JP2005351423A - ベルトテンション機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2本のアーム部をV字を成すように一体に形成し、両アーム部の先端にそれぞれテンションローラ12a,12bを回転自在に取り付けたブラケット11を駆動プーリ15の駆動軸5に回転自在に取り付け、駆動軸5が反時計回り方向に回転するとブラケット11が同方向に回転して一方のアーム側のテンションローラ12aを駆動ベルト3に押し付けてテンションを与え、駆動軸5が時計回り方向に回転するとブラケット11が同方向に回転して他方のアーム側のテンションローラ12bを駆動ベルト3に押し付けてテンションを与えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
このような搬送装置にモータ等の駆動源の動力を伝達する動力伝達系として駆動プーリと従動プーリに無端状の駆動ベルトを巻き掛け、駆動プーリの回転により駆動ベルトを走行させることで従動プーリに動力を伝達する構造のものがあり、一般的にこの種の動力伝達系においては、駆動ベルトにテンションを与えるベルトテンション機構が備えられている。
図において1は駆動プーリ、2は従動プーリ、3は無端状に形成された駆動ベルトで、駆動プーリ1と従動プーリ2はそれぞれ軸受けを介して支持板4に一定の間隔をあけて回転自在に取り付けられた駆動軸5と従動軸6にそれぞれ固定されており、そしてこの駆動プーリ1と従動プーリ2に駆動ベルと3を巻き掛けることで動力伝達系を構成している。
ベルトテンション機構は、ブラケット7と、このブラケット7の一端側に回転自在に取り付けられたテンションローラ8と、ネジ9a,9bにより構成されている。
その際、テンションローラ8が駆動ベルト3の外周面に接触して、駆動ベルト3に所定のテンションを与えるように長穴の方向にブラケット7を移動させて位置を調整し、調整後ネジ9a,9bの締め付けを行う。
例えば、図3(b)に矢印Aで示したように駆動プーリ1の回転方向が反時計回り(CCW)方向の場合、駆動ベルト3の走行方向において駆動プーリ1の上流側で駆動ベルト3は駆動プーリ1により強く引っ張られ、下流側で弛みが生じるため、この下流側の弛みが生じる部分にテンションローラ8が接触するように設定されている(例えば、特許文献1参照。)。
図において1は駆動プーリ、2は従動プーリ、3は無端状に形成された駆動ベルトで、駆動プーリ1と従動プーリ2はそれぞれ軸受けを介して支持板4に一定の間隔をあけて回転自在に取り付けられた駆動軸5と従動軸6にそれぞれ固定され、そしてこの駆動プーリ1と従動プーリ2に駆動ベルト3を巻き掛けることで動力伝達系を構成していることは従来と同様であるが、駆動プーリ1は図示しない駆動源により駆動軸5と共に反時計回り方向と時計回り方向の双方向に回転するものとなっている。
本実施例のベルトテンション機構は、2本のアーム部をV字を成すように一体に形成したブラケット11と、このブラケット11の両アーム部の先端にそれぞれ回転自在に取り付けられたテンションローラ12a,12bと、2枚の摩擦板13,14等により構成されている。
また、図2に示したように一方の摩擦板13は駆動プーリ1と同軸上に位置するようにブラケット11の前記結合部側に固定され、この摩擦板13と対向するように駆動プーリ1の側面に摩擦板14が固定押されていて、摩擦板13と摩擦板14を圧接させるための図示しないスプリングが例えば支持板4とブラケット11の間に介在するように駆動軸5の外周に装着されている。
まず、図示しない駆動源により駆動軸5と一体に駆動プーリ1が図1(a)に矢印Aで示した反時計回り方向に回転すると、これにより駆動ベルト3が走行し、従動プーリ2に動力を伝達するので、従動プーリ2も従動軸6と一体に反時計回り方向に回転し、また前記駆動源により駆動軸5と一体に駆動プーリ1が図1(b)に矢印Bで示した時計回り方向に回転すると、これにより駆動ベルト3が走行し、従動プーリ2に動力を伝達するので、従動プーリ2も従動軸6と一体に反時計回り方向に回転する。
駆動軸5を時計回りに回転させた場合も、駆動軸5の回転力は摩擦板14からこの摩擦板14に圧接している摩擦板13を介してブラケット11に伝達され、これによりブラケット11が駆動軸5を中心に時計回り方向に回転して行き、ブラケット11の他方のアーム部の先端に回転自在に支持されているテンションローラ12bが図1(b)に示したように駆動ベルト3の弛みの発生する上部側、つまり駆動ベルト3の走行方向において駆動プーリ1の下流側の部分に押し付けられ、駆動ベルト3の弛みをなくすと同時に駆動ベルト3にテンション(張力)を与える。
以上説明したように本実施によれば、駆動プーリの回転方向が反時計回り方向と時計回り方向のいずれであっても、常に駆動ベルトの弛みが発生する側にテンションローラを押し付けることが可能となるので、駆動ベルトの弛みを除去して常に一定のテンションを与えることが可能となり、安定した動力伝達を行うことができるものとなる。
2 駆動プーリ
3 駆動ベルト
4 支持板
5 駆動軸
6 従動軸
11 ブラケット
12a テンションローラ
12b テンションローラ
13 摩擦板
14 摩擦板
Claims (3)
- 駆動プーリと従動プーリに巻きかけられた無端状駆動ベルトにテンションを与えるベルトテンション機構において、
2本のアーム部をV字を成すように一体に形成し、両アーム部の先端にそれぞれテンションローラを回転自在に取り付けたブラケットを前記駆動プーリの駆動軸に回転自在に取り付け、
該駆動軸が反時計回り方向に回転すると前記ブラケットが同方向に回転して一方のアーム側のテンションローラを駆動ベルトに押し付けてテンションを与え、
前記駆動軸が時計回り方向に回転すると前記ブラケットが同方向に回転して他方のアーム側のテンションローラを駆動ベルトに押し付けてテンションを与えることを特徴とするベルトテンション機構。 - 請求項1記載のベルトテンション機構において、
前記テンションローラは、駆動ベルトの走行方向において駆動プーリの下流側で駆動ベルトに押し付けることを特徴とするベルトテンション機構。 - 請求項1記載のベルトテンション機構において、
前記ブラケットと駆動プーリにそれぞれ摩擦板を取り付け、前記駆動軸の回転を前記摩擦板により前記ブラケットに伝えてブラケットを回転させることを特徴とするベルトテンション機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004174452A JP2005351423A (ja) | 2004-06-11 | 2004-06-11 | ベルトテンション機構 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004174452A JP2005351423A (ja) | 2004-06-11 | 2004-06-11 | ベルトテンション機構 |
Publications (1)
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JP2005351423A true JP2005351423A (ja) | 2005-12-22 |
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ID=35586056
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JP2004174452A Pending JP2005351423A (ja) | 2004-06-11 | 2004-06-11 | ベルトテンション機構 |
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008011948A (ja) * | 2006-07-04 | 2008-01-24 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
JP2012056385A (ja) * | 2010-09-07 | 2012-03-22 | Bridgestone Cycle Co | 張力調整装置、ベルト駆動式自転車及びチェーン駆動式自転車 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS60137263U (ja) * | 1984-02-22 | 1985-09-11 | 株式会社明電舎 | テンシヨナ− |
JPH05126219A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ベルト伝動機構 |
JP2004156735A (ja) * | 2002-11-07 | 2004-06-03 | Denso Wave Inc | ロボットのベルト伝動機構 |
-
2004
- 2004-06-11 JP JP2004174452A patent/JP2005351423A/ja active Pending
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