JP5451448B2 - シート状物の搬送機構 - Google Patents
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Description
特許文献1には、ガイドプレート(47)に対して斜めに設けられたアライニングローラ(42A)を備えた用紙搬送機構が記載されている(段落0058及び図5等を参照。)。この搬送機構においては、斜めに設けられたアライニングローラによって、用紙をガイドプレート側に寄せる力(f)が生じて、用紙を適正な位置に補正することができる(図5〜図10等を参照)。
特許文献2には、基準壁面(6b)に対して斜めに設けられた主斜行修正ローラ(21)と補助斜行修正ローラ(22)とを備えた搬送機構が記載されている(段落0012及び図1等を参照。)。特許文献2では、2種類の斜行修正ローラを設けることで、厚い用紙と薄い用紙のいずれについても、適正な位置に補正できることが記載されている(段落0025)。
しかしながら、上記の特許文献1,2に記載の搬送機構においては、アライニングローラあるいは斜行修正ローラの傾斜方向が固定されているので、シート状物を逆方向に搬送する際にはその位置を補正することができない。
本願発明の関連出願としては特許文献4があるが、詳細については後述する。
双方向の搬送について位置補正が可能な搬送機構としては、双方向の搬送に対応できるよう異なる方向に傾斜した複数種類のアライニングローラを設けることが考えられる。しかしながら、かかる構成では多数のアライニングローラが必要であり、部品点数が多く、構成が複雑であり、高コストである。
前記搬送方向に沿った前記シート状物のシート端が突き当たる突き当て面を有し、前記シート状物の位置を調整する搬送ガイドとを備えてなり、
前記押圧ローラシャフトは、当該シャフトの軸中心が前記搬送方向に対して略垂直方向とされており、かつ、当該シャフトの軸中心方向に見て、最大外径部が前記押圧ローラの中心より前記搬送ガイド側にずれた位置にあり、当該最大外径部より当該シャフトの両端に向かって外径が小さくなる非対称構造を有するものである。
押圧ローラシャフトの外径分布は、最大外径部よりシャフトの両端に向かって連続的に外径が小さくなる分布でもよいし、最大外径部よりシャフトの両端に向かって多少の凹部あるいは凹凸を有しながら、平均外径が徐々に小さくなる分布でもよい。
図1は、本実施形態の搬送機構及びこれにより搬送されているシート状物を示す上面図である。図1には、押圧ローラ及び押圧ローラシャフトの横断面図も合わせて図示してある。図2は、図1に対応した側面図である。図3A及び図3Bは、押圧ローラ及び押圧ローラシャフトの横断面図の拡大図であり、図3Aは押圧ローラが傾斜していない状態、図3Bは押圧ローラが傾斜した状態を各々示している。図4は順方向の搬送時にシート状物にかかる応力を説明するための説明図である。図5A及び図5Bは本実施形態による位置補正の様子を示す概略図である。図6は、逆方向の搬送時にシート状物にかかる応力を説明するための説明図である。図4〜図7は図1に対応した図である。図面上は視認しやすくするため、各部材の縮尺や位置は適宜、実際のものとは異ならせてある。また、図面によっては、一部の部材の図示を省略してある。図3A,図3B,及び図6の押圧ローラ30及び押圧ローラシャフト40は断面図であるが、ハッチングは省略してある。
フィードローラ10及び押圧ローラ30の材質は特に制限されず、シート状物Sに対してより大きな摩擦力(これが搬送力となる。)を与え、シート状物Sを効率良く搬送できることから、摩擦係数の大きいゴム等の材質が好ましい。
図3Aにおいて、押圧ローラシャフト40の幅W2は、押圧ローラ30の幅W1と同一も非同一でもよい。本実施形態では、押圧ローラシャフト40の幅W2は押圧ローラ30の幅W1よりも少し大きく設計されており、図2に示すように、押圧ローラシャフト40の押圧ローラ30からはみ出した部分に、シート状物Sに対して押圧ローラ30を押圧する押圧手段として、押圧スプリング80が接続されている。押圧手段としては、押圧スプリングに限らず、シート状物Sに対して押圧ローラ30を押圧する機能を有するものであればいかなるものでもよい。
押圧ローラシャフト40の形状は上記形状に限定されるものではない。押圧ローラシャフト40の外径分布は、最大外径部42よりシャフトの両端43,44に向かって多少の凹部あるいは凹凸を有しながら、平均外径が徐々に小さくなる分布でもよい。また、押圧ローラシャフト40の外面は緩やかに湾曲した形状でなく、多角柱において上記のような外径変化を付けたような形状でもよい。
本実施形態においては、シート状物Sがフィードローラ10と押圧ローラ30とに挟持された状態で、駆動モータ70の動力がタイミングベルト60とフィードローラシャフト20とを介してフィードローラ10に伝えられ、フィードローラ10が回動する。このとき、押圧ローラ30はフィードローラ10と連動して回動する。フィードローラ10とシート状物Sとの間、及び押圧ローラ30とシート状物Sとの間に生じる摩擦力によって、シート状物Sは搬送方向Aに押し出されて搬送される。
図3A中の符号は以下の通りである。
押圧ローラ30の外径:D1、内径:D2、幅:W1。
押圧ローラシャフト40の端面43の径:D3、端面44の径:D4、幅:W2。
押圧ローラシャフト40の最大外径は、押圧ローラ30の内径D2に一致する。
押圧ローラシャフト40において、最大外径部42の押圧ローラ30の中心32からのずれ量:W3。
本発明は上記実施形態に限られたものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施形態においては、ローラ対Rが2対であり、かつこれらが搬送方向の同じ位置であって搬送方向に対して略垂直方向の異なる位置に設けられた場合について説明したが、ローラ対Rの対数は少なくとも一対であればよく、その配置についても適宜設計変更可能である。
フィードローラ10の設計サイズ及び材質、押圧ローラ30の設計サイズ及び材質、シート状物Sのサイズ及び材質等によっては、1回のアライニングでは充分に位置補正ができない場合もあり得る。より確実に位置補正を行うために、シート状物Sの搬送経路において、搬送方向に沿って複数の搬送機構1を設ける構成としても構わない。
10 フィードローラ
20 フィードローラシャフト
30 押圧ローラ
31 軸中心部
32 押圧ローラの中心
33 押圧ローラの軸中心
40 押圧ローラシャフト
41 押圧ローラシャフトの軸中心
42 最大外径部
43,44 押圧ローラシャフトの端面
50 搬送ガイド
51 突き当て面
70 駆動モータ(駆動源)
80 押圧スプリング(押圧手段)
90 保持部材
S シート状物
SE シート端
R ローラ対
A 搬送方向(順方向)
B 搬送方向(逆方向)
H 搬送方向に対して略垂直方向
Claims (7)
- シート状物の搬送方向に回動可能とされ、前記シート状物に当接して当該シート状物を前記搬送方向に送り出すフィードローラと、軸中心部が中空とされ、当該軸中心部に回動可能な押圧ローラシャフトが介挿され、前記フィードローラと対となって前記シート状物を挟持して押圧する押圧ローラとからなる少なくとも一対のローラ対と、
前記搬送方向に沿った前記シート状物のシート端が突き当たる突き当て面を有し、前記シート状物の位置を調整する搬送ガイドとを備えてなり、
前記押圧ローラシャフトは、当該シャフトの軸中心が前記搬送方向に対して略垂直方向とされており、かつ、当該シャフトの軸中心方向に見て、最大外径部が前記押圧ローラの中心より前記搬送ガイド側にずれた位置にあり、当該最大外径部より当該シャフトの両端に向かって外径が小さくなる非対称構造を有するシート状物の搬送機構。 - 前記シート状物の搬送時には、前記押圧ローラシャフトの前記非対称構造によって前記押圧ローラの軸中心が前記搬送方向に対して垂直方向より傾いて、前記シート状物の位置を前記突き当て面側に自動補正可能なものである請求項1に記載のシート状物の搬送機構。
- 双方向に前記シート状物の搬送と前記自動補正が可能なものである請求項2に記載のシート状物の搬送機構。
- 前記押圧ローラシャフトを、当該シャフトの軸中心がずれないように保持する保持部材をさらに備えた請求項1〜3のいずれかに記載のシート状物の搬送機構。
- 前記押圧ローラシャフトには、前記シート状物に対して前記押圧ローラを押圧する押圧手段が接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシート状物の搬送機構。
- 前記搬送方向の同じ位置であって前記搬送方向に対して略垂直方向の位置の異なる複数の前記ローラ対を備えた請求項1〜5のいずれかに記載のシート状物の搬送機構。
- 前記フィードローラは軸中心部が中空とされ、当該軸中心部に回動可能なフィードローラシャフトが介挿されており、当該フィードローラシャフトに当該シャフトを駆動する駆動源が接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のシート状物の搬送機構。
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