JP2005504869A - 改良されたシール性および光学特性ならびに低減された溶解性を有する結晶性プロピレンコポリマー組成物 - Google Patents

改良されたシール性および光学特性ならびに低減された溶解性を有する結晶性プロピレンコポリマー組成物 Download PDF

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Abstract

A)C4〜C8アルファ−オレフィンを10%超〜14%未満含む、C4〜C8アルファ−オレフィンとのプロピレンコポリマー15〜60%;
B) C4〜C8アルファ−オレフィンを14〜30%含み、任意にエチレン0.5〜3%含んでいてもよいC4〜C8アルファ−オレフィン、好ましくはブテンとのプロピレンコポリマー40〜85%;
(ただし、プロピレンポリマー組成物中のC4〜C8アルファ−オレフィンの全含量は10%より高い)
を重量%で含む、プロピレンポリマー組成物。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒートシール可能なフィルムの製造に有用な結晶性プロピレンコポリマー組成物、そのシートおよびフィルム、ならびにその組成物の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
プロピレンとその他のオレフィン(主にエチレン、1−ブテンまたは両方)との結晶性コポリマー、またはそのようなコポリマーとその他のオレフィンポリマーとの混合物は、ヒートシール性の材料として先行技術で知られている。
これらの結晶性コポリマーは、プロピレンと少量のその他のオレフィンコモノマーとを配位触媒存在下で重合させることにより得られる。
【0003】
重合されたコモノマーユニットは、結果的に生じるコポリマー中に統計的に分布しており、該コポリマーの融点は結晶性プロピレンホモポリマーの融点より低くなる。また、前記のコポリマーのシール開始温度(後で詳細に定義される)は、好適に低くなる。
【0004】
しかしながら、コモノマーユニットの導入はポリマーの結晶構造に悪影響を及ぼし、結果的に有機溶媒に溶解する比較的大量のポリマーフラクションをもたらすため、特に低いシール開始温度をもつコポリマーは食品の包装分野では使用できない。
【0005】
ヒートシール性(低いシール開始温度で示されるような)と溶解性との良いバランスを見出すために、多くの技術的解決法が先行技術に開示されている。
【0006】
特に、欧州公開特許出願483523は、重合プロセスで直接製造され、低いシール開始温度を有し、室温でキシレン中に溶解し得るかまたは50℃でn−へキサン中に溶解し得るフラクションの含量が低い組成物を開示している。
【0007】
これらの組成物は、重量%で:
−プロピレン80〜98%を含む、プロピレンとC4−C8アルファ−オレフィンとのコポリマー30〜60%;
−プロピレンとエチレン、および任意に1〜10%のC4−C8アルファ−オレフィンとのコポリマー35〜70%、ここでエチレン含量は、C4−C8アルファ−オレフィンが存在しないとき5〜10%、あるいはC4−C8アルファ−オレフィンが存在するとき0.5〜5%である
を含む。
【0008】
欧州公開特許出願674991は、重合プロセスで直接製造され、低いシール開始温度および有機溶媒中に溶解するポリマーフラクションの低い含量に加えて、良好なインク付着性を有する、他の組成物を開示している。
【0009】
これらの組成物は、重量%で:
−エチレン1〜5%を含有する、プロピレンとエチレンのコポリマー20〜60%;
−プロピレンとエチレンおよびC4−C8アルファ−オレフィンとのコポリマー40〜80%、ここで、エチレンの含量は1〜5%であり、C4−C8アルファ−オレフィンの含量は6〜15%である;
を含み、組成物中のエチレン全含量は1〜5%であり、組成物中のC4−C8アルファ−オレフィンの全含量は2.4〜12%である。
【0010】
プロピレンと高級アルファ−オレフィンとの二つの異なった種類のコポリマーを含む、他のヒートシール可能な組成物が、欧州公開特許出願560326に開示されている。
【0011】
その組成物は、重量%で:
−C4−C10アルファ−オレフィン1〜10%を含むプロピレンのコポリマー20〜60%;
−C4−C10アルファ−オレフィン15〜40%を含むプロピレンのコポリマー40〜80%を含み、このコポリマーにおいて全組成物中のコポリマーの含量とC4−C10アルファ−オレフィンの含量との積は1200以上である。
【0012】
WO 00/11076には、改善された特性を有するヒートシール可能な組成物が記載されている。連続重合により典型的に製造される前駆体の分解により得られる該組成物は重量%で:
− (i) エチレンを1〜7%含むプロピレン/エチレンコポリマー;(ii) C4−C8アルファ−オレフィンを2〜10%含む、プロピレンと一つ以上のC4−C8アルファ−オレフィンとのコポリマー;(iii) エチレンおよびC4−C8アルファ−オレフィンの総含量が6.5%以下であるという条件の下に、エチレンを0.5〜4.5%含み、C4−C8アルファ−オレフィンを2〜6%含む、プロピレンとエチレンおよび一つ以上のC4−C8アルファ−オレフィンとのコポリマー;からなる群から選択される、一つ以上のプロピレンコポリマー20〜80%、
−C4−C8アルファ−オレフィンを10%〜30%より多く含む、プロピレンと一つ以上のC4−C8アルファ−オレフィンとのコポリマー、およびエチレンを1〜7%含み、C4−C8アルファ−オレフィンを6〜15%含む、プロピレンとエチレンおよび一つ以上のC4−C8アルファ−オレフィンとのコポリマー
からなる群から選択される、一つ以上のプロピレンコポリマー20〜80%を含む。
【0013】
これらすべての技術的解決方法は、C4−C8アルファ−オレフィンを10%より多く含む組成物を一つより多くは有しないように調整されている。さらに、良好なインク付着性が望まれるときには、組成物中のC4−C8アルファ−オレフィンの総含量も比較的低く保たれている(EP−A−674991参照)。
【0014】
US−A−5948547には、良好なレベルのヒートシール性能を有するオレフィンポリマー組成物が記載されており、それは重量%で;
−プロピレンと1−ブテン12%〜20%およびエチレン0%〜2%とのランダムコポリマー68%〜80%;
−プロピレンと1−ブテン0%〜15%およびエチレン1%〜8%とのランダムコポリマー32%〜20%
を含み、これら二つのコポリマーは異なっている。
【0015】
この文献では、第二のコポリマー中のより低いエチレン含量は、結果的に過度に高いシール温度をもたらすことが説明されている。実施例では100℃より高いシール温度が報告されている。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0016】
C4−C8アルファ−オレフィンを10%より多く含む二つのコポリマーを特定の割合で組合わせると、ヒートシール性、有機溶媒に溶解するフラクションの低含量および光学特性(特にきわめて低いヘイズおよび高いグロス)の特に価値あるバランスが得られることが、驚くべきことに見出された。C4−C8アルファ−オレフィンにおける高い含量にもかかわらず、高いグロス値は例外的に良好な表面特性、特にきわめて低い粘着性および優れた印刷性/塗工性を立証している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
したがって、本発明は、重量%で:
A)C4−C8アルファ−オレフィンを10%より多く、好ましくは11%以上、しかしながら14%未満の、より好ましくは13%〜13.5%まで含む、プロピレンとC4−C8アルファ−オレフィン、好ましくはブテンとのコポリマー15%〜60%、好ましくは20%〜60%、より好ましくは20%〜50%;
B)C4−C8アルファ−オレフィンを14%〜30%、好ましくは14.5%〜25%、より好ましくは14.5%〜22%含み、任意にエチレンを0.5%〜3%含む、プロピレンとC4−C8アルファ−オレフィン、好ましくはブテンとのコポリマー40%〜85%、好ましくは40%〜80%、より好ましくは50%〜80%
(ただし、プロピレンポリマー組成物中のC4−C8アルファ−オレフィンの総含量は10%より高い)
を含む、プロピレンポリマー組成物を提供する。
【0018】
好ましくは、プロピレンポリマー組成物中のC4−C8アルファ−オレフィンの総含量は、13%以上、より好ましくは14.5%より多く、20%〜25%までである。好ましくは、コポリマーA)は、実質的にエチレンを含まない。上記の定義から、用語「コポリマー」は一種類より多いコモノマーを含むポリマーを包含する。
【0019】
好ましくは、本発明の組成物のためのメルトフロー率(MFR L)値は、2〜15g/10分、より好ましくは2.5〜10g/分の範囲内である。
【0020】
前記のMFR L値は、重合で直接得ることができるが、好ましくは上記の割合で同じ成分A)およびB)を含み、0.1〜5 g/10分、好ましくは0.3〜3g/10分のMFR L値(MFR L (1))を有し、MFR L(最終)のMFR L(1)に対する比率が2〜20、好ましくは3〜15である、前駆体組成物を分解に付すことによって得られる。
【0021】
前記のように、本発明の組成物は、低いシール開始温度(好ましくは100℃より低い)、有機溶媒中に溶けるかまたは抽出されるフラクションの低含量(好ましくは、25℃でキシレン中に20重量%以下、そして50℃でn−へキサン中に6重量%以下)、きわめて低いヘイズ値(実施例に記載された方法によるフィルムに対して測定して、好ましくは1%より低く、より好ましくは0.5%以下)、および高いグロス値(実施例に記載された方法によるフィルムに対して測定して、好ましくは85%より高い)を有する。
【0022】
該組成物の溶融温度は、好ましくは125〜140℃である。特に、全組成物および成分A)の両方の溶融温度は、最も好ましくは135℃より低く、例えば125〜134℃である。
【0023】
さらに、熱分解が適用されるときには、本発明の組成物は(本発明のさらなる目的を構成する)効率的で安価な方法により得られる。その方法は、次の段階を含む:
1)少なくとも二つの連続的工程でモノマーを重合させることによる、前記の前駆体組成物の製造; ここで、組成物A)およびB)は、それぞれの工程が前工程で生成したポリマーおよび使用された触媒の存在下に操作して、0.1〜5g/10分、好ましくは0.3〜3g/10分の前駆体組成物のMFR L (1)値を得るような量の、分子量調整剤(好ましくは水素)を投入する、別々の次工程により製造される。
2)MFR L(最終)のMFR L (1)に対する割合に関して2〜20、好ましくは3〜15の分解比率をもつ、最終組成物のための所望のMFR L(最終)値を得るために、1)で得られた前駆体組成物を分解処理に付す。
【0024】
そのような好ましい方法は、前駆体組成物の成分の別々の製造および別々の分解処理を回避できるので、極めて便利である。
【0025】
前の記載から、前駆体組成物において、コモノマーの含量および成分A)およびB)の相対的な量は(分解後の)最終組成物におけるものと同じであることが明らかである。分解処理は、組成物のMFR L値をMFR L(1)からMFR L(最終)へ増加させ、二つのMFR L値の間の前記の割合、すなわち MFR L(最終)/MFR L(1)を2〜20に増加させる効果を有する。
【0026】
上記のMFR L値は、ASTM D 1238 Lに従って測定される。前駆体および最終組成物の両方において、成分A)およびB)のMFR L値は、全組成物のMFR L値が上記の範囲内である限り、特に決定的なものではない。
【0027】
暗示的には、A)およびB)両方のMFR L値は0.1〜5g/10分であり得る。C4−C8アルファ−オレフィンの例は、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチルー1−ペンテンおよび1−オクテンである。特に好ましいのは1−ブテンである。
【0028】
先に説明したように、組成物は少なくとも二つの連続工程を含む連続的な重合により製造される。その中で、成分A)およびB)は、第一の工程以外の各工程が、前の工程で形成されたポリマーおよび使用された触媒の存在下に操作される別々の連続工程で製造される。触媒は第一の工程のみで添加されるが、その活性は後続の全工程でなお継続する。成分A)およびB)が製造される順序は重要ではない。
【0029】
重合段階は、連続でもバッチでもよいが、液相中で不活性希釈剤の存在もしくは不在下に、または気相中で、あるいは液相・気相の混合技術により、公知の技術に従って操作して行われる。気相で重合を行うのが好ましい。
【0030】
二つの工程に関連する反応時間、圧力および温度は決定的ではないが、温度は20〜100℃であるのが最善である。圧力は大気圧またはそれより高くてもよい。分子量の調節は公知の調節剤、特に水素を用いて行われる。
【0031】
そのような重合は、立体特異性のチーグラーナッタ触媒の存在下で行われるのが好ましい。該触媒の必須成分は、活性形態のマグネシウムハライドに共に担持されている、少なくとも一つのチタン−ハロゲン結合を有するチタン化合物および電子供与化合物を含む固形の触媒成分である。もう一つの必須成分(助触媒)は、アルミニウムアルキル化合物のような有機アルミニウム化合物である。
外部供与体は任意に加えられる。
【0032】
本発明の方法で一般的に用いられる触媒は、90%より大きい、好ましくは95%より大きいアイソタクチック指数をもつポリプロピレンを生成することができる。上記の性質を有する触媒は、特許文献において公知であり;特に有利なのは、米国特許4,399,054および欧州特許45977に記載されている触媒である。
【0033】
該触媒で用いられる固形の触媒成分は、電子供与体(内部供与体)として、エーテル、ケトン、ラクトンからなる群から選択される化合物、N、P、および/またはS原子を含む化合物、ならびにモノおよびジカルボン酸のエステルを含む。
【0034】
特に好適な電子供与体化合物は、ジイソブチル、ジオクチル、ジフェニルおよびベンジルブチルフタレートのような、フタル酸エステルである。
【0035】
特に好適なその他の電子−供与体は、式:
【化1】
Figure 2005504869
の1,3−ジエーテルである。
【0036】
ここで、RIおよびRII は同一または異なって、C1−C18アルキル、C3−C18シクロアルキルまたはC7−C18アリール基であり、RIII およびRIVは同一または異なって、C1−C4アルキル基であるか;あるいは1,3−ジエーテルであり、その2位の炭素原子は、5、6または7の炭素原子からなり2または3の不飽和を含む1つの環または多環構造に属している。このタイプのエーテルは、欧州公開特許出願361493および728769に記載されている。
【0037】
前記のジエーテルの代表的な例は、2−メチル−2−イソプロピル−1,3−ジメトキシプロパン、2,2−ジイソブチル−1,3−ジメトキシプロパン、2−イソプロピル−2−シクロペンチル−1,3−ジメトキシプロパン、2−イソプロピル−2−イソアミル−1,3−ジメトキシプロパン、9,9−ビス(メトキシメチル)フルオレンである。上記の触媒成分の製造は、種々の方法により行われる。
【0038】
例えば、MgCl2・nROHアダクト(特に回転長円体形状の粒子)、(ここで、nは一般に1〜3であり、ROHはエタノール、ブタノールまたはイソブタノールである)を、電子−供与体化合物を含む過剰のTiCl4と反応させる。反応温度は一般に80〜120℃である。その後、固形分は単離され、電子−供与体化合物の存在下または不在下で、TiCl4ともう一度反応させる。その後、それは単離され、すべての塩素イオンが消失するまで炭化水素のアリコットで洗浄される。
【0039】
固形の触媒成分において、Tiで表されるチタン化合物は、一般に0.5〜10重量%の量で存在する。固形の触媒成分上に固定されて残っている電子−供与体化合物の量は、マグネシウムジハライドに対して一般に5〜20モル%である。
【0040】
固形の触媒成分を製造するために用いられ得るチタン化合物は、チタンのハライドおよびハロゲンアルコラートである。チタンテトラクロライドは好ましい化合物である。
【0041】
上記の反応は、活性形態のマグネシウムハライドの生成をもたらす。マグネシウムカルボキシレートのようなハライド以外のマグネシウム化合物から出発して、活性形態のマグネシウムハライドを生成するその他の反応が、文献で知られている。
【0042】
助触媒として用いられるAl−アルキル化合物は、Al−トリエチル、Al−トリイソブチル、Al−トリ−n−ブチルのようなAl−トリアルキル類、およびOもしくはN原子、またはSO4もしくはSO3基を介して互いに結合した二つ以上のAl原子を含む、直鎖状または環状のAl−アルキルの化合物を含む。Al−アルキル化合物は、一般にAl/Ti比が1〜1000であるような量で用いられる。
【0043】
外部供与体として用いられ得る電子−供与体化合物は、アルキルベンゾエートのような芳香酸のエステル、および特に少なくとも一つのSi−OR結合(ここでRは炭化水素基である)を含むシリコン化合物を包含する。
【0044】
シリコン化合物の例は(tert−ブチル)2Si (OCH3)2 、(シクロヘキシル)(メチル)Si
(OCH32、(フェニル)2 Si (OCH3)2 および(シクロペンチル)2 Si (OCH3)2 である。上記の式を有する1,3−ジ−エーテルも有利に用いることができる。内部供与体がこれらのジ−エーテル類の一つであれば、外部供与体は省略できる。
【0045】
該触媒は、少量のオレフィンとプレコンタクト(初期重合)できる。本発明による方法に用いられ得るその他の触媒は、USP5,324,800、EP‐A‐O 1293 68に記載のメタロセンタイプの触媒である; 特に有利なものは、例えばUSP5,145,819およびEP‐A‐O 485 823に記載のような架橋ビス−インデニルメタロセンである。
【0046】
好適な触媒のもう一つのクラスは、EP‐A‐416815(Dow)、EP‐A‐O 420 436(Exxon)、EP‐A‐O 671 404、EP‐A‐O 643 066およびWO 91/04257に記載の、いわゆる強制的配置触媒(constrained geometry catalysts)である。
これらのメタロセン化合物は、成分A)およびB)を製造するのに用いられ得る。
【0047】
分解処理は、採用される場合、オレフィンポリマーの分子量を低減させるのに効果があると当該技術分野で知られている条件下に、どんな方法によっても行うことができる。
【0048】
特に、オレフィンポリマーの分子量は、好ましくはイオン化ラジエーションまたは化学的開始剤のような、遊離ラジカルの開始剤の存在下で、熱(熱分解)を適用することにより低減できる。
【0049】
化学的開始剤の中で特に好ましいのは、有機パーオキサイド類であり、その具体例は2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)へキサンおよびジクミル−パーオキサイドである。化学的開始剤での分解処理は、特に単軸または二軸スクリュー押出機のような、溶融状態のポリマーを加工するために一般に用いられる従来の装置で行うことができる。不活性雰囲気下、例えば窒素下で操作するのが好ましい。
【0050】
前駆体組成物に加えられる化学的開始剤の量は、MFR L(1)値(すなわち前駆体組成物のMFR L値)および所望のMFR L(最終)値に基づいて、当業者によって容易に決定される。一般に、その量は、100〜700ppmの範囲である。
分解温度は、好ましくは180〜300℃の範囲である。
【0051】
本発明の組成物は、抗酸化剤、光安定剤、熱安定剤、着色剤および充填剤のような、当該技術において通常用いられている添加剤を含むこともできる。前記の性質により可能となった種々の適用の中で、本発明の組成物はフィルムおよびシートの製造に特に有用である。
【0052】
フィルムは一般に100μm未満の厚さにより特徴づけられるが、かたやシートは一般に100μm以上の厚さを有する。フィルムおよびシートは、ともに単層でも多層でもよい。
【0053】
多層のフィルムまたはシートの場合、少なくとも一層は本発明の組成物を含む。本発明の組成物を含まない層は、いずれも、ポリプロピレンまたはポリエチレンのようなその他のオレフィンポリマーにより構成され得る。一般的に、本発明のフィルムおよびシートは、押出しおよび圧延のような、公知の技術により製造され得る。本発明の組成物を含むフィルムの具体例は、シール開始温度(S.I.T.)を測定する試験において、後で開示される。
【0054】
詳細は以下の実施例に示されており、これらの実施例は非限定的に本発明を説明するためのものである。
【0055】
実施例1−3
次の実施例において、前駆体組成物は連続重合により製造され、次いで分解に付される。重合に用いられる固形触媒成分は、2.5重量%のチタンおよび内部供与体としてのジイソブチルフタレートを含み、欧州公開特許出願674991の実施例に記載の方法と同様にして製造された、塩化マグネシウム上に担持された高度に立体特異性のチーグラーナッタ触媒成分である。
【0056】
触媒系およびプレ重合処理
上記の固形触媒成分は、重合反応器にそれを導入する前に、TEAL/D CPMS重量比が約4に等しく、TEAL/Tiモル比が65に等しいような量で、アルミニウムトリエチル(TEAL)およびジシクロペンチルジメトキシシラン(DCPMS)に−5℃で5分間接触させられる。
次いで、触媒系を第1重合反応器に導入する前に、それを液体プロピレン中に懸濁状態で20℃で約20分間維持することによって、プレ重合に付す。
【0057】
重合
第1気相重合反応器中に、プレ重合された触媒系、水素(分子量調節剤として用いられる)ならびにガス状のプロピレンおよびブテンのモノマーを連続的に一定の流速で供給することにより、プロピレン/ブテンコポリマー(成分A)を製造する。
重合条件、反応物質のモル比、および得られたコポリマーの組成を表1に示す。
【0058】
全組成物の43重量%を構成する、第1反応器中で製造されたコポリマーを、連続フローで排出し、未反応のモノマーをパージした後、量的に一定の流速で水素およびガス状のプロピレン、エチレンおよび1−ブテンモノマーと共に、連続的な流速で第2気相反応器に導入する。
【0059】
第2反応器中で生成するプロピレン/エチレン/1−ブテンコポリマー(成分B)を、全組成物に対して57重量%に等しい量にて製造する。重合条件、反応試剤のモル比、および得られたコポリマーの組成を表1に示す。
第2反応器を出たポリマーの粒子を蒸気処理に付して、反応性モノマーおよび揮発性物質を除去し、次いで乾燥する。
【0060】
その後、ポリマー粒子を回転ドラムに導入し、そこでパラフィンオイルROL/OB30(ASTM D 1298により20℃で0.842kg/lの密度、ASTM D 97によりフロー点−10℃を有する)0.05重量%、イルガノクス(Irganox) B225(イルガノクス1010約50%とイルガフォス(Irgafos)168 50%とからなる) 0.2重量%、カルシウムステアレート0.05重量%およびルペロクス(Luperox)101(2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン) 230ppmと混合する。それは次の押出し処理において遊離ラジカルの開始剤として機能する。前記のイルガノクス1010はペンタエリトリチルテトラキス3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエートであり、イルガフォス168はトリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイトである。その後、ポリマー粒子を2軸スクリュー押出機、バーストルフ(Berstorff)ZE25(スクリューの長さ/直径比:33)に導入し、窒素環境下に次の条件:
回転速度: 250rpm;
押出出力: 6−20kg/時間;
溶融温度: 200〜250℃
で押出される。
このようにして得られたポリマー組成物に関するデータを表Ibに報告する。
【0061】
実施例4−6
触媒系およびプレ重合処理は、実施例1−3と同じである。
第1気相重合反応器に、プレ重合された触媒系、水素(分子量調節剤として用いられる)およびガス状のプロピレンおよびブテンのモノマーを、連続的に一定の流速で供給して、プロピレン/ブテン コポリマー(成分A)を製造する。
重合条件、反応試剤のモル比、および得られたコポリマーの組成を表2に示す。
【0062】
実施例4および5において全組成物の25重量%を構成する第一反応器中で製造されたコポリマー、および実施例6で全組成物の30%を構成する第1反応器で製造されたコポリマーを、連続フローで排出し、未反応のモノマーをパージした後に、連続フローで第2気相反応器に導入し、さらに再度連続フローで未反応のモノマーをパージした後に、第3気相反応器に、量的に一定の流速で、水素およびガス状のプロピレン、エチレンおよび1−ブテンのモノマーフローと共に導入する。
【0063】
第2および第3の反応器中で生成したプロピレン/エチレン/1−ブテン コポリマー(成分B)を、実施例4および5では全組成物に対して75重量%に等しい量で、実施例6では70%に等しい量で製造する。
【0064】
詳細には、第2反応器中で製造されたコポリマーの量は、いずれも全組成物に対して、実施例4および5では50%であり、実施例6では40%である。一方、第3反応器で製造されたコポリマーの量は、いずれも全組成物に対して実施例4および5では25%であり、実施例6では30%である。重合条件、反応試剤のモル比および得られたコポリマーの組成を表2に示す。
【0065】
第3反応器を出たポリマー粒子を蒸気処理に付して、反応性のモノマーおよび揮発性物質を除去し、次いで乾燥する。
このようにして得られた製品を、ルペロックス(Luperox)101の量が250ppmであることを除いて、実施例1−3におけるのと同じ添加物、添加量および条件を用いて、さらに添加物で処理し、押し出す。
このようにして得られたポリマー組成物に関するデータを表2bに報告する。
表中に示すデータは、以下の試験方法を用いて得られる:
【0066】
−供給ガスのモル比
ガス−クロマトグラフィにより測定した。
−ポリマー中のエチレンおよび1−ブテン含量
I.R.スペクトルにより測定した。
−メルトフローレートMFR L
ASTM D1238条件Lにより測定した。
−溶融温度(Tm)および結晶化温度(Tc)
DSC(示差走査熱量計)により測定した。
【0067】
−キシレン溶解フラクション
次のように測定した。
冷却装置および磁気攪拌器を備えたガラスフラスコに、ポリマー2.5gおよびキシレン250cm3を導入する。30分間に溶媒の沸点まで温度を上げる。このようにして得られた透明な溶液を次いでさらに30分間攪拌還流下に保つ。密閉したフラスコをその後30分間氷水浴中に保ち、30分間25℃の定温水浴中に保つ。このようにして生成した固形分を急速濾過紙で濾過する。濾液の100cm3を、予め計量し、窒素気流下にヒートプレート上で加熱したアルミニウム容器に注入して、蒸発により溶媒を除去する。次いで、重量が一定になるまで、容器を80℃のオーブンに真空下で保つ。
【0068】
−へキサン溶解フラクション
50℃のオートクレーブで2時間、100μmの厚さの分析すべき組成物のフィルム試験片を過剰のへキサン中に懸濁させることにより、FDA177,1520に従って測定した。次いで、蒸発によりヘキサンを除去し、乾燥した残渣を計量する。
−シール開始温度(S.I.T.)
後記のようにして測定した。
−フィルム試験片の作製
【0069】
フィルム引出し速度7m/分および溶融温度210−250℃で、単軸スクリューCollin押出機(スクリューの長さ/直径比:25)で各試験組成物を押出すことにより、厚さ50μmのフィルム数枚を作製する。得られた各フィルムを、アイソタクティシティ指数97およびMFR L2g/10分を有する、1000μm厚のプロピレンホモポリマーのフィルムに重ね合わせる。重ね合わせたフィルムをCarverプレス中で、200℃、9000kg荷重で互いに結合させ、それを5分間維持する。
得られたラミネートを、TM Longフィルムストレッチャーでファクター6により150℃で、縦および横に、すなわち二軸方向に引き伸ばし、かくして20μm厚のフィルム(18μmホモポリマー + 2μm試験組成物)を得る。2×5cmの試験片をそのフィルムから切り取る。
【0070】
−S.I.T.の測定
各試験のために、隣接層が特定の試験組成物の層となるように、上記の試験片の二つを一直線に重ね合わせる。重ねた試験片を、Brugger Feinmechanik Sealer HSG‐ETK745モデルで、5cmサイドの一つに添ってシールする。シール時間は0.1N/mm2の圧力で0.5秒である。試験組成物の溶融温度より約10℃低い温度から出発して、シール温度を各シール毎に上げていく。シールされた試験片を放冷し、次いでシールされていない端をInstron機に装着し、そこでそれらの試験片を牽引速度50mm/分でテストする。
【0071】
S.I.T.は、上記のテスト条件で少なくとも2ニュートンの荷重をかけてもシールが破壊しない、最低のシール温度である。
【0072】
−フィルムのヘイズ
S.I.T.試験のために記載されたように作製した、試験組成物の50μm厚フィルムで測定した。フィルムの中央ゾーンから切り取った50 × 50mmの部分上で測定を行う。
この試験に用いる器具は、G.E.1209ランプおよびフィルターCを備えたヘイズメーターUX−10をもつGardner光度計である。器具のキャリブレーションを、試験片なしでの測定(0% ヘイズ)および遮断光線での測定(100%ヘイズ)により行う。
【0073】
−フィルムのグロス
ヘイズ用と同じ試験片で測定する。
この試験に用いられる器具は、入射測定のためのモデル1020Zehntner光度計である。96.2%の標準グロスを有する黒色ガラスに対する入射角
60°での測定、および55.4%の標準グロスを有する黒色ガラスに対する入射角45°での測定により、キャリブレーションを行う。
【0074】
【表1】
Figure 2005504869
【0075】
【表1b】
Figure 2005504869
【0076】
【表2】
Figure 2005504869
【0077】
【表2b】
Figure 2005504869
(注)
C2 - = エチレン、 C3 - = プロピレン、 C4 - = 1-ブテン、 X.I. =キシレン不溶フラクション、 H.S. = ヘキサン溶解フラクション、 X.S. I.V. = キシレン溶解フラクションの極限粘度数、パーセントで示した量は(ヘイズ以外)すべて重量による

Claims (6)

  1. A)C4〜C8アルファ−オレフィンを10%超〜14%未満含む、C4〜C8アルファ−オレフィンとのプロピレンコポリマー15〜60%;
    B) C4〜C8アルファ−オレフィンを14〜30%含み、任意にエチレン0.5〜3%含んでいてもよいC4〜C8アルファ−オレフィンとのプロピレンコポリマー40〜85%;
    (ただし、プロピレンポリマー組成物中のC4〜C8アルファ−オレフィンの全含量は10%より高い)
    を重量%で含む、プロピレンポリマー組成物。
  2. 4〜C8アルファ−オレフィンの全含量が13%以上である、請求項1のプロピレンポリマー組成物。
  3. 2〜15g/10分のMFR L値を有する、請求項1のプロピレンポリマー組成物。
  4. 所望のMFR L値(MFR L 最終)が、
    A)C4〜C8アルファ−オレフィンを10%超〜14%未満含む、C4〜C8アルファ−オレフィンとのプロピレンコポリマー15〜60%;
    B)C4〜C8アルファ−オレフィンを14〜30%含み、任意にエチレンを0.5〜3%含んでいてもよい、C4〜C8アルファ−オレフィンとのプロピレンコポリマー40〜85%
    (ただし、プロピレンポリマー組成物中のC4〜C8アルファ−オレフィンの全含量は10%より高く、MFR L(最終)のMFR L(1)に対する比が2〜20であって、0.1〜5g/10分のMFR L 値(MFR L(1))を有する)
    を重量%で含む、前駆体組成物を分解に付すことにより得られる、請求項3のプロピレンポリマー組成物。
  5. 1)A) C4〜C8アルファ−オレフィンを10%超〜14%未満含むC4〜C8アルファ−オレフィンとのプロピレンコポリマー15〜60%;
    B) C4〜C8アルファ−オレフィンを14〜30%含み、任意にエチレンを0.5〜3%含んでいてもよいC4〜C8アルファ−オレフィンとのプロピレンコポリマー40〜85%:
    (ただし、プロピレンポリマー組成物中のC4〜C8アルファ−オレフィンの全含量が10%より高く、0.1〜5g/10分のMFR L 値(MFR L(1))を有する)
    を重量%で含む前駆体組成物を、成分A)とB)が、前工程で生成したポリマーおよび使用された触媒の存在下に各工程が行われる別々の連続工程で製造される、少なくとも二つの連続工程でモノマーを重合することにより製造すること;
    2)MFR L (最終))のMFR L (1))に対する比で表される分解比率が2〜20であって、所望のMFR L (最終))を得るために、1)で得られた前駆体組成物を分解処理に付すこと
    を含む請求項4のポリマー組成物の製造方法。
  6. 少なくとも1層が請求項1の組成物を含む、単層または多層フィルムまたはシート。
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