JP3322257B2 - ベルトによる紙葉類搬送装置 - Google Patents

ベルトによる紙葉類搬送装置

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JP3322257B2
JP3322257B2 JP2000019274A JP2000019274A JP3322257B2 JP 3322257 B2 JP3322257 B2 JP 3322257B2 JP 2000019274 A JP2000019274 A JP 2000019274A JP 2000019274 A JP2000019274 A JP 2000019274A JP 3322257 B2 JP3322257 B2 JP 3322257B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はベルトの弛み側で
紙葉類を搬送するベルトによる紙葉類搬送装置に関し、
特にスプリングなどを用いた張力維持機構を配設するこ
となくベルトの弛みを抑制するベルトによる紙葉類搬送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送と駆動を1本の搬送駆動ベル
トで兼ねる場合、2通りの方法があった。つまり、
(1)搬送駆動ベルトの弛み側で搬送する場合と(2)
搬送駆動ベルトの張り側で搬送する場合とである。以
下、(1)、(2)の概要と問題点について述べる。
【0003】まず、搬送駆動ベルトの弛み側で搬送する
場合(1)について図3の搬送駆動ベルトの弛み側で搬
送する従来例の構成を示す断面図を用いて説明する。ベ
ルトによる紙葉類搬送装置が起動させられると、モータ
34が回転しその駆動力が駆動ローラ33aに伝えられ
る。駆動ローラ33aが回転することで、駆動ローラ3
3aと従動ローラ33bとに張設されている搬送と駆動
を兼ねた搬送駆動ベルト32が動き始める。これにより
搬送駆動ベルト32は、駆動ローラ33aを境に張力の
増加する張り側32tと張力の低下する弛み側32sと
に分かれて走行する。
【0004】張り側32tには、搬送系に付随する別の
駆動部分37に駆動力を伝達するための回転ローラ35
が配設されており、伝達ベルト36を介して別の駆動部
分37へ回転ローラ35の回転力を伝達する。
【0005】一方、弛み側32sには、連動ローラ39
bと連動ローラ39cとに張設された送りベルト39a
が配設されており、搬送駆動ベルト32の弛み側32s
との間に紙葉類31を挟み込んで搬送方向に搬送する構
成になっている。
【0006】このように構成された弛み側32sで紙葉
類31の搬送を行うのであるが、弛み側32sでは張力
低下により紙葉類31を挟み込む力が減少する。そし
て、ベルトルート湾曲部を通過したり、送りベルト39
aが切り替わる際に紙葉類31に力が加わり搬送される
紙葉類31の位置がずれることにより搬送精度が低下す
る。また搬送駆動ベルト32自体の走行速度も安定しな
くなる。
【0007】そのために搬送駆動ベルト32の張力を維
持する張力維持機構38を配設する場合もある。この張
力維持機構38はスプリング38aとローラ38bとを
含んで構成され、スプリング38aで、搬送駆動ベルト
32の弛み側32sを引っ張るようにローラ38bを配
設している。モータ34の起動により搬送駆動ベルト3
2の弛み側32sが弛むと、弛んだ分だけスプリング3
8aが搬送駆動ベルト32の弛み側32sを引っ張り、
張力を維持する機構である。
【0008】しかし負荷変動によりスプリング38aが
伸び縮みし、搬送精度に影響する。また、搬送規模が大
きくなり使用する搬送駆動ベルト32が長くなれば、搬
送駆動ベルト32が弛んだ際に引っ張らなければならな
い距離も増える。しかし、スプリング38aでは引っ張
る距離が小さいことから、張力維持機構38を弛み側3
2sに多く配設する必要がでてくるため部品数が増え、
また張力維持機構38の配設場所の確保からベルトによ
る紙葉類搬送装置の寸法も大きくなってしまう。
【0009】次に、搬送駆動ベルトの張り側で搬送する
場合(2)について図4の搬送駆動ベルトの張り側で搬
送する従来例の構成を示す断面図を用いて説明する。ベ
ルトによる紙葉類搬送装置が起動させられると、モータ
44が回転しその駆動力が駆動ローラ43aに伝えられ
る。駆動ローラ43aが回転することで、駆動ローラ4
3aと従動ローラ43bに張設されている搬送と駆動を
兼ねた搬送駆動ベルト42が動き始める。これにより搬
送駆動ベルト42は、駆動ローラ43aを境に張力の増
加する張り側42tと張力の低下する弛み側42sとに
分かれて走行する。
【0010】弛み側42sには、搬送系に付随する別の
駆動部分47に駆動力を伝達するための回転ローラ45
が配設されており、伝達ベルト46を介して別の駆動部
分47へ回転ローラ45の回転力を伝達する。
【0011】一方、張り側42tには、連動ローラ49
bと連動ローラ49cとに張設された送りベルト49a
が搬送駆動ベルト42に対向するように配設されてお
り、搬送駆動ベルト42の張り側42tとの間に紙葉類
41を挟み込んで搬送方向に搬送する構成になってい
る。
【0012】張り側42tは十分な張力をもっているた
め搬送精度の低下は少ない。しかし、弛み側42sは搬
送系に付随する別の駆動部分47を駆動させるのに十分
な動力を回転ローラ45に伝達する必要があり、そのた
めに張力を維持する機構である張力維持機構48が必要
である。
【0013】この張力維持機構48は、図1に示した張
力維持機構38と同様の構成であり、スプリング48a
とローラ48bとで構成され、スプリング48aで、搬
送駆動ベルト42の弛み側42sを引っ張るようにロー
ラ48bを配設する。モータ44の起動により搬送駆動
ベルト42の弛み側42sが弛むと、弛んだ分だけスプ
リング48aが搬送駆動ベルト42の弛み側42sを引
っ張り、張力を維持するという機構である。
【0014】しかし負荷変動によりスプリング48aが
伸び縮みし、搬送精度に影響する。また、搬送規模が大
きくなり使用する搬送駆動ベルト42が長くなれば、搬
送駆動ベルト42が弛んだ際に引っ張らなければならな
い距離も増える。しかし、スプリング48aでは引っ張
る距離が小さいことから、張力維持機構48を弛み側4
2sに多く設置する必要がでてくるため部品数が増え、
また張力維持機構48の設置場所の確保からベルトによ
る紙葉類搬送装置の寸法も大きくなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように搬送
駆動ベルト32の弛み側32sで紙葉類31を搬送する
場合には、スプリング38aなどで構成する張力維持機
構38が必要になる。しかし、スプリング38aの伸縮
スプリング38aでは引っ張る距離が小さいことから、
張力維持機構38を弛み側32sに多く設置する必要が
でてくるため部品数が増え、また張力維持機構38の設
置場所の確保からベルトによる紙葉類搬送装置の寸法も
大きくってしまう。
【0016】また、搬送駆動ベルト42の張り側42t
で紙葉類41を搬送する場合には、弛み側42sが弛み
過ぎると回転ローラ45と伝達ベルト46との間にすべ
りが発生し動力の伝達ができなくなるので、弛み(張力
低下)過ぎ防止のためにスプリング48aなどを用いた
張力維持機構48の配設が必要になる。
【0017】従って、部品点数の増加を抑制し紙葉類搬
送装置を大きくさせないで、搬送駆動ベルトの弛み側の
張力を維持するためにスプリングなどを用いた張力維持
機構を必要としないことが課題となる。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるベルトによる紙葉類搬送装置は、駆動ローラと従動
ローラとの間に紙葉類の搬送と駆動を兼ねた搬送駆動ベ
ルトを張設し、この搬送駆動ベルトの弛み側に対向して
接触しながら走行するように複数の送りベルトをそれぞ
れ一対の連動ローラに張設し、前記搬送駆動ベルトの張
り側へ押し付けて回転する回転ローラを配設し、この回
転ローラの回転を別の駆動部分に伝達する伝達ベルトを
前記回転ローラと前記別の駆動部分に掛け回し、前記別
の駆動部分に駆動力を付与すると共に前記搬送駆動ベル
トと前記送りベルトとで前記紙葉類を挟み込んで搬送方
向に搬送するベルトによる紙葉類搬送装置であって、前
記一対の連動ローラと前記別の駆動部分と前記回転ロー
ラとに前記伝達ベルトを掛け回すことによって前記複数
の送りベルトが前記搬送駆動ベルトの弛み側を搬送方向
へ送ることにより前記弛み側に張力を与えることを特徴
とする。
【0019】また、この発明の請求項2に係わるベルト
による紙葉類搬送装置は、前記請求項1記載の前記一対
の連動ローラのうち搬送方向に配設された連動ローラと
前記別の駆動部分と前記回転ローラとに前記伝達ベルト
を掛け回すことを特徴とする。
【0020】さらに、この発明の請求項3に係わるベル
トによる紙葉類搬送装置は、前記請求項1記載の前記複
数の送りベルトのうちの一つの送りベルトを張設してい
る一対の連動ローラのうち搬送方向に配設された連動ロ
ーラと前記別の駆動部分と前記回転ローラとに前記伝達
ベルトを掛け回すことを特徴とする。
【0021】さらに、この発明の請求項4に係わるベル
トによる紙葉類搬送装置は、駆動ローラと従動ローラと
の間に紙葉類の搬送と駆動を兼ねた搬送駆動ベルトを張
設し、この搬送駆動ベルトの弛み側に対向して接触しな
がら走行するように複数の送りベルトをそれぞれ一対の
連動ローラに張設し、前記搬送駆動ベルトの張り側へ押
し付けて回転する回転ローラを配設し、この回転ローラ
の回転を別の駆動部分に伝達する伝達ベルトを前記回転
ローラと前記別の駆動部分に掛け回し、前記別の駆動部
分に駆動力を付与すると共に前記搬送駆動ベルトと前記
送りベルトとで前記紙葉類を挟み込んで搬送方向に搬送
するベルトによる紙葉類搬送装置であって、前記複数の
送りベルトに対向する前記搬送駆動ベルトの弛み側を押
圧すると共に前記複数の送りベルトも押圧するように押
圧ローラを配設し、この押圧ローラと前記別の駆動部分
と前記回転ローラとに前記伝達ベルトを掛け回し、前記
張り側の駆動力を前記弛み側に伝達して前記弛み側を搬
送方向に送ることにより直接的に前記弛み側に張力を付
与することを特徴とする。
【0022】さらに、この発明の請求項5に係わるベル
トによる紙葉類搬送装置は、前記請求項4記載の前記弛
み側を押圧すると同時に前記複数の送りベルトのうちの
一つの送りベルトを前記押圧ローラで押圧することを特
徴とする。
【0023】さらに、この発明の請求項6に係わるベル
トによる紙葉類搬送装置は、前記請求項4記載の前記複
数の送りベルトの中央に対向する前記弛み側を押圧する
ように前記押圧ローラを配設することを特徴とする。
【0024】さらに、この発明の請求項7に係わるベル
トによる紙葉類搬送装置は、前記請求項4記載の前記複
数の送りベルトのそれぞれに対向する前記弛み側を押圧
するように前記押圧ローラを配設することを特徴とす
る。
【0025】さらに、この発明の請求項8に係わるベル
トによる紙葉類搬送装置は、前記請求項4記載の前記弛
み側の下面を押圧するように前記押圧ローラを配設する
ことを特徴とする。
【0026】さらに、この発明の請求項9に係わるベル
トによる紙葉類搬送装置は、前記請求項4記載の前記弛
み側を搬送方向に送るように前記押圧ローラが回転する
ことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)次に、この
発明について図面を参照して詳細に説明する。図1はこ
の発明によるベルトによる紙葉類搬送装置の第1の実施
の形態の構成を示す断面図である。第1の実施の形態で
は紙葉類11を弛み側12sで搬送する。
【0028】このベルトによる紙葉類搬送装置における
搬送と駆動を兼ねた搬送駆動ベルト12は、駆動ローラ
13aと従動ローラ13bとに張設されており、モータ
14から駆動ローラ13aを介して駆動力を受け取って
いる。
【0029】弛み側12sと送りベルト18aとで紙葉
類11を挟み込んで搬送するとともに、搬送駆動ベルト
12の張り側12tで回転ローラ15から動力(回転
力)を別の駆動部分17に伝達し駆動する。弛み側12
sと送りベルト18aの下側は接触しながら共に搬送方
向へ走行している。別の駆動部分17に関しては様々な
もの(例えば、メール集積装置)が考えられるが、この
発明とは直接関係が無いため詳細な構成は省略する。
【0030】回転ローラ15には別の駆動部分17に動
力を伝達するための伝達ベルト16が掛かっており、こ
の伝達ベルト16はさらに、搬送駆動ベルト12の弛み
側12sを搬送方向へ送る送りベルト18aを張設して
いる連動ローラ18b、18cのうちの連動ローラ18
bにも掛かっている。つまり、伝達ベルト16は回転ロ
ーラ15と連動ローラ18bと別の駆動部分17とに掛
かっている。なお、伝達ベルト16が回転ローラ15と
連動ローラ18cと別の駆動部分17とに掛かっていて
も良いし、伝達ベルト16が回転ローラ15と連動ロー
ラ18b、18cと別の駆動部分17とに掛かっていて
も良い。
【0031】また、伝達ベルト16は回転ローラ15と
複数の連動ローラ18bのうちの一つと別の駆動部分1
7とに掛かっていてもよいし、伝達ベルト16が回転ロ
ーラ15と複数の連動ローラ18cのうちの一つと別の
駆動部分17とに掛かっていても良いし、伝達ベルト1
6が回転ローラ15と複数の連動ローラ18bのうちの
一つと複数の連動ローラ18cのうちの一つと駆動部分
17とに掛かっていても良い。以下、伝達ベルト16が
回転ローラ15と連動ローラ18bと別の駆動部分17
とに掛かっている状態について説明する。
【0032】搬送駆動ベルト12の弛み側12sを搬送
方向へ送る送りベルト18aでは伝達ベルト16が連動
ローラ18bを駆動し、その連動ローラ18bに掛かっ
ている送りベルト18aを走行させる。送りベルト18
aは紙葉類11を搬送するとともに連れ回りで搬送駆動
ベルト12の弛み側12sを搬送方向に送る。
【0033】次に、この発明の第1の実施の形態の動作
について図1を参照して説明する。このベルトによる紙
葉類搬送装置が起動させられると、モータ14が回転を
はじめその駆動力が駆動ローラ13aに伝えられる。
【0034】駆動ローラ13aが回転することで、それ
に掛かっている搬送と駆動を兼ねた搬送駆動ベルト12
が動き始める。これにより搬送駆動ベルト12には、駆
動ローラ13aを境に張力の増加する張り側12tと張
力の低下する弛み側12sが発生する。実際には2つの
部分に分かれるのではなく、負荷ごとに張力は変化し、
駆動ローラ13aの前後で最大と最小になる。
【0035】張り側12tには、別の駆動部分17を駆
動させるための回転ローラ15を配設しており、伝達ベ
ルト16を介して別の駆動部分17へ回転ローラ15回
転力を伝達する。
【0036】伝達ベルト16は、搬送駆動ベルト12の
弛み側12sを搬送方向へ送る送りベルト18aの連動
ローラ18bにも掛けられておりこの連動ローラ18b
を通して送りベルト18aが走行する。
【0037】送りベルト18aは、搬送駆動ベルト12
との間に紙葉類11を挟み込んで搬送するとともに、搬
送駆動ベルト12の弛み側12sを搬送方向へ送り出す
ことで搬送駆動ベルト12の弛みを抑える機能も併せ持
っている。
【0038】送りベルト18aが搬送駆動ベルト12の
弛み側12sを搬送方向へ送ることにより張力を高めに
維持することができ、駆動ローラ13a前後での張力条
件も良好になり、モータ14の駆動力を確実に搬送駆動
ベルト12に伝えることができる。
【0039】別の駆動部分17が配設されているそれぞ
れの位置ごとに搬送駆動ベルト12の弛み側12sを搬
送方向へ送る送りベルト18aを配設すればより確実に
搬送駆動ベルト12の弛みを抑えることができる。しか
し、別の駆動部分17の負荷が小さい場合には、搬送駆
動ベルト12の弛み側12sを搬送方向へ送る送りベル
ト18aを別の駆動部分17と1対1で設置しなくとも
良い。また、図1のこの発明のベルトによる紙葉類搬送
装置の第1の実施の形態の構成を示す断面図では、搬送
駆動ベルト12が水平に配置されているが、垂直に配置
することや、水平面に対して傾斜して配置することも差
し支えない。
【0040】第1の実施の形態は以上の通りであり、従
来例のようにスプリングなどを用いた張力維持機構は不
要である。
【0041】(第2の実施の形態)次に、この発明の第
2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明す
る。図2はこの発明によるベルトによる紙葉類搬送装置
の第2の実施の形態の構成を示す断面図である。第2の
実施の形態でも紙葉類11を弛み側12sで搬送する。
図1に示す第1の実施の形態と同一若しくは同等の箇所
には同じ符号を付している。
【0042】このベルトによる紙葉類搬送装置における
搬送と駆動を兼ねた搬送駆動ベルト12は、駆動ローラ
13aと従動ローラ13bとに張設されており、モータ
14から駆動ローラ13aを介して駆動力を受け取って
おり、伝達ベルト16の掛け回しを除いて図1とほぼ同
一の構成である。
【0043】第2の実施の形態では、送りベルト18a
に対向する搬送駆動ベルト12の弛み側12sの下面を
押圧すると共に弛み側12sと接触している送りベルト
18aの下側も押圧するように弛み側12sの下面に押
圧ローラ18dを配設している。伝達ベルト16を押圧
ローラ18dと別の駆動部分17と回転ローラ15とに
掛け回し、張り側12tの駆動力を回転ローラ15で受
け、押圧ローラ18dを経由して弛み側12sに伝達す
る構成にしている。つまり、押圧ローラ18dの回転に
よって弛み側12sを直接的に搬送方向に送る構成であ
る。
【0044】送りベルト18aの中央(即ち、連動ロー
ラ18bと連動ローラ18cとの中間の位置)に対向す
る弛み側12sを押圧するように押圧ローラ18dを配
設するとより効果的である。さらに全ての送りベルト1
8aに対向する弛み側12sを押圧するように押圧ロー
ラ18dを配設することもより効果的である。
【0045】図1に示す第1の実施の形態で送りベルト
18aが連れ回りをしていたのに対し、図2に示す第2
の実施の形態では押圧ローラ18dが直接的に搬送駆動
ベルト12の弛み側12sを搬送方向へ送って搬送駆動
ベルト12の弛みを抑え張力を付与する構成である。
【0046】別の駆動部分17が配設されているそれぞ
れの位置ごとに搬送駆動ベルト12の弛み側12sを搬
送方向へ送る送りベルト18aを配設すればより確実に
搬送駆動ベルト12の弛みを抑えることができる。しか
し、別の駆動部分17の負荷が小さい場合には、搬送駆
動ベルト12の弛み側12sを搬送方向へ送る送りベル
ト18aを別の駆動部分17と1対1で設置しなくとも
良い。また、図2のこの発明のベルトによる紙葉類搬送
装置の第2の実施の形態の構成を示す断面図では、搬送
駆動ベルト12が水平に配置されているが、垂直に配置
することや、水平面に対して傾斜して配置することも差
し支えない。
【0047】第2の実施の形態は以上の通りであり、従
来例のようにスプリングなどを用いた張力維持機構は不
要である。
【0048】
【発明の効果】弛み側で搬送を行う場合、搬送する紙葉
類を挟み込む力が低下し、搬送精度が悪くなるが、この
発明により弛み側のベルトの張力低下を抑え紙葉類を挟
み込む力を維持することができ、搬送精度を向上させる
ことができる。
【0049】また、ベルトが弛み過ぎるとローラとベル
トとの間にすべりが発生し動力の伝達ができなくなる。
しかしこの発明を実施することで、弛み側の張力の低下
を抑えることができモータからの力の伝達条件が良好に
なるため、弛み(張力低下)防止のためにスプリングな
どを用いた張力維持機構を配設する必要がなくなる。こ
の効果は特に長いベルトにおいて有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の構成を示す断面
図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態の構成を示す断面
図である。
【図3】搬送駆動ベルトの弛み側で搬送する従来例の構
成を示す断面図である。
【図4】搬送駆動ベルトの張り側で搬送する従来例の構
成を示す断面図である。
【符号の説明】
11 紙葉類 12 搬送駆動ベルト 12s 弛み側 12t 張り側 13a 駆動ローラ 13b 従動ローラ 14 モータ 15 回転ローラ 16 伝達ベルト 17 別の駆動部分 18a 送りベルト 18b、18c 連動ローラ 18d 押圧ローラ 31 紙葉類 32 搬送駆動ベルト 32s 弛み側 32t 張り側 33a 駆動ローラ 33b 従動ローラ 34 モータ 35 回転ローラ 36 伝達ベルト 37 別の駆動部分 38 張力維持機構 38a スプリング 38b ローラ 39a 送りベルト 39b、39c 連動ローラ 41 紙葉類 42 搬送駆動ベルト 42s 弛み側 42t 張り側 43a 駆動ローラ 43b 従動ローラ 44 モータ 45 回転ローラ 46 伝達ベルト 47 別の駆動部分 48 張力維持機構 48a スプリング 48b ローラ 49a 送りベルト 49b、49c 連動ローラ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ローラと従動ローラとの間に紙葉類
    の搬送と駆動を兼ねた搬送駆動ベルトを張設し、この搬
    送駆動ベルトの弛み側に対向して接触しながら走行する
    ように複数の送りベルトをそれぞれ一対の連動ローラに
    張設し、前記搬送駆動ベルトの張り側へ押し付けて回転
    する回転ローラを配設し、この回転ローラの回転を別の
    駆動部分に伝達する伝達ベルトを前記回転ローラと前記
    別の駆動部分に掛け回し、前記別の駆動部分に駆動力を
    付与すると共に前記搬送駆動ベルトと前記送りベルトと
    で前記紙葉類を挟み込んで搬送方向に搬送するベルトに
    よる紙葉類搬送装置であって、前記一対の連動ローラと
    前記別の駆動部分と前記回転ローラとに前記伝達ベルト
    を掛け回すことによって前記複数の送りベルトが前記搬
    送駆動ベルトの弛み側を搬送方向へ送ることにより前記
    弛み側に張力を与えることを特徴とするベルトによる紙
    葉類搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の連動ローラのうち搬送方向に
    配設された連動ローラと前記別の駆動部分と前記回転ロ
    ーラとに前記伝達ベルトを掛け回すことを特徴とする請
    求項1記載のベルトによる紙葉類搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の送りベルトのうちの一つの送
    りベルトを張設している一対の連動ローラのうち搬送方
    向に配設された連動ローラと前記別の駆動部分と前記回
    転ローラとに前記伝達ベルトを掛け回すことを特徴とす
    る請求項1記載のベルトによる紙葉類搬送装置。
  4. 【請求項4】 駆動ローラと従動ローラとの間に紙葉類
    の搬送と駆動を兼ねた搬送駆動ベルトを張設し、この搬
    送駆動ベルトの弛み側に対向して接触しながら走行する
    ように複数の送りベルトをそれぞれ一対の連動ローラに
    張設し、前記搬送駆動ベルトの張り側へ押し付けて回転
    する回転ローラを配設し、この回転ローラの回転を別の
    駆動部分に伝達する伝達ベルトを前記回転ローラと前記
    別の駆動部分に掛け回し、前記別の駆動部分に駆動力を
    付与すると共に前記搬送駆動ベルトと前記送りベルトと
    で前記紙葉類を挟み込んで搬送方向に搬送するベルトに
    よる紙葉類搬送装置であって、前記複数の送りベルトに
    対向する前記搬送駆動ベルトの弛み側を押圧すると共に
    前記複数の送りベルトも押圧するように押圧ローラを配
    設し、この押圧ローラと前記別の駆動部分と前記回転ロ
    ーラとに前記伝達ベルトを掛け回し、前記張り側の駆動
    力を前記弛み側に伝達して前記弛み側を搬送方向に送る
    ことにより直接的に前記弛み側に張力を付与することを
    特徴とするベルトによる紙葉類搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記弛み側を押圧すると同時に前記複数
    の送りベルトのうちの一つの送りベルトを前記押圧ロー
    ラで押圧することを特徴とする請求項4記載のベルトに
    よる紙葉類搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の送りベルトの中央に対向する
    前記弛み側を押圧するように前記押圧ローラを配設する
    ことを特徴とする請求項4記載のベルトによる紙葉類搬
    送装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の送りベルトのそれぞれに対向
    する前記弛み側を押圧するように前記押圧ローラを配設
    することを特徴とする請求項4記載のベルトによる紙葉
    類搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記弛み側の下面を押圧するように前記
    押圧ローラを配設することを特徴とする請求項4記載の
    ベルトによる紙葉類搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記弛み側を搬送方向に送るように前記
    押圧ローラが回転することを特徴とする請求項4記載の
    ベルトによる紙葉類搬送装置。
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