Hである化合物(II I)はEP−A−708105、pp.13−15に記載の方法に従って製造できる。同様に、Rが式(I)の場合と同様の意味を有する式(II
I)の誘導体は適当な前駆体から製造できる。工程aは1,2−ジアミノベンゼンを用いて、活性化剤(例えばN,N’−ジイソプロピルカルボジイミド)の存在下、不活性溶媒(例えばジメチルホルムアミド)中、0℃〜媒体沸点の温度で、または、ペプチド化学のよく知られたカップリング方法 (M.BODANSZKY et al.,Principles of Peptide Synthesis,Spinger−Verleg,New York,NY,1984,9−58)、または、アミドの形成に関するよく知られた方法に従って行うことができる。脱保護工程bは例えば、水素または水素ドナー、例えばシクロヘキセンを用いて、触媒(例えばPd/C)の存在下、アルコール(例えばメタノール)のような不活性溶媒中、25℃〜媒体沸点の温度で、または、アルコール官能基の脱保護のよく知られた方法(T.W.GREENE et al.,Protective Groups in Organic Synthesis,third edition,1999,Wiley−Interscience)に従って行うことができる。最終工程(工程c)は前述のように行うことができる。
当業者の知るとおり、一般的に、そして、合成を容易にするため、R1基をまず導入し、次に一連のZ−X置換基をインダゾール上に導入するか、または、逆に、Z=Xの置換基の配列をまず導入し、次に、一連のZ−X置換基およびR1基それぞれの適当な前駆体としてBおよびR’1を有する以下のスキームに従ってインダゾール上にR1基を導入してよい。
Figure 2005533004
当業者の知るとおり、上記した本発明を実施するためには、副反応を回避するために、
アミン、カルボキシルおよびアルコール官能基のための保護基を導入することが必要である場合がある。これらの基は分子の残余に影響することなく除去できるものである。アミン官能基のための保護基の例としては、ヨードトリメチルシランを用いるか酸性媒体(例えばジオキサンのような溶媒中のトリフルオロ酢酸、または塩酸)中で再生できるt−ブチルカーバメート、水素の存在下、または、チオール(例えばベンゼンチオール)およびルイス酸(例えば3フッ化ホウ素エーテレート)の混合物の存在下に再生できるベンジルカーバメート、酸性媒体(例えば塩酸)中で再生できるアセチル、酸性媒体(例えば塩酸)中で再生できるベンゾイル、または、フッ化テトラブチルアンモニウムの存在下、または例えば酸性媒体中(例えば塩酸)中で再生できる2−トリメチルシラニルエトキシメチルが挙げられる。例示されるカルボキシル官能基のための保護基は、T.W.GREENE et al.,Protective Groups in Organic Synthesis,third edition,1999,Wiley−Interscienceに記載の方法により再生できるエステル(例えばメトキシメチルエステル、ベンジルエステル、メチルエステル)である。例示されるアルコール官能基のための保護基は酸性媒体中または接触水素化により再生できるエステル(例えばベンゾイルエステル)、または、3臭化ホウ素の存在下に再生できるメチルエーテルのようなエーテルである。使用できる他の保護基はT.W.GREENE et al.,Protective Groups in Organic Synthesis,third edition,1999,Wiley−Interscienceに記載されている。
式(I)の化合物は通常の知られた方法、例えば結晶化、クロマトグラフィーまたは抽出により単離し、精製することができる。
式(I)の化合物のエナンチオマーおよびジアステレオマーも又本発明の部分である。
塩基性残基を含む式(I)の化合物は、場合により、アルコール、ケトン、エーテルまたは塩素化溶媒のような有機溶媒中の酸の作用により無機または有機の塩[sic]との付加塩に変換できる。
酸性の残基を含む式(I)の化合物は、場合により、自体公知の方法に従って金属塩または窒素系の塩基との付加塩に変換できる。これらの塩は金属塩基(例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩基)、アンモニア、またはアミン、または式(I)の化合物上のアミン塩の作用により、溶媒中で得ることができる。形成した塩は通常の方法により分離される。
これらの塩も本発明の部分である。
本発明の生成物が遊離の塩基性官能性少なくとも1種を示す場合は、製薬上許容しうる塩は該生成物と無機または有機の酸との間の反応により製造できる。製薬上許容しうる塩には、塩化物、硝酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、ピロ硫酸塩、重硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、リン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、アクリル酸塩、4−ヒドロキシ酪酸塩、カプリル酸塩、カプロン酸塩、デカン酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、グルタル酸塩、アジピン酸塩、ピメリン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、フェニル酢酸塩、マンデル酸塩、セバシン酸塩、スベリン酸塩、安息香酸塩、フタル酸塩、メタンスルホン酸塩、プロパンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、サリチル酸塩、ケイヒ酸塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩、グルクロン酸塩およびガラクツロン酸塩が包含される。
本発明の生成物が遊離の酸性官能性少なくとも1種を示す場合は、製薬上許容しうる塩
は該生成物と無機または有機の塩基との間の反応により製造できる。製薬上許容しうる塩基にはLi、Na、K、MgまたはCaのようなアルカリ金属またはアルカリ土類金属のカチオンの水酸化物、および、アンモニア、アルギニン、ヒスチジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジンまたはトリエチルアミンのような塩基性アミン化合物が包含される。
本発明は、本発明を例示することにより示される以下の実施例により更に記載される。
〔実施例1〕
N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド
N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルクロリド0.36gおよびテトラヒドロフラン3.6mlの溶液を、5−アミノ−3−クロロ−1H−インダゾール0.22g、テトラヒドロフラン15mlおよびトリエチルアミン0.37mlの0℃に冷却した溶液に滴加した。0℃程度の温度で30分間、そして、20℃程度の温度で18時間反応させた後、蒸留水30mlを反応媒体に添加した。媒体を酢酸エチル30mlおよび15mlで抽出した。その後有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(99/1体積)を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして得られた固体をイソプロパノール45mlから再結晶した。60℃で減圧下に乾燥した後、N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド0.05gを融点260℃超の白色固体の形態で得た。
(分析 C14H12ClN3O4S2 % 計算値C: 43.58, H: 3.13, Cl: 9.19, N: 10.89, O: 16.59, S: 16.62; % 実測値 C: 43.72, H: 2.88, Cl: 7.94, N: 10.63, S: 16.80)。
5−アミノ−3−クロロ−1H−インダゾールはG.BOYER et al.,J.Chem.Res.,Synop.,(11),350(1990)に記載の通り製造することができた。
〔実施例2〕
N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド
N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:3,4−ジクロロベンゼンスルホニルクロリド1.1gの溶液を5−アミノ−3−クロロ−1H−インダゾール0.75gおよびピリジン14mlの0℃に冷却した溶液に滴加した。0℃程度の温度で10分間、そして、20℃程度の温度で2時間30分間反応させた後、蒸留水50mlを反応媒体に添加した。媒体を酢酸エチル50mlおよび25mlで抽出した。その後有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(99/1体積)を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして得られた黄色油状物を溶離剤としてジクロロメタンを用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより再度精製した。このようにしてN−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド0.08gを粘稠な白色油状物の形態で得た。
(分析 C13H8Cl3N3O2S % 計算値 C: 41.46, H: 2.14, Cl: 28.24, N: 11.16, O: 8.50; S: 8.51 % 実測値 C: 41.43, H: 2.58, N: 10.81, S: 7.84)。
〔実施例3〕
N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド
N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミドは実施例1に記載の通り5−アミノ−3−クロロ−1H−インダゾール0.18g、テトラヒドロフラン20ml、トリエチルアミン0.25mlおよび3−フルオロベンゼンスルホニルクロリド0.23gから得ることができた。このようにしてN−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド0.13gを約80℃で分解する黄色泡状物の形態で得た。
(分析 C13H9ClFN3O2S % 計算値 C: 47.93, H: 2.78, Cl: 10.88, F: 5.83, N: 12.90, O: 9.82, S: 9.84 % 実測値 C: 48.11, H: 2.64, F: 5.14, N: 13.14, S: 8.22)。
〔実施例4〕
N−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド
N−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミドは実施例2に記載の通り5−アミノ−3−シアノ−1H−インダゾール0.6g、ピリジン12mlおよび3−フルオロベンゼンスルホニルクロリド0.73gから得ることができた。このようにしてN−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド1gを融点227℃の黄色固体の形態で得た。
(分析 C14H9FN4O2S % 計算値 C: 53.16, H: 2.87, F: 6.01, N: 17.71, O: 10.12, S: 10.14 % 実測値 C: 52.86, H: 2.63, F: 5.67, N: 16.04)。
5−アミノ−3−シアノ−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:硫酸第一鉄33gおよび蒸留水52mlを3−シアノ−5−ニトロ−1H−インダゾール3.1gおよびエタノール145mlの懸濁液に少しずつ添加した。反応媒体を30分間20℃程度の温度で攪拌しながら維持し、次に32%アンモニア水39mlを10分間かけて滴加した。このようにして得られた黒色懸濁液を2時間還流し、次に20℃程度の温度に戻した。蒸留水300mlを反応媒体に添加し、これを酢酸エチル300mlおよび150mlで抽出した。有機相をチャコール上に濾過し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた茶色固体をジクロロメタン/メタノール(99/1体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。減圧下に乾燥した後、5−アミノ−3−シアノ−1H−インダゾール1.1gを融点211℃の茶色固体の形態で得た。
3−シアノ−5−ニトロ−1H−インダゾールはN.V.SAVITSKAYA et
al.,J,Gen.Chem.USSR,(31),3037(1961)に記載の通り得ることができた。
〔実施例5〕
N−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド
N−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドは実施例2に記載の通り3−シアノ−5−アミノ−1H−インダゾール0.55g、ピリジン10mlおよび2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルクロリド0.88gから得ることができた。このようにしてN−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド0.15gを融点272℃の黄色粉末の形態で得た。
(分析C15H12N4O4S2, 0.85H2O, % 計算値 C: 47.87, H: 3.21, N: 14.88, S: 17.04, % 実測値 C: 47.88, H: 3.01, N: 14.75, S: 17.45)。
〔実施例6〕
3−フルオロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
3−フルオロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホ
ンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:N−(N−t−ブトキシカルボニル−3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド0.4g、クロロホルム3.5mlおよびヨードトリメチルシラン0.127mlの溶液を20℃程度の温度で18時間攪拌しながら維持した。5%アンモニア水10mlを反応媒体に添加し、これをジクロロメタン40mlで抽出した。有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた残存物をジクロロメタン/メタノール(99/1体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして得られた灰色固体を3Sブラックの存在下ジクロロメタン25mlから再結晶させた。このようにして3−フルオロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.1gを融点200℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C19H14FN3O2S % 計算値 C: 62.11, H: 3.84, F: 5.17, N: 11.44; % 実測値 C: 62.09, H: 3.69, F: 4.88, N: 11.44)。
1H N.M.R. (300 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: 7.15 (dd, J= 9および1.5 Hz: 1H); 7.40〜7.70 (mt: 8H); 7.61 (幅広い s: 1H); 7.78 (幅広い d, J=7.5 Hz: 2H); 10.21 (分解不能なピーク: 1H); 13.27 (幅広い s: 1H)。
N−(N−t−ブトキシカルボニル−3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミドは実施例1に記載の通り5−アミノ−N−t−ブトキシカルボニル−3−フェニル−1H−インダゾール0.4g、テトラヒドロフラン15ml、トリエチルアミン0.36mlおよび3−フルオロベンゼンスルホニルクロリド0.27gから得ることができた。このようにしてN−(N−t−ブトキシカルボニル−3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド0.45gを融点100℃の黄土色の固体の形態で得た。
5−アミノ−N−t−ブトキシカルボニル−3−フェニル−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:10%Pd/C0.12gおよびギ酸アンモニウム0.68gをN−t−ブトキシカルボニル−5−ニトロ−3−フェニル−1H−インダゾール0.8gおよびメタノール14mlの溶液に添加した。懸濁液を20℃程度の温度で18時間攪拌しながら維持した。蒸留水50mlを反応媒体に添加し、これを酢酸エチル50mlおよび25mlで抽出した。有機相を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタンを用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーで精製した。このようにして5−アミノ−N−t−ブトキシカルボニル−3−フェニル−1H−インダゾール0.6gを融点191℃のオフホワイトの固体の形態で得た。
N−t−ブトキシカルボニル−5−ニトロ−3−フェニル−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:ジクロロメタン70ml中の溶液としてのジ−t−ブチルジカーボネート6.8gを5−ニトロ−3−フェニル−1H−インダゾール5g、ジクロロメタン100ml、トリエチルアミン5.9mlおよび4−ジメチルアミノピリジン0.6gの0℃程度の温度に冷却された溶液に30分かけて滴加した。20℃程度の温度で18時間攪拌を維持した。蒸留水200mlを反応媒体に添加し、これをジクロロメタン100mlで抽出した。有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタンを用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして、N−t−ブトキシカルボニル−5−ニトロ−3−フェニル−1H−インダゾール6.9gを融点110℃の白色固体の形態で得た。
5−ニトロ−3−フェニル−1H−インダゾールは特許WO0153268に記載の通り得ることができた。
〔実施例7〕
2−メチルスルホニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例1に記載の通り5−アミノ−3−フェニル−1H−インダゾール0.5g、テトラヒドロフラン26ml、トリエチルアミン0.67mlおよび2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルクロリド0.66gから製造することができた。得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(99/1体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。3Sブラックの存在下イソプロパノール35mlから再結晶した後、2−メチルスルホニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.6gを融点223℃の茶色固体の形態で得た。
(分析: C20H17N3O4S2, % 計算値 C: 56.19, H:4.01 N: 9.83, O :14.97, S:15.00 % 実測値 C: 56.22, H: 4.08, N: 9.72, S: 14.48)。
1H N.M.R. (300 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: 3.53 (s: 3H); 7.13 (dd, J=9および1.5 Hz: 1H); 7.43 (幅広い t, J=7.5Hz: 1H); 7.50 (d, J=9 Hz: 1H); 7.53 (幅広い t, J=7.5 Hz: 2H); 7.67 (d, J=1.5 Hz: 1H); 7.77 (幅広い d, J=7.5Hz: 2H); 7.75〜8.00 (mt: 3H); 8.26 (幅広い d, J=8 Hz: 1H); 9.36 (分解不能なピーク: 1H); 13.27 (幅広い s: 1H)。
5−アミノ−3−フェニル−1H−インダゾールは実施例4に記載の通り5−ニトロ−3−フェニル−1H−インダゾール5g、エタノール75ml、硫酸第1鉄77.5g、水65mlおよび32%アンモニア水50mlから得ることができた。このようにして5−アミノ−3−フェニル−1H−インダゾール2.1gを融点62℃の白色粉末の形態で得た。
〔実施例8〕
3,4−ジクロロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
3,4−ジクロロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例1に記載の通り5−アミノ−3−フェニル−1H−インダゾール1g、テトラヒドロフラン52ml、トリエチルアミン1.34mlおよび3,4−ジクロロベンゼンスルホニルクロリド1.29gから製造することができた。得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(99/1体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。3Sブラックの存在下ジイソプロピルエーテル35mlから再結晶した後、3,4−ジクロロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.3gを融点216℃の明灰色固体の形態で得た。
(分析 C19H13Cl2N3O2S % 計算値 C: 54.56, H: 3.13, Cl: 16.85, N: 10.05, O: 7.65, S: 7.67, % 実測値 C: 54.67, H: 2.90, Cl: 16.85, N: 10.08, S: 7.21)。
〔実施例9〕
3−フルオロ−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
3−フルオロ−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例6に記載の通りN−(N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド1.35g、クロロホルム13.5mlおよびヨードトリメチルシラン0.47mlから得ることができた。このようにして3−フルオロ−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.6gを融点120℃の白色泡状物の形態で得た。
(分析: C14H12FN3O2S・0.39 CH2Cl2 % 計算値, C: 55.07, H: 3.96, F: 6.22, N: 13.76
, O: 10.48, S: 10.50 % 実測値 C: 54.99, H: 2.70, N: 13.81, S: 10.18)。
N−(N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミドは実施例1に記載の通り5−アミノ−N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−1H−インダゾール0.9g、テトラヒドロフラン40ml、トリエチルアミン1mlおよび3−フルオロベンゼンスルホニルクロリド0.78gから得ることができた。このようにしてN−(N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド0.1gを融点195℃のクリーム色の固体の形態で得た。
5−アミノ−N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−1H−インダゾールは実施例6に記載の通り、N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−5−ニトロ−1H−インダゾール3.4g、メタノール50ml、10%Pd/C0.61gおよびギ酸アンモニウム3.53gから得ることができた。このようにして5−アミノ−N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−1H−インダゾール2.7gを融点185℃のクリーム色の固体の形態で得た。
N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−5−ニトロ−1H−インダゾールは実施例6に記載の通り、3−メチル−5−ニトロ−1H−インダゾール1.9g、ジクロロメタン85ml、トリエチルアミン3ml、4−ジメチルアミノピリジン0.31gおよびジ−t−ブチルジカーボネート3.5gから得ることができた。このようにしてN−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−5−ニトロ−1H−インダゾール3.5gを融点171℃のクリーム色の固体の形態で得た。
3−メチル−5−ニトロ−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:ヒドラジン水和物13mlを2−ブロモ−5−ニトロ−アセトフェノン16.3gおよびエタノール400mlの溶液に添加した。媒体を還流下に8時間攪拌し、次に20℃程度の温度に戻した。蒸留水600mlを添加した後、水相を酢酸エチル600mlおよび300mlで抽出した。有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(100/0〜98/2体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして3−メチル−5−ニトロ−1H−インダゾール1.9gを融点220℃の黄土色の固体の形態で得た。
2−ブロモ−5−ニトロアセトフェノンは特許WO9322287に記載の通り得ることができた。
〔実施例10〕
2−メチルスルホニル−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例6に記載の通り、N−(N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド1.45g、クロロホルム12.6mlおよびヨードトリメチルシラン0.44mlから得ることができた。このようにして2−メチルスルホニル−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.35gを融点260℃超の白色固体の形態で得た。
(分析: C15H15N3O4S2 % 計算値 C: 49.30, H: 4.14, N: 11.50, O: 17.51, S: 17.55 %
実測値 C: 48.99, H: 4.45, N: 11.67, S: 17.23)。
N−(N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドは実施例1に記載の通り5−アミノ−N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−1H−インダゾール0.9g、テトラヒドロフラン55ml、トリエチルアミン1mlおよび2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルク
ロリド1.02gから得ることができた。このようにしてN−(N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド1.5gを融点228℃の桃色固体として得た。
〔実施例11〕
N−(3−フルオロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド
N−(3−フルオロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:3−フルオロアニリン0.98mlをピリジン40ml中の(1H−インダゾール−5−イル)スルホニルクロリド2.57gの0℃程度の温度に冷却した溶液に滴加した。0℃程度の温度で2時間、次に20℃程度の温度で18時間、攪拌を維持した。媒体を減圧下に蒸発させることにより濃縮し、得られた残存物を酢酸エチル50mlおよび水40mlに溶解した。有機相を水20mlで2回洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。得られた残存物を溶離剤として酢酸エチル/シクロヘキサン(1/3体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにしてN−(3−フルオロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド8mgをオレンジ色の固体の形態で得た。
1H N.M.R. (300 MHz, (CD3)2SO d6 CD3COOD d4を数滴添加, ppmのδ: 6.79 (ddd, J=9〜8および2.5 Hz: 1H); 6.90〜7.00 (mt: 2H); 7.23 (td, J=8および7.5Hz: 1H); 7.71 (mt:
2H); 8.27 (s: 1H); 8.34 (幅広い s : 1H)。
(1H−インダゾール−5−イル)スルホニルクロリドは以下の通り得ることができた。即ち:蒸留水1.2ml中の亜硝酸ナトリウム762mgの溶液を100%酢酸7mlおよび塩酸(d=1.18)8ml中の5−アミノ−1H−インダゾール1.37gの約−5℃に冷却した溶液に滴加し、攪拌を−10℃程度の温度で20分間維持した。反応媒体を二酸化硫黄で飽和させ、二酸化硫黄の導入を継続しながら、蒸留水1ml中の塩化銅(II)の溶液を添加した。反応媒体を20℃程度の温度に戻し、次に二酸化硫黄が発生しなくなるまで30℃程度の温度で加温した。媒体を減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このように煉瓦赤色の固体2.57gが得られ、この固体はそのままその後の工程において使用した。
〔実施例12〕
3−フルオロ−N−(3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
3−フルオロ−N−(3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例2に記載の通り、5−アミノ−3−インド−1H−インダゾール230mg、ピリジン5mlおよび3−フルオロベンゼンスルホニルクロリド173mgから得ることができた。このようにして3−フルオロ−N−(3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド40mgを融点189℃のクリーム色の固体の形態で得た。
1H N.M.R. (300 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: 7.05 (d, J=2 Hz: 1H); 7.17 (dd, J=9および2 Hz: 1H); 7.40〜7.70 (mt: 5H); 10.40 ((幅広い分解不能なピーク: 1H); 13.50 (幅広い s: 1H)。
5−アミノ−3−インド−1H−インダゾールは実施例4に記載の通り3−ヨード−5−ニトロ−1H−インダゾール1g、エタノール20ml、硫酸第一鉄6.9g、蒸留水10.8mlおよび32%アンモニア水8.2mlから得ることができた。このようにして5−アミノ−3−ヨード−1H−インダゾール230mgを黄色泡状物の形態で得た(Rf=0.12、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:酢酸エチル/ジクロロメタン(2/8体積))。
3−ヨード−5−ニトロ−1H−インダゾールはU.WRZECIONO et al.,Pharmazie,34(1),20(1979)に記載の通り得ることができた。
〔実施例13〕
2−メチルスルホニル−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例2に記載の通り、5−アミノ−1H−インダゾール1g、ピリジン20mlおよび2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルクロリド1.91gから得ることができた。このようにして2−メチルスルホニル−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.64gを融点245℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C14H13N3O4S2 % 計算値 C: 47.85, H: 3.73, N: 11.96, O: 18.21; S: 18.25 % 実測値 C: 47.42, H: 3.72, N: 11.64, S: 17.97)。
〔実施例14〕
3,4−ジクロロ−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
3,4−ジクロロ−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例2に記載の通り、5−アミノ−1H−インダゾール1g、ピリジン20mlおよび3,4−ジクロロベンゼンスルホニルクロリド1.84gから得ることができた。このようにして3,4−ジクロロ−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.55gを融点209℃の緑色固体の形態で得た。
(分析 C13H9Cl2N3O2S % 計算値 C: 45. 63, H: 2. 65, Cl: 20.72, N: 12.28, O: 9.35;
S: 9.37 % 実測値 C: 45.87, H: 2.72, Cl: 21.10, N: 12.27, S: 9.21 %)。
〔実施例15〕
3−フルオロ−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
3−フルオロ−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例1に記載の通り、5−アミノ−1H−インダゾール0.4g、テトラヒドロフラン20ml、トリエチルアミン0.83mlおよび3−フルオロベンゼンスルホニルクロリド0.88gから得ることができた。このようにして3−フルオロ−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.32gをクリーム色の固体の形態で得た。
1H N.M.R. (300 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: 7.08 (dd, J=9および2 Hz: 1H); 7.40〜7.70 (mt: 6H); 8.02 (s: 1H); 10.20 (幅広い s: 1H); 13.06 (幅広い s: 1H)。
〔実施例16〕
3−フルオロ−N−(3−ヒドロキシ−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
3−フルオロ−N−(3−ヒドロキシ−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例2に記載の通り、5−アミノ−3−ヒドロキシ−1H−インダゾール51mg、ピリジン1.5mlおよび3−フルオロベンゼンスルホニルクロリド69mgから得ることができた。このようにして3−フルオロ−N−(3−ヒドロキシ−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド6mgを白色固体の形態で得た。
1H N.M.R. (300 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: 7.03 (dd, J=9および2 Hz: 1H); 7.19 (d,
J=9 Hz: 1H); 7.30 (d, J=2 Hz: 1H); 7.40〜7.70 (mt: 4H); 10.07 (分解不能なピーク: 1H); 10.50 (非常に幅広い分解不能なピーク 1 H) ; 11.43 (非常に幅広い分解不能なピーク: 1H)。
5−アミノ−3−ヒドロキシ−1H−インダゾールは実施例4に記載の通り、3−ヒドロキシ−5−ニトロ−1H−インダゾール360mg、エタノール20ml、硫酸第一鉄4.25g、32%アンモニア水5mlおよび蒸留水6.7mlから製造することができた。このようにして5−アミノ−3−ヒドロキシ−1H−インダゾール40mgを緑色味を帯びたペースト状物の形態で得た。
〔実施例17〕
1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネート
1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネートは以下の通り得ることができた。即ち:蒸留水1.65ml中の1−アセチル−1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネート193mgおよび塩酸(d=1.18)0.19mlの懸濁液を16時間還流させた。20℃程度の温度に戻した後、反応媒体を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液で8程度のpHまで塩基性化し、ジクロロメタン10mlで2回抽出した。合わせた有機抽出液を塩化カルシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。。得られた透明な油状物をジイソプロピルエーテル2mlに溶解し、磨砕により濃縮した。得られた固体を濾過して分離し、ジイソプロピルエーテル1mlで2回洗浄し、減圧下に乾燥した。このようにして1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネート100mgを融点104℃の白色味を帯びた固体の形態で得た。
(分析 C13H9FN2O3S, % 計算値C: 53.42, H: 3.10, F: 6.50, N: 9.58, O: 16.42, S: 10.97, % 実測値 C: 53.5, H: 2.9, F: 6.2, N: 9.6)。
1−アセチル−1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネートは以下の通り得ることができた。即ち:テトラヒドロフラン2ml中の3−フルオロベンゼンスルホニルクロリド0.15gの溶液を無水テトラヒドロフラン5mlおよびトリエチルアミン0.2ml中の1−アセチル−5−ヒドロキシ−1H−インダゾール132mgの0℃程度の温度に冷却した溶液に滴加混合した。反応媒体を0℃程度の温度で3時間攪拌しながら維持し、次に20℃程度の温度に戻し、蒸留水15mlで加水分解し、そして、酢酸エチル15mlで3回抽出した。合わせた有機抽出液を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。このようにして白色粉末が得られ、この粉末をジイソプロピルエーテルに再懸濁し、濾過して分離し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、減圧下に乾燥した。このようにして1−アセチル−1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネート193mgを白色固体の形態で得た(Rf=0.50、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:シクロヘキサン/ジクロロメタン(1/9体積)。
1−アセチル−5−ヒドロキシ−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:1−アセチル−5−ベンジルオキシ−1H−インダゾール467mg、ギ酸アンモニウム525mg、10%Pd/C1gおよびアセトン50mlの懸濁液を3時間還流した。20℃程度の温度に戻した後、反応媒体をセライト535のベッドを通して濾過した。濾液を減圧下に蒸発させることにより濃縮し、得られた油状物を溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(98/2体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして1−アセチル−5−ヒドロキシ−1H−インダゾール132mgを白色固体の形態で得た(Rf=0.32、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:メタノール/ジクロロメタン(2/98体積))。
1−アセチル−5−ベンジルオキシ−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:無水酢酸0.8mlをトルエン3ml中の4−ベンジルオキシ−2−メチルアニリン500mgの溶液中に混合し、反応媒体を1時間90℃程度の温度に加熱した。この溶液に亜硝酸t−ブチル0.55mlを約90℃で滴加した。加熱を1時間30分継続し、次に、反応媒体を20℃程度の温度に冷却し、減圧下に濃縮乾固した。固体の残存物をクロロホルム5mlに溶解し、有機相を5%炭酸カリウム水溶液4mlで洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた固体を溶離剤としてジクロロメタン/シクロヘキサン(9/1体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして1−アセチル−5−ベンジルオキシ−1H−インダゾール467mgを茶色粉末の形態で得た(Rf=0.54、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:シクロヘキサン/ジクロロ
メタン(1/9体積))。
4−ベンジルオキシ−2−メチルアニリンはT.GRAYBILL et al.,Bioorg.Med.Chem.Lett.,5(4),387(1995)に記載の通り製造することができた。
〔実施例18〕
N−フェニル−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−フェニル−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミドは実施例2に記載の通り、N−フェニル−5−アミノ−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド40mg、ピリジン4mlおよび2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルクロリド40mgから得ることができた。このようにしてN−フェニル−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド50mgを融点258℃の淡黄色固体として得た。
(分析 C21H18N4O5S2・0.48H2O, % 計算値 C: 53.61, H: 3.86, N: 11.91, O: 17.00, S:
13.63, % 実測値 C: 53.17, H: 3.48, N: 11.58, S: 14.08)。
N−フェニル−5−アミノ−1H−インダゾール−3−カルボキシアミドは以下の通り得ることができた。即ち:O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート1.18g、ジイソプロピルエチルアミン1.1mlおよびアニリン0.28mlをジメチルホルムアミド24ml中の5−アミノ−1H−インダゾール−3−カルボン酸0.5gの溶液に添加した。媒体を18時間20℃程度の温度で攪拌しながら維持した。蒸留水100mlを反応媒体に添加し、これを酢酸エチル100mlおよび50mlで抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(99/1体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにしてN−フェニル−5−アミノ−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド40mgを融点242℃の緑色固体の形態で得た。
5−アミノ−1H−インダゾール−3−カルボン酸はG.BISTOCCHI et al.,Farmaco.,36(5),315(1981)に記載の通り製造することができた。
〔実施例19〕
N−メチル−5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−メチル−5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミドは実施例2に記載の通りN−メチル−5−アミノ−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド40mg、ピリジン1.2mlおよび3−フルオロベンゼンスルホニルクロリド40mgから得ることができた。このようにしてN−メチル−5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド20mgを融点260℃超のオフホワイトの固体の形態で得た。
(分析C15H13N4O3S・0.74H2O % 計算値 C: 51.72, H: 3.76, F: 5.45, N: 16.08, O: 13.78, S: 9.20, % 実測値 C: 51.74, H: 3.31, N: 15.71, S: 8.36)。
N−メチル−5−アミノ−1H−インダゾール−3−カルボキシアミドは実施例18に記載の通り、5−アミノ−1H−インダゾール−3−カルボン酸0.5g、ジメチルホルムアミド24ml、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート1.18g、ジイソプロピルエチルアミン1.6mlおよびメチルアミン一塩酸塩0.2gから製造することができた。このようにしてN−メチル−5−アミノ−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド60mgを融点173℃の茶色固体の形態で得た。
〔実施例20〕
5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミドおよびナトリウム5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシレート
5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミドは以下の通り得ることができた。即ち:10%水酸化ナトリウム6mlおよびN−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド0.23gの溶液を100℃程度の温度で3時間加熱した。反応媒体に氷を添加し、これを2N塩酸溶液で約5℃において約3のpHまで酸性化し、そして次に酢酸エチル50mlで2回抽出した。合わせた有機相を濾過し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、再度濾過し、そして減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(97.5/2.5体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。黄色結晶200mgの第1の収量分が得られ、この結晶を、ジイソプロピルエーテル5mlに溶解し、焼結ガラス漏斗を通して濾過し、ジイソプロピルエーテル2×2mlで洗浄し、減圧下に50℃で乾燥し、融点260℃超の黄色固体の形態の5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド100mgを得た。
(分析 C15H14N4O5S2・0.52H2O, % 計算値 C: 45.68, H: 3.58, N: 14.20, O: 20.28, S:
16.26, % 実測値 C: 45.67, H: 3.39, N: 13.79, S: 16.06)。
溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(9/1体積)混合物を用いたクロマトグラフィーを継続することにより、白色結晶100mgの第2の収量分が得られ、この結晶を、還流下のメタノール(5ml)とジクロロメタン(2.5ml)の混合物中に溶解し、焼結ガラス漏斗を通して濾過し、メタノール2×2.5mlで洗浄し、減圧下に50℃で乾燥し、融点260℃超のオフホワイトの固体の形態のナトリウム5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシレート30mgを得た。
(分析 C15H12N3NaO6S2・0.36MeOH,% 計算値 C: 43.16, H: 2.90, N: 10.07, Na: 5.51, O: 23.00, S: 15.36, % 実測値 C: 40.80, H: 2.30, N: 9.39, S: 15.41)。
〔実施例21〕
5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミドおよび5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボン酸
5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミドは実施例20に記載の通り、10%水酸化ナトリウム6mlおよびN−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド0.4gから得ることができた。このようにして5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド0.2gを融点272℃の黄色固体の形態で得た。
(分析 C14H11FN4O3S・0.23H2O・0.48CH3CO2C2H5 % 計算値 C: 50.29, H: 3.32, F: 5.68, N: 16.76, O: 14.36, S: 9.59, % 実測値 C: 50.42, H: 3.25, F: 5.57, N: 16.31, S: 9.14)。
5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボン酸0.21gもまた融点260℃超の白色固体の形態で得た。
(分析 C14H10FN3O4S・0.71CH2Cl2 % 計算値 C: 50.14, H: 3.01, F: 5.67 N: 12.53, O:
19.96, S: 9.56 % 実測値 C: 50.13, H: 2.66, F: 4.85, N: 12.96, S: 9.65)。
〔実施例22〕
N−フェニル−5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−
3−カルボキシアミド
N−フェニル−5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミドは実施例18に記載の通り、5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボン酸0.45g、ジメチルホルムアミド11ml、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート0.56g、ジイソプロピルエチルアミン0.38gおよびアニリン0.14gから得ることができた。このようにしてN−フェニル−5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド70mgを融点260℃超の茶色固体として得た。
(分析: C20H15FN4O3S・0.73H2O % 計算値 C: 58.54, H: 3.68, F: 4.63, N: 13.65, O: 11.69, S: 7.81, % 実測値 C: 58.09, H: 3.18, N: 13.58, S: 7.43)。
〔実施例23〕
N−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−ベンズアミド
N−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−ベンズアミドは実施例2に記載の通り、N−(5−アミノ−1H−インダゾール−3−イル)ベンズアミド0.45g、ピリジン10mlおよび3−フルオロベンゼンスルホニルクロリド0.35gから得ることができた。このようにしてN−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−ベンズアミド0.6gを融点225℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C20H15FN4O3S, % 計算値 C: 58.53, H: 3.68, F: 4.63, N: 13.65, O: 11.69, S:
7.81, % 実測値 C: 58.38, H: 3.42, N: 13.56, S: 7.44)。
1H N.M.R. (300 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: 7.10 (dd, J=9および2 Hz: 1H); 7.39 (d,
J=9 Hz: 1H); 7.40〜7.70 (mt: 7H); 7.42 (幅広い s : 1H); 8.07 (幅広い d, J=7.5 Hz: 2H); 10.20 (幅広い分解不能なピーク: 1H); 10.72 (幅広い s: 1H); 12.77 (幅広い s: 1H)。
N−(5−アミノ−1H−インダゾール−3−イル)ベンズアミドは実施例4に記載の通り、N−(5−ニトロ−1H−インダゾール−3−イル)ベンズアミド0.6g、エタノール21ml、硫酸第一鉄4.2g、水6.6mlおよび32%アンモニア水5.1mlから得ることができた。このようにしてN−(5−アミノ−1H−インダゾール−3−イル)ベンズアミド0.4gを融点116℃の黄色粉末の形態で得た。
N−(5−ニトロ−1H−インダゾール−3−イル)ベンズアミドは以下の通り得ることができた。即ち:ベンゾイルクロリド0.39mlを3−アミノ−5−ニトロ−1H−インダゾール0.6gおよびピリジン5mlの0℃に冷却した溶液に滴加した。媒体を20℃程度の温度に戻し、18時間攪拌しながら維持した。蒸留水20mlを添加した後、媒体を酢酸エチル20mlおよび10mlで抽出した。有機相を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(99/1体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにしてN−(5−ニトロ−1H−インダゾール−3−イル)ベンズアミド0.9gを融点231℃のオレンジ色の固体の形態で得た。
〔実施例24〕
N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例1に記載の通り5−アミノ−1H−インダゾール0.5g、テトラヒドロフラン25ml、トリエチルアミン1.05mlおよびベンゼンスルホニルクロリド0.73gから得ることができた。このようにしてN−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.6gを融点179℃のクリーム色の固体の形態で得た。
(分析 C13H11N3O2S % 計算値 C: 57.13, H: 4.06, N: 15.37, O: 11.71; S: 11.73 % 実測値 C: 56.90, H: 4.24, N: 14.21, S: 10.67)。
〔実施例25〕
3,4−ジクロロ−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
3,4−ジクロロ−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例6に記載の通りN−(N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド0.8g、クロロホルム7.1mlおよびヨードトリメチルシラン0.25mlから得ることができた。このようにして3,4−ジクロロ−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.5gを融点184℃の白色固体の形態で得た。
(分析: C14H11Cl2N3O2S・0.04CH2Cl2 % 計算値, C: 47.21, H: 3.11, Cl: 19.90, N: 11.
80, O: 8.98, S: 9.00 % 実測値 C: 47.65, H: 2.56, Cl: 19.97, N: 11.89, S: 8.92)。
N−(N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミドは実施例1に記載の通り、5−アミノ−N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−1H−インダゾール1g、テトラヒドロフラン50ml、トリエチルアミン1.15mlおよび3,4−ジクロロベンゼンスルホニルクロリド1.1gから得ることができた。このようにしてN−(N−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド0.8gを融点171℃の白色固体の形態で得た。
〔実施例26〕
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:N−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド0.3g、エタノール24mlおよび37%塩酸1.08mlの溶液を30時間100℃程度の温度で加熱した。冷却した反応媒体を減圧下に濃縮した。このようにして得られた残存物に水20ml、およびpHを11の程度とする水性水酸化ナトリウムを添加し、次にこれを酢酸エチル25mlで3回で抽出した。合わせた有機相を濾過し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、再度濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(99/1体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして得られた固体をイソプロパノール5mlから再結晶させた。60℃で減圧下に乾燥した後、N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド0.1gを融点216℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C13H11FN4O2S % 計算値 C: 50.97, H: 3.62, F: 6.20, N: 18.29, O: 10.45, S: 10.47; % 実測値 C: 50.80, H: 3.72, N: 18.14, S: 10.21)。
〔実施例27〕
3−フルオロ−N−(3−メチルスルホニルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
3−フルオロ−N−(3−メチルスルホニルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例2に記載の通り、5−アミノ−3−メチルスルホニルアミノ−1H−インダゾール0.1g、ピリジン5mlおよび3−フルオロベンゼンスルホニルクロリド83mgから得ることができた。このようにして3−フルオロ−N−(3−メチルスルホニルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド30mgを融点230℃のベージュ色の固体の形態で得た。
(分析 C14H13FN4O4S2・0.57H2O % 計算値 C: 43.75, H: 3.41, F: 4.94, N: 14.57, O: 16.65, S: 16.68; % 実測値 C: 43.75, H: 2.86, N: 14.77, S: 15.93)。
5−アミノ−3−メチルスルホニルアミノ−1H−インダゾールは実施例4に記載の通り3−メチルスルホニルアミノ−5−ニトロ−1H−インダゾール256mg、エタノール10ml、硫酸第一鉄2g、水3.2mlおよび32%アンモニア水2.4mlから得ることができた。このようにして5−アミノ−3−メチルスルホニルアミノ−1H−インダゾール0.1gが油状物の形態で得られ、これはそのままその後の工程で使用した。
3−メチルスルホニルアミノ−5−ニトロ−1H−インダゾールは実施例2に記載の通り、3−アミノ−5−ニトロ−1H−インダゾール0.7g、ピリジン23mlおよびメチルスルホニルクロリド0.455gから得ることができた。このようにして3−メチルスルホニルアミノ−5−ニトロ−1H−インダゾール0.85gがオレンジ色の粉末の形態で得られ、これはそのままその後の工程で使用した。
3−アミノ−5−ニトロ−1H−インダゾールはE.PARMELL,Journal
of Chemical Society,2363(1959)に記載のとおり製造した。
〔実施例28〕
N−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)−アセトアミド
N−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)−アセトアミドは以下の通り得ることができた。即ち:アセチルクロリド0.037mlを3−フルオロ−N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.16gおよびピリジン3.2mlの0℃に冷却した溶液に滴加した。次に反応媒体を一夜25℃程度の温度で攪拌しながら維持した。水20mlを添加した後、媒体を酢酸エチル10mlで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(97.5/2.5体積)を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。得られた固体をイソプロパノール6mlから再結晶した。このようにして、60℃で減圧下に乾燥した後、N−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)−アセトアミド 0.1gを融点246℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C15H13FN4O3S・0.2H2O % 計算値 C: 51.73, H: 3.76, F: 5.45, N:16.08, O: 13.78, S: 9.20; % 実測値 C: 51.75, H:2.82, F: 5.07, N: 16.04, S: 8.13)。
〔実施例29〕
N−シクロヘキシル−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド
N−シクロヘキシル−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミドは実施例2に記載の通り5−アミノ−N−シクロヘキシル−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド0.25g、ピリジン5mlおよび2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルクロリド246mgから製造することができた。このようにしてN−シクロヘキシル−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド38mgを融点260℃超のオフホワイトの固体の形態で得た。
(分析 C21H24 N4O5S2 % 計算値 C: 52.93, H: 5.08, N: 11.76, O: 16.79, S: 13.46, % 実測値 C: 52.62, H: 5.05, N: 11.19, S: 12.44)。
5−アミノ−N−シクロヘキシル−1H−インダゾール−3−カルボキシアミドは以下の通り得ることができた。即ち:N−シクロヘキシル−5−ニトロ−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド1.57g、メタノール80ml、ギ酸アンモニウム1.37gおよび水酸化パラジウム0.314gの懸濁液を2時間還流した。次に反応媒体を25℃
程度の温度に戻し、焼結ガラス漏斗を通してセライト(R)で濾過した。得られた固体をメタノールで洗浄し、濾液を減圧下に蒸発させることにより濃縮した。得られた油状物をジクロロメタン80mlおよび水80mlに溶解した。有機相を蒸留水60mlで2回洗浄し、このようにして得られた水相をジクロロメタン80mlで抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして5−アミノ−N−シクロヘキシル−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド1.17gを淡桃色の固体の形態で得た(Rf=0.40、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:ジクロロメタン/メタノール(9/1体積)。
N−シクロヘキシル−5−ニトロ−1H−インダゾール−3−カルボキシアミドは以下の通り得ることができた。即ち:5−ニトロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸2.5g、ジクロロメタン150ml、ジメチルホルムアミド75ml、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール0.16gおよび塩酸1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミド2.75gの溶液を25℃の温度で15分間攪拌した。次にシクロヘキシルアミン1.7mlおよびトリエチルアミン1.7mlを添加した。反応媒体を70時間攪拌しながら維持し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた残存物をジクロロメタン50mlおよびジイソプロピルエーテル50lmに溶解した。濾過後、得られたペースト状物を蒸留水80mlに溶解し、固体形態を焼結ガラス漏斗を通して濾過し、水50mlで2回洗浄し、次に減圧下に乾燥した。得られた固体を酢酸エチル50mlに溶解し、焼結ガラスフィルターを通して濾過し、酢酸エチル25mlで2回洗浄し、減圧下に50℃で乾燥した。このようにしてN−シクロヘキシル−5−ニトロ−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド1.57gをベージュ色の固体の形態で得た(Rf=0.90、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:クロロホルム/メタノール/20%アンモニア水(12/3/0.5体積))。
5−ニトロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸はG.BISTOCCHI等、Farmaco、36(5)、315(1981)に記載の通り製造することができた。
〔実施例30〕
N−[3−(4−クロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
N−[3−(4−クロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:テトラヒドロフラン3ml中の塩化2−メチルスルホニルベンゼンスルホニル0.515gの溶液を5−アミノ−3−(4−クロロフェニル)−1H−インダゾール0.45g、テトラヒドロフラン15mlおよびピリジン0.165mlの0℃に冷却した溶液に滴加した。0℃程度の温度で30分間および20℃程度の温度で2時間反応後、蒸留水50mlを反応媒体に添加した。媒体を酢酸エチル30mlで抽出した。次に有機相を蒸留水20mlで3回洗浄し、水相を酢酸エチル30mlで再び抽出した。有機相を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮乾固した。このようにして得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタン/酢酸エチル(99/1体積)を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにしてN−[3−(4−クロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド0.79gを融点242℃の白色粉末の形態で得た。
(分析 C20H16ClN3O4S2・0.65CH3OH % 計算値 C: 52.01, H: 3.49, Cl: 7.67, N: 9.10, O: 13.85, S: 13.88 ; % 実測値 C: 52.02, H: 3.78, Cl: 7.91, N: 9.21, S: 13.45)。
5−アミノ−3−(4−クロロフェニル)−1H−インダゾールは実施例4に記載の通り3−(4−クロロフェニル)−5−ニトロ−1H−インダゾール1g、エタノール15ml、硫酸第一鉄13.5g、蒸留水13mlおよび32%アンモニア水10mlから製造することができた。このようにして5−アミノ−3−(4−クロロフェニル)−1H−
インダゾール0.45gを融点163℃のサーモンピンクの粉末の形態で得た。
3−(4−クロロフェニル)−5−ニトロ−1H−インダゾールは以下の通り製造することができた。即ち:2,4’−ジクロロ−5−ニトロベンゾフェノン5.9g、ヒドラジン水和物4.8mlおよびエタノール140mlの溶液を20時間還流した。次に反応媒体を20℃程度の温度に戻し、形成した沈殿物を焼結ガラス漏斗を通して濾過し、ジイソプロピルエーテルで洗浄した。このようにして得られた粉末を溶離剤としてジクロロメタンを用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして3−(4−クロロフェニル)−5−ニトロ−1H−インダゾール3.5gを融点212℃の黄色粉末の形態で得た。
2,4’−ジクロロ−5−ニトロベンゾフェノンはF.D.BELLAMY et.al.,J.Med.Chem.,1991,34(5),1545に記載の通り得ることができた。
〔実施例31〕
N−[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド
N−[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミドは実施例2の通り、5−アミノ−3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール3.47g、ピリジン1.29mlおよび塩化ベンゼンスルホニル2.03mlから製造することができた。このようにしてN−[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド1.7gを融点172℃の白色固体の形状で得た。
(分析 C20H17N3O3S・0.2CH2Cl2 % 計算値 C: 63.31, H: 4.52, N: 11.07, O: 12.65; S: 8.45 % 実測値 C: 62.90, H: 4.40, N: 11.00, S: 8.02)。
5−アミノ−3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾールは特許WO0210137に記載の通り製造することができた。
〔実施例32〕
N−[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
N−[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルベンゼンスルホンアミドは実施例2の通り、5−アミノ−3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール2.3g、ピリジン0.94ml、テトラヒドロフラン50mlおよび塩化2−メチルスルホニルベンゼンスルホニル2.93gから製造することができた。このようにして、N−[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド1.62gを融点244℃の淡黄色固体の形状で得た。
(分析 C21H19N3O5S2 % 計算値 C: 55.13, H: 4.19, N: 9.18, O: 17.48; S: 14.02 % 実測値 C: 54.71, H: 4.19, N: 9.18, S: 13.87)。
〔実施例33〕
N−[3−(4−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
N−[3−(4−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルベンゼンスルホンアミドを実施例2の通り、5−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)−1H−インダゾール0.7g、ピリジン0.27ml、テトラヒドロフラン18mlおよび塩化2−メチルスルホニルベンゼンスルホニル866mgから製造することができた。このようにしてN−[3−(4−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド0.54gを融点209℃の桃色固体の形状で得た。
(分析 C20H16FN3O4S2・0.62CH2Cl2 % 計算値 C: 53.93, H: 3.62, F: 4.26, N: 9.43, O:
14.37; S: 14.39 % 実測値 C: 53.93, H: 3.65, N: 9.44, S: 14.39)。
5−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)−1H−インダゾールは特許WO0210137に記載の通り製造することができた。
〔実施例34〕
N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼン−スルホンアミド
N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:三臭化ホウ素6.56mlをN−[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド0.8gおよびジクロロメタン150mlの−60℃に冷却した懸濁液に添加した。次に反応混合物を1時間−60℃程度の温度で、次に25℃程度の温度で1夜攪拌した。このようにして得られた溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液300mlに注ぎ込んだ。有機相を蒸留水200mlで3回洗浄した。有機相を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮乾固した。このようにして得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタン/酢酸エチル(6/4体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにしてN−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド20mgを190℃で分解する白色固体の形態で得た。
1H N.M.R. (400 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: 6.91 (d, J=8.5 Hz: 2H); 7.11 (dd, J=9および1.5 Hz: 1H); 7.43 (d, J=9 Hz: 1H); 7.50〜7.70 (mt: 6H); 7.72 (d, J=8.5 Hz:
2H); 9.64 (s: 1H); 10.05 (分解不能なピーク: 1H); 13.01 (幅広い s : 1H)。
〔実施例35〕
N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホン−アミドは実施例34に記載の通りN−[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド2g、ジクロロメタン1lおよび三臭化ホウ素21mlから製造することができた。このようにしてN−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド395mgを150℃で分解する白色固体の形態で得た。
(分析C20H17N3O5S2・0.26CH2Cl2 % 計算値 C: 54.17 H: 3.86, N: 9.47, O: 18.04; S: 14.46 % 実測値 C: 54.20, H: 3.76, N: 9.47, S: 14.26)。
〔実施例36〕
N−(3−ベンジルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
N−(3−ベンジルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドは実施例2の通り5−アミノ−3−ベンジルアミノ−1H−インダゾール0.12g、ピリジン10mlおよび塩化2−メチルスルホニルベンゼンスルホニル0.13gから製造することができた。このようにしてN−(3−ベンジルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミドを融点226℃の黄色固体の形態で得た。
(分析C21H20N4O4S2・0.62CH2Cl2 % 計算値 C: 55.25, H: 4.42, N: 12.27, O: 14.02; S:
14.05 % 実測値 C: 55.35, H: 4.22, N: 12.12, S: 14.10)。
5−アミノ−3−ベンジルアミノ−1H−インダゾールは実施例4に記載の通り3−ベンジルアミノ−5−ニトロ−1H−インダゾール0.6g、エタノール22ml、硫酸第
一鉄4.5g、水7mlおよび32%アンモニア水5.4mlから製造することができた。このようにして5−アミノ−3−ベンジルアミノ−1H−インダゾールを融点196℃の茶色粉末の形態で得た。
3−ベンジルアミノ−5−ニトロ−1H−インダゾールは以下の通り製造することができた。即ち:3−アミノ−5−ニトロ−1H−インダゾール0.5g、メタノール10ml、ベンズアルデヒド0.33mlおよびナトリウムシアノボロハイドライド0.24gの溶液を4時間還流した。蒸留水30mlを25℃程度の温度に冷却した反応媒体に添加し、酢酸エチル15mlで3回抽出した。有機相を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた残存物をメタノール25mlに溶解し、ナトリウムシアノボロハイドライド0.24gを添加した。塩酸性メタノールの添加によりこの溶液のpHを約2に調整し、25℃程度の温度で24時間攪拌した。このようにして得られた懸濁液を減圧下に蒸発させることにより濃縮し、得られた残存物に水30mlを添加した。この水相をアンモニア水0.5mlでpH10に中和し、酢酸エチル25mlで3回抽出した。有機相を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(99/1体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして3−ベンジルアミノ−5−ニトロ−1H−インダゾール250mgを融点222℃の橙色固体の形態で得た。
〔実施例37〕
N−(3−メチルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
N−(3−メチルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドは実施例2の通り5−アミノ−3−メチルアミノ−1H−インダゾール0.21g、ピリジン25mlおよび塩化2−メチルスルホニルベンゼンスルホニル0.33gから製造することができた。このようにしてN−(3−メチルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミドを融点220℃のクリーム色固体の形態で得た。
(分析 C15H16N4O4S2 % 計算値 C: 47.36, H: 4.24, N: 14.73, O: 16.82; S: 16.86 % 実測値 C: 47.58, H: 4.35, N: 14.34, S: 16.52)。
5−アミノ−3−メチルアミノ−1H−インダゾールは実施例4に記載の通り3−メチルアミノ−5−ニトロ−1H−インダゾール0.5g、エタノール25ml、硫酸第一鉄5.2g、水8mlおよび32%アンモニア水6.2mlから得ることができた。このようにして5−アミノ−3−メチルアミノ−1H−インダゾール0.1gを融点215℃のクリーム色粉末の形態で得た。
3−メチルアミノ−5−ニトロ−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:ギ酸2.4mlを無水酢酸5mlの0℃に冷却した溶液に滴加した。次に溶液を1時間50℃とし、次に−20℃に再び冷却した。次にテトラヒドロフラン150ml中の3−アミノ−5−ニトロ−1H−インダゾール3.5gの溶液を添加し、1時間−20℃で攪拌を維持した。反応媒体を減圧下に蒸発させることにより濃縮し、このようにして得られた残存物をテトラヒドロフラン50mlに溶解した。このようにして得られた溶液を0℃に冷却し、ボラン−硫化ジメチル複合体(テトラヒドロフラン中の2M溶液)25mlを滴加した。反応媒体をゆっくり25℃程度の温度とし、次に3時間還流し、再び0℃程度の温度とした。メタノール100mlを添加後、3M塩酸性メタノール50mlを滴加し、混合物を1時間還流した。媒体を25℃程度の温度とし、蒸発させることにより減圧下に濃縮した。このようにして得られた残存物を水100mlに溶解し、アンモニア水の添加によりpH11に中和し、次に酢酸エチル100mlで3回抽出した。有機相を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このよう
にして得られた残存物を溶離剤としてジクロロメタン/メタノール(99/1体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして3−メチルアミノ−5−ニトロ−1H−インダゾール1.1gを融点252℃の橙色固体の形態で得た。
〔実施例38〕
N−(3−ブロモ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼン−スルホンアミド
N−(3−ブロモ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドは実施例2の通り5−アミノ−3−ブロモ−1H−インダゾール3.7g、ピリジン75mlおよび塩化2−メチルスルホニルベンゼンスルホニル4.54gから製造することができた。このようにしてN−(3−ブロモ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド0.88gを融点260℃超のベージュ色固体の形態で得た。
(分析 C14H12BrN3O4S2 % 計算値 C: 39.08, H: 2.81, Br: 18.57, N: 9.77, O: 14.87; S: 14.9 % 実測値 C: 39.58, H: 2.87, Br: 18.23, N: 9.38, S: 14.53)。
5−アミノ−3−ブロモ−1H−インダゾールはM.BENCHIDMI等、Journal of Hetrocyclic Chemistry、16(8)、1599(1979)に記載の通り製造することができた。
〔実施例39〕
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:塩化2−メチルスルホニルベンゼンスルホニル391mgを3,5−ジアミノ−1H−インダゾール240mg、ピリジン2mlおよびテトラヒドロフラン3mlの0℃に冷却した溶液に少しずつ添加した。媒体を−10℃程度の温度で2時間攪拌を継続し、次に25℃程度の温度に戻した。水60ml、アンモニア水(32%)および酢酸エチル30mlを添加し安定化した後、水相を酢酸エチル30mlで3回抽出した。有機相を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に蒸発させることにより濃縮した。このようにして得られた残存物を溶離剤としてクロロホルム/メタノール/20%アンモニア水(12/3/0.5体積)混合物を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして得られた泡状物150mgを酢酸エチル5mlに溶解し、焼結ガラス漏斗を通して濾過した。このようにしてN−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド40mgを融点246℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C14H14N4O4S2・0.21AcOEt% 計算値 C: 45.89, H: 3.85, N: 15.29, O: 17.47, S: 17.50; % 実測値 C: 46.00, H: 3.79, N: 15.28, S: 17.68)。
3,5−ジアミノ−1H−インダゾールは特許DE1301319に記載の通り得ることができた。
〔実施例40〕
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2,6−ジフルオロベンゼン−スルホンアミド
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2,6−ジフルオロベンゼンスルホンアミドは実施例39に記載の通り3,5−ジアミノ−1H−インダゾール1g、ピリジン10ml、テトラヒドロフラン10mlおよび塩化2,6−ジフルオロベンゼンスルホニル1.4gから得ることができた。このようにN−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2,6−ジフルオロベンゼン−スルホンアミド179mgを融点241℃の灰色固体の形態で得た。
(分析 C13H10F2N4O2S % 計算値 C: 48.15, H: 3.11, F: 11.72, N: 17.28, O: 9.87, S:
9.89; % 実測値 C: 47.81, H: 3.18, F: 11.64, N: 17.00, S: 9.67)。
〔実施例41〕
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2,6−ジクロロベンゼン−スルホンアミド
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2,6−ジクロロベンゼンスルホンアミドは実施例39に記載の通り3,5−ジアミノ−1H−インダゾール0.8g、ピリジン8ml、テトラヒドロフラン8mlおよび塩化2,6−ジクロロベンゼン−スルホニル1.29gから得ることができた。このようにしてN−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2,6−ジクロロ−ベンゼンスルホンアミド350mgを融点250℃の淡黄色固体の形態で得た。
(分析C13H10Cl2N4O2S % 計算値 C: 43.71, H: 2.82, Cl: 19.85, N: 15.68, O: 8.96, S: 8.98; % 実測値 C: 43.39, H: 2.92, Cl: 19.45, N: 15.31, S: 8.73)。
〔実施例42〕
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−3,5−ジフルオロベンゼン−スルホンアミド
N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミドは実施例39に記載の通り3,5−ジアミノ−1H−インダゾール2.1g、ピリジン20ml、テトラヒドロフラン20mlおよび塩化3,5−ジフルオロベンゼンスルホニル1.47gから得ることができた。このようにしてN−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンスルホン−アミド0.727gを融点232℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C13H10F2N4O2S % 計算値 C: 48.15, H: 3.11, F: 11.72, N: 17.28, O: 9.87, S:
9.89; % 実測値 C: 47.95, H: 3.14, F: 11.79, N: 17.06, S: 9.52)。
〔実施例43〕
N−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)−アセトアミド
N−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)−アセトアミドは実施例28に記載の通りN−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド0.5g、ピリジン3mlおよび塩化アセチル98μlから得ることができた。このようにしてN−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)−アセトアミド338mgを約145℃で分解する白色固体の形態で得た。
(分析 C16H16N4O5S2 % 計算値 C: 47.05, H: 3.95, N: 13.72, O: 19.59, S: 15.7; % 実測値 C: 46.96, H: 4.27, N: 13.23, S: 14.91)。
〔実施例44〕
N−[5−(3,5−ジフルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]アセトアミド
N−[5−(3,5−ジフルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]アセトアミドは実施例28に記載の通りN−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド0.1g、ピリジン9ml、および塩化アセチル0.024mlから得ることができた。このようにしてN−[5−(3,5−ジフルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]アセトアミド338mgを融点268℃のクリーム色固体の形態で得た。
1H N.M.R. (300 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: 2.10 (s: 3H); 7.05 (幅広い dd, J=9および2 Hz: 1H); 7.25〜7.45 (mt: 3H); 7.54 (幅広い s: 1H); 7.60 (tt, J=9および2.5 Hz
: 1H); 10.10〜10.40 (幅広い分解不能なピーク: 1H); 10.36 (幅広い s : 1H); 12.67 (幅広い s: 1H)。
〔実施例45〕
N−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド
N−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミドは実施例28に記載の通りN−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド0.5g、ピリジン3ml、および塩化ベンゾイル0.158mlから得ることができた。このようにしてN−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド435mgを約200℃で分解する桃色固体の形態で得た。
(分析C21H18N4O5S2・0.22CH2Cl2 % 計算値 C: 53.60, H: 3.86, N: 11.91, O: 17.00, S:
13.63; % 実測値 C: 53.59, H: 3.89, N: 12.10, S: 13.53)。
〔実施例46〕
N−[5−(3,5−ジフルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド
N−[5−(3,5−ジフルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミドは実施例28に記載の通りN−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド0.15g、ピリジン13.5ml、および塩化ベンゾイル0.06mlから得ることができた。このようにしてN−[5−(3,5−ジフルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンズアミド30mgを融点246℃のクリーム色固体の形態で得た。
(分析 C20H14F2N4O3S・1.33H2O % 計算値 C: 56.08, H:3.29, F: 8.87, N: 13.08, O: 11.20, S: 7.48 ; % 実測値 C: 56.49, H: 3.38, N: 11.90, S: 6.95)。
〔実施例47〕
N−{2−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−フェニル}アセトアミド
N−{2−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−フェニル}アセトアミドは以下の通り製造することができた。即ち:炭酸水素ナトリウム飽和水溶液1.86mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]29.7mgを順に、アルゴン雰囲気下を維持しながら、ジメチルホルムアミド15ml中のt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート528mgおよび2−(アセチルアミノフェニル)ボロン酸200mgの懸濁液に添加し、混合物を4時間還流を維持した。20℃程度の温度に戻した後、反応媒体を減圧下に濃縮した。このようにして得られた茶色泡状物をジクロロメタンおよびメタノールの混合物に溶解し、残存する不溶性物質を濾去した。濾液を減圧下に蒸発させることにより濃縮乾固し、このようにして単離した残存物を溶離剤としてジクロロメタン/酢酸エチル(80/20体積)を用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして得られた泡状物をジイソプロピルエーテルで磨砕、濾過し、乾燥した後、N−{2−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−フェニル}アセトアミド83.4mgを融点135℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C21H17FN4O3S 0.5H2O % 計算値 C: 58.18, H: 4.19, F: 4.38, N: 12.93, O: 12.92, S: 7.40 % 実測値 C: 58.26, H: 4.18, F: 4.60, N: 12.90, S: 7.25)。
t−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−インダゾール−1−カルボキシレートは以下の通り製造することがで
きた。即ち:トリエチルアミン2.45ml、次に4−(ジメチルアミノ)−ピリジン269mgをアルゴン下にジクロロメタン140ml中の3−フルオロ−N−(3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド3.9gの混合物に添加した。混合物を0℃程度の温度に冷却し、次にジクロロメタン20ml中のジ−t−ブチルジカーボネート4.55gの溶液を10分間かけて滴加した。反応混合物を0.5時間0℃程度の温度で、5時間20℃程度の温度で攪拌した。蒸留水40mlを添加し、安定化した後、有機相を蒸留水20mlで2回洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、3Sブラックで脱色し、濾過し、次に40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。蒸発残存物をジイソプロピルエーテルに溶解し、磨砕し、焼結ガラス漏斗を通して濾過し、次に部分的に乾燥し、40℃程度の温度で減圧下(3kPa)に乾燥した。このようにしてt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−インダゾール−1−カルボキシレート3.6gを淡黄色固体の形態で得た。
1H N.M.R.(300 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: 1.29 (s: 9H); 1.69 (s: 9H); 7.61 (d, J=2 Hz : 1H); 7.70 (dd, J=9および2 Hz: 1H); 7.70〜7.95 (mt: 4H); 8.19 (d, J=9 Hz: 1H)。
〔実施例48〕
N−{2−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−フェニル}アセトアミド
N−{2−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−フェニル}アセトアミドは実施例47に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−インダゾール−1−カルボキシレート1.35g、2−(アセチルアミノフェニル)ボロン酸467mg、ジメチルホルムアミド40ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液4.34mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]69mgから得ることができた。このようにN−{2−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−フェニル}アセトアミド360mgを融点245℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C22H2ON4O5S2 % 計算値 C: 54.53, H: 4.16, N: 11.56, O: 16.51, S: 13.24 % 実測値 C: 54.54, H: 4.15, N: 11.34, S: 13.14)。
t−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニル−アミノ)−インダゾール−1−カルボキシレートは以下の通り製造することができた。即ち:トリエチルアミン37ml、次に4−(ジメチルアミノ)ピリジン3.9gをアルゴン下にジクロロメタン1.8l中のN−(3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド63.6gの混合物に添加した。混合物を0℃程度の温度に冷却し、次にジクロロメタン740ml中のジ−t−ブチルジカーボネート69.6gの溶液を1時間かけて滴加した。反応混合物を0.5時間0℃程度の温度で、次に18時間20℃程度の温度で攪拌した。水1lを添加し、安定化した後、有機相を蒸留水700mlで3回洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、次に40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカカラム(粒径40〜63μm)上のクロマトグラフィーにより精製し、シクロヘキサン/酢酸エチル(70/30体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。残存物をジイソプロピルエーテルに溶解し、磨砕し、焼結ガラス漏斗を通して濾過し、次に部分的に乾燥し、40℃程度の温度で減圧下(3kPa)に乾燥した。このようにしてt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−インダゾール−1−カルボキシレートを桃色粉末(質量分析:EI:m/z677(M+)、m/z477、m/z303、m/z258)の形態で得た。
N−(3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドは実施例2に記載の通り5−アミノ−3−ヨード−1H−インダゾール25.7g、ピリジン440mlおよび塩化2−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホニル25.3gから得ることができた。このようにしてN−(3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド39gを茶色固体(質量分析:CI:m/z478(M+H)+、m/z495(M+NH4+、m/z260(ベースピーク))の形態で得た。
〔実施例49〕
N−[3−(2−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
N−[3−(2−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミドは以下の通り製造することができた。即ち:鉄粉59mgを還流下にN−[3−(2−ニトロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド280mg、エタノール10ml、蒸留水82μlおよび12N塩酸51μlの溶液に少しずつ添加し、次に反応媒体を3時間還流した。20℃程度の温度に戻した後、懸濁液を濾過し、エタノールで洗浄した。濾液を水で希釈し、1N水酸化ナトリウム溶液でpHを10程度にした。濾液を酢酸エチルで抽出し、残存する不溶性物質を濾去した。有機相を蒸留水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、3Sブラックで処理し、濾過し、減圧下に濃縮乾固した。このようにして得られた泡状物をジイソプロピルエーテルで磨砕し、濾過し乾燥した。このようにしてN−[3−(2−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド40mgをジイソプロピルエーテル1モルに溶解した白色不定形固体の形態で得た。
(分析 C20H18N4O4S2C6H14O % 計算値 C: 57.33, H: 5.92, N: 10.29, O: 14.69, S: 11.77 % 実測値 C: 57.41, H: 5.96, N: 10.01, S: 11.26)。
N−[3−(2−ニトロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドは実施例47に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート620mg、2−ニトロフェニルボロン酸202mg、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液2ml、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]31.7mgおよびジメチルホルムアミド20mlから得ることができた。このようにしてN−[3−(2−ニトロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド70mgを黄色固体の形態で得た(Rf=0.53 シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:ジクロロメタン/酢酸エチル(80−20体積))。
1H N.M.R. (300 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: 3.54 (s: 3H); 7.15 (dd, J=9および2 Hz:
1H); 7.35 (幅広い s: 1H); 7.51 (d, J=9 Hz: 1H); 7.60〜8.10 (mt: 7H); 8.25 (dd, J=7.5および1.5 Hz: 1H); 9.45 (幅広い分解不能なピーク: 1H); 13.42 (分解不能なピーク: 1H)。
〔実施例50〕
2−メチルスルホニル−N−(3−チオフェン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(3−チオフェン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−ベンゼンスルホンアミドは実施例47に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)イン
ダゾール−1−カルボキシレート1.5g、2−チオフェンボロン酸339mg、ジメチルホルムアミド50ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液4.8mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]64mgから得ることができた。このようにして2−メチルスルホニル−N−(3−チオフェン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−ベンゼンスルホンアミド350mgを融点246℃の黄土色固体の形態で得た。
(分析 C18H15N3O4S3 % 計算値 C: 49.87, H: 3.49, N: 9.69, O: 14.76, S: 22.19 % 実測値 C: 49.82, H: 3.67, N: 9.08, S: 20.42)。
〔実施例51〕
2−メチルスルホニル−N−(3−チオフェン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(3−チオフェン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例47に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート1g、3−チオフェンボロン酸376mg、ジメチルホルムアミド40ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液3.2mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]42.7mgから得ることができた。このようにして2−メチルスルホニル−N−(3−チオフェン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド108mgを融点249℃の白色固体の形態で得た。
(分析C18H15N3O4S3 % 計算値 C: 49.87, H: 3.49, N: 9.69, O: 14.76, S: 22.19 % 実測値 C: 49.76, H: 3.53, N: 10.03, S: 21.78)。
〔実施例52〕
N−(3−フラン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド
N−(3−フラン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドは実施例47に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート2g、3−フランボロン酸660mg、ジメチルホルムアミド80ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液6.4mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]85.4mgから得ることができた。このようにしてN−(3−フラン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド440mgを融点249℃の白色固体の形態で得た。
(分析C18H15N3O5S2 % 計算値 C: 51.79, H: 3.62, N: 10.07, O: 19.16, S: 15.36 % 実測値 C: 51.63, H: 3.55, N: 10.00, S: 15.13)。
〔実施例53〕
N−(3−フラン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド
N−(3−フラン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドは実施例47に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート1g、2−フランボロン酸330mg、ジメチルホルムアミド40ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液3.2mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]42.7mgから得ることができた。このようにしてN−(3−フラン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド200mgを融点248℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C18H15N3O5S2 % 計算値 C: 51.79, H: 3.62, N: 10.07, O: 19.16, S: 15.36 % 実測値 C: 51.95, H: 3.75, N: 9.68, S: 14.75)。
〔実施例54〕
2−メチルスルホニル−N−(3−ピリジン−4−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(3−ピリジン−4−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例47に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート1g、4−ピリジルボロン酸380mg、ジメチルホルムアミド40ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液3.2mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]42.7mgから得ることができた。このようにして2−メチルスルホニル−N−(3−ピリジン−4−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼン−スルホンアミド100mgを融点265℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C19H16N4O4S2 % 計算値 C: 53.26, H: 3.76, N: 13.08, O: 14.94, S: 14.97 % 実測値 C: 52.59, H: 3.30, N: 12.89, S: 15.14)。
〔実施例55〕
メチル3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート
メチル3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエートは実施例47に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート1g、3−メトキシカルボニルフェニルボロン酸530mg、ジメチルホルムアミド30ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液3.2mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]42mgから得ることができた。このようにしてメチル3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート239mgを融点202℃のオフホワイトの固体の形態で得た(質量分析:EI:m/z485(M+)、m/z266(ベースピーク))。
〔実施例56〕
3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]安息香酸
3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]安息香酸は以下の通り製造することができた。即ち:水酸化リチウム1水和物64.7mgおよび蒸留水2mlを順にメチル3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート220mg、テトラヒドロフラン2mlおよびメタノール2mlの懸濁液に添加し、反応媒体を20℃程度の温度で16時間攪拌した。次に媒体を減圧下に濃縮乾固し、蒸発した残存物を蒸留水に溶解し、中性の物質をジエチルエーテル次に酢酸エチルで抽出した。水相を1N塩酸で酸性化し、pHを2程度にした。形成した沈殿物を濾過により単離し、蒸留水次にジエチルエーテルで洗浄し、2時間50℃程度の温度でインキュベータ中に減圧下に乾燥した。このようにして3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]安息香酸153mgを融点260℃超の白色がかった桃色固体の形態で得た。
(分析 C21H17N3O6S2 % 計算値 C: 53.50, H: 3.63, N: 8.91, O: 20.36, S: 13.60 % 実測値 C: 52.59, H: 3.74, N: 8. 68, O: 18.20, S: 13.02)。
〔実施例57〕
2−メチルスルホニル−N−[3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−[3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミドは実施例47に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニル−アミノ)インダゾール−1−カルボキシレート157.7mg、1−(t−ブトキシカルボニル)−7−アザインドール−2−ボロン酸122mg、ジメチルホルムアミド7ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液500μlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]6.7mgから得ることができた。このようにして2−メチルスルホニル−N−[3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド50mgを約200℃で分解するクリーム色味を帯びた黄色固体の形態で得た(LC/MS分析:Tr2.88分 MH+=468)。
1−(t−ブトキシカルボニル)−7−アザインドール−2−ボロン酸はE.Vazquez等、Journal of Organic Chemistry、67、7551〜7552(2002)に記載の通り製造することができた。
〔実施例58〕
2−メチルスルホニル−N−[3−(5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−[3−(5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミドは実施例47に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート1.77g、1−(t−ブトキシカルボニル)−5−メトキシ−インドール−2−ボロン酸1.52g、ジメチルホルムアミド70ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液5.65mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]151mgから得ることができた。このようにして2−メチルスルホニル−N−[3−(5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド250mgを不定形のクリーム色固体の形態で得た(LC/MS分析:Tr3.52分 MH+=497)。
5−メトキシ−1−(t−ブトキシカルボニル)−7−アザインドール−2−ボロン酸は以下の通り得ることができた。即ち:リチウムジイソプロピルアミド−テトラヒドロフラン複合体1.5M溶液2.85mlをシクロヘキサン中に1時間かけて5℃未満の温度を維持しながら、アルゴン雰囲気下に維持し、アイスバス中に0℃と5℃の間に冷却して、テトラヒドロフラン10ml中の5−メトキシ−1−t−ブトキシ−7−アザインドール2gおよびホウ酸トリイソプロピル2.85mlの溶液に混合した。温度を30分間0℃程度に維持した。次に2M塩酸1.5mlを添加することにより反応混合物をpH2から3の間にした。次に反応混合物を安定化し、水相を酢酸エチル5mlで3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、次に減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。5−メトキシ−1−(t−ブトキシカルボニル)−7−アザインドール−2−ボロン酸二量体1.95gを不定形のクリーム色固体の形態で得た(LC/MS分析:Tr3.29分 MH+=435 UV%=95(ボロン酸二量体に相当))。
〔実施例59〕
2−メチルスルホニル−N−(3−ピリジン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼン−スルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(3−ピリジン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:炭酸水素ナトリウム飽和水溶液3.75mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]49mgをアルゴン雰囲気下に維持しながらジメチルホルムアミド40ml中のt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−
1−カルボキシレート1gおよび3−ピリジルボロン酸200mgの懸濁液に順に添加し、混合物を5時間還流下に維持した。20℃程度の温度に戻した後、反応媒体を蒸留水30ml上に注ぎ込み、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を蒸留水で洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、3Sブラックで処理し、濾過し、減圧下に濃縮乾固した。得られた茶色油状物を溶離剤として酢酸エチルを用いたシリカカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして得られた泡状物を還流下にアセトニトリル4mlから再結晶した。このようにして2−メチルスルホニル−N−(3−ピリジン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホン−アミド120mgを融点260℃超のベージュ色固体の形態で得た。
(分析 C19H16N4O4S2 % 計算値 C: 53.26, H: 3.76, N: 13.08, O: 14.94, S: 14.97 % 実測値 C: 52.31, H: 3.76, N: 12.94, S: 14.35)。
t−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレートは以下の通り得ることができた。即ち:トリエチルアミン22.6ml次に4−(ジメチルアミノ)ピリジン2.4gをアルゴン下にジクロロメタン1.1l中のN−(3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド38.8gの懸濁液に添加した。混合物を0℃程度の温度に冷却し、次にジクロロメタン450ml中のジ−t−ブチルジカーボネート42.5gの溶液を45分間かけて滴加した。反応混合物を30分間0℃程度の温度で次に16時間20℃程度の温度で攪拌した。蒸留水500mlを添加し、安定化した後、有機相を蒸留水300mlで3回洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、次に25℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をジイソプロピルエーテルで磨砕し、次に焼結ガラス漏斗を通して濾過した。固体を部分的に乾燥し、乾燥し、次にシリカゲル(粒径40〜63μm)1.2kgカラム上のクロマトグラフィーにより精製し、順次シクロヘキサン/酢酸エチル(80/20;70/30;50/50体積)混合物および純粋な酢酸エチルで溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、35℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。残存物をジイソプロピルエーテルに溶解し、磨砕し、焼結ガラス漏斗を通して濾過し、次に部分的に乾燥し、乾燥した。このようにしてt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート31gをオフホワイト固体の形態で得た(Rf=0.46、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:シクロヘキサン/酢酸エチル(60〜40体積))。
〔実施例60〕
2−メチルスルホニル−N−[3−(1H−ピロール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−[3−(1H−ピロール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミドを実施例59に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート0.5g、1−(t−ブトキシカルボニル)ピロール−2−ボロン酸365mg、ジメチルホルムアミド20ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液1.87mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]24.5mgから得ることができた。このようにして2−メチルスルホニル−N−[3−(1H−ピロール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド108mgを融点255℃の淡緑色固体の形態で得た。
(分析 C18H16N4O4S2 % 計算値: C: 51.91, H: 3.87, N: 13.45, O: 15.37, S: 15.40 %
実測値 C: 51.63, H: 3.87, N: 13.27, S: 15.21)。
〔実施例61〕
N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メ
チルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドを実施例59に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート1g、1−(t−ブチルオキシカルボニル)インドール−2−ボロン酸900mg、ジメチルホルムアミド40ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液3.2mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]50mgから得ることができた。このようにしてN−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド330mgを融点260℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C22H18N4O4S2 % 計算値 C: 56.63, H: 3.89, N: 12.01, O: 13.72, S: 13.75% 実測値 C: 56.87 H: 4.10 : N: 13.81, S: 12.65)。
〔実施例62〕
N−[3−(3−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
N−[3−(3−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミドを実施例59に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート0.5g、3−アミノフェニルボロン酸276mg、ジメチルホルムアミド20ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液1.6mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]25mgから得ることができた。このようにしてN−[3−(3−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド102mgを融点220℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C20H18N4O4S2 % 計算値 C: 54.29, H: 4.10, N: 12.66, O: 14.46, S: 14.49 実測値 C: 53.48 H: 4.11: N: 12.50, S: 13.95)。
〔実施例63〕
N−[3−(4−ジメチルアミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミド
N−[3−(4−ジメチルアミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼン−スルホンアミドを実施例59に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート1g、4−ジメチルアミノフェニルボロン酸570mg、ジメチルホルムアミド40ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液3.2mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]50mgから得ることができた。このようにしてN−[3−(4−ジメチルアミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド200mgを融点260℃超の黄色固体の形態で得た。
(分析 C22H22N4O4S2 % 計算値 C: 56.15, H: 4.71, N: 11.91, O: 13.60, S: 13.63 実測値 C: 55.74, H: 4.81, N: 12.03, S: 13.34)。
〔実施例64〕
N−(3−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミド
N−(3−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミドを実施例59に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート0.5g、チアナフテン−3−ボロン酸300mg、ジメチルホルムアミド20ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液1.9mlおよびテトラキス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム[0]25mgから得ることができた。このようにしてN−(3−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミド150mgを融点235℃の白色固体の形態で得た。(分析 C22H17N3O4S3 % 計算値 C: 54.64, H: 3.54, N: 8.69, O: 13.23, S: 19.89 実測値 C: 54.35 H: 3.68: N: 8.68, S: 20.12)。
〔実施例65〕
N−(3−ベンゾ[b]チオフェン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミド
N−(3−ベンゾ[b]チオフェン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミドを実施例59に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート0.5g、チアナフテン−2−ボロン酸300mg、ジメチルホルムアミド20ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液1.9mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]25mgから得ることができた。このようにしてN−(3−ベンゾ[b]チオフェン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミド150mgを融点270℃の白色固体の形態で得た。(分析 C22H17N3O4S3 % 計算値 C: 54.64, H: 3.54, N: 8.69, O: 13.23, S: 19.89 実測値 C: 54.59 H: 3.47: N: 8.79, S: 19.98)。
〔実施例66〕
N−[3−(4−ニトロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
N−[3−(4−ニトロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドを実施例59に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート5g、4−ニトロフェニルボロン酸2.9g、ジメチルホルムアミド200ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液19mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]250mgから得ることができた。このようにして黄色粉末2.5gを得た。この粉末100mgをアセトニトリル20mlから再結晶した。得られた粉末をアセトニトリル1mlで2回、ジイソプロピルエーテル5mlで洗浄した。減圧下に50℃で乾燥後、N−[3−(4−ニトロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド80mgを融点260℃超の淡黄色固体の形態で得た。
(分析C20H16N4O6S2 % 計算値 C: 50.84, H: 3.41, N: 11.86, O: 20.32, S: 13.57; % 実測値 C: 50.11 H: 3.35: N: 11.69, S: 13.14)。
〔実施例67〕
2−メチルスルホニル−N−(3−キノリン−8−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(3−キノリン−8−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドを実施例59に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート2g、8−キノリンボロン酸1.17g、ジメチルホルムアミド80ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液7.5mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]98mgから得ることができた。このようにして2−メチルスルホニル−N−(3−キノリン−8−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド30mgを融点219℃の淡黄色固体の形態で得た。
(分析 C23H18N4O4S2 % 計算値 C: 57.73, H: 3.79, N: 11.71, O: 13.37, S: 13.4 実測値 C: 57.10, H: 4.11: N: 11.19, S: 11.94)。
〔実施例68〕
メチル4−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート
メチル4−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエートを実施例59に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート1g、4−メトキシカルボニルフェニルボロン酸631mg、ジメチルホルムアミド40ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液3.75mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]49mgから得ることができた。このようにしてメチル4−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート190mgを融点244℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C22H19N3O6S2 % 計算値 C: 54.42, H: 3.94, N: 8.65, O: 19.77, S: 13.21 実測値 C: 54.48, H: 3.63: N: 8.83, S: 13.17)。
〔実施例69〕
4−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]安息香酸
4−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]安息香酸を実施例56に記載の通りメチル4−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート166mg、テトラヒドロフラン2ml、メタノール2ml、水酸化リチウム一水和物48.7mgおよび蒸留水2mlから得ることができた。このようにして4−[5−(2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]安息香酸六水和物52.5mgを融点199℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C21H17N3O6S2・6H2O % 計算値 C: 43.52, H: 5.04, N: 7.25, O: 33.12, S: 11.06 % 実測値 C: 42.86, H: 4.62, N: 7.04, S: 10.97)。
〔実施例70〕
N−[3−(4−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
N−[3−(3−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドを実施例49に記載の通りN−[3−(3−ニトロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド200mg、エタノール6ml、鉄粉73mg、蒸留水100mlおよび12N塩酸40μlから得ることができた。このようにしてN−[3−(3−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド70mgを融点154℃の明黄色結晶の形態で得た。
(分析C20H18N4O4S2 % 計算値 C: 54.29, H: 4.10, N: 12.66, O: 14.46, S: 14.49 % 実測値 C: 53.03, H: 4.26, N: 11.63, S: 13.22)。
〔実施例71〕
N−[3−(3−シアノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
N−[3−(3−シアノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドを実施例59に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート0.75g、3−シアノフェニルボロン酸380mg、ジメチルホルムアミド30ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液2.85mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]37mgから得ることができた。このようにしてN−[3−(3−シアノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド20mgを融点240℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C21H16N4O4S2・H2O % 計算値 C: 53.61, H: 3.86, N: 11.91, O: 17.00, S: 13.63 実測値 C: 53.95, H: 3.85: N: 11.68, S: 13.18)。
〔実施例72〕
2−メチルスルホニル−N−(3−ナフタレン−1−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(3−ナフタレン−1−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドを実施例59に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート0.5g、1−ナフタレンボロン酸298mg、ジメチルホルムアミド20ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液1.9mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]24.5mgから得ることができた。このようにして2−メチルスルホニル−N−(3−ナフタレン−1−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド240mgを融点186℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C24H19N3O4S2 % 計算値 C: 60.36, H: 4.01, N: 8.80, O: 13.40, S: 13.43 実測値 C: 59.78, H: 4.05: N: 8.76, S: 13.34)。
〔実施例73〕
2−メチルスルホニル−N−(3−ナフタレン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(3−ナフタレン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドを実施例59に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート0.5g、2−ナフタレンボロン酸298mg、ジメチルホルムアミド20ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液1.88mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]24.5mgから得ることができた。このようにして2−メチルスルホニル−N−(3−ナフタレン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド120mgを融点221℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C24H19N3O4S2 % 計算値 C: 60.36, H: 4.01, N: 8.80, O: 13.40, S: 13.43 実測値 C: 60.09, H: 4.06: N: 8.55, S: 13.51)。
〔実施例74〕
N−{3−[(E)−2−(4−フルオロフェニル)ビニル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド
N−{3−[(E)−2−(4−フルオロフェニル)ビニル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミドを実施例59に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−インダゾール−1−カルボキシレート1g、トランス−2−(4−フルオロフェニル)ビニルボロン酸575mg、ジメチルホルムアミド28ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液3.25mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]41mgから得ることができた。このようにしてN−{3−[(E)−2−(4−フルオロフェニル)ビニル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド240mgを融点248℃のオフホワイトの固体の形態で得た。
(分析 C22H18FN3O4S2 % 計算値 C: 56.04, H: 3.85, F: 4.03, N: 8.91, O: 13.57, S: 13.60 % 実測値 C: 56.21, H: 4.09, F: 3.95, N: 8.64, S: 13.31)。
〔実施例75〕
N−{3−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−1H−インダゾール−5−イル}
−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミド
N−{3−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:N−{3−[(E)−2−(4−フルオロフェニル)ビニル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニルベンゼン−スルホンアミド300mg、10%Pd/C30mgおよびジメチルホルムアミド8mlの混合物を水素10バールの圧力下にオートクレーブし、混合物を水素吸収が完了するまで1時間20℃程度の温度で攪拌した。次に媒体をセライト(R)535のベッドを通して濾過し、これをジメチルホルムアミドで洗浄し、濾液を減圧下に濃縮乾固した。固体の残存物をジクロロメタンに溶解し、不溶性の物質を濾過により単離し、ジクロロメタンで洗浄し、次に減圧下に乾燥した。このようにしてN−{3−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミド220mgを融点234℃のオフホワイトの固体の形態で得た。
(分析 C22H20FN3O4S2 % 計算値 C: 55.81, H: 4.26, F: 4.01, N: 8.87, O: 13.51, S: 13.54 % 実測値 C: 55.80, H: 4.45, F: 3.85, N: 8.97, S: 12.80)。
〔実施例76〕
N−{3−[(E)−2−(4−クロロフェニル)ビニル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド
N−{3−[(E)−2−(4−クロロフェニル)ビニル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミドを実施例59に記載の通りt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−インダゾール−1−カルボキシレート1g、トランス−2−(4−クロロフェニル)ビニルボロン酸631mg、ジメチルホルムアミド28ml、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液3.25mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]48mgから得ることができた。このようにしてN−{3−[(E)−2−(4−クロロフェニル)ビニル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホンアミド556mgを融点247℃の淡黄色固体の形態で得た。
(分析 C22H18ClN3O4S2 % 計算値 C: 54.15, H: 3.72, Cl: 7.27, N: 8.61, O: 13.11, S: 13.14 % 実測値 C: 54.32, H: 4.40, Cl: 5.65, N: 7.83, S: 11.93)。
〔実施例77〕
N−{3−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミド
N−{3−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミドはN−{3−[(E)−2−(4−クロロフェニル)ビニル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド465mg、10%Pd/C47mgおよびジメチルホルムアミド8mlから実施例75の[sic]として記載されることができた。このようにしてN−{3−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミド145mgを融点215℃の白色固体として得た。
(分析 C22H20ClN3O4S2 % 計算値 C: 53.92, H: 4.11, Cl: 7.24, N: 8.58, O: 13.06, S: 13.09 % 実測値 C: 52.86, H: 4.26, Cl: 7.72, N: 8.49, S: 12.52)。
〔実施例78〕
2−メチルスルホニル−N−[3−((E)−スチリル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼン−スルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−[3−((E)−スチリル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:炭酸水素ナトリウ
ム飽和水溶液1.6mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]21.35mgをアルゴン雰囲気下に維持しながらジメチルホルムアミド20ml中のt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−インダゾール−1−カルボキシレート500mgおよびトランス−2−フェニルビニルボロン酸220mgの懸濁液に順に添加した。反応媒体を5時間還流下に維持した。20℃程度の温度に戻した後、反応媒体を蒸留水20mlで希釈し、酢酸エチルで抽出を実行した。合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮した。このようにして得られた茶色油状物を溶離剤として純粋なジクロロメタン、次にジクロロメタン/メタノール(99/1体積)混合物を用いたシリカカートリッジ(粒径20〜40μm)上のクロマトグラフィーにより精製した。得られた黄色ペースト状物を溶離剤としてシクロヘキサン/酢酸エチル(80/20次に70/30体積)混合物を用いたシリカカートリッジ(粒径20〜40μm)上の2度目のクロマトグラフィーに付した。このようにして2−メチルスルホニル−N−[3−((E)−スチリル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼン−スルホンアミド206mgを融点200℃の白色固体の形態で得た。
1H N.M.R. (300 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: 3.56 (s: 3H); 7.09 (dd, J=8.5および1.5
Hz: 1H); 7.24 (d, J= 16.5 Hz: 1H); 7.33 (幅広い t, J=7.5 Hz: 1H); 7.40〜7.50 (mt: 3H); 7.48 (d, J=16.5 Hz: 1H); 7.67 (d, J=7.5 Hz: 2H); 7.75〜7.85 (mt: 2H); 7.88 (スピリット t, J=7.5および1.5 Hz: 1H); 7.96 (dd, J=7.5および1.5 Hz: 1H); 8.26 (dd, J=7.5および1.5 Hz: 1H); 9.20〜9.60 (幅広い分解不能なピーク: 1H); 13.18 (幅広い s: 1H)。
〔実施例79〕
アクリル酸メチル(E)−3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]
アクリル酸メチル(E)−3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]は以下の通り得ることができた。即ち:ヨードトリメチルシラン40μlをアルゴン雰囲気下に維持しながらクロロホルム10ml中のアクリル酸メチル(E)−3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1−t−ブトキシカルボニルインダゾール−3−イル]150mgの溶液に滴加し、混合物を16時間20℃程度の温度で攪拌した。次に5%アンモニア水を含有する水溶液5mlを添加し、媒体をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機抽出物を蒸留水で洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮乾固した。このようにして単離した白色泡状物をアセトニトリル8mlから再結晶した。このようにしてアクリル酸メチル(E)−3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]19mgを融点253℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C18H17N3O6S2 % 計算値 C: 49.65, H: 3.93, N: 9.65, O: 22.04, S: 14.73 % 実測値 C: 49.14, H: 3.92, N: 9.47, S: 14.23)。
アクリル酸メチル(E)−3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1−t−ブトキシカルボニルインダゾール−3−イル]は以下の通り得ることができた。即ち:アクリル酸メチル74μLをアルゴン雰囲気下に20℃程度の温度で維持しながら無水ジメチルホルムアミド15ml中のt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート500mg、ジイソプロピルエチルアミン1.2ml、塩化リチウム121mg、酢酸パラジウム11.6mgの溶液に滴加し、次に反応媒体を60℃で1時間次に80℃で1時間加熱した。20℃程度の温度に戻した後、蒸留水15mlを添加し、反応媒体を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を蒸留水で洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮乾固した。このようにして単離した油状物を溶離剤としてシクロヘキサン/酢酸エチル(80/20体積)混合物を用いたシリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにしてアクリル酸メチル(E)−3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1−t−ブトキシカルボニルインダゾール−3−イル]90mgを白色固体の形態で得た(Rf=0.90、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:シクロヘキサン/酢酸エチル(50/50体積))。
1H N.M.R. (300 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: 1.64 (s: 9H); 3.55 (s: 3H); 3.82 (s: 3H); 6.73 (d, J=16.5 Hz: 1H); 7.42 (幅広い dd, J=9および2.5 Hz: 1H); 7.80 (d, J=16.5 Hz: 1H); 7.80〜7.95 (mt: 3H); 8.00 (d, J=9 Hz: 1H); 8.07 (dd, J=7.5および1.5 Hz: 1H); 8.25 (dd, J=7.5および1.5 Hz: 1H); 9.80〜10.10 (幅広い分解不能なピーク: 1H)。
〔実施例80〕
(E)−3−[5(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸
(E)−3−[5(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸は以下の通り得ることができた。即ち:水酸化リチウム一水和物36mgおよび蒸留水0.5mlを順にアクリル酸メチル(E)−3−[5(2−メチルスルホニルベンゼン−スルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]72mg、テトラヒドロフラン0.5mlおよびメタノール0.5mlの懸濁液に添加し、反応混合物を20℃程度の温度で72時間攪拌した。次に媒体を蒸留水5mlで希釈し、1N塩酸でpH2程度に酸性化した。形成した沈殿物を濾過により単離し、蒸留水で洗浄し、16時間換気フード下に乾燥した。このようにして(E)−3−[5(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸セスキ−塩酸を融点170℃の白色固体の形態で得た。
(分析 C17H15N3O6S2・1.5HCl% 計算値 C: 42.88, H: 3.49, Cl: 11.17, N: 8.83, O: 20.16, S: 13.47 % 実測値 C: 42.41, H: 3.74, N: 8.56, S: 12.83)
〔実施例81〕
N−[3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミド
N−[3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:N−[3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド175mg、エタノール7mlおよび2N塩酸42mlの溶液を24時間50℃とした。20℃程度の温度に戻した後、反応媒体を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液でpH9程度にし、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮乾固した。このようにして単離したペースト状物をエタノール5ml中に磨砕し、不溶性の物質を濾過により単離し、次にアセトニトリル3ml中に磨砕し、部分的に乾燥し、乾燥した。このようにしてN−[3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチル−スルホニルベンゼンスルホンアミド49mgを融点260℃超の黄土色固体の形態で得た。(分析 C21H17N5O4S2 % 計算値 C: 53.95, H: 3.66, N: 14.98, O: 13.69, S: 13.72 % 実測値 C: 52.45, H: 4.01, N: 14.65, S: 11.74)。
N−[3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドを実施例2に記載の通り3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−インダゾール−5−イルアミン130mg、ピリジン5mlおよび塩化2−メチルスルホニルベンゼンスルホニル87mgから得ることができた。このようにしてN−[3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド192mgを橙色ラック状物(Rf
=0.53、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:シクロヘキサン/酢酸エチル(50/50体積)、質量分析:CI:m/z598(M+H)+)の形態で得た。
3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−インダゾール−5−イルアミンは以下の通り得ることができた。即ち:鉄粉485mgを少しずつ還流下に3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール350mg、エタノール15ml、蒸留水200μlおよび12N塩酸320μlの溶液に添加し、混合物を16時間還流下に維持した。20℃程度の温度に戻した後、媒体をエタノール60mlで希釈し、次にセライト(R)535のベッドを通して濾過し、次にエタノールで洗浄した。濾液を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液でpH9程度に塩基性化した。このようにして形成した沈殿物を濾去し、エタノールで洗浄し、次に濾液を減圧下に濃縮乾固した。蒸発残存物は、蒸留水に溶解し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮乾固した。このようにして3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−インダゾール−5−イルアミン130mgを橙色ラック状物の形態で得た(Rf=0.34、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:シクロヘキサン/酢酸エチル(50/50体積);質量分析:EI:m/z379(M+)(ベースピーク)、m/z306)。
3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:無水ジメチルホルムアミド70ml中の5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアルデヒド720mg、1,2−フェニレンジアミン216mgおよびイオウ(0)77mgの懸濁液を16時間95℃で加熱した。20℃程度の温度に戻した後、反応媒体を減圧下に濃縮乾固し、蒸発残存物を蒸留水20mlおよび酢酸エチル20mlに溶解した。表面に浮揚した不溶性の物質を濾過により単離し、洗浄し、乾燥し、黄色固体(Rf=0.22、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:シクロヘキサン/酢酸エチル(75/25体積))の形態で3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール160mgの最初の収量を得ることができた。濾液を減圧下に濃縮乾固し、固体の残存物をシクロヘキサン/酢酸エチル(80/20体積)混合物に再懸濁し、濾過により単離し、洗浄し、乾燥した。このようにして3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール200mgの2番目の収量分を最初の収量分と同様のRfを有する橙色がかった固体の形態で得た(質量分析:CI:m/z410(M+H)+(ベースピーク))
5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアルデヒドは以下の通り得ることができた。即ち:トルエン中の20重量%水素化ジイソブチルアルミニウム3.33mlを15分間かけてアルゴン雰囲気下に0℃程度の温度を維持しながら無水テトラヒドロフラン25ml中の3−(N−メトキシ−N−メチル)−5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシ−メチル)−1H−インダゾールカルボキシアミド760mgの溶液に混合した。次に反応媒体を0℃程度で4時間攪拌した。次にこの温度で蒸留水16ml中の酢酸2mlの混合物をゆっくり混合した。5分間攪拌後、不溶性の物質をセライト(R)535のベッドを通して濾去し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を安定化し、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を蒸留水次に炭酸水素ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過しそして減圧下に濃縮乾固した。このようにして得られた5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール−3−カルボキシアルデヒド725mg(Rf=0.41、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:シクロヘキサン/酢酸エチル(75/25体積))を即座に次工程に使用した。
1H N.M.R. (300 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: -0.08 (s: 9H); 0.86 (t, J=8 Hz: 2H); 3.63 (t, J=8 Hz: 2H); 6.03 (s: 2H); 8.19 (d, J=9 Hz: 1H); 8.46 (dd, J=9および3Hz: 1H); 8.99 (d, J=3 Hz: 1H); 10.29 (s: 1H)。
3−(N−メトキシ−N−メチル)−5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシ−メチル)−1H−インダゾールカルボキシアミドは以下の通り製造することができた。即ち:塩酸N−メトキシメチルアミン390mg次にトリエチルアミン0.56mlを順にジクロロメタン20ml中の5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸674mg、1−ヒドロキシベンゾ−トリアゾール一水和物170mgおよび塩酸1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド240mgの溶液に添加した。反応媒体を20℃程度の温度で16時間攪拌し、次に順に5%炭酸ナトリウム水溶液、1N塩酸総量80mlで2回、蒸留水総量80mlで2回洗浄した。有機相を塩化カルシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮乾固した。このようにして3−(N−メトキシ−N−メチル)−5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシ−メチル)−1H−インダゾールカルボキシアミド280mgを黄色油状物の形態で得た(Rf=0.76、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:酢酸エチル/シクロヘキサン(60/40体積))。
5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸は以下の通り製造することができた。即ち:無水ジメチルホルムアミド23mlに溶解した5−ニトロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸2.07gの溶液を10分間かけて、アルゴン雰囲気下に0℃程度で維持しながら液体石油ゼリー中に分散した80%水素化ナトリウム690mgおよび無水ジメチルホルムアミド12mlの懸濁液に混合した。次に温度を上昇させ総時間2時間かけて20℃程度で攪拌を実行した。次に媒体を氷と塩化ナトリウムの冷却混合物を使用して−10℃程度の温度に冷却し、次に塩化2−(トリメチル−シリル)エトキシメチル2.8mlを10分間かけて混合した。次にこの媒体を20℃程度の温度で48時間攪拌後、減圧下に濃縮乾固した。残存物を蒸留水に溶解し、1N塩酸でpH2程度にし、次に酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を蒸留水次に炭酸水素ナトリウム飽和水溶液および塩水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過しそして減圧下に濃縮乾固した。このようにして単離した油状物を溶離剤として酢酸エチル/メタノール(95/5体積)混合物を用いたシリカゲル上のクロマトグラフィーにより精製した。このようにして5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸2.21gを黄色結晶の形態で得た(Rf=0.66、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:酢酸エチル/メタノール(90/10体積);質量分析:IC:m/z338(M+H)+、m/z355(M+NH4+(ベースピーク))。
〔実施例82〕
N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド
N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:N−t−ブトキシカルボニルインドール−2−ボロン酸158.1mgおよび炭酸水素ナトリウム飽和水溶液360μlおよび次にテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]48.2mgをジメチルホルムアミド4.5ml中のt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニルベンゼン−スルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート101.9mgの溶液に添加した。懸濁液を16時間122℃程度に加熱した。20℃程度の温度に冷却後、触媒をセライト(R)535のベッドを通して濾過し、濾液を減圧下に濃縮乾固した。
反応粗製物を質量検知器(LC/MS、条件A)と連結された分取HPLSクロマトグラフィーにより精製した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、濃縮した。N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド43.8mgをトリフルオロ酢酸塩の形態で得た(LC/MS分析:Tr=3.49分;[M+H]+=389.13)。
2量体形態のN−t−ブトキシカルボニルインドール−2−ボロン酸はE.VASQUEZ等、Journal of Organic Chemistry、67、7551〜52(2002)に記載の操作法に従って製造することができた。
t−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレートは以下の通り得ることができた。即ち:5−アミノ−3−インド−1H−インダゾール2gをジクロロメタン40ml中に溶解し、ピリジン3.11mlを添加し、次に温度を0℃に下げた。次に塩化ベンゼンスルホニル1.08mlを滴加した。媒体を0℃で30分間次に周囲温度で16時間攪拌した。媒体を蒸留水40mlで処理し、次に不溶性の物質を濾去し、水相をジクロロメタン50mlで抽出した。合わせた有機相を塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥した。溶媒を蒸発させた後、反応粗製物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離剤:98/2 ジクロロメタン/メタノール;Rf=0.33)により精製した。収集した白色固体2gをジクロロメタン50ml中に溶解し、次にトリエチルアミン2.08mlおよび4−ジメチルアミノピリジン153mgを添加した。溶媒の温度を0℃に下げた。次にジクロロメタン15ml中のジ−t−ブチルジカーボネート3.27gの溶液を滴加した。媒体を0℃で10分間次に周囲温度で5時間攪拌した。溶媒を蒸去し、粗製物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離剤=ジクロロメタン;Rf=0.26)により精製した。t−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート3gを融点166〜168℃の白色固体の形態で収集した(LC/MS分析:Tr=4.39分;[M+H]+=600.01;[M+H]+−t−ブチル=543.97)。
〔実施例83〕
2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)−ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:化合物をPersonal Chemistry Emrys Optimizer装置上マイクロ波照射下に反応させることにより製造した。4つの同一反応が実行された。各反応物は以下のように製造された:t−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート60mgを最大体積5mlのPersonal Chemistry SmithProcessVialTM試験管中に置いた。次に炭酸セシウム404mg、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチル−アミノ)ビフェニル35.9mg、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム[0]12.1mgおよびアニリン29μlを添加した。次に1,2−ジメトキシエタン4mlを添加した。試験管をこの目的のために用意されたストッパーで密封し、反応物を120℃で5分間マイクロ波照射に付した。他のパラメータは製造者により推奨されたものであった。触媒をセライト(R)535を通して濾過し、4つの反応粗製物を合わせ、ロータリーエバポレータ中に減圧下に濃縮乾固し、分取LC/MS(条件A)により精製した。保護中間体化合物を含有する画分を合わせ、減圧下に濃縮した。得られた黄色油状物をジクロロメタン2mlに溶解し、次にトリフルオロ酢酸500μlを添加した。出発生成物が消失するまで溶液を周囲温度で2時間攪拌した。次にジクロロメタン10mlおよび炭酸水素ナトリウム飽和水溶液10mlを添加した。これ以上ガスが放出しなくなった時点で、有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、溶媒を減圧下にロータリーエバポレータで濃縮乾固した。2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)−ベンゼンスルホンアミド18.6mgを黄色油状物の形態で得た(LC/MS分析測定値:Tr=3.49分;[M+H]+=443.09)。
〔実施例84〕
N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホンアミド
N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:2量体形態のN−t−ブトキシカルボニルインドール−2−ボロン酸213.3mgおよび炭酸水素ナトリウム飽和溶液243μl、次いでテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]63.4mgをジメチルホルムアミド4.5ml中のt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルアミノ)インダゾールカルボキシレート150mgの溶液に添加した。懸濁液を18時間120℃程度に加熱した。20℃程度の温度に冷却した後、触媒をセライト(R)535の入った焼結ガラスを通して濾過し、濾液をロータリーエバポレーター中で減圧下に濃縮乾固した。反応粗製物を質量検出器に連結した分取HPLCクロマトグラフィーにより精製した(LC/MS、条件A)。期待される生成物を含有する画分を合わせて濃縮し、次にジクロロメタン10mlに溶解することによりトリフルオロ酢酸塩から塩基を遊離させ、炭酸水素ナトリウム飽和溶液10mlで洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮乾固させた。このようにしてN−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホンアミド60.5mgを融点172〜174℃の白色固体の形態で得た(LC/MS分析測定値:Tr=3.73分;[M+H]+=473.07)。
t−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルアミノ)インダゾールカルボキシレートは実施例82に記載の通り、5−アミノ−3−ヨード−1H−インダゾール2gおよび3−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルクロリド2.21gから得ることができた。中間体化合物をフラッシュクロマトグラフィーで精製した(溶離剤99/1ジクロロメタン/メタノール;Rf=0.5)。得られた淡黄色の粉末(1.85g)を次に記載した方法に従ってジ−t−ブチルジカーボネート2.5gで処理した。フラッシュクロマトグラフィー(溶離剤=ジクロロメタン;Rf=0.3)で精製した後、t−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルアミノ)インダゾールカルボキシレート2.31gを融点110℃の白色固体の形態で収集した(LC/MS分析:Tr=4.52分;[M+H]+=683.97;[M+H]+−t−ブチル=627.93)。
〔実施例85〕
3−フルオロ−N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド
3−フルオロ−N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミドは以下の通り製造することができた。即ち:2量体形態のN−t−ブトキシカルボニルインドール−2−ボロン酸236mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]70.2mgおよび炭酸水素ナトリウム飽和溶液290μlをジメチルホルムアミド5ml中のt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾールカルボキシレート150mgの溶液に添加した。媒体を15時間120℃程度の温度で加熱し
た。触媒をセライト(R)535を通して濾過し、溶媒を蒸発させた後、粗製物を分取LC/MS(条件A)により精製した。期待される生成物を含有する画分を濃縮し、次に得られた生成物をジクロロメタン3mlに溶解し、次に炭酸水素ナトリウム飽和溶液3mlで中和した。有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮乾固した。3−フルオロ−N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド45.9mgを134℃で分解する黒色固体の形態で収集した(LC/MS分析:Tr=3.56分;[M+H]+=407.13)。
〔実施例86〕
4−ジメチルアミノ−2,3,5,6−テトラフルオロ−N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド
4−ジメチルアミノ−2,3,5,6−テトラフルオロ−N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミドは以下の通り製造することができた。即ち:2量体形態のN−t−ブトキシカルボニルインドール−2−ボロン酸211.5mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]62.8mgおよび炭酸水素ナトリウム飽和溶液240μlをジメチルホルムアミド4.5ml中のt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンゼンスルホニルアミノ)−インダゾールカルボキシレート150mgの溶液に添加した。媒体を15時間120℃程度の温度で加熱した。触媒をセライト(R)535を通して濾過し、溶媒を蒸発させた後、粗製物を分取LC/MS(条件A)により精製した。期待される生成物を含有する画分を濃縮し、次に得られた生成物をジクロロメタン3mlに溶解し、次に炭酸水素ナトリウム飽和溶液3mlで中和した。有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、減圧下に濃縮乾固した。4−ジメチルアミノ−2,3,5,6−テトラヒドロ−N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド10.6mgを黄色油状物の形態で収集した(LC/MS分析:Tr=3.80分;[M+H]+=504.09)。
t−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンゼンスルホニルアミノ)−インダゾールカルボキシレートは実施例85に記載の通り5−アミノ−3−ヨード−1H−インダゾール2gおよびペンタフルオロベンゼンスルホニルクロリド1.13mlから製造することができた。フラッシュクロマトグラフィー(溶離剤98/2体積ジクロロメタン/メタノール)による精製によりオレンジ色の固体1.77gを得た。次にこの化合物をジ−t−ブチルジカーボネート1.89gで実施例82に記載の操作法に従って処理した。反応粗製物をフラッシュクロマトグラフィーで精製した(ジクロロメタン;Rf=0.63)。t−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンゼンスルホニルアミノ)−インダゾールカルボキシレート800mgをピンク色味を帯びた固体の形態で収集した。
1H N.M.R. (300 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: 1.36 (s: 9H); 1.69 (s: 9H); 7.61 (d, J=2 Hz: 1H); 7.70 (dd, J=9および2Hz: 1H); 8.20 (d, J=9 Hz: 1H)。
〔実施例87〕
{N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]}チオフェン−2−スルホンアミド
{N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]}チオフェン−2−スルホンアミドは以下の通り製造することができた。即ち:2量体形態のN−t−ブトキシカルボニルインドール−2−ボロン酸250.3mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]74.3mgおよび炭酸水素ナトリウム飽和溶液290μlをジメチルホルムアミド5ml中のt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−チオフェンスルホニルアミノ)インダゾールカルボキシレート
155.8mgの溶液に添加した。媒体を15時間120℃程度の温度で加熱した。触媒をセライト(R)535を通して濾過し、溶媒を蒸発させた後、粗製物を分取LC/MS(条件A)により精製した。期待される生成物を含有する画分を減圧下に濃縮乾固し、次に得られた生成物をジクロロメタン3mlに溶解し、次に炭酸水素ナトリウム飽和溶液3mlで中和した。有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、溶媒を蒸発除去した。{N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]}チオフェン−2−スルホンアミド24.3mgを130℃で分解するベージュ色の固体の形態で収集した(分析:LC/MS Tr=3.46分;[M+H]+=395.09)。
t−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−チオフェンスルホニルアミノ)インダゾールカルボキシレートは実施例85に記載の通り、5−アミノ−3−ヨード−1H−インダゾール2gおよびチオフェン−2−スルホニルクロリド1.61gから製造することができた。中間体粗製物をフラッシュクロマトグラフィー(98/2体積ジクロロメタン/メタノール)で精製し、得られたオレンジ色の固体2.30gを次にジ−t−ブチルジカーボネート3.71gで操作法に従って処理した。フラッシュクロマトグラフィー(溶離剤:ジクロロメタン)で精製した後、t−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−チオフェンスルホニルアミノ)インダゾールカルボキシレート3.15gを融点163℃の白色固体の形態で得た(LC/MS分析:Tr=4.34分;[M+H]+=605.93;[M+H]+−t−ブチル=549.90)。
〔実施例88〕
2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルスルファニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルスルファニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:5Nの塩酸水溶液3.8mlを無水エタノール11.5ml中の2−メチルスルホニル−N−[3−フェニルスルファニル−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド0.38gの懸濁液に滴加した。次に反応混合物を30分間還流し、次に20℃程度の温度に冷却した。5Nの水酸化ナトリウム水溶液4.6mlを添加し、混合物を攪拌した。次に混合物を40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固し、残存物を酢酸エチル30mlおよび水25mlの混合物に溶解した。安定化した後、水相を酢酸エチル30mlで2回抽出した。有機抽出液を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、30℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカ(粒径20〜40μm)25gのカートリッジ上のアルゴン圧力下(50kPa)のクロマトグラフィーにより精製し、順次、純粋なジクロロメタン、次いでジクロロメタン/メタノール(99/1体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、30℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた固体を3Sブラックの存在下イソプロパノール2mlに溶解し、熱条件下に溶解させ、混合物を濾紙を通して濾過した。20℃程度の温度に冷却した後、混合物を30℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルスルファニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド98mgを融点195℃の白色泡状物の形態で得た。
(分析 C20H17N3O4S3 % 計算値 C: 52.27, H: 3.73, N: 9.14, O: 13.93, S: 20.93 ; %
実測値C: 56.52, H: 5.54, N: 7.54, S: 16.89)。
2−メチルスルホニル−N−[3−フェニルスルファニル−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルクロリド0.44gをピリジン10ml中の5−アミノ−3−フェニルスルファニル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール0.61gの溶液にアルゴン下0℃程度の温度で添加した。次に反応混合物を0℃程度の温度で1時間、そして次に20℃程度の温度で2時間攪拌した。焼結ガラスを通して濾過した後、濾液を酢酸エチル45mlおよび水30mlの混合物で希釈した。安定化した後、有機相を水30mlで2回洗浄した。有機抽出液を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、25℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカ(粒径20〜40μm)150gのカートリッジ上のアルゴン圧力下(50kPa)のクロマトグラフィーにより精製し、順次、シクロヘキサン/酢酸エチル(90/10;85/15;70/30体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、20℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして2−メチルスルホニル−N−[3−フェニルスルファニル−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド0.68gをバーガンディー色のペースト状物の形態で得た(Rf=0.35、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:シクロヘキサン/酢酸エチル(70/30体積))。
5−アミノ−3−フェニルスルファニル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:10%Pd/C40mgを含有する酢酸エチル16ml中の5−ニトロ−3−フェニルスルファニル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール0.4gの溶液を18時間25℃程度の温度で200kPaの圧力下に水素添加した。アルゴン下にセライト(R)を通して触媒を濾過し、酢酸エチルで洗浄した後、濾液を25℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして粗製の5−アミノ−3−フェニルスルファニル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール0.33gをバーガンディー色の油状物の形態で得た。5−ニトロ−3−フェニルスルファニル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール1.1gを用いた2回目の試みにより、同様にして粗製の5−アミノ−3−フェニルスルファニル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール0.99gをバーガンディー色の油状物の形態で得た。2回分の粗生成物を合わせ、シリカ(粒径40〜63μm)53gのカラム上のアルゴン圧力下(50kPa)のクロマトグラフィーにより精製し、順次、純粋なシクロヘキサン、次いでシクロヘキサン/酢酸エチル(97/3;95/5;90/10;80/20体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、30℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして5−アミノ−3−フェニルスルファニル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール0.78gをバーガンディー色の油状物の形態で得た(EI質量分析:m/z371(M+)(ベースピーク))。
5−ニトロ−3−フェニルスルファニル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:3−ヨード−5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール2g、次いでナトリウムチオフェネート0.88gをアルゴン下、トルエン40ml中の酢酸パラジウム0.11g、(R)−(+)−2,2’−ビス(ジ−p−トリルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル0.36gおよびナトリウムt−ブトキシド0.64gの溶液に添加した。反応混合物を21時間80℃程度の温度で加熱し、次に20℃程度の温度に冷却した。酢酸エチル100mlおよび水80mlで希釈し、安定化した後、水相を酢酸エチル100mlで抽出した。有機抽出液を合わせ、塩化ナトリウム飽和水溶液60mlで洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、そして次に25℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカ(粒径15〜35μm)を通して濾過し、純粋なジクロロメタンで溶離した。濾液を20℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。残存物をシリカ(粒径40〜63μm)80gのカラム上のアルゴン圧力下(50kPa)のクロマトグラフィーで精製し、順次、純粋なシクロヘキサン、次いでシクロヘキサン/酢酸エチル(95/5;90/10体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、25℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして5−ニトロ−3−フェニルスルファニル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール1.08gをオレンジ色の油状物の形態で得た(Rf=0.35、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:シクロヘキサン/酢酸エチル(80/20体積))。
3−ヨード−5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:水酸化カリウムペレット30gを0℃程度の温度で水30mlに添加した。完全に溶解した後、3−ヨード−5−ニトロ−1H−インダゾール7g、ジクロロメタン50mlそして次に臭化テトラブチルアンモニウム82mgを添加した。反応混合物を0℃程度の温度で攪拌し、15分間かけて2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド5mlを添加した。反応混合物を1.5時間0℃程度の温度で攪拌し、次に水150mlを添加し、そして混合物を20℃程度の温度で再加熱した。安定化した後、水相をジクロロメタン70mlで2回抽出した。有機抽出液を合わせ、水70mlで2回洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、次に25℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をジイソプロピルエーテル40mlに溶解し、濾紙を通して熱条件下に濾過し、次に再結晶させた。結晶を焼結ガラスを通して濾過し、ジイソプロピルエーテル10mlで2回洗浄し、次に20℃程度の温度で減圧下(2kPa)に乾燥した。このようにして3−ヨード−5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール4.6gを黄色固体の形態で得た(Rf=0.4、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:シクロヘキサン/酢酸エチル(80/20体積))。
〔実施例89〕
2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルエチニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルエチニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルクロリド0.23gをアルゴン下0℃程度の温度で、ピリジン3.5ml中の5−アミノ−3−フェニルエチニル−1H−インダゾール0.2gの溶液に添加した。次に反応混合物を0℃程度の温度で1.5時間、次に20℃程度の温度で2時間攪拌し、次に水10mlで希釈した。安定化した後、水相を酢酸エチル15mlで3回洗浄した。有機抽出液を合わせ、水5mlで3回洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、次に、20℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカ(粒径20〜40μm)25gのカートリッジ上のアルゴン圧力下(50kPa)のクロマトグラフィーにより精製し、純粋なジクロロメタン、次いで順次、ジクロロメタン/メタノール(99.5/0.5;99/1体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、20℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。残存物を3Sブラックの存在下イソプロパノール5mlから再結晶させた。結晶を焼結ガラスを通して濾過し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、部分的に乾燥し、次に2時間50℃程度の温度で減圧下(3kPa)に乾燥した。2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルエチニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド66mgを融点198℃のオフホワイトの粉末の形態で得た。
(分析C22H17N3O4S2 % 計算値 C: 58.52, H: 3.79, N: 9.31, O: 14.17, S: 14.20; % 実測値 C: 58.37, H: 3.88, N: 9.11, S: 13.73)。
5−アミノ−3−フェニルエチニル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:水18ml、12Nの塩酸水溶液0.2ml、および、鉄粉0.36gを溶媒還流温度の無水エタノール15ml中の5−ニトロ−3−フェニルエチニル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)
−1H−インダゾール0.84gの溶液に添加した。次に反応混合物を4時間溶媒の還流温度で攪拌し、次に20℃程度の温度に冷却した。セライト(R)を通して濾過し、無水エタノールで洗浄した後、濾液を35℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカ(粒径40〜63μm)60gのカラム上のアルゴン圧力下(50kPa)のクロマトグラフィーで精製し、順次シクロヘキサン/酢酸エチル(95/5;90/10;80/20;70/30;60/40;50/50;30/70体積)混合物で、次に純粋な酢酸エチルで、そして最後に純粋なエタノールで溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、35℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして5−アミノ−3−フェニルエチニル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール0.11gを茶色油状物の形態で得た(Rf=0.47、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:シクロヘキサン/酢酸エチル(60/40体積))。5−アミノ−3−フェニルエチニル−1H−インダゾール0.2gは茶色油状物の形態で得られた(Rf=0.17、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:シクロヘキサン/酢酸エチル(60/40体積))。
5−ニトロ−3−フェニルエチニル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:トリフェニルホスフィン0.16g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]0.54gおよびヨウ化銅0.27gを、アルゴン下、アセトニトリル200ml中の3−ヨード−5−ニトロ−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール3gの溶液に添加した。10分間攪拌した後、フェニルアセチレン1.57mlおよびトリエチルアミン2mlを添加し、次に反応混合物を16時間還流した。20℃程度の温度に冷却した後、反応混合物を35℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。残存物をジクロロメタン150mlに溶解し、次に水120mlで2回洗浄した。水相を合わせ、ジクロロメタン100mlで抽出した。有機抽出液を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、次に30℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。残存物をシリカ(粒径40〜63μm)200gのカラム上のアルゴン圧力下(50kPa)のクロマトグラフィーで精製し、順次、純粋なシクロヘキサン、次いでシクロヘキサン/酢酸エチル(98/2;97/3;95/5;90/10体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、35℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして5−ニトロ−3−フェニルエチニル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール2.31gを融点88℃の茶色固体の形態で得た。
〔実施例90〕
2−メチルスルホニル−N−(3−フェネチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(3−フェネチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:5Nの塩酸水溶液5.6mlを無水エタノール17ml中の2−メチルスルホニル−N−[3−フェネチル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド0.56gの懸濁液に滴加した。次に反応混合物を30分間還流し、次に20℃程度の温度に冷却した。次に5Nの水酸化ナトリウム水溶液6.8mlを添加し、混合物を攪拌した。次に混合物を40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固し、そして残存物を酢酸エチル35mlおよび水50mlの混合物に溶解した。安定化の後、水相を酢酸エチル30mlで2回抽出した。有機抽出液を合わせ、塩化ナトリウム飽和水溶液20mlで2回洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、30℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカ(粒径40〜63μm)75gのカラム上のアルゴン圧力下(50kPa)のクロマトグラフィーで精製し、ジクロロメタン/メタノール(98/2体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、30℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカ(粒径40〜63μm)のカラム上のアルゴン圧力下(50kPa)のクロマトグラフィーで再精製し、シクロヘキサン/酢酸エチル(70/30体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、30℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をジイソプロピルエーテル15mlに溶解し、磨砕し、濾過し、次に乾燥した。このようにして2−メチルスルホニル−N−(3−フェネチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド130mgを融点192℃の白色固体の形態で得た(CI質量分析:m/z456(M+H)+)。
2−メチルスルホニル−N−[3−フェネチル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルクロリド0.6gをアルゴン下0℃程度の温度で、ピリジン13ml中の5−アミノ−3−フェネチル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール0.83gの溶液に少しずつ添加した。次に反応混合物を0℃程度の温度で0.5時間、次いで20℃程度の温度で2時間攪拌し、次に水13mlで希釈した。安定化の後、水相を酢酸エチル30mlで3回抽出した。有機抽出液を合わせ、塩化ナトリウム飽和水溶液15mlで2回洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、次に40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカ(粒径20〜40μm)70gのカートリッジ上のアルゴン圧力下(50kPa)のクロマトグラフィーにより精製し、順次、純粋なシクロヘキサン、次いでシクロヘキサン/酢酸エチル(80/20体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、25℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして2−メチルスルホニル−N−[3−フェネチル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド0.56gを茶色ペースト状物の形態で得た(Rf=0.32、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:シクロヘキサン/酢酸エチル(70/30体積))。
5−アミノ−3−フェネチル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:10%Pd/C100mgを含有する無水エタノール50mlおよび水2mlの混合物中の5−アミノ−3−フェニルエチル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール0.9gの溶液を21.5時間25℃程度の温度で1000kPaの圧力下に水素化した。アルゴン下セライト(R)を通して触媒を濾過し、エタノールで洗浄した後、濾液を40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして粗製の5−アミノ−3−フェネチル−1−(2−トリメチルシラニルエトキシメチル)−1H−インダゾール0.83gを茶色油状物の形態で得た(CI質量分析:m/z368(M+H)+)。
〔実施例91〕
2−メチルスルホニル−N−[3−(3−トリメチルシラニルエチニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−[3−(3−トリメチルシラニルエチニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:トリメチルシリルアセチレン0.28g、ヨウ化銅0.06g、トリフェニルホスフィン0.03g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.11gおよびトリエチルアミン0.29gを順次、アルゴン下、アセトニトリル45ml中のN−[3−(3−ブロモフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド0.73gの溶液に添加した。反応混合物を16時間還流した。20℃程度の温度に冷却した後、水100mlを反応混合物に添加し、これを安定化させた。水相を酢酸エチル100mlで抽出した。有機抽出液を合わせ、硫酸マグネシウ
ム上に乾燥し、濾過し、次に40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。残存物をシリカ(粒径40〜63μm)カラム上のクロマトグラフィーにより精製し、純粋なジクロロメタンで溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。残存物をX TerraTM型のC18グラフトシリカカラム(粒径5μm;長さ×直径=100×30mm)上のHPLCクロマトグラフィー/MSで再精製し、20ml/分の流量でアセトニトリル/水(65/35体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。残存物を酢酸エチル20mlに溶解し、3Sブラックおよび硫酸マグネシウムの存在下に再結晶させた。結晶を焼結ガラスを通して濾過し、洗浄し、部分的に乾燥し、次に乾燥した。このようにして2−メチルスルホニル−N−[3−(3−トリメチルシラニルエチニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド0.05gを融点110℃の白色結晶性固体の形態で得た(分析LC/MS Tr:4.25分;[M+]=523)。
N−[3−(3−ブロモフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:(3−ブロモフェニル)ボロン酸1.6g、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液8.7mlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]0.11gを順次、アルゴン雰囲気下に維持した、ジメチルホルムアミド90ml中のt−ブチル3−ヨード−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレート2.3gの懸濁液に添加した。反応混合物を5時間還流した。20℃程度の温度に冷却した後、反応混合物を水200mlで加水分解し、酢酸エチル200ml、次いで100mlで抽出した。合わせた有機抽出液を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、次に40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた茶色油状物をシリカカラム(粒径63〜200μm)上のクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン/メタノール(99/1体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにしてN−[3−(3−ブロモフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド1.4gを黄色ラック状物の形態で得た。この生成物を溶離剤として純粋なジクロロメタンを用いるシリカカラム(粒径63〜200μm)上のクロマトグラフィーにより再精製した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。N−[3−(3−ブロモフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド0.73gを融点104℃の白色泡状物の形態で得た。
〔実施例92〕
2−メチルスルホニル−N−(6−メチル−3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(6−メチル−3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルクロリド0.45gをアルゴン下0℃程度の温度でピリジン35ml中の5−アミノ−6−メチル−3−フェニル−1H−インダゾール0.4gの溶液に添加した。次に反応混合物を0℃程度の温度で10分間、次いで20℃程度の温度で16時間攪拌し、次に水50mlで希釈した。安定化させた後、水相を酢酸エチル50ml、次いで25mlで抽出した。有機抽出液を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、次に40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカカラム(粒径63〜200μm)上のクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン/メタノール(99/1体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。残存物を溶解し、ジエチルエーテル20mlから再結晶させた。結晶を焼結ガラスを通して濾過し、ジイソプロピルエーテル10mlで2回洗浄し、部分的に乾燥し、次に50℃程度の温度で減圧下(3kPa)に乾燥した。2−メチルスルホニル−N−(6−メチル−3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.27gを融点239℃のベージュ色の粉末の形態で得た。
(分析C21H19N3O4S2 % 計算値 C: 57.13, H: 4.34, N: 9.52, O: 14.49, S: 14.52; % 実測値 C: 56.66, H: 4.52, N: 9.41, S: 14.15)。
5−アミノ−6−メチル−3−フェニル−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:水0.5mlおよび12Nの塩酸水溶液0.18mlをエタノール30ml中の6−メチル−5−ニトロ−3−フェニル−1H−インダゾール0.53gの溶液に添加した。次に反応混合物を溶媒還流温度で加熱し、鉄粉0.36gを2工程で添加した。次に反応混合物を4.5時間溶媒還流温度で攪拌し、次に20℃程度の温度に冷却し、氷冷水50mlで処理した。次に混合物を32%水酸化アンモニア水溶液で11程度のpHまで塩基性化した。安定化した後、水相を酢酸エチル50mlで1回、次いで25mlで2回抽出した。有機抽出液を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカカラム(粒径63〜200μm)上のクロマトグラフィーにより精製し、シクロヘキサン/酢酸エチル(75/25体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして5−アミノ−6−メチル−3−フェニル−1H−インダゾール0.4gを融点133℃のベージュ色の結晶性固体の形態で得た。
6−メチル−5−ニトロ−3−フェニル−1H−インダゾールは以下の通り得ることができた。即ち:硝酸カリウム0.43gを0℃程度の温度に冷却した98%硫酸水溶液8ml中の6−メチル−3−フェニル−1H−インダゾール0.8gの溶液に5分間かけて添加した。反応混合物を5分間0℃程度の温度で攪拌し、次に10分間35〜40℃程度の温度で加熱し、再度0℃程度の温度に冷却し、1時間攪拌した。次に混合物を氷50gに注ぎ込み、1時間0℃程度の温度で攪拌し、次に焼結ガラスを通して濾過した。得られた固体を水30mlで3回洗浄し、部分的に乾燥し、次に酢酸エチル100mlに再溶解し、混合物を硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、次に40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカカラム(粒径40〜63μm)上のクロマトグラフィーにより精製し、順次、シクロヘキサン/酢酸エチル(90/10;80/20体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして6−メチル−5−ニトロ−3−フェニル−1H−インダゾール0.46gを融点164℃の黄色結晶性固体の形態で得た。
6−メチル−3−フェニル−1H−インダゾールは実施例1に記載の通り、6−メチル−1H−インダゾールのヨウ素化、次いで、実施例4に記載のSuzuki型の反応により得ることができた。6−メチル−1H−インダゾールはJ.Heterocycl.Chem.1984,21(4),1063に記載の通り製造することができた。
〔実施例93〕
5−フルオロ−2−メチルスルホニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
5−フルオロ−2−メチルスルホニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例2に記載の通り、5−アミノ−3−フェニル−1H−インダゾール0.52g、ピリジン5mlおよび5−フルオロ−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルクロリド0.68gから製造することができた。得られた残存物をシリカ(粒径40〜63μm)50gのカラム上のクロマトグラフィーにより精製し、純粋なジクロロメタンで溶離した。アセトニトリル5mlから再結晶し、アセトニトリル
、次いでジイソプロピルエーテルで洗浄した後、5−フルオロ−2−メチルスルホニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド5mlを融点224℃の白色固体の形態で得た。
(分析: C20H16FN3O4S2, % 計算値 C: 53.92, H: 3.62, F: 4.26, N: 9.43, O: 14.37, S: 14.40 % 実測値 C: 53.74, H: 3. 31, N: 9.35, S: 14.10)。
5−フルオロ−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルクロリドは以下の通り得ることができた。即ち:濃塩酸水溶液4.2mlを100%酢酸3.7ml中の5−フルオロ−2−メチルスルホニルフェニルアミン1gの溶液に添加した。反応混合物を−5℃程度の温度に冷却し、次に水0.63ml中の硝酸ナトリウム0.4gの溶液を滴加した。反応混合物を20分間−10℃程度の温度で攪拌し、次に1時間二酸化イオウでパージした。次に水0.6ml中の塩化銅(II)0.53gの溶液を−5℃程度の温度で添加し、2分後に、100%酢酸6.9mlを添加し、次いで二酸化イオウによるパージを再開した。40分後、パージを停止し、混合物を20℃程度の温度で再度加熱したままとし、次に1.5時間攪拌した。次に反応混合物をウォーターバス中で加温することにより過剰な二酸化イオウを除去し、次にこれを40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。粗製の5−フルオロ−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルクロリド2gが黄土色固体の形態で得られ、これはその後の工程に直接使用した(Rf=0.5、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:ジクロロメタン))。
5−フルオロ−2−メチルスルホニルフェニルアミンは以下の通り得ることができた。即ち:水1.25mlおよび12Nの塩酸水溶液0.47mlをエタノール80ml中の4−フルオロ−1−メチルスルホニル−2−ニトロベンゼン1.2gの溶液に添加した。次に反応混合物を溶媒還流温度で加熱し、鉄粉0.92gを少しずつ添加した。次に反応混合物を2時間溶媒還流温度で、次に16時間20℃程度の温度で攪拌した。次に焼結ガラスを通して濾過し、固体をエタノールで洗浄した。濾液を40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。残存物を水および酢酸エチルの混合物に溶解し、次に炭酸水素ナトリウム水溶液で10程度のpHまで塩基性化し、安定化させた。水相を酢酸エチル50mlで4回抽出した。有機抽出液を合わせ、水で洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、3Sブラックで処理し、濾過し、次に40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして5−フルオロ−2−メチルスルホニルフェニルアミン1gを結晶化するベージュ色の固体の形態で得た(Rf=0.33、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:ジクロロメタン)。
4−フルオロ−1−メチルスルホニル−2−ニトロベンゼンは以下の通り得ることができた。即ち:ジクロロメタン15ml中の4−フルオロ−1−メチルスルフィニル−2−ニトロベンゼン1.3gをアルゴン下−5℃程度の温度で攪拌したジクロロメタン15ml中の3−クロロ−パーオキシ安息香酸1.5gの懸濁液に滴加した。次に反応混合物を30分間0℃程度の温度で攪拌し、次に20℃程度の温度で再加熱した。次に焼結ガラスを通して濾過し、固体をジクロロメタンで洗浄した。濾液を炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで水で洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、3Sブラックで処理し、濾過し、次に40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカ(粒径40〜63μm)125gのカラム上のクロマトグラフィーで精製し、純粋なジクロロメタンで溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして4−フルオロ−1−メチルスルホニル−2−ニトロベンゼン1.2gを黄色泡状物の形態で得た(Rf=0.43、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:ジクロロメタン))。
4−フルオロ−1−メチルスルフィニル−2−ニトロベンゼンは以下の通り得ることができた。即ち:モノパーオキシフタル酸マグネシウム4.7gをアルゴン下、メタノール
6mlおよびジクロロメタン30ml中の4−フルオロ−1−メチルスルファニル−2−ニトロベンゼン1.9gの溶液に少しずつ添加した。次に反応混合物を3時間20℃程度の温度で攪拌し、次に焼結ガラスを通して濾過し、固体をジクロロメタンで洗浄した。濾液を炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで水で洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、3Sブラックで処理し、濾過し、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカ(粒径40〜63μm)125gのカラム上のクロマトグラフィーにより精製し、純粋なジクロロメタンで溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして4−フルオロ−1−メチルスルフィニル−2−ニトロベンゼン1.3gを黄色泡状物の形態で得た(Rf=0.23、シリカゲル薄層クロマトグラフィー、溶離剤:ジクロロメタン/酢酸エチル90/10))。
4−フルオロ−1−メチルスルファニル−2−ニトロベンゼンはJ.Fluorine
Chem.1981,17,233に従って製造することができた。
〔実施例94〕
4−アミノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
4−アミノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:5Nの塩酸水溶液1.5mlを95%エタノール6ml中のN−[4−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)フェニル]アセトアミド0.3gの懸濁液に添加した。次に反応混合物を30分間還流し、次に32%水酸化アンモニウム水溶液1mlを反応混合物に添加し、次にこれを順次、酢酸エチル30mlおよび15mlで抽出した。有機抽出液を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカカラム(粒径40〜63μm)上のクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン/メタノール(95/5体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた固体を3Sブラックの存在下エタノール9mlに溶解し、熱条件下に溶解し、混合物を焼結ガラスを通して熱条件下に濾過し、次に再結晶させた。結晶を焼結ガラスを通して濾過し、95%エタノール0.5mlで、次いでジイソプロピルエーテル2mlで2回洗浄し、部分的に乾燥し、次に50℃程度の温度で減圧下(3kPa)に乾燥した。このようにして4−アミノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド70mgを融点249℃の薄いベージュ色の粉末の形態で得た(CI質量分析:m/z365(M+H)+)。
〔実施例95〕
N−[4−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)フェニル]アセトアミド
N−[4−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)フェニル]アセトアミドは実施例2に記載の通り、5−アミノ−3−フェニル−1H−インダゾール0.45g、ピリジン42mlおよび4−アセチルアミノベンゼンスルホニルクロリド0.5gから製造することができた。得られた残存物をシリカカラム(粒径63〜200μm)上のクロマトグラフィーにより精製し、順次、ジクロロメタン/メタノール(98.5/1.5;95/5体積)混合物で溶離した。このようにしてN−[4−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)フェニル]アセトアミド0.45gを融点167℃の紫色結晶性固体の形態で得た(EI質量分析:m/z406(M+),m/z208(ベースピーク))。
〔実施例96〕
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−スルホンアミドは実施例2に記載の通り5−アミノ−3−フェニル−1H−インダゾール0.5g、ピリジン45mlおよびピリジン−3−スルホニルクロリド0.46gから製造することができた。得られた残存物をシリカカラム(粒径40〜63μm)上のクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン/メタノール(97.5/2.5体積)混合物で溶離した。このようにして得られた固体を3Sブラックの存在下アセトニトリル20mlに溶解し、熱条件下に溶解し、混合物を焼結ガラスを通して熱条件下に濾過し、次に再結晶させた。結晶を焼結ガラスを通して濾過し、アセトニトリル2.5mlで2回、次いでジイソプロピルエーテル5mlで洗浄し、部分的に乾燥し、次に50℃程度の温度で減圧下(3kPa)に乾燥した。このようにしてN−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−スルホンアミド0.35gを融点225℃の白色結晶性固体の形態で得た。
(分析: C18H14N4O2S, % 計算値 C: 61.7, H: 4.03 N: 15.99, O: 9.13, S: 9.15 % 実測値 C: 61.58, H: 4.01, N: 16.16, S: 9.18)。
〔実施例97〕
3−ニトロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
3−ニトロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:3−ニチロベンゼンスルホニルクロリド0.89gをアルゴン下0℃程度の温度で、THF15ml中の5−アミノ−3−フェニル−1H−インダゾール0.7gの溶液に添加した。反応混合物を0℃程度の温度に冷却し、次にTHF4ml中のピリジン0.33mlの溶液を10分間かけて添加した。反応混合物を0.5時間0℃程度の温度で、次に3時間20℃程度の温度で攪拌した。次に水70mlおよび酢酸エチル30mlで希釈した。安定化の後、有機相を水50mlで3回洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、次に40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカカラム(粒径63〜200μm)上のクロマトグラフィーにより精製し、純粋なジクロロメタン、次いでジクロロメタン/メタノール(98/2体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。残存物をイソプロパノール20mlに溶解し、焼結ガラスを通して濾過した。固体をジイソプロピルエーテル10mlで洗浄し、部分的に乾燥し、次に乾燥した。このようにして3−ニトロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.41gを融点228℃の白色粉末の形態で得た。
(分析: C19H14N4O4S (0.44CH2Cl2), % 計算値 C: 57.85, H: 3.58 N: 14.21, O: 16.23 S: 8.13 % 実測値 C: 57.84, H: 3.19, N: 14.22, S: 7.81)。
〔実施例98〕
3−アミノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
3−アミノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:塩酸水溶液0.06mlを無水エタノール15mlおよび水0.3ml中の3−ニトロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.28gの溶液に添加した。反応混合物を還流し、次に鉄粉0.12gを少しずつ添加した。反応混合物を2時間還流し、次に20℃程度の温度に冷却した。水30mlを混合物に添加し、これをセライト(R)を通して濾過し、固体を水、次いで酢酸エチルで洗浄した。濾液を12程度のpHとなるまで32%水酸化アンモニウム水溶液で塩基性化し、次に酢酸エチル20mlで3回抽出した。有機抽出液を合わせ、水10mlで3回洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、次に40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。固体残存物を順次、ジイソプロピルエーテル、次いでジクロロメタンで洗浄し、部分的に乾燥し、そして乾燥した。このようにして3−アミノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド0.12gを融点205℃のオフホワイトの粉末の形態で得た。
1H N.M.R. (300 MHz, (CD3)2SO d6, ppmのδ: 5.57 (幅広い s: 2H); 6.72 (幅広い dd, J=8.5および2 Hz: 1H); 6.85 (幅広い d, J=8.5 Hz: 1H); 6.95 (mt: 1H); 7.15 (mt: 2H); 7.43 (幅広い t, J=7.5 Hz: 1H); 7.49 (d, J=8.5 Hz: 1H); 7.55 (t, J=7.5 Hz: 2H); 7.61 (幅広い d, J=2 Hz: 1H); 7.78 (d, J=7.5 Hz: 2H); 9.95 (分解不能なピーク: 1H)。
〔実施例99〕
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)シクロヘキサンスルホンアミド
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)シクロヘキサンスルホンアミドは実施例2に記載の通り、5−アミノ−3−フェニル−1H−インダゾール0.5g、ピリジン45mlおよびシクロヘキシルスルホニルクロリド0.43gから製造することができた。得られた残存物をシリカカラム(粒径40〜63μm)上のクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン/メタノール(97.5/2.5体積)混合物で溶離した。このようにして得られた固体を3Sブラックの存在下ジクロロメタン40mlに溶解し、熱条件下に溶解し、混合物を焼結ガラスを通して熱条件下に濾過し、次に再結晶させた。結晶を焼結ガラスを通して濾過し、ジクロロメタン5mlで2回、次いでジイソプロピルエーテル10mlで洗浄し、部分的に乾燥し、次に50℃程度の温度で減圧下(3kPa)に乾燥した。このようにしてN−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)シクロヘキサンスルホンアミド0.2gを融点160℃の白色結晶性固体の形態で得た(EI質量分析:m/z355(M+)、m/z208(ベースピーク))。
シクロヘキシルスルホニルクロリドはEP0788796A1に従って製造することができた。
〔実施例100〕
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ピペリジン−4−スルホンアミドは以下の通り得ることができた。即ち:エタンチオール1.89g、次いで三フッ化ホウ素エーテレート1.45gをアルゴン下、ジクロロメタン5ml中のベンジル4−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート0.5gの溶液に滴加した。反応混合物を16時間20℃程度の温度で攪拌し、次に40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。残存物を水10mlに溶解し、32%水酸化アンモニウム水溶液5mlで塩基性化し、次に順次、酢酸エチル30mlおよび15mlで抽出した。有機抽出液を合わせ、硫酸マグネシウム上に乾燥し、濾過し、次に40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。このようにして得られた残存物をシリカカラム(粒径40〜63μm)上のクロマトグラフィーにより精製し、順次、ジクロロメタン/メタノール(99/1;95/5体積)混合物で溶離した。期待される生成物を含有する画分を合わせ、40℃程度の温度で減圧下(2kPa)に濃縮乾固した。残存物を3Sブラックの存在下アセトニトリル6mlに溶解し、熱条件下に溶解し、混合物を焼結ガラスを通して熱条件下に濾過し、次に再結晶させた。結晶を焼結ガラスを通して濾過し、2回0.5ml次いで1mlのアセトニトリルで洗浄し、部分的に乾燥し、次に50℃程度の温度で減圧下(3kPa)に乾燥した。このようにしてN−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド0.04gを融点230℃の白色結晶性固体の形態で得た。
(分析: C18H20N4O2S, % 計算値 C: 60.65, H: 5.66 N: 15.72, O: 8.98, S: 9 % 実測値 C :60.62, H: 5.85, N: 15.39, S: 8.72)。
ベンジル4−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)ピペリ
ジン−1−カルボキシレートは実施例2に記載の通り5−アミノ−3−フェニル−1H−インダゾール0.7g、ピリジン63mlおよびベンジル4−クロロスルホニル−ピペリジン−1−カルボキシレート1.2gから製造することができた。得られた残存物をシリカカラム(粒径40〜63μm)上のクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン/メタノール(98.5/1.5体積)混合物で溶離した。このようにしてベンジル4−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート0.5gが黄土色の結晶性固体として得られ、これはその後の工程に直接使用した。
ベンジル4−クロロスルホニル−ピペリジン−1−カルボキシレートはWO00/46221に従って製造することができた。
〔実施例101〜104〕
下記物質:
- 4N−(3−アリール−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド類;
- N−[3−(3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
- N−[3−(3,5−ジフルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
- 2−メチルスルホニル−N−[3−(2−メチルスルファニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
- N−[3−(1H−インドール−5−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
のライブラリの製造。
Figure 2005533004
上記したボロン酸(295μmol)をBohdan48穴ミニブロックの4フィルター反応器内に分配し、次にジメチルホルムアミド2ml中のt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−インダゾール−1−カルボキシレート0.1gの溶液、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液0.32ml、および、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)4.3mgを順次添加した。反応器を閉鎖した後、このようにして得られた反応混合物を20時間105℃程度の温度で攪拌した。20℃程度の温度に冷却した後、反応混合物を濾過し、次に酢酸エチル2mlおよび水2mlで各々で希釈し、攪拌し、安定化させた。有機相を分離し(Myriad Allex自動装置)、そして、このようにして得られた各試料につき、試料15μlをLC/MSで分析し、次にこれらを40℃程度の温度で減圧下(GenevacHT8遠心エバポレーター)に濃縮乾固した。残存物を濃度が0.1mg/μlとなるようにジメチルスルホキシドに溶解し、相当する溶液をLCMS(条件B)で精製した。LC/MSで精製した後、期待される生成物を含有する画分を40℃程度の温度で減圧下(GenevacHT8遠心エバポレーター)に濃縮乾固し、残存物を計量(Mettler Toledo Automated Workstation LA200)し、ジメチルスルホキシド中に10mMの濃度で溶解し(Zinsser)、次にLC/MSで分析した。満足できる純度の期待される生成物を含有する画分を合わせ、ジメチルスルホキシド10μlで希釈した試料10μlをLC/MSで分析した。以下の化合物を単離し、その保持時間(Tr)および分子ピークを質量スペクトルにより定性した。
Figure 2005533004
〔実施例105〕
2−メチルスルホニル−N−(3−o−トリル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−メチルスルホニル−N−(3−o−トリル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは実施例101〜104に記載の通り、o−トリルボロン酸40.1mg(4時間加熱)から製造することができた。このようにして10mMのジメチルスルホキシド中の溶液としての2−メチルスルホニル−N−(3−o−トリル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド9.3mgを得た(C2119342;分子量441.53;LC/MS分析:UV純度:93%;Tr分析値:3.93分;m/z理論値:441;検出された分子イオン:442)。
〔実施例106〜159〕
N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド類54種のライブラリの製造
種々のスルホニルクロリドRSO2Clの54溶液の製造:
54種の試薬(表2の1〜54行)を計量し、次にテトラヒドロフラン(THF)中またはN−メチルピロリドン(NMP)中に希釈し、0.166モル/リットルの力価の即時使用可能な溶液を得た。
Figure 2005533004
Figure 2005533004
反応のセッティングアップ:
自動実験装置を用いて、ピリジン336μlを各々THF(1.5ml)中の5−アミノ−3−フェニル−1H−インダゾール50μmolの入った71フィルター反応器(ACT496,Advanced Chem Tech)内に分配した。このようにして得
られた反応混合物を攪拌し、0℃に冷却し、次に上記したスルホニル誘導体の溶液の各々301μlをそこに添加した。
16時間攪拌を維持しながら、温度を20℃に戻し、次に反応媒体を濾過した。濾液を蒸発乾固し、次に蒸発残存物を各々DMSO550μlに溶解し、1時間攪拌した。このようにして得られたDMSO中の溶液としての各試料につき、試料15μlをLC/MSで分析し、次に残存する溶液をLCMSで精製した(条件A)。LC/MSで精製した後、所望の化合物を含有する画分を(場合により合わせて)蒸発乾固(Savant AES 2000またはGenevacHT8遠心エバポレーター)し、計量(Mettler Toledo Automated Workstation LA200)し、DMSO中10mMに希釈(Zinsser Winlissy,Zinsser Analytical)した。得られた各溶液をLC/MSで分析した。
以下の化合物を単離し、その保持時間および分子ピークを質量スペクトルにより定性した。
Figure 2005533004
Figure 2005533004
Figure 2005533004
Figure 2005533004
Figure 2005533004
〔実施例160〕
4−トリフルオロメトキシ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
4−トリフルオロメトキシ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドは4−トリフルオロメトキシスルホネートクロリドおよび5−アミノ−2−フェニル−1H−インダゾールを原料として実施例106〜159のライブラリにおいて記載したとおり製造することができた。
〔実施例161〜225〕
N−(3−アリール−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド類65種のライブラリの製造
試薬の製造:
ジメチルホルムアミド中のt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレートの溶液を99mMの濃度が得られるように製造した。
以下の65種のボロン酸(表3)を計量し、1.47mMの濃度の溶液が得られるようにジメチルホルムアミド中に希釈した。
Figure 2005533004
Figure 2005533004
反応のセッティングアップ:
焼結ガラス反応器65個をMiniblock反応ブロック2個(Mettler−T
oledo,Viroflay,France)上に配置し、上記した通り製造したt−ブチル3−ヨード−5−(N−t−ブトキシカルボニル−2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)インダゾール−1−カルボキシレートの溶液1.75mlをZinsser自動希釈装置(Zinsser Analytical,Frankfurt,Germany)を用いて反応器の1個ずつに分配した。次に上記したボロン酸(表3)の各溶液200μl、次いで炭酸水素ナトリウム飽和溶液320μlを添加した。次にジメチルホルムアミド中のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)の懸濁液を分配(ウェルあたり50μl)し、次に反応器を閉鎖し、適当な加熱ジャケット(Mettler−Toledo,Viroflay,France)を用いて105℃程度の温度に加熱した。この温度で1時間の後、75×100mmの溶血チューブの装着された適当な収集ラック(Mettler−Toledo,Viroflay,France)内で熱条件下に反応混合物を濾過し、次に、周囲温度に戻した後、各反応媒体を酢酸エチル2mlで希釈し、液−液抽出のための13×100mmチューブ(Zinsser Winlissy,Zinsser Analytical,Frankfurt,Germany)内に移した。以下の抽出手順、即ち蒸留水2mlの添加、混合、安定化、水相を除去して元のチューブへ戻す手順を各反応媒体に2回適用した。この作業の終了時に、有機抽出液を風袋測定されたチューブ(AWS LA200,Mettler−Toledo,Viroflay,France)内に移し(Zinsser Winlissy,Zinsser Analytical,Frankfurt,Germany);蒸発の前に、各有機抽出液10μlをマイクロプレートに移し(Zinsser Winlissy,Zinsser Analytical,Frankfurt,Germany)、そして、ジメチルスルホキシド40μlで希釈し、これによりLC/MS分析に使用するための65種の粗製の試料を構成した。有機抽出液の入った風袋測定されたチューブを最後に蒸発乾固(GenevacHT8またはSavant遠心エバポレーター)し、これにより、粗製の試料を得た。精製の前に、試料を以下の方法、即ち、試料をジメチルスルホキシド1ml中に可溶化し、濾過プレート中で濾過する操作により調整した。次に濾液を各々500μlのウェル2個に分配し、LC/MSによる精製に付した(条件B)。
LC/MSで精製した後、所望の化合物を含有する画分を(場合により合わせて)蒸発乾固(Savant AES 2000またはGenevacHT8遠心エバポレーター)し、計量(Mettler Toledo Automated Workstation LA200)し、ジメチルスルホキシド中10mMに希釈(Zinsser Winlissy,Zinsser Analytical)した。得られた各溶液をLC/MSで分析した。以下の化合物を単離し、その保持時間および分子ピークを質量スペクトルにより定性した。
Figure 2005533004
Figure 2005533004
Figure 2005533004
Figure 2005533004
Figure 2005533004
Figure 2005533004
Figure 2005533004
Figure 2005533004
LC/MSによる分析
LC/MS分析はHP1100装置に連結したMicromass装置LCT型において実施した。生成物の量は200〜600nmの波長レンジにわたるHPG1315Aダイオードアレイ検出器およびSedex65光散乱検出器を用いて測定した。質量スペクトルの獲得は180〜800のレンジにわたり実施した。データはMicromass MassLynxソフトウエアを用いて分析した。分離はHypersilBDSC18,3μm(50×4.6mm)カラム上で行い、1ml/分の流量で3.5分間にわたり、0.05%(v/v)トリフルオロ酢酸(TFA)を含有する水中のTFAを0.05%を含有するアセトニトリルの5〜90%の直線勾配で溶離した。分析総時間はカラムの再平衡化時間を含めて7分であった。
LC/MSによる精製:条件A:
生成物はWaters勾配ポンプ600型、Waters再生ポンプ515型、Waters Reagent Manager希釈ポンプ、Waters自動インジェクター2700型、2個のRheodyne弁LabPro型、Watersダイオードアレイ検出器996型、Waters質量スペクトル分析器ZMD型およびGilsonフラクションコレクター204型よりなるWatersFractionLynxシステムを用いてLC/MSにより精製した。このシステムはWaters FractionLynxソフトウエアにより制御される。分離は別法として、一方のカラムが0.07%(v/v)トリフルオロ酢酸を含有する95/5(v/v)水/アセトニトリル混合物を用いて再生を行い、その間、他方が分離の工程中にある、2種のWaters Symmetryカラム(C18、5μM、19×50mm、カタログ参照186000210)上でも行った。カラムは10ml/分の流量で、トリフルオロ酢酸0.07%(v/v)含有の水中トリフルオロ酢酸を0.07%(v/v)を含有するアセトニトリルの5〜95%の直線勾配で溶離した。分離カラム吐出時に、溶出抽出の1/1000がLC Packing Accurateで分離され、0.5mL/分の流量でメチルアルコールで希釈され、そして、検出器へ送液され、ダイオードアレイには75%の比率、そして残余の25%は質量スペクトル分析器に送られた。溶出抽出の残余(999/1000)はフラクションコレクターに送られ、ここで期待される生成物の質量がFractionLynxソフトウエアにより検出されない限り、流動物は排除された。FractionLynxソフトウエアは期待される生成物の分子式を保有しており、検出された質量シグナルがイオン[M+H]+および/または[M+Na]+に相当する場合に、生成物の収集を開始する。特定の場合においては、アナリティカルLC/MSの結果に応じて、[M+2H]++に相当する強力なイオンが検出された場合は、FractionLynxソフトウエアは計算された分子量の半分(MW/2)に相当する数値も与えられる。これらの条件下において、収集はイオン[M+2H]++および/または[M+Na+H]++に相当する質量シグナルが検出された場合にも開始される。生成物は風袋測定されたガラスチューブに収集した。収集後、溶媒をSavant AES 2000またはGenevac HT8遠心エバポレーターで蒸発除去し、溶媒の蒸発後にチューブを計量することにより、生成物の質量を求めた。
LC/MSによる精製:条件B:
生成物は収集のためのFraction Lynxとともに検出のためのMassLynxソフトウエア(陽電子スプレーモード)により制御されるWatersシステム上の質量スペクトル分析による検出と組み合わせられた分取クロマトグラフィーにより精製した。精製は長さ100mm、直径30mmのTerra(R)カラム(C18グラフト相、5μm)うえで実施した。溶離剤の流量は20ml/分に固定した。0.05%(v/v)の勾配の水/アセトニトリル/トリフルオロ酢酸いずれかを使用し、その組成は以下:
0分 水:50%(v/v) アセトニトリル:50%(v/v)
6分 水:50%(v/v) アセトニトリル:50%(v/v)
12分 水: 5%(v/v) アセトニトリル:95%(v/v)
15分 水: 5%(v/v) アセトニトリル:95%(v/v)
の通り経時的に直線的に変化させるか、または、60%(v/v)水/アセトニトリル:40%(v/v)/トリフルオロ酢酸0.05%(v/v)よりなるアイソクラティックな系を用いた。
収集後、溶媒をGenevacHT8遠心エバポレーターで蒸発させ、溶媒を除去した後にチューブを計量することにより生成物の質量を求めた。
〔実施例226〕
3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル−2−メタンスルホニルベンゼンスルホネート
5−ベンジルオキシ−1H−インダゾール−3−カルボン酸200mgをDMF2.5mlに溶解し、次にN,N’−ジイソプロピルカルボジイミド140μlを添加した。懸濁液を周囲温度で1時間攪拌した。このようにして活性化された酸をDMF0.5ml中の1,2−フェニレンジアミン80.4mgの溶液に滴加した。懸濁液を20時間周囲温度で攪拌した。懸濁液を濾過し、DMFを回転エバポレーターで、蒸発除去した。反応粗製物はフラッシュクロマトグラフィー(溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル、60:40)で精製した。黄色固体434.7mgを収集し、この固体をエタノール5mlに懸濁した。次に37%HCl1mlを添加した。媒体を18時間80℃に加熱した。溶媒を蒸発除去し、粗製物を酢酸エチル20mlおよび重炭酸ナトリウム飽和溶液10mlに溶解した。10分間攪拌した後、有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、溶媒を蒸発除去した。反応粗製物をフラッシュクロマトグラフィーで精製した(溶離剤:1/1酢酸エチル/シクロヘキサン;期待される生成物のRf=0.29)。淡黄色固体101mgを収集した。
分析:
LC/MS:Tr=3.28分;[M+H]+=341.26
前述の通り製造した3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−5−ベンジルオキシ−1H−インダゾール82.5mgをメタノール4mlに懸濁し、次にシクロヘキサン1mlおよび10%Pd/C82.5mgを添加した。懸濁液を8時間還流した。触媒を
セライトを充填した焼結ガラスを通して濾過し、次に溶媒を蒸発除去した。黄色油状物の形態で3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−インダゾール−5−オール59.5mgを収集した。
分析:
LC/MS:Tr=2.26分;[M+H]+=251.19
3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−インダゾール−5−オール59.5mgをジクロロメタン3mlに溶解し、次に2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルクロリド35.1mgおよびトリエチルアミン99μlを添加した。溶液を周囲温度で24時間攪拌した。溶媒を蒸発させた後、反応粗製物をフラッシュクロマトグラフィーで精製した(溶離剤:60/40酢酸エチル/シクロヘキサン)。白色個体の形態で3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル2−メタンスルホニルベンゼンスルホネート69.2mgを収集した。
分析:
LC/MS:Tr=2.82分;[M+H]+=469.07
〔実施例227〜232〕
ZおよびR1が式(I)の場合と同様の意味を有する下記式(IL):
Figure 2005533004
の化合物は、インダゾール(IIG)の1位の保護(工程b)、ヨウ素化誘導体(IIH)とボロン酸RI−B(OH)2との間のカップリング(実施例227〜232:インドール−2−ボロン酸)、次いでカップリング生成物(IIK)の脱ベンジル化、スルホニルクロリドZ−SO2Cl上のその縮合、および、インダゾール上の1位のNHの脱保護による期待される生成物(IL)の形成、により製造することができた。
Figure 2005533004
化合物の活性の測定−実験プロトコル
1.FAK
FAKに対する化合物の阻害活性は時間分割蛍光(HTRF)試験を用いた酵素の自己ホスホリル化の抑制を測定することにより求めた。
N末端をヒスチジン標識したヒトFAK完全cDNAをバキュロウィルス発現ベクターpFastBacHTc内にクローニングした。蛋白を発現させ、約70%の均質性となるまで精製した。
キナーゼ活性は1時間37℃で10mM MgCl2、100μM Na3VO4および15μM d’AMPを含有する50mM Hepes緩衝液pH=7.2中の種々の濃度の被験化合物とともに酵素(6.6μg/ml)をインキュベートすることにより測定した。酵素反応は0.4mM KF、133mM EDTAおよび0.1%BSAを含有するHepes緩衝液pH7.0を添加することにより停止し、この緩衝液にXL665で標識した抗ヒスチジン抗体およびユーロピウムクリプテート(Eu−K)にコンジュゲートしたチロシンに対してホスホ特異的なモノクローナル抗体を添加することにより周囲温度で1〜2時間にわたり標識を行った。2種の蛍光団の特性はG.Mathis et al.,Anticancer Research,1997,17,p.3011−3014に記載されている。XL665アクセプターへの励起ユーロピウムクリプテートからのエネルギーの転移はFAKの自己ホスホリル化の程度に比例している。XL−665に対して特異的なロングライフのシグナルをPackard Discoveryプレートカウンターで測定した。試験は全て2連で行い、2回の試験の平均を計算した。本発明の化合物によるFAK自己ホスホリル化の抑制は被験化合物の非存在下に活性を測定した対照と比較した場合の%阻害として表示した。[665nmにおけるシグナル/620nmにおけるシグナル]の比を%阻害の計算に用いた。
2.KDR
化合物の阻害活性はシンチレーション手法(96穴プレート、NEN)を用いたインビトロのKDR酵素による基質のホスホリル化の試験において測定した。
ヒトKDR酵素の原形質ドメインをバキュロウィルス発現ベクターpFastBac内にGST融合の形態でクローニングした。蛋白はSF21細胞内に発現させ、約60%の均質性となるまで精製した。KDRキナーゼ活性は10mM MgCl2、100μM Na3VO4、1mM NaFの存在下、20mM MOPS、10mM MgCl2、10mM MnCl2、1mM DTT、2.5mM EGTA、10mM β−グリセロホスフェート、pH=7.2中で測定した。化合物10μlを4℃でKDR酵素100ngを含有するキナーゼ緩衝液70μlに添加した。基質(GST融合蛋白の形態で発現されたPLCγのSH2−SH3フラグメント)2μg、2μCiγ33P[ATP]および2μM冷ATPを含有する溶液20μlを添加することにより反応を開始した。37℃で1時間インキュベートした後、1容量(100μl)の200mM EDTAを添加することにより反応を停止した。インキュベーション緩衝液を除去し、ウェルをPBS300μlで3回洗浄した。Top Count NXT放射能カウンター(Packard)を用いて各ウェル中の放射能を測定した。
バックグラウンドノイズは放射性ATPおよび基質単独を含む4つの異なるウェルの放射能を測定することにより求めた。
総活性の対照値は全ての試薬(γ33P−「ATP」、KDRおよびPLCγ基質)を含むが化合物の非存在下の4つの異なるウェルで測定した。
本発明の化合物によるKDR活性の阻害は、化合物非存在下に測定した対照活性の%阻害として表示した。
化合物SU5614(Calbiochem)(1μM)を阻害対照群として各プレートに設けた。
3.Aurora2
Aurora2キナーゼに対する化合物の阻害作用をニッケルキレートを用いた放射能シンチレーション試験により測定した。
N末端をヒスチジン標識した完全組み換えAurora2酵素をE.coli内で発現させ、ほぼ均質な品質となるまで精製した。
E.coli中に発現させ、N末端をヒスチジン標識したたNuMA(有糸分裂器官関連核蛋白:Nuclear protein that associates with the itotic pparatus)のC末端フラグメント(Q1687−H2101)をニッケルキレートクロマトグラフィーで精製し、Aurora2キナーゼ試験において基質として使用した。キナーゼ活性を測定するために、10%(v/v)
グリセロールおよび0.05%(w/v)NP40を添加した緩衝液(50mMTris−HCl、pH7.5、50mM NaCl、10mMMgCl2)中、PharmaciaPD10カラム上のクロマトグラフィーによりNuMA基質を平衡化した。
Aurora2のキナーゼ活性はニッケルキレートを用いたシンチレーション(New
England Nuclear,SMP107型)により測定した。各ウェルは0.5μCiのATP−[33P]を添加した100μlの以下の溶液、即ち:0.02μM Aurora2;0.5μM NuMA基質;1μM ATPを入れた。溶液を37℃で30分間インキュベートした。次に試験緩衝液を除去し、ウェルをキナーゼ緩衝液300μlで2回すすいだ。Packard Model Top Count NXT装置を用いて各ウェルの放射能を測定した。
バックグラウンドノイズは、他の試料と同様の方法で処理した緩衝キナーゼを含有する放射性ATP単独を含有するウェル中で2連で測定することにより、放射能測定値から推定した。
対照の活性は、被験化合物非存在下の完全試験混合物(ATP、Aurora2およびNuMA基質)中の放射能を2連で測定することにより求めた。
本発明の化合物によるAurora2の阻害は、被験化合物非存在下の対照活性の%阻害として表示した。阻害対照群として各プレートにスタウロスポリンを添加した。
4.Src
Srcキナーゼの阻害は96穴のWallacプレート中、ユーロピウムで標識した抗ホスホチロシン抗体を用いて蛍光(DELFIA)により検出されるビオチニル化cdc2基質(Pierce)のホスホリル化を測定することにより評価した。使用したc−Src蛋白はSH3およびSH2および触媒ドメインを含むバキュロウィルス中で生産される組み換えヒト蛋白とした。酵素、基質および種々の濃度の被験化合物を10mM MgCl2含有50mMトリス緩衝液中でウェルに添加した。反応は10μM ATPを添加することにより開始した。30℃で60分間インキュベートした後、75mM EDTAを添加することにより反応を停止した。各ウェルから50μlをとり、ストレプトアビジンをコーティングしたプレートに移した。25℃で30分間インキュベートした後、ウェルを洗浄緩衝液(Wallac)で洗浄し、次に抗ホスホチロシン抗体(PY20−ユーロピウム[Perkin Elmer])を75μlの容量で添加した。プレートを25℃で30分間インキュベートし、「エンハンサー」溶液(Wallac)を添加した後に蛍光計(Perkin Elmer)を用いて蛍光を読み取った。バックグラウンドノイズは酵素非存在下で基質および抗体を含有するウェル中で3連で調べた。酵素の活性は化合物非存在下で試薬全てを含有するウェル中で(3連で)測定した。Src活性の阻害は化合物の非存在下に測定した対照の活性の%阻害として表示した。化合物PP2(Calbiochem)は各実験に種々の濃度で阻害対照として設けた。
5.Tie2
細胞内ドメイン776−1124のアミノ酸に相当するヒトTie2のコード配列をモデルとしてヒト胎盤から単離したcDNAを用いたPCRにより発生させた。この配列をGST融合蛋白の形態でバキュロウィルス発現ベクターpFastBacGTに導入した。
分子の阻害作用は約80%の均質性まで精製したGST−Tie2の存在下Tie2によるPLCのホスホリル化の試験において測定した。基質はGST融合蛋白の形態で発現されたPLCのSH2−SH3フラグメントよりなるものとした。
Tie2のキナーゼ活性は10mM MgCl2、10mM MnCl2、1mM DTTおよび10mM グリセロホスフェートを含有する20mM MOPS緩衝液pH7.2中で測定した。ウェル当たりGST−Tie2酵素100ngを含有するキナーゼ緩衝液70μlよりなる反応混合物を氷上に保持した96穴のFlashPlateプレート中に入れた。次に最大10%の濃度にDMSO中希釈した被験分子10μlを添加した。所定の濃度につき、各測定は4連で行った。GST−PLC2μg、2μMの冷ATPおよび1μCiの33P[ATP]を含有する溶液20μlを添加することにより反応を開始した。37℃で1時間インキュベートした後、200mM EDTA1容量(100μl)を添加することにより反応を停止した。インキュベーション緩衝液を除去した後、PBS300μlで3回ウェルを洗浄した。放射能はWallac MicroBeta1450上で測定した。
Tie2活性の阻害は化合物非存在下で測定した対照活性と比較した場合の%阻害として表示した。
6.IGF1R
IGF1Rに対する化合物の阻害活性は時間分割蛍光(HTRF)試験を用いた酵素の自己ホスホリル化の抑制を測定することにより求めた。
ヒトIGF1R原形質ドメインをグルタチオンS−トランスフェラーゼ(GST)との融合物として、バキュロウィルス発現ベクターpFastBac−GST内にクローニングした。蛋白をSF21細胞内で発現させ、約80%の均質性となるまで精製した。
キナーゼ活性は5mM MgCl2、50mM NaCl、3%グリセロール、0.025%Tween20および120mM ATPを含有する50mM Hepes緩衝液pH7.5中の種々の濃度の被験化合物とともに酵素をインキュベートすることにより測定した。酵素反応はXL665で標識した抗GST抗体およびユーロピウムクリプテート(Eu−K)にコンジュゲートした抗ホスホチロシン抗体を含有する、0.4M KF、133mM EDTAおよび0.1%BSAを含有する100mM Hepes緩衝液pH7.0を添加することにより停止した。2種の蛍光団、即ちXL−665およびEu−Kの特性は、G.Mathis et al.,Anticancer Research,1997,17,p.3011−3014に記載されている。アクセプターXL665への励起ユーロピウムクリプテートからのエネルギーの転移はIGF1Rの自己ホスホリル化の程度に比例している。XL−665に対して特異的なロングライフのシグナルをVictorアナライザープレートカウンター(Perkin−elmer)で測定した。本発明の化合物によるIGF1R自己ホスホリル化の抑制は被験化合物の非存在下に活性を測定した対照と比較した場合の%阻害として表示した。
7.CDK2
CDK2/サイクリンEキナーゼの阻害はストレプトアビジンをコーティングした96穴シンチレーションプレート(Flashplate)中、蛍光により検出される、Rb−ビオチニル化されたペプチド基質のホスホリル化を測定することにより評価した。
各点は2連で試験した。
Rb−ビオチニル化ペプチドの配列:ビオチン−SACPLNLPLQNNHTAADMYLSPVRSPKKKGSTTR−OH
キナーゼ緩衝液:
HEPES、pH8.0 50mM
MgCl26H2O 10mM
DTT 1mM
プロトコル:
1.基質の調製:PBS中1mg/mlの新鮮な溶液。
2.ウェル当たり4μgをシンチレーションプレートに導入する。
3.周囲温度で2時間インキュベートする。
4.DMSO中10mMの阻害剤の保存溶液からDMSO中1mM、300μM、100μM、30μMおよび10μMの連続希釈物を調製する。
5.未結合のペプチド基質を除去するためにPBS300μlで3回シンチレーションプレートを洗浄する。
6.CDK2/サイクリンEキナーゼを添加:キナーゼ緩衝液90μl中ウェル当たり200ng(「酵素未添加」の対照ウェルを除く)。
7.100μlの最終濃度が10μM、3μM、1μM、0.3μMおよび0.1μMとなるようにウェルの各々に被験阻害剤を添加する。
8.1分間穏やかにシンチレーションプレートを振とうする。
9.氷上で30分間インキュベートする。
10.1μM冷ATPおよび1μCiATP−33Pのウェル当たり最終濃度のキナーゼ緩衝液10μlで反応を開始する。
11.1分間穏やかにシンチレーションプレートを振とうする。
12.周囲温度で45分間(振とうすることなく)インキュベートする。
13.PBS300μlで3回シンチレーションプレートを洗浄する。
14.Rbのホスホリル化部位へのキナーゼ由来ATP−33Pの取り込みに相当する放射能の間接的測定。
8.CDK4
CDK4/サイクリンD1キナーゼの阻害はストレプトアビジンをコーティングした96穴シンチレーションプレート(Flashplate)中、蛍光により検出される、Rb−ビオチニル化されたペプチド基質のホスホリル化を測定することにより評価した。
各点は2連で試験した。
Rb−ビオチニル化ペプチドの配列:
ビオチン−RPPTLSPIPHIPRSPYKFPSSPLR
キナーゼ緩衝液:
HEPES、pH8.0 50mM
MgCl26H2O.pH7.0 10mM
DTT 1mM
プロトコル:
1.基質の調製:PBS中1mg/mlの新鮮な溶液。
2.ウェル当たり100μgをシンチレーションプレートに導入する。
3.周囲温度で2時間インキュベートする。
4.DMSO中10mMの阻害剤の保存溶液からDMSO中1mM、300μM、100μM、30μMおよび10μMの連続希釈物を調製する。
5.未結合のペプチド基質を除去するためにPBS300μlで3回シンチレーションプレートを洗浄する。
6.CDK4/サイクリンD1キナーゼを添加:キナーゼ緩衝液90μl中ウェル当たり70ng(「酵素未添加」の対照ウェルを除く)。
7.100μlの最終濃度が10μM、3μM、1μM、0.3μMおよび0.1μMとなるようにウェルの各々に被験阻害剤1μlを添加する。
8.1分間穏やかにシンチレーションプレートを振とうする。
9.氷上で30分間インキュベートする。
10.1μM冷ATPおよび1μCiATP−33Pのウェル当たり最終濃度のキナーゼ
緩衝液10μlで反応を開始する。
11.1分間穏やかにシンチレーションプレートを振とうする。
12.周囲温度で45分間(振とうすることなく)インキュベートする。
13.PBS300μlで3回シンチレーションプレートを洗浄する。
14.Rbのホスホリル化部位へのキナーゼ由来ATP−33Pの取り込みに相当する放射能の間接的測定。
Figure 2005533004
Figure 2005533004
Figure 2005533004
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Figure 2005533004
Figure 2005533004
Figure 2005533004

Claims (26)

  1. 下記式(I):
    Figure 2005533004
    [式中、
    h)[sic]R1はH、ハロゲン、アルキル、アルキレン[sic]、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロサイクリル、置換アルキル、置換アルキレン[sic]、置換アルキニル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換シクロアルキル、置換ヘテロサイクリル、CN、O(R2)、OC(O)(R2)、OC(O)N(R2)(R3)、OS(O2)(R2)、N(R2)(R3)、N=C(R2)(R3)、N(R2)C(O)(R3)、N(R2)C(O)O(R3)、N(R4)C(O)N(R2)(R3)、N(R4)C(S)N(R2)(R3)、N(R2)S(O2)(R3)、C(O)(R2)、C(O)O(R2)、C(O)N(R2)(R3)、C(=N(R3))(R2)、C(=N(OR3))(R2)、S(R2)、S(O)(R2)、S(O2)(R2)、S(O2)N(R2)(R3)よりなる群から選択され、ここで各R2、R3およびR4は独立してH、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロサイクリル、置換アルキル、置換アリール、置換シクロアルキル、置換ヘテロサイクリル、アルキレン[sic]、置換アルキレン[sic]よりなる群から選択され;
    i)[sic]XはS(O2)−NH;S(O2)−O;NH−S(O2);O−S(O2)よりなる群から選択され;
    j)[sic]Zはアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロサイクリル、置換アルキル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換シクロアルキル、置換ヘテロサイクリルよりなる群から選択される]に相当する生成物であり、
    ただし、式(I)の生成物は以下の化合物:
    Figure 2005533004
    [式中、アルキルはn−プロピルであり、RaおよびRbは独立してNH2、NO2およびClよりなる群から選択されるか、または、RaとRbは環−NH−CH=N−を形成する];
    Figure 2005533004
    のうちの1つではない上記生成物。
  2. XがS(O2)−NHおよびS(O2)−Oから選択される請求項1記載の生成物。
  3. R1がHではない請求項1または2記載の生成物。
  4. Zが置換アリールである請求項1〜3の何れか1項に記載の生成物。
  5. Zが置換基1〜3個で置換されたフェニルである請求項4記載の生成物。
  6. Zが3−フルオロ;3,4−ジクロロ;3,4−ジフルオロ;2−メチルスルホニルよりなる群から選択される置換基1個または1個より多くで置換されているフェニルである請求項5記載の生成物。
  7. R1がH、CH3、C2−C6アルキル、Cl、Br、I、CN、C(O)NH(R2)、NHC(O)(R2)、アリール、置換アリール、アルキレン[sic]および置換アルキレン[sic]よりなる群から選択される請求項1、2および4〜6の何れか1項に記載の生成物。
  8. 下記化合物:
    N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−クロロ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−シアノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    3−フルオロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    3,4−ジクロロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンス
    ルホンアミド;
    3−フルオロ−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−フルオロフェニル)−(1H−インダゾール−5−イル)スルホンアミド;
    3−フルオロ−N−(3−ヨード−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    3,4−ジクロロ−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    3−フルオロ−N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    3−フルオロ−N−(3−ヒドロキシ−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    1H−インダゾール−5−イル3−フルオロベンゼンスルホネート;
    N−フェニル−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
    N−メチル−5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
    5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
    5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
    N−フェニル−5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
    N−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−ベンズアミド、
    よりなる群から選択される請求項1記載の生成物。
  9. 下記式(I):
    Figure 2005533004
    [式中、
    k)[sic]R1はH、ハロゲン、アルキル、アルキレン[sic]、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロサイクリル、置換アルキル、置換アルキレン[sic]、置換アルキニル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換シクロアルキル、置換ヘテロサイクリル、CN、O(R2)、OC(O)(R2)、OC(O)N(R2)(R3)、OS(O2)(R2)、N(R2)(R3)、N=C(R2)(R
    3)、N(R2)C(O)(R3)、N(R2)C(O)O(R3)、N(R4)C(O)N(R2)(R3)、N(R4)C(S)N(R2)(R3)、N(R2)S(O2)(R3)、C(O)(R2)、C(O)O(R2)、C(O)N(R2)(R3)、C(=N(R3))(R2)、C(=N(OR3))(R2)、S(R2)、S(O)(R2)、S(O2)(R2)、S(O2)N(R2)(R3)よりなる群から選択され、ここで各R2、R3およびR4は独立してH、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロサイクリル、置換アルキル、置換アリール、置換シクロアルキル、置換ヘテロサイクリル、アルキレン[sic]、置換アルキレン[sic]よりなる群から選択され;
    l)[sic]XはS(O2)−NH;S(O2)−O;NH−S(O2);O−S(O2)よりなる群から選択され;
    m)[sic]Zはアルキル、アルキレン[sic]、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロサイクリル、置換アルキル、置換アルキレン[sic]、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換シクロアルキル、置換ヘテロサイクリルよりなる群から選択され;
    n)[sic]RはHおよびC1−C3アルキルから選択される]に相当する生成物であり、ただし、式(I)の生成物は以下の化合物:
    Figure 2005533004
    1°)
    [式中、
    (ix)[sic]Arylは3−フルオロフェニルであり、そしてSubstはメチル、2,2,2−トリフルオロメチル、4−メチルフェニル、
    Figure 2005533004
    から選択され;
    (x)[sic]Arylは6−(2−ジメチルアミノメチル−5−メチルモルホリン−4−イル)−1H−ベンズイミダゾール−2−イル、6−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ベンズイミダゾール−2−イル、6−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−1H−ベンズイミダゾール−2−イルおよび6−(N,N−ジアルキルアミノ)−1H−ベンズイミダゾール−2−イルから選択され、そして、Substはメチル、エチル、トリフルオロメチル、フェニル、4−メトキシフェニルおよびチエン−2−イルから独立して選択され、
    (xi)[sic]Arylは4−フルオロフェニルであり、そして、Substはフェニルであり、
    (xii)[sic]Arylは4−トリフルオロメチルフェニルであり、そして、SubstはN,N−ジメチルアミノであり、
    (xiii)[sic]Arylはチエン−2−イルであり、そして、Substは3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルであり、
    (xiv)[sic]Arylは3,4−メチレンジオキシフェニルであり、そして、Substは1−メチルエチルであり、
    (xv)[sic]Arylは3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルであり、そして、Substは5−(ピリド−2−イル)−チエン−2−イルであり、
    (xvii)[sic]Arylは4−メトキシフェニルであり、そして、Substは4−フェニルスルホニルチエン−2−イルである]、
    Figure 2005533004
    2°)
    [式中、
    Substは3,4,5−トリメトキシフェニル、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル、メチル、および、
    Figure 2005533004
    ここで、RaおよびRbは独立してNH2、NO2およびClよりなる群から選択されるか、または、RaとRbは環−NH−CH=N−を形成する]のうちの1つではない上記生成物。
  10. Z−XがZ−S(O2)−NHおよびZ−S(O2)−Oから選択される請求項9記載の生成物。
  11. RがHである請求項9または10記載の生成物。
  12. Zが2−メチルスルホニルフェニル、3−フルオロフェニルおよび3,5−ジフルオロフェニルから選択される請求項9〜11の何れか1項に記載の生成物。
  13. R1がNH2、NHCOPh、NHCOMe、CONH2、CONHPh、フェニル、3−シアノフェニル、3−CO2MePh、3−(Me3SiC≡C−)Ph、3−ニトロフェニル、3−アミノフェニル、3−メチルフェニル、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、3−ブロモフェニル、4−カルボキシフェニル、4−メトキシフェニル、4−アミノフェニル、4−ヒドロキシフェニル、4−ジメチルアミノフェニル、チオフェン−2−イル、5−メトキシ−1H−インドール−2−イル、ベンゾフラン−2−イル、1H−インドール−2−イル、ピロール−2−イル、1H−ベンズイミダゾール−2−イル、ピリド−4−イルおよびピリド−3−イルよりなる群から選択される請求項9〜12の何れか1項に記載の生成物。
  14. Zが2−メチルスルホニルフェニル、3−フルオロフェニル、2−トリフルオロメトキシフェニル、チオフェン−2−イル、キノリン−8−イルおよびフェニルから選択される請求項9〜11の何れか1項に記載の生成物。
  15. R1が4−カルボキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、4−ジメチルアミノフェニル、5−メトキシ−1H−インドール−2−イル、1H−インドール−2−イル、1H−ベンズイミダゾール−2−イル、ピリド−4−イル、ピリド−3−イル、ベンゾチオフェン−2−イル、スチリル、4−フルオロフェニルエチレン−2−イルおよび4−クロロフェニルエチレン−2−イルよりなる群から選択される請求項9〜12の何れか1項に記載の生成物。
  16. 下記化合物:
    N−(1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    3,4−ジクロロ−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    3−フルオロ−N−(3−メチルスルホニルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)アセトアミド;
    N−シクロヘキシル−5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−カルボキシアミド;
    N−[3−(4−クロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−ベンジルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−メチルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−ブロモ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2,6−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−2,6−ジクロロベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
    N−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)アセトアミド;
    N−[5−(3,5−ジフルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)アセトアミド;
    N−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)ベンズアミド;
    N−[5−(3,5−ジフルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル)ベンズアミド;
    N−{2−[5−(3−フルオロベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]フェニル}アセトアミド;
    N−{2−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]フェニル}アセトアミド;
    N−[3−(2−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(3−チオフェン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(3−チオフェン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−フラン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−フラン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(3−ピリジン−4−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    メチル3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート;
    3−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]安息香酸;
    2−メチルスルホニル−N−[3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−[3−(5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(3−ピリジン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−[3−(1H−ピロール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−ジメチルアミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−ベンゾ[b]チオフェン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−ニトロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(3−キノリン−8−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    メチル4−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート;
    4−[5−(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]安息香酸;
    N−[3−(4−アミノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3−シアノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(3−ナフタレン−1−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(3−ナフタレン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−{3−[(E)−2−(4−フルオロフェニル)ビニル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−{3−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−{3−[(E)−2−(4−クロロフェニル)ビニル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−{3−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−1H−インダゾール−5−イル}−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−[3−((E)−スチリル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    メチル(E)−3−[5(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]−アクリレート;
    (E)−3−[5(2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸;
    N−[3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルアミノ−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホンアミド;
    3−フルオロ−N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    4−ジメチルアミノ−2,3,5,6−テトラヒドロ−N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    {N−[3−(1H−インドール−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]}チオフェン−2−スルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルスルファニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(3−フェニルエチニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(3−フェネチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−[3−(3−トリメチルシラニルエチニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(6−メチル−3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    5−フルオロ−2−メチルスルホニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    4−アミノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−[4−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)フェニル]アセトアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−スルホンアミド;
    3−ニトロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    3−アミノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)シクロヘキサンスルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド;
    N−[3−(3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3,5−ジフルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−[3−(2−メチルスルファニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(1H−インドール−5−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メチルスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メチルスルホニル−N−(3−o−トリル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド;
    5−ジメチルアミノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)チオフェン−2−スルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)キノリン−8−スルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−ニトロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2,4,6−トリイソプロピル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2,4,6−トリメチル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    4−ブロモ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    4−フルオロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−[4−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)フェニル]アセトアミド;
    4−ニトロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    4−メトキシ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    4−t−ブチル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    4−メチル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    1−メチル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)エタンスルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)メタンスルホンアミド;
    1−フェニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)メタンスルホンアミド;
    (E)−2−フェニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)エチレンスルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)エタンスルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)プロパンスルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ブタンスルホンアミド;
    3−トリフルオロメチル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2,5−ジメトキシ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−メチル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    3−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)安息香酸;
    2−フルオロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    5−クロロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)チオフェン−2−スルホンアミド;
    3−クロロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    3,5−ジクロロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    3−メチル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−ブロモ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−[5−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)チオフェン−2−イルメチル]ベンズアミド;
    3−ブロモ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)−2−トリフルオロメトキシベンゼンスルホンアミド;
    4−シアノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−シアノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    4−ブトキシ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−[2−クロロ−4−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イルスルファモイル)フェニル]アセトアミド;
    5−ジブチルアミノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド;
    C−(7,7−ジメチル−2−オキソビシクロ[2.2.1]ヘプタ−1−イル)−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)メタンスルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[1,2,5]オキサジアゾール−4−スルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)−(5−イソキサゾール−3−イルチオフェン)−2−スルホンアミド;
    C−(2−ニトロフェニル)−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)メタンスルホンアミド;
    3,4−ジフルオロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)−(5−クロロ−3−メチルベンゾ[b]チオフェン)−2−スルホンアミド;
    3−シアノ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    4−メタンスルホニル−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    3−メトキシ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ジフェニル−3−スルホンアミド;
    3,5−ジフルオロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−アミノ−4,6−ジクロロ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    4−トリフルオロメトキシ−N−(3−フェニル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−ブロモフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メタンスルホニル−N−[3−(3−ニトロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(2,4−ジクロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド
    2−メタンスルホニル−N−(3−p−トリル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    2−メタンスルホニル−N−(3−m−トリル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−{3−[5−(2−メタンスルホニルベンゼンスルホニルアミノ)−1H−インダゾール−3−イル]フェニル}−5−ジメチルアミノナフタレン−1−スルホンアミド;
    N−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−(ジベンゾフラン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−ビフェニル−4−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メタンスルホニル−N−[3−(4−フェノキシ−フェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    2−メタンスルホニル−N−[3−(4−メチルスルファニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−ビフェニル−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メタンスルホニル−N−(3−チオフェン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3−クロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メタンスルホニル−N−[3−(3−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    2−メタンスルホニル−N−[3−(3,5−ジメチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    N−(3−ベンゾフラン−2−イル−1H−インダゾール−5−イル)−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(5−クロロチオフェン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メタンスルホニル−N−[3−(2−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3−ブロモフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メタンスルホニル−N−[3−(4−ビニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3−エトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(2−クロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(2−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(2−エトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−エトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−ヒドロキシメチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−エチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−ベンジルオキシ−3−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メタンスルホニル−N−[3−(3,4−ジメチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−t−ブチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メタンスルホニル−N−[3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    2−メタンスルホニル−N−[3−(2,4−ジメトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3−ヒドロキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−イソプロピルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3−イソプロピルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3,4−ジクロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−アセチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(2,3−ジクロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−ベンジルオキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(2−フルオロビフェニル−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3,5−ジブロモフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−エチルスルファニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メタンスルホニル−N−[3−(2,3,4−トリメトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−シアノフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−ヨードフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3−トリフルオロメトキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    2−メタンスルホニル−N−[3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]ベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(2,3−ジフルオロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3−ベンジルオキシフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    N−[3−(2,5−ジクロロフェニル)−1H−インダゾール−5−イル]−2−メタンスルホニルベンゼンスルホンアミド;
    よりなる群から選択されることを特徴とする請求項9記載の生成物。
  17. 下記形態:
    1)非キラル形態、または、
    2)ラセミ体、または、
    3)ある立体異性体に富む形態、または、
    4)あるエナンチオマーに富む形態、
    にあり、そして、場合により塩化されている、請求項1〜16の何れか1項に記載の生成物。
  18. 製薬上許容しうる賦形剤と組み合わせて、請求項1〜17の何れか1項に記載の生成物を含む医薬組成物。
  19. キナーゼにより触媒される反応を抑制するための薬剤としての請求項1〜17の何れか1項に記載の生成物の使用。
  20. キナーゼがFAKである請求項19記載の生成物の使用。
  21. キナーゼがAurora2である請求項19記載の生成物の使用。
  22. キナーゼがKDRである請求項19記載の生成物の使用。
  23. キナーゼがSrc、Tie2、IGF1R、CDK2およびCDK4よりなる群から選択される請求項19記載の生成物の使用。
  24. キナーゼがSrcおよびTie2よりなる群から選択される請求項23記載の生成物の使用。
  25. 病理学的状態を治療するために使用される医薬品の製造のための請求項1〜17の何れか1項に記載の生成物の使用。
  26. 病理学的状態が癌である請求項25記載の使用。
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