JP2005132537A - 用紙搬送機構およびプリンタ装置の用紙搬送機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙の送り精度を向上させることが可能な用紙搬送機構を提供する。
【解決手段】回転駆動する金属製のメインローラ30と、メインローラ30の回転に伴って回転する金属製のピンチローラ40とを含むプリンタ装置1の用紙搬送機構において、メインローラ30は、メインローラ30の外周面の用紙通過領域に周期的に設けられた、用紙70の搬送時に用紙70の表面にくい込む複数の突起部32を備えている。また、ピンチローラ40は、ピンチローラ40の用紙通過領域以外の両端部に装着され、メインローラ30の突起部32が形成されていない部分に押圧接触される2つのゴムリング42を備えている。用紙70の搬送時には、ゴムリング42が、用紙通過領域以外の領域でメインローラ30に押圧接触された状態で、メインローラ30が回転駆動することによりピンチローラ40がメインローラ30と同期するように回転するとともに、用紙70は、突起部32とピンチローラ40の外周面との間の用紙通過領域を通過する。
【選択図】図2

Description

本発明は、用紙搬送機構およびプリンタ装置の用紙搬送機構に関し、特に、2つのローラによって用紙を挟んで搬送する用紙搬送機構およびプリンタ装置の用紙搬送機構に関する。
従来、2つのローラによって用紙を挟んで搬送する用紙搬送機構およびプリンタ装置の用紙搬送機構が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、弾性体からなるローラ本体に一体的に設けられ、表面摩擦抵抗がローラ本体よりも小さく、かつ、外径がローラ本体よりも大きいとともに、半径方向に撓み変形可能なリング部材を有する従動ローラと、従動ローラに隣接して設けられた駆動力を有するプラテンローラとによって、シートを挟んで搬送する従来の第1の例によるシート搬送機構が開示されている。この特許文献1に開示された構造では、シート(用紙)は、従動ローラのリング部材と、プラテンローラとに挟まれて搬送される。
図5は、従来のプリンタ装置の用紙搬送機構を示した斜視図である。図6は、図5の矢印G方向から見た状態を示した図である。図7は、図6中の300−300線に沿った断面図である。まず、図5〜図7を参照して、従来の第2の例によるプリンタ装置100の用紙搬送機構の構造について説明する。
この従来の第2の例によるプリンタ装置100の用紙搬送機構は、図5および図6に示すように、フレーム110と、フレーム110の内側に設けられた、駆動モータ120と、金属製のメインローラ130と、金属製のピンチローラ140と、メインローラ用軸部131と、ピンチローラ用軸部141と、2つの圧縮コイルスプリング150と、ギヤ160とを備えている。フレーム110は、用紙搬送機構を構成する部材を支持するために、プリンタ装置(図示せず)内に設けられている。駆動モータ120は、用紙搬送のために必要な駆動力を発生するために設けられている。ギヤ160は、フレーム110の外側面に設けられ、モータ側ギヤ161と中間ギヤ162とメインローラ側ギヤ163とから構成されている。このギヤ160は、駆動モータ120の駆動力をメインローラ130に伝達するために設けられている。メインローラ130の両端部に設けられたメインローラ用軸部131は、フレーム110に回転可能に取り付けられている。また、メインローラ用軸部131の駆動モータ120側の端部は、フレーム110の外側に突出するとともに、その突出した端部に、メインローラ側ギヤ163が取り付けられている。ピンチローラ140は、メインローラ130に対向するように、メインローラ130の下方近傍に配置されている。ピンチローラ140は、ピンチローラ用軸部141によって回転可能に支持されている。2つの圧縮コイルスプリング150は、両端をそれぞれピンチローラ用軸部141とフレーム110の内側下面とに取り付けられている。この2つの圧縮コイルスプリング150は、ピンチローラ140を、メインローラ130の下方からメインローラ130に押圧接触するように図6の矢印Hの方向に付勢している。また、ピンチローラ140の外周面上には、全幅にわたってゴムチューブ142が装着されている。
次に、図6および図7を参照して、従来の第2の例によるプリンタ装置100の用紙搬送機構の動作について説明する。まず、駆動モータ120の回転が、モータ側ギヤ161、中間ギヤ162、メインローラ側ギヤ163およびメインローラ用軸部131を介して、メインローラ130に伝達される。これによって、メインローラ130は用紙搬送の方向(図7における矢印Iの方向)に回転する。ここで、圧縮コイルスプリング150によ
る付勢力によって、ピンチローラ140の外周面上に装着されたゴムチューブ142は、用紙170を介してメインローラ130に押圧接触しているので、メインローラ130の回転は、用紙170を介してピンチローラ140に伝達される。これにより、ピンチローラ140も用紙搬送の方向(図7における矢印Jの方向)に回転される。これによって、用紙170は、図7における矢印Kの方向に搬送される。
特開2002−308460号公報
図5〜図7に示した従来の第2の例によるプリンタ装置100の用紙搬送機構では、用紙170の搬送時に、メインローラ130の外周面上に装着されたゴムチューブ142と、ピンチローラ140とは、用紙170を介して接触しているので、メインローラ130とピンチローラ140との同期を確実にとることが困難であるという不都合があった。すなわち、用紙170の搬送時に、用紙170の上面には、用紙の搬送方向(図7における矢印Kの方向)の力が加わっている一方、用紙170の下面には、用紙の搬送方向と反対方向(図7における矢印Lの方向)の力が加わっているので、用紙170とメインローラ130との間、または、用紙170とピンチローラ140との間で滑り現象が起きやすい。このため、メインローラ130とピンチローラ140との同期を確実にとるのが困難であるので、用紙170の送り精度が低下するという問題点があった。
また、上記特許文献1に開示された構造では、シート(用紙)は、プラテンローラとリング部材に挟まれて搬送されるので、用紙の搬送時に、従動ローラに設けられたリング部材とプラテンローラとは、シート(用紙)を介して接触される。このため、上記した従来の第2の例による用紙搬送機構と同様、プラテンローラと従動ローラとの同期を確実にとるのが困難になるので、用紙の送り精度が低下するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、用紙の搬送時に、第1搬送ローラと第2搬送ローラとの同期を確実にとることにより、第1搬送ローラと第2搬送ローラとの間に挟まれて搬送される用紙の送り精度を向上させることが可能なプリンタ装置の用紙搬送機構を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面によるプリンタ装置の用紙搬送機構は、複数のギヤを介して駆動モータにより回転駆動される金属製の第1搬送ローラと、第1搬送ローラに対向するように配置され、第1搬送ローラの回転に伴って回転する金属製の第2搬送ローラとを含むプリンタ装置の用紙搬送機構において、金属製の第1搬送ローラの外周面のうち用紙が通過する領域に周期的に設けられ、用紙の搬送時に用紙の表面にくい込む複数の突起部と、金属製の第2搬送ローラの用紙通過領域以外の両端部に装着され、第1搬送ローラの用紙通過領域以外の部分で、かつ、突起部が形成されていない部分に押圧接触される2つのゴムリングとをさらに備える。そして、用紙の搬送時には、第2搬送ローラの両端のゴムリングが、用紙通過領域以外の領域で第1搬送ローラに押圧接触された状態で、第1搬送ローラが回転駆動されることにより第2搬送ローラが第1搬送ローラと同期するように回転されるとともに、第1搬送ローラの外周面に設けられた突起部と第2搬送ローラの外周面との間の用紙通過領域を用紙が通過することにより用紙の搬送が行われる。
この第1の局面によるプリンタ装置の用紙搬送機構では、上記のように、金属製の第2搬送ローラの用紙通過領域以外の両端部に装着され、用紙の搬送時に第1搬送ローラの用紙通過領域以外の部分に押圧接触される2つのゴムリングを設けることによって、用紙の搬送時に、第2搬送ローラの両端のゴムリングが、用紙通過領域以外の領域で第1搬送ローラに押圧接触された状態で、用紙通過領域を用紙が通過することにより用紙の搬送が行
われるので、用紙の搬送時に、第1搬送ローラと第2搬送ローラとの同期を確実にとることができる。これにより、第1搬送ローラと第2搬送ローラとの間に挟まれて搬送される用紙の送り精度を向上させることができる。また、ゴムリングを、第2搬送ローラの両方の端部に2つ装着することによって、第2搬送ローラの一方の端部のみにゴムリングを装着する場合に比べて、用紙の搬送時に、第1搬送ローラと第2搬送ローラとの同期をより確実にとることができる。また、金属製の第1搬送ローラの外周面のうち用紙が通過する領域に、用紙の搬送時に用紙の表面にくい込む複数の突起部を周期的に設けることによって、用紙の搬送時に第2搬送ローラに装着されたゴムリングと第1搬送ローラとが押圧接触されることにより第1搬送ローラと第2搬送ローラとの間の用紙通過領域にゴムリングの厚み分の隙間が形成された場合にも、上記突起部が用紙の表面にくい込むことにより用紙を搬送することができる。また、ゴムリングは、表面摩擦抵抗が大きいので、第2搬送ローラの端部に装着したゴムリングを金属製の第1搬送ローラに押圧させ、第1搬送ローラの回転に伴って回転させる際に、ゴムリングと金属製の第1搬送ローラとの間に大きな摩擦が生じるため、ゴムリングと金属製の第1搬送ローラとが滑りにくい。これにより、用紙の搬送時に、第1搬送ローラと第2搬送ローラとの同期を確実にとることができる。
この発明の第2の局面による用紙搬送機構は、駆動源により回転駆動される第1搬送ローラと、第1搬送ローラに対向するように配置され、第1搬送ローラの回転に伴って回転する第2搬送ローラと、第2搬送ローラの用紙通過領域以外の端部に装着され、用紙の搬送時に第1搬送ローラの用紙通過領域以外の部分に押圧接触されるとともに、弾性を有する材料からなるリング状部材とを備えている。
この第2の局面による用紙搬送機構では、上記のように、第2搬送ローラの用紙通過領域以外の部分に装着され、用紙の搬送時に第1搬送ローラの用紙通過領域以外の部分に押圧接触される弾性を有する材料からなるリング状部材を設けることによって、用紙の搬送時に、第2搬送ローラの端部のリング状部材が、用紙通過領域以外の領域で第1搬送ローラに押圧接触された状態で、用紙通過領域を用紙が通過することにより用紙の搬送が行われるので、用紙の搬送時に、第1搬送ローラと第2搬送ローラとの同期を確実にとることができる。これにより、第1搬送ローラと第2搬送ローラとの間に挟まれて搬送される用紙の送り精度を向上させることができる。
上記第2の局面による用紙搬送機構は、好ましくは、第1搬送ローラの外周面のうち用紙が通過する領域に周期的に設けられ、用紙の搬送時に用紙の表面にくい込む複数の突起部をさらに備え、第2搬送ローラのリング状部材は、用紙の搬送時に第1搬送ローラの突起部が形成されていない部分に押圧接触される。このように構成すれば、用紙の搬送時に第2搬送ローラに装着されたリング状部材と第1搬送ローラとが押圧接触されることにより第1搬送ローラと第2搬送ローラとの間の用紙通過領域にリング状部材の厚み分の隙間が形成された場合にも、上記突起部が用紙の表面にくい込むことにより用紙を搬送することができる。
上記第2の局面による用紙搬送機構において、好ましくは、リング状部材は、ゴムリングを含んでいる。ゴムリングは、表面摩擦抵抗が大きいので、第2搬送ローラの端部に装着したゴムリングを第1搬送ローラに押圧させ、第1搬送ローラの回転に伴って回転させる際に、ゴムリングと第1搬送ローラとの間に大きな摩擦が生じるため、ゴムリングと第1搬送ローラとが滑りにくい。これにより、用紙の搬送時に、第1搬送ローラと第2搬送ローラとの同期を確実にとることができる。
上記第2の局面による用紙搬送機構において、好ましくは、リング状部材は、第2搬送ローラの用紙通過領域以外の両方の端部に2つ装着されている。このように構成すれば、第2搬送ローラの一方の端部のみにリング状部材を装着する場合に比べて、用紙の搬送時
に、第1搬送ローラと第2搬送ローラとの同期をより確実にとることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるプリンタ装置の用紙搬送機構を示した斜視図である。図2は、図1の矢印A方向から見た状態を示した図である。図3は、図2中の100−100線に沿った断面図である。図4は、図2中の200−200線に沿った断面図である。まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態によるプリンタ装置1の用紙搬送機構の構造を説明する。
本発明の一実施形態によるプリンタ装置1の用紙搬送機構は、図1および図2に示すように、フレーム10と、フレーム10の内側に設けられた、駆動モータ(ステッピングモータ)20と、金属製のメインローラ30と、金属製のピンチローラ40と、メインローラ用軸部31と、ピンチローラ用軸部41と、2つの圧縮コイルスプリング50と、ギヤ60とを備えている。なお、メインローラ30は、本発明の「第1搬送ローラ」の一例であり、ピンチローラ40は、本発明の「第2搬送ローラ」の一例である。フレーム10は、用紙搬送機構を構成する部材を支持するために、プリンタ装置(図示せず)内に設けられている。駆動モータ20は、用紙搬送のために必要な駆動力を発生するために設けられている。ギヤ60は、フレーム10の外側面に設けられ、モータ側ギヤ61と中間ギヤ62とメインローラ側ギヤ63とから構成されている。このギヤ60は、駆動モータ20の駆動力をメインローラ30に伝達するために設けられている。メインローラ30の両端部に設けれたメインローラ用軸部31は、フレーム10に回転可能に取り付けられている。また、メインローラ用軸部31の駆動モータ20側の端部は、フレーム10の外側に突出するとともに、その突出した端部に、メインローラ側ギヤ63が取り付けられている。ピンチローラ40は、メインローラ30に対向するように、メインローラ30の下方近傍に配置されている。ピンチローラ40は、ピンチローラ用軸部41によって回転可能に支持されている。2つの圧縮コイルスプリング50は、両端をそれぞれピンチローラ用軸部41とフレーム10の内側下面とに取り付けられている。この2つの圧縮コイルスプリング50は、ピンチローラ40を、メインローラ30の下方からメインローラ30に押圧接触するように図2の矢印Bの方向に付勢している。
ここで、本実施形態では、図1および図2に示すように、金属製のメインローラ30に複数の突起部32が一体的に設けられるとともに、金属製のピンチローラ40には、表面摩擦抵抗の大きい2つのゴムリング42が設けられている。この突起部32は、メインローラ30の外周面のうち、用紙70が通過する領域(図2におけるCの領域)に外周面に沿って周期的に設けられるとともに、用紙70の搬送時には、所定の深さで用紙70に食い込むことのできる突起高さ(本実施形態では、約80μm)を有するように形成されている。また、ゴムリング42は、ピンチローラ40の用紙通過領域外の両端で、かつ、メインローラ30の突起部32が形成されていない部分に押圧接触できる位置に設けられている。
次に、図2〜図4を参照して本発明の一実施形態によるプリンタ装置1の用紙搬送機構の動作について説明する。まず、駆動モータ20の回転が、モータ側ギヤ61、中間ギヤ62、メインローラ側ギヤ63およびメインローラ用軸部31を介して、メインローラ30に伝達される。これによって、メインローラ30は用紙搬送の方向(図3および図4における矢印Dの方向)に回転するとともに、メインローラ30に設けられた複数の突起部32が用紙70の上面(印字されていない方の面)に食い込む。さらに、圧縮コイルスプリング50による付勢力によって、ピンチローラ40の両端に装着された2つのゴムリング42が、メインローラ30に押圧接触しているので、ピンチローラ40も用紙搬送の方
向(図3および図4における矢印Eの方向)に回転する。この時、用紙70の上面には、用紙70の搬送方向(図4における矢印Fの方向)の力が加わるとともに、用紙70の下面に押圧接触しているピンチローラ40によって、用紙70の下面にも用紙70の搬送方向(図4における矢印Fの方向)の力が加わる。これによって、用紙70は図4における矢印Fの方向に搬送される。このようにして、本実施形態による用紙70の搬送動作が行われる。
本実施形態では、上記のように、金属製のピンチローラ40の用紙通過領域以外の両端部に装着され、用紙70の搬送時にメインローラ30の用紙通過領域以外の部分に押圧接触される2つのゴムリング42を設けることによって、用紙70の搬送時に、ピンチローラ40の両端のゴムリング42が、用紙通過領域以外の領域でメインローラに押圧接触された状態で、用紙通過領域(図2におけるCの領域)を用紙70が通過することにより用紙70の搬送が行われるので、用紙70の搬送時に、メインローラ30とピンチローラ40との同期を確実にとることができる。これにより、メインローラ30とピンチローラ40との間に挟まれて搬送される用紙70の送り精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、ゴムリング42を、金属製のピンチローラ40の両方の端部に2つ装着することによって、ピンチローラ40の一方の端部のみにゴムリング42を装着する場合に比べて、用紙70の搬送時に、メインローラ30とピンチローラ40との同期をより確実にとることができる。
また、本実施形態では、金属製のメインローラ30の外周面のうち用紙70が通過する領域(図2におけるCの領域)に、用紙70の搬送時に用紙70の表面にくい込む複数の突起部32を周期的に設けることによって、用紙70の搬送時にピンチローラ40に装着されたゴムリング42とメインローラ30とが押圧接触されることによりメインローラ30とピンチローラ40との間の用紙通過領域にゴムリング42の厚み分の隙間が形成された場合にも、上記突起部32が用紙70の表面にくい込むことにより用紙70を搬送することができる。
また、本実施形態において、ピンチローラ40の両端部に装着されたゴムリング42は、表面摩擦抵抗が大きいので、ゴムリング42を金属製のメインローラ30に押圧させて、メインローラ30の回転に伴って回転させる際に、ゴムリング42と金属製のメインローラ30との間に大きな摩擦が生じる。このため、ゴムリング42と金属製のメインローラ30とが滑りにくいので、用紙70の搬送時に、メインローラ30とピンチローラ40との同期を確実にとることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内のすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、突起部をメインローラに一体的に設けたが、本発明はこれに限らず、突起部を有する部材を別途設け、メインローラに装着してもよい。
また、上記実施形態では、用紙搬送時にメインローラに押圧接触するリング状部材の一例として、ゴムリングを用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、ゴム以外の他の弾性を有する材料からなるリング状部材を装着してもよい。
また、上記実施形態では、ピンチローラの両端にゴムリングを装着した例を示したが、本発明はこれに限らず、ピンチローラの用紙通過領域以外の部分に少なくとも1つのゴム
リング(リング状部材)を設ければよい。
本発明の一実施形態によるプリンタ装置の用紙搬送機構を示した斜視図である。 図1の矢印A方向から見た状態を示した図である。 図2中の100−100線に沿った断面図である。 図2中の200−200線に沿った断面図である。 従来のプリンタ装置の用紙搬送機構を示した斜視図である。 図5の矢印G方向から見た状態を示した図である。 図6中の300−300線に沿った断面図である。
符号の説明
1 プリンタ装置
20 駆動モータ
30 メインローラ(第1搬送ローラ)
32 突起部
40 ピンチローラ(第2搬送ローラ)
42 ゴムリング
60 ギヤ
70 用紙

Claims (5)

  1. 複数のギヤを介して駆動モータにより回転駆動される金属製の第1搬送ローラと、前記第1搬送ローラに対向するように配置され、前記第1搬送ローラの回転に伴って回転する金属製の第2搬送ローラとを含むプリンタ装置の用紙搬送機構において、
    前記金属製の第1搬送ローラの外周面のうち用紙が通過する領域に周期的に設けられ、前記用紙の搬送時に前記用紙の表面にくい込む複数の突起部と、
    前記金属製の第2搬送ローラの用紙通過領域以外の両端部に装着され、前記第1搬送ローラの前記用紙通過領域以外の部分で、かつ、前記突起部が形成されていない部分に押圧接触される2つのゴムリングとをさらに備え、
    前記用紙の搬送時には、前記第2搬送ローラの両端のゴムリングが、前記用紙通過領域以外の領域で前記第1搬送ローラに押圧接触された状態で、前記第1搬送ローラが回転駆動されることにより前記第2搬送ローラが前記第1搬送ローラと同期するように回転されるとともに、前記第1搬送ローラの外周面に設けられた前記突起部と前記第2搬送ローラの外周面との間の用紙通過領域を前記用紙が通過することにより前記用紙の搬送が行われる、プリンタ装置の用紙搬送機構。
  2. 駆動源により回転駆動される第1搬送ローラと、
    前記第1搬送ローラに対向するように配置され、前記第1搬送ローラの回転に伴って回転する第2搬送ローラと、
    前記第2搬送ローラの用紙通過領域以外の部分に装着され、前記用紙の搬送時に前記第1搬送ローラの前記用紙通過領域以外の部分に押圧接触されるとともに、弾性を有する材料からなるリング状部材とを備えた、用紙搬送機構。
  3. 前記第1搬送ローラの外周面のうち用紙が通過する領域に周期的に設けられ、前記用紙の搬送時に前記用紙の表面にくい込む複数の突起部をさらに備え、
    前記第2搬送ローラのリング状部材は、前記用紙の搬送時に前記第1搬送ローラの前記突起部が形成されていない部分に押圧接触される、請求項2に記載の用紙搬送機構。
  4. 前記リング状部材は、ゴムリングを含む、請求項2または3に記載の用紙搬送機構。
  5. 前記リング状部材は、前記第2搬送ローラの用紙通過領域以外の両方の端部に2つ装着されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載の用紙搬送機構。
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