JP2005500210A - シーリング装置を備えた容器 - Google Patents
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Abstract
本発明は、出口孔と、バルブ(8)と、前記バルブ(8)と協働するシート(7)とを有するシーリング装置(4)を備えた容器(1)であって、前記バルブ(8)は流体導管(12)によって、前記容器(1)を閉じるように前記バルブ(8)が前記シート(7)に当接している第1の位置(I)から、前記容器を開けるように前記バルブ(8)が前記シート(7)から解放されている第2の位置(II)に、前記シート(7)に対して移動可能であるような、容器(1)において、前記バルブに対して少なくとも前記バルブの前記第2の位置から前記第1の位置への方向に力を及ぼす弾性手段が設けられている容器に関する。前記弾性手段(18)は、前記第2の位置から前記バルブ(8)の前記第1の位置への方向の弾性力によって、再び前記バルブ(8)を閉じる。従って当該容器は、信頼性が高く効率的な態様で密閉されることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、出口孔と、バルブと、前記バルブと協働するシートとを有するシーリング装置を備えた容器であって、前記バルブは流体導管によって、前記容器を閉じるように前記バルブが前記シートに当接している第1の位置から、前記容器を開けるように前記バルブが前記シートから解放されている第2の位置に、前記シートに対して移動可能であるような容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
冒頭段落において規定された種類の容器は、国際特許出願第WO 98/48203号から公知である。この公知の容器において、シーリング装置はシートと協働するバルブを有する。前記バルブは、流体導管の挿入によって、当該バルブが第1のスナップ結合装置によって前記シートと接触している第1の位置から、前記バルブが前記シートから解放されており前記容器が開いている第2の位置に、前記シートに対して移動可能である。この公知の容器のバルブを開けるには、流体導管を第1の方向にバルブに押しつけて、第1のスナップ結合装置が解除されるまでバルブを動かさなければならない。このときバルブはシートから解放され、容器は開く。流体導管は、第1の方向と反対である第2の方向に流体導管及びバルブを共に動かすことによって後で再び容器を閉じるために、該流体導管とバルブとの間で第2のスナップ結合装置を係合するために更に押されなければならない。容器の中身を外に出した後又は容器に中身を入れた後、流体導管は第1の方向と反対である第2の方向に引かれなければならない。流体導管の第2の方向への移動により、バルブは再び第1のスナップ結合装置を係合させて容器を閉じることになり、その後流体導管とバルブとの間の第2のスナップ結合装置は解放されることになる。
【0003】
この公知の容器の欠点は、信頼性の高い動作を提供しないということである。流体導管がバルブと共に第2の方向に移動すると、バルブとシートとの間の第1のスナップ結合装置がまだ係合していない内に、流体導管とバルブとの間の第2のスナップ結合装置が解除されることがある。ユーザはこのとき、流体導管がバルブから解除されたことに気付くため、容器が閉じられたと思う。しかし実際は、バルブは第1のスナップ結合装置とは依然正しく係合しておらず、従って容器はまだ閉じていない。このようにして、中身が容器から漏れることがあり得る。他の欠点は、中身が外気に曝されて容器内で乾燥してしまうということである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、信頼性が高い動作を提供するような冒頭段落に記載の容器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明による容器は、少なくともバルブの第2の位置から第1の位置への方向に該バルブに対して力を及ぼす弾性手段が設けられていることを特徴とする。動作中、流体導管はバルブに力を及ぼして、該バルブを第1の位置から第2の位置に移動させ、これにより、中身が容器に入る又は容器から出るための通路を作製する。弾性手段は、バルブの第2の位置から第1の位置への方向の弾性力によって再びバルブを閉じ、前記第1の位置において前記バルブは閉じられ、中身の通路は閉鎖される。 このような態様で、容器は信頼性が高く効率的な手段で密閉されることができる。
【0006】
本発明による容器の1つの実施例は、弾性手段が、バルブの近くに設けられるばね素子を有することを特徴とする。このような態様で、弾性手段の比較的単純で経済的な構造が実現される。
【0007】
本発明による容器の他の実施例は、流体導管が可動にシーリング装置に取り付けられることを特徴とする。このような態様で、容器は特に、例えばヘアスタイラの補充液の貯蔵容器等の貯蔵容器の漏れのない補充のための容器としての使用に特に適切である。これらの貯蔵容器は、流体導管の一端と協働する開口部を有する。流体導管の一端が補充されるべき貯蔵容器の開口部に挿入されると、流体導管は容器のシーリング装置内でバルブの方向に移動する。このとき、流体導管の他端によりバルブに対して該バルブを開けるように力が加わり、容器の中身はバルブを通過して、貯蔵容器に流体導管を通じて移動されることができる。流体導管の一方の端が貯蔵容器から抜かれると、他端はバルブから抜かれ、弾性手段がバルブを閉位置に戻す。
【0008】
本発明による容器の他の実施例は、前記シートがある断面を有する細長い素子を有し、前記バルブは、前記素子の周りに構成されると共に前記細長い素子の前記断面に対応する断面を持つ開口部を有する弾性的に変形可能なディスクを有し、前記開口部を取り囲む内側の縁は、前記第1の位置では前記素子に当接し、前記内側の縁は前記第2の位置では前記ディスクの弾性変形によって前記素子に接触しないことを特徴とする。第1の位置において、ディスクの内側の縁は、前記ディスクが可撓性材料であるため、前記細長い素子の周りにきつく取り付けられる。動作中、流体導管は前記素子の周りに位置しており、該流体導管の壁はバルブの内側の縁に力を及ぼすことになる。このことは、ディスクを弾性的に変形させて、前記縁を素子から離れさせ、これによってバルブは開放される。流体導管が抜かれると、ディスクに加わる弾性力の影響で内側の縁は第1の位置に戻り、前記素子と再び係合し、従って容器を密閉する。
【0009】
本実施例において、ばね素子が細長い素子の周りに取り付けられていれば、前記開口部を有するディスクの中央部分に作用するのに有利である。このような態様で、便利でスペースをとらない弾性手段の装置が実現される。
【0010】
本発明による容器の他の実施例は、開口部が円形であり、流体導管が、開口部の内側の縁と協働する円錐形の端部を備えた管を有することを特徴とする。その円錐形の端部のため、管は、内側の縁を細長い素子から解放するようにディスクの開口部の内側の縁と容易に係合することが可能であり、円錐形の端部が移動の終了を明確に示す。
【0011】
本発明による容器の他の実施例は、シーリング装置に追加の開口部が設けられ、当該開口部はディスクの外側部分によって閉じられ、当該容器の負圧の影響を受けたディスクの外側部分の弾性変形によって開けられることを特徴とする。動作中、容器の中身が除去される結果として容器内で負圧が発生する。容器の負圧はディスクの外側部分を弾性的に変形させ、追加の開口部が開けられることになる。容器内の圧力を回復するように当該開口部を介して空気が容器に引き入れられ、当該追加の開口部は外側部分の弾性力によって再び閉じられる。このように、容器を密閉するためのバルブが容器の空気抜きの一部としても用いられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、図面を参照して以下で更に詳細に説明される。
【0013】
図1は、出口孔3と、バルブ8と、前記バルブ8と協働するシート7とを有するシーリング装置4を備えた本発明による容器1の第1の実施例を示す。 前記バルブ8は、流体導管12によって、容器1を閉じるように前記バルブ8がシート7に当接している図の部分Bに示すような第1の位置Iから、 前記容器1を開けるように前記バルブ8が前記シート7に接していない図の部分Aに示すような第2の位置IIに、前記シート7に対して移動可能である。前記流体導管12はシーリング装置4に可動に取り付けられ、前記流体導管12は、シーリング装置4の開口部13内で摺動可能に構成されており、且つ、開口部13の壁に対して当接することにより導管12の移動を制限するための縁42を有する。本発明による容器のこの実施例は、有利に、該容器の中身で他の貯蔵容器を満たすために使用されてもよい。流体導管12は、前記流体導管の一端を受けるための開口部を有する補充液の貯蔵容器(例えばヘアスタイラの補充液の貯蔵容器を補充するための補充瓶)に容易に接続されることができる。容器自体は、シーリング装置4全体が除去されたら他の容器等の中身で満たされることができる。
【0014】
図2で分かるように、本実施例において、シート7はある断面を有する細長い素子17を有し、バルブ8は、前記素子17の周りに構成されると共に細長い素子17の断面に対応する断面を有する開口部9を有する弾性的に変形可能なディスク38を有する。ディスク38は、少なくとも部分的には、弾性的に変形可能な材料(本実施例においてはゴム化合物)から成る。他の公知の種類の弾性的に変形可能な材料も適用可能であると理解されるべきである。図2に示されているように、開口部9を取り囲む内側の縁10は、ディスク38の材料の弾力のために、素子17の周りにきつくはまっている。図の部分Bに示されるように、第1の位置Iにおいては、流体導管12はディスク38に対して力を加えない。図の部分Aに示される第2の位置IIにおいては、流体導管12はディスク38に対して力を加えており、このことは、ディスク38の弾性変形によって前記内側の縁10を要素17と接触しない状態にする。また、図1においても見られるように、ばね素子28がディスク38の近くに設けられる。本実施例においてばね素子28は、ディスクの中心部に対して作用するように細長い素子17の周りに取り付けられる。これにより、ばね素子は、ディスク38の一方の側において、その反対側では流体導管12が容器を開けるように力を加えている位置に力を加えることができる。図2で分かるように、中央開口部は、円形の断面を有する。流体導管12は、更に、開口部9の内側の縁10と協働する円錐形の端部32を有する管22を有する。図1の部分Aは、内側の縁10と協働する流体導管22の円錐形の端部32を示し、この端部32により、ディスク38が弾性的に変形し、ディスク38の内側の縁10は簡単な態様で素子17から解放されて容器1が開く。
【0015】
図3aは、容器の第1の実施例の詳細を示し、ここで、 ディスク38は、図1の部分Bに示すように第1の位置Iにある。この位置では、内側の縁10は素子17に当接している。図3bは第2の位置IIのディスク38を示し、ここで流体導管は、内側の縁10を素子17から解放して容器1を開けるように前記ディスクに力を加えている。これにより補充液は、図3bの矢印によって示されるように、他の貯蔵容器から容器に、又はその逆に、流れることができる。流体導管がディスク38から抜かれると、図3aに示すように、ディスク38及びばね素子28の弾性力は、ディスク38の内側の縁を、素子17に当接する第1の位置Iへ戻す。
【0016】
図1で分かるように、更に、シーリング装置4には追加の開口部11が設けられており、当該開口部はディスクの外側部分20によって閉じられる。図3cは、内側の縁10が素子17に当接するディスクの他の位置を示し、前記開口部11は容器1の負圧の影響を受けて、ディスク38の外側部分20の弾性変形によって開いている。瓶が押しつぶし可能な場合、負圧が発生し、押しつぶされた後に元の状態に戻る。図3cに示すように、容器1の負圧はディスク38の外側部分20を弾性的に変形させ、追加の開口部が開けられる。容器内の圧力が回復され外側部分20が再び追加の開口部11を閉じるまで、図3cの破線矢印によって示されるように、この開口部を介して空気が容器に引き入れられる。ディスク38は、従って2つの機能を果たす:即ち、容器1を密閉するために用いられ、また、容器1の空気抜きの一部として用いられる。シーリング装置4は、1つ又は複数の形状及び大きさが異なってもよい開口部11を有することができると理解される。
【0017】
本発明による容器は、少なくともバルブ8の第2の位置から第1の位置への方向に該バルブ8に力を及ぼすために弾性手段18が設けられており、信頼性が高い動作が提供されることに注意されたい。弾性手段は、バルブの第2の位置から、該バルブが閉じられており中身の通路が閉じられているバルブの第1の位置への方向の弾性力によって、便利で有効な態様でバルブを閉じる。
【0018】
更に、この容器が他の貯蔵容器を充填するための補充容器として使用されてもよいことに、注意されたい。このような貯蔵容器は、例えば、動作中に補充液を利用するパーソナルケア装置において設けられる補充液の貯蔵容器であってよい。このようなパーソナルケア装置は、例えば、水又はヘアコンディショナの貯蔵容器を備えたヘアスタイラ、シェービングバルサムの貯蔵容器を備えたシェーバ又は歯みがきの貯蔵容器を備えた歯ブラシ等である。しかし、補充液の貯蔵容器を備えた他の装置がまた、本発明による容器から有利な態様で詰め替えられてもよいことが理解される。
【0019】
この場合、図1の実施例のように、流体導管が容器自体の一部を形成し、流体導管の端が装置に設けられた補充液の貯蔵容器の開口部に容易に接続されることができれば、有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による容器の第1の実施例の概略の断面であり、左の部分は開位置の容器を示しており、右の部分は閉位置の容器を示している。
【図2】図1の容器の第1の実施例の上から見たバルブ及びバルブシートを示す。
【図3】図3a、3b及び3cは、動作中の種々の位置における図1の容器の第1の実施例のバルブ及びバルブシートを更に詳細に示す。
【発明の属する技術分野】
本発明は、出口孔と、バルブと、前記バルブと協働するシートとを有するシーリング装置を備えた容器であって、前記バルブは流体導管によって、前記容器を閉じるように前記バルブが前記シートに当接している第1の位置から、前記容器を開けるように前記バルブが前記シートから解放されている第2の位置に、前記シートに対して移動可能であるような容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
冒頭段落において規定された種類の容器は、国際特許出願第WO 98/48203号から公知である。この公知の容器において、シーリング装置はシートと協働するバルブを有する。前記バルブは、流体導管の挿入によって、当該バルブが第1のスナップ結合装置によって前記シートと接触している第1の位置から、前記バルブが前記シートから解放されており前記容器が開いている第2の位置に、前記シートに対して移動可能である。この公知の容器のバルブを開けるには、流体導管を第1の方向にバルブに押しつけて、第1のスナップ結合装置が解除されるまでバルブを動かさなければならない。このときバルブはシートから解放され、容器は開く。流体導管は、第1の方向と反対である第2の方向に流体導管及びバルブを共に動かすことによって後で再び容器を閉じるために、該流体導管とバルブとの間で第2のスナップ結合装置を係合するために更に押されなければならない。容器の中身を外に出した後又は容器に中身を入れた後、流体導管は第1の方向と反対である第2の方向に引かれなければならない。流体導管の第2の方向への移動により、バルブは再び第1のスナップ結合装置を係合させて容器を閉じることになり、その後流体導管とバルブとの間の第2のスナップ結合装置は解放されることになる。
【0003】
この公知の容器の欠点は、信頼性の高い動作を提供しないということである。流体導管がバルブと共に第2の方向に移動すると、バルブとシートとの間の第1のスナップ結合装置がまだ係合していない内に、流体導管とバルブとの間の第2のスナップ結合装置が解除されることがある。ユーザはこのとき、流体導管がバルブから解除されたことに気付くため、容器が閉じられたと思う。しかし実際は、バルブは第1のスナップ結合装置とは依然正しく係合しておらず、従って容器はまだ閉じていない。このようにして、中身が容器から漏れることがあり得る。他の欠点は、中身が外気に曝されて容器内で乾燥してしまうということである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、信頼性が高い動作を提供するような冒頭段落に記載の容器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明による容器は、少なくともバルブの第2の位置から第1の位置への方向に該バルブに対して力を及ぼす弾性手段が設けられていることを特徴とする。動作中、流体導管はバルブに力を及ぼして、該バルブを第1の位置から第2の位置に移動させ、これにより、中身が容器に入る又は容器から出るための通路を作製する。弾性手段は、バルブの第2の位置から第1の位置への方向の弾性力によって再びバルブを閉じ、前記第1の位置において前記バルブは閉じられ、中身の通路は閉鎖される。 このような態様で、容器は信頼性が高く効率的な手段で密閉されることができる。
【0006】
本発明による容器の1つの実施例は、弾性手段が、バルブの近くに設けられるばね素子を有することを特徴とする。このような態様で、弾性手段の比較的単純で経済的な構造が実現される。
【0007】
本発明による容器の他の実施例は、流体導管が可動にシーリング装置に取り付けられることを特徴とする。このような態様で、容器は特に、例えばヘアスタイラの補充液の貯蔵容器等の貯蔵容器の漏れのない補充のための容器としての使用に特に適切である。これらの貯蔵容器は、流体導管の一端と協働する開口部を有する。流体導管の一端が補充されるべき貯蔵容器の開口部に挿入されると、流体導管は容器のシーリング装置内でバルブの方向に移動する。このとき、流体導管の他端によりバルブに対して該バルブを開けるように力が加わり、容器の中身はバルブを通過して、貯蔵容器に流体導管を通じて移動されることができる。流体導管の一方の端が貯蔵容器から抜かれると、他端はバルブから抜かれ、弾性手段がバルブを閉位置に戻す。
【0008】
本発明による容器の他の実施例は、前記シートがある断面を有する細長い素子を有し、前記バルブは、前記素子の周りに構成されると共に前記細長い素子の前記断面に対応する断面を持つ開口部を有する弾性的に変形可能なディスクを有し、前記開口部を取り囲む内側の縁は、前記第1の位置では前記素子に当接し、前記内側の縁は前記第2の位置では前記ディスクの弾性変形によって前記素子に接触しないことを特徴とする。第1の位置において、ディスクの内側の縁は、前記ディスクが可撓性材料であるため、前記細長い素子の周りにきつく取り付けられる。動作中、流体導管は前記素子の周りに位置しており、該流体導管の壁はバルブの内側の縁に力を及ぼすことになる。このことは、ディスクを弾性的に変形させて、前記縁を素子から離れさせ、これによってバルブは開放される。流体導管が抜かれると、ディスクに加わる弾性力の影響で内側の縁は第1の位置に戻り、前記素子と再び係合し、従って容器を密閉する。
【0009】
本実施例において、ばね素子が細長い素子の周りに取り付けられていれば、前記開口部を有するディスクの中央部分に作用するのに有利である。このような態様で、便利でスペースをとらない弾性手段の装置が実現される。
【0010】
本発明による容器の他の実施例は、開口部が円形であり、流体導管が、開口部の内側の縁と協働する円錐形の端部を備えた管を有することを特徴とする。その円錐形の端部のため、管は、内側の縁を細長い素子から解放するようにディスクの開口部の内側の縁と容易に係合することが可能であり、円錐形の端部が移動の終了を明確に示す。
【0011】
本発明による容器の他の実施例は、シーリング装置に追加の開口部が設けられ、当該開口部はディスクの外側部分によって閉じられ、当該容器の負圧の影響を受けたディスクの外側部分の弾性変形によって開けられることを特徴とする。動作中、容器の中身が除去される結果として容器内で負圧が発生する。容器の負圧はディスクの外側部分を弾性的に変形させ、追加の開口部が開けられることになる。容器内の圧力を回復するように当該開口部を介して空気が容器に引き入れられ、当該追加の開口部は外側部分の弾性力によって再び閉じられる。このように、容器を密閉するためのバルブが容器の空気抜きの一部としても用いられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、図面を参照して以下で更に詳細に説明される。
【0013】
図1は、出口孔3と、バルブ8と、前記バルブ8と協働するシート7とを有するシーリング装置4を備えた本発明による容器1の第1の実施例を示す。 前記バルブ8は、流体導管12によって、容器1を閉じるように前記バルブ8がシート7に当接している図の部分Bに示すような第1の位置Iから、 前記容器1を開けるように前記バルブ8が前記シート7に接していない図の部分Aに示すような第2の位置IIに、前記シート7に対して移動可能である。前記流体導管12はシーリング装置4に可動に取り付けられ、前記流体導管12は、シーリング装置4の開口部13内で摺動可能に構成されており、且つ、開口部13の壁に対して当接することにより導管12の移動を制限するための縁42を有する。本発明による容器のこの実施例は、有利に、該容器の中身で他の貯蔵容器を満たすために使用されてもよい。流体導管12は、前記流体導管の一端を受けるための開口部を有する補充液の貯蔵容器(例えばヘアスタイラの補充液の貯蔵容器を補充するための補充瓶)に容易に接続されることができる。容器自体は、シーリング装置4全体が除去されたら他の容器等の中身で満たされることができる。
【0014】
図2で分かるように、本実施例において、シート7はある断面を有する細長い素子17を有し、バルブ8は、前記素子17の周りに構成されると共に細長い素子17の断面に対応する断面を有する開口部9を有する弾性的に変形可能なディスク38を有する。ディスク38は、少なくとも部分的には、弾性的に変形可能な材料(本実施例においてはゴム化合物)から成る。他の公知の種類の弾性的に変形可能な材料も適用可能であると理解されるべきである。図2に示されているように、開口部9を取り囲む内側の縁10は、ディスク38の材料の弾力のために、素子17の周りにきつくはまっている。図の部分Bに示されるように、第1の位置Iにおいては、流体導管12はディスク38に対して力を加えない。図の部分Aに示される第2の位置IIにおいては、流体導管12はディスク38に対して力を加えており、このことは、ディスク38の弾性変形によって前記内側の縁10を要素17と接触しない状態にする。また、図1においても見られるように、ばね素子28がディスク38の近くに設けられる。本実施例においてばね素子28は、ディスクの中心部に対して作用するように細長い素子17の周りに取り付けられる。これにより、ばね素子は、ディスク38の一方の側において、その反対側では流体導管12が容器を開けるように力を加えている位置に力を加えることができる。図2で分かるように、中央開口部は、円形の断面を有する。流体導管12は、更に、開口部9の内側の縁10と協働する円錐形の端部32を有する管22を有する。図1の部分Aは、内側の縁10と協働する流体導管22の円錐形の端部32を示し、この端部32により、ディスク38が弾性的に変形し、ディスク38の内側の縁10は簡単な態様で素子17から解放されて容器1が開く。
【0015】
図3aは、容器の第1の実施例の詳細を示し、ここで、 ディスク38は、図1の部分Bに示すように第1の位置Iにある。この位置では、内側の縁10は素子17に当接している。図3bは第2の位置IIのディスク38を示し、ここで流体導管は、内側の縁10を素子17から解放して容器1を開けるように前記ディスクに力を加えている。これにより補充液は、図3bの矢印によって示されるように、他の貯蔵容器から容器に、又はその逆に、流れることができる。流体導管がディスク38から抜かれると、図3aに示すように、ディスク38及びばね素子28の弾性力は、ディスク38の内側の縁を、素子17に当接する第1の位置Iへ戻す。
【0016】
図1で分かるように、更に、シーリング装置4には追加の開口部11が設けられており、当該開口部はディスクの外側部分20によって閉じられる。図3cは、内側の縁10が素子17に当接するディスクの他の位置を示し、前記開口部11は容器1の負圧の影響を受けて、ディスク38の外側部分20の弾性変形によって開いている。瓶が押しつぶし可能な場合、負圧が発生し、押しつぶされた後に元の状態に戻る。図3cに示すように、容器1の負圧はディスク38の外側部分20を弾性的に変形させ、追加の開口部が開けられる。容器内の圧力が回復され外側部分20が再び追加の開口部11を閉じるまで、図3cの破線矢印によって示されるように、この開口部を介して空気が容器に引き入れられる。ディスク38は、従って2つの機能を果たす:即ち、容器1を密閉するために用いられ、また、容器1の空気抜きの一部として用いられる。シーリング装置4は、1つ又は複数の形状及び大きさが異なってもよい開口部11を有することができると理解される。
【0017】
本発明による容器は、少なくともバルブ8の第2の位置から第1の位置への方向に該バルブ8に力を及ぼすために弾性手段18が設けられており、信頼性が高い動作が提供されることに注意されたい。弾性手段は、バルブの第2の位置から、該バルブが閉じられており中身の通路が閉じられているバルブの第1の位置への方向の弾性力によって、便利で有効な態様でバルブを閉じる。
【0018】
更に、この容器が他の貯蔵容器を充填するための補充容器として使用されてもよいことに、注意されたい。このような貯蔵容器は、例えば、動作中に補充液を利用するパーソナルケア装置において設けられる補充液の貯蔵容器であってよい。このようなパーソナルケア装置は、例えば、水又はヘアコンディショナの貯蔵容器を備えたヘアスタイラ、シェービングバルサムの貯蔵容器を備えたシェーバ又は歯みがきの貯蔵容器を備えた歯ブラシ等である。しかし、補充液の貯蔵容器を備えた他の装置がまた、本発明による容器から有利な態様で詰め替えられてもよいことが理解される。
【0019】
この場合、図1の実施例のように、流体導管が容器自体の一部を形成し、流体導管の端が装置に設けられた補充液の貯蔵容器の開口部に容易に接続されることができれば、有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による容器の第1の実施例の概略の断面であり、左の部分は開位置の容器を示しており、右の部分は閉位置の容器を示している。
【図2】図1の容器の第1の実施例の上から見たバルブ及びバルブシートを示す。
【図3】図3a、3b及び3cは、動作中の種々の位置における図1の容器の第1の実施例のバルブ及びバルブシートを更に詳細に示す。
Claims (7)
- 出口孔と、バルブと、前記バルブと協働するシートとを有するシーリング装置を備えた容器であって、前記バルブは流体導管によって、前記容器を閉じるように前記バルブが前記シートに当接している第1の位置から、前記容器を開けるように前記バルブが前記シートから解放されている第2の位置に、前記シートに対して移動可能であるような容器において、前記バルブに対して少なくとも前記バルブの前記第2の位置から前記第1の位置への方向に力を及ぼす弾性手段が設けられていることを特徴とする容器。
- 請求項1に記載の容器において、前記弾性手段が前記バルブの近くに設けられたばね素子を有することを特徴とする容器。
- 請求項1に記載の容器において、前記流体導管が前記シーリング装置に可動に取り付けられていることを特徴とする容器。
- 請求項1に記載の容器において、前記シートがある断面を有する細長い素子を有し、前記バルブは、前記素子の周りに構成されると共に前記細長い素子の前記断面に対応する断面を持つ開口部を有する弾性的に変形可能なディスクを有し、前記開口部を取り囲む内側の縁は、前記第1の位置では前記素子に当接し、前記内側の縁は前記第2の位置では前記ディスクの弾性変形によって前記素子に接触しないことを特徴とする容器。
- 請求項2及び4に記載の容器において、前記ばね素子が、前記開口部を有する前記ディスクの中央部分に作用するように、前記細長い素子の周りに取り付けられることを特徴とする容器。
- 請求項3及び4に記載の容器において、前記開口部が円形であり、前記流体導管が、前記開口部の前記内側の縁と協働する円錐形の端部を備えた管を有することを特徴とする容器。
- 請求項4に記載の容器において、前記シーリング装置に追加の開口部が設けられ、該開口部は、前記ディスクの外側部分により閉じられ、当該容器の負圧の影響の下での前記ディスクの前記外側部分の弾性変形により開けられることを特徴とする容器。
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