JP2005517062A5

JP2005517062A5 -

Info

Publication number: JP2005517062A5
Application number: JP2003566072A
Authority: JP
Filing date: 2003-02-05
Publication date: 2006-03-23
Anticipated expiration: 2023-02-05

Description

この目的は、特定のラクチド含量を有するポリ（ＤＬ−ラクチド−ε−カプロラクトン）コポリマーを提供することによって満たされ得ることが分かった。従って、第１の局面では、本発明は、ラクチド含量５１〜７５モル％、好ましくは５５〜７０モル％、最も好ましくは６２〜６９モル％を有する、ＤＬ−ラクチドおよびε−カプロラクトンの共重合によって得られるポリ（ＤＬ−ラクチド−ε−カプロラクトン）を含むポリマー状物質に関する。
特に、本発明は、ＤＬ−ラクチドおよびε−カプロラクトンの共重合によって得られるポリ（ＤＬ−ラクチド−コ−ε−カプロラクトン）コポリマーを含むポリマー状物質において、該コポリマーが５１〜７５モル％のラクチド含量を有し、かつラクチドのＤ−エナンチオマーまたはＬ−エナンチオマーの割合が６５〜９５モル％であるところのポリマー状物質を提供する。
また、本発明は、ＤＬ−ラクチドおよびε−カプロラクトンの共重合によって得られるポリ（ＤＬ−ラクチド−コ−ε−カプロラクトン）コポリマーを含むポリマー状物質において、該コポリマーが５５〜７０モル％のラクチド含量を有するところのポリマー状物質を提供する。

Claims

ＤＬ−ラクチドおよびε−カプロラクトンの共重合によって得られるポリ（ＤＬ−ラクチド−コ−ε−カプロラクトン）コポリマーを含むポリマー状物質において、該コポリマーが５１〜７５モル％のラクチド含量を有し、かつラクチドのＤ−エナンチオマーまたはＬ−エナンチオマーの割合が６５〜９５モル％であるところのポリマー状物質。
ラクチドのＤ−エナンチオマーまたはＬ−エナンチオマーの割合が７０〜９０モル％、である、請求項１記載のポリマー状物質。
ＤＬ−ラクチドおよびε−カプロラクトンの共重合によって得られるポリ（ＤＬ−ラクチド−コ−ε−カプロラクトン）コポリマーを含むポリマー状物質において、該コポリマーが５５〜７０モル％のラクチド含量を有するところのポリマー状物質。
ラクチドのＤ−エナンチオマーまたはＬ−エナンチオマーの割合が６５〜９５モル％である、請求項３記載のポリマー状物質。
多分散性（Ｍｗ／Ｍｎ）が１．８未満である、請求項１〜４のいずれか１項記載のポリマー状物質。
固有粘度が４ｄｌ／ｇより高い、請求項１〜５のいずれか１項記載のポリマー状物質。
該重合を１００℃〜１３０℃の温度で行うことによって得られる、請求項１〜６のいずれか１項記載のポリマー状物質。
該重合を３〜４０日の期間行うことによって得られ、ここで、温度は、１３０℃（３日間）〜１００℃（４０日間）の区間から重合時間に直線的に依存して選択される、請求項１〜７のいずれか１項記載のポリマー状物質。
Ｓｎ（ｏｃｔ）₂触媒または他の触媒を、ラクチドモノマーおよびε−カプロラクトンモノマーと該触媒とのモル比（Ｍ／Ｉ）が１０００〜１０００００であるような量で使用して該重合を行うことにより得られる、請求項１〜８のいずれか１項記載のポリマー状物質。
コポリマーが６２〜６９モル％のラクチド含量を有する、請求項１〜９のいずれか１項記載のポリマー状物質。
請求項１〜１０のいずれか１項記載のポリマー状物質を含む、医療用途のための物品。
神経ガイドである、請求項１１記載の物品。