JPH0748396Y2 - ペーパーカッタ装置 - Google Patents

ペーパーカッタ装置

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JPH0748396Y2
JPH0748396Y2 JP5622690U JP5622690U JPH0748396Y2 JP H0748396 Y2 JPH0748396 Y2 JP H0748396Y2 JP 5622690 U JP5622690 U JP 5622690U JP 5622690 U JP5622690 U JP 5622690U JP H0748396 Y2 JPH0748396 Y2 JP H0748396Y2
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JP
Japan
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blade
round blade
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support shaft
round
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JP5622690U
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光博 徳永
芳 大宮
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NEC Corp
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はファクシリミリ機や複写機に用いられ、ロール
紙等を切断するカッタ装置に関し、特に直刃に沿って丸
刃を回転走行させてロール紙等を切断する丸刃装着型の
ペーパーカッタ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種のペーパーカッタ装置としては実開昭62-1
17096号公報や実開平1-129097号公報によって開示され
たペーパーカッタ装置が公知である。すなわち、実開昭
62-117096号公報によって開示された従来技術は第3図
に示すように構成されていた。図において丸刃1は刃物
台3に支軸9により回転自在に軸支され、この刃物台3
はカッタフレーム7に設けた刃物台ガイド4により直線
状に走行可能にガイドされる。丸刃1の支軸9には同心
状にギヤ21が固定されており、このギヤ21は刃物台ガイ
ド4と平行に装着されたラックギヤ22に噛合っている。
一方、刃物台ガイド4と平行に固定刃2が設けられ、こ
の固定刃2の刃先と丸刃1の刃先は僅かにオーバーラッ
プした状態で押接されている。また、刃物台3の走行方
向の両端にはループ状に形成された刃物台走行駆動ワイ
ヤ31の両端が繋止されている。図示せぬ駆動装置によっ
てこのワイヤ31が走行駆動され、このワイヤ31の走行に
よって刃物台3が刃物台ガイド4にガイドされて走行す
ると、クラックギヤ22に噛合っているギヤ21が回転し、
従って、ギヤ21の支軸と同軸上に固定された丸刃1も回
転する。
次に、実開平1-129097号公報によって開示された従来技
術は第4図に示すように構成されていた。図において、
丸刃1が刃物台3に支軸9により回転自在に軸支され、
刃物台ガイド4により直線状に走行可能にガイドされて
いることにおいては前記の従来例と同じであるが、前記
のギヤ21とラックギヤ22を不要としたものであり、丸刃
1の支軸9にはその軸心上に第1のプーリ41が固定さ
れ、この第1のプーリ41の外周近傍の両面において、第
2及び第3のプーリ42,43が刃物台3に回転自在に軸支
されている。そして、両端が刃物台ガイド4の左右両端
側近傍に繋止され、所定の張力で張られている丸刃回転
用ワイヤ32が第2及び第3のプーリ42,43によって第1
のプーリ41の外周の一定範囲に巻回保持されている。そ
して、前記の従来例と同じように刃物台走行駆動ワイヤ
31の走行によって刃物台3が刃物台ガイド4にガイドさ
れて走行すると、両端が固定された丸刃回転用ワイヤ32
が第1のプーリ41の外周に所定の張力で巻回されている
ので、第1のプーリ41が回転し、それと同時に、この第
1のプーリ41の支軸と同軸上に固定されている丸刃41も
回転する。
そして、前記従来例のいずれの場合も、刃物台3を切断
方向に走行させることにより丸刃1に切断方向の回転が
与えられ、固定刃2に沿って送給されたロール紙(図示
せず)を丸刃1と固定刃2との間で切断する。
一方、この種のペーパーカッタ装置においては、ロール
紙を確実に、かつ切口を良く切断するために、丸刃1の
側面が直線状の固定刃2の刃先線に対して、僅かに傾斜
するように、丸刃1を設け、丸刃1の切断走行方向の刃
先側面だけが固定刃2の刃先線に接するようにすること
が求められる。
〔考案が解決しようとする課題〕 ファクシリミリ機や複写機等においては、その他の事務
機器と同様に小形化の要求があり、必然的にペーパーカ
ッター装置に対しても極力小形にすることが求められて
いる。しかしながら、上記のように構成された従来のペ
ーパーカッタ装置においてはギヤとラックギヤの組み合
わせ、或は、第1のプーリ及び、第2、第3のプーリと
丸刃回転用ワイヤの組み合わせにより丸刃に回転を与え
るようにしているので、装置の小型化の障害になってい
た。また、ギヤ21とラックギヤ22による前者の従来技術
の場合にはギヤ21とラックギヤ22との心を正確に噛み合
わせる必要から丸刃1の支軸9を傾斜させることは不可
能となり、そのために丸刃1の側面は固定刃2の刃先線
と平行に接することになり、切断不良を起こす原因とな
っていた。また、第1のプーリ41と第2、第3のプーリ
42,43とによる後者の従来技術の場合には丸刃1の支軸
9を支える支軸受け孔を刃物台3の走行軌跡面に対して
所定量だけ傾斜して刃物台3に穿設するか、或は、支軸
受け孔は正規に穿設し、刃物台3を刃物台3の走行軌跡
面に対して傾斜して設け、刃物台3が刃物台ガイド4上
を傾斜した状態で走行することにより丸刃1の側面を固
定刃2の刃先線に傾斜して設けることは出来るが、前記
したように小型化が困難であることに加え、部品点数も
多く、そのために組み立て工数が多く掛かると共に、組
み立て精度にも大きな注意を払わなければならなかっ
た。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであり、簡単
な構成でありながら刃物台3の走行に伴って丸刃1を切
断方向に回転させることが出来、かつ、容易に丸刃1の
側面を直線状の固定刃2の刃先線に対して傾斜させて組
み込むことができるようにし、そのために装置の小型化
が達成されるペーパーカッタ装置を提供することを目的
としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するために、丸刃1が回転自
在に軸支された刃物台3を直線状に設けた刃物台ガイド
4に走行可能に設け、丸刃1の刃先を刃物台ガイド4に
平行に設けた固定刃2の刃先に僅かにオーバーラップさ
せて丸刃1と固定刃2との刃先同士を接触させながら丸
刃1を回転走行させて丸刃1と固定刃2との間に置かれ
た用紙等を切断するペーパーカッタ装置において、丸刃
1の支軸9をその軸心方向に滑動可能に、刃物台3に設
けた支軸受け孔14に軸支すると共に、丸刃1の支軸9を
挟んで固定刃2と反対側の丸刃側面Bと、刃物台ガイド
4に平行に設けたコロ転動ガイド面5との間に丸刃回転
用の転動コロ6を、刃物台3に設けたコロ取り付け孔12
に脱落不能に介在させ、板ばね11によって、丸刃1を固
定刃2と転動コロ6に押接させると共に、丸刃1の支軸
9を支える前記の支軸受け孔14の軸心を、丸刃1の切断
走行方向先端のみが固定刃2の刃先に接するような方向
に傾くように水平方向で約0.5°〜6°の範囲で傾斜さ
せ、かつ、その支軸受け孔14の入口は支軸9と嵌合する
丸孔とし、奥に向かうに従って垂直方向にのみテーパ状
に広がり、その断面が長孔となるような支軸受け孔14と
して刃物台3に設けたことを特徴としている。
〔作用〕
次に本考案の作用について説明すると、丸刃1が取り付
けられた支軸9は板ばね11によって刃物台3の方向に押
圧される、一方、刃物台3に設けられている支軸受け孔
14は丸刃1の切断走行方向先端のみが固定刃2の刃先に
接するような方向に傾くように水平方向で傾斜して設け
られていることにより、支軸9を支軸受け孔14に差し込
むだけで丸刃1は固定刃2に対して所定角度傾斜して取
り付けられる。また、支軸受け孔14は奥に向かうに従っ
て垂直方向にのみテーパ状に広がり、その断面が長孔と
なるような支軸受け孔とされているために、支軸9はそ
の広がり角度の範囲で支軸受け孔14の入口を支点として
垂直方向に首振りすることができる。そのために板ばね
11により刃物台3方向に押圧されている丸刃1の側面
は、前記した固定刃2に対する所定の傾斜を維持したま
まで、固定刃2の刃先と、支軸9を挟んで固定刃2と反
対の側に設けられた転動コロ6との両方に自動的に押接
される。そして、刃物台走行駆動ワイヤ31により刃物台
3が走行移動されると、丸刃1とコロ転動ガイド面5と
の間に板ばね11の作用により、ある押圧力をもって挟ま
れている転動コロ6は、ころ転動ガイド面5上を刃物台
3により転がりながら移動される、そのために転動コロ
に押接されている丸刃1にも回転が与えられ、丸刃1は
回転走行しながらロール紙を切断して行く。
〔実施例〕
以下本考案に係わるペーパーカッタ装置の実施例を図面
を参照して説明する。
第1図、第2図に本考案の一実施例を示す。
第1図は一実施例を立体分解図で表したものであり、第
2図は本考案に係わる支軸受け孔の状態を説明するため
の斜視図である。
第1図において、刃物台3は直線状に設けられた刃物台
ガイド4に走行可能に装着されており、刃物台3の走行
方向両端には、ループ状に形成され図示せぬ駆動手段に
よって走行される刃物台走行ワイヤ31の両端が繋止さ
れ、この駆動手段によって刃物台3を左右方向に走行移
動させる。刃物台3には、丸刃1の支軸9を軸支するた
めの支軸受け孔14が設けられており、その支軸受け孔14
には板ばね11により丸刃1の支軸9が刃物台3方向に押
される形で丸刃1が軸支されている。そして、その丸刃
1は刃物台ガイド4と平行に設けられている固定刃2の
刃先と僅かにオーバーラップして接触するような外径と
されている。また、前記の刃物台3には、丸刃1の支軸
9を挟んで固定刃2と反対となる位置にコロ取り付け孔
12が開けられている。このコロ取り付け孔12は転動コロ
6が走行方向に回転可能ではあるが、余りガタのない状
態で保持されるような大きさとされている。このコロ取
り付け孔12には転動コロ6が刃物台ガイド4に平行に設
けたコロ転動ガイド面5と丸刃1の側面Bとにより挟ま
れ、脱落しないように挟持されている。
一方、第2図に示すように、支軸受け孔14の軸心は丸刃
1の切断方向先端のみが定刃2の刃先に接するような方
向に傾くように水平方向に約0.5°〜6°の範囲で所定
角度θだけ傾斜して設けられている。そして、その支軸
受け孔14の入口は支軸9が回転可能に嵌合する丸孔とさ
れているが、奥に行くに従って垂直方向にのみテーパ状
に広がり、その断面が長孔となるような孔となってい
て、支軸9は支軸受け孔14の入口を支点として垂直方向
に首振りすることができる。
支軸受け孔14が上記のように形勢されていることによ
り、板ばね11により刃物台3方向に押圧されている丸刃
1の側面は前記した固定刃2に対する所定の傾斜θを維
持したままで固定刃2の刃先と、転動コロ6との両方に
自動的に押接される、そして刃物台3が走行移動される
と転動コロ6により丸刃1に切断方向の回転が与えら
れ、ロール紙の切断が行なわれる。
本実施例においては、左右両方で切断可能なように構成
した二連式のペーパーカッタ装置について図示したが、
この実施例に限定されるものではなく丸刃を1ケのみと
した一方向切断式の装置であっても請求範囲に含まれる
ことは勿論である。また、転動コロ6やコロ取り付け孔
12の形状を十字形とした例について図示したが、単なる
円筒でもよく、また転動コロ6として球を採用しても良
く、図示した転動コロの形状に限定されるものでもな
い。また、刃物台ガイド,刃物台,支軸,板ばね,板ば
ね取り付け板等、詳細に図示したが、これらの形状に限
られるものではなく、図示した形状に限定されることも
ない。
〔考案の効果〕
上述したように本考案によれば、簡単な構成でありなが
ら、刃物台の走行に伴って丸刃を切断方向に回転させる
ことができ、かつ、容易に丸刃の側面を直線状の固定刃
の刃先線に対して所定の角度傾斜させて組み込むことが
できるようになると共に、組み立て時に特段の注意を払
う必要もなく、また、ラックギヤ,ギヤ,プーリ,丸刃
回転用ワイヤ等が不要となり、製作,組み立て、のコス
トが大幅に低減され、併せて、ペーパーカッタ装置の小
形化が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示す図であり、
第1図は一実施例を立体分解図で表したものであり、第
2図は本考案に係わる支持受け孔の状態を説明するため
の斜視図である。 第3図、第4図は従来のペーパーカッタ装置を示す要部
平面図である。 1……丸刃、2……固定刃、3……刃物台、4……刃物
台ガイド、5……コロ転動ガイド面、6……転動コロ、
9……支軸、11……板ばね、12……コロ取り付け孔、14
……支軸受け孔、21……ギヤ、22……ラックギヤ、31…
…刃物台走行駆動ワイヤ、32……丸刃回転用ワイヤ、4
1,42,43……プーリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】丸刃1が回転自在に軸支された刃物台3を
    直線状に設けた刃物台ガイド4に走行可能に設け、丸刃
    1の刃先を刃物台ガイド4に平行に設けた固定刃2の刃
    先に僅かにオーバーラップさせて丸刃1と固定刃2との
    刃先同士を接触させながら丸刃1を回転走行させて丸刃
    1と固定刃2との間に置かれた用紙等を切断するペーパ
    ーカッタ装置において、丸刃1の支軸9をその軸心方向
    に滑動可能に、刃物台3に設けた支軸受け孔14に軸支す
    ると共に、丸刃1の支軸9を挟んで固定刃2と反対側の
    丸刃側面Bと、刃物台ガイド4に平行に設けたコロ転動
    ガイド面5との間に丸刃回転用の転動コロ6を、刃物台
    3に設けたコロ取り付け孔12に脱落不能に介在させ、板
    ばね11によって、丸刃1を固定刃2と転動コロ6に押接
    させると共に、丸刃1の支軸9を支える前記の支軸受け
    孔14の軸心を、丸刃1の切断走行方向先端のみが固定刃
    2の刃先に接するような方向に傾くように水平方向で約
    0.5°〜6°の範囲で傾斜させ、その支軸受け孔14の入
    口は支軸9と嵌合する丸孔とし、奥に向かうに従って垂
    直方向にのみテーパ状に広がり、その断面が長孔となる
    ような支軸受け孔14として刃物台3に設けたことを特徴
    とするペーパーカッタ装置。
JP5622690U 1990-05-29 1990-05-29 ペーパーカッタ装置 Expired - Lifetime JPH0748396Y2 (ja)

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JPH0417090U JPH0417090U (ja) 1992-02-12
JPH0748396Y2 true JPH0748396Y2 (ja) 1995-11-08

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