JPH07304545A - 巻取機のシート切断装置 - Google Patents

巻取機のシート切断装置

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JPH07304545A
JPH07304545A JP12195994A JP12195994A JPH07304545A JP H07304545 A JPH07304545 A JP H07304545A JP 12195994 A JP12195994 A JP 12195994A JP 12195994 A JP12195994 A JP 12195994A JP H07304545 A JPH07304545 A JP H07304545A
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sheet
cutting
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winding shaft
moving
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Tetsuo Miyata
哲男 宮田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構造を簡素化しうる巻取機のシート切断装置に
関する。 【構成】巻取機2の巻取軸3への巻終りとともにシート
Sを巻終り端と供給側との間で切断する巻取機のシート
切断装置であって、シートSとは離間した位置からシー
トSの一方の面に近づく移動枠4に、前記巻取軸3の軸
方向に移動してシートSを切断するとともに、前記一方
の面の側の刃元5Aよりも他方の面側の刃先5Bを移動
方向に先行した向きに傾けた切刃5を有する刃具6を取
付けた刃具移動具7と、前記シートを一方の面側で支持
し、切断に際しての切断抵抗によるシートの変形を減じ
る受板9とを設けたことを特徴とする巻取機のシート切
断装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造を簡素化しうる巻
取機のシート切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カレンダロール機などから連続して供給
されるビニールやプラスチックからなるシートは、一般
に多軸式のターレット巻取機によって、巻取軸に連続し
て巻き取られる。
【0003】図4には2軸式のターレット巻取機aを示
している。このターレット巻取機aは、基台bの軸cに
対して可回転に配されたターレット板dを具え、このタ
ーレット板dの両端に巻取軸eを回転駆動可能に枢支し
ている。
【0004】然して、連続して供給されるシートSは、
押圧ロールfによって案内され、かつ回転する前記巻取
軸eに巻回されて巻取られる。前記巻取りが完了する
と、ターレット板dを略180°回転させて満巻の巻取
物gを図示しない他方側へと移動した後、切断装置hを
作動させてシートSを供給側と巻取物との間で切断す
る。
【0005】切断装置hは、シートSの両面にシリンダ
i、iにて夫々揺動しうる第1、第2のアーム体j、k
を具え、第1のアーム体jには切刃mを、又第2のアー
ム体kには受板nを夫々配している。
【0006】この切刃mは、図4のA方向から見た概略
を示す図5から明らかなように、ガイドoに沿って巻取
軸の軸方向に移動自在に配されるとともに、図示しない
モータ等によって周回するベルトqに固着された刃受具
pに固定される。又切刃mは、シートを切断する切断方
向Bに対し、刃元m2を刃先m1に先行した向きに角度
θ1を傾けて固定される。
【0007】又前記受板nは、シートSの巾方向に沿っ
てのびる長尺の板状をなしており、前記切刃mにてシー
トを切断する際に、切断抵抗によってシートSの切断部
が図4、図5において上向きに変形するのを減じる結
果、シートSに張力を付与して切断を容易とするととも
にシートSの正断縁をシート長さ方向に対して略垂直と
する見映えの良い切断を可能としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のシート切断装置hにあっては、図4から明らかな
ように、シートsを挟んだ上面及び下面夫々に揺動する
第1、第2のアーム体j、kを設けている結果、構造の
複雑化を招き、中でもシートSの下面側のスペースに
は、巻取作業の自動化を企図して、巻取軸eに挿入する
ための巻芯を供給しうるコンベヤ等を敷設したいとのユ
ーザ要望が強く、かねてからシート切断装置本来の機能
を損なうことなく構造の簡素化が要求されていた。
【0009】本発明は、以上のような問題点に鑑み案出
されたもので、切刃と受板とを一の移動枠に設けること
を基本として構造の簡素化を図り前記問題点を解決しう
る巻取機のシート切断装置を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、巻取機の巻取
軸への巻終りとともにシートを巻終り端と供給側との間
で切断する巻取機のシート切断装置であって、シートと
は離間した位置からシートの一方の面に近づく移動枠
に、前記巻取軸の軸方向に移動してシートを切断すると
ともに、前記一方の面の側の刃元よりも他方の面側の刃
先を移動方向に先行した向きに傾けた切刃を有する刃具
を取付けた刃具移動具と、前記シートを一方の面側で支
持し、切断に際しての切断抵抗によるシートの変形を減
じる受板とを設けたことを特徴とする巻取機のシート切
断装置である。
【0011】
【作用】本発明のシート切断装置によれば、シートとは
離間した位置からシートの一方の面に近づく移動枠に、
巻取軸の軸方向に移動してシートを切断するとともに、
前記一方の面の側の刃元よりも他方の面側の刃先を移動
方向に先行した向きに傾けた切刃を有する刃具を取付け
た刃具移動具を設けることにより、切断に際しての切断
抵抗によって切断部のシートを前記一方の面の刃先側へ
と変形させ、又この変形したシートを一方の面側で支持
してシートの変形を減じる受板を前記移動枠に設けるこ
とによって、シートの切断を確実かつ見映え良く行うと
いった切断機能を損なわずにシートの一方の面に切刃と
受板とを設けうる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。本発明の巻取機のシート切断装置1は、巻取機2の
巻取軸3への巻終りとともにシートを巻終り端Eと供給
側Cとの間で切断でき、シートSとは離間した位置から
シートSの一方の面に近づく移動枠4に切刃5を有する
刃具移動具7と受板9とを設けている。
【0013】巻取機2は、本例では周知の2軸ターレッ
ト巻取機2を例示し、ターレット板10は、両端に夫々
巻取軸3を回転駆動自在に枢支するとともに、対のアー
ム体10Aを突出させて先端にガイドロールR1を支承
している。なお、巻取軸3には、紙、プラスチック等か
らなる中空状の巻心が嵌入装着され、この巻心にシート
Sを連続して巻き取ることが行われる。又本例では、シ
ートSの巻き取りは、シート切断装置1側の巻取軸にて
行われ、巻き取りの巻き終りによって、ターレット板1
0が図1で右回りに略180°回転し、新たな巻取軸3
がシート切断装置1側に位置する。
【0014】切断装置1は、地上に固設された基台11
上に、本例では略垂直に配されたシリンダ12の伸縮に
て揺動し、シートSの一方の面、本例では上面に近づく
移動枠4を設けており、シートSの他方の面、即ち下面
に空間を形成している。なお移動枠4は前記揺動に代え
て上下に昇降することにより、又側方からシートの一方
の面に近づくものなど種々の動きを実現するものを含
む。
【0015】移動枠4は、図2に示すごとく、左右一対
の枠板4Aと、この枠板間の先端を継ぐとともに下面を
開放したケース体4Bとから構成される。
【0016】ケース体4B内部には、両端部に周回する
ベルト14を巻掛けたプーリP1、P2を軸支するとと
もに、一方のプーリP1には、前記枠板4Aに固定され
たモータMのトルクが伝達されるように構成される。
【0017】又前記ベルト14には、このベルトを両側
から挟持しうる取付具13を介して刃具移動具7が固着
される。刃具移動具7はケース体4Bに巻取軸3の軸方
向に沿って固着されたガイド16に案内される案内受部
15を有しており、前記モータMを回転することで周回
するベルトに伴い図2に示す初期の位置から切断方向B
に向けて移動させることができ、又モータMを逆回転す
ることで再び初期の位置へと復帰させうる。
【0018】又刃具移動具7は、切刃5を有する刃具6
を本例ではねじ手段Nにより角度調節自在に取り付けて
いる。
【0019】刃具6は、ホルダ19と、このホルダーに
ねじによって押圧する押板20とこれらの間で挟持され
る切刃5とからなり、本例では切刃5は、刃元5Aより
も刃先5Bを切断方向Bに対して先行させた傾き角θ2
を持って固定されている。
【0020】又受板9は、前記ケース体4Bの折曲げ縁
4Cに断面が略L字状をなすブラケット21を介して固
着されたケース体4Bと略同寸の長尺状の板体から構成
され、図3に示すように、その下端9Aは、前記切刃5
の刃元5A近傍まで垂設される。
【0021】さらに、本例では、シート切断装置1は、
前記移動枠4に切断したシートSの供給側の巻始め端S
Iを、巻取軸3の巻芯に巻回して押圧するシート端押圧
具25を具える。このシート端押圧具25は、移動枠4
からシートSに接離可能なブラケット30に、シリンダ
29にて揺動しうるとともに下端にロール26を支承す
るアーム27を具え、シート切断後に図3に一点鎖線で
示すように、ロール26を巻取軸3の輪郭に沿わせて配
することによって、シートの巻始め端を巻取軸3に巻回
しうる。
【0022】以上のように構成された本発明の動作につ
いて説明する。図1に示すごとく、図示しないカレンダ
ロール機等の供給側CからシートSが連続して巻取機2
へと供給され、案内ロールR2、押圧ロールR3をへて
対の巻取軸のうち、シート切断装置1側に位置する巻取
軸3に巻取られる。
【0023】巻取軸3が、満巻状態になると、ターレッ
ト板10を枢軸を中心に右回りに略180°回転させ、
シート切断装置1側に新たな巻取軸3を位置させる。又
対の巻取軸3の回転駆動と、シートSの供給とを停止ロ
ックし、かつ前記シート端押圧具25のロール26を巻
取軸3に押圧してシートSを挟むことにより、送給側C
と、満巻状態の巻取物間のシートSに、適度な張力を付
与している。
【0024】然して、移動枠4は、シートSとは離間し
た位置(図1に一点鎖線で示す)から、シリンダ12を
縮めることにより本例ではシートの上面に接近でき、又
切刃5の刃先5BをシートSの下面に、刃元5Aをシー
トSの上面側に夫々位置させることができる。
【0025】かかる状態で、前記モータMを回転駆動
し、刃具移動具5を巻取軸の軸方向かつ前記切断方向B
に移動することによりシートSを切断しうる。このと
き、切刃5は、シートを切断する切断方向Bに対し、刃
先5Bを刃元5Aよりも先行させる傾きをもって配され
ることにより、シートSの切断部は、その切断抵抗によ
って刃元5A側へと変形する。
【0026】又刃元5A側に変形したシートS(図3に
一点鎖線で示す)は、図3に示すごとく受板9の下端9
Aに当接することによって前記変形を抑制される結果、
シート張力が増し、切刃5による切断を容易としうる。
【0027】なおシートSの切断後は、巻取軸3の輪郭
に沿って移動しうるローラ26を具えたシート端押圧具
25を作用させることによって、新たな巻取軸3にシー
トの端部を巻付けうる。
【0028】以上詳述したが、本発明は、上記実施例の
他、移動枠4は、シートSとは離間した位置からシート
Sの下面に近接しうるものでも良く、かかる構成によれ
ば、シート切断装置のシート上面スペースを開放でき、
又受板9は、切刃5に対して巻取機2と反対側に配する
ものなど本発明は種々の態様に変形でき、又多軸ターレ
ット巻取機以外の巻取機にも好適に採用しうる。
【0029】
【発明の効果】叙上のごとく、本発明の巻取機のシート
切断装置によれば、シート切断装置の機能を損なうこと
なく構造を簡素化できコストの上昇を防止しうるととも
に、簡素化によって生じたスペースに他の装置の組込み
を容易としうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】刃具移動具の一実施例を示す斜視図である。
【図3】刃具移動具の一実施例を示す拡大側面図であ
る。
【図4】従来の技術を説明するためのシート切断装置の
側面図である。
【図5】従来の切刃の詳細を説明する図4におけるA方
向視図である。
【符号の説明】
2 巻取機 3 巻取軸 4 移動枠 5 切刃 6 刃具 7 刃具移動具 9 受板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取機の巻取軸への巻終りとともにシート
    を巻終り端と供給側との間で切断する巻取機のシート切
    断装置であって、 シートとは離間した位置からシートの一方の面に近づく
    移動枠に、 前記巻取軸の軸方向に移動してシートを切断するととも
    に、前記一方の面の側の刃元よりも他方の面側の刃先を
    移動方向に先行した向きに傾けた切刃を有する刃具を取
    付けた刃具移動具と、 前記シートを一方の面側で支持し、切断に際しての切断
    抵抗によるシートの変形を減じる受板とを設けたことを
    特徴とする巻取機のシート切断装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106743932A (zh) * 2016-12-15 2017-05-31 江门市金伦纸业有限公司 一种打印纸高速分切装置
CN106743931A (zh) * 2016-12-15 2017-05-31 江门市金伦纸业有限公司 一种打印纸切刀机构
CN107601110A (zh) * 2017-09-27 2018-01-19 侯鹏 一种卷筒纸凹印机收纸压辊装置
CN108190584A (zh) * 2017-12-24 2018-06-22 瑞安市德冠机械有限公司 一种收卷机的裁切机构

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