JP2005511620A5 - - Google Patents

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(実施例16:1:2のモル比のアジポニトリルと第1級アミン)
300ccの加圧オートクレーブに5%パラジウム/アルミナ粉末触媒を2.74g、40%(w/w)メチルアミン水溶液を83.71g(1.1モル)、アジポニトリルを58.3g(0.54モル)およびビフェニル(ガスクロマトグラフ分析用内部標準)を1.7g仕込んだ。反応器を密閉し、酸素を除くために窒素および水素でパージした。反応は水素圧500psig、温度110℃で行った。消費された水素は常時1リットル容器から補充した。360分後、生成混合物はADN12%、BCPAM29%を含んでいた。選択性は49%であった。410分後、生成混合物はADN5%、BCPAM31%を含んでいた。選択性は44%であった。
以下に、本発明の好ましい態様を示す。
1. 次の式
Figure 2005511620
(式中、Rは、直鎖または分枝鎖脂肪族、脂環式および複素環式の部分からなる群より選択されるC1〜C12の置換基であり、
R’は、直鎖または分枝鎖脂肪族、脂環式および複素環式の部分からなる群より選択されるC1〜C12の置換基であり、
Aは、水素、シアノ、アミド、直鎖または分枝鎖脂肪族、脂環式、芳香族、複素環式、アルコキシ、アリールオキシ、ヒドロキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロアリール、フッ化アルキルおよびシリルからなる群より選択され、
A’は、水素、アミノ、アミド、直鎖または分枝鎖脂肪族、脂環式、芳香族、複素環式、アルコキシ、アリールオキシ、ヒドロキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロアリール、フッ化アルキルおよびシリルからなる群より選択される)
を有する少なくとも1種の第3級アミン生成物を調製する方法であって、
次の一般式
Figure 2005511620
(式中、R’は、直鎖もしくは分枝鎖脂肪族、脂環式または複素環式の部分からなる群より選択されるC1〜C12の置換基であり、
A’は、水素、アミノ、アミド、直鎖または分枝鎖脂肪族、脂環式、芳香族、複素環式、アルコキシ、アリールオキシ、ヒドロキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロアリール、フッ化アルキルおよびシリルの部分からなる群より選択される)
を有する少なくとも1種の第1級アミンを、
次の一般式
Figure 2005511620
(式中、Rは、直鎖または分枝鎖脂肪族、脂環式および複素環式の部分からなる群より選択されるC1〜C12の置換基であり、
Aは、水素、シアノ、アミド、直鎖または分枝鎖脂肪族、脂環式、芳香族、複素環式、アルコキシ、アリールオキシ、ヒドロキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロアリール、フッ化アルキルおよびシリルの部分からなる群より選択される)
を有する少なくとも1種のニトリルであって、
但し、Aが水素または直鎖もしくは分枝鎖脂肪族であり、Rが直鎖または分枝鎖脂肪族であるとき、C2〜C7のニトリルである、ニトリルと、
水素ガスおよび触媒の存在下で、温度約50℃〜約200℃、圧力約100psig〜約1500psigで接触させる工程を含み、アミンに対するニトリルの比が1:1より大きいことを特徴とする方法。
2. 前記触媒は、パラジウム、イリジウム、ロジウムおよび白金からなる群より選択される少なくとも1種の金属元素を含むことを特徴とする1.に記載の方法。
3. 前記触媒は、パラジウムを含むことを特徴とする2.に記載の方法。
4. 前記触媒は、少なくとも2種の金属を含むことを特徴とする2.に記載の方法。
5. 前記触媒は、アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、炭化ケイ素、活性炭、酸化銅または酸化マグネシウムに担持されていることを特徴とする2.に記載の方法。
6. 前記触媒は、担体の約0.1重量%〜約10重量%の量で存在することを特徴とする5.に記載の方法。
7. 2種以上のニトリル化合物を少なくとも1種のアミンと接触させることを特徴とする1.に記載の方法。
8. 2種以上のアミンを少なくとも1種のニトリルと接触させることを特徴とする1.に記載の方法。
9. 第3級アミン生成物が
Figure 2005511620
であることを特徴とする1.に記載の方法。
10. 1.に記載の方法によって調製されることを特徴とする化合物。
11. 前記アミンがメチルアミンであり、前記ニトリルがアジポニトリルであることを特徴とする10.に記載の化合物。
12. 前記アミンがメチルアミンであり、前記ニトリルがヒドロキシプロピオニトリルであることを特徴とする10.に記載の化合物。
13. 前記ニトリルがアジポニトリルであり、前記アミンが2−アミノエタノールであることを特徴とする10.に記載の化合物。
14. 前記アミンがメチルアミンであり、前記ニトリルが1:1のモル比のアジポニトリルとグルタロニトリルとの混合物であることを特徴とする10.に記載の化合物。
15. 次の構造(VI)
Figure 2005511620
を有することを特徴とする第3級アミン生成物。
16. 次の構造(VII)
Figure 2005511620
を有することを特徴とする第3級アミン生成物。
17. 次の式
Figure 2005511620
を有することを特徴とする化合物。
18. 生成される第3級アミンはジニトリルであり、前記ジニトリルを水素化する工程をさらに含むことを特徴とする1.に記載の方法。

Claims (8)

  1. 次の式
    Figure 2005511620
    (式中、Rは、直鎖または分枝鎖脂肪族、脂環式および複素環式の部分からなる群より選択されるC1〜C12の置換基であり、
    R’は、直鎖または分枝鎖脂肪族、脂環式および複素環式の部分からなる群より選択されるC1〜C12の置換基であり、
    Aは、水素、シアノ、アミド、直鎖または分枝鎖脂肪族、脂環式、芳香族、複素環式、アルコキシ、アリールオキシ、ヒドロキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロアリール、フッ化アルキルおよびシリルからなる群より選択され、
    A’は、水素、アミノ、アミド、直鎖または分枝鎖脂肪族、脂環式、芳香族、複素環式、アルコキシ、アリールオキシ、ヒドロキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロアリール、フッ化アルキルおよびシリルからなる群より選択される)
    を有する少なくとも1種の第3級アミン生成物を調製する方法であって、
    次の一般式
    Figure 2005511620
    (式中、R’は、直鎖もしくは分枝鎖脂肪族、脂環式または複素環式の部分からなる群より選択されるC1〜C12の置換基であり、
    A’は、水素、アミノ、アミド、直鎖または分枝鎖脂肪族、脂環式、芳香族、複素環式、アルコキシ、アリールオキシ、ヒドロキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロアリール、フッ化アルキルおよびシリルの部分からなる群より選択される)
    を有する少なくとも1種の第1級アミンを、
    次の一般式
    Figure 2005511620
    (式中、Rは、直鎖または分枝鎖脂肪族、脂環式および複素環式の部分からなる群より選択されるC1〜C12の置換基であり、
    Aは、水素、シアノ、アミド、直鎖または分枝鎖脂肪族、脂環式、芳香族、複素環式、アルコキシ、アリールオキシ、ヒドロキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロアリール、フッ化アルキルおよびシリルの部分からなる群より選択される)
    を有する少なくとも1種のニトリルであって、
    但し、Aが水素または直鎖もしくは分枝鎖脂肪族であり、Rが直鎖または分枝鎖脂肪族であるとき、C2〜C7のニトリルである、ニトリルと、
    水素ガスおよび触媒の存在下で、温度約50℃〜約200℃、圧力約100psig〜約1500psigで接触させる工程を含み、アミンに対するニトリルの比が1:1より大きいことを特徴とする方法。
  2. 前記触媒は、パラジウム、イリジウム、ロジウムおよび白金からなる群より選択される少なくとも1種の金属元素を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記触媒は、アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、炭化ケイ素、活性炭、酸化銅または酸化マグネシウムに担持されていることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 請求項1に記載の方法によって調製されることを特徴とする化合物。
  5. 前記アミンがメチルアミンであり、前記ニトリルがアジポニトリルであることを特徴とする請求項4に記載の化合物。
  6. 前記アミンがメチルアミンであり、前記ニトリルがヒドロキシプロピオニトリルであることを特徴とする請求項4に記載の化合物。
  7. 次の構造(VI)
    Figure 2005511620
    を有することを特徴とする第3級アミン生成物。
  8. 次の式
    Figure 2005511620
    を有することを特徴とする化合物。
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