JPH07214303A - 自動ノズル高さ設定機能付切断トーチブロック - Google Patents

自動ノズル高さ設定機能付切断トーチブロック

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JPH07214303A
JPH07214303A JP1386094A JP1386094A JPH07214303A JP H07214303 A JPH07214303 A JP H07214303A JP 1386094 A JP1386094 A JP 1386094A JP 1386094 A JP1386094 A JP 1386094A JP H07214303 A JPH07214303 A JP H07214303A
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torch
axis
cutting
link
nozzle
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JP1386094A
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Masao Komiya
雅夫 小宮
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Tanaka Manufacturing Co Ltd
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Tanaka Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被切断材の上面とノズルの外縁とが接近し過
ぎて被切断材の切断ができなくなるのを防止する。 【構成】 装置本体に凹面側を下方に向けて支持された
円弧状のレールに、その円弧面に沿って移動自在に移動
体を支持し、該移動体に、ノズルの先端を下方に位置さ
せ鉛直面内において前記円弧面に直交する方向に移動自
在にトーチを支持し、前記移動体を前記レール上におい
て移動させる駆動機構を設け、移動体がレール上を移動
したときにこの移動動作に連動して前記トーチを前記直
交する方向に移動させるトーチ位置調節機構を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス切断、プラズマ切
断において、被切断材の上面のある点を回転中心として
切断トーチを傾斜させることにより開先切断及び立体切
断等を行なうためのトーチブロックに関し、特に切断ト
ーチのノズルの高さを、切断トーチの傾斜角度に応じて
自動的に設定する機能を有する自動ノズル高さ設定機能
付切断トーチブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の開先切断トーチブロックは、開先
切断において、図15及び図16に示すように、被切断
材Bの上面のある点Oを回転中心として、切断トーチの
ノズル1の高さ(ノズル1の中心軸線方向のノズル1の
端面部(P点)と被切断材Bの上面との間隔、(図16
に示すl))を一定に保ったまま、切断トーチの予め定
められた傾斜角度に切断トーチを回動させることにより
切断トーチの傾斜角度設定を行なっている。そして、切
断トーチのノズル1の先端は、図15に示すように頂角
90°の形状に形成されてはいるものの所要の太さのノ
ズル径をもつため、所望の開先角度に応じて切断トーチ
の傾斜角度(被切断材Bの上面に対する垂直面と切断ト
ーチの中心軸線とのなす角)Aを15°,30°,45
°……と変化させた場合、切断トーチの傾斜に伴って被
切断材Bの上面とノズル1の外縁とが接近し、例えば切
断トーチの傾斜角Aが45°となると、ノズル1の外縁
が被切断材Bの上面に接触寸前の状態となり、従来は、
このように被切断材Bの上面とノズル1の外縁とが非常
に接近した状態で被切断材Bの切断を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の開先切断においては、切断トーチの傾斜角が大き
くなると、上述のように、切断トーチのノズルが所要の
太さのノズル径をもつため、被切断材Bとノズル1とが
接触し、被切断材Bを切断することができなくなる場合
が生じるという問題があった。また、被切断材Bとノズ
ル1とが接触しなくても、被切断材Bとノズル1とがあ
る限度以上に接近すると、プラズマ切断の場合において
は、本来、被切断材の切断のスタート時にノズル1とこ
のノズル1に設けられた電極との間において生じなけれ
ばならなかったパイロットアークが、ノズル1と被切断
材Bとの間に発生してしまい、被切断材の切断をスター
トさせることができなくなるという問題があった。
【0004】そこで、上述のようなノズルの接近し過ぎ
の問題が生じた場合には、その都度切断作業を中止し、
切断トーチの傾斜角度設定を行った後に、この切断トー
チの傾斜角度を保持したまま、手動により切断トーチを
保持しているトーチホルダの固定位置を、ノズル1の中
心軸線上のノズル1の端面部と被切断材Bの上面との間
隔が広がるように変更してから、即ちノズル1の高さを
高くしてから被切断材の切断を行っている。ところが、
この手段では、前記問題が生じた都度、切断作業を中断
しなければならず、また開先角度を変更する度に作業者
がノズル1の高さを変更しなければならず、被切断材の
切断能率が悪く、切断後の製品の品質が低下し、切断の
自動化が困難となる問題があった。
【0005】また、上述のようなノズルの接近し過ぎの
問題が生じた場合には、別の手段として、切断トーチブ
ロック全体を被切断材Bに対して垂直上方に上げてずら
し、ノズル1の高さを高くして、被切断材Bとノズル1
との間隔を広くして被切断材の切断を再び行う手段もあ
る。しかし、この手段によると、切断位置(ノズル1の
中心軸線と被切断材Bの上面との交点位置でかつ前記切
断トーチの傾斜角設定時の回転中心位置O)がずれてし
まうので、この切断位置がずれる分、被切断材Bの切断
位置を補正するために切断トーチの位置補正動作を必要
とし、実用的でないという問題がある。
【0006】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、被切断材の開先切断において、切断トーチを傾斜さ
せた時に、被切断材の上面とノズルの外縁とが接近し過
ぎて被切断材の切断ができなくなるのを防止することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成させるた
めに請求項1記載の発明は、装置本体に凹面側を下方に
向けて支持された円弧状のレールと、このレールに支持
され、前記レールの円弧面に沿って移動自在な移動体
と、ノズルの先端を下方に位置させて、前記移動体に鉛
直面内において前記円弧面に直交する方向に移動自在に
支持されたトーチと、前記移動体を前記レール上におい
て移動させる駆動機構と、前記移動体が前記レール上に
おいて移動したときに、この移動動作に連動して前記ト
ーチを前記直交する方向に移動させるトーチ位置調節機
構とを備えてなる構成とされている。また請求項2記載
の発明は、請求項1記載の発明において、前記駆動機構
は、前記レールの円弧面に形成されたラックと、前記移
動体に水平方向の回転軸線をもって回転自在に支持さ
れ、前記ラックに噛み合うピニオンと、このピニオンを
回転駆動する駆動源とを備えてなる構成とされている。
また請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明におい
て、前記トーチ位置調節機構は、前記トーチに設けら
れ、その上面が当接面とされたカムフォロアーと、前記
移動体に水平方向の軸線をもって回転自在に支持される
と共にその周面が前記カムフォロアーの当接面に当接さ
れ前記ピニオンに連動して回動する偏心カムと、前記ト
ーチを、前記カムフォロアーの当接面が前記偏心カムの
周面に圧接される方向に付勢する付勢部材とを備えてな
る構成とされている。また、請求項4記載の発明は、装
置本体に一端部が水平方向の第1の軸線をもって回動自
在に支持され、駆動源により前記第1の軸線を中心とし
て回動される第1のリンクと、この第1のリンクの他端
部に一端部が前記第1の軸線と平行な水平方向の第2の
軸線をもって回動自在に支持された第2のリンクと、こ
の第2のリンクの他端部に前記第1の軸線と平行な水平
方向の第3の軸線をもって回動自在に支持された保持体
と、この保持体にノズルの先端部を下方に位置させて前
記第3の軸線と直交する直線上を移動自在に支持された
トーチと、軸線を前記第1の軸線に合致させて定位置に
固定された第1のホィールと、軸線を前記第2の軸線に
合致させて前記第1のリンクの他端部に回転自在に支持
されかつ前記第2のリンクの一端部に固定された第2の
ホィールと、軸線を前記第2の軸線に合致させて前記第
1のリンクの他端部に固定された第3のホィールと、軸
線を前記第3の軸線に合致させて前記トーチに固定され
た第4のホィールと、前記第1,第2のホィール間に巻
回された第1のベルトと、前記第3,第4のホィール間
に巻回された第2のベルトと、前記第2のリンクに固定
されその下面に下方へ向けて凹となる円弧状のガイド面
を有するガイド部材と、前記トーチに水平方向の軸線を
もって回転自在に支持され、その周面が前記ガイド面に
当接するローラと、前記トーチを、前記ローラが前記ガ
イド面に圧接される方向へ付勢する付勢部材とを備えて
なる構成とされている。
【0008】
【作用】前記本発明の構成によれば、被切断材の開先切
断において、被切断材上面の所定の点を中心に切断トー
チを傾斜させて切断トーチの傾斜角度を設定する場合、
この切断トーチの傾斜角度が大きくなるのに伴って自動
的に切断トーチと共にノズルが切断トーチの中心軸線方
向へ移動し、被切断材上面の前記所定の点と、切断トー
チの中心軸線方向のノズル端との距離が大きくなり、そ
の結果、トーチの傾斜角が大きくなっても、ノズルの外
縁と被切断材表面との間隔がほぼ同程度の間隔となり、
被切断材の切断不能を自動的に防止する。
【0009】
【実施例】本実施例においては、被切断材上面の所定の
点を中心にトーチが傾斜させられると共に、トーチの傾
斜角度が大きくなるのに伴って、被切断材上面の前記所
定の点とトーチの先端部に設けられたノズルの中心軸線
方向のノズル端との距離が大きくなるように、前記ノズ
ルの中心軸線方向へトーチが移動させられ、その結果、
トーチの全傾斜角範囲にわたって前記ノズルの外縁と被
切断材表面との間隔がほぼ同程度の間隔となるようにな
されている。
【0010】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図
8に基づいて説明する。図4中、11は被切断材料B上
を移動する切断加工装置の装置本体である。この装置本
体11にはキャリヤ12が取り付けられており、このキ
ャリヤ12は装置本体11に設けられたモータ13(駆
動源)により図4において左右方向へ水平に移動させら
れるようになされている。また、開先切断においては、
装置本体11が図4の状態において、図4が示された紙
面に直交する方向即ち紙面の表から裏方向または紙面の
裏から表方向へ移動するようになされている。キャリヤ
12にはガイドレール14(レール)が取り付けられて
いる。このガイドレール14は図4に示すように正面か
ら見て円弧状に形成され、図5に示すように左右対称に
キャリヤ12の所定箇所に固定状態に取り付けられてい
る。図1,図2におけるガイドレール14の上下縁は断
面略V字形に形成されている。また、図1におけるガイ
ドレール14の上面には後記するピニオン29と噛み合
うラック15が形成されている。このラック15は直線
状ではなく円弧状とされている。
【0011】図1,図2,図4,図5に示すように、ガ
イドレール14には移動台16(移動体)が移動自在に
取り付けられている。移動台16は、図1,図2に示す
ように、リップみぞ形鋼状の移動台本体17と、この移
動台本体17の図5における左右両端側の上下部にそれ
ぞれ回転自在に設けられたローラ18と、移動台本体1
7に取付けられそれぞれ前記ローラ18を回転自在に支
持するローラ軸19とからなっている。各ローラ18の
外周には図2に示すように、略V字形の溝20が形成さ
れており、各ローラ18はそれぞれの溝20がガイドレ
ール14の図2における上下縁部に嵌め合せられガイド
レール14に沿って転動自在とされている。従って、移
動台本体17は、ローラ18を介してガイドレール14
に支持されかつガイドレール14に沿って移動自在とさ
れている。
【0012】また、ガイドレール14は、図4,図5に
示すように蛇腹21,21により覆われている。蛇腹2
1の両端にはそれぞれフランジ22が固着されており、
移動台本体17側のフランジ22は移動台本体17の端
面に固定されている。
【0013】移動台16には図1,図4,図5に示すよ
うに移動台駆動部23(駆動機構)が取り付けられてい
る。移動台駆動部23は、ハウジング24と、モータ2
5と、このモータ25に連結されたウォーム(図示せ
ず)と、このウォームに噛み合うウォームホィール27
と、回転軸28と、ピニオン29とからなっている。ハ
ウジング24は移動台本体17の一側面に固定されてお
り、モータ25はハウジング24の上部に取り付けられ
ている。モータ25の回転軸にはこの回転軸と連動回転
自在に前記ウォーム(図示せず)が連結されている。こ
のウォームには前記ウォームホィール27が噛み合せら
れている。ウォームホィール27はハウジング24内に
設けられ前記回転軸28に取り付けられており、該回転
軸28と共に回転するようになされている。回転軸28
は、ハウジング24の下部から両端が突出するようにか
つ回転自在にハウジング24に設けられている。ピニオ
ン29は移動台本体17内に設けられており、ハウジン
グ24から突出しさらに移動台本体17を貫通した回転
軸28の一端に固定されて取付けられ、前記ガイドレー
ル14のラック15に噛み合わせられている。移動台駆
動部23は後記するように移動台16と共にガイドレー
ル14に沿って移動し得るようになされている。
【0014】また、ハウジング24にはギヤボックス3
1が取付けられている。このギヤボックス31内には減
速機構32が設けられている。33はギヤボックス31
の取付板であり、この取付板33はハウジング24の移
動台16と反対側の面に固定されている。34はギヤボ
ックス31のカバー(図1に仮想線により示されてい
る)である。前記回転軸28の他端はハウジング24,
取付板33を貫通して突出しており、この回転軸28の
突出他端にはウォーム35が取付けられている。
【0015】一方、図1,図3に示すように、ギヤボッ
クス31の取付板33には軸受36,36,軸37を介
してウォームホィール38が回転自在に取付けられてい
る。このウォームホィール38は前記ウォーム35に噛
み合せられている。また、軸37には、ウォームホィー
ル38の下方に位置させられてウォーム39が取付けら
れている。他方、取付板33には、前記回転軸28と平
行に軸40が取付けられている。軸40にはウォームホ
ィール41が回転自在に取付けられ、このウォームホィ
ール41は前記ウォーム39に噛み合せられている。
【0016】ウォームホィール41にはカム42(偏心
カム)がウォームホィール41のボス部に嵌合固定され
て取付けられている。カム42は、円板43の一方側の
面に円板43の中心と偏心状態のボス44が一体に設け
られたものである。カム42はボス44がウォームホィ
ール41のボス部に嵌合された状態でこのウォームホィ
ール41に固定されて取付けられている。従って、カム
42は軸40にウォームホィール41を介して偏心させ
られて取付けられている。カム42のボス44はギヤボ
ックス31から僅か突出し、円板43はギヤボックス3
1の外側に設けられている。
【0017】一方、図1に示すように、移動台16の移
動台本体17には、ブラケット51,トーチホルダ52
(保持体)を介してトーチ53が取付けられている。ト
ーチホルダ52は長方体内に円孔54が形成され、この
円孔54部に蓋55が取付けられたものである。トーチ
ホルダ52内には前記蓋55を貫通してトーチ53が上
下摺動自在に挿通されている。前記トーチ53の下部に
は円筒体56が嵌合されかつナット57により固定され
ている。円筒体56の上部にはリングからなるばね受け
58を有するフランジ59(カムフォロアー)がリング
60,ねじ61を介して取付けられている。蓋55,ば
ね受け58間には、ばね62(付勢部材)が設けられて
おり、このばね62によりフランジ59は図1において
上方へ付勢されている。また、トーチ53の下端には図
4,図5に示すノズル63が取付けられている。トーチ
53はノズル63を含むものとする。
【0018】図1に示すブラケット51は端板64を持
ちこの端板64には回転軸28と直交する方向に延びる
断面略半円形の溝65が形成されている。トーチホルダ
52の一方側面66はブラケット51の端板64に対向
させられており、一方側面66には、前記端板64の溝
65に対向させられ該溝65と同方向に延びるV字形の
V溝67が形成されている。端板64とトーチホルダ5
2とは、溝65とV溝67との間に丸棒68が介在され
た状態で、この丸棒68から離間した図1における丸棒
68の上下部がねじ止めにより結合され、丸棒68を中
心にトーチ53が回動させられることによりブラケット
51に対するトーチ53の取付状態が若干調整されるよ
うになされている。また、フランジ59の上面は、前記
カム42の外周に当接されており、カム42によりフラ
ンジ59がばね62の力に抗して下方へ押圧され、これ
によりトーチ53はその軸線方向において停止してい
る。なお、図4,5,7,8に示す符号Bは被切断材で
あり、符号Oはトーチ53の傾斜角度を設定するための
トーチ53の回転中心を示す。
【0019】次に、前記のように構成された自動ノズル
高さ設定機能付き切断トーチブロックの第1実施例の作
動について説明する。図5に示す状態において、モータ
25を駆動してその回転子を所望の方向に回転させる
と、この回転子に連結されたウォーム(図示せず)が回
転しこれに噛み合うウォームホィール27(図1に示
す)が回転し、このウォームホィール27と共にピニオ
ン29が所望の方向、例えば図5において時計回り方向
に回転する。ピニオン29はガイドレール14のラック
15に噛み合っているので、ピニオン29が図5におい
て矢印A方向にガイドレール14に沿って移動し、これ
に伴いピニオン29と共に移動台16もガイドレール1
4に沿って移動し例えば図4に示す位置に至る。ここで
モータ25の駆動を停止させることによりこの位置に移
動台16が停止する。この移動台16の移動に伴い、移
動台16と共に移動台駆動部23,トーチホルダ52及
びトーチ53も図4に示す位置に至り停止する。移動台
16の移動時には、移動台本体17が、ガイドレール1
4に沿って転動する複数のローラ18により支持されて
いる(図2に示す)ので、移動台16がぐらついたり落
下したりすることはない。
【0020】一方、前記移動台16の移動時のピニオン
29の回転により、このピニオン29と共に図1に示す
ウォーム35が回転し、ウォームホィール38,ウォー
ム39を介してウォームホィール41が減速回転する。
ウォームホィール41が回転すると、このウォームホィ
ール41と共にカム42が回転する。このときカム42
は偏心回転するので、カム42の回転中心軸である軸4
0とトーチ53に設けられた円筒体56のフランジ59
の上面との距離が変化し、これに伴いトーチホルダ52
に対しトーチ53がその軸線方向に摺動する。即ち、移
動台16に対してトーチ53がそのノズル63の軸線方
向に移動する。
【0021】トーチ53の傾斜角度はモータ25の回転
子の回転量に応じて大小変化し、トーチ53の軸線方向
へのトーチ53の移動量は、トーチ53の傾斜に応じて
回転するカム42の外周面の変位量分となり、これによ
りノズル63の中心軸線上のノズル端と被切断材B上の
所定の点Oとの距離(これをノズル高さということにす
る。)が設定される。そして、図6に示すノズル高さの
変化量△Xと、トーチ53の傾斜角度(被切断材Bの上
面に対する垂直線とトーチ53の中心軸線とのなす角)
Aとの間には次の関係があり、ノズル高さの変化量の調
整は、カム42の偏心量eを変更することにより行なわ
れる。 △X={1−cos(2・R・A/d・N)}・e ここで、△X:ノズル高さ変化量 A :トーチの設定傾斜角度 R :ガイドレール14の曲率半径 d :ピニオン29のピッチ円直径 N :ピニオン29〜カム42間の減速比 e :カム42の偏心量(図6に示す)
【0022】ノズル63の先端は通常図7に示すように
頂角90°の形状に形成されており、開先切断装置に本
実施例を適用した場合、トーチ53の傾斜角度Aが0
°,15°,30°,45°と変化すると、ノズル63
の中心軸線上の先端P′は、図8に示すように、トーチ
53の傾斜角度が大きくなるにつれて、被切断材B上の
所定の点Oを中心とする半径l上の点Pより遠ざかる。
そして、トーチ53の傾斜角度Aが15°,30°,4
5°と変化すると、ノズル63の先端部外縁はそれぞれ
同図7に符号b,c,dにより示された状態となり、ト
ーチの全傾斜角範囲にわたって前記ノズルの下部の外縁
と被切断材Bの表面との間隔がほぼ同程度の間隔とな
る。
【0023】従って、開先ガス切断において、被切断材
Bとノズル63の外縁とが接近し過ぎて、ノズル63の
外縁が被切断材Bに接触して被切断材Bの切断が不能に
なったり、ノズル63の外縁が被切断材Bに接触しなく
ても接近し過ぎたために被切断材の切断が不能となった
りすることが防止される。また、プラズマ切断において
も、被切断材Bとノズル63の外縁とが接近し過ぎたた
めに、被切断材の切断スタート時にノズル63とノズル
63内に設けられた電極との間に生じさせるパイロット
アークがノズル63と被切断材Bとの間に生じて被切断
材Bの切断が不能となることも防止される。以上によ
り、本実施例によれば、被切断材の切断の自動化を行な
うことが可能となり、被切断材の切断が正確となり、切
断能率が向上し、ひいては製品の品質が向上する。
【0024】なお、前記実施例においては、カム42の
回転によりトーチ53をその軸線方向に移動させるよう
にしたが、これに限らず、トーチホルダ52を支持して
いるアーム(リンク)に固定されたガイドレールのカム
面に、トーチに取り付けられたローラを当ててトーチ5
3をその軸線方向に移動させるようにすることもでき
る。
【0025】以下、このような本発明の第2実施例を図
9ないし図14に基づいて説明する。なお、本実施例に
おいて前記第1実施例と同一部分には同一符号を付して
その詳細な説明を省略する。図11中、71は、切断加
工装置に下垂状に設けられた主アーム(装置本体)であ
り、この主アーム71には、図11において主アーム7
1の手前側に出力軸72を水平に突出させられて駆動モ
ータ73が取り付けられている。出力軸72にはプーリ
74が固定されて取り付けられている。また、主アーム
71の下端部には、図11に示すように軸75(第1の
軸線)が出力軸72と同一側に出力軸72と平行に突出
させられかつ固定されて取り付けられている。この軸7
5には、図11において主アーム71の手前側に位置し
てプーリ76が回転自在に取り付けられている。
【0026】また軸75には、図11においてプーリ7
6の手前側に位置して第1のリンク77の一端側部が回
転自在に嵌合されており、この第1のリンク77の一端
側部は前記プーリ76に固定されプーリ76と共に回転
するようになされている。プーリ74とプーリ76とに
はタイミングベルト78が巻回されている。また、軸7
5には、図11において第1のリンク77の手前側に位
置させられてプーリ79(第1のホィール)が固定され
て取り付けられている。従って、プーリ79はプーリ7
6と同一軸線上に配置されかつ定位置にに回転不能に固
定されて取り付けられている。
【0027】一方、第1のリンク77の他端側部には、
軸75と平行な軸80(第2の軸線)が固定されて取り
付けられている。この軸80は図11において第1のリ
ンク77の手前側に突出させられている。軸80には、
図11において第1のリンク77の手前側に位置させら
れてプーリ81(第2のホィール)が回転自在に取り付
けられている。また軸80には、図11においてプーリ
81の手前側に位置させられて第2のリンク82の一端
が回転自在に取り付けられている。第2のリンク82の
一端側部は前記プーリ81に固定されている。プーリ7
9とプーリ81とはそれらの直径及びモジュールが同一
とされ、これらプーリ79とプーリ81とにはタイミン
グベルト83(第1のベルト)が巻回されている。ま
た、軸80は第2のリンク82を貫通して突出してお
り、この軸80の突出端には、図11において第2のリ
ンク82の手前側に位置させられてプーリ84(第3の
ホィール)が固定されて取り付けられている。
【0028】第2のリンク82の他端側部には、図9に
示すようにベアリング85が固定されて取り付けられて
おり、このべアリング85を介して第2のリンク82の
他端側部に回転自在に軸86(第3の軸線)が取り付け
られている。軸86には図11において第2のリンク8
2の手前側に位置させられてプーリ87(第4のホィー
ル)が固定されて取り付けられている。プーリ84とプ
ーリ87とはそれらの直径及びモジュールが同一とさ
れ、これらプーリ84とプーリ87とにはタイミングベ
ルト88(第2のベルト)が巻回されている。また、第
2のリンク82の長さ方向の中間部には図9,図10に
示す後記するテンションプーリ89が回転自在に設けら
れている。
【0029】図9に示すプーリ87のベアリング85と
反対側部には連結板90がプーリ87と同軸状に取付け
られており、この連結板90の中央には、軸86の端部
を通る断面略半円形の溝91が形成されている。プーリ
87の図11において手前側にはトーチホルダ52が配
置され、連結板90,トーチホルダ52間には前記第1
実施例同様丸棒68が介在され、その上下部はねじによ
りトーチホルダ52が若干位置調整可能となるようにね
じ止め固定されている。トーチホルダ52はこのトーチ
ホルダ52に固定された取付板52aを介してプーリ8
7に連結されている。従って、トーチ53は、トーチホ
ルダ52を介してプーリ87の軸86を中心に回転自在
とされている。
【0030】前記第2のリンク75の長さ方向の中間部
には図9,図10に示すように、支持軸101,102
の各一端が互いに離間されて取り付けられている。前記
テンションプーリ89は一方の支持軸101にのみ図9
に示すように取り付けられている。また、支持軸10
1,102には、ガイドレール103(ガイド部材)が
嵌合されかつねじ止め固定されている。図9に示す82
aは第2のリンク82に設けられたカバーである。ガイ
ドレール103は、図10に示すように正面から見て台
形板の下部に円弧面104(ガイド面)が形成されたも
ので、この円弧面104の形状については後記する。
【0031】他方、図9ないし図11及び図13に示す
ように、円筒体56の上端部に設けられたフランジ59
の前記第2のリンク82側に面した部分にはローラ軸1
05が固定されて取り付けられている。このローラ軸1
05にはローラ106が回転自在に取り付けられてい
る。ローラ106の外周面はガイドレール103の前記
円弧面104に当接されている。ガイドレール103の
前記円弧面104は、図14に示すように、プーリ87
の軸86の中心S1からローラ106の外周面までの距
離R1を半径とする円弧面より大きな曲率半径からなる
円弧面、即ち図14に示すトーチ53の中心軸線上の前
記中心S1より下方に位置する中心点S2からローラ10
6の外周面までの距離R2を半径とする円弧面とされて
いる。
【0032】次に、前記のように構成された自動ノズル
高さ設定機能付き切断トーチブロックの第2実施例の作
動について説明する。図12に示す状態において、駆動
モータ73を駆動してその回転子を所望の方向(図12
において時計回り又は反時計回り方向)に所定回転量回
転させる。例えば、図12において時計回り(右回り)
方向に所定量回転させると、図11に示すプーリ76が
図11において右回り方向に回転し第1のリンク77が
図11において右回り方向に回動して図11に示す位置
に停止する。
【0033】すると、プーリ79が定位置に固定されて
いるため、プーリ81が図11において反時計回り(左
回り)方向に回転し、プーリ79,81が同モジュール
で同一直径とされているので、第2のリンク82が図1
1に示すように垂直状態となる。このとき、第1のリン
ク77に固定されたプーリ84が第1のリンク77と共
に回動するためプーリ84は図11において右回りに回
動した状態となり、これにより図11においてプーリ8
7が右回りに回転する。従って、プーリ87と共に軸8
6を中心にトーチホルダ52がトーチと共に図11にお
いて右回り方向に回転し、図11に示す傾斜位置に停止
する。
【0034】トーチホルダ52と共にトーチ53が回動
する場合には、ガイドレール103の円弧面104に沿
ってローラ106が移動する。この際、ばね62によ
り、円筒体56のフランジ59に取付けられたローラ1
06がフランジ59を介してガイドレール103の円弧
面104に付勢圧接させられていること、及びガイドレ
ール103の前記円弧面104が、図13に示すよう
に、プーリ87の軸86の中心S1からローラ106の
外周面までの距離R1を半径とする円弧面より大きな曲
率半径からなる円弧面、即ち図13に示す中心S1より
下方に位置する中心点S2からローラ106の外周面ま
での距離R2を半径とする円弧面とされていることによ
り、トーチホルダ52及びトーチ53の傾斜に伴ってこ
れらトーチホルダ52及びトーチ53がその軸線方向に
移動する。このトーチ53の軸線方向の移動量はトーチ
53の傾斜角に応じて変化し、トーチ53の傾斜角が大
きくなる程大となる。
【0035】以上により、駆動モータ73の回転子の回
転量を定めることにより、この駆動モータ73の回転子
の回転量に応じてトーチ53の傾斜角が決ると共にトー
チ53に設けられたノズル63の中心軸線上のノズル端
と図8に示す被切断材B上の所定の点Oとの距離(これ
をノズル高さということにする。)が定まる。そして、
図14に示すノズル高さの変化量△Xと、トーチ53の
傾斜角度(被切断材Bの上面に対する垂直線とトーチ5
3の中心軸線とのなす角)Aとの間には下式の関係があ
り、ノズル高さの変化量の調整は、ガイドレール103
の円弧面104の曲率半径(図14に示すR2)を変更
することにより行なわれる。 △X=−b・cosA−R1+√{(b・cosA)2−(b2−R2 2)} ここで、△X:ノズル高さ変化量 A :トーチの傾斜角度 R1 :トーチホルダ52の回転半径(トーチホルダ52
の回転中心とローラ106の中心とを通る中心線上であ
って、トーチホルダ52の回転中心からローラ106の
先端(円弧面104側端)までの距離) R2 :ガイドレール103の内側面(円弧面104)の
曲率半径 b :ガイドレール103の内側面(円弧面104)の
中心とトーチホルダ52の回転中心との差、即ちb=R
2−R1
【0036】以上説明した本発明の第2実施例において
も、図7,図8に示すように、ノズル63の先端は通常
図7に示すように頂角90°の形状に形成されており、
開先切断装置に本実施例を適用した場合、トーチ53の
傾斜角度Aが0°,15°,30°,45°と変化する
と、ノズル63の中心軸線上の先端P′は、図8に示す
ように、トーチ53の傾斜角度が大きくなるにつれて、
被切断材B上の所定の点Oを中心とする半径l上の点P
より遠ざかる。そして、トーチ53の傾斜角度Aが15
°,30°,45°と変化すると、ノズル63の先端部
外縁はそれぞれ同図7に符号b,c,dにより示された
状態となり、トーチの全傾斜角範囲にわたって前記ノズ
ルの下部の外縁と被切断材Bの表面との間隔がほぼ同程
度の間隔となる。
【0037】従って、開先ガス切断において、被切断材
Bとノズル63の外縁とが接近し過ぎて、ノズル63の
外縁が被切断材Bに接触して被切断材Bの切断が不能に
なったり、ノズル63の外縁が被切断材Bに接触しなく
ても接近し過ぎたために被切断材の切断が不能となった
りすることが防止される。また、プラズマ切断において
も、被切断材Bとノズル63の外縁とが接近し過ぎたた
めに、被切断材の切断スタート時にノズル63とノズル
63内に設けられた電極との間に生じさせるパイロット
アークがノズル63と被切断材Bとの間に生じて被切断
材Bの切断が不能となることも防止される。以上によ
り、本実施例によれば、被切断材の切断の自動化を行な
うことが可能となり、被切断材の切断が正確となり、切
断能率が向上し、ひいては製品の品質が向上し、さら
に、被切断材に対する垂直位置より片側へ切断トーチが
傾斜した状態で被切断材の切断を行なう場合には、前記
垂直位置に対し切断トーチがない側に広い空間ができる
ので、切断状態を良く見ることができ切断作業を行ない
易くなり、かつ前記片側が空間となるのでその分トーチ
の回動機構がコンパクトとなり、さらに切断時における
スパッタの装置への付着が避けられる等の効果が得られ
る。
【0038】
【発明の効果】請求項1または請求項2または請求項3
記載の発明によれば、装置本体に凹面側を下方に向けて
支持された円弧状のレールに、その円弧面に沿って移動
自在に移動体を支持し、該移動体に、ノズルの先端を下
方に位置させ鉛直面内において前記円弧面に直交する方
向に移動自在にトーチを支持し、前記移動体を前記レー
ル上において移動させる駆動機構を設け、移動体がレー
ル上を移動したときにこの移動動作に連動して前記トー
チを前記直交する方向に移動させるトーチ位置調節機構
を備えた構成としたので、切断トーチの傾斜角度が大き
くなるのに伴って自動的に切断トーチと共にノズルを切
断トーチの中心軸線方向へ移動させることができ、これ
により切断トーチの傾斜角度が大きくなるのに伴って自
動的に切断トーチの上面と、切断トーチの中心軸線方向
のノズル端との距離、即ちノズル高さを高くすることが
可能となり、この結果、トーチの傾斜角が大きくなって
も、ノズルの外縁と被切断材表面との間隔をほぼ同程度
の間隔とすることができ、被切断材の切断不能を自動的
に防止することができ、ひいては被切断材の切断の自動
化を容易に行なうことができかつ被切断材の切断を正確
に行うことができ、切断能率が向上し、製品の品質を向
上させることができる。また、請求項4記載の発明によ
れば、前記請求項1,2,3記載の発明の効果の外、被
切断材に対する垂直位置より片側へ切断トーチが傾斜し
た状態で被切断材の切断を行なう場合には、前記垂直位
置に対し切断トーチがない側に広い空間ができるので、
切断状態を良く見ることができ切断作業を行ない易くな
り、かつ前記片側が空間となるのでその分トーチの回動
機構がコンパクトとなり、さらに切断時におけるスパッ
タの装置への付着が避けられる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の縦断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例を示すトーチの一部の図示
を省略した要部の正面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示すトーチを傾斜させた
状態の正面図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す要部の正面図であ
る。
【図6】本発明の第1実施例を示すトーチホルダの移動
状態を説明するための概略正面図である。
【図7】本発明の第1実施例を示すノズルの傾斜状態を
説明するための図である。
【図8】本発明の第1実施例を示すノズルの傾斜状態を
説明するための要部の拡大図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す要部の縦断面図であ
る。
【図10】本発明の第2実施例を示す要部の正面図であ
る。
【図11】本発明の第2実施例を示すトーチの傾斜支持
状態の正面図である。
【図12】本発明の第2実施例を示すトーチの垂直支持
状態の正面図である。
【図13】本発明の第2実施例におけるトーチの支持状
態を示す概略側面図である。
【図14】本発明の第2実施例を示すトーチホルダの移
動状態を説明するための概略正面図である。
【図15】従来の開先切断装置における切断トーチの傾
斜状態を説明するための概略図である。
【図16】従来の開先切断装置における切断トーチの傾
斜状態を説明するための要部の概略拡大図である。
【符号の説明】
11 装置本体 13 モータ(駆動源) 14 ガイドレール(レール) 15 ラック 16 移動台(移動体) 23 移動台駆動部(駆動機構) 29 ピニオン 52 トーチホルダ(保持体) 53 トーチ 62 ばね(付勢部材) 63 ノズル 71 主アーム(装置本体) 75 軸(第1の軸線) 77 第1のリンク 79 プーリ(第1のホィール) 80 軸(第2の軸線) 81 プーリ(第2のホィール) 82 第2のリンク 83 タイミングベルト(第1のベルト) 84 プーリ(第3のホィール) 86 軸(第3の軸線) 87 プーリ(第4のホィール) 88 タイミングベルト(第2のベルト) 103 ガイドレール(ガイド部材) 104 円弧面(ガイド面) 106 ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に凹面側を下方に向けて支持さ
    れた円弧状のレールと、このレールに支持され、前記レ
    ールの円弧面に沿って移動自在な移動体と、ノズルの先
    端を下方に位置させて、前記移動体に鉛直面内において
    前記円弧面に直交する方向に移動自在に支持されたトー
    チと、前記移動体を前記レール上において移動させる駆
    動機構と、前記移動体が前記レール上において移動した
    ときに、この移動動作に連動して前記トーチを前記直交
    する方向に移動させるトーチ位置調節機構とを備えてな
    ることを特徴とする自動ノズル高さ設定機能付切断トー
    チブロック。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動ノズル高さ設定機能
    付切断トーチブロックにおいて、前記駆動機構は、前記
    レールの円弧面に形成されたラックと、前記移動体に水
    平方向の回転軸線をもって回転自在に支持され、前記ラ
    ックに噛み合うピニオンと、このピニオンを回転駆動す
    る駆動源とを備えてなることを特徴とする自動ノズル高
    さ設定機能付切断トーチブロック。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動ノズル高さ設定機能
    付切断トーチブロックにおいて、前記トーチ位置調節機
    構は、前記トーチに設けられ、その上面が当接面とされ
    たカムフォロアーと、前記移動体に水平方向の軸線をも
    って回転自在に支持されると共にその周面が前記カムフ
    ォロアーの当接面に当接され前記ピニオンに連動して回
    動する偏心カムと、前記トーチを、前記カムフォロアー
    の当接面が前記偏心カムの周面に圧接される方向に付勢
    する付勢部材とを備えてなることを特徴とする自動ノズ
    ル高さ設定機能付切断トーチブロック。
  4. 【請求項4】 装置本体に一端部が水平方向の第1の軸
    線をもって回動自在に支持され、駆動源により前記第1
    の軸線を中心として回動される第1のリンクと、この第
    1のリンクの他端部に一端部が前記第1の軸線と平行な
    水平方向の第2の軸線をもって回動自在に支持された第
    2のリンクと、この第2のリンクの他端部に前記第1の
    軸線と平行な水平方向の第3の軸線をもって回動自在に
    支持された保持体と、この保持体にノズルの先端部を下
    方に位置させて前記第3の軸線と直交する直線上を移動
    自在に支持されたトーチと、軸線を前記第1の軸線に合
    致させて定位置に固定された第1のホィールと、軸線を
    前記第2の軸線に合致させて前記第1のリンクの他端部
    に回転自在に支持されかつ前記第2のリンクの一端部に
    固定された第2のホィールと、軸線を前記第2の軸線に
    合致させて前記第1のリンクの他端部に固定された第3
    のホィールと、軸線を前記第3の軸線に合致させて前記
    トーチに固定された第4のホィールと、前記第1,第2
    のホィール間に巻回された第1のベルトと、前記第3,
    第4のホィール間に巻回された第2のベルトと、前記第
    2のリンクに固定されその下面に下方へ向けて凹となる
    円弧状のガイド面を有するガイド部材と、前記トーチに
    水平方向の軸線をもって回転自在に支持され、その周面
    が前記ガイド面に当接するローラと、前記トーチを、前
    記ローラが前記ガイド面に圧接される方向へ付勢する付
    勢部材とを備えてなることを特徴とする自動ノズル高さ
    設定機能付切断トーチブロック。
JP1386094A 1994-02-07 1994-02-07 自動ノズル高さ設定機能付切断トーチブロック Withdrawn JPH07214303A (ja)

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