JPH07116855A - 溶断機 - Google Patents
溶断機Info
- Publication number
- JPH07116855A JPH07116855A JP26593893A JP26593893A JPH07116855A JP H07116855 A JPH07116855 A JP H07116855A JP 26593893 A JP26593893 A JP 26593893A JP 26593893 A JP26593893 A JP 26593893A JP H07116855 A JPH07116855 A JP H07116855A
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- JP
- Japan
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- work
- torch
- cutting
- cut
- working face
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成によりトーチ先端とワーク加工面
との間隔を一定距離に維持し、もって綺麗で良好な切断
面を得ることを可能にすること。 【構成】 この溶断機は、リニアベアリング33によ
り、トーチ12がワーク上面Waに対して上下動自在に
設けられている。さらに、ワーク上面Waに接触しつつ
トーチ12を上下動させる移動部材としてのならいロー
ラ41がトーチ12に設けられている。
との間隔を一定距離に維持し、もって綺麗で良好な切断
面を得ることを可能にすること。 【構成】 この溶断機は、リニアベアリング33によ
り、トーチ12がワーク上面Waに対して上下動自在に
設けられている。さらに、ワーク上面Waに接触しつつ
トーチ12を上下動させる移動部材としてのならいロー
ラ41がトーチ12に設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマ切断機やガス
切断機などの溶断機に係り、特に、トーチ先端とワーク
加工面との間隔を一定距離に維持するようにした溶断機
に関する。
切断機などの溶断機に係り、特に、トーチ先端とワーク
加工面との間隔を一定距離に維持するようにした溶断機
に関する。
【0002】
【従来の技術】被切断材としての板状のワークを切断す
るに際しては、機械切断の他に、プラズマ切断機やガス
切断機などの溶断機による熱切断も広く行われている。
例えば、圧延後の板材を円形に熱切断するには、回転自
在なターンテーブル上にワークを載置し、センタ軸によ
りワークの回転中心を定め、センタ軸から所定距離の位
置に溶断機のトーチを保持し、ワークを回転させつつト
ーチから発せられるアークにより当該ワークを切断すれ
ば、センタ軸とトーチとの距離を半径とする円板が得ら
れる。
るに際しては、機械切断の他に、プラズマ切断機やガス
切断機などの溶断機による熱切断も広く行われている。
例えば、圧延後の板材を円形に熱切断するには、回転自
在なターンテーブル上にワークを載置し、センタ軸によ
りワークの回転中心を定め、センタ軸から所定距離の位
置に溶断機のトーチを保持し、ワークを回転させつつト
ーチから発せられるアークにより当該ワークを切断すれ
ば、センタ軸とトーチとの距離を半径とする円板が得ら
れる。
【0003】溶断機を使用してワークを切断するに当た
り、綺麗で良好な切断面を得るためには、トーチ先端と
ワーク加工面との間隔を一定距離に維持することが必要
であるが、圧延後の板材は通常波打っており、30mm
程度反る場合もある。このため、従来では、作業者が目
視によりワークの波打ち形状に合わせて溶断機のトーチ
をならわせ、切断作業を行っていた。
り、綺麗で良好な切断面を得るためには、トーチ先端と
ワーク加工面との間隔を一定距離に維持することが必要
であるが、圧延後の板材は通常波打っており、30mm
程度反る場合もある。このため、従来では、作業者が目
視によりワークの波打ち形状に合わせて溶断機のトーチ
をならわせ、切断作業を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
の目視によりトーチを移動させたのでは、トーチ先端を
ワーク加工面に近付け過ぎてトーチのノズルが熱破損す
る不具合や、逆に離れ過ぎて炎が広がり良好な切断面が
得られない不具合が生じる。また、作業者の目視に頼っ
て切断作業を行う以上、作業者の熟練度に応じて切断加
工の精度がばらつくことになり、切断作業の効率化を図
ることも阻害されてしまう。
の目視によりトーチを移動させたのでは、トーチ先端を
ワーク加工面に近付け過ぎてトーチのノズルが熱破損す
る不具合や、逆に離れ過ぎて炎が広がり良好な切断面が
得られない不具合が生じる。また、作業者の目視に頼っ
て切断作業を行う以上、作業者の熟練度に応じて切断加
工の精度がばらつくことになり、切断作業の効率化を図
ることも阻害されてしまう。
【0005】ところで、ワークとの距離を検出する近接
センサをトーチの近傍に設け、近接センサからの出力信
号に基づいて、トーチをワーク加工面に対して近接離反
移動させることも考えられるが、出力信号を処理してト
ーチを移動させるための構成や制御が複雑となり、溶断
機のコストの増加を招来することになる。
センサをトーチの近傍に設け、近接センサからの出力信
号に基づいて、トーチをワーク加工面に対して近接離反
移動させることも考えられるが、出力信号を処理してト
ーチを移動させるための構成や制御が複雑となり、溶断
機のコストの増加を招来することになる。
【0006】そこで、本発明は、簡単な構成によりトー
チ先端とワーク加工面との間隔を一定距離に維持し、も
って綺麗で良好な切断面を得ることが可能な溶断機を提
供することを目的とする。
チ先端とワーク加工面との間隔を一定距離に維持し、も
って綺麗で良好な切断面を得ることが可能な溶断機を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の溶断機は、被切断材としての板状のワークと
トーチとを相対的に移動させて、前記ワークを切断する
溶断機において、前記トーチを前記ワークの加工面に対
して接近離反移動自在に保持する保持手段と、前記ワー
ク加工面に接触しつつ前記トーチを加工面に対して一定
の間隔に保持するならい手段とを有する。
の本発明の溶断機は、被切断材としての板状のワークと
トーチとを相対的に移動させて、前記ワークを切断する
溶断機において、前記トーチを前記ワークの加工面に対
して接近離反移動自在に保持する保持手段と、前記ワー
ク加工面に接触しつつ前記トーチを加工面に対して一定
の間隔に保持するならい手段とを有する。
【0008】
【作用】ワークの切断部位が波打っているような場合に
は、ならい手段がワーク加工面に接触しているため、ト
ーチは、ワークの波打ち形状に合わせて上下動する。こ
れによりトーチ先端とワーク加工面との間隔が一定距離
に維持されることになり、トーチ先端がワークに近付き
過ぎてトーチが熱破損することがなく、逆に離れ過ぎる
こともないため、アーク値が安定した部分でワークを常
時切断することができ、綺麗で良好な切断面を得ること
ができる。
は、ならい手段がワーク加工面に接触しているため、ト
ーチは、ワークの波打ち形状に合わせて上下動する。こ
れによりトーチ先端とワーク加工面との間隔が一定距離
に維持されることになり、トーチ先端がワークに近付き
過ぎてトーチが熱破損することがなく、逆に離れ過ぎる
こともないため、アーク値が安定した部分でワークを常
時切断することができ、綺麗で良好な切断面を得ること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る溶断機を示す
全体構成図、図2は、同溶断機の要部を示す斜視図であ
る。
明する。図1は、本発明の一実施例に係る溶断機を示す
全体構成図、図2は、同溶断機の要部を示す斜視図であ
る。
【0010】本実施例の溶断機は、圧延後の板材を円形
に熱切断するプラズマ切断機であって、図1に示すよう
に、被切断材としての板状のワークWを回転させるター
ンテーブル11と、トーチ12を備えた溶断機本体13
とがベース14上に設けられている。
に熱切断するプラズマ切断機であって、図1に示すよう
に、被切断材としての板状のワークWを回転させるター
ンテーブル11と、トーチ12を備えた溶断機本体13
とがベース14上に設けられている。
【0011】ターンテーブル11には、モータMの回転
動がプーリ、ベルト、減速機等を介して伝達され所定の
速度で回転駆動されるテーブル15が設けられており、
圧延後の板状ワークWは、図示しない搬送装置によって
テーブル15上まで搬送されて、このテーブル15上に
載置される。ワークWの回転中心を定めるために、セン
タ軸16を備えた支持部17がターンテーブル11に隣
接して設けられている。
動がプーリ、ベルト、減速機等を介して伝達され所定の
速度で回転駆動されるテーブル15が設けられており、
圧延後の板状ワークWは、図示しない搬送装置によって
テーブル15上まで搬送されて、このテーブル15上に
載置される。ワークWの回転中心を定めるために、セン
タ軸16を備えた支持部17がターンテーブル11に隣
接して設けられている。
【0012】支持部17は、ベース14に取り付けられ
た基部18と、この基部18にベアリング19を介して
回動自在に取り付けられたアーム部20を有し、アーム
部20には、センタ軸16を下端に備えたロッド21が
上下動自在に設けられている。アーム部20を基部18
に対して位置固定した後にハンドル22を回転操作して
ロッド21を下降させ、センタ軸16をテーブル15上
に載置されたワークWに押圧することにより、ワークW
の回転中心が定められる。ワークWの搬入、搬出の際に
は、支持部17のアーム部20はテーブル15上から退
避した位置まで回動し、搬入等の作業を行い易くしてあ
る。
た基部18と、この基部18にベアリング19を介して
回動自在に取り付けられたアーム部20を有し、アーム
部20には、センタ軸16を下端に備えたロッド21が
上下動自在に設けられている。アーム部20を基部18
に対して位置固定した後にハンドル22を回転操作して
ロッド21を下降させ、センタ軸16をテーブル15上
に載置されたワークWに押圧することにより、ワークW
の回転中心が定められる。ワークWの搬入、搬出の際に
は、支持部17のアーム部20はテーブル15上から退
避した位置まで回動し、搬入等の作業を行い易くしてあ
る。
【0013】溶断機本体13は、センタ軸16から水平
方向に所定距離だけ離れた位置にトーチ12を保持して
いる。特に、本実施例の溶断機にあっては、トーチ12
は、加工面となるワーク上面Waに対して接近離反移動
自在に設けられており、さらに、トーチ12には、ワー
ク上面Waに接触しつつトーチ12を上下動させるなら
い手段としてのならいローラ41が設けられている。
方向に所定距離だけ離れた位置にトーチ12を保持して
いる。特に、本実施例の溶断機にあっては、トーチ12
は、加工面となるワーク上面Waに対して接近離反移動
自在に設けられており、さらに、トーチ12には、ワー
ク上面Waに接触しつつトーチ12を上下動させるなら
い手段としてのならいローラ41が設けられている。
【0014】溶断機本体を更に詳述すれば、図2に示す
ように、トーチ12が取り付けられ水平方向に延伸する
アーム25と、このアーム25の全体を上下動自在に保
持する保持機構26とを有する。トーチ12は、アーム
25の先端位置で下向きにつまりワーク加工面Waに対
向するように取り付けられている。アーム25は中空と
なっており、トーチ12に接続されるガスパイプ27が
挿通されている。このガスバイプ27はアーム25の後
端から露出して図示しないガス供給源に接続されるが、
ガスバイプ27を保護するフレキシブルホース28に挿
通されている。アーム25の略中央部にはホルダ29を
介して第1プレート31が水平方向に取り付けられてい
る。
ように、トーチ12が取り付けられ水平方向に延伸する
アーム25と、このアーム25の全体を上下動自在に保
持する保持機構26とを有する。トーチ12は、アーム
25の先端位置で下向きにつまりワーク加工面Waに対
向するように取り付けられている。アーム25は中空と
なっており、トーチ12に接続されるガスパイプ27が
挿通されている。このガスバイプ27はアーム25の後
端から露出して図示しないガス供給源に接続されるが、
ガスバイプ27を保護するフレキシブルホース28に挿
通されている。アーム25の略中央部にはホルダ29を
介して第1プレート31が水平方向に取り付けられてい
る。
【0015】保持機構26は、前記第1プレート31に
対向する第2プレート32を有し、両プレート31、3
2は2本のリニアベアリング33、33を介して連結さ
れている。リニアベアリング33は、シャフトを軸方向
にスライド自在に保持するものであり、第2プレート3
2に対して第1プレート31に取り付けられたアーム2
5が自重方向つまり上下方向に移動することを許容し、
結果的にトーチ12が上下動することを許容する。第2
プレート32は、トーチ12の初期高さを微調整する高
さ調整ユニット34、トーチ12の水平移動を許容する
水平移動調整ユニット35を介して、水平方向に延伸す
るシャフト36に接続されている。この水平シャフト3
6は、上下方向に延伸する支持シャフト37に設けたク
ランプ38により挟持されている。
対向する第2プレート32を有し、両プレート31、3
2は2本のリニアベアリング33、33を介して連結さ
れている。リニアベアリング33は、シャフトを軸方向
にスライド自在に保持するものであり、第2プレート3
2に対して第1プレート31に取り付けられたアーム2
5が自重方向つまり上下方向に移動することを許容し、
結果的にトーチ12が上下動することを許容する。第2
プレート32は、トーチ12の初期高さを微調整する高
さ調整ユニット34、トーチ12の水平移動を許容する
水平移動調整ユニット35を介して、水平方向に延伸す
るシャフト36に接続されている。この水平シャフト3
6は、上下方向に延伸する支持シャフト37に設けたク
ランプ38により挟持されている。
【0016】トーチ12に設けたリング状のブラケット
39に取り付けられた脚部40は、その下端において、
ワーク上面Waに接触するならいローラ41を回転自在
に支持している。ならいローラ41がトーチ12先端の
近傍でワーク上面Waに接触することによって、トーチ
12先端とワーク上面Waとの間隔が所定寸法dに設定
される。ならいローラ41の接触によってワークWに傷
が付くことを防止するため、耐熱性に優れかつワーク材
質よりも硬度の小さい被覆層をならいローラ41の外周
に被覆すると良い。
39に取り付けられた脚部40は、その下端において、
ワーク上面Waに接触するならいローラ41を回転自在
に支持している。ならいローラ41がトーチ12先端の
近傍でワーク上面Waに接触することによって、トーチ
12先端とワーク上面Waとの間隔が所定寸法dに設定
される。ならいローラ41の接触によってワークWに傷
が付くことを防止するため、耐熱性に優れかつワーク材
質よりも硬度の小さい被覆層をならいローラ41の外周
に被覆すると良い。
【0017】また、ならいローラ41は着脱自在に脚部
40に取り付けられるようになっており、径が異なる複
数のならいローラ41の中から選択的に取り付けること
により、トーチ12先端とワーク上面Waとの間隔がワ
ークWの材質に応じた寸法に変更される。ワークWの切
断加工中には回転するワークWにならいローラ41が接
触しているために、アーム25には当該アーム25を回
転させようとする力が作用するものの、リニアベアリン
グ33、33を2本設けてあるため、アーム25が回転
することはなく、センタ軸16から所定距離の位置にト
ーチ12は保持されている。
40に取り付けられるようになっており、径が異なる複
数のならいローラ41の中から選択的に取り付けること
により、トーチ12先端とワーク上面Waとの間隔がワ
ークWの材質に応じた寸法に変更される。ワークWの切
断加工中には回転するワークWにならいローラ41が接
触しているために、アーム25には当該アーム25を回
転させようとする力が作用するものの、リニアベアリン
グ33、33を2本設けてあるため、アーム25が回転
することはなく、センタ軸16から所定距離の位置にト
ーチ12は保持されている。
【0018】アーム25はその後端側が先端側に比べて
重いため、アーム25の後端近傍と水平シャフト36と
の間にはスプリング42が掛け渡されており、ならいロ
ーラ41がワーク上面Waから浮くことを防止し、なら
いローラ41をワーク上面Waに常時当接させるように
なっている。
重いため、アーム25の後端近傍と水平シャフト36と
の間にはスプリング42が掛け渡されており、ならいロ
ーラ41がワーク上面Waから浮くことを防止し、なら
いローラ41をワーク上面Waに常時当接させるように
なっている。
【0019】次に、本実施例の作用を説明する。ワーク
Wを切断する際には、テーブル15上にワークWを載置
し、センタ軸16をワークWに押圧してワークWの回転
中心を定め、センタ軸16から所定距離の位置にトーチ
12を調節移動する。そして、ワークWを回転させつつ
トーチ12からアークを発すれば、センタ軸16とトー
チ12との距離を半径とする円板が得られる。
Wを切断する際には、テーブル15上にワークWを載置
し、センタ軸16をワークWに押圧してワークWの回転
中心を定め、センタ軸16から所定距離の位置にトーチ
12を調節移動する。そして、ワークWを回転させつつ
トーチ12からアークを発すれば、センタ軸16とトー
チ12との距離を半径とする円板が得られる。
【0020】この切断加工中において、ワークWの切断
部位が多少波打っているような場合であっても、ならい
ローラ41がワーク上面Waに接触しているため、上下
動自在なトーチ12は、ワークWの波打ち形状に合わせ
て、垂直状態を保ちつつ上下方向に移動する。これによ
りトーチ12先端とワーク上面Waとの間隔が一定距離
dに維持され、トーチ12先端がワークWに近付き過ぎ
てトーチ12のノズルが熱破損することがなく、逆に離
れ過ぎることもないためアーク値が安定した部分でワー
クWを常時切断することができ、綺麗で良好な切断面を
得ることが可能となる。さらに、作業者の目視に頼った
切断作業でないため、作業者の熟練度が異なっても切断
加工の精度にばらつきが生じることはなく、切断作業を
容易に行うことができる。
部位が多少波打っているような場合であっても、ならい
ローラ41がワーク上面Waに接触しているため、上下
動自在なトーチ12は、ワークWの波打ち形状に合わせ
て、垂直状態を保ちつつ上下方向に移動する。これによ
りトーチ12先端とワーク上面Waとの間隔が一定距離
dに維持され、トーチ12先端がワークWに近付き過ぎ
てトーチ12のノズルが熱破損することがなく、逆に離
れ過ぎることもないためアーク値が安定した部分でワー
クWを常時切断することができ、綺麗で良好な切断面を
得ることが可能となる。さらに、作業者の目視に頼った
切断作業でないため、作業者の熟練度が異なっても切断
加工の精度にばらつきが生じることはなく、切断作業を
容易に行うことができる。
【0021】また、本実施例の溶断機では、トーチ12
先端とワーク上面Waとの間隔を一定距離に維持する機
構は、ワークWに接触するならいローラ41と、上下動
自在なトーチ12とから構成され、さらに、トーチ12
の下方移動はトーチ12等の自重により行わせ、トーチ
12の上方移動はならいローラ41により押し上げさせ
るという方式を採っている。このため、近接センサ、ト
ーチを上下動させるモータ等の駆動手段およびセンサか
らの出力信号を処理して駆動手段を作動させる制御装置
によって前記間隔を一定距離に維持するようにした構成
に比較すると、構成自体は簡素で小型なものとなる。さ
らに、複雑な制御も不要で、トーチ12を上下動させる
駆動手段も不要なため、溶断機の軽量化、低コスト化を
図ることもできる。
先端とワーク上面Waとの間隔を一定距離に維持する機
構は、ワークWに接触するならいローラ41と、上下動
自在なトーチ12とから構成され、さらに、トーチ12
の下方移動はトーチ12等の自重により行わせ、トーチ
12の上方移動はならいローラ41により押し上げさせ
るという方式を採っている。このため、近接センサ、ト
ーチを上下動させるモータ等の駆動手段およびセンサか
らの出力信号を処理して駆動手段を作動させる制御装置
によって前記間隔を一定距離に維持するようにした構成
に比較すると、構成自体は簡素で小型なものとなる。さ
らに、複雑な制御も不要で、トーチ12を上下動させる
駆動手段も不要なため、溶断機の軽量化、低コスト化を
図ることもできる。
【0022】なお、上述した実施例は本発明をプラズマ
溶断機に適用したものであるが、本発明は、ガス切断機
に適用できることは言うまでもない。また、ワークW側
を移動させつつ切断する溶断機を示したが、本発明は、
ワークWとトーチ12とが相対的に移動する溶断機に適
用でき、ワークW側を固定し、トーチ12側を移動する
ように構成した溶断機にも適用することができる。さら
に、トーチ12をワーク加工面Waに対して接近離反移
動自在にする構造も図示例のものに限定されず、移動部
材も、ワーク加工面Waに接触しつつトーチ12を接近
離反移動させるものであれば、例えばシャフト形状のも
のでも良く、ローラに限定されるものではない。しか
も、トーチ12とワークWとを相対的に接近させる方向
にばね付勢する弾発手段等を設けることにより、ワーク
Wおよびトーチ12を水平面に対して傾斜した状態で相
対的に移動させつつ切断することも可能である。
溶断機に適用したものであるが、本発明は、ガス切断機
に適用できることは言うまでもない。また、ワークW側
を移動させつつ切断する溶断機を示したが、本発明は、
ワークWとトーチ12とが相対的に移動する溶断機に適
用でき、ワークW側を固定し、トーチ12側を移動する
ように構成した溶断機にも適用することができる。さら
に、トーチ12をワーク加工面Waに対して接近離反移
動自在にする構造も図示例のものに限定されず、移動部
材も、ワーク加工面Waに接触しつつトーチ12を接近
離反移動させるものであれば、例えばシャフト形状のも
のでも良く、ローラに限定されるものではない。しか
も、トーチ12とワークWとを相対的に接近させる方向
にばね付勢する弾発手段等を設けることにより、ワーク
Wおよびトーチ12を水平面に対して傾斜した状態で相
対的に移動させつつ切断することも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の溶断機に
よれば、ワークの切断部位が波打っているような場合で
あっても、簡単な構成によりトーチ先端とワーク加工面
との間隔を一定距離に維持することができ、もって綺麗
で良好な切断面を得ることが可能となる。
よれば、ワークの切断部位が波打っているような場合で
あっても、簡単な構成によりトーチ先端とワーク加工面
との間隔を一定距離に維持することができ、もって綺麗
で良好な切断面を得ることが可能となる。
【図1】 図1は本発明の一実施例に係る溶断機を示す
全体構成図である。
全体構成図である。
【図2】 図2は同溶断機の要部を示す斜視図である。
12…トーチ 33…リニアベアリング 41…ならいローラ(移動部材) W…ワーク Wa…ラーク上面(ワーク加工面)
Claims (1)
- 【請求項1】被切断材としての板状のワークとトーチと
を相対的に移動させて、前記ワークを切断する溶断機に
おいて、 前記トーチを前記ワークの加工面に対して接近離反移動
自在に保持する保持手段と、 前記ワークの加工面に接触しつつ前記トーチを加工面に
対して一定の間隔に保持するならい手段とを有する溶断
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26593893A JPH07116855A (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 溶断機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26593893A JPH07116855A (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 溶断機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07116855A true JPH07116855A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17424170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26593893A Withdrawn JPH07116855A (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 溶断機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07116855A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0905333A1 (en) | 1997-09-30 | 1999-03-31 | Kazuo Fujita | Electrically-operated multiple folding stage system |
CN106392284A (zh) * | 2016-11-23 | 2017-02-15 | 郑州天舜电子技术有限公司 | 一种具有安全操作环境的等离子仿形切割装置 |
-
1993
- 1993-10-25 JP JP26593893A patent/JPH07116855A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0905333A1 (en) | 1997-09-30 | 1999-03-31 | Kazuo Fujita | Electrically-operated multiple folding stage system |
CN106392284A (zh) * | 2016-11-23 | 2017-02-15 | 郑州天舜电子技术有限公司 | 一种具有安全操作环境的等离子仿形切割装置 |
CN109317791A (zh) * | 2016-11-23 | 2019-02-12 | 郑州天舜电子技术有限公司 | 一种具有安全操作环境的等离子仿形切割装置 |
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