JP2734393B2 - 記録紙切断装置 - Google Patents

記録紙切断装置

Info

Publication number
JP2734393B2
JP2734393B2 JP7013439A JP1343995A JP2734393B2 JP 2734393 B2 JP2734393 B2 JP 2734393B2 JP 7013439 A JP7013439 A JP 7013439A JP 1343995 A JP1343995 A JP 1343995A JP 2734393 B2 JP2734393 B2 JP 2734393B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
rotating roller
rotating
rotary
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7013439A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08197488A (ja
Inventor
近藤  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP7013439A priority Critical patent/JP2734393B2/ja
Publication of JPH08197488A publication Critical patent/JPH08197488A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2734393B2 publication Critical patent/JP2734393B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録紙切断装置に関
し、特に、プリンタ、ファクシミリにてローラ状に巻か
れた感熱紙、普通紙、静電記録紙等を印字記録後に、定
型サイズに切断する記録紙切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来における記録紙切断装置の概
略構造図である。
【0003】図5に示されているように、従来の記録紙
切断装置は、記録紙30の幅方向に置かれたカッタユニ
ット駆動手段24と、この駆動手段24に平行な平面を
有する板状の平型固定刃22と、この平型固定刃22と
同一面を成すランナベース22aと、カッタユニット駆
動手段24によるこの駆動により移動したときにランナ
ベース22a上を転がる回転ゴムローラ21と一体に結
合されて回転する回転丸刃20と、前記平型固定刃22
とを有している。
【0004】駆動手段24によってカッタユニットの本
体が移動した時に、ランナベース22a上を回転ゴムロ
ーラ21が転がり回転し、これに結合されて回転する回
転丸刃20と前記平型固定刃22に記録紙30が挟み込
まれ、鋏みと同様の作用によって記録紙が切断される。
回転丸刃20は、回転して記録紙を切断する位置が回転
丸刃20の前周を均等に移動するために長寿命を達成で
きる。
【0005】この図5に示した従来例は、固定刃と回転
刃の2種類の刃を設ける必要があること、コスト高とな
ること及び回転刃が移動するときに大きな擦過音を発生
する欠点があり、この欠点を解消せんとして例えば特開
平4−8665号公報に記載された技術が提案されてい
る。この公報に開示されている技術は、前記固定刃の代
わりに、軟質材料で形成され、回転刃が移動する際に刃
の端縁と接触可能な位置に配設された台部とを有してい
る。
【0006】また回転丸刃を使用しない方法としては、
図示しない揺動刃方式が実用化されている。この揺動刃
方向の例として、例えば特開昭61−72566号公報
に開示されたカッタ機構をあげることができる。
【0007】このカッタ機構は、ロール紙等の用紙を切
断する固定刃及び回転刃を有する揺動型のカッタユニッ
トと、該回転刃の一側端に一端を固定したカッタレバー
と、回転可能なカムと、一端を前記カッタレバーの他端
に回転自在に連結しかつ他端を前記カムに回転自在に結
合したレバーと、一方向回転プーリ及びドライブベルト
を介して前記カムに回転力を与えるモータとを備えてい
ることを特徴としている。
【0008】また前記カッタユニット駆動手段24につ
いては、図示しないベルトまたはワイヤプーリによる往
復動作装置が多く採用されている。ベルトまたはワイヤ
プーリによる往復動作装置は、固定プーリと、駆動プー
リと、固定プーリと駆動プーリの間に適切な張力で懸架
されるベルトまたはワイヤと、前記の2つのプーリを支
持する支持体にて構成され、電磁モータ駆動手段によっ
て片側の駆動プーリを回転せしめてベルトまたはワイヤ
を駆動し、これを固定されるカッタユニットを記録紙の
幅方向に往復動作をさせる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す従来の記録紙切断装置においては、回転丸刃20を
用いる方法は、回転丸刃20と平型固定刃22が必要で
あり、部品品種が増加し、特に平型固定刃22は高価
で、大きく、装置の小型化が難しい。
【0010】また図5に示す技術を改善した特開平4−
8665号公報に記載されている技術は構造が簡単とは
なったけれども、記録紙の切れあじが悪く、安定性に欠
ける欠点があった。
【0011】またワイヤプーリでカッタユニットを駆動
される方式では、回転丸刃20の欠け・潰れによる局部
的切断不良で記録紙が切断できないときに、回転丸刃2
0が回転せず、従って回転丸刃20の良好な部分に移行
できずカッタユニットの記録紙幅方向の移動停止等の障
害となる。
【0012】さらにまた、特開昭61−72566号公
報に記載された揺動刃方式は、高価で構造が大きく、小
型化を要求される装置には不向きであり、本発明の提案
する記録紙切断装置の応用範囲と競合するものではな
い。
【0013】また従来のカッタユニット駆動手段24
は、ベルトまたはワイヤプーリによる往復動作装置で構
造が複雑であり、ベルトまたはワイヤの張力の調整が難
しく、高価である。
【0014】本発明は従来の上記実情に鑑がみてなされ
たものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内
在する上記諸欠点を解消し、確実に記録紙を切断すると
共に、長寿命で、構造が簡単にして廉価に構成すること
を可能とし、しかも小型化するのに適した新規な記録紙
切断装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る記録紙切断装置は以下に示すように構
成されている。
【0016】 記録紙の幅方向に置かれたカッタユニッ
ト駆動手段と、これに平行に平面を有する固定された板
状のランナベースと、前記駆動手段により移動したとき
ランナベース上を転がる第1の回転ローラと、当該第1
の回転ローラに回転軸を一致し共に回転する第1の回転
ローラよりも直径の大きい上部回転丸刃と、当該第1の
回転ローラに回転軸を一致し共に回転する第1の回転ロ
ーラと同直径の第2の回転ローラと、外周で第2の回転
ローラと記録紙をはさみまたは直接接触し回転させられ
る第3の回転ローラと、当該第3の回転ローラに回転軸
を一致し共に回転する、第3の回転ローラよりも直径が
大きく、上部回転丸刃とはさみ接触部で一定の切断角度
を持って接触する下部回転丸刃とを有し、上部回転軸と
下部回転軸を保持する記録紙の切断部を迂回する形状の
ホルダとを有する。
【0017】 また、前記記録紙切断装置のカッタユニ
ット駆動手段は、主走査方向に平行に配設された回転駆
動手段を備える非円形回転駆動シャフトと、これに回転
方向を拘束され軸方向に移動自在な回転駆動ロータと、
前記非円形回転駆動シャフトの回転方向に自在かつ軸方
向に移動自在で非円形回転駆動シャフトの回転によらず
軸の回転方向に回転しない回転防止手段を備えるスライ
ダと、当該スライダに回転の軸を有し前記回転駆動ロー
タの非円形回転駆動シャフトの軸を中心とした回転を軸
方向の回転に伝達され回転自在な回転ローラと、当該回
転ローラの外周が接触し当該回転ローラが回転したとき
スライダに非円形シャフトの軸方向即ち記録紙幅方向の
駆動力に変換させるランナベースを有するカッタユニッ
ト駆動装置であり、前記回転ローラの軸が前記第1の回
転ローラまたは前記第3の回転ローラを回転駆動し、前
記スライダと前記ホルダが一体を成すように構成され
る。
【0018】 また、前記記録紙切断装置において、上
部回転丸刃と下部回転丸刃の記録紙を切断するはさみ接
触部は記録紙を設置される部位よりも低く設定されてい
る。
【0019】 さらにまた、前記記録紙切断装置におい
て、上部回転丸刃と前記下部回転丸刃の記録紙を切断す
るはさみ接触部は、記録紙切断直線の鉛直面に対し切断
された記録紙が逃げる方向を広げるように傾けた上部回
転丸刃と下部回転丸刃を有している。
【0020】
【作用】上記のとおりに構成された本発明では、カッタ
ユニット駆動手段によってカッタユニットが記録紙の幅
方向に移動する際に、第1の回転ローラがランナベース
上を転がり、第2の回転ローラと上部回転丸刃を進行方
向に回転し、同時に第3の回転ローラに記録紙を介しま
たは直接回転を伝達し第3の回転ローラと下部回転丸刃
を回転させ、上部回転丸刃と下部回転丸刃が記録紙をは
さみ接触し、記録紙を切断する。切断された記録紙は下
方または上方に曲げられ開いた空間をホルダが通過し切
断された記録紙を迂回する。第2、第3の二つの回転ロ
ーラは、カッタユニットの移動および第1の回転ローラ
の回転に伴い駆動力を得て第1の回転ローラと等速度で
回転し、記録紙を引き込み固定しながら記録紙を切断す
るので、記録紙がずれ切断不良となることを防止する。
【0021】 また、本発明により構成されたカッタユ
ニット駆動手段は、非円形回転駆動シャフトの回転を回
転駆動ロータに伝達し、これに直角に置かれた回転ロー
ラは回転方向を非円形回転駆動シャフトの軸方向に走行
可能な方向に変換し、第1の回転ローラまたは第3の回
転ローラを回転軸を固定し回転駆動し、第1の回転ロー
ラが固定されたランナベース上を走行することによって
非円形回転駆動シャフトの軸方向にカッタユニットが走
行移動し記録紙を切断する。第2、第3の二つの回転ロ
ーラは、それぞれ非円形回転駆動シャフトの回転に伴い
駆動力を得てカッタユニットを移動させる第1の回転ロ
ーラと等速度で回転し記録紙を引き込み固定しながら記
録紙を切断するので、記録紙がずれたり回転丸刃の一部
に欠け・潰れ等の欠陥があっても刃を回転することがで
き、切断不良が回避される。
【0022】前記の記録紙切断装置において、上部回転
丸刃と下部回転丸刃の記録紙を切断するはさみ接触部が
記録紙を設置される部位よりも低く設定するので、また
は上部回転丸刃と下部回転丸刃の記録紙を切断するはさ
み接触部が記録紙切断直線の鉛直面に対し切断された記
録紙が逃げる方向を広げるように傾けることによって、
カッタユニットが移動するときに記録紙の逃げる空間を
確保することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明をその好ましい各実施例につい
て図面を参照して具体的に説明する。
【0024】(第1の実施例)図1(a)、(b)は本
発明に係る記録紙切断装置の第1の実施例を示す概略構
造図であり、そのうち(a)は正面図、(b)は側面図
である。
【0025】図1に示すように、本発明に係る記録紙切
断装置の第1の実施例は、記録紙の幅方向に置かれたカ
ッタユニット駆動手段として、図示しない駆動ワイヤを
有し、これに平行に平面を有する板状の概略のみ図示す
るランナベース7と、駆動ワイヤの駆動によりカッタユ
ニットが移動したときにランナベース7上を転がる回転
ローラ3と、当該回転ローラ3に回転軸を一致させて共
に回転する回転ローラ3よりも直径の大きい上部回転丸
刃1と、当該回転ローラ3に回転軸を一致させて共に回
転する回転ローラ3と同直径の回転ローラ4と、外周で
回転ローラ4と間に記録紙30をはさみまたは直接接触
して回転させられる回転ローラ5と、当該回転ローラ5
に回転軸を一致させて共に回転する、回転ローラ5より
も直径が大きく、上部回転丸刃1と記録紙を切断するは
さみ接触部Pで一定の切断角度を持って接触する下部回
転丸刃2とを有し、上部回転軸11と下部回転軸12を
保持する、記録紙の切断部を迂回する形状のホルダ6と
を有している。
【0026】上記のとおりに構成された本発明の一実施
例では、駆動ワイヤ等のカッタユニット駆動手段によっ
てカッタユニットが記録紙30の幅方向に移動する際
に、回転ローラ3がランナベース7上を転がり、回転ロ
ーラ4と上部回転丸刃1を進行方向に回転せしめ、同時
に回転ローラ5に記録紙30を介しまたは直接回転を伝
達して回転ローラ5と下部回転丸刃2を回転させ、上部
回転丸刃1と下部回転丸刃2がはさみ接触部Pで記録紙
30をはさみ接触し、記録紙30を切断する。
【0027】切断された記録紙30は、下方または上方
に曲げられて開いた空間をホルダ6のジョイント部6a
を通過し、ジョイント部6aにより切断された記録紙3
0は迂回される。二つの回転ローラ4、5は、カッタユ
ニットの移動・回転ローラ3の回転に伴い駆動力を得て
回転ローラと等速度で回転し、記録紙30を引き込み固
定しながら記録紙30を切断するので、記録紙30がず
れて切断不良となることが防止される。
【0028】回転丸刃の大きさは回転ローラ3、4に対
し若干大きく設定されるが、この大きさによらず記録紙
を切断するはさみ接触部Pにて刃先の移動方向の水平成
分が進行方向側に0となり、上下の回転丸刃1、2は記
録紙を押し切るように切断するので、交差角が40度か
ら75度となるように設定される。
【0029】本第1の実施例にて上部と下部の各々のロ
ーラまたは回転丸刃の直径を若干替えても良い。また、
ランナベース7は本装置の実装される装置本体の構造体
の一部が兼ねても良く、特にファクシミリ装置に実装さ
れるときにはサーマルヘッドの平面またはこの放熱板、
補強板が兼ねることで構成を簡単にすることができる。
【0030】(第2の実施例)図2(a)、(b)は本
発明に係る記録紙切断装置の第2の実施例を示す概略構
造図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【0031】図2を参照するに、本発明による第2の実
施例の構成は、前記した第1の実施例とほぼ同様である
が、ホルダ6に切断記録迂回部6bが設けられており、
切断された記録紙30の切り放される側の切断記録紙3
0aが切断記録紙迂回部6bを通過し、カッタユニット
の動作を妨げない構造を有している。動作は実施例1と
同様であるので説明を省略する。
【0032】(第3の実施例)図3は本発明に係る記録
紙切断装置の第3の実施例を示す概略構造図である。
【0033】図4は本発明の刃の動作を示す説明図であ
る。
【0034】 本発明による第3の実施例における記録
紙切断装置のカッタユニット駆動手段は、主走査方向に
平行に配設された回転駆動手段を備える非円形回転駆動
シャフト8と、このシャフト8に回転方向を拘束され外
周が円筒形の円筒スライダ取付部を有し、軸方向に移動
自在な回転駆動ロータ9と、前記非円形回転駆動シャフ
ト8の回転方向に自在とする前記回転駆動ロータ9の円
筒スライダ取付部に取り付けられかつ回転駆動ロータ9
と共に軸方向に移動自在で非円形回転駆動シャフト8の
回転によらず軸の回転方向に回転しない回転防止手段を
備えるスライダ6cと、当該スライダ6cに回転の軸を
有し、前記回転駆動ロータ9の非円形回転駆動シャフト
8の軸を中心とした回転を軸方向の回転に伝達され回転
自在な回転ローラ10と、当該回転ローラ10の外周が
接触し当該回転ローラ10が回転したときにスライダ6
cに非円形回転駆動シャフト8の軸方向即ち記録紙の幅
方向の駆動力に変換させるランナベース7とを有するカ
ッタユニット駆動装置であり、前記回転ローラ10の軸
が前記回転ローラ3を回転駆動し、前記スライダ6cと
前記ホルダ6が一体を成すように構成される記録紙切断
装置である。この記録紙切断装置のカッタユニット駆動
手段は、本出願と同一出願人により同日に出願された特
願平07−013299号明細書(発明の名称:主走査
往復動作装置)に詳細に記載されている。
【0035】本実施例では、非円形回転駆動シャフト8
がD型シャフトなので、回転駆動ロータ9は移動自在な
D型シャフト孔を有し回転させられる。スライダ6cは
回転駆動ロータ9の円筒部に嵌合され、円形孔を有する
ので、非円形回転駆動シャフト8の回転方向に自在かつ
回転駆動ロータ9と共に軸方向に移動自在である。また
スライダ6cには回転ローラ10が回転駆動ロータ9に
接触され、自在に回転するようにローラ軸を有する。非
円形回転駆動シャフト8は摩擦を小さくし、これを摺動
する回転駆動ロータ9およびスライダ6cは摩擦の小さ
い材質で潤滑油をつけ動作抵抗を小さくする。回転駆動
ロータ9と回転ローラ10が接触し回転が伝達される部
分は摩擦を大きくし滑らないようにするために歯車の噛
み合わせとするか、シリコンゴム等のカバーをしても良
い。ランナベース7は第1の実施例と同様に、本装置の
実装される装置本体の構造体の一部が兼ねても良く、特
にファクシミリ装置に実装されるときはサーマルヘッド
の平面またはこの放熱板、補強板が兼ねることで構成を
簡単にすることができる。
【0036】以上の構成によって、本装置は、非円形回
転駆動シャフト8が回転すると、回転駆動ロータ9が回
転し、回転駆動ロータ9と回転ローラ10が接触して回
転が伝達され、この時回転の方向が変換され、非円形回
転駆動シャフト8の軸方向になり、この回転ローラ10
の回転が回転ローラ3を回転軸を一致し回転駆動し、回
転ローラ3が固定されたランナベース上を走行すること
によって非円形回転駆動シャフト8の軸方向即ち記録紙
の幅方向にカッタユニットが走行移動し記録紙30を切
断する。二つの回転ローラ4、5は、それぞれ非円形回
転駆動シャフト8の回転に伴い駆動力を得てカッタユニ
ットを移動させる回転ローラ3と等速度で回転し、記録
紙30を引き込み固定しながら記録紙30を切断するの
で、記録紙30がずれたり回転丸刃1、2の一部に欠け
または潰れ等の局部的欠陥があっても刃を回転でき切断
不良が回避きでる。この時、記録紙を切断するはさみ接
触部Pにて刃先の移動方向の水平成分は回転ローラ3と
ランナベース7に滑りが生じ進行方向側に負となり、上
下の回転丸刃1、2は記録紙を引き切るように切断す
る。
【0037】また、本実施例において、図4(a)に示
すように記録紙30の設置面よりはさみ接触部Pを下に
ずらし、且つ図(b)に示すように記録紙30を切断す
るはさみ接触部Pを記録紙切断直線の鉛直面に対し切断
された記録紙30aが逃げる方向を広げるように傾けて
おり、カッタユニットが移動するときに記録紙30、3
0aの逃げる空間を確保することができる。
【0038】尚、本実施例ではファクシミリ等の装置本
体にカッタユニットの移動方向に平行な図示しないガイ
ドレールを備えホルダ6の一部をこれを摺動させ非円形
回転駆動シャフト8の回転によってスライダ6aを成す
ホルダ6が回転することを防止している。
【0039】また、本実施では上部回転軸を回転駆動し
たが、下部回転軸を回転駆動しても良く、また、回転ロ
ーラ10を省略し回転駆動ロータ9の回転を回転ローラ
3、4、5および上下回転丸刃1、2に伝達しても良
い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば下記
の諸効果が得られる。
【0041】固定刃を不要とし、軽量化、廉価となる。
【0042】ローラと丸刃の回転の連動により丸刃の回
転を適切にすることができる。
【0043】上部回転ローラと下部回転ローラが切断す
る紙を挟み固定するので、切断が安定する。
【0044】排出紙押し出し部を有するので、カッタ戻
り時にジャミングが発生しない。
【0045】従って、本発明によれば、プリンタ、ファ
クシミリにてロール状に巻かれた感熱紙、普通紙、静電
記録紙等を印字記録後、定型サイズに切断する記録紙切
断装置の機構を簡単にすることができ、確実に記録紙を
切断する、長寿命な、廉価な小型化に適する記録紙切断
装置を提供することができる。
【0046】二次的な効果として、ファクシミリ、プリ
ンタ等の装置本体を簡単な構造とし、高速動作可能と
し、保守性を向上させ、廉価に供給可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録紙切断装置の第1の実施例を
示す概略構造図であり、そのうち(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【図2】本発明に係る記録紙切断装置の第2の実施例を
示す概略構造図であり、そのうち(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【図3】本発明に係る記録紙切断装置の第3の実施例を
示す概略構造図である。
【図4】本発明に係る記録紙の逃げの動作を示す説明図
であり、(a)ははさみ接触部を記録紙設置面より下に
ずらした方法を示し、(b)は二個の回転丸刃を傾けた
方法を示す。
【図5】従来の記録紙切断装置の概略構造図である。
【符号の説明】
1…上部回転丸刃 2…下部回転丸刃 3…回転ローラ 4…回転ローラ 5…回転ローラ 6…ホルダ 6a…ジョイント 6b…切断記録紙迂回部 6c…スライダ部 7…ランナベース 8…非円形回転駆動シャフト 9…回転駆動ロータ 10…回転ローラ 11…上部回転軸 12…下部回転軸 20…回転丸刃 21…ゴムローラ 22…平型固定刃 22a…ランナベース 23…補強板 24…カッタユニット駆動手段 30…記録紙 30a…切断記録紙 P…はさみ接触部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続した記録紙を幅方向に切断する刃を
    備えたカッタユニットにおいて、記録紙の幅方向に置か
    れたカッタユニット駆動手段と、該カッタユニット駆動
    手段に平行に平面を有する固定された板状のランナベー
    スと、前記カッタユニット駆動手段により移動したとき
    に前記ランナベース上を転がる第1の回転ローラと、該
    第1の回転ローラに回転軸を一致し共に回転する該第1
    の回転ローラよりも直径の大きい上部回転丸刃と、前記
    第1の回転ローラに回転軸を一致し共に回転する該第1
    の回転ローラと同直径の第2の回転ローラと、外周で前
    記第2の回転ローラと記録紙をはさみまたは直接接触し
    て回転させられる第3の回転ローラと、該第3の回転ロ
    ーラに回転軸を一致し共に回転する該第3の回転ローラ
    よりも直径が大きく、前記上部回転丸刃とはさみ接触部
    で一定の切断角度を持って接触する下部回転丸刃と、前
    記上部回転軸と下部回転軸を保持する記録紙の切断部を
    迂回する形状のホルダとを有する記録紙切断装置であっ
    て、 前記カッタユニット駆動手段は、 主走査方向に平行に配設された回転駆動手段を備える非
    円形回転駆動シャフトと、 該非円形回転駆動シャフトに回転方向を拘束され軸方向
    に移動自在な回転駆動ロータと、 前記非円形回転駆動シャフトの回転方向に自在かつ軸方
    向に移動自在で該非円形回転駆動シャフトの回転によら
    ず軸の回転方向に回転しない回転防止手段を備えるスラ
    イダと、 該スライダに回転の軸を有し前記回転駆動ロータの非円
    形回転駆動シャフトの軸を中心とした回転を軸方向の回
    転に伝達され回転自在な回転ローラと、 を有し、 該回転ローラの外周が接触し該回転ローラが回転したと
    きに前記スライダに非円形シャフトの軸方向即ち記録紙
    幅方向の駆動力に変換させる前記ランナベースを有する
    カッタユニット駆動装置であり、前記回転ローラの軸が
    前記第1の回転ローラまたは前記第3の回転ローラを回
    転駆動し、前記スライダと前記ホルダが一体を成すよう
    に構成されることを特徴とする記録紙切断装置。
  2. 【請求項2】 連続した記録紙を幅方向に切断する刃を
    備えたカッタユニットにおいて、記録紙の幅方向に置か
    れたカッタユニット駆動手段と、該カッタユニット駆動
    手段に平行に平面を有する固定された板状のランナベー
    スと、前記カッタユニット駆動手段により移動したとき
    に前記ランナベース上を転がる第1の回転ローラと、該
    第1の回転ローラに回転軸を一致し共に回転する該第1
    の回転ローラよりも直径の大きい上部回転丸刃と、前記
    第1の回転ローラに回転軸を一致し共に回転する該第1
    の回転ローラと同直径の第2の回転ローラと、外周で前
    記第2の回転ローラと記録紙をはさみまたは直接接触し
    て回転させられる第3の回転ローラと、該第3の回転ロ
    ーラに回転軸を一致し共に回転する該第3の回転ローラ
    よりも直径が大きく、前記上部回転丸刃とはさみ接触部
    で一定の切断角度を持って接触する下部回転丸刃と、前
    記上部回転軸と下部回転軸を保持する記録紙の切断部を
    迂回する形状のホルダとを有する記録紙切断装置におい
    て、 前記上部回転丸刃と前記下部回転丸刃の記録紙を切断す
    るはさみ接触部が記録紙切断直線の鉛直面に対し切断さ
    れた記録紙が逃げる方向を広げるように傾けたことを特
    徴とする記録紙切断装置。
  3. 【請求項3】 前記回転駆動ロータの側面が前記回転ロ
    ーラの周面に摩擦接触することにより前記非円形回転駆
    動シャフトの軸を中心とした回転を前記非円形回転駆動
    シャフトの軸方向の回転に変換することを更に特徴とす
    る請求項1に記載の記録紙切断装置。
JP7013439A 1995-01-31 1995-01-31 記録紙切断装置 Expired - Fee Related JP2734393B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7013439A JP2734393B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 記録紙切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7013439A JP2734393B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 記録紙切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08197488A JPH08197488A (ja) 1996-08-06
JP2734393B2 true JP2734393B2 (ja) 1998-03-30

Family

ID=11833170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7013439A Expired - Fee Related JP2734393B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 記録紙切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2734393B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997040988A1 (fr) * 1996-05-01 1997-11-06 Copyer Co. Ltd. Appareil a decouper des supports d'enregistrement et dispositif de formation d'images utilisant cet appareil

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4912580U (ja) * 1972-04-30 1974-02-02
JPS5912437B2 (ja) * 1976-12-08 1984-03-23 富士写真フイルム株式会社 ウエブ切断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08197488A (ja) 1996-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5503053A (en) Sheet material cutting device
US5881623A (en) Cutting carriage for sheet cutting and sheet cutter using same
JPS6169671A (ja) 巻取装置のためのチヤツク
JP2734393B2 (ja) 記録紙切断装置
US6076446A (en) Reciprocating mechanism of a sheet material cutting device
JP3319958B2 (ja) シート材切断刃用キャリッジおよびこれを用いたシート材切断装置
JP4050491B2 (ja) マンコンベアの手すりベルト緊張装置
JP2626612B2 (ja) 記録紙切断装置
JPH106277A (ja) 弾性体カット装置
JP2001170530A (ja) 壁紙自動糊付機
KR200345307Y1 (ko) 터렛트 와인더
JPH091495A (ja) シート材の切断装置の回転刃駆動機構
JPH06155372A (ja) シート材切断装置
JPS5935481Y2 (ja) 用紙案内装置
JPH07304545A (ja) 巻取機のシート切断装置
JP4214871B2 (ja) 帯状シート裁ち屑の巻取装置
JPH0340556Y2 (ja)
JP2520047Y2 (ja) シート状物の切断装置
JPH1076496A (ja) シート材の切断装置の回転刃回転機構
JPH05337880A (ja) スリッタ装置における切刃駆動機構
JP3202182B2 (ja) 段ボール切断設備
JP2567232Y2 (ja) ペーパーカッタ装置
KR940001376Y1 (ko) 팩시밀리의 수신 원고 컷팅장치
JP4512287B2 (ja) 輪転印刷機におけるプリドライブユニットの位置設定装置
JPH0976194A (ja) 野菜切断装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees